JP2008204061A - マイクロ波電力伝送システム、およびマイクロ波電力伝送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】マイクロ波電力伝送システムにおいて、安定した電力の伝送を実現する。
【解決手段】タグリーダ12は、RFIDタグ11からのパイロット信号を受信する前は、指向性がなく、規定の範囲内の一定の電力を有する基準電力信号を送信する。RFIDタグ11は、基準電力信号の電力を電力計28で計測し、この計測結果のデータを重畳したパイロット信号をタグリーダ12に送信する。タグリーダ12のCPU48は、角度検出回路55でパイロット信号の到来方向を検出した結果、および電力の計測結果のデータに基づいて、マイクロ波がRFIDタグ11の方向に集束されるように、且つその電力がRFIDタグ11で必要な値となるように調整する。
【選択図】図5
【解決手段】タグリーダ12は、RFIDタグ11からのパイロット信号を受信する前は、指向性がなく、規定の範囲内の一定の電力を有する基準電力信号を送信する。RFIDタグ11は、基準電力信号の電力を電力計28で計測し、この計測結果のデータを重畳したパイロット信号をタグリーダ12に送信する。タグリーダ12のCPU48は、角度検出回路55でパイロット信号の到来方向を検出した結果、および電力の計測結果のデータに基づいて、マイクロ波がRFIDタグ11の方向に集束されるように、且つその電力がRFIDタグ11で必要な値となるように調整する。
【選択図】図5
Description
本発明は、マイクロ波を用いて電力を送受電する送電機および受電機からなり、受電機が送電機に対して移動するような場合に好適なマイクロ波電力伝送システム、およびマイクロ波電力伝送方法に関する。
近年、非接触でデータを送受信することが可能なRFID(Radio Frequency Identification;無線認証)と呼ばれるシステムが盛んに開発されている。RFIDシステムは、データが記憶されたRFIDタグと、RFIDタグからデータを受信するタグリーダとから構成される。RFIDシステムには、RFIDタグに電源をもつアクティブ方式と、RFIDタグに電源をもたず、タグリーダからの電磁波を電力に変換してRFIDタグを作動させるパッシブ方式とがある。
パッシブ方式のRFIDシステムでは、タグリーダ側の誘導コイルの起電力を、電磁誘導作用によりRFIDタグ側の誘導コイルで受電する電磁誘導方式が採用されている。しかしながら、電磁誘導方式は数十cm程度の比較的短い距離の使用に限られるため、長距離の電力伝送が可能なマイクロ波を用いた方式が注目されている。
マイクロ波を用いた電力伝送方式としては、代表例として、巨大な太陽電池パネルをもつ人工衛星を静止軌道上に打ち上げ、太陽電池パネルで発電した電力をマイクロ波に変換して、地上の受電設備に送電するSSP(Space Solar Power;宇宙太陽光発電)システムが検討されている。また、給電設備の設置が困難な山間部や離島などの遠隔地に、給電設備の整った地域から電力を送電する技術への応用も期待されている。
ところで、電磁誘導やマイクロ波を用いた電力伝送システムでは、如何にして確実に安定した電力の伝送を実現するかが大きな課題となっており、従来、この課題を解決するための様々な技術が提案されている(特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載の発明では、誘導コイルにより電力を送受電する送電機および受電機からなる電力伝送システムにおいて、受信した電力レベルに応じてフィードバック信号を受電機で出力し、フィードバック信号に応じて送電機で電力を調整することにより、送電機から受電機への送電効率の変化を補償している。
特許文献2に記載の発明では、マイクロ波に変換した電力を送電アンテナから受電アンテナに送電する電力伝送システムにおいて、受電アンテナの受波面に複数の領域を設定しておき、領域毎にマイクロ波による電力の大きさを検出して、電力の大きさの検出結果から、受波面の中央からのマイクロ波のずれ方向およびずれ量を算出し、この算出結果に基づいて、送電アンテナの指向方向を変更している。
特開平6−014480号公報
特開2004−088443号公報
