JP2008209518A - 作業中表示装置 - Google Patents

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    • E01F9/00Arrangement of road signs or traffic signals; Arrangements for enforcing caution
    • E01F9/60Upright bodies, e.g. marker posts or bollards; Supports for road signs
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    • E01F9/688Free-standing bodies

Abstract

【課題】作業場所に応じて設置方法を使い分けることを可能にすることにより、作業車などに積んだままにして必要に応じて利用するなど、使い勝手のよい作業中表示装置を提供する。
【解決手段】作業中を報知する報知部11と、該報知部に連設されて所望の設置位置に取り付ける取付部12と、を備えて、作業中であることを通行人などの第三者に知らせる作業中表示装置10であって、取付部は、移動部材51がスライドして固定部材41に接近することにより突出部の間に設置場所の部材を挟んで取り付けることができるとともに、この固定部材と移動部材の突出部は、互いに密接する状態ではパイロン100の頂部の取付穴内に差し込んで固定することができる外形形状に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業中表示装置に関し、詳しくは、第三者に作業中であることを報知し易い箇所に設置することのできるものに関する。
従来、作業中であることに気が付かずに接近する歩行者(通行人)などに危険が及ばないように、概略円錐形状の所謂、パイロンを障害物(作業中表示装置)として置くことにより、また、そのパイロン内に電灯を内装させて夜間でも視認可能にして注意を喚起することにより、その歩行者が危険箇所を回避するように迂回することを促すことが行われている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、そのパイロンを利用して、工事中であることなどを明確に表示する看板等を、頂部に開口する穴内に差し込んで設置することにより、作業中表示装置として利用することも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、先端側に点灯部分を有するポール状の安全標識灯の基端側に、コの字状の枠内に嵌め込んだ部材をネジで締め付けて取り付けることのできる取付部を設けることにより、所望の位置に設置することができるように工夫した作業中表示装置も提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2005−163312号公報 実開平5−81309号公報 特開2005−121917号公報 実開平5−87013号公報
しかしながら、このような従来の作業中表示装置にあっては、パイロンを置くことのできる場所のときには、そのパイロンを準備して各種付属物を取り付けるなどすることにより作業中であることを報知して注意を喚起する一方、そのパイロンを置くことができなかったり、電柱の上部が作業場所であるためにパイロンを置いても気が付かない場合には、文献4に記載のような作業中表示装置を特別に準備して、所望の位置に取り付ける必要がある。
すなわち、従来の作業中表示装置では、作業場所に応じて、パイロンと各種付属物を準備したり、特別な作業中表示装置を準備するなどして使い分けなければならず、双方を携行するとなると嵩張ってしまう、という問題があった。
そこで、本発明は、作業場所に応じて設置方法を使い分けることを可能にすることにより、作業車などに積んだままにして必要に応じて利用するなど、使い勝手のよい作業中表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する作業中表示装置の第1の発明は、作業中を報知する報知部と、該報知部に連設されて所望の設置位置に取り付ける取付部と、を備えて、作業中であることを通行人などの第三者に知らせる作業中表示装置であって、取付部は、少なくとも一方が他方に向って接離する方向にスライド可能に設けられて、互いに接近することにより設置位置に存在する部材を挟むことのできる一対の挟持部材を有しており、該取付部の挟持部材は、互いに接近させた状態にすることにより、所望の設置位置に存在する取付穴内に差し込んで固定することができるように外形形状が形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、報知部に連設する取付部の挟持部材を互いに接離させることにより、作業場所の所望の位置にある部材を挟んだ状態にして取り付けることができ、また、適した部材がない場合でも取付穴があればそこに差し込んで取り付けることができるとともに、その取付穴がない場合でも、例えば、パイロンの頂部に存在する穴を取付穴として内部に差し込んで取り付けることができる。