JP2008212684A - 組織細断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】腹壁に設けた小さい開口を拡大することなく臓器の細断を行い、腹腔から回収することができる組織細断装置を提供する。
【解決手段】本発明の組織細断装置1は、体内に挿入され、長手方向に沿って開口部が複数形成された細断用パイプ53と、開口部から引き出されて細断用パイプ53外で折り返されて開口部から細断用パイプ53に引き込まれる複数のワイヤ54とを備え、複数のワイヤ54の折り返し部分に相当する頂部に向かう方向に組織を導入可能となるようにワイヤ54を細断用パイプ53から引き出した第一の配置と、頂部を細断用パイプ53に対向して整列させた第二の配置と、ワイヤ54をそれぞれの開口部に引き込んだ第三の配置とに切り替え可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検体内で組織を切断する組織細断装置に関する。
人体の臓器などに対して医療行為を行う場合には、腹壁を大きく切開する代わりに腹壁に開口を複数開けて、開口のそれぞれに硬性の腹腔鏡や、鉗子等の処置具を1つずつ挿入して手技を行う腹腔鏡手術を行うことがある。腹腔鏡手術は、小さい開口を開けるだけで済むので、侵襲が少なく患者の回復が早いという利点を有する。
腹腔鏡手術で腎臓などの臓器を摘出するときには、腹壁を臓器が取り出せる大きさに切開することもあるが、所定の大きさに臓器を腹腔内で細切りしてから体外に取り出すと腹壁を大きく切開する必要がなくなる。このような医療行為に使用される器具(例えば、特許文献1参照。)には、体腔に挿入される円筒状のヘッド本体を有し、ヘッド本体に設けた2列の挿通孔に線状体を引き回したものがある。線状体は、ヘッド本体内を通り、1つ目の挿通孔からヘッド本体外に引き出され、ループを形成しながら2つ目の挿入孔に引き込まれる。線状体のループ部分は、臓器を切断するループ状カッター部となる。線状体の両端部は、操作部材に固定されている。臓器を切断するときには、ループ状カッター部の内側に臓器を通してから、操作部材を器具の軸線方向に沿って引っ張る。ループ状カッター部が2つの挿通口からヘッド本体内に引き込まれ、ループ状カッター部のループ径が小さくなることで臓器が切断される。
特開平8−336543号公報
しかしながら、特許文献1に記載の器具においては、細断する臓器を、略円筒形となるループ状カッター部のいずれか一方の端部からループ状カッター部の内側に入れる必要がある。この操作は比較的大きなスペースを必要とするため、腹腔内では容易ではなく、器具を動かしやすくしたり、細断した臓器を回収したりするために、腹壁に設ける開口を大きくする必要がある等の問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、腹壁に設けた小さい開口を拡大することなく臓器の細断を行い、腹腔から回収することができる組織細断装置を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様に係る組織細断装置は、体内に挿入され、長手方向に沿って開口部が複数形成された細断用パイプと、前記開口部から引き出されて前記細断用パイプ外で折り返されて前記開口部から前記細断用パイプに引き込まれる複数のワイヤとを備え、前記複数のワイヤの折り返し部分に相当する頂部に向かう方向に組織を導入可能となるように前記ワイヤを前記細断用パイプから引き出した第一の配置と、前記頂部を前記細断用パイプに対向して整列させた第二の配置と、前記ワイヤをそれぞれの前記開口部に引き込んだ第三の配置とに切り替え可能である。
本発明の組織細断装置によれば、腹壁に設けた小さい開口を拡大することなく臓器の細断を行い、腹腔から回収することができる。
以下に、望ましい実施態様について説明する。この実施態様では、切断対象となる組織として、臓器、特に腎臓について説明する。このため、以下の説明における形状や寸法は、腎臓を腹腔内で切断して体外に取り出す摘出手術を適した例が示されている。
図1に示すように、組織細断装置1は、回収用パウチ2と、回収用パウチ2の外側に取り付けられて回収用パウチ2と共に使用される組織回収器3と、回収用パウチ2内で腎臓などの組織を切断する細断デバイス4と、腹腔に挿入する際に使用するカバー5とを有する。
