JP2008209416A - 吸水性物質内の水分を検出する方法およびテープ - Google Patents

吸水性物質内の水分を検出する方法およびテープ Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、簡易な構成にて吸水性物質内の水分およびその表面水分を検出することが可能な吸水性物質内の水分を検出する方法およびテープを提供することを課題とする。
【解決手段】測定対象である建築部材7に取り付けられる検出テープ100は、不伝導性かつ疎水性の基板3と、接着剤4の層と、三つの裸銅線1・2・5とを具備する。裸銅線1は、絶縁層11に被覆され、裸銅線2・5は水分透過性の保護層6に被覆される。裸銅線1・2を貫通する一対のプローブ9・10を建築部材7内に貫入させて設ける。裸銅線1・2・5をそれぞれセンサユニット14と接続する。このセンサユニット14からダイオード20・21を介して裸銅線1・2からなる第一の対と裸銅線2・5からなる第二の対とに電圧を印加し、流れる電流をモニターすることによって、建築部材7内の水分及びその表面水分を検出可能とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、水分の物質表面への浸透、及び物質表面の水分を検出する方法に関し、特に住居、及び建物の壁又は屋根のような商業用構造物への水分の浸透を検出する技術に関する。
建築物への水の浸入は大きな問題である。建物の浸水によって、家主、商業用施設の所有者及びその保険業者には毎年何百万ドルもの出費がかかっている。建物の壁内に水が流れ込むという最も小さな浸水でも高額な問題に発展し得る。近年、木材の腐敗に起因するベニヤ板の屋根及び真壁の構造的な被害は珍しくなくなっている。湿った壁内で成長するパンカビ又は有毒カビは、建設会社及び保険会社に甚大な金銭的被害をもたらすだけでなく、居住者等に甚大な身体的被害をもたらすことが知られている。
建物内への浸透の早期検出及び早期にその位置を確認することによって、建設業者又は所有者は、発展しつつある問題を認識し、小さな修理を行うことで済ますことができる。これにより、家主、商業用施設の所有者及びその保険業者は、甚大な構造的被害、健康問題、保険金請求、及び潜在的な訴訟問題に起因する多大なコスト増を回避することができる。
浸水を検出する水分検出センサには様々な種類がある。
特許文献1では、吸湿性材料からなるテープ上に複数の導体を配置し、その導体を流れる電流を検出することによって前記テープを覆う水分を検出する技術が開示されている。
特許文献2では、水分がしきい値を超えた場合に警報を発するセントラルモニターに接続された一対の導体にそれぞれ連結された複数のプローブを用いる技術が開示されている。
特許文献3では、特別な構成を有する絶縁体と検出用の複数の導体とを螺旋状に撚った組み合わせを用いて水の位置を検出する方法を開示している。これによれば、物質表面のような水平面上の水分及びその位置を検出することが可能であるが、全長が大きく、かつ、前記螺旋構造に起因する破断及び短絡の発生率が高いために、屋根と防水膜との間に配置することは不可能である。
特許文献4では、建物の二つの壁内に設けられるように適用され、かつ、コントロールユニットに接続された複数対の導体を互いに隣接した状態で配置したものである複数のセンサ要素を用いる技術が開示されている。前記コントロールユニットは、トランジスタを用いて、その内部抵抗に流れる電圧が警報信号を発信する値に到達した場合に検出する作用を有する。
特許文献5では、建物の複数の壁内に設けられ、かつ、コントロールユニットに接続された三つのテープである複数のセンサ要素を、浸水を検出する手段として用いる技術が開示されている。
特許文献6では、水分含有量に応じて変化する抵抗特性を有する複数対の導体を互いに隣接した状態で配置したものである水分検出用の複数のセンサ要素を用いる技術が開示されている。また、電線に接続され、かつ、当該電線が取り付けられる物質内を測定するプローブの使用について開示している。
また、本出願人においても、建築物の所定の範囲内における浸水を検出するのに適している検出用テープ及びプローブを用いる技術の研究が進んでいる。また、それらの改善技術である四つの導体を用いたテープによる位置検出方法は、当該テープに沿って浸水位置を検出するものである。
米国特許第6175310号明細書 米国特許第6377181号明細書 米国特許第6144209号明細書 米国特許第4502044号明細書 独国特許出願公開第2235535号明細書 米国特許第5081422号明細書
水分を検出する方法を提供することを本発明の課題とする。
