JP2008211690A - ネットワーク制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ネットワーク制御装置9は加入者ユーザ収容装置1〜4毎に優先順位付けされた複数のパケット処理装置7、8のリストを管理する。ネットワーク制御装置9は、通知されたパケットフローの転送データ量と、宛先加入者ユーザ収容装置3に対する第一優先パケット処理装置8の転送データ量を加算し、一定値を超過しない際は、当該加入者ユーザ収容装置3と当該パケット処理装置8間に論理ポートを設定する。一定値を超過する際は、優先度が高いパケット処理装置から上記処理を試行して、あるパケット処理装置と当該加入者ユーザ収容装置間に論理ポートを設定するよう試行する。図は、2番目の優先度のパケット処理装置7と宛先加入者ユーザ収容装置3の間に論理ポートを設定した場合であり、点線はパケットの転送経路である。
【選択図】図13
Description
図1に、本発明を適用するネットワークのネットワークモデルの一例を示す。ネットワークは、加入者ユーザ収容装置1〜4、パケット転送装置5〜6、パケット処理装置7〜8およびそれらを制御するネットワーク制御装置9から構成され、ユーザ端末10から17は、各アクセス網18〜21を経由して、加入者ユーザ収容装置1〜4に収容されている。一般的には、加入者ユーザ収容装置1〜4はエッジノードまたはエッジルータ、パケット転送装置5〜6はコアノードまたはコアルータと呼ばれる。加入者ユーザ収容装置1〜4は、パケット転送装置5〜6によって接続されている。加入者ユーザ収容装置1〜4とパケット転送装置5〜6およびパケット処理装置7〜8からなるネットワークをコアネットワーク22とし、ユーザ端末で構成されるネットワークをユーザネットワーク23とする。
図6のネットワークモデルを用いて、本発明の動作例を示す。初期状態において、ユーザ#1からユーザ#5間で、加入者ユーザ収容装置1、リンク101、パケット転送装置5、リンク105、パケット転送装置6、リンク103、加入者ユーザ収容装置3経由でパケットを転送している。当該フローをパケット処理装置へ迂回させる制御を実施するとする。
(b)論理ポート設定指示機能29を用い、当該パケット処理装置を示すアドレスコア#8に対し、迂回元の加入者ユーザ収容装置を示すアドレスコア#3への論理ポート設定を指示する。
(c)経路設定指示機能30を用い、当該加入者ユーザ収容装置を示すアドレスコア#3に対し、迂回先のパケット処理装置を示すアドレスコア#8への論理ポートに割り当てられたラベルを、宛先アドレスがユーザ#5であるパケットヘ付与するよう指示する。
この際、誘導先トラヒック管理機能27が複数のフローを管理しており、加入者ユーザ収容装置コア#3とパケット処理装置コア#8を保有する別エントリが存在する場合、(a)および(b)の処理は省略する。
パケット処理装置8は、ネットワーク制御装置9からの指示(b)に対し、返送経路設定機能43を用いて、パケット転送装置コア#3に対して論理ポートを設定する。この際、加入者ユーザ収容装置コア#3からも(a)に対応する論理ポートが設定される。
ネットワーク制御装置9は、制御対象とするパケットフローのヘッダ情報、当該パケットの送信元加入者ユーザ収容装置、宛先加入者ユーザ収容装置および当該パケットフローの転送データ量からなる制御情報(図12の例では、宛先アドレス:ユーザ#5、宛先加入者ユーザ収容装置:コア#3、送信元加入者ユーザ収容装置:コア#1、転送データ量:200Mb/s)を受信した際、宛先加入者ユーザ収容装置コア#3を検索キーとして誘導先管理リスト26を検索し誘導先候補1であるコア#8を特定し、コア#8の現転送データ量400Mb/s(byte per second)に当該パケットフローの転送データ量200Mb/sを加えた際に閾値500Mb/sを上回るため、誘導先候補2であるコア#7を特定し、コア#7の現転送データ量100Mb/s に当該パケットフローの転送データ量200Mb/sを加えた際に閾値400Mb/sを下回ることを確認し、当該パケットフローの誘導先パケット処理装置をコア#7に決定し、フロー誘導先管理機能に当該パケットフロー情報を追加するとともに、図8に記載した(a)以降の制御を実施する。
(b)論理ポート設定指示機能29を用い、当該パケット処理装置を示すアドレスコア#7に対し、迂回元の加入者ユーザ収容装置を示すアドレスコア#3への論理ポート設定を指示する。
(c)経路設定指示機能30を用い、当該加入者ユーザ収容装置を示すアドレスコア#3に対し、宛先アドレスがユーザ#5であるパケットヘ付与するラベルを、コア#8への論理ポートに割り当てられたラベルから、コア#7への論理ポートに割り当てられたラベルに変更するよう指示する。