図2及び図3に示すように、カバー5は、体内に挿入される先端が閉塞され、手元側の基端部が開口した袋体からなる。カバー5の側部には、長手方向に沿ってミシン目からなる破断部11が設けられている。破断部11は、カバー切断用の糸12で破断させることができる。糸12は、基端側の開口5Aからカバー5内に挿入され、破断部11に沿って先端まで通され、先端の側孔5Bからカバー5の外側に引き出されている。その後、カバー5の外側を破断部11に沿って開口5Aまで引き回されている。カバー5は、例えば、ポリウレタンなどの樹脂から製造されており、その全長は約300mmになっている。カバーの製造方法の一例としては、帯状の樹脂材に破断部11を形成してから端部5Cを熱融着して袋状にすることがあげられる。
図4に示すように、回収用パウチ2は、細長の袋体からなる。側部には、開口部21が1つ形成されている。開口部21の周縁部には、ミシン目からなる破断部22が設けられている。回収用パウチ2で開口部21が形成されている領域が組織を取り込んで一時的に収容する取り込み部23となる。取り込み部23より基端側は、術者がハンドリングするための手元部24になっている。手元部24は、基端に向けて徐々に袋体の断面積を減少させた後、開口24Aを形成している。
回収用パウチ2で取り込み部23より先端側は、切断時に組織を配置する細断カバー部25になっている。細断カバー部25は、取り込み部23から連続して形成されており、取り込み部23と略同じ断面積を有するが、開口は設けられていない。これは、切断した組織が体内に飛散しないようにするためである。そして、細断カバー部25よりも先には、切断後の組織を収容可能な摘出部26が形成されている。摘出部26は、細断カバー部25よりも断面積を減少させて細長に形成されている。摘出部26にも開口は設けられていない。
回収用パウチ2は、柔軟性を持たせると共に腹腔鏡などで内部を観察可能な素材を用いて一体に製造されている。長手方向に沿った各部の寸法は、例えば、手元部24が約200mm、取り込み部23が約170mm、細断カバー部25が300mm、摘出部26が200mmになっている。摘出部26の径は60mm程度である。
図5及び図6に示すように、回収用パウチ2は、細断カバー部25を取り込み部23の内側に折り畳んで半分程度に短くした状態で体内に挿入される。さらに、長手方向の軸線周りに巻いてからカバー5に挿入される。
図7に示すように、組織回収器3は、術者が掴む保持部31を有し、保持部31から細径の挿入部32が延びている。挿入部32の先端には帯状の部材でループを形成した開口支持部33が取り付けられている。保持部31は、組織回収器3を軸線回りに回転させ易いように突起部31Aが設けられている。
挿入部32は、保持部31に固定されたパイプ34と、パイプ34の外側に進退自在に設けられたパウチ切断パイプ35とを有する。パイプ34の代わりに中実のロッドを用いることもできる。
図8に示すように、パイプ34の先端には摺り割り34Aが設けられており、ここに開口支持部33を挿入してロー付けなどで固定している。さらに、パイプ34の先端部分には、径方向に突出する突起36が設けられている。パウチ切断パイプ35は、内パイプ37に外パイプ38を装着した2重管構造を有し、基端部にツマミ39が大径に形成されている。内パイプ37には、先端からスリット40が長手方向に沿って一対形成されている。これらスリット40には、パイプ34の突起36が1つずつ挿入されている。このため、突起36に沿ってパウチ切断パイプ35を進退させることができると共に、回転が防止される。スリット40は、内パイプ37の基端より手前側で終端されており、パイプ34からパウチ切断パイプ35が抜け落ちないようにするストッパの役目も担う。
図7に示すように、外パイプ38の先端には、切断部41が形成されている。切断部41は、突起36の形成位置と略同一平面に1つ設けられており、スリット41Aの基端側の終端に切断刃41Bが先端に向けて形成されている。切断刃41Bは、外周側から内周側に向かって閉じる方向に傾斜した面からなる。切断刃41Bは、反対向きの傾斜した面、つまり先端に向かって開く方向に傾斜した面でも良い。スリット41Aの先端部分は、周方向の開口幅が開くように拡幅されている。
図9に示すように、開口支持部33は、弾性のある板材を開付勢してあり、先端は熱収縮テープや熱収縮チューブで接続され、接続部分を中心軸にして開閉できるようにしている。開口支持部33は、無負荷では短軸が約90mmで長軸が約140mmのラグビーボールに近い形状になる。長軸は、挿入方向つまり挿入部32の長手方向に設定されている。短軸方向を潰すように外力を加えると、図10に示すように閉じられる。
図1及び図11に示すように、開口支持部33の内周面には、回収用パウチ2の開口部21の周縁部が接着剤などで固定されている。接着部分は、破断部22より開口部21側である。このため、開口支持部33の形状と、回収用パウチ2の開口部21の形状が略一致し、開口部21の形状が外側に取り付けられた開口支持部33によって開付勢で保持される。さらに、回収用パウチ2の開口部21の周縁部の内面には、組織細断デバイス4の切断用パウチ51が接着剤等で固定されている。
