JP2008210182A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の文書データの内容を効率よく確認できるように表示する。
【解決手段】情報処理装置に、分類部22、生成部23および表示制御部24を設ける。分類部22は、複数の文書データ32を作成日時等の情報に基づいていくつかのグループに分類して分類データ34を生成する。生成部23は、ページめくり表示するための表示画像データ35を生成する際に、指示データ31と分類データ34を参照する。これにより、生成部23は、同一のグループに分類された文書データ32(RIPデータ33)に基づいて、当該グループ用の1つの表示画像データ35を生成する。表示制御部24は、生成された表示画像データ35を表示部5に表示させる。
【選択図】図3
【解決手段】情報処理装置に、分類部22、生成部23および表示制御部24を設ける。分類部22は、複数の文書データ32を作成日時等の情報に基づいていくつかのグループに分類して分類データ34を生成する。生成部23は、ページめくり表示するための表示画像データ35を生成する際に、指示データ31と分類データ34を参照する。これにより、生成部23は、同一のグループに分類された文書データ32(RIPデータ33)に基づいて、当該グループ用の1つの表示画像データ35を生成する。表示制御部24は、生成された表示画像データ35を表示部5に表示させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、複数のページから成る文書データを表示する技術に関する。
従来より、複数のページから成る文書データについて、文書の内容を確認するために、各ページを順次表示する技術が提案されている。このような技術が、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1には、文書データに含まれる各ページが一枚ずつめくられるかのように表示する技術が提案されている。
ところが、特許文献1に記載されている技術では、表示しようとする文書データの数が多い場合、表示装置の表示領域に収まらず、一部の文書データが表示されないという問題があった。
これを解決するためには、例えば、画面をスクロールさせることが考えられる。しかし、この場合、全ての文書データを一画面で確認できないという問題は解決されない。また、文書データを縮小して表示することも考えられる。しかし、画像が縮小されると内容が確認しにくいという問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、複数の文書データを効率よく確認できるように表示することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、情報処理装置であって、複数の文書データを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された複数の文書データを少なくとも1つのグループに分類する分類手段と、前記少なくとも1つのグループごとに、同一グループに分類された文書データに基づいて、前記文書データの内容を示すための表示画像データを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された表示画像データを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る情報処理装置であって、前記表示画像データは、画像をページめくり表示させるためのデータであり、前記表示手段は前記表示画像データをページめくり表示することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明に係る情報処理装置であって、前記生成手段は、1の文書データに対して表示するページ枚数を決定して表示画像データを生成することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明に係る情報処理装置であって、前記生成手段は、1の文書データにおいて、表示する特定ページを決定して表示画像データを生成することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明に係る情報処理装置であって、1の文書データに含まれる各ページの画像種別を判定する判定手段をさらに備え、前記生成手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて、表示するページを決定して表示画像データを生成することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明に係る情報処理装置であって、前記判定手段は、文書データの記述言語に基づいて前記文書データに含まれる各ページの画像を識別することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項5の発明に係る情報処理装置であって、前記判定手段は、文書データをRIP処理した後のRIPデータに基づいて前記文書データに含まれる各ページの画像を識別することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、入力装置および表示装置を備えるコンピュータによる読み取り可能なプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータを、前記入力装置を介して複数の文書データを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された複数の文書データを少なくとも1つのグループに分類する分類手段と、前記少なくとも1つのグループごとに、同一グループに分類された文書データに基づいて、前記文書データの内容を示すための表示画像データを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された表示画像データを前記表示装置に表示させる表示制御手段とを備える情報処理装置として機能させることを特徴とする。
請求項1ないし8に記載の発明では、複数の文書データを少なくとも1つのグループに分類し、分類した少なくとも1つのグループごとに、同一グループに分類された文書データに基づいて、文書データの内容を示すための表示画像データを生成して表示することにより、同じ領域に比較的多くの文書データを表示することができる。したがって、スクロール等の画面切換操作が不要になり、文書データの内容を容易に確認できる。
また、このようにグループ化して表示することにより、目的の文書データが、ある程度、どのグループに属しているかをオペレータが認識している場合、さらに、目的の文書データを容易に確認できる。
請求項2に記載の発明では、表示画像データが画像をページめくり表示させるためのデータであり、表示手段があたかも手めくりするかのように文書データを表示することができる。したがって、オペレータは容易に内容を確認できる。
請求項3に記載の発明では、1の文書データに対して表示するページ枚数を決定して表示画像データを生成することにより、目的の文書データ(ページ)が表示されるまでの時間を短縮することができる。
請求項4に記載の発明では、1の文書データにおいて、表示する特定ページを決定して表示画像データを生成することにより、内容を容易に確認できる特定ページ(例えば表紙等)を優先的に表示させることができる。したがって、効率よく内容を確認できる。
請求項5に記載の発明では、1の文書データに含まれる各ページの画像種別を判定し、その判定結果に基づいて、表示するページを決定して表示画像データを生成することにより、比較的内容を確認しやすいページを優先的に表示させることができる。
請求項6に記載の発明では、文書データの記述言語に基づいて文書データに含まれる各ページの画像を識別することにより、比較的高速に画像種別を判定できる。
請求項7に記載の発明では、文書データをRIP処理した後のRIPデータに基づいて文書データに含まれる各ページの画像を識別することにより、汎用性が向上する。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 実施の形態>
図1は、本発明に係る情報処理装置1の外観図である。また、図2は、情報処理装置1の構成を示す図である。
図1は、本発明に係る情報処理装置1の外観図である。また、図2は、情報処理装置1の構成を示す図である。
情報処理装置1は、CPU2、記憶装置3、操作部4、表示部5およびディスク装置6を備え、一般的なコンピュータとしての機能を備えている。
CPU2は、記憶装置3に記憶されているプログラム30に従って動作することにより、各種データの演算や制御信号の生成を実行することによって、情報処理装置1の各構成を制御する。CPU2によって実現される機能ブロックについては後述する。
詳細は図示しないが、記憶装置3は、読み取り専用のROM、CPU2の一時的なワーキングエリアとなるRAMおよびハードディスクを備えている。記憶装置3は、プログラム30や各種データを記憶する記録媒体としての機能を有している。なお、プログラム30は、後述する記録媒体9からディスク装置6を介して記憶装置3に転送されてもよい。あるいは図示しないネットワークを介して、プログラム30を記憶装置3に転送してもよい。
操作部4は、情報処理装置1に対して、オペレータの指示を入力するために使用される。すなわち、操作部4は情報処理装置1における入力装置として機能する。具体的には、キーボードやマウス、各種ボタン類等が該当する。
表示部5は、各種データを画像として画面に表示する。すなわち、表示部5は情報処理装置1における表示装置として機能する。表示部5の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ等が該当するが、タッチパネルディスプレイのように、操作部4の機能を一部有しているものでもよい。
ディスク装置6は、可搬性の記録媒体9に記憶されているデータを読み取って記憶装置3に転送する装置である。すなわち、ディスク装置6は情報処理装置1における入力装置として機能する。
