JP2008207827A - Article carrier - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば画像形成装置などの電子機器、電化製品、これらの部品又はその他の物品を運搬する際に用いられる物品運搬装置に関する。 The present invention relates to an article transport apparatus used when transporting electronic equipment such as an image forming apparatus, electrical appliances, these parts, or other articles.
物品を載置するパレットと、このパレット上の物品を該パレットに対して位置決めする位置決め部材と、パレットに着脱可能に取り付けられた複数の支柱と、パレット上の物品と各支柱との間に配置された緩衝部材とを有する物品運搬装置は従来より周知である。この種の物品運搬装置によれば、物品の下部を位置決め部材によりパレットに対して位置決めし、物品の上部を緩衝部材によって保持することができるので、物品の運搬中にその物品が大きく揺れ動くことを阻止し、物品を安定した状態で運搬することができる。しかも、物品運搬装置を何度も使用することができる。ところが、この形式の物品運搬装置は、その部品点数が多いため、構造が複雑化し、支柱や緩衝部材を組み付けるのに手間がかかり、しかもコストが高くなる欠点を免れない。 A pallet on which an article is placed, a positioning member that positions the article on the pallet with respect to the pallet, a plurality of support columns that are detachably attached to the pallet, and an article placed between the article on the pallet and each support column An article carrying device having a cushioning member is well known. According to this type of article transporting apparatus, the lower part of the article can be positioned with respect to the pallet by the positioning member, and the upper part of the article can be held by the buffer member. The product can be prevented and transported in a stable state. Moreover, the article carrying device can be used many times. However, since this type of article transporting device has a large number of parts, the structure is complicated, and it takes time and labor to assemble the column and the buffer member, and the cost is unavoidable.
そこで、パレット上に載置された物品を、可撓性のベルトより成る固定部材によってパレットに固定することのできる物品運搬装置が提案されている(特許文献1参照)。この形式の物品運搬装置によれば、基本的には、パレットと、該パレット上の物品をパレットに対して固定する固定部材だけで物品を運搬できるので、物品運搬装置の構造を簡素化し、そのコストを低減することができる。ところが、可撓性のベルトより成る固定部材によってパレット上の物品をパレットに固定するので、物品を強固にパレットに固定することは難しく、物品の運搬中に物品の上部が大きく揺れ動くおそれがある。 In view of this, there has been proposed an article transport device that can fix an article placed on a pallet to a pallet by a fixing member made of a flexible belt (see Patent Document 1). According to this type of article transporting device, basically, an article can be transported only by a pallet and a fixing member that fixes the article on the pallet to the pallet. Cost can be reduced. However, since the article on the pallet is fixed to the pallet by the fixing member made of a flexible belt, it is difficult to firmly fix the article to the pallet, and there is a possibility that the upper part of the article may shake greatly during the transportation of the article.
本発明の目的は、構造を簡素化でき、しかも物品を安定した状態で運搬することのできる物品運搬装置を提供することにある。 An object of the present invention is to provide an article carrying device that can simplify the structure and can carry articles in a stable state.
本発明は、上記目的を達成するため、物品が載置されるパレットと、該パレットに載置された物品をパレットに対して固定する剛体より成る少なくとも1つの固定部材とを具備し、前記物品は、該物品がパレット上に載置された状態で、該パレットの上面に対してほぼ平行な水平面と、該水平面に対してほぼ垂直な垂直面とを有し、前記固定部材は、これがパレットに固定された状態で、前記物品の水平面と垂直面に当接して、該物品をパレットに対して固定する物品運搬装置を提案する(請求項1)。 In order to achieve the above object, the present invention comprises a pallet on which an article is placed, and at least one fixing member made of a rigid body that fixes the article placed on the pallet to the pallet. Has a horizontal plane substantially parallel to the upper surface of the pallet and a vertical plane substantially perpendicular to the horizontal plane when the article is placed on the pallet, and the fixing member is a pallet. An article transporting apparatus is proposed in which the article abuts against the horizontal and vertical planes of the article and is fixed to the pallet.