図1に示すように、組織細断デバイス4は、操作部52と、操作部52に着脱自在な細断用パイプ53とを有し、細断用パイプ53から組織切断部材であるワイヤ54が多数引き出されている。これらワイヤ54は、手元部24の開口24Aから回収用パウチ2内に引き込まれ、切断用パウチ51に取り付けられている。ワイヤ54は、一本の線材でも良いし、撚り線から製造しても良い。なお、初期状態では、ワイヤ54の頂部54Aの付近まで、切断用パウチ51が回収用パウチ2内に挿入されている。
図12に操作部52に切断用パイプ53を固定した状態を示す。操作部52は、環状の操作本体61を有し、操作本体61の外周面の所定部位にはグリップ62が固定されている。
操作本体61は、平面視でリング状になっており、細断用パイプ53とグリップ62が同軸上に配置されるように固定されている。細断用パイプ53側では、貫通孔63が外周面から内周面に貫通するように穿設されている。図13に示すように、貫通孔63の外周側の径は、細断用パイプ53を挿入可能な径を有する。貫通孔63は、先端側(操作本体61の外周側)に対して基端側(操作本体61の内周側)が小径になっており、大径部分63Aと小径部分63Bとで形成される段差64に細断用パイプ53の基端部が突き当てられる。さらに、操作本体61には、大径部分63Aに連通するネジ孔65が貫通孔63の軸線と直交するように穿設されている。ネジ孔65にネジ66を螺入して細断用パイプ53の外周に突き当てると細断用パイプ53を操作本体61に固定できる。
さらに、操作本体61には、グリップ62と貫通孔63とを結ぶ軸線(操作部52の軸線)に直交するように操作部材であるシャフト67が回転自在に支持されている。シャフト67には、操作部52の軸線上に貫通孔67Aが形成されている。
図12に示すように、シャフト67の一端部は、操作本体61の外周面から引き出され、ハンドル68が固定されている。ここで、図14に示すように、シャフト67は、ラチェット機構70によって回転方向を規制可能になっている。ラチェット機構70は、シャフト67に固定されたラチェット歯車71と、操作本体61側にピン72で回動自在に支持されるラチェット爪73とを有する。ラチェット爪73は、不図示の弾性部材によってラチェット歯車71に係合するように付勢されている。さらに、ラチェット爪73の部分73Aが操作本体61から外部に露出しており、この部分73Aを指で押すことでラチェット爪73とラチェット歯車71の係合を解除できる。
図12及び図13に示すように、グリップ62には、ワイヤ54の一方の端部を束ねて固定する固定部75が形成されている。固定部75は、グリップ62に一段下がるように座ぐり加工すると共に、複数の貫通孔を設けてクランクを形成している。このグリップ62では、ワイヤ54の束を固定部75のクランク形状に倣って架け渡すことで強固に固定させている。なお、その他の固定方法や、上記のクランク形状にねじ止めを追加した固定方法でも良い。
図1に示すように、細断用パイプ53は、基端部が大径になっており、先端側が相対的に細径になっている。基端部は、操作本体61に挿入される接続部53Aが突設されている。
図12及び図15に示すように、細断用パイプ53の細径の先端部には複数の開口80が長さ方向に沿って一列に形成されている。各開口80は、細断用パイプ53を先端から基端に貫通する孔81にそれぞれ連通している。開口80の向きは、細断用パイプ53の軸線L1に略直交する方向である。各開口80には、ガイド部材91が1つずつ固定されている。
図15及び図16に示すように、ガイド部材91は、孔81に連通する挿通孔92を有する。挿通孔92は、孔81と略直交する方向に向けて開口している。挿通孔92は、軸線L1側の部分が曲面92Aによって基端側が拡げられている。この曲面92Aは、ワイヤ54の引っ掛かりを防止する。挿通孔92の外周側の開口面93は、先端側が軸線L1に向けて下がるように、かつ軸線L1となす角度が鋭角になるように傾斜している。また、軸線L1及び径方向のそれぞれに略直交する側壁部91Aには、溝94が1つずつ設けられている。溝94によって側壁部91Aは、開口面93が一段下がった部分が形成されている。溝94は、開口面93から軸線L1に向かって延び、開口面93側が幅広になっている。軸線L1側の終端は、ワイヤ54が挿通可能な大きさを有する曲面からなる。このガイド部材91は、開口面93や溝94の縁が面取り加工されており、ワイヤ54を引っ掛かり難くしている。