本実施の形態における情報処理装置1は、ディスク装置6としてCD−ROMドライブを備えており、記録媒体9はCD−ROMである。しかし、もちろんディスク装置6はCD−ROMドライブに限定されるものではなく、FDドライブ、DVDドライブ、MO装置等であってもよい。なお、ディスク装置6が記録媒体9にデータを記録させる機能を有する場合には、ディスク装置6は記憶装置3の機能を一部代行することも可能である。
図3は、情報処理装置1の機能ブロックをデータの流れとともに示す図である。図3に示す情報取得部20、RIP処理部21、分類部22、生成部23、および表示制御部24が、主に、CPU2がプログラム30に従って動作することにより実現される機能ブロックである。
情報取得部20は、入力装置である操作部4またはディスク装置6から指示データ31または複数の文書データ32を取得して記憶装置3に転送する。
なお、指示データ31とは、主に操作部4から入力される情報であって、オペレータからの指示を示すデータである。ただし、指示データ31はディスク装置6(記録媒体9)から転送されて入力されてもよいし、例えば初期設定データ(予め与えられているデータ)としてプログラム30とともに予め記憶装置3に記憶されていてもよい。本実施の形態では、指示データ31には、表示設定情報(詳細後述)が含まれる。
また、文書データ32とは、主にディスク装置6が記録媒体9を読み取ることによって入力されるページ記述言語で表現されたデータであって、複数のページから成る文書を表現したデータである。ただし、文書データ32は、外部の装置で作成されて入力されるものに限定されるものではない。すなわち、図示しないワープロソフトや描画ソフト等を使用して、操作部4が操作されることによって、情報処理装置1上で文書データ32が作成されてもよい。
RIP処理部21は、情報取得部20により取得された複数の文書データ32を参照し、各文書データ32のページ記述言語を解析しつつ、RIP処理を実行することにより、各文書データ32ごとに対応するRIPデータ33を生成する。なお、本実施の形態において作成されるRIPデータ33は、プレビュー用のサムネイルデータであって、印刷用のデータではない。印刷用のデータは指定される印刷用紙のサイズに応じて文書データ32ごとにページサイズがバラバラであるが、サムネイルデータはページサイズを統一することができる。
分類部22は、情報取得部20により取得された文書データ32の分類を行い、複数の文書データ32を少なくとも1つのグループに分類する。分類部22の分類結果は、分類データ34として生成される。
以下、本実施の形態では、各文書データ32の作成日時に基づいて、月単位のグループに分類する例で説明する。すなわち、分類部22は、取得された複数の文書データ32について、個々にタイムスタンプを確認して、例えば、9月に作成された文書データ32のグループ、10月に作成された文書データ32のグループ、11月に作成された文書データ32のグループというように、文書データ32を分類する。
ただし、分類する基準はこれに限られるものではなく、例えば、ファイル形式やキーワード等によって分類してもよい。これらの情報は、各文書データ32に含まれるファイル拡張子やファイル名等から取得して識別することができる。
また、分類部22は、文書データ32に含まれるページを分析して、各ページごとに画像種別を判定する。すなわち、分類部22は、本発明における判定手段としての機能も備えている。分類部22の判定結果である画像種別も、ページごとに、分類データ34に格納される。
なお、本実施の形態における分類部22は、文書データ32に含まれるページの画像を分析する手法として、2つの手法を選択的に実行することが可能である。
第1の方法(以下、「直接法」と称する)とは、文書データ32のページ記述言語を直接解読して分析する手法である。直接法が選択されている場合、分類部22は、個々の文書データ32を参照しつつ画像種別を判定し分類データ34を生成する。直接法は、処理速度が速いという特徴がある。
第2の方法(以下、「間接法」と称する)とは、文書データ32をRIP処理した後のRIPデータ33を画像処理して分析する手法であり、RIPデータ33から間接的に分析する手法である。間接法が選択されている場合、分類部22は、RIPデータ33を参照しつつ画像種別を判定し分類データ34を生成する。間接法は、記述形式に左右されないため、どのような画像であっても判定可能であり、汎用性が高いという特徴がある。
このように、本実施の形態における分類部22は、各ページの画像種別を識別する手法として、2つの方法を選択的に用いることができる。したがって、用途に合わせて、効果的な処理を実行することができる。なお、直接法および間接法のいずれを選択するかは、指示データ31に設定されており、分類部22が指示データ31を参照する(図示せず)ことにより決定するものとする。
生成部23は、指示データ31(主に表示設定情報)および分類データ34を参照しつつ、RIP処理部21により生成されたRIPデータ33を加工して表示画像データ35を生成する。
このように、生成部23は表示画像データ35を生成する際に、RIP処理されたRIPデータ33を扱う。RIPデータ33は、文書データ32のファイル形式やページサイズといった文書データ32ごとの固有の条件に左右されることがないため、容易に取り扱うことができる。