この際、誘導先トラヒック管理機能27が複数のフローを管理しており、加入者ユーザ収容装置コア#3とパケット処理装置コア#7を保有する別エントリが存在する場合、(a)および(b)の処理は省略する。
Claims (6)
- 論理ポートを設定可能な複数の加入者ユーザ収容装置と、論理ポートを設定可能であり、パケットの通過制御機能を搭載する複数のパケット処理装置と、宛先加入者ユーザ収容装置のアドレスと送信元加入者ユーザ収容装置のアドレスと宛先アドレスと送信元アドレスで構成されるパケットフロー情報および当該パケットフローの転送データ量で構成される制御情報の通知を受けるネットワーク制御装置と、を有するパケット転送ネットワークにおけるネットワーク制御方法であって、
前記ネットワーク制御装置が、
前記加入者ユーザ収容装置毎に、優先順位付けされた複数のパケット処理装置リストを管理するとともに、
通知されたパケットフローの転送データ量と、通知に記述された宛先加入者ユーザ収容装置に対する第一優先パケット処理装置の転送データ量を加算し、予め定めた一定値を超過するか否かを確認し、
一定値を超過しない際は、当該加入者ユーザ収容装置と当該パケット処理装置間に論理ポートを設定し、
一定値を超過する際は、優先度が高いパケット処理装置から上記処理を試行して、あるパケット処理装置と当該加入者ユーザ収容装置間に論理ポートを設定するよう試行する
ことを特徴とするネットワーク制御方法。 - 請求項1に記載のネットワーク制御方法において、
前記パケット処理装置は、
通過パケットフローの一定時間毎の転送データ量をカウントし、
前記ネットワーク制御装置は、
各パケット処理装置に転送されているパケットフローを送信元加入者ユーザ収容装置と宛先加入者ユーザ収容装置と共にフロー管理リストとして管理するとともに、
パケット処理装置の一定時間毎の総転送データ量を参照し、転送データ量が予め定めた一定値を超過したパケット処理装置を検出した際に、当該パケット処理装置について、超過分以上の転送データが観測されている単数または複数のパケットフローを特定し、特定したパケットフローに対し、前記フロー管理リストから、当該パケットフローの宛先加入者ユーザ収容装置を特定し、当該宛先加入者ユーザ収容装置に対する第一優先パケット処理装置の転送データ量と、特定したパケットフローの転送データ量を加算し、予め定めた一定値を超過するか否かを確認し、
一定値を超過しない際は、当該パケット処理装置を新たなパケットフロー転送先とし、
一定値を超過する際は、優先度が高いパケット処理装置から上記処理を試行して、あるパケット処理装置を新たなパケットフロー転送先と特定するよう試行する
ことを特徴とするネットワーク制御方法。 - 請求項1または2に記載のネットワーク制御方法において、
前記ネットワーク制御装置が、
宛先加入者ユーザ収容装置のアドレスと送信元加入者ユーザ収容装置のアドレスと宛先アドレスと送信元アドレスで構成されるパケットフロー情報および当該パケットフローの転送データ量で構成される制御情報の通知を受ける代わりに、
アドレスから当該アドレスを収容する加入者ユーザ収容装置を特定する機能を保有し、宛先アドレスと送信元アドレスで構成されるパケットフロー情報および当該パケットフローの転送データ量で構成される制御情報の通知を受けた際に、宛先アドレスから宛先加入者ユーザ収容装置を特定し、送信元アドレスから送信元加入者ユーザ収容装置を特定し、特定した加入者ユーザ収容装置を、通知に記述された加入者ユーザ収容装置として用いることを特徴とするネットワーク制御方法。 - 請求項1ないし3のうちのいずれか1項に記載のネットワーク制御方法において、
転送データ量の代わりに、転送データ量と転送パケット数および転送パケットフロー数から構成される転送負荷を用いることを特徴とするネットワーク制御方法。 - 請求項1ないし4のうちのいずれか1項に記載のネットワーク制御方法において、
前記パケット処理装置が、
前記パケット通過制御機能のパケット通過処理として、転送パケットの宛先アドレス毎の転送データ量の累計値を一定周期毎に計測し、ある宛先アドレスの転送データ量の累計値が予め定めた閾値以上となった際は、当該宛先アドレスを保有するパケットに関して、次周期では閾値超過量に相当するパケットを廃棄することを特徴とするネットワーク制御方法。 - 請求項1ないし4のうちのいずれか1項に記載のネットワーク制御方法において、
前記パケット処理装置が、
前記パケット通過制御機能のパケット通過処理として、受信パケットのヘッダ情報毎の転送パケット数および転送データ量の累計値を一定周期毎に観測し、あるヘッダ情報の転送パケット数および転送データ量の累計値の増加値が予め定めた閾値以上となった際は、次周期から当該ヘッダ情報を保有するパケットを廃棄することを特徴とするネットワーク制御方法。
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