さらに、図15及びガイド部材91を軸線L1方向からみた図17に示すように、曲面92Aの一部にガイド溝95が凹設されている。ガイド溝95は、軸線L1に略沿って延びており、ワイヤ54を1本のみ挿通可能な幅を有する。ガイド溝95の深さは、ワイヤ54の径に略等しい。図15に示すように、ガイド溝95の傾斜角度は、軸線L1に対して鋭角をなすように設定されており、ガイド溝95の開口面93側の端部は、ガイド溝95の終端より径方向で外側に設定されている。
図12に示すように、ワイヤ54は、ガイド部材91の挿通孔92を通して、細断用パイプ53の外側に引き出されている。ワイヤ54は、1つの開口80から細断用パイプ53の外に引き出され、細断用パイプ53の外で折り返されて再び同じ開口80から細断用パイプ53内に引き込まれている。これによって、細断用パイプ53に引き出された部分は、折り返し部分に相当する頂部54Aを中心に略ループ形になっている。さらに、ワイヤ54は、細断用パイプ53を通って操作部52に引き込まれ、第一の端部98がシャフト67に固定され、第二の端部99がグリップ62に固定されている。
第一の端部98は、細断用パイプ53に通されるワイヤ54のうち、先端側から奇数番目の開口80に通されるワイヤ54の一方の端部と、偶数番目の開口80に通されるワイヤ54の他方の端部である。第二の端部99は、細断用パイプ53に通されるワイヤ54のうち、先端側から奇数番目の開口80に通されるワイヤ54の他方の端部と、偶数番目の開口80に通されるワイヤ54の一方の端部である。つまり、軸線方向で隣り合って配置される2つのワイヤ54の同じ側の端部が操作部52の異なる部位に取り付けられる。なお、第一の端部98をグリップ62に固定し、第二の端部99をシャフト67に固定しても良い。
図1に示すように、各ワイヤ54の中央部分であって、回収用パウチ2内で折り返される部分には、切断用パウチ51が通されている。図11及び図18に示すように、切断用パウチ51は、柔軟性を有する帯状部材100を略U字形に曲げてある。略U字形を形成する一方の縁部100Aは、別の帯状部材101を熱圧着等により貼り付けて2重構造になっている。この2重の部分には、ミシン目からなる破断部102が形成されている。帯状部材101を貼り付けて袋状にした部分で、破断部102より下側には、ワイヤ54の束が通されている。ワイヤ54は、1本ずつ所定の間隔をもって破断部102と略直交する方向に引き出され、帯状部材100の内側と外側を交互に複数貫通し、他方の縁部100Bに至り、縁部100B間を横断している。これによって、ワイヤ54の頂部54Aは、切断用パウチ51のU字形状に対して略直交する方向に向くような略U字形を形成している。
なお、切断用パウチ51は、開口部21の外径に合わせた大きさを有し、ポリエチレンなどの樹脂から製造されている。開口部21に直交する方向の深さは、約100mmである。帯状部材100におけるワイヤ54の配置間隔と本数は、例えば、15mmおきに8本になっている。
図1に示すように、初期状態では、ワイヤ54は、細断用パイプ53から大きく引き出されて、切断用パウチ51及び回収用パウチ2を介して開口支持部33に連結されている。このため、各ワイヤ54の頂部54Aは、開口部21の縁に沿って間隔をおいて配置され、かつ開口部21から挿入される組織を受け入れ可能な円弧形を作り出す。各ワイヤ54の長さは十分に長く、回収用パウチ2の手元部24の開口24Aから引き出された位置で細断用パイプ53に通されている。この状態が、組織を導入可能な第一の配置になる。さらに、初期状態では、細断用パイプ53に操作部52は取り付けられておらず、ワイヤ54の端部98、99は、細断用パイプ53から引き出されたままになっている。
回収用パウチ2及び組織回収器3をカバー5に挿入するときは、図19に示すように、開口支持部33を閉じて細長にし、切断用パウチ51に通されたワイヤ54の頂部54Aを基端側に寝かせてから、回収用パウチ2を組織回収器3に巻き付ける。これによって径が細くなるので、先端側からカバー5に挿入できる。
次に、組織細断装置1を用いた手技について説明する。図21から図30、図32及び図33は、手技の説明を理解し易いように透過図で示されている。
最初に、腹壁に小さい開口、例えば径が14mm程度の開口、を複数形成する。開口から腹腔を気腹すると共に、開口にトロッカーを挿し、トロッカー経由で腹腔鏡を腹腔に挿入する。腹腔鏡で腎臓の位置を確認し、他の開口から挿入した鉗子などを使用し腎臓を分離する。
図20に示すように、カバー5に収容した組織細断装置1を腹腔鏡110や鉗子120とは別の開口から腹腔Acに挿入する。このとき、カバー5の基端部と糸12、カバー5から露出する手元部24は、体外に残しておく。細断用パイプ53は、ワイヤ54を通した状態で体外に置いておく。