なお、本実施の形態における表示画像データ35は、画像をページめくり表示させるための画像データである。すなわち、表示画像データ35は、各ページが順次めくられていく様子を表示するために必要な、一種のアニメーションを構成する画像データである。また、図3では、2つの表示画像データ35のみ図示しているが、作成される表示画像データ35は、2つとは限らない。詳細は後述するが、表示対象となるグループの数だけ表示画像データ35が作成される。
表示制御部24は、生成部23により生成された表示画像データ35に基づいて、表示部5に画像を表示させる。本実施の形態における表示画像データ35は、先述のように、めくり表示させるためのデータであるので、これにより、表示部5には、連続する複数のページの画像が、めくり過程の湾曲状況に応じて次々と変形していくかのように表示される。
以上が情報処理装置1の構成および機能の説明である。次に、情報処理装置1の動作について説明する。
図4は、情報処理装置1の動作を示す流れ図である。なお、以下の動作は、特に断らない限り、CPU2の制御により実現されるものである。
情報処理装置1は、設定データ(予め記憶装置3に記憶されている指示データ31)の読み出し処理等の初期設定を実行した後、新たな文書データ32を取得するか否かを判定する(ステップS1)。
オペレータから、新たな文書データ32を取得するよう指示があると、フォルダ指定画面を表示部5に表示し、これに従ってオペレータが指定したフォルダ内に格納されている文書データ32を取得する(ステップS2)。取得された文書データ32は、表示用フォルダに格納される。
なお、文書データ32が予めフォルダに格納されていない場合は、例えば、記録媒体9が挿入されたディスク装置6がフォルダとして指定されてもよい。また、オペレータが個々の文書データ32を直接ファイル名等で指定するようにしてもよい。
一方、オペレータから、文書データ32を取得しない旨の指示があると、情報処理装置1はステップS2をスキップする。このようにして、ステップS1,S2により、表示する文書データ32が表示用フォルダ内に準備される。
文書データ32が準備されると、表示する全ての文書データ32に対してRIPデータ33が存在しているか否かを判定する(ステップS3)。すなわち、CPU2は、表示用フォルダ内の各文書データ32について、対応するRIPデータ33が作成されているか否かを判定する。
未だRIPデータ33が作成されていない文書データ32が存在している場合、RIP処理部21は、当該文書データ32に基づいてRIP処理を行い、RIPデータ33を作成する(ステップS4)。なお、全ての文書データ32についてRIPデータ33が作成されている場合、ステップS4はスキップされる。
複数の文書データ32に対して、それぞれ対応するRIPデータ33が作成されると、分類部22が画像種別を分析する(ステップS5)。ステップS5では、まず、モードスイッチ(あるいは指示データ31)を確認し、直接法を用いる直接モードであるか、間接法を用いる間接モードであるかを判定する。
直接モードの場合、分類部22は、ステップS4でRIPデータ33を作成した文書データ32を参照し、ページ記述言語のオブジェクト情報に基づいて、ドキュメントを解析することにより、当該文書データ32のコンテンツ(画像種別)を分析する。
画像種別の分析は、対象となっている文書データ32の各ページごとに実行され、それぞれのページの画像、表、各種別、サイズ、検索文字、コメント等が検出される。また、画像については、画像処理によってその特徴を検出することにより、画像内容(人物、イラスト、写真等)も検出可能である。
このように、ページ記述言語に基づいて、オブジェクト情報を解析する直接法は、画像処理を行う場合に比べて、高速に画像種別の分析を行うことができる。なお、検出された結果(分析結果)は、分類データ34のページ情報として、記憶装置3に記憶される。
一方、間接モードの場合、分類部22は、作成されたRIPデータ33を参照し、画像処理によって、間接的に文書データ32の画像種別を分析する。
分類部22は、各ページごとに、図、絵柄、文字等を検出するが、RIP処理された画像データから画像の内容を検出する手法(画像認識、パターン認識)は、従来から種々提案されており、ここでは詳細に述べない。また、文字について、サイズを検出することにより見出し文字であるか否かを検出可能であり、検索文字とのパターンマッチングを実行すれば検索文字の有無も検出することが可能である。
間接法は画像処理によってコンテンツを分析するため高速処理には不向きである。しかし、直接法ではページ記述言語において規則からはずれたような表現がされていると、分析を誤る場合がある。例えば、文字をキャラクタではなく、画像として記述してあった場合、直接法では正確に分析できない可能性がある。しかし、間接法では、このような場合であっても、一定の品質でコンテンツを分析可能である。
間接法の場合も、画像種別の分析が終了すると、直接法の場合と同様に、分類部22は分類データ34を生成し、記憶装置3にページ情報として格納する。