特許文献1に記載の発明は、電磁誘導方式を対象としており、マイクロ波を用いた電力伝送システムに採用することができない。また、特許文献2に記載の発明は、送受電アンテナの位置が固定されていて、多少のずれはあるものの、略確実にマイクロ波が受波面に当たる場合を想定している。このため、多少のずれを微調整する場合には適しているが、RFIDシステムのように、RFIDタグがタグリーダに対して移動し、これらの位置関係が定まらない場合には不向きである。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、受電機が送電機に対して移動する場合においても、安定した電力の伝送を実現することが可能なマイクロ波電力伝送システム、およびマイクロ波電力伝送方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、マイクロ波を用いて電力を送受電する送電機および受電機を備えたマイクロ波電力伝送システムであって、前記送電機は、電力をマイクロ波に変換して送信する電力送信手段と、前記電力送信手段の動作を制御する制御手段と、前記受電機からのパイロット信号を受信する信号受信手段と、前記パイロット信号の到来方向を検出する角度検出手段とを有し、前記受電機は、前記電力送信手段からのマイクロ波を受信する電力受信手段と、前記電力受信手段で受信したマイクロ波の電力を計測する電力計と、前記電力計の計測結果のデータを重畳して前記パイロット信号を送信する信号送信手段とを有し、前記制御手段は、前記パイロット信号を受信する前は、指向性がなく、規定の範囲内の一定の電力を有するマイクロ波が前記電力送信手段から送信されるようにし、前記パイロット信号を受信した際には、前記角度検出手段の検出結果、および前記計測結果のデータに基づいて、前記電力送信手段から送信されるマイクロ波が前記受電機の方向に集束されるように、且つその電力が前記受電機で必要な値となるように調整することを特徴とする。
前記電力送信手段は、複数のアンテナが配列されたフェイズドアレイアンテナを含み、前記制御手段は、前記複数のアンテナの各々から放射されるマイクロ波を移相することで、マイクロ波の指向方向の調整を行うことが好ましい。
前記信号送信手段は、前記電力受信手段でマイクロ波を受信している間、前記パイロット信号を送信し、前記制御手段は、前記パイロット信号を前記信号受信手段で受信する都度、前記調整を行うことが好ましい。
前記制御手段は、調整した電力の値が規定の範囲を超える場合、前記電力送信手段のマイクロ波の送信を中止させることが好ましい。
前記送電機は、相互通信可能に複数台設置されており、前記受電機にマイクロ波を送信している送電機で、前記計測結果のデータが予め設定された閾値を下回った場合には、その送電機によるマイクロ波の送信を中止し、他の送電機に切り替えてマイクロ波の送信を再開することが好ましい。
前記受電機は、前記計測結果のデータが予め設定された閾値を下回った場合に、その不足分を補うように作動する予備電源を有することが好ましい。この場合、前記予備電源は、一次電池、二次電池、太陽電池、または人間の体温で発電する体温発電素子を利用した電池のうち、少なくともいずれか一つから構成されることが好ましい。
前記電力送信手段と前記信号受信手段、および前記電力受信手段と前記信号送信手段は、異なる二種類の周波数のマイクロ波を用いて、電力を変換したマイクロ波、および前記パイロット信号を送受信することが好ましい。
あるいは、前記電力送信手段と前記信号受信手段、および前記電力受信手段と前記信号送信手段はそれぞれ一体化されており、同一の周波数のマイクロ波を用いて、電力を変換したマイクロ波、および前記パイロット信号を時分割多重方式で送受信することが好ましい。
前記受電機は、データが記憶されたRFIDタグであり、前記送電機は、前記RFIDタグから前記データを受信するタグリーダであることが好ましい。
請求項11に記載の発明は、送電機、受電機間でマイクロ波を用いて電力を送受電するマイクロ波電力伝送方法であって、前記受電機は、前記送信機から送信されたマイクロ波の電力を計測して、この計測結果のデータを重畳したパイロット信号を送信し、前記送信機は、前記パイロット信号を受信する前は、指向性がなく、規定の範囲内の一定の電力を有するマイクロ波を送信し、前記パイロット信号を受信した際には、前記パイロット信号の到来方向を検出して、この検出結果、および前記計測結果のデータに基づいて、マイクロ波が前記受電機の方向に集束されるように、且つその電力が前記受電機で必要な値となるように調整することを特徴とする。