組織回収器3の保持部31を持って糸12の両端を引くと、カバー5のみが体外側に引っ張られる。組織回収器3の開口支持部33の先端がカバー5の先端に突き当たるので、糸12の両端をさらに引くと破断部11が破断してカバー5が開く。カバー5の先端を開口支持部33から鉗子120で外してから体外に引き抜く。そして、図21に示すように、回収用パウチ2を腹腔Ac内で展開させる。
図22に示すように、鉗子120と開口支持部33のすくい動作の共働で、腎臓Kdを開口部21から組織細断装置1内に挿入する。腎臓Kdは、開口部21に連結された多数のワイヤ54の頂部54Aで凹形に区画された空間内に収まる。下方向にはワイヤ54が当接するので落下することはない。先端側には切断用パウチ51が当接して移動を規制する。
次に、腎臓Kdを回収用パウチ2内で細断カバー部25まで移動させる。最初に、組織回収器3のパウチ切断パイプ35を押し出して、回収用パウチ2と切断用パウチ51を分離させる。パウチ切断パイプ35を押し出すと、パウチ切断パイプ35内に開口支持部33が引き込まれて閉じる。図23に示すように、突起36で位置決めされた切断部41が破断部22、102を挟み込んで切断する。図24に示すように、開口支持部33がパウチ切断パイプ35内に収まり、組織回収器3が回収用パウチ2から外れる。切断用パウチ51も組織回収器3及び回収用パウチ2から分離される。これによって、組織回収器3のみを体外に引き抜くことが可能になる。
次に、腎臓Kdを細断するために、組織細断デバイス4を組み立てる。最初に、図25に示すように、ワイヤ54が動かないように保持して細断用パイプ53を回収用パウチ2内に挿入する。図26に示すように、細断用パイプ53の大径部分を腹壁Awの開口まで挿入する。細断用パイプ53の基端側の大径部分が気密保持部となって、気腹しているガスが体外に漏れなくなる。腎臓Kdと細断用パイプ53の先端部分が対向して配置され、各ワイヤ54が形成するループ形状がガイド部材91の間隔に略倣って配置される。つまり、略等間隔配置されるワイヤ54と細断用パイプ53が形成する空間内に腎臓Kdが配置される。
図27に示すように、細断用パイプ53を保持した状態で回収用パウチ2の手元部24を引っ張って、回収用パウチ2の開口部21を体外に引き出す。図28に示すように、回収用パウチ2の先端部分が細断用パイプ53に突き当たって、細断カバー部25の折り返してあった部分が腹腔Ac内で引き出されて展開する。
図29に示すように、組織細断デバイス4の操作部52を細断用パイプ53に固定する。ワイヤ54の第一の端部98をシャフト67に通して固定する。ワイヤ54の第二の端部99は、グリップ62の固定部75にクランク状に通して固定する。第一の端部98と第二の端部99を予め束ねておくと、固定作業が容易になる。さらに、ワイヤ54を後に引き込む際に手元側で第一の端部98と第二の端部99がからみ難くなる。第一の端部98と第二の端部99を色分けしたり、一方を折り曲げるなど形態を変えたりすると識別し易い。
このとき、ワイヤ54の頂部54Aが細断用パイプ53に対向して、かつ細断用パイプ53の長手方向に沿って整列されており、ワイヤ54のループ形の内部に腎臓Kdが配置された第二の姿勢になる。
図30に示すように、ハンドル68を回すと、ワイヤ54が細断用パイプ53内に引き込まれる。ワイヤ54は、シャフト67に固定されている端部98側が引っ張られることで細断用パイプ53の外に引き出されている部分の長さが短くなり、腎臓Kdの外周にしっかりと密着する。これによって、腎臓Kdが組織細断デバイス4に位置決めして保持される。ワイヤ54を細断用パイプ53内にさらに引き込むと、ワイヤ54が形成するループ形の大きさが腎臓Kdの外径以下になって、腎臓Kdが外周から徐々に切断され始める。
例えば、奇数番目の開口80に通されたワイヤ54は、矢印に示す方向に引かれる。これに対して、偶数番目の開口80に通されたワイヤ54は、反端側が引っ張られる。つまり、腎臓Kdの長手方向に配置された複数のワイヤ54が交互に反対方向に引かれることで、腎臓Kdに逆方向の引っ張り力が作用して組織を切断するきっかけが形成される。このきっかけを基に腎臓Kdが切断される。また、図31に示すように、肝臓表面にあるジェロータ筋膜のように切断し難い組織にも表面に引っ張り力をかけることができ、切断できるようになる。さらに、ワイヤ54の一端のみを引き込むことで、ワイヤ54を引き込むために手元で必要な力を、両端を引き込むときに比べて半減させることができる。