本発明に係る第一の態様において、吸収性物質内の水分を検出する方法は、
不伝導性かつ疎水性の材料からなる基板と、当該基板の背面に塗布される接着剤の層と、互いに平行に離間して配置されるとともに前記基板の前面に当該基板に沿って設けられる少なくとも三つの導体と、からなるテープを設け、
前記テープの背面を前記接着剤の層によって前記吸水性物質の表面に取り付け、当該吸水性物質の表面に前記導体を設け、
前記吸水性物質の表面に伝導性の一対のプローブを、そのそれぞれが前記吸水性物質内に到達するように当該吸水性物質表面に貫入して設け、
前記一対のプローブをそれぞれ前記導体に電気的に接続し、
少なくとも前記導体のうち一つを、前記テープの表面水分に接触しないように、水分を吸収しない被覆部材にて被覆し、
前記導体のうち二つを、前記テープの表面水分に接触可能なように当該表面水分に曝し、
前記一対のプローブに接続される二つの導体に電圧を印加し、当該二つの導体間を流れる電流をモニターすることによって、前記吸水性物質内の水分による前記プローブ間の抵抗の変化に起因する前記二つの導体間の抵抗の変化を検出し、
前記テープの表面水分に曝された二つの導体に電圧を印加し、当該二つの導体間を流れる電流をモニターすることによって、前記テープの表面水分に起因する前記二つの導体間の抵抗の変化を検出するものである。
表面水分の測定と、吸水性物質内の水分レベルの測定とを分離することは、建築物の外周部材および屋根の性能の観点において非常に重要なことである。本願明細書に記載の事項は、周知の水分センサ及び測定回路を用いて表面水分と吸水性物質内の水分レベルとを分離して測定する方法を提供することによって、従来技術の弱点を克服するものである。
さらに、前記一対のプローブは、前記それぞれの導体を貫通することによって、当該導体とそれぞれ電気的に接続されるとともに、それぞれのプローブは前記吸水性物質の表面に貫入することにより前記吸水性物質内に配置されることが好ましい。しかし、接続線を前記導体に巻きつける又は溶接することによって電気的な接続を得る構成でも良い。
前記テープの表面水分に曝された二つの導体は、前記基板の上面を保護し、かつ、前記導体を上方から覆うための、非吸湿性、水分透過性及び不伝導性の材料からなる保護層に被覆されていることが好ましい。この保護層は、前記二つの導体が水分に曝されている間、当該二つの導体を保護するものであれば良い。また、この保護層は、水分を集めて当該二つの導体間の電気的な接続内に保持する作用を有する。さらに、水分を範囲外に拡散する作用を有する。
本発明の実施の一形態においては、前記導体は三つの能動の導体であり、当該導体の一つは、前記テープの表面水分に曝され、前記導体の一つは、被覆されているものとし、前記導体の一つは、前記テープの表面水分に曝された二つの導体の対の一つ、及び、前記一対のプローブに電気的に接続された二つの導体の対の一つとして機能するものである。この構成では、前記導体は三つであることが好ましい。
本発明の実施の他の形態においては、前記導体は四つであり、当該四つのうち二つの導体は被覆されているとともに、前記一対のプローブに電気的に接続され、残りの二つの導体は前記テープの表面水分に曝されるものである。
前記導体は、それぞれ少なくとも6.5mmの幅を有する平坦な金属製の細長い一片からなることが好ましい。
前記テープの表面水分に曝された二つの導体は、少なくとも13mmの間隔を開けて設けられることが好ましい。
前記一対のプローブは、耐食性材料からなる硬質の伝導性部材であることが好ましい。
前記吸水性物質は、建築物に用いられる水分吸収性の部材であることが好ましい。しかし、ここでいう「吸水性物質」は他の材料や分野で用いられるものでも良い。
前記テープおよび前記プローブが取り付けられた前記吸水性物質は、前記建築物の構成部材を画定するためのシート部材に被覆されることが好ましい。
前記プローブの頭頂部は、水分を吸収しない被覆部材に被覆されることが好ましい。
多くの場合、本発明に係る方法において、前記プローブを複数対設け、前記複数対のプローブを、前記テープの長手方向においてそれぞれ間隔を空けた所定位置に設け、前記複数対のプローブを、当該所定位置において前記導体と電気的に接続するものである。
本発明に係る他の態様においては、前記導体は、二つの導体のみからなる一対のコードを介して前記電圧を印加し、前記電流を受け取るセンサユニットに接続されるとともに、
前記センサユニットは、前記二つの導体に印加される電圧の極性を逆転可能に構成され、当該電圧の極性に応じて、前記印加される電圧を前記表面水分を検出する二つの導体、又は前記吸水性物質内の水分を検出する二つの導体の何れかに導くためのダイオードを少なくとも一つ設けるものである。