したがって、作業位置に直接取り付けることのできる場合と、作業位置に置いたパイロンなどに取り付ける必要がある場合との双方で用いることのできる作業中表示装置として携行することができ、他の作業中表示装置やその付属装置を携行する必要性をなくすことができる。
上記課題を解決する作業中表示装置の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記取付部は、挟持部材に開口する挿通穴内にスライド自在に挿通させて報知部に形成されている雌ネジ穴内に螺合させて固定する雄ネジ部材と、該雄ネジ部材のネジ部に螺合させて該挟持部材の一方を他方に向って押し付ける方向に回転させることにより当該挟持部材を固定するロック部材と、を備えており、雄ネジ部材には、ネジ部の長さ方向に延在するスライド用溝が刻設されているとともに、該雄ネジ部材をスライド自在に挿通穴内に挿通する挟持部材には、該スライド用溝内に嵌り込む状態でスライド可能なスライド用突片が設けられていることを特徴とするものである。
この発明では、取付部の挟持部材を報知部に連設する雄ネジ部材にロック部材によりスライド不能に固定することができ、この挟持部材を互いの接離方向にスライドさせる際には、雄ネジ部材のスライド用溝内に挟持部材のスライド用突片が嵌り込む状態でスライドさせることができる。したがって、互いに対向する姿勢を維持したまま取付部の挟持部材を接離方向にスライドさせることができ、ロック部材の螺合回転などにつられて挟持部材同士の対向面がずれてしまうことなく、その対向面間に設置位置の部材を挟み込んで容易に取り付けることができる。
上記課題を解決する作業中表示装置の第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記取付部の挟持部材は、互いに接近して圧接する対向面に、電柱の足場ボルトの外周面に密接する形状が形成されているとともに、該足場ボルトの外周面に密接する箇所が滑り難い材料により作製されていることを特徴とするものである。
この発明では、取付部の挟持部材の対向面間に電柱の足場ボルトをそのまま滑らないように挟んで回転しないように取り付けることができる。したがって、電柱に登って作業をする際には、視認し易い位置の足場ボルトに作業中表示装置を取り付けて作業中であることを歩行者などに認識させることができる。
上記課題を解決する作業中表示装置の第4の発明は、上記第1から第3のいずれかの発明の特定事項に加え、前記取付部は、電柱の外周に巻き付けて固定する巻付部材と、該巻付部材に連設されて挟持部材間に挟み込むことにより固定することのできる固定部材と、を備えるアタッチメントを備えることを特徴とするものである。
この発明では、電柱に巻付部材を巻き付けて固定した固定部材を取付部の挟持部材の対向面間に挟んで取り付けることができる。したがって、足場ボルトのない箇所でも、あるいは、足場ボルト自体のない電柱でも、視認し易い位置に作業中表示装置を取り付けて作業中であることを歩行者などに認識させることができる。
上記課題を解決する作業中表示装置の第5の発明は、上記第1から第4のいずれかの発明の特定事項に加え、前記報知部は、作業中である旨を表示するシート部材と、該シート部材を吊り下げ可能に形成されている棒状部材と、を備えており、該棒状部材に取付部が連設されることを特徴とするものである。
この発明では、取付部に連設する報知部の棒状部材に吊り下げられているシート部材に、作業中であることを具体的に表示することができる。したがって、明確に作業中であることを歩行者などに認識させることができる。
上記課題を解決する作業中表示装置の第6の発明は、上記第1から第5のいずれかの発明の特定事項に加え、前記報知部は、作業中である旨を積極的に報知する発光手段または音声出力手段の一方あるいは双方を備えることを特徴とするものである。
この発明では、取付部に連設する報知部の一部または全体を発光させて、あるいは、音声出力して、注意を引くことができる。したがって、作業中であることを示す表示を歩行者などに積極的に認識させることができる。