本発明のマイクロ波電力伝送システム、およびマイクロ波電力伝送方法によれば、パイロット信号による送信機と受信機の位置関係、および電力計によるマイクロ波の電力の計測結果に応じて、マイクロ波の指向方向、および電力を調整するので、受電機が送電機に対して移動する場合においても、安定した電力の伝送を実現することが可能となる。
図1において、RFIDシステム2は、部屋の出入りや装置の使用許可、代金の支払いなどの際に個人認証を行うためのもので、ユーザーが所有する個人認証カード10に埋め込まれたRFIDタグ11と、部屋の壁面などに取り付けられたタグリーダ12とから構成される。
RFIDシステム2では、二種類のマイクロ波13、14をRFIDタグ11とタグリーダ12との間で送受信することにより、データおよび電力の遣り取りを行う。マイクロ波13、14には、例えば、950MHz、2.4GHzの周波数がそれぞれ用いられている。以下の説明では、マイクロ波13をデータ送受信用マイクロ波、略してMd、マイクロ波14を電力送受信用マイクロ波、略してMpと表現する。
図2において、RFIDタグ11には、Md13を送受信するためのデータ送受信用アンテナ(以下、T−Adと略す)20、およびMp14を受信するための電力受信用アンテナ(以下、T−Apと略す)21が設けられている。
T−Ad20には、送受信回路22が接続されており、送受信回路22には、変調回路23、および復調回路24が接続され、これらはCPU25に接続している。また、変調回路23には、マイクロ波発生回路26が接続されている。
変調回路23は、CPU25からのデータを重畳して、マイクロ波発生回路26から供給されるマイクロ波(搬送波)をMd13に変調し、変調したMd13を送受信回路22に出力する。復調回路24は、タグリーダ12からのMd13を元のデータに復調し、復調したデータをCPU25に出力する。送受信回路22は、変調回路23からのMd13を増幅して帯域通過濾波した後、T−Ad20に出力するとともに、T−Ad20を介して受信したMd13を増幅して帯域通過濾波した後、復調回路24に出力する。
T−Ap21には、整流回路27が接続されている。図3に示すように、整流回路27は、整合器30、入出力フィルタ31、32、整流器33、およびレギュレータ34を含む。
整合器30は、T−Ap21と整流回路27とのインピーダンス整合をとる。入出力フィルタ31、32は、Mp14の基本波の通過を許容し、且つ整流器33の非線形特性により発生するMp14の高調波を抑制し、T−Ap21からの高調波の再放射、およびCPU25への高調波の漏洩をそれぞれ防止する。
整流器33は、ダイオードからなり、Mp14を整流して直流電力を出力する。レギュレータ34は、整流器33から出力された直流電力を一定の電力に安定化する。T−Ap21と整流回路27は、いわゆるレクテナ(rectenna,rectifying antenna)を構成している。
図2に戻って、整流回路27は、直流電力をCPU25、および電力計28に出力する。CPU25は、整流回路27からの直流電力で動作する。電力計28は、整流回路27からの直流電力を一定のサンプリング間隔(例えば、一秒)で計測し、この計測結果のデータをCPU25に逐次出力する。
CPU25は、RFIDタグ11の全体の動作を統括的に制御する。CPU25には、メモリ29が接続されている。メモリ29には、RFIDタグ11を動作させるための各種プログラムや、識別番号などの個人認証用のデータが記憶されている。CPU25は、メモリ29からプログラムを読み出して内蔵RAM(図示せず)に展開し、読み出したプログラムを逐次処理する。
CPU25は、タグリーダ12からの制御信号(後述)に応じて、個人認証用のデータをメモリ29から読み出し、これを変調回路23に出力する。また、CPU25は、タグリーダ12からの基準電力信号(後述)を受信した際、およびタグリーダ12からの調整電力信号(後述)を受信している間は一定時間間隔で、電力計28の計測結果のデータ(例えば、ある一定時間サンプリングした電力を積算してサンプリング回数で割った平均)を変調回路23に出力する。
前述のように、CPU25から変調回路23に出力された個人認証用のデータ、および計測結果のデータは、変調回路23によって、マイクロ波発生回路26からの搬送波に重畳され、T−Ad20からMd13として送信される。以下、個人認証用のデータ、および計測結果のデータが重畳されたMd13をそれぞれ、認証信号、およびパイロット信号という。