ここで説明される構成は、同様の測定回路を用いて表面水分と吸水性物質内の水分レベルとを個別に測定する新規かつ経済的な方法を提供することによって、従来技術の弱点を克服するものである。表面水分の測定と、吸水性物質内の水分レベルの測定とを分離することは、建築物の外周部材および屋根の性能の観点において非常に重要であることが分かっている。
本構成は、表面水分を検出する構成における絶縁性の基板上に設けられた測定用導体の第一の対と、所定の測定位置にて吸水性物質(測定対象)内に含まれる水分を検出する構成における前記絶縁性の基板上に設けられた測定用導体の第二の対とを含むものである。本構成の第一の形式において、前記第二の対は、前記第一の対に隣接して設けられる一つの導体と、当該第一の対のうちの一つとの組み合わせによって第二の測定構成とするものである。このように前記一つの導体は前記第一の対と第二の対とに共通して用いられる構成である。
第一の方法において、長手方向に延びて設けられるデュアルモードの水分検出センサは、絶縁性の基板上に平行に積層される四つの銅製の導体にて構成される。この導体の第一の対は、前記基板の表面の水分が、当該第一の対の間の伝導経路に接触可能、かつ当該伝導経路を形成可能に構成される。この伝導経路は、抵抗測定回路によってその水分の存在を検出することによって検出される。前記導体の第二の対は、表面水分が当該第二の対の伝導経路を形成しないように当該導体を被覆する絶縁層を具備するものである。
隣接する水分検出用のプローブの対は、所定の位置において前記絶縁された導体の第二の対を前記吸水性物質内まで貫通して設けられる。この導体の第二の対の電気的な接続は、前記プローブが当該絶縁された第二の対を貫通して前記吸水性物質内に貫入されることにより実現されている。
第二の方法において、長手方向に延びて設けられるデュアルモードの水分検出センサは、絶縁性の基板上に平行に積層される三つの銅製の導体にて構成される。この導体の第一の対は、前記基板の表面の水分が、当該第一の対の間の伝導経路に接触可能、かつ当該伝導経路を形成可能に構成される。この伝導経路は、抵抗測定回路によってその水分の存在を検出することによって検出される。導体の第二の対による回路は、表面が絶縁された導体の対を形成するために、前記第一の対のうちの一つの導体との組み合わせで用いる、当該第一の対に属さない第三の導体を絶縁層にて被覆することによって形成される。
隣接する水分検出用のプローブの対は、所定の位置において前記絶縁された導体の第二の対を前記吸水性物質内まで貫通して設けられる。この導体の第二の対の電気的な接続は、前記プローブが当該絶縁された第二の対を貫通して前記吸水性物質内に貫入されることにより実現されている。
前記第一の方法および第二の方法において、水分検出用のプローブの頭頂部は、絶縁テープ又は絶縁用コンパウンド等によって表面が絶縁された状態とされている。
さらに、ダイオード指向性回路を加えることによって、表面とプローブとの抵抗計測は、一対の試験導線を用いて別々に実施可能となる。この回路は、第一および第二の極性を印加することによって、前記第一の対と第二の対又は回路との別々の測定を可能とするものである。
前記第一の極性において、試験電圧を前記第一の対に印加するとともに、前記第二の対又は回路に対する試験電圧をブロックすることによって、前記ダイオードは当該第一の対による測定を可能とする。
前記第二の極性において、試験電圧を前記第二の対又は回路に印加するとともに、前記第一の対に対する試験電圧をブロックすることによって、前記ダイオードは当該第二の対又は回路による測定を可能とする。
本発明に係る第二の態様であるテープは、不伝導性、かつ、疎水性の材料からなる基板と、
前記基板の背面に塗布される接着剤の層と、
互いに平行に離間して配置されるとともに、前記基板の前面に当該基板に沿って設けられる少なくとも三つの導体と、を具備し、
少なくとも前記導体のうち一つを、前記テープの表面水分に接触しないように、水分を吸収しない被覆部材にて被覆し、
前記導体のうち二つを、前記テープの表面水分に接触可能なように当該表面水分に曝すものである。
本発明によれば、簡易な構成にて吸水性物質内の水分およびその表面水分を検出することが可能な吸水性物質内の水分を検出する方法およびテープを提供できる。