腎臓Kdが細断される過程で、腎臓Kdが細断用パイプ53に押し付けられるが、図15に示すガイド部材91の溝94にワイヤ54が逃げられるので、腎臓Kdと細断用パイプ53にワイヤ54が押し付けられて引けなくなることはない。また、ワイヤ54がガイド部材91から細断用パイプ53内に引き込まれる過程で、一方の端部98側のワイヤ54が溝95に逃げるので、固定側の他方の端部99側のワイヤ54と ガイド部材91に挟まれて引けなくなることはない。なお、他方の端部99側が溝95に入り込んだとしても一方の端部98側のワイヤ54との干渉を防止できる。これによって、ループ形に引き出されていたワイヤ54の頂部54Aが細断用パイプ53内に完全に引き込まれた第三の配置になって、腎臓Kdが細断される。
図32に示すように、細断用パイプ53を回収用パウチ2から引き抜くと、切断用パウチ51及び細断された腎臓Kdのピースが回収用パウチ2内に残る。これらピースは、切断用パウチ51と回収用パウチ2の隙間から摘出部26に落下する。回収用パウチ2を引き抜けば、図33に示すように、細断された腎臓Kdが体外に摘出される。
この実施態様では、腹腔Acに挿入する方向に対して略直交する方向から組織をワイヤ54が形成する空間内に挿入することができる。ワイヤ54の配列方向から組織を入れようとすると、腹腔Acの限られたスペースでは作業が困難であったが、この実施態様では組織を簡単に、かつ確実にワイヤ54内に配置することができる。
組織の細断時には、細断用パイプ53を組織に対向配置させ、組織の長手方向に沿って複数のワイヤ54を配列させることができるので、組織の位置ずれを防止できる。細長の組織を小さいピースに細断でき、摘出が楽になる。
ワイヤ54は、細断用パイプ53の同じ開口80から引き出されてループ形を形成するので、ワイヤ54を細断用パイプ53内に完全に引き込める。このため、組織を確実に細断できる。ガイド部材91の溝94にワイヤ54が逃げられるようにしたので、ワイヤ54が組織と切断用パイプ53に挟まれて動けなくなることはない。同様に、ガイド部材91の内側の溝95を設けたので、ワイヤ54の干渉を防止でき、ワイヤ54を完全に切断用パイプ53内に引き込める。
回収用パウチ2に、開口部21を有する取り込み部23と、開口部21を有しない細断カバー部25を設けたので、細断カバー部25で組織を切断すれば、組織の破片が体内に飛散することはない。細断カバー部25より先に細径の摘出部26を設けて細断後の組織を収容するようにしたので、体外に摘出するときの外径を小さくでき、摘出が容易になる。
ここで、この実施態様の変形例を説明する。
図34に示す組織回収器3Aは、開口支持部33を形成する板材を延ばして挿入部131を一体に形成させてある。開口支持部33の基端側は溶接によってラグビーボール形状に成形されている。挿入部131の先端側には、板材を延設させた突起部132が設けられている。突起部132は、パウチ切断用パイプ35のスリット40(図8参照)に挿入され、パウチ切断用パイプ35の回転防止と進退のガイドをする。さらに、図35に示すように、突起部132に重ね合わされる部分133が、突起部132と略直交する方向に延びている。この部分133により、組織回収器3Aがパウチ切断用パイプ35と軸ずれすることを防ぐ。
細断デバイス4の細断用パイプ53に取り付けられるガイド部材の変形例を図36及び図37に示す。ガイド部材191、192は、挿通孔92に湾曲した溝193、194が1つ刻まれている。溝193、194は、基端側の中心がガイド部材191、192のそれぞれの中心線からオフセットした位置に設定され、溝193、194の先端部分がオフセット方向と反対側に湾曲している。溝193、194は、ワイヤ54に力がかかったときのワイヤ54の最適ルートに沿った形に設計されている。これらガイド部材191、192は、ワイヤ54で引かれる方の端部98側が溝193、194を通るような向きに配置される。このため、図36に示すガイド部材191と、図37に示す湾曲方向が逆向きのガイド部材192とが交互に装着される。
このガイド部材191、192では、ワイヤ54が引かれる方向に沿って溝193、194が湾曲しているので、ワイヤ54を引き易い。湾曲方向と反対側から細断用パイプ53に引き込まれるワイヤ54、つまりグリップ62に固定されている方の端部99側は、溝193、194を跨ぐように通されるので、ワイヤ54同士が干渉し難くなって、引き込み時に必要な力量を低減できる。反対に、グリップ62に固定されている方のワイヤ54の端部99側が溝193、194に入り、引かれる側の端部99がその上を跨ぐように通される形になっても、ワイヤ54同士が干渉し難くなって、同様な効果が得られる。