各文書データ32に含まれる画像種別の分類が終了すると、分類部22は、複数の文書データ32をグループ化するか否かを判定する(ステップS6)。この判定は、例えば、指示データ31を参照することにより実行できる。
グループ化しない場合(ステップS6においてNo)、分類部22は、文書データ32のグループ化を実行せず、個別表示処理が実行される(ステップS7)。
個別表示処理では、生成部23が各RIPデータ33に基づいて、それぞれに表示画像データ35を作成する。そして、作成された表示画像データ35に基づいて、表示制御部24が表示部5を制御する。
図5は、個別表示処理が実行されたときの表示部5の画面の例を示す図である。このように、個別表示処理では、個々の文書データ32に対して、それぞれ表示画像データ35が生成されるので、表示部5の画面には複数の文書データ32の内容が個別に表示される。
一方、グループ化を行う場合(ステップS6においてYes)、分類部22は、表示用フォルダ内の複数の文書データ32を分類する(ステップS8)。本実施の形態では、先述のように、文書データ32のタイムスタンプを参照しつつ、複数の文書データ32を、作成された月別のグループに分類するものとする。
分類部22による分類が終了すると、情報処理装置1は、グループ表示処理を実行する(ステップS9)。
図6は、グループ表示処理の詳細を示す流れ図である。グループ表示処理では、まず、生成部23が分類データ34を参照することにより、表示対象グループを取得する(ステップS11)。
次に、取得した表示対象グループに分類されている文書データ32に対応するRIPデータ33を集めて、一時ファイルを作成する(ステップS12)。すなわち、同一のグループに分類された複数の文書データ32から、複数のRIPデータ33を経て、1つの一時ファイルが作成されることとなる。
表示対象グループに対する一時ファイルが作成されると、生成部23は、指示データ31の表示設定情報と、分類データ34のページ情報とを取得し(ステップS13)、当該表示対象グループ用の表示画像データ35を作成する(ステップS14)。
表示設定情報とは、いわゆる表示用のパラメータであって、各文書データ32に含まれる複数のページのうち、どのページを表示するかを決定するための情報である。表示設定情報には、例えば、全ページを表示するか、先頭ページから何ページ目までを表示するか、最終ページを表示するか、画像種別が「画像」であるページを表示するか、画像種別が「図形」であるページを表示するか、サイズの大きい文字を含むページを表示するか等の情報が含まれている。
すなわち、生成部23は、ステップS14において、取得した表示設定情報に基づいて、一時ファイルから、表示不要なページのデータを削除しつつ、表示画像データ35を生成する。
例えば、「先頭ページから5ページ目までを表示する」と設定されている場合、各文書データ32について、6ページ目以降のページのデータを、一時ファイルから削除する。この場合、1の文書データ32について表示するページ数を5ページに制限することに相当し、生成部23は、1の文書データ32に対して表示するページ枚数を5枚に決定して表示画像データ35を生成することに相当する。
また、例えば、「最終ページを表示する」と設定されている場合、生成部23は、他の設定にかかわらず、全ての文書データ32について最終ページを含むように表示画像データ35を生成する。これは、1の文書データ32において、表示する特定ページを「最終ページ」と決定して表示画像データ35を生成することに相当する。
さらに、例えば、「画像種別が画像であるページを表示する」と設定されている場合、生成部23は、分類データ34のページ情報を参照して、各文書データ32のページのうち、画像種別が「画像」となっているページのみを含むように表示画像データ35を生成する。これは、分類部22の判定結果に基づいて、表示するページを決定して表示画像データ35を生成することに相当する。
このように、本実施の形態における情報処理装置1は、文書データ32に含まれるページから表示するページを選択できるので、グループ内に含まれる文書データ32の数が多くなり、1つの表示画像データ35に含まれることとなるページ数が増大した場合でも、適切な数に抑制することができる。したがって、目的のページがなかなか表示されないといった問題を抑制できるので、オペレータは効率よく文書データ32の内容を確認することができる。
なお、本実施の形態では、表示する条件に1つでも該当するページは表示するものとする。例えば、「全てのページを表示しない」という設定になっていたとしても、同時に、「画像種別が画像であるページを表示する」という設定になっていれば、画像種別が画像であると判定されたページについては表示する。ただし、条件に対する具体的処理は、目的等に応じて任意に決定すればよい。
ステップS11で取得した表示対象グループに対する表示画像データ35を生成すると、生成部23は、全てのグループについて、表示画像データ35の生成が終了したか否かを判定する(ステップS15)。そして、未だ表示画像データ35の生成が終了していないグループが存在する場合は、ステップS11から処理を繰り返す。