図1に示すように、水分を検出する検出テープ100は、非水系溶剤型の接着剤4を40mm×0.1mm(幅×厚み)のポリビニルクロライド製の基板3に塗布することによって構成される。6.6mm×0.1mm(幅×厚み)の軟質の裸銅線1・2・5が、前記接着剤が塗布された基板上にそれぞれの端部と端部とを13.6mm離した状態で配置される。非吸水性、不織、かつ水分透過性の保護層6は、基板3及び裸銅線2・5を覆うように貼り付けられる。接着剤4による層は、基板3の下面(背面)に塗布される。この接着剤4は、木、鉄、コンクリート等からなる一般的な建築部材7の材質に適応可能に選択されることが好ましい。40mm×0.1mm(幅×厚み)の剥離層(不図示)が接着剤4の層の下面に貼り付けられている。そして、測定対象である建築部材7に前記検出テープを貼り付ける際にこの剥離層を取り外すことにより、接着剤4の層が露出される。
前記検出テープが、例えば木製の水分吸収性の建築部材7に設けられる際に、一対の水分検出用のプローブ9・10が前記検出テープに沿って所定の間隔を置いて、それぞれ検出テープの導体である裸銅線1・2の適宜箇所を貫通して設けられる。これらのプローブ9・10は、ステンレス又は銅合金から構成される。また、これらのプローブ9・10は、二重分岐型のものであり、標準的な止め具にて固定可能なものである。
導体である裸銅線1は、絶縁層11によって覆われており、水分を吸収しないように構成される。これにより、裸銅線1は他の表面水分に曝されることがない。
裸銅線1・2の上方に突出しているプローブ9・10の頭頂部は、被覆部材によって覆われている。例えば、絶縁テープ又は絶縁材料からなる絶縁部材12によって覆われている。
プローブ9・10は水分レベルを検出する測定システムとして機能する。二つの平らな裸銅線1・2にそれぞれ平行に設けられるプローブ9・10の間の電気抵抗は、当該プローブ9・10が配置される木材(建築部材7)の水分含有量に比例して変化する。このプローブ9・10の大きさ、離間距離、挿入深さを注意深く選択することによって、前記測定される抵抗に基づいて木材の水分含有率を算出することが可能となる。これによって、水分レベルを効果的かつ連続的にモニターすることを可能にする無侵襲的な方法をもたらす。さらには、他の表面水分検出方法では検出できなかった高い水分含有レベルについても迅速に検出することが可能となる。
概して、十対に及ぶ水分検出用のプローブ9・10・9・10・・・が前記検出テープの一区画に挿入されている。これにより、これらのプローブの並列抵抗は、図2に示すような一対のコードからなる導体である銅線15・16の存在によって遠隔で計測可能となる。すなわち、銅線15・16は、前記検出テープの端部に接続され、センサユニット14の一対の入力電極13・13に接続される。このセンサ装置14によって前記プローブの組み合わせ(つまり、プローブ9・10)の抵抗が遠隔で計測される。
図1及び図2においては三つの導体のみ示している。ここで、導体である裸銅線2・5は、覆われていない状態である又は水分透過性の保護層6に覆われている状態であるため、表面水分に曝された状態の「第一の対」をなす。他方、裸銅線1・2は、絶縁層11によって裸銅線1が覆われているため、裸銅線1には電流が流れない、すなわち表面水分に起因する電流が裸銅線1と2との間には流れないため、前記表面水分の影響を受けない「第二の対」をなす。しかしながら、裸銅線1・2はともにプローブ9・10によって貫通されているため、前記第二の対は、建築部材7内の水分に起因して当該プローブ9・10内を流れる電流の影響は受けるようになっている。
このように、前記建築部材7内の水分レベルは、前記プローブ9・10に電気的に接続されている裸銅線1・2に電圧を印加するとともに、当該裸銅線1・2間を流れる電流をモニターすることにより検出することができる。このとき、前記プローブ9・10間の抵抗を変化させる建築部材7内の水分に起因した前記裸銅線1・2間の抵抗の変化が検出される。
このように、表面水分レベルは、前記裸銅線2・5に電圧を印加するとともに、当該裸銅線2・5間を流れる電流をモニターすることにより検出することができる。このとき、前記検出テープ上の表面水分に起因した前記裸銅線2・5間の抵抗の変化が検出される。
図1及び図2においては三つの能動の導体がある。ここで、裸銅線5は表面水分に曝されており、裸銅線1は絶縁層11に覆われているが、裸銅線2は表面水分を検出する前記第二の対と建築部材7内の水分を検出する前記第一の対との二つの機能を有する。
図2に示すように、前記検出テープの導体である裸銅線1・2・5は、電圧を印加し、電流を受け取るモニタリング手段であるセンサユニット14に、二つの銅線15・16からなる一対のコードによって接続されている。このセンサユニット14は、入力電極13・13における正負を逆転することによって、前記二つの銅線15・16に印加される電圧の極性を逆転する構成である。すなわちセンサユニット14は、一対のダイオード20・21を具備し、これにより当該印加される電圧の極性によって、前記印加される電圧を、表面水分を検出する前記第二の対である裸銅線2・5、又は建築部材7の内部の水分を検出する前記第一の対である裸銅線1・2の何れかに導くものである。このように、前記銅線15に正電圧が印加され、銅線16に負電圧が印加されることによって、裸銅線1・2間に印加される電圧を生成することができ、前記プローブ9・10に流れる電流をモニターすることができる。そして、前記極性を逆転することによって、電圧を裸銅線2・5に印加することができ、表面水分をモニターすることができる。