このように本発明によれば、作業位置近傍の部材を取付部の挟持部材で挟んで、あるいは、その挟持部材をパイロン頂部などの取付穴に差し込んで報知部を取り付けることができ、作業中を表示して報知するのに最適な位置に作業中表示装置を設置することができる。したがって、余分な付属装置を携行することなく、パイロンなどと共に作業中表示装置を邪魔にならないように作業車などに積むことができ、作業場所に応じて作業中表示装置の設置方法を使い分けて作業中であることを歩行者などの第三者に報知することができる。この結果、歩行者などに注意を効果的に喚起させることのできる使い勝手のよい作業中表示装置を提供することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図19は本発明に係る作業中表示装置の一実施形態を示す図である。
図1において、作業中表示装置10は、作業中であることを通行人(第三者)などに報知するための報知部11と、所望の位置に取り付けるための取付部12と、を備えており、報知部11は、例えば、高所で作業している際に「頭上注意 柱上作業中」という旨を表示するシート部材13を棒状部材14に吊り下げるとともに、取付部12は、作業位置に設置可能なパイロン(コーンともいう)100の頂部にその棒状部材14を固定・取付することができるように設計されている。
ここで、パイロン100は、図2に示すように、中空の概略円錐形状に形成されて、図3に示すように、注意を促す表示板110等を頂部に取り付けて作業場所などに設置することができる。このパイロン100は、図4に示す表示板110の下部に形成されている円柱形状111を差し込んで取り付けることができるように、円形に開口する取付穴101を頂部に備えており、その取付穴101の縦溝102に表示板110の円柱形状111の外周面に形成されている突起112を係合させることにより、その表示板110が自由に回転しないように取り付けることができるようになっている。なお、このパイロン100は、概略四角のウェイト105の開口106内に差し込むことにより転倒することがないように所望の位置に設置することができる。
報知部11の棒状部材14は、図5に示すように、注意を喚起する赤色や黄色のプラスチックにより作製されているとともに、光を反射する反射テープ(発光手段)15がその外周面にスパイラル状に貼り付けられることにより夜間の視認性が向上されており、その両端側と中間部の3箇所の外周面に面ファスナーのループ側部材16が貼付されることにより、シート部材13の一辺側から延長されている面ファスナーのフック側部材17を巻き付けて留めることができるようになっている。これにより、通行人は、シート部材13の表示から上方で作業していることを、明確に分り易く認識することができるとともに、夜間でもその反射テープ15の概略全体が光を反射することにより注意を促されて作業中であることを認識することができる。
この報知部11の棒状部材14は、図6に示すように、基板21から引き出したスイッチ22が中央部の外面に設けられており、その基板21には、電池23から電力供給されてそのスイッチ22のオン/オフにより、点滅するLED(発光手段の発光ダイオード)24が接続されて先端部に配設されているとともに、「ピッピ」という音声出力を繰り返すブザー(音声出力手段)25が接続されてスイッチ22の背面側に設置されている。これにより、通行人は、夜間に反射テープ15による反射光がない場合でも、先端部のLED24の点滅により積極的に注意を促されるのと同時に、視野から外れていたり、視覚障害者である場合にも、ブザー25からの音声出力により積極的に注意が促されて、作業中であることを認識することができる。
また、報知部11の棒状部材14は、取付部12側の端部に雌ネジ26が刻設されており、その雌ネジ26に取付部12の雄ネジ部材31を螺合させて同一方向に延在する姿勢で連結することができる。ここで、この取付部12の雄ネジ部材31は、報知部11の棒状部材14端部の雌ネジ26に螺合させてその底部に突き当てることにより、相対回転しないように螺合させて連結することができる。なお、この取付部12の雄ネジ部材31は、報知部11の棒状部材14端部の雌ネジ26内に外面側から雄ネジを突出などさせることにより、相対回転を制限するようにしてもよいことは言うまでもない。
取付部12の雄ネジ部材31は、図7に示すように、報知部11の棒状部材14端部の雌ネジ26に螺合させる雄ネジ部32が一端側から他端側近傍まで刻設されており、その他端側には、雄ネジ部32のない円柱形状の固定部33が形成されている。