図38に示すように、ワイヤ54の引き出し量を場所ごとに変化させても良い。この場合は、細断対象となる腎臓Kdの形状に合わせて先端側を短く、中央を長く、手元側を短く引き出し、複数の頂部54Aが曲線上に整列されている。前記の実施態様では各ワイヤ54は略同じ量だけ引き出し、複数の頂部54Aが直線上に並ぶように整列されていたが、このように引き出し量を変化させることで腎臓Kdとワイヤ54の位置ずれをさらに防止できる。
図39に示すように、切断用パウチ251を環状の部材200から形成しても良い。環状の部材200は、一方の縁部200Aに帯状部材101が熱圧着等により貼り付けられて2重構造を形成し、ここにワイヤ54が通されている。2重の部分には、ミシン目からなる破断部102が形成されている。切断用パウチ251が形成する開口が開口部21に連なるように一方の縁部200Aが回収用パウチ2に固定される。ワイヤ54を引き出せるように、環状の部材200の手元側の端部が切り欠かれている。ワイヤ54は、手元側の切り欠かれた端部から2重の部分に挿入され、切断用パウチ251の周方向に沿って通され、その後に所定の間隔をおいて一方の縁部200Aから他方の縁部200Bに向かう方向に曲げられ、環状の部材200の内側と外側を交互に通った後に、他方の縁部200Bを横断する。横断する部分にワイヤ54の頂部54Aが配置される。環状の部材200は、図39に示すワイヤ54の配置に合わせて、他方の縁部200Bの先端側及び手元側に比べて中央部分の方が長くなっている。しかしながら、他方の縁部200Bの長さは、場所に寄らずに略一定にしても良い。
この切断用パウチ251は、ワイヤ54を引き出す部分を除いて手元側の端部が閉じているので、腎臓Kdが手元側にずれるのを防止できる。反対側の縁部200Bは開放されているので、切断後の腎臓Kdのピースは前記と同様に落下させることができる。
他方の縁部200Bの形状によってワイヤ54の配置が保持されるので、第2の配置から第3の配置に移行することきでも複数の頂部54Aが曲線上に整列した状態を維持できる。なお、切断用パウチ51の縁部100Bを同様に延出させた場合、図38のような整列状態を維持できるようになる。
図40及び図41に示すように、回収用パウチ202は、手元部24の開口24Aから取り込み部23の開口部21まで延びるスリット203が形成されている。このような回収用パウチ202を使うと、図29に示すように開口部21を体外に引き出した後、細断用デバイス4のハンドル68を細断用パイプ53に装着するときに、回収用パウチ202とハンドル68の干渉を防止できる。
細断用パイプ53と、操作部52の操作本体61、グリップ62、及びハンドル68を絶縁部材で構成し、ワイヤ54に通電できるようにしても良い。
なお、以上の各変形例を適宜組み合わせて組織細断装置を構成することが可能である。
以上、望ましい実施態様を説明したが、本発明は、上記の説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
組織細断装置の全体構成図であって、組織細断デバイスのワイヤが第一の配置にある状態を示す。 カバーを示す図である。 図2のA−A線に沿った断面図である。 回収用パウチの全体図である。 回収用パウチを折り畳んだ図である。 図5のB−B線に沿った断面図である。 組織回収器を示す図である。 図7のC−C線に沿った断面図である。 開口支持部の平面図である。 図9の開口支持部を閉じた形態を示す平面図である。 図1のD−D線に沿った断面図である。 組織細断デバイスを示す図である。 図12のE−E線に沿った断面図である。 図12のF−F線に沿った断面図である。 組織細断デバイスの細断用パイプの側面図である。 細断用パイプに取り付けられるガイド部材の外観図であり、図15のG方向の矢視図である。 図16のH矢視図である。 切断用パウチの外観とワイヤの配置を示す図である。 カバーに収容するときの形態を示す透過図である。 手技を説明する図であって、組織細断装置を体腔に挿入した図である。 カバーを外して体腔内で回収用パウチを展開させたときの透過図である。 回収用パウチの開口部から腎臓を挿入するときの透過図である。 組織回収器のパウチ切断パイプで破断部を切断するときの透過図である。 組織回収器を回収用パウチから分離した状態を示す透過図である。 細断用パイプを挿入するときの透過図である。 組織細断デバイスのワイヤが第二の配置にあるときであって、細断用パイプとワイヤで形成したループ部分に腎臓を収容したときの透過図である。 回収用パウチの開口部を体外に引き出すときの透過図である。 回収用パウチの開口部を体外に引き出した状態を示す透過図である。 細断用パイプに操作部を取り付けた状態を示す透過図である。 ハンドルを回転させて腎臓を細断するときの透過図である。 腎臓が切断される様子を示す図である。 組織細断デバイスのワイヤが第三の配置になって腎臓を細断した後で組織細断デバイスを体外に抜き出したときの透過図である。 回収用パウチごと細断した腎臓を体外に摘出するときの透過図である。 組織回収器の変形例を示す図である。 図34のI−I線に沿った断面図である。 ガイド部材の変形例を示す図である。 ガイド部材の変形例を示す図である。 第二の配置におけるワイヤの引き出し量の変形例である。 切断用パウチの変形例である。 回収用パウチの変形例である。 図40に示す回収用パウチを折り畳んだ図である。