図4において、タグリーダ12には、Md13を送受信するためのデータ送受信用アンテナ(以下、R−Ad1と略す)40、Md13を受信するためのデータ受信用アンテナ(以下、R−Ad2と略す)41、およびMp14を送信するための電力送信用アンテナ(以下、R−Apと略す)42が設けられている。R−Ad241は、四個のアンテナ43a〜43dから構成される。一方、R−Ap42は、n個のアンテナ44が配列されたフェイズドアレイアンテナからなる。
R−Ad140には、送受信回路45が接続されており、送受信回路45には、変調回路46、および復調回路47が接続されている。変調回路46、および復調回路47には、CPU48が接続されている。また、変調回路46には、マイクロ波発生回路49が接続されている。
変調回路46は、CPU48からのデータを重畳して、マイクロ波発生回路49から供給されるマイクロ波(搬送波)をMd13に変調し、変調したMd13を送受信回路45に出力する。復調回路47は、RFIDタグ11からのMd13(すなわち、認証信号、およびパイロット信号)を元のデータ(個人認証用のデータ、および計測結果のデータ)に復調し、復調したデータをCPU48に出力する。送受信回路45は、変調回路46からのMd13を増幅して帯域通過濾波した後、R−Ad140に出力するとともに、R−Ad140を介して受信したMd13を増幅して帯域通過濾波した後、復調回路47に出力する。
マイクロ波発生回路50は、2.4GHzのマイクロ波を発生する。電力増幅回路51は、マイクロ波発生50で発生されたマイクロ波を適切な値で増幅し、分波回路52に出力する。分波回路52は、電力増幅回路51で増幅されたマイクロ波を、n個のアンテナ44に対応して設けられたn個の移相回路53に出力する。
他方、R−Ad241を構成するアンテナ43a〜43dは、タグリーダ12に対するRFIDタグ11の相対的な角度を求めるために、二個ずつに分かれて近接して配置されている。アンテナ43a〜43dには、受信回路54a〜54dが接続されている。受信回路54a〜54dは、アンテナ43a〜43dを介して受信したMd13をそれぞれ増幅して帯域通過濾波した後、角度検出回路55に出力する。
角度検出回路55は、RFIDタグ11からのMd13(パイロット信号)を解析して、タグリーダ12に対するRFIDタグ11の相対的な角度を求める。角度の求め方の具体例としては、アンテナ43a〜43dで受信したパイロット信号のそれぞれの位相差、すなわち、アンテナ43a〜43dへのパイロット信号の到達時間のずれ量を演算する。このずれ量は、RFIDタグ11とタグリーダ12との相対的な位置関係を表す情報に他ならない。角度検出回路55は、適当な換算式やデータテーブルを用いて、演算したずれ量を、タグリーダ12の位置を中心としたときのRFIDタグ11の位置の方位角、および仰角に換算し、換算した角度のデータをCPU48に出力する。
CPU48は、角度検出回路55からの角度のデータに基づいて、R−Ap42からのMp14がRFIDタグ11の方向に集束されるように、R−Ap42を構成するn個のアンテナ44の各々から放射させるMp14の移相量を演算する。CPU48は、演算した移相量のデータを移相回路53に出力する。
また、CPU48は、復調回路47で復調されたRFIDタグ11からの電力の計測結果のデータに基づいて、Mp14による電力がRFIDタグ11で必要な値となるように、電力増幅回路51を制御する。電力増幅回路51は、電力の計測結果データに基づいた電力の調整を行う。さらに、CPU48は、調整した電力の値が規定の範囲(例えば、放射電力密度1mW/cm2に相当する放射電力量)を超える場合、マイクロ波の送信を中止させる。
移相回路53は、CPU48からの移相量のデータに基づいて、分波回路52からのマイクロ波の位相をずらし、n個のアンテナ44に出力する。これにより、RFIDタグ11の方向に指向され、RFIDタグ11で必要な値に電力が調整されたMp14(以下、調整電力信号という)がR−Ap42から放射される。
パイロット信号を受信する前は、当然ながら角度の検出、移相量の演算、およびMp14の指向方向と電力の調整は行われない。このため、R−Ap42からは、指向性がなく、規定の範囲内の一定の電力を有するMp14(以下、基準電力信号という)が放射される。
CPU48は、タグリーダ12の全体の動作を統括的に制御する。CPU48には、メモリ56が接続されている。メモリ56には、タグリーダ12を動作させるための各種プログラムや、識別番号などの個人認証用のデータが記憶されている。CPU48は、メモリ56からプログラムを読み出して内蔵RAM(図示せず)に展開し、読み出したプログラムを逐次処理する。