図3及び図4は、導体として四つの裸銅線30・31・32・33を用いた場合の構成を示している。二つの裸銅線30・31は、前述のようにそれらの表面が覆われており、それぞれプローブ9・10が電気的に接続されている。また、二つの裸銅線32・33は、前述のように表面水分に曝されている。このように、二つの導体のセットが別体として設けられており、表面水分又は建築部材7内の水分を検出するに際して、共通に用いる導体(上述の実施形態における裸銅線2)を設けない構成である。
図5に示すように、前述と同様の目的にてダイオードスイッチが設けられている。ここでは、四つのダイオード41・42・43・44が設けられ、これにより、前記印加される電圧は、その銅線15上での極性に応じて裸銅線30又は32の間で切り替えられるとともに、銅線16上での極性に応じて裸銅線31又は33の間で切り替えられる。
全体が絶縁された屋根に用いる場合は前記水分透過性の保護層6及び接着剤4は、当該屋根が数分間又はそれ以上の時間200℃以上の温度になっても耐え得るように選択することが好ましい。
以上のように、本発明は様々な変形例が考えられ、本願明細書及び図面に記載の事項に限定されず、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内のものを広く含む。
本発明に係る水分検出方法を用いた実施形態において、水分の測定対象となる物質に接着剤によって取り付けられた不伝導性の基板に積層された三つの導体を有する検出テープを用いた場合の側面端面図である。 センサユニット、及び図1に示す前記検出テープの導体の抵抗を検出する回路の模式図である。 本発明に係る水分検出方法を用いた実施形態において、水分の測定対象となる物質に接着剤によって取り付けられた不伝導性の基板に積層された四つの導体を有する検出テープを用いた場合の側面端面図である。 図3に示す前記検出テープの平面図である。 センサユニット、及び図3に示す前記検出テープの導体の抵抗を検出する回路の模式図である。
符号の説明
1、2、5、30、31、32、33 裸銅線(導体)
3 基板
4 接着剤
6 層(水分透過性物質)
7 建築部材
9、10 プローブ
13 入力電極
15、16 銅線(導体)
20、21、41、42、43、44 ダイオード
100 検出テープ

Claims (18)

  1. 吸水性物質内の水分を検出する方法であって、
    不伝導性かつ疎水性の材料からなる基板と、当該基板の背面に塗布される接着剤の層と、互いに略平行に離間して配置されるとともに前記基板の前面に当該基板に沿って設けられる少なくとも三つの導体と、からなるテープを設け、
    前記テープの背面を前記接着剤の層によって前記吸水性物質の表面に取り付け、当該吸水性物質の表面に前記導体を設け、
    前記吸水性物質の表面に伝導性の一対のプローブを、そのそれぞれが前記吸水性物質内に到達するように当該吸水性物質表面に貫入して設け、
    前記一対のプローブをそれぞれ前記導体に電気的に接続し、
    少なくとも前記導体のうち一つを、前記テープの表面水分に接触しないように、水分を吸収しない被覆部材にて被覆し、
    前記導体のうち二つを、前記テープの表面水分に接触可能なように当該表面水分に曝し、
    前記一対のプローブに接続される二つの導体に電圧を印加し、当該二つの導体間を流れる電流をモニターすることによって、前記吸水性物質内の水分による前記プローブ間の抵抗の変化に起因する前記二つの導体間の抵抗の変化を検出し、
    前記テープの表面水分に曝された二つの導体に電圧を印加し、当該二つの導体間を流れる電流をモニターすることによって、前記テープの表面水分に起因する前記二つの導体間の抵抗の変化を検出する、
    ことを特徴とする吸水性物質内の水分を検出する方法。
  2. 前記一対のプローブは、前記それぞれの導体を貫通することによって、当該導体とそれぞれ電気的に接続されるとともに、それぞれのプローブは前記吸水性物質の表面に貫入することにより前記吸水性物質内に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の吸水性物質内の水分を検出する方法。
