JP2008210076A - ソフトウェア成果物管理システム、方法及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】既に作成されたソフトウェア成果物に含まれるタスクに基づいて他のソフトウェア成果物のタスクを作成することにより生成された複数のソフトウェア成果物を成果物リポジトリ13に記憶するとともに、各ソフトウェア成果物のタスクと該タスクに基づいて作成された他のソフトウェア成果物のタスクとを関連付けたタスク達成構造を概念体系リポジトリ14に記憶し、成果物リポジトリ13に記憶されたソフトウェア成果物のタスクの内容が情報入力部12によって変更されると、変更されたタスクと、該タスクに関連する他のソフトウェア成果物のタスクとを概念体系リポジトリ14から抽出する。
【選択図】図1
Description
"ENTERPRIZE ARCHITECT"、[online]、スパークシステムズジャパン株式会社、[平成19年2月21日検索]、インターネット<URL:http://www.sparxsystems.jp/ea.htm> 大平他「Strutsフレームワークにおけるメタモデルを用いた追跡可能性実現手法の提案」、社団法人情報処理学会 研究報告、2005年11月、33〜40頁 山田他「機能モデルに基づくソフトウェアの変更支援」、電子情報通信学会論文誌D−2、vol.J73−D−2、No.10、1990年10月、1770〜1778頁 表他「UMLモデル間リンクによるシステムevolutionのサポート(2)」、信学技報、KBSE2004−1、2004年5月
ソフトウェア成果物には、開発するソフトウェアの振舞を規定するための動的情報を表現した動的成果物と、開発するソフトウェアがその振舞を実行するために必要なデータ情報を規定する静的成果物とが存在する。本実施形態では、上流成果物の動的成果物の一部の変更に基づく他の動的成果物の影響箇所を特定する成果物管理システムについて説明する。
動的成果物には、ソフトウェアが実現する機能に対する振舞が複数のタスクのフローとして記述されている。この一つのタスク30は、図4に示すように、入力主体31、出力主体32、動作33、パラメータ34の4つの要素からなるものとして表現される。タスクを自然言語にした場合、入力主体31、出力主体32、動作33、パラメータ34は、主語、間接目的語、述語、目的語にそれぞれ該当するものである。ここで、「オペレータがOLT(Optical Line Terminal)情報を端末に入力する」というタスクの入力主体31は「オペレータ」、出力主体32は「端末」、動作33は「入力する」、パラメータ34は「OLT情報」である。また、UMLにおけるシーケンス図のメッセージからタスクを表現する場合には、タスク30は図5のように示される。
開発者は、成果物描画画面20の成果物選択部21において作成しようとする動的成果物を選択するとともに、選択した動的成果物のタスクを成果物描画画面20の描画部23において作成する。このとき、制御部15の成果物描画処理部152は、情報受付部151が情報入力部12から受信した入力情報を描画部23に表示する。なお、描画部23に描画される動的成果物の形式は、自然言語及びアクティビティ図やシーケンス図等のUMLに基づく図であっても構わない。
動的成果物作成後、開発者は、成果物描画画面20の登録指示部において動的成果物の登録を指示する。このとき、制御部15の成果物リポジトリアクセス処理部154は、作成された動的成果物を成果物リポジトリ13に記憶する。また、概念体系リポジトリアクセス処理部155は、各タスクの要素情報及びタスク間の達成関係に基づいて作成された成果物をタスク達成構造表現に変換し、タスク達成構造を概念体系リポジトリ14に記憶する。この場合、成果物作成時に入力されたタスク間関係情報は、タスク達成構造表現における達成関係40に変換される。
<変更成果物・変更箇所の特定>
上記の成果物登録が行われたことを前提として、登録された動的成果物の一部の変更に基づいて変更を要する他の動的成果物及びその影響箇所を特定する方法について図7のフロー図を参照して説明する。
開発対象のソフトウェアの一例として、通信装置Aに関する業務を支援する業務サポートシステムAを取り上げる。
描画部23の登録指示部において開発者が登録を指示することにより、成果物リポジトリ13には、UCから設計シーケンス図までの動的成果物が登録されるとともに、概念体系リポジトリ14には、図15、図16及び図17に示すような、UCから設計シーケンス図までのタスク達成構造が登録される。ここで、タスク達成構造の1階層目(Lv1)にはUC51が、2階層目(Lv2)には中間生成物52が、3階層目(Lv3)にはUC記述53が、4階層目(Lv4)には概念シーケンス1-54が、5階層目(Lv5)には概念シーケンス2-55が、6階層目(Lv6)には設計シーケンス図56が表現されている。なお、UC51のタスク51aは図8のタスク1に対応しており、中間生成物52の各タスク52a〜52cは、それぞれ図9のタスク1〜3に対応している。また、UC記述53の各タスク53a〜53dは、それぞれ図10のタスク1〜4に対応しており、概念シーケンス1-54の各タスク54a〜54jは、それぞれ図11の各メッセージ401〜410に対応している。さらに、概念シーケンス2-55の各タスク55a〜55jは、それぞれ図13の各メッセージ501〜510に対応しており、設計シーケンス図56の各タスク56a〜56kは、それぞれ図14の各メッセージ601〜611に対応している。
上記の成果物登録が行われたことを前提として、登録された動的成果物の一部の変更に基づいて変更を要する他の動的成果物及びその影響箇所を特定する。本例では、開発者が描画部23において概念シーケンス2の3番目のメッセージ503を修正した場合について説明する。