CPU48は、パイロット信号を受信して、調整電力信号をRFIDタグ11に送信してから所定の時間が経過した後、認証信号を要求する制御命令を変調回路46に出力する。以下、制御命令が重畳されたMd13を、制御信号という。
また、CPU48は、RFIDタグ11からの認証信号を受けて、個人認証用のデータをメモリ56から読み出し、この読み出したデータと、復調回路47で復調されたRFIDタグ11からの個人認証用のデータとを比較照合することで、個人認証を行う。
次に、上記構成を有するRFIDシステム2の処理手順について、図5のタイミングチャートを参照して説明する。なお、タイミングチャートは、上半分がタグリーダ12、下半分がRFIDタグ11の処理を示しており、上から順に、タグリーダ12内の各部の処理、R−Ad140とR−Ad241、R−Ap42、T−Ad20、およびT−Ap21のそれぞれにおける各種信号の送受信状況、RFIDタグ11内の各部の処理を、矢印方向で示す時間経過とともに表したものである。
まず、パイロット信号を受信する前は、指向性がなく、規定の範囲内の一定の電力を有する基準電力信号がR−Ap42から送信されている。この状態でRFIDタグ11が埋め込まれた個人認証カード10を持ったユーザーがタグリーダ12に近付き、RFIDタグ11が基準電力信号の受信領域内に入ると、T−Ap21で基準電力信号が受信される。
T−Ap21で基準電力信号が受信されると、T−Ap21で受信された基準電力信号は、整流回路27に入力される。整流回路27に入力された基準電力信号は、入出力フィルタ31、32により高調波を抑制され、整流器33で整流されて直流電力に変換される。整流器33から出力された直流電力は、レギュレータ34で安定化されて、CPU25、および電力計28に出力される。CPU25に出力された電力は、各部に供給される。また、電力計28では、整流回路27からの直流電力が計測される。電力計28の計測結果のデータは、CPU25に出力される。
電力計28の計測結果のデータは、CPU25により変調回路23に出力される。変調回路23では、CPU25からの計測結果のデータが重畳され、マイクロ波発生回路26から供給されるマイクロ波がMd13に変調されて、送受信回路22に出力される。送受信回路22に出力されたMd13は、増幅、帯域通過濾波された後、T−Ad20に出力される。これにより、計測結果のデータが重畳されたMd13、すなわちパイロット信号がT−Ad20からタグリーダ12に向けて放射される。
R−Ad140でパイロット信号が受信されると、R−Ad140で受信されたパイロット信号は、送受信回路45により増幅、帯域通過濾波された後、復調回路47に出力される。復調回路47では、パイロット信号が元の計測結果のデータに復調される。復調回路47で復調された計測結果のデータは、CPU48に出力される。他方、マイクロ波発生回路50では、2.4GHzのマイクロ波が生成される。マイクロ波発生回路50で生成されたマイクロ波は、電力増幅回路51で適切な値で増幅された後、分波回路52に出力され、分波回路52によって分波されて、移相回路53に出力される。
対して、R−Ad241でパイロット信号が受信されると、R−Ad241で受信されたパイロット信号は、R−Ad241を構成するアンテナ43a〜43dからそれぞれ受信回路54a〜54dに出力され、受信回路54a〜54dで増幅、帯域通過濾波された後、角度検出回路55に出力される。
角度検出回路55では、アンテナ43a〜43dで受信したパイロット信号のそれぞれの位相差が演算されて、この演算結果から、タグリーダ12の位置を中心としたときのRFIDタグ11の位置の方位角、および仰角が換算される。角度検出回路55で換算された角度のデータは、CPU48に出力される。
CPU48では、角度検出回路55からの角度のデータを受けて、R−Ap42からのMp14がRFIDタグ11の方向に集束されるような、アンテナ44の各々から放射させるMp14の移相量が演算される。CPU48で演算された移相量のデータは、移相回路53に出力される。また、復調回路47で復調された計測結果のデータに基づいて、Mp14による電力がRFIDタグ11で必要な値となるように、CPU48により電力増幅回路51が制御され、電力が調整される。