また、上記請求項1に記載の物品運搬装置において、前記物品の互いに対向する2つの側部に形成された水平面と垂直面にそれぞれ当接する少なくとも2つの固定部材を具備していると有利である(請求項2)。
Further, in the article transporting apparatus according to
さらに、上記請求項1又は2に記載の物品運搬装置において、前記固定部材は、前記パレットに載置された物品の高さの半分の高さ位置よりも下方の物品部分に形成された水平面と垂直面に当接して、該物品をパレットに対して固定するように構成されていると有利である(請求項3)。
Further, in the article transporting apparatus according to
また、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の物品運搬装置において、前記固定部材は、前記パレットに載置された物品に当接して、該物品を固定する使用位置と、該物品から離れた退避位置との間を移動可能にパレットに支持されていると有利である(請求項4)。
The article transporting device according to any one of
さらに、上記請求項4に記載の物品運搬装置において、前記退避位置を占めた固定部材は、前記パレットの上面よりも下方の収納空間に収められるように構成されていると有利である(請求項5)。
Further, in the article transporting apparatus according to
また、上記請求項4又は5に記載の物品運搬装置において、前記固定部材が前記退避位置に移動する向きに該固定部材を付勢する付勢部材を設けると有利である(請求項6)。
Further, in the article transporting apparatus according to
さらに、上記請求項1乃至6のいずれかに記載の物品運搬装置において、前記固定部材は、ねじによって前記パレットに対して着脱可能に固定されるように構成することもできる(請求項7)。 Furthermore, in the article carrying device according to any one of the first to sixth aspects, the fixing member may be configured to be detachably fixed to the pallet with a screw (claim 7).
また、上記請求項1乃至6のいずれかに記載の物品運搬装置において、前記パレットに載置された物品に当接した固定部材を該パレットに対して固定するロック手段を具備すると有利である(請求項8)。
Further, in the article transporting apparatus according to any one of
さらに、上記請求項8に記載の物品運搬装置において、前記ロック手段は、前記パレットに形成された孔に着脱可能に嵌合して、前記固定部材を保持するロック部材より成ると有利である(請求項9)。
Further, in the article transporting apparatus according to
また、上記請求項1乃至9のいずれかに記載の物品運搬装置において、前記固定部材の少なくとも一部に緩衝部材が装着され、該固定部材は前記緩衝部材を介して前記物品に当接するように構成すると有利である(請求項10)。
The article transporting device according to any one of
本発明によれば、剛体より成る固定部材によってパレット上の物品をそのパレットに強固に固定し、安定した状態で物品を運搬することができる。 According to the present invention, the article on the pallet is firmly fixed to the pallet by the fixing member made of a rigid body, and the article can be transported in a stable state.