開発者が、成果物描画画面20の成果物選択部21において概念シーケンス2を指定すると、制御部15の成果物リポジトリアクセス処理部154は、概念シーケンス2を成果物リポジトリ13から取得する。また、概念体系リポジトリアクセス処理部155は、概念体系リポジトリ14からタスク達成構造を取得してタスク達成構造バッファ156に格納する。さらに、成果物描画処理部152は、概念シーケンス2を成果物描画画面20の描画部23に表示する。この場合、描画部23には、図13の概念シーケンス2が表示される。そして、開発者は、描画部23において概念シーケンス2の3番目のメッセージ503を修正する。
開発者が、成果物描画画面20の描画部23において概念シーケンス2の3番目のメッセージ503を修正すると、情報受付部151は、修正されたメッセージ503のメッセージ番号「3」を取得する。また、タスク特定処理部153は、メッセージ番号に基づいて、タスク達成構造バッファ156のタスク達成構造において修正されたタスクを特定する。この場合、概念シーケンス2はタスク達成構造の5階層目(Lv5)に表現され、3番目のメッセージ503は3番目のタスク55cに対応していることから、3番目のタスク55cが特定される。
タスク特定処理部153は、概念シーケンス2-55の3番目のタスク55cに関連するタスクを、タスク達成構造の達成関係40に基づいて特定する。本例では、図15、図16及び図17に示すように、概念シーケンス2-55より上位の階層に存在する概念シーケンス1-54の3番目のタスク54cと、UC記述53の2番目のタスク53bと、中間生成物52の2番目のタスク52cと、UC51のタスク51aと、概念シーケンス2-55より下位の階層に存在する設計シーケンス図56の2番目と3番目のタスク56b,56cとが関連タスクとして特定される。
成果物リポジトリアクセス処理部154は、特定された関連タスクを含む動的成果物を成果物リポジトリ13から取得する。そして、成果物描画処理部152は、取得された動的成果物を描画部23に表示する。このとき、成果物描画処理部152は、描画部23に表示された動的成果物において関連タスクに対応する箇所をハイライト表示させることにより、他のタスクに対応する箇所よりも際立たせて表示する。本例では、UC51、中間生成物52、UC記述53、概念シーケンス1-54、設計シーケンス図56が描画部23に表示される。この場合、UCが表示される際には、図18に示すように、タスク1に対応する箇所(一点鎖線で囲まれた部分)がハイライト表示される。また、中間生成物が表示される際には、図19に示すように、タスク2に対応する箇所(一点鎖線で囲まれた部分)がハイライト表示される。さらに、UC記述が表示される際には、図20に示すように、タスク2に対応する箇所(一点鎖線で囲まれた部分)がハイライト表示される。さらにまた、概念シーケンス1が表示される際には、図21に示すように、3番目のメッセージ403に対応する箇所(一点鎖線で囲まれた部分)がハイライト表示される。また、設計シーケンス図が表示される際には、図22に示すように、2番目及び3番目のメッセージ602,603に対応する箇所(一点鎖線で囲まれた部分)がハイライト表示される。
Claims (7)
- ソフトウェア開発において作成されたソフトウェア成果物の一部の変更に基づく他のソフトウェア成果物の影響箇所を特定するソフトウェア成果物管理システムであって、
情報入力手段と、
既に作成されたソフトウェア成果物に含まれるタスクに基づいて他のソフトウェア成果物のタスクを作成することにより生成された複数のソフトウェア成果物を、各ソフトウェア成果物のタスクと、該タスクに基づいて作成された他のソフトウェア成果物のタスクとを関連付けた状態で記憶する記憶手段と、
記憶手段に記憶されたソフトウェア成果物のタスクの内容が情報入力手段によって変更されると、変更されたタスクと、該タスクに関連する他のソフトウェア成果物のタスクとを記憶手段から抽出する特定手段とを備えた
ことを特徴とするソフトウェア成果物管理システム。 - 前記特定手段によって抽出されたタスクを含む他のソフトウェア成果物を表示する表示手段を備えた
ことを特徴とする請求項1記載のソフトウェア成果物管理システム。 - 前記表示手段は、
他のソフトウェア成果物を表示するときに、抽出されたタスクに対応する箇所を他のタスクに対応する箇所よりも際立たせて表示させる
ことを特徴とする請求項2記載のソフトウェア成果物管理システム。 - ソフトウェア開発において作成されたソフトウェア成果物の一部の変更に基づく他のソフトウェア成果物の影響箇所を、コンピュータ装置を用いて特定するソフトウェア成果物管理方法であって、
前記コンピュータ装置は、
既に作成されたソフトウェア成果物に含まれるタスクに基づいて他のソフトウェア成果物のタスクを作成することにより生成された複数のソフトウェア成果物を、各ソフトウェア成果物のタスクと、該タスクに基づいて作成された他のソフトウェア成果物のタスクとを関連付けた状態で所定の記憶部に記憶し、
記憶部に記憶されたソフトウェア成果物のタスクの内容が所定の情報入力部によって変更されると、変更されたタスクと、該タスクに関連する他のソフトウェア成果物のタスクとを記憶部から抽出する
ことを特徴とするソフトウェア成果物管理方法。 - 前記コンピュータ装置は、
抽出されたタスクを含む他のソフトウェア成果物を所定の表示部に表示させる
ことを特徴とする請求項4記載のソフトウェア成果物管理方法。 - 前記コンピュータ装置は、
他のソフトウェア成果物を表示するときに抽出されたタスクに対応する箇所を他のタスクに対応する箇所よりも際立たせて表示させる
ことを特徴とする請求項5記載のソフトウェア成果物管理方法。 - 請求項4乃至6何れか1項記載の方法をコンピュータ装置に実行させるためのソフトウェア成果物管理プログラム。
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JP2005352869A (ja) * | 2004-06-11 | 2005-12-22 | Nomura Research Institute Ltd | システム開発支援システム及び支援プログラム |
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