移相回路53では、CPU48からの移相量のデータに応じて、分波回路52からのマイクロ波の位相がずらされる。移相回路53で位相が調整されたマイクロ波は、アンテナ44に出力される。これにより、RFIDタグ11の方向に指向され、RFIDタグ11で必要な値に電力が調整された調整電力信号がR−Ap42からRFIDタグ11に向けて放射される。CPU48で調整された電力の値が規定の範囲を超える場合は、マイクロ波の送信が中止される。
RFIDタグ11では、基準電力信号の場合と同様の手順で、調整電力信号が電力に変換され、CPU25により各部に供給される。RFIDタグ11、タグリーダ12間では、調整電力信号を送受信している間、パイロット信号の送受信が一定時間間隔で行われる。このため、上記一連の処理(パイロット信号の送受信→角度、電力の検出→位相、電力の調整→調整電力信号の送受信)も繰り返し行われる。したがって、タグリーダ12からRFIDタグ11に常に安定した電力を供給することができる。
パイロット信号を受信して、調整電力信号を送信してから所定の時間が経過した後、認証信号を要求する制御命令がCPU48から変調回路46に出力される。変調回路46では、CPU48からの制御命令が重畳され、マイクロ波発生回路49から供給されるマイクロ波がMd13に変調され、送受信回路45に出力される。送受信回路45に出力されたMd13は、増幅、帯域通過濾波された後、R−Ad140に出力される。これにより、制御命令が重畳されたMd13、すなわち制御信号がR−Ad140からRFIDタグ11に向けて放射される。
T−Ad20で制御信号が受信されると、T−Ad20で受信された制御信号は、送受信回路22により増幅、帯域通過濾波された後、復調回路24で元の制御命令に復調され、CPU25に出力される。制御命令を受けて、個人認証用のデータがメモリ29からCPU25に読み出され、このデータが変調回路23に出力される。変調回路23では、CPU25からの個人認証用のデータが重畳され、マイクロ波発生回路26から供給されるマイクロ波がMd13に変調され、送受信回路22に出力される。送受信回路22に出力されたMd13は、増幅、帯域通過濾波された後、T−Ad20に出力される。これにより、個人認証用のデータが重畳されたMd13、すなわち認証信号がT−Ad20からタグリーダ12に向けて放射される。
R−Ad140で認証信号が受信されると、R−Ad140で受信された認証信号は、送受信回路45により増幅、帯域通過濾波された後、復調回路47で元の個人認証用のデータに復調され、CPU48に出力される。CPU48では、認証信号を受けて、個人認証用のデータがメモリ56から読み出される。そして、メモリ56から読み出されたデータと、復調回路47からの個人認証用のデータとが比較照合され、個人認証が行われる。個人認証後、タグリーダ12からの調整電力信号の送信が中止され、RFIDタグ11、タグリーダ12間のデータ、および電力の遣り取りが終了される。
ここで、RFIDタグ11、タグリーダ12間でデータ、および電力の遣り取りをしている際に、これらの間に障害物が介在することによって、Md13、Mp14の送受信が妨害される場合がある。このため、図6に示すように、位置を違えて複数台のタグリーダ12を設置し、これらを相互通信可能に有線または無線で接続したRFIDシステム60を構築してもよい。
この場合、複数台のタグリーダ12の全てから基準電力信号を放射させ、複数台のタグリーダ12のうち、計測結果のデータの値が最も大きいものを、RFIDタグ11とデータ、および電力の遣り取りをするタグリーダとして選定する。そして、選定されたタグリーダを含む全てのタグリーダ12のCPU48で、計測結果のデータを監視する。最初に選定されたタグリーダで、計測結果のデータが予め設定された閾値を下回った場合には、RFIDタグ11との間に障害物が介在していると判断し、最初に選定されたタグリーダによるデータ、および電力の遣り取りを中止し、そのときに計測結果のデータの値が最も大きいタグリーダでデータ、および電力の遣り取りを再開する。
あるいは、複数台のタグリーダ12のうち一台をメインのタグリーダとし、メインのタグリーダ12のみから基準電力信号を放射させ、メインのタグリーダのCPU48で、計測結果のデータを監視する。そして、計測結果のデータが予め設定された閾値を下回った場合に、RFIDタグ11との間に障害物が介在していると判断し、メインのタグリーダによるデータ、および電力の遣り取りを中止するとともに、その旨を表す信号を別のタグリーダに送信し、別のタグリーダでデータ、および電力の遣り取りを再開する。