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。 Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
図1は、物品運搬装置1の一例を示す斜視図であり、図2はその概略平面図である。ここに示した物品運搬装置1は、物品2が載置されるパレット3と、このパレット3に載置された物品2をパレット3に対して固定する固定部材4とを有している。物品2はパレット3の水平な上面5の上に載置される。図には物品の一例として複写機を示してあるが、複写機以外の適宜な物品をパレット3上に載置して運搬することもできる。図3は、物品2の一部を破断して示す概略部分正面図であるが、この図と図2においては物品2の形態を簡略化して示してある。
FIG. 1 is a perspective view showing an example of the
図1乃至図3に示した物品2は、その正面側の側部6と、奥側の側部7と、左側の側部8と、右側の側部9の4つの側部を有していて、正面側と奥側の2つの側部6,7は互いに対向し、左右の2つの側部8,9も互いに対向している。
The
物品2の左右の側部8,9にそれぞれ2つずつの固定部材4が配置され、これらの固定部材4は、図4にも示すように基部10と、これと一体の先端部11とを有するほぼ逆L字形のフック状に形成されており、その各先端部11が、物品2の左右の側部8,9に形成された各穴12に嵌合している。
Two
各固定部材4は、その基部10がねじ13によってパレット3に対して着脱可能に固定されている。また、図3の(a)に示すように、物品2に形成された各穴12の底面は、パレット3の上面5に対してほぼ平行な水平面14を構成し、各孔12の奥側の面は、水平面14に対してほぼ垂直な垂直面15を構成している。ねじ13によってパレット3に固定された各固定部材4の先端部11の下面11Aと先端面11Bは、物品2に形成された水平面14と垂直面15にそれぞれ当接している。物品2の互いに対向する側部8,9にそれぞれ形成された水平面14と垂直面15に各固定部材4が当接しているのである。このため、物品2は、パレット3の上面5に対して平行な方向とその上面5に対して垂直な上下方向に不動状態にパレット3に固定される。しかも、各固定部材4は、パレット3と同様に、例えば硬質の樹脂、金属、木材又はこれらの複合材などの剛体によって構成されているので、物品2はパレット3に強固に固定される。従って、例えば、パレット3の底面に図示していないフォークリフトのフォークを差し込んで、物品2の載置されたパレット3を持ち上げ、これをトラックなどに搭載して運搬する際、物品2に衝撃が加えられたとしても、該物品2が大きく揺れ動くことはなく、物品2を安定した状態で運搬することができる。物品2を目的地まで運搬した後は、ねじ13を緩めて、これを各固定部材4から外し、その各固定部材4の先端部11を物品2の穴12から抜き出せば、そのまま物品2をパレット3から降ろすことができる。逆の操作により、物品2をパレット3上に載置して固定することができる。このように、固定部材4だけで簡単に物品2をパレット3に固定することができるのである。従来の物品運搬装置のように支柱や緩衝部材は不要であるため、物品運搬装置のコストを低減することができ、しかも、ベルトより成る固定部材を用いた物品運搬装置に比べ、パレット3上の物品2を安定した状態で運搬することができる。
Each
また、図3の(b)に示すように、固定部材4の先端部11の先端面11Bを物品2に形成された垂直面15に当接させる代りに、固定部材4の基部10の面10Aをこれに対向する物品2の垂直面15Aに当接させても、物品2をパレット3に対して強固に固定することができる。勿論、固定部材4の先端面11Bと面10Aを共に物品2の垂直面15,15Aに当接させるようにしてもよい。図3の(b)に示した物品運搬装置1の他の構成は、図1、図2及び図3の(a)に示した物品運搬装置1と変わりはない。
Further, as shown in FIG. 3B, instead of bringing the
図には、物品の一例として複写機を示したが、その複写機の外装カバー又はフレーム、或いはその両者に水平面14と垂直面15,15Aを形成することができる。その際、特にフレームに水平面14と垂直面15,15Aを形成し、これらの面に固定部材4を当接させれば、物品をより強固にパレット3に対して固定することができる。
In the drawing, a copying machine is shown as an example of an article. However, a