この取付部12は、雄ネジ部材31の固定部33の端部に紐部材38(図7(a)のみに図示)を通すことのできるアーチ形状33aが形成されており、その紐部材38を近傍の部材に引っ掛けることにより落下してしまうことを未然に防止することができる。なお、その紐部材38は、内部に通して外装させた状態のリング部材39をずらすことにより引っ掛けた部材を締め付けることができ、より確実に落下してしまうことを未然に防止することができる。
また、取付部12は、図8および図9に示す固定部材41を雄ネジ部材31の固定部33に固定するように設計されており、その雄ネジ部材31の雄ネジ部32には、図10に示す移動部材51をその固定した固定部材41に対して長さ方向にスライド可能に取り付けて図11〜図13に示す固定用のナット類(ロック部材)61、66で固定することができるように設計されている。
固定部材41は、図8に示すように、この取付部12の雄ネジ部材31の固定部33を略同一径で開口する挿通穴42a内に内装する状態で連設固定する固定連設部42と、この固定連設部42から雄ネジ部材31に対して直交する方向に突出して所望の位置に連結させる固定突出部43と、を備えている。同様に、移動部材51は、図10に示すように、取付部12の雄ネジ部材31の雄ネジ部32を略同一径で開口する挿通穴52a内に内装する状態で相対移動可能に連設する移動連設部52と、この移動連設部52から雄ネジ部材31に対して直交する方向に突出して所望の位置に連結させる移動突出部53と、を備えている。
このうちの固定部材41は、取付部12の雄ネジ部材31の固定部33が中心軸を通過する貫通穴34を穿孔されているのに対して、固定突出部43の突出方向に一致して挿通穴42aの中心を通過する貫通穴44がその固定突出部43とその固定連設部42の両端面に開口するように穿孔されている。これにより、固定部材41は、図9に示すように、ボルト45を固定連設部42と固定突出部43の貫通穴34、44に挿通してナット46を螺合させることにより、取付部12の雄ネジ部材31の固定部33に直交する姿勢で連設固定することができる。なお、ナット46は、固定突出部43の端面に形成されている六角穴44a内に回転不能に収納することにより、ボルト45に容易に螺合させることができる。
一方、移動部材51は、取付部12の雄ネジ部材31の雄ネジ部32が一端側から他端側の固定部33まで直線状に連続するスライド用溝32aを周方向の略均等間隔に複数刻設されているのに対して、移動連設部52の挿通穴52aの内面よりも内方に突出するとともにその挿通穴52aの開口方向に延在するスライド用突片54がそのスライド用溝32aに一致する略均等間隔に複数形成されている。これにより、移動部材51は、図11に示すように、その雄ネジ部32のスライド用溝32aにスライド用突片54が嵌まり込んで係合するように、取付部12の雄ネジ部材31を移動連設部52の挿通穴52a内に挿通することにより、固定部材41の固定突出部43に対して移動突出部53が周方向に回転してずれてしまうことなく長さ方向にスライドさせることができる。
また、この移動部材51は、スライド用突片54のそれぞれの先端に外方に向って突出する突起54aが形成されており、このスライド用突片54先端の突起54aを図12に示す締付ナット61内に保持させることにより固定部材41に接離する方向にスライド移動させることができ、この締付ナット61を図13に示すロックナット66で回転不能にロックさせることによって、取付部12の雄ネジ部材31の長さ方向の所望の位置に位置決め固定することができる。
締付ナット61は、図12に示すように、概略円筒形状に形成されてその内面の雌ネジ部62aを取付部12の雄ネジ部材31の雄ネジ部32に螺合させる雌ネジ形状部62と、レンチなどの工具を係合させて回転させることができるように外周形状が八角形に形成されているヘッド部63と、を備えている。ヘッド部63は、雌ネジ形状部62を一端面側から収納可能な有底の筒形状に形成されているとともにその他端面側には取付部12の雄ネジ部材31を差込可能な挿通穴63aが開口している。雌ネジ形状部62は、ヘッド部63内に収納する側に移動部材51のスライド用突片54先端の突起54aを相対回転自在に収容する回転空間62bが形成されてその外面がヘッド部63の内面に相対回転不能に固着されている。
すなわち、この締付ナット61は、図14に示すように、移動部材51のスライド用突片54先端の突起54aを雌ネジ形状部62の回転空間62b内に収容した状態のままヘッド部63を相対回転させることにより、その移動部材51のスライド用突片54を取付部12の雄ネジ部材31の雄ネジ部32に形成されているスライド用溝32aに係合させた状態のまま、言い換えると、移動部材51の姿勢を維持したまま、その雌ネジ形状部62の雌ネジ部62aが取付部12の雄ネジ部材31の雄ネジ部32に螺合する位置をその長さ方向に変更して容易に移動部材51をスライドさせることができる。