一方、分類部22によって分類された全てのグループについて表示画像データ35の生成が終了した場合は、表示制御部24が、生成された表示画像データ35に基づいて表示部5を制御する。これにより、表示部5に表示画像データ35が表示される(ステップS16)。
図7は、グループ表示処理が実行されたときの表示部5の画面の例を示す図である。図7では、11月に作成されたグループと、12月に作成されたグループとが表示対象グループとして取得された例を示す。ここに示す例では、表示用フォルダ内の複数の文書データ32のうち、11月に作成された文書データ32と、12月に作成された文書データ32とが、あたかもそれぞれ1冊の本(ドキュメント)であるかのように表示されている。
図5と図7とを比較すれば明らかなように、複数の文書データ32を表示する場合、個別表示処理を行うと、表示部5の画面に表示しきれない場合が生じる。このような場合、オペレータは、画面をスクロールさせる等、何らかの対処が必要となり、不便である。しかし、本実施の形態における情報処理装置1のように、複数の文書データ32をグループに分類して扱うことにより、多数の文書データ32を、表示部5の同じ領域に表示可能となる。したがって、オペレータの負担が軽減され、複数の文書データ32を効率よく確認できる。
なお、情報処理装置1は、ステップS16を実行すると、図4に示す処理に戻る。また、適宜、オペレータからの指示等に基づいて、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態における情報処理装置1は、複数の文書データ32を少なくとも1つのグループに分類し、分類された少なくとも1つのグループごとに、同一グループに分類された文書データ32に基づいて、表示画像データ35を生成して表示する。これにより、表示部5の同じ領域に比較的多くの文書データ32を表示することができる。したがって、スクロール等の操作が不要になり、文書データ32の内容を容易に確認できる。
また、このようにグループ化して表示することにより、目的の文書データ32が、ある程度、どのグループに属しているかをオペレータが認識している場合、さらに、目的の文書データ32を容易に確認できる。例えば、目的の文書データ32が11月に作成されたデータであることをオペレータが認識していたとしても、図5のように、個別に表示されていると表示画面のどこに表示されるか容易に把握できないために、確認することは容易ではない。しかし、図7に示すように、グループ表示されていると、目的の文書データ32は左側の表示画像データ35に表示されることが容易に予測できるので、容易に発見できる。
また、表示画像データ35は、画像をページめくり表示させるためのデータであることにより、表示制御部24があたかも手めくりするかのように文書データを表示することができる。したがって、オペレータは容易に内容を確認できる。
個別表示処理では、全ての文書データ32が常に表示されているが、グループ表示処理では、同一グループの後方に配置された文書データ32は、前方に配置された文書データ32の表示が終了するまで表示されない。しかし、生成部23が、1の文書データ32に対して表示するページ枚数を決定して表示画像データ35を生成することにより、目的の文書データ32(ページ)が表示されるまでの時間を短縮することができる。
また、1の文書データ32において、表示する特定ページを決定して表示画像データ35を生成することにより、内容を容易に確認できる特定ページ(例えば表紙等)を優先的に表示させることができる。したがって、効率よく内容を確認できる。
また、分類部22が1の文書データ32に含まれる各ページの画像種別を判定し、その判定結果に基づいて、生成部23が表示するページを決定して表示画像データ35を生成することにより、比較的内容を確認しやすいページを優先的に表示させることができる。
また、分類部22が文書データ32の記述言語に基づいて文書データ32に含まれる各ページの画像を識別することにより、比較的高速に画像種別を判定できる。
また、分類部22が文書データ32をRIP処理した後のRIPデータに基づいて文書データ32に含まれる各ページの画像を識別することにより、汎用性が向上する。
なお、本実施の形態では、複数の文書データ32に対して少なくとも1つのグループに分類するか否かを指示データ31に含まれる設定情報により判定する例で説明した。しかし、例えば、文書データ32の数と、表示部5の画面サイズとに基づいて、同時に全ての文書データ32を表示できない場合に、グループ化を行うようにしてもよい。また、逐次、オペレータが指定するようにしてもよい。
<2. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、指示データ31や文書データ32を入力する入力装置として、操作部4とディスク装置6とを備えていたが、ネットワークを接続する通信インタフェースを設けて、これらのデータを外部の装置からダウンロードする構成としてもよい。
また、文書データ32の表示方法はめくり表示に限定されるものではなく、ページごとに瞬時に画像が切り替わるように表示してもよい。