符号の説明
1 組織細断装置
2、202 回収用パウチ
21 開口部
22 破断部
24A 開口
33 開口支持部
53 細断用パイプ
54 ワイヤ
54A 頂部
91、191、192 ガイド部材
92 挿通孔
94 溝
100 帯状部材
101 帯状部材
200 環状の部材
203 スリット

Claims (15)

  1. 体内に挿入され、長手方向に沿って開口部が複数形成された細断用パイプと、
    前記開口部から引き出されて前記細断用パイプ外で折り返されて前記開口部から前記細断用パイプに引き込まれる複数のワイヤと、
    を備え、
    前記複数のワイヤの折り返し部分に相当する頂部に向かう方向に組織を導入可能となるように前記ワイヤを前記細断用パイプから引き出した第一の配置と、
    前記頂部を前記細断用パイプに対向して整列させた第二の配置と、
    前記ワイヤをそれぞれの前記開口部に引き込んだ第三の配置と、
    に切り替え可能である組織細断装置。
  2. 請求項1に記載の組織細断装置であって、前記開口部にガイド部材が取り付けられており、前記ガイド部材には前記ワイヤが挿通可能な溝が前記細断用パイプの長手方向と直交する位置に形成されている。
  3. 請求項1に記載の組織細断装置であって、前記ガイド部材は、前記ワイヤを1本だけ挿通可能な凹部が前記細断用パイプの基端側に向けて形成されている。
  4. 請求項1に記載の組織細断装置であって、前記ワイヤの端部は、一方の端部を固定した状態で他方の端部を引き込み可能で、前記ワイヤが前記細断用パイプに引き込まれるときの引っ張り方向が、交互になるように配設されている。
  5. 請求項1に記載の組織細断装置であって、前記第一の配置において前記ワイヤの前記頂部を配列させる可撓性の帯状部材を有する。
  6. 請求項1に記載の組織細断装置であって、前記第一の配置において前記ワイヤの前記頂部を配列させる可撓性で環状の部材を有し、前記頂部は前記環状の部材の開口を横断する位置に配列される。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の組織細断装置であって、体内に挿入される先端部から体外に残される基端部まで延びるパウチを有し、前記パウチの先端部から基端部に至るまでの間の側部に組織を挿入可能な開口部が形成されている。
  8. 請求項7に記載の組織細断装置であって、前記パウチは、手元側に開口を有し、この開口から前記開口部まで伸びるスリットが設けられている。
  9. 請求項7に記載の組織細断装置であって、前記パウチの前記開口部に沿って前記第一の配置における前記ワイヤの前記頂部が整列されるように前記ワイヤの前記頂部を配列させる部材が前記パウチに取り付けられている。
  10. 請求項9に記載の組織細断装置であって、前記パウチは、前記開口部より先端側には開口を有さず、細断前の前記組織を前記パウチ内に収容したままで前記開口部を体外に引き出せる。
  11. 請求項10に記載の組織細断装置であって、前記パウチの先端部の断面積が切断する組織の断面積より小さい。
  12. 請求項11に記載の組織細断装置であって、
    前記パウチの前記開口部に取り付けられ、前記開口部の形状を保持する開口支持部を有し、
    前記開口部の周縁には前記開口支持部から前記パウチを切り離し可能な破断部が設けられている。
  13. 請求項1に記載の組織細断装置であって、前記第二の配置において、前記ワイヤが前記細断用パイプから引き出される量は、先端側及び基端側に対して、中間部分の方が長い。
  14. 請求項13に記載の組織細断装置であって、前記第二の配置から前記第三の配置に移行する間、前記ワイヤの整列状態が維持される。
  15. 請求項2に記載の組織細断装置であって、
    前記ガイド部材は、前記ワイヤを通す孔がさらに形成されている。
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