また、障害物の介在によってMd13、Mp14の送受信が妨害される場合を考慮して、図7に示すRFIDタグ70のように、Mp14による電力の受給とは別に、予備電源71を設けてもよい。予備電源71は、一次電池、二次電池、太陽電池、または人間の体温で発電する体温発電素子を利用した電池のうち、少なくともいずれか一つから構成される。予備電源71は、Mp14による電力が予め設定された閾値を下回った場合に、その不足分を補うように作動する。このようにすれば、RFIDタグ11、タグリーダ12間に障害物が介在した場合においても、安定した電力供給が保障され、常に最適な状態でRFIDシステムを運用することができる。なお、予備電源71に二次電池を用いる場合は、外部電源で蓄電する構成としてもよいし、Mp14による電力の余剰分を蓄電する構成としてもよい。
上記実施形態では、Md13、およびMp14の二種類のマイクロ波を用いて、RFIDタグ11、タグリーダ12間のデータおよび電力の遣り取りを行っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、同一の周波数のマイクロ波を用いて、一定時間毎に区切ったフレームをさらにある時間間隔で区切ったタイム・スロットに、データおよび電力をそれぞれ割り当てて送受信する時分割多重方式を採用してもよい。これにより、データおよび電力を送受信するアンテナや送受信回路、変調回路、復調回路、マイクロ波発生回路などを共用することができ、製品のコストダウンに寄与することができる。
上記実施形態では、パイロット信号を四個のアンテナ43a〜43dで受信して、アンテナ43a〜43dで受信したパイロット信号のそれぞれの位相差の演算結果から、タグリーダ12に対するRFIDタグ11の相対的な角度を求めているが、角度検出の方法としては、周知の他の技術を採用してもよい。
上記実施形態では、マイクロ波電力伝送システムとしてRFIDシステムを例示して説明したが、本発明はこれに限定されず、生体情報取得システムや、携帯型情報表示システムに適用することも可能である。
2、60 RFIDシステム
11、70 RFIDタグ
12 タグリーダ
13 データ送受信用マイクロ波(Md)
14 電力送受信用マイクロ波(Mp)
20 データ送受信用アンテナ(T−Ad)
21 電力受信用アンテナ(T−Ap)
22 送受信回路
23 変調回路
25 CPU
27 整流回路
28 電力計
40 データ送受信用アンテナ(R−Ad1)
41 データ受信用アンテナ(R−Ad2)
42 電力送信用アンテナ(R−Ap)
45 送受信回路
47 復調回路
48 CPU
50 マイクロ波発生回路
51 電力増幅回路
53 移相回路
55 角度検出回路
71 予備電源
11、70 RFIDタグ
12 タグリーダ
13 データ送受信用マイクロ波(Md)
14 電力送受信用マイクロ波(Mp)
20 データ送受信用アンテナ(T−Ad)
21 電力受信用アンテナ(T−Ap)
22 送受信回路
23 変調回路
25 CPU
27 整流回路
28 電力計
40 データ送受信用アンテナ(R−Ad1)
41 データ受信用アンテナ(R−Ad2)
42 電力送信用アンテナ(R−Ap)
45 送受信回路
47 復調回路
48 CPU
50 マイクロ波発生回路
51 電力増幅回路
53 移相回路
55 角度検出回路
71 予備電源
Claims (11)
- マイクロ波を用いて電力を送受電する送電機および受電機を備えたマイクロ波電力伝送システムであって、
前記送電機は、電力をマイクロ波に変換して送信する電力送信手段と、
前記電力送信手段の動作を制御する制御手段と、
前記受電機からのパイロット信号を受信する信号受信手段と、
前記パイロット信号の到来方向を検出する角度検出手段とを有し、
前記受電機は、前記電力送信手段からのマイクロ波を受信する電力受信手段と、
前記電力受信手段で受信したマイクロ波の電力を計測する電力計と、
前記電力計の計測結果のデータを重畳して前記パイロット信号を送信する信号送信手段とを有し、
前記制御手段は、前記パイロット信号を受信する前は、指向性がなく、規定の範囲内の一定の電力を有するマイクロ波が前記電力送信手段から送信されるようにし、
前記パイロット信号を受信した際には、前記角度検出手段の検出結果、および前記計測結果のデータに基づいて、前記電力送信手段から送信されるマイクロ波が前記受電機の方向に集束されるように、且つその電力が前記受電機で必要な値となるように調整することを特徴とするマイクロ波電力伝送システム。 - 前記電力送信手段は、複数のアンテナが配列されたフェイズドアレイアンテナを含み、