図1乃至図4に示した例では、物品2の互いに対向する各側部8,9に2つずつの固定部材4を設けたが、その各側部8,9に1又は3以上の固定部材4を設けることもできる。或いは、物品2の前後の各側部6,7にそれぞれ少なくとも1つの固定部材を配置して、物品2をパレット3に対して固定することもできる。勿論、全ての側部6乃至9にそれぞれ少なくとも1つの固定部材を設けて、物品2を固定することもできる。このように、物品2の互いに対向する2つの側部に形成された水平面14と垂直面15,15Aにそれぞれ当接する少なくとも2つの固定部材4を設けることによって、物品2を安定状態で、しかも強固にパレット2に固定することができる。これに対し、物品2の水平面と垂直面に対して固定部材を強く圧接させるようにすれば、1つの固定部材だけで、物品をパレットに強固に固定することもできる。
In the example shown in FIGS. 1 to 4, two
上述のように、本例の物品運搬装置1は、物品2が載置されるパレット3と、該パレット3に載置された物品2をパレット3に対して固定する剛体より成る少なくとも1つの固定部材4とを具備し、その物品2は、該物品2がパレット3上に載置された状態で、該パレット3の上面5に対してほぼ平行な水平面14と、該水平面14に対してほぼ垂直な垂直面15,15Aとを有し、固定部材4は、これがパレット3に固定された状態で、物品2の水平面14と垂直面15,15Aに当接して、該物品2をパレット3に対して固定するように構成されている。かかる構成は、後述する各実施形態例の物品運搬装置に共通するものである。
As described above, the
また、図1及び図3の(a),(b)に示したように、固定部材4は、パレット3に載置された物品2の高さの半分の高さよりも下方の物品部分に形成された穴12の水平面14と垂直面15,15Aに当接して、物品2をパレット3に対して固定するように構成されている。これにより、物品2の下部をパレット3に強固に固定することができるので、物品2を安定した状態で、パレット3に保持することができる。かかる構成も、後述する各実施形態例の物品運搬装置に共通するものである。
Further, as shown in FIGS. 1 and 3 (a) and (b), the fixing
図5は、金属又は樹脂製の板材によって構成された固定部材4を示す。この固定部材4も、その基部10がねじ13によってパレット3に着脱可能に固定され、その先端部11の下面11Aが、物品2に形成された水平面14に当接し、物品2の先端面11Bが、物品2の垂直面15に当接している。これにより、物品2がパレット3に対して強固に固定される。
FIG. 5 shows the fixing
以上説明した物品運搬装置1の固定部材4は、ねじ13によってパレット3に対して着脱可能に固定されているが、固定部材4が、パレット3に載置された物品2に当接して、該物品2を固定する使用位置と、該物品2から離れた退避位置との間を移動可能にパレット3に支持されるように物品運搬装置1を構成することもできる。例えば、図6に示すように、固定部材4の基部10に同心状に突出する一対の支持軸16を突設し、その各支持軸16を、パレット3に形成した支持穴に回転可能に嵌合し、固定部材4が図6に示した使用位置と、この使用位置から、支持軸16の回りに矢印A方向に回動した退避位置との間を回動できるように構成する。固定部材4が使用位置を占めたとき、その固定部材4は、図3に示した固定部材と同じく、物品2の水平面と垂直面に当接して、物品2をパレット3に対して固定する。また、固定部材4を退避位置に回動させると、その固定部材4はパレット3上の物品2から離れるので、その物品2を支障なくパレット3から降ろすことができる。再び、物品2をパレット3上に載置した上、固定部材4を矢印B方向に回動させて、その固定部材4を使用位置にもたらし、物品2をパレット3に対して固定することができる。
The fixing
上述した物品運搬装置1によれば、図1に示した物品運搬装置1のように、物品2の積み下ろし時に、ねじ13を外したり、締め付ける操作を行わずに単に固定部材4を回動させるだけでよいため、楽に物品の積み下ろし作業を行うことができる。
According to the
また、図6に示した物品運搬装置1には、パレット3に載置された物品2に固定部材4が当接して、物品2をパレット3に固定しているとき、その固定部材4をパレット3に対して固定するロック手段17が設けられている。図6に示したロック手段17は、パレット3に形成された溝18に矢印C,D方向に摺動可能に嵌合したロック部材19を有し、そのロック部材19の一部であるつまみ部20が溝18よりも上方に突出している。
Further, in the
固定部材4が図6に示した使用位置を占めた状態で、ロック部材19のつまみ部20に指を掛けて、これを矢印C方向にスライドさせ、該ロック部材19を固定部材4に形成されたロック穴21に嵌合する。これにより、固定部材4を使用位置に不動に保持でき、物品2の運搬中に、その物品2に衝撃が加えられても、固定部材4が使用位置から退避位置に回動することを阻止することができる。
In a state where the fixing