ロックナット66は、図13に示すように、締付ナット61のヘッド部63と同様に、レンチなどの工具を係合させて回転させることができるように外周形状が八角形に形成されて、その内面に取付部12の雄ネジ部材31の雄ネジ部32に螺合可能な雌ネジ部66aが形成されている。
これにより、取付部12は、締付ナット61の雌ネジ形状部62を雄ネジ部材31の雄ネジ部32に螺合・回転させて移動部材51をその長さ方向にスライドさせることにより、図14に示すように、その雄ネジ部材31の固定部33に固設されている固定部材41に密接させることができ、さらに、ロックナット66を同様に雄ネジ部材31の雄ネジ部32に螺合・回転させてその締付ナット61のヘッド部63に圧接させることにより、その締付ナット61が緩む方向に回転してしまうことを制限して、移動部材51が固定部材41に密接する状態を維持することができる。この締付ナット61のヘッド部63とロックナット66の対面圧接する端面は、粗面に形成したり、互いに噛み合い係合するように凹凸を形成するなどすることにより、互いに圧接する状態が緩んで回転移動してしまうことを制限するようになっている。
ここで、この固定部材41および移動部材51は、取付部12の雄ネジ部材31に螺合させて連設した連設部42、52と突出部43、53の対向面42b、43b、52b、53bが互いに密接可能な平面に形成されており、その背面側はパイロン100の頂部に開口する取付穴101の内面に略一致する円弧面(外形形状)43c、53cに形成されているとともに、その固定突出部43の端部側の円弧面43cには、パイロン100の取付穴101の縦溝102に差込係合させることのできる突起47が形成されている。すなわち、取付部12は、固定部材41および移動部材51が締付ナット61とロックナット66により互いの対向面42b、43b、52b、53bを密接させた状態にしたときに、これらの突出部43、53が表示板110の下部の円柱形状111と略同一形状になる。
したがって、作業中表示装置10は、取付部12の固定部材41と移動部材51の突出部43、53を互いに密接する状態にすることにより、パイロン100の頂部の取付穴101内に差し込んでその縦溝102にその固定突出部43の円弧面43cから突出する突起47を係合させることができる。よって、この作業中表示装置10は、図1に示すように、取付部12の雄ネジ部材31を自由回転することのない水平姿勢に取り付けることができ、報知部11のシート部材13の「頭上注意 柱上作業中」という旨の表示を下方に吊り下げて広げた状態に取り付けることができる。
また、固定部材41および移動部材51は、互いに対面する突出部43、53の対向面43b、53bには、ゴム材料48、58が埋め込まれており、その中央付近には円弧形状に窪む円弧溝48a、58aが幅方向に延在するように形成されている。
これにより、取付部12は、固定部材41に対して移動部材51が接近するように締付ナット61によりスライドさせてロックナット66により固定することにより、突出部43、53の対向面43b、53bのゴム材料48、58の間に各種部材を挟みこんで固定することができる。すなわち、固定部材41および移動部材51が突出部43、53により部材を挟む挟持部材を構成している。
したがって、作業中表示装置10は、例えば、図15に示すように、電柱200の足場ボルト201にヘッド部211を引っ掛けた昇降器210の主柱部材212や、図16に示すように、電柱200に締付ベルト221により取り付けたハシゴ220の縦棒部材222を、取付部12の固定部材41および移動部材51の突出部43、53のゴム材料48、58間で滑らないように挟み込んで雄ネジ部材31を水平姿勢に取り付けることができ、報知部11のシート部材13の「頭上注意 柱上作業中」という旨の表示を所望の高さに広げた状態で取り付けることができる。
同様に、この作業中表示装置10は、図17に示すように、取付部12の固定部材41および移動部材51の突出部43、53のゴム材料48、58に形成されている円弧溝48a、58a内に、電柱200の視認し易い位置の足場ボルト201を滑らないように挟み込んで固定して取付部12の雄ネジ部材31を水平姿勢に取り付けることができ、昇降器210やハシゴ220などがない場合でも、報知部11のシート部材13の「頭上注意 柱上作業中」という旨の表示を所望の高さに広げた状態で取り付けることができる。