前記制御手段は、前記複数のアンテナの各々から放射されるマイクロ波を移相することで、マイクロ波の指向方向の調整を行うことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波電力伝送システム。 - 前記信号送信手段は、前記電力受信手段でマイクロ波を受信している間、前記パイロット信号を送信し、
前記制御手段は、前記パイロット信号を前記信号受信手段で受信する都度、前記調整を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のマイクロ波電力伝送システム。 - 前記制御手段は、調整した電力の値が規定の範囲を超える場合、前記電力送信手段のマイクロ波の送信を中止させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のマイクロ波電力伝送システム。
- 前記送電機は、相互通信可能に複数台設置されており、
前記受電機にマイクロ波を送信している送電機で、前記計測結果のデータが予め設定された閾値を下回った場合には、その送電機によるマイクロ波の送信を中止し、他の送電機に切り替えてマイクロ波の送信を再開することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のマイクロ波電力伝送システム。 - 前記受電機は、前記計測結果のデータが予め設定された閾値を下回った場合に、その不足分を補うように作動する予備電源を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のマイクロ波電力伝送システム。
- 前記予備電源は、一次電池、二次電池、太陽電池、または人間の体温で発電する体温発電素子を利用した電池のうち、少なくともいずれか一つから構成されることを特徴とする請求項6に記載のマイクロ波電力伝送システム。
- 前記電力送信手段と前記信号受信手段、および前記電力受信手段と前記信号送信手段は、異なる二種類の周波数のマイクロ波を用いて、電力を変換したマイクロ波、および前記パイロット信号を送受信することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のマイクロ波電力伝送システム。
- 前記電力送信手段と前記信号受信手段、および前記電力受信手段と前記信号送信手段はそれぞれ一体化されており、同一の周波数のマイクロ波を用いて、電力を変換したマイクロ波、および前記パイロット信号を時分割多重方式で送受信することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のマイクロ波電力伝送システム。
- 前記受電機は、データが記憶されたRFIDタグであり、前記送電機は、前記RFIDタグから前記データを受信するタグリーダであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のマイクロ波電力伝送システム。
- 送電機、受電機間でマイクロ波を用いて電力を送受電するマイクロ波電力伝送方法であって、
前記受電機は、前記送信機から送信されたマイクロ波の電力を計測して、この計測結果のデータを重畳したパイロット信号を送信し、
前記送信機は、前記パイロット信号を受信する前は、指向性がなく、規定の範囲内の一定の電力を有するマイクロ波を送信し、
前記パイロット信号を受信した際には、前記パイロット信号の到来方向を検出して、この検出結果、および前記計測結果のデータに基づいて、マイクロ波が前記受電機の方向に集束されるように、且つその電力が前記受電機で必要な値となるように調整することを特徴とするマイクロ波電力伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007037969A JP2008204061A (ja) | 2007-02-19 | 2007-02-19 | マイクロ波電力伝送システム、およびマイクロ波電力伝送方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-02-19 JP JP2007037969A patent/JP2008204061A/ja active Pending
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