ロック部材19のつまみ部20を矢印D方向にスライドさせ、ロック部材19をロック穴21から外すことによって、固定部材4に対するロックを解除することができる。これにより、固定部材4を矢印A方向に回動させて、これを退避位置にもたらすことができる。再び、固定部材4を矢印B方向に回動することにより、その固定部材4を使用位置にもたらすことができる。固定部材4が退避位置を占めたとき、その固定部材4をパレット3に対してロックするロック部材を設けることもできる。
The lock on the fixing
図7に示した物品運搬装置1の固定部材4も、使用位置と退避位置との間を移動可能にパレット3に支持されている。ここに示した固定部材4には、一対の長孔22が形成され、これらの長孔22に、パレット3に固定された支持軸16Aが貫通している。固定部材4は、この支持軸16Aのまわりに矢印A,B方向に回動可能であると共に、矢印E,Fで示すように、物品2に対して接近又は離間する方向にスライド可能となっている。
The fixing
図7は、固定部材4がパレット3上に載置された物品2に当接して、その物品2を固定する使用位置を占めたときの様子を示している。このとき、固定部材4の基部10がねじ13によってパレット3に固定されている。その際、固定部材4の基部10には、図8の(a)に示すように、大径孔23と小幅孔24が接続して成る取付孔が形成され、固定部材4が図7に示した使用位置にあるとき、ねじ13は小幅孔24を貫通して、パレット3に螺着されている。小幅孔24の幅は、ねじ13の頭部13Aの直径よりも小さくなっているので、固定部材4はパレット3に対して確実に固定される。
FIG. 7 shows a state in which the fixing
固定部材4を退避位置にもたらすには、先ず、ねじ13を緩めた上、固定部材4を図7に矢印Fで示した方向にスライドさせる。これにより、取付孔の大径孔23が図8の(b)に示すようにねじ13の頭部13Aに合致する。このとき、大径孔23の直径は、ねじ13の頭部13Aの直径よりも大きく設定されているので、固定部材4を図7に矢印Aで示した方向に回動させ、図9に示した退避位置にもたらすことができる。このように退避位置を閉めた固定部材4は、パレット3の上面5よりも下方の収納空間Sに収められ、固定部材4がパレット3の上面5よりも上方に突出することはない。このため、パレット3から物品2を降ろした後、空となった物品運搬装置1を元の場所に返送する該に、固定部材4に邪魔されることなく、複数のパレット3を上下にコンパクトに積み重ねることができ、これを楽に返送することができる。また、固定部材4が収納空間S内に収められるので、フォークリフトのフォークなどが固定部材4に突き当たって、固定部材4が破損するおそれもない。
In order to bring the fixing
一方、図6に示した物品運搬装置1の固定部材4とパレット3には、付勢部材の一例である引張ばね25の各端部が係止され、これによって固定部材4は、退避位置に移動する向きに付勢されている。このため、固定部材4に対するロックを解除すれば、固定部材4は自動的に退避位置に回動するので、楽にパレット3への物品2の積み降ろし作業を行うことができる。引張ばね25としては、耐久性の高い金属製のばね、特に耐候性に優れたステンレス鋼製のばねを用いることが好ましい。
On the other hand, each end of a
図10乃至図20は、使用位置と退避位置との間を移動可能な固定部材4を有する物品運搬装置1の他の例を示している。図10に示した固定部材4は、その基部10に一対の舌部26が突設され、その各舌部26がパレット3に形成されたガイド溝27に矢印G,H方向に摺動可能に嵌合している。図10は、固定部材4が物品2をパレット3に固定する使用位置を占めたときの状態を示しているが、固定部材4がこの使用位置にあるとき、該固定部材4はロック手段17によってパレット3に固定される。ここに示したロック手段17は、固定部材4の舌部26に形成された孔と、パレット3に形成されたロック穴(図示せず)とに嵌合するロック部材28を有している。各ロック部材28がパレット3のロック穴に嵌合することによって、固定部材4がパレット3に対してロックされ、その使用位置に保持される。
10 to 20 show another example of the
固定部材4を退避位置にもたらすには、各ロック部材28を上方に動かして、その各ロック部材28をパレット3に形成されたロック穴から外せばよい。これにより、固定部材4に対するロックが解除されるので、その固定部材4を矢印Gで示すように水平に移動させ、その固定部材4を物品2に当接しない退避位置にもたらすことができる。逆に、固定部材4を矢印Hで示す方向にスライドさせることにより、その固定部材4を使用位置にもたらし、各ロック部材28を下方に押し込んで、各ロック部材28をパレット3に形成されたロック穴に嵌合させることによって、固定部材4をパレット3に対してロックすることができる。
In order to bring the fixing
また、図10に示した物品運搬装置1も、固定部材4とパレット3とに各端部が係止された引張ばね25が設けられており、使用位置にある固定部材4に対するロックを解除すれば、その固定部材4は自動的に退避位置に移動することができる。