さらに、この作業中表示装置10は、図18に示すように、電柱200にベルト部(巻付部材)72を巻き付けて面ファスナーのループ側部材73とフック側部材74を互いに係合させることにより固定することのできる巻付ベルト(アタッチメント)71が付属されている。この巻付ベルト71は、ベルト部72を挿通させて電柱200の外周面に板状部材75を圧接させることにより突出部材(固定部材)76を外方に突出する姿勢で固定するように設計されており、この突出部材76の側面には、取付部12の固定部材41および移動部材51の突出部43、53のゴム材料48、58に形成されている円弧溝48a、58aに嵌まり込む畝形状76aが幅方向に延在するように形成されている。
したがって、作業中表示装置10は、図19に示すように、巻付ベルト71のベルト部72を電柱200に巻き付けて外方に突出する姿勢の突出部材76を固設することにより、取付部12の固定部材41および移動部材51の突出部43、53のゴム材料48、58に形成されている円弧溝48a、58a内に、その突出部材76の畝形状76aを挟み込んで滑らないように固定して取付部12の雄ネジ部材31を水平姿勢に取り付けることができ、電柱200に足場ボルト201がない箇所でも、報知部11のシート部材13の「頭上注意 柱上作業中」という旨の表示を所望の高さに広げた状態で取り付けることができる。
なお、この作業中表示装置10は、取付部12の固定部材41と移動部材51の突出部43、53をパイロン100の取付穴101以外でも、他の隙間などを取付穴として差し込んでもよく、移動部材51を固定部材41から離隔する方向に締付ナット61によりスライドさせてロックナット66により固定することによって、その突出部43、53の円弧面43c、53cを隙間の内面に押し付けて固定することもできる。
このように本実施形態においては、報知部11(シート部材13や棒状部材14)と共に、取付部12(雄ネジ部材31、固定部材41、移動部材51、固定用のナット類61、66)を携行するだけで、作業中である旨を通行人に報知して注意を喚起することができる。例えば、電柱200上部で作業する際には、その電柱200に取り付けた昇降器210やハシゴ220を、または、その電柱200の足場ボルト201を、さらには、その電柱200に直接巻き付けた巻付ベルト71の突出部材76を、取付部12の固定部材41と移動部材51で挟んで取り付けることにより、あるいは、その取付部12の固定部材41と移動部材51をパイロン100の取付穴101内に差し込んで取り付けることにより、設置場所による制限なく報知部11を取り付けることができ、シート部材13を広げた状態にして「頭上注意 柱上作業中」を表示することにより、上方で作業中であることを歩行者などに認識させることができる。また、この報知部11は、反射テープ15による反射光や先端部のLED24の点滅やブザー25からの音声出力により注意を促すことができ、作業中であることを積極的に認識させることができる。したがって、作業場所に応じた作業中表示装置や付属装置を準備して携行することなく、作業中を表示して報知するのに最適な位置に作業中表示装置10を容易に設置して歩行者などに効果的に注意を喚起させることができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明に係る作業中表示装置の一実施形態の概略全体構成を示す図であり、そのパイロンへの取付状態を示す正面図である。 その作業中表示装置を取り付ける対象の一例であるパイロンを示す斜視図である。 そのパイロンの使用例を示す正面図である。 そのパイロンへの取付構造を示す他の装置の要部を示す一部拡大正面図である。 その作業中表示装置の要部部品の外観を示す平面図である。 その作業中表示装置の要部部品の内部構造を示す透視平面図である。 その作業中表示装置の要部部品を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその一端側から見た側面図、(c)はその他端側から見た側面図である。 その作業中表示装置の要部部品を示す図であり、(a)はその縦断正面図、(b)はその一面側から見た側面図、(c)はその他面側から見た側面図、(d)はその上面図、(e)はその下面図である。 その図7および図8に示す要部部品の組み立てを説明する分解正面図である。 その作業中表示装置の要部部品を示す図であり、(a)はその縦断正面図、(b)はその一面側から見た側面図、(c)はその他面側から見た側面図、(d)はその上面図、(e)はその下面図である。 その図7〜図10に示す要部部品の組み立て状態を説明する組立正面図である。 