  3. 前記テープの表面水分に曝された二つの導体は、前記基板の上面を保護し、かつ、前記導体を上方から覆うための、非吸湿性、水分透過性及び不伝導性の材料からなる保護層に被覆されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の吸水性物質内の水分を検出する方法。
  4. 前記導体の一つは、前記テープの表面水分に曝され、前記導体の一つは、被覆されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の吸水性物質内の水分を検出する方法。
  5. 前記導体は三つであることを特徴とする、請求項4に記載の吸水性物質内の水分を検出する方法。
  6. 前記導体は四つであり、当該四つのうち二つの導体は被覆されているとともに、前記一対のプローブに電気的に接続され、残りの二つの導体は前記テープの表面水分に曝されることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の吸水性物質内の水分を検出する方法。
  7. 前記導体は、それぞれ少なくとも6.5mmの幅を有する平坦な金属製の細長い一片からなることを特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の吸水性物質内の水分を検出する方法。
  8. 前記テープの表面水分に曝された二つの導体は、少なくとも13mmの間隔を開けて設けられることを特徴とする、請求項1〜請求項7の何れか一項に記載の吸水性物質内の水分を検出する方法。
  9. 前記一対のプローブは、耐食性材料からなる硬質の伝導性部材であることを特徴とする、請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の吸水性物質内の水分を検出する方法。
  10. 前記吸水性物質は、建築物に用いられる水分吸収性の部材であることを特徴とする、請求項1〜請求項9の何れか一項に記載の吸水性物質内の水分を検出する方法。
  11. 前記テープおよび前記プローブが取り付けられた前記吸水性物質は、前記建築物の構成部材を画定するためのシート部材に被覆されることを特徴とする、請求項10に記載の吸水性物質内の水分を検出する方法。
  12. 前記プローブの頭頂部は、水分を吸収しない被覆部材に被覆されることを特徴とする、請求項1〜請求項11の何れか一項に記載の吸水性物質内の水分を検出する方法。
  13. 前記プローブを複数対設け、
    前記複数対のプローブを、前記テープの長手方向においてそれぞれ間隔を空けた所定位置に設け、
    前記複数対のプローブを、前記所定位置において前記導体と電気的に接続することを特徴とする、請求項1〜請求項12の何れか一項に記載の吸水性物質内の水分を検出する方法。
  14. 前記導体は、二つの導体のみからなる一対のコードを介して前記電圧を印加し、前記電流を受け取るセンサユニットに接続されるとともに、
    前記センサユニットは、前記二つの導体に印加される電圧の極性を逆転可能に構成され、当該電圧の極性に応じて、前記印加される電圧を前記表面水分を検出する二つの導体、又は前記吸水性物質内の水分を検出する二つの導体の何れかに導くためのダイオードを少なくとも一つ設けることを特徴とする、請求項1〜請求項13の何れか一項に記載の吸水性物質内の水分を検出する方法。
  15. 不伝導性かつ疎水性の材料からなる基板と、
    前記基板の背面に塗布される接着剤の層と、
    互いに略平行に離間して配置されるとともに、前記基板の前面に当該基板に沿って設けられる少なくとも三つの導体と、を具備し、
    少なくとも前記導体のうち一つを、前記テープの表面水分に接触しないように、水分を吸収しない被覆部材にて被覆し、
    前記導体のうち二つを、前記テープの表面水分に接触可能なように当該表面水分に曝すことを特徴とするテープ。
  16. 前記テープの表面水分に曝された二つの導体は、前記基板の上面を保護し、かつ、前記導体を上方から覆うための、非吸湿性、水分透過性及び不伝導性材料からなる保護層に被覆されていることを特徴とする、請求項15に記載のテープ。
  17. 前記導体は三つであることを特徴とする、請求項15又は請求項16に記載のテープ。
  18. 前記導体は四つであり、当該四つのうち二つの導体は被覆されているとともに、前記プローブに電気的に接続され、残りの二つの導体は前記テープの表面水分に曝されることを特徴とする、請求項15又は請求項16に記載のテープ。
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