Further, the
図11及び図12も使用位置を占めた固定部材4を示す斜視図であり、ここに示した固定部材4は、その基部10に長孔29が形成され、ここに挿通されてパレット3に螺着されたねじ13によって、固定部材4がパレット3に固定され、その使用位置に保持されている。ねじ13を緩めれば、固定部材4を矢印G方向にスライドさせて、これを退避位置にもたらすことができる。逆に固定部材4を矢印H方向にスライドさせれば、これを使用位置にもたらすことができ、この状態でねじ13を締め付けることによって、固定部材をパレット3に固定することができる。図11に示した物品運搬装置1には、パレット3に固定されていて、矢印G,H方向にスライドする固定部材4を案内する一対のガイド部材40が設けられている。
FIG. 11 and FIG. 12 are also perspective views showing the fixing
図13に示す物品運搬装置1においても、固定部材4の基部10に一対の舌部26が突設され、その各舌部26がパレット3に形成されたガイド溝27に摺動可能に嵌合している。その際、図13に示した固定部材4の場合には、その一方の舌部26が軸30を介してパレット3に枢着されていて、これにより、固定部材4は、パレット3に対して、図13に矢印I,Jで示した方向に、軸30のまわりに回動可能となっている。他方の舌部26には、図10に示した物品運搬装置1と同様に構成されたロック部材28が嵌合している。
Also in the
ロック部材28を上方に持ち上げて、図13に示した使用位置にある固定部材4に対するロックを解除した後、その固定部材4を矢印I方向に回動させれば、その固定部材4を退避位置にもたらすことができる。逆にその固定部材4を矢印J方向に回動させることによって、固定部材4を使用位置にもたらし、ロック部材28によって、固定部材4をその使用位置にロックすることができる。また、図13に示した物品運搬装置1にも、固定部材4とパレット3とに各端部が係止された引張ばね25が設けられている。
After the
図14及び図15に示した固定部材4も、ピン31を介して、矢印I,J方向に回動可能にパレット3に連結されている。この固定部材4が図14に示した使用位置にあるとき、該固定部材4はパレット3に固定された位置決め部材32によって位置決めされ、図示していないねじによってパレット3に固定される。これに対し、ねじを緩め、固定部材4を矢印I方向に回動させることによって、その固定部材4を図15に示した退避位置にもたらすことができる。さらにその固定部材4を矢印J方向に回動させることによって、当該固定部材4を使用位置にもたらして、これをパレット3に対して固定することができる。
The fixing
図16及び図17に示した固定部材4も、ピン31を介してパレット3に回動可能に連結され、図16に示した使用位置と、図17に示した退避位置との間を回動することができる。
The fixing
図18乃至図20に示した物品運搬装置1の固定部材4は、図6に示した固定部材と同様に同心状の一対の支持軸16を有し、その各支持軸16がパレット3に形成された支持穴に回転可能に嵌合している。これにより、固定部材4は図18及び図19の使用位置と図20に示した退避位置との間を回動可能にパレット3に支持される。
The fixing
ここで、本例の固定部材4は、図19に示すように、基部10から突出した突出部33を有し、固定部材4が図19に示した使用位置を占めたとき、突出部33は物品2の下側に位置して、物品2によって押え付けられる。このとき、固定部材4はロック手段17によって使用位置にロックされる。ここに示したロック手段17は、パレット3に形成された孔34に着脱可能に嵌合して、固定部材4を保持するロック部材35により構成されている。このロック部材35は、物品2を向いた側の固定部材4の面と反対側の面36を大きな面積で保持できるので、固定部材4を安定した状態にロックすることができる。このため、物品2の運搬中に、その物品2や固定部材4に衝撃が加えられても、固定部材4を確実に使用位置に保持しておくことができる。
Here, as shown in FIG. 19, the fixing
また、固定部材4の突出部33の下面側に形成された凹部37には、圧縮コイルばね38より成る付勢部材が配置されている。図19に示したロック部材35を上方に引いて、そのロック部材35を孔34から抜き出した後、物品2を矢印Mで示すように上方に持ち上げると、圧縮コイルばね38の作用によって、固定部材4はその支持軸16のまわりに図19の時計方向に回動して、図20に示した退避位置を占める。
An urging member made of a
逆に、物品2を図20に矢印Nで示すように下方に下げると、その下面が固定部材4の突出部33を押圧するので、固定部材4は自動的に支持軸16のまわりに図20における反時計方向に回動し、図19に示した使用位置を占める。