その作業中表示装置の要部部品を示す図であり、(a)はその側面図、(b)はその縦断正面図である。 その作業中表示装置の要部部品を示す図であり、(a)はその側面図、(b)はその縦断正面図である。 その図7〜図13に示す要部部品の組み立て状態を説明する組立正面図である。 その作業中表示装置の昇降器への取付状態を示す正面図である。 その作業中表示装置のハシゴへの取付状態を示す正面図である。 その作業中表示装置の電柱の足場ボルトへの取付状態を示す正面図である。 その作業中表示装置の要部部品を示す図であり、(a)はその上面図、(b)はその平面図である。 その作業中表示装置の電柱への取付状態を示す正面図である。
符号の説明
10……作業中表示装置 11……報知部 12……取付部 13……シート部材 14……棒状部材 15……反射テープ 16、73……ループ側部材(面ファスナー) 17、74……フック側部材(面ファスナー) 21……基板 22……スイッチ 23……電池 24……LED 25……ブザー 26……雌ネジ 31……雄ネジ部材 32a……スライド用溝 33……固定部 38……紐部材 41……固定部材 42……固定連設部 42a、52a、63a……挿通穴 43……固定突出部 43c、53c……円弧面 47……突起 48、58……ゴム材料 48a、58a……円弧溝 51……移動部材 52……移動連設部 53……移動突出部 54……スライド用突片 54a……突起 61……締付ナット 62……雌ネジ形状部 62b……回転空間 63……ヘッド部
66……ロックナット 66a……雌ネジ部 71……巻付ベルト 72……ベルト部 76……突出部材 76a……畝形状 100……パイロン 101……取付穴 102……縦溝 200……電柱 201……足場ボルト 210……昇降器 212……主柱部材 220……ハシゴ 221……締付ベルト 222……縦棒部材

Claims (6)

  1. 作業中を報知する報知部と、該報知部に連設されて所望の設置位置に取り付ける取付部と、を備えて、作業中であることを通行人などの第三者に知らせる作業中表示装置であって、
    取付部は、少なくとも一方が他方に向って接離する方向にスライド可能に設けられて、互いに接近することにより設置位置に存在する部材を挟むことのできる一対の挟持部材を有しており、
    該取付部の挟持部材は、互いに接近させた状態にすることにより、所望の設置位置に存在する取付穴内に差し込んで固定することができるように外形形状が形成されていることを特徴とする作業中表示装置。
  2. 前記取付部は、挟持部材に開口する挿通穴内にスライド自在に挿通させて報知部に形成されている雌ネジ穴内に螺合させて固定する雄ネジ部材と、該雄ネジ部材のネジ部に螺合させて該挟持部材の一方を他方に向って押し付ける方向に回転させることにより当該挟持部材を固定するロック部材と、を備えており、
    雄ネジ部材には、ネジ部の長さ方向に延在するスライド用溝が刻設されているとともに、該雄ネジ部材をスライド自在に挿通穴内に挿通する挟持部材には、該スライド用溝内に嵌り込む状態でスライド可能なスライド用突片が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の作業中表示装置。
  3. 前記取付部の挟持部材は、互いに接近して圧接する対向面に、電柱の足場ボルトの外周面に密接する形状が形成されているとともに、該足場ボルトの外周面に密接する箇所が滑り難い材料により作製されていることを特徴とする請求項1または2に記載の作業中表示装置。
  4. 前記取付部は、電柱の外周に巻き付けて固定する巻付部材と、該巻付部材に連設されて挟持部材間に挟み込むことにより固定することのできる固定部材と、を備えるアタッチメントを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の作業中表示装置。
  5. 前記報知部は、作業中である旨を表示するシート部材と、該シート部材を吊り下げ可能に形成されている棒状部材と、を備えており、
    該棒状部材に取付部が連設されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の作業中表示装置。
  6. 前記報知部は、作業中である旨を積極的に報知する発光手段または音声出力手段の一方あるいは双方を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の作業中表示装置。
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