また、情報処理装置1には、RIPデータ33が入力されてもよい。上記実施の形態における文書データ32とRIPデータ33とは、互いに一対一に対応しており、RIPデータ33も広義の文書データと言える。すなわち、情報処理装置1に入力される複数の文書データは、ページ記述言語で表現された文書データ32に限定されるものではなく、既に、RIP処理されたRIPデータ33であってもよい。
1 情報処理装置
2 CPU
20 情報取得部
21 RIP処理部
22 分類部
23 生成部
24 表示制御部
3 記憶装置
30 プログラム
31 指示データ
32 文書データ
33 RIPデータ
34 分類データ
35 表示画像データ
4 操作部
5 表示部
6 ディスク装置
9 記録媒体
2 CPU
20 情報取得部
21 RIP処理部
22 分類部
23 生成部
24 表示制御部
3 記憶装置
30 プログラム
31 指示データ
32 文書データ
33 RIPデータ
34 分類データ
35 表示画像データ
4 操作部
5 表示部
6 ディスク装置
9 記録媒体
Claims (8)
- 情報処理装置であって、
複数の文書データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された複数の文書データを少なくとも1つのグループに分類する分類手段と、
前記少なくとも1つのグループごとに、同一グループに分類された文書データに基づいて、前記文書データの内容を示すための表示画像データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された表示画像データを表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記表示画像データは、画像をページめくり表示させるためのデータであり、前記表示手段は前記表示画像データをページめくり表示することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
前記生成手段は、1の文書データに対して表示するページ枚数を決定して表示画像データを生成することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記生成手段は、1の文書データにおいて、表示する特定ページを決定して表示画像データを生成することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の情報処理装置であって、
1の文書データに含まれる各ページの画像種別を判定する判定手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて、表示するページを決定して表示画像データを生成することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項5に記載の情報処理装置であって、
前記判定手段は、文書データの記述言語に基づいて前記文書データに含まれる各ページの画像を識別することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項5に記載の情報処理装置であって、
前記判定手段は、文書データをRIP処理した後のRIPデータに基づいて前記文書データに含まれる各ページの画像を識別することを特徴とする情報処理装置。 - 入力装置および表示装置を備えるコンピュータによる読み取り可能なプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータを、
前記入力装置を介して複数の文書データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された複数の文書データを少なくとも1つのグループに分類する分類手段と、
前記少なくとも1つのグループごとに、同一グループに分類された文書データに基づいて、前記文書データの内容を示すための表示画像データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された表示画像データを前記表示装置に表示させる表示制御手段と、
を備える情報処理装置として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007046722A JP2008210182A (ja) | 2007-02-27 | 2007-02-27 | 情報処理装置およびプログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017049800A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 株式会社Screenホールディングス | 画像表示装置、画像表示方法、および、画像表示プログラム |
-
2007
- 2007-02-27 JP JP2007046722A patent/JP2008210182A/ja active Pending
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