On the contrary, when the
また、図3に示したように、物品2に形成された水平面14と垂直面15,15Aに、固定部材4を直に当接させてもよいが、図19に示すように、固定部材4の少なくとも一部、図の例ではその先端部11に、例えばゴム又は軟質樹脂などの弾性材料から成る緩衝部材39を装着し、固定部材4をその緩衝部剤39を介して、物品2の水平面14と垂直面15に当接させるように構成することもできる。このように構成すれば、物品2の運搬中にその物品2や固定部材4に加えられた衝撃を緩和することができ、物品2や固定部材4が破損したり変形することを防止できる。
As shown in FIG. 3, the fixing
図21に示した物品運搬装置1も、物品2の左右の側部8,9を固定する固定部材4が設けられていて、物品2の前後の側部6,7には固定部材は設けられていない。その際、固定部材の設けられていない側部6,7を、保持部材41によって保持すると、物品2をより一層安定した状態でパレット3上に載置することができる。ここに示した保持部材41は、図22に示すように、本体42と、その下面から下方に突出した取付ピン43を有し、その取付ピン43をパレット3に形成された取付孔44に挿入して、保持部材41をパレット3に取り付け、その本体41によって物品2の前側の側部6を保持するように構成されている。物品の奥側の側部7に設けられた保持部材41も同様に構成されている。
The
1 物品運搬装置
2 物品
3 パレット
4 固定部材
5 上面
6,7,8,9 側部
13 ねじ
14 水平面
15,15A 垂直面
17 ロック手段
35 ロック部材
39 緩衝部材
S 収納空間
DESCRIPTION OF
Claims (10)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007045532A JP2008207827A (en) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | Article carrier |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007045532A JP2008207827A (en) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | Article carrier |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008207827A true JP2008207827A (en) | 2008-09-11 |
Family
ID=39784483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007045532A Pending JP2008207827A (en) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | Article carrier |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008207827A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012197115A (en) * | 2011-03-10 | 2012-10-18 | Sankyo Tateyama Inc | Conveying pallet |
JP2015160642A (en) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 三菱電機株式会社 | Pallet |
JP2019177937A (en) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 三協立山株式会社 | Conveying device |
-
2007
- 2007-02-26 JP JP2007045532A patent/JP2008207827A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012197115A (en) * | 2011-03-10 | 2012-10-18 | Sankyo Tateyama Inc | Conveying pallet |
JP2015160642A (en) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 三菱電機株式会社 | Pallet |
JP2019177937A (en) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 三協立山株式会社 | Conveying device |
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