JP2008203322A - 時間軸圧伸装置、時間軸圧伸方法およびプログラム - Google Patents
時間軸圧伸装置、時間軸圧伸方法およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008203322A JP2008203322A JP2007036244A JP2007036244A JP2008203322A JP 2008203322 A JP2008203322 A JP 2008203322A JP 2007036244 A JP2007036244 A JP 2007036244A JP 2007036244 A JP2007036244 A JP 2007036244A JP 2008203322 A JP2008203322 A JP 2008203322A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- section
- output
- index value
- speed
- section length
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
【解決手段】記憶回路10は、入力音声の波形を示すサンプル列PINを記憶する。設定部50は、出力音声の再生速度sを設定する。区間長決定部34は、入力音声の基本周期LWと設定部50が設定した再生速度sとに基づいて圧伸後の出力区間SOUTの区間長L(例えばL=LW/(1−s))を決定する。出力部36は、出力区間SOUT内の各サンプルを順次に出力回路40に出力する。区間長更新部38は、出力区間SOUT内の各サンプルの出力中に設定部50が再生速度sを変更すると、出力区間SOUTのうち再生速度sの変更後の残余区間SRの区間長r1を、変更前の再生速度s1と変更後の再生速度s2とに応じた区間長r2に更新する。
【選択図】図1
Description
森田直孝・板倉文忠、「ポインター移動量制御による重複加算法(PICOLA)を用いた音声の時間軸での伸長圧縮とその評価」、日本音響学会講演論文集、昭和61年10月、1-4-14(p.149−p.150)
図1は、本発明のひとつの形態に係る時間軸圧伸装置の構成を示すブロック図である。時間軸圧伸装置100は、入力音声(音声信号)の波形を時間軸の方向に伸長または圧縮することで出力音声を生成する装置である。図1に示すように、時間軸圧伸装置100は、記憶回路10と制御回路20と出力回路40と設定部50とを具備する。
L=LW/(1−s) ……(1)
また、再生速度sが「1」を上回る高速変換の場合(1<s≦2)、区間長決定部34は以下の式(2)に基づいて区間長Lを決定する。
L=LW/(s−1) ……(2)
すなわち、再生速度sが「1」に近いほど出力区間SOUTの区間長Lは長くなる。
r2=r1×(s1/s2) ……(3)
出力部36は、サンプル列PINのうち再生速度sが変更された時点Tにて未出力であった先頭のサンプルから区間長r2にわたる各サンプルを残余区間SRとして記憶回路10から順次に取得して出力回路40に出力する。
以上の各形態には様々な変形を加えることができる。具体的な変形の態様を例示すれば以下の通りである。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
以上の形態においては、出力音声の再生速度sを設定部50が設定する形態を例示したが、設定部50による設定の対象は再生速度sに限定されない。例えば、入力区間SIN内のサンプル数s_inに対する出力区間SOUT内のサンプル数s_outの比である圧伸率a(a=s_out/s_in)が設定部50によって設定される構成も採用される。圧伸率aが設定される構成においては、以上の各形態における再生速度sを圧伸率aの逆数に置換すればよい。以上のように、設定部50が設定する数値は、音声の再生速度を定める指標値(速度指標値)であれば足り、再生速度sや圧伸率aは速度指標値の例示に過ぎない。
出力区間SOUTの区間長Lや残余区間SRの区間長r2を算定する方法(式(1)から式(3))は適宜に変更される。また、以上の形態においては式(1)から式(3)の数式に基づく演算で区間長Lや区間長r2が算定される構成を例示したが、予め作成されたテーブルに基づいて区間長Lや区間長r2が特定される構成も採用される。例えば、再生速度sと基本周期LWとの各組合せに対して区間長Lが対応づけられたテーブルを作成しておき、設定部50が設定した再生速度sと基本周期特定部32が特定した基本周期LWとに対応する区間長Lを区間長決定部34が検索する構成も採用される。同様に、変更前の再生速度s1と変更後の再生速度s2と残余区間SRの区間長r1との各組合せに対して区間長r2が対応付けられたテーブルを作成しておき、設定部50による変更前の再生速度s1と変更後の再生速度s2と区間長r1とに対応する区間長r2を区間長更新部38が検索する構成も採用される。
以上の形態においては、複製区間SB内のサンプルの出力中に再生速度sが変更された場合に当該複製区間SBの残余区間SRの区間長r1を更新する構成を例示したが、圧伸区間SA内のサンプルの出力中に再生速度sが変更された場合に残余区間SRの区間長r1を更新する構成も採用される。例えば、図3の部分(b)に示す区間B1内(圧伸区間SA内)のサンプルを出力部36が出力している期間内に再生速度sが変更されると、区間長更新部38は、区間B1のうち再生速度sの変更後の区間と直後の複製区間SBとを加算した残余区間SRの区間長r1を、変更の前後の再生速度sに基づいて区間長r2に更新する。以上のように、本発明のひとつの形態においては、出力区間SOUTのうち再生速度sの変更後の残余区間SRの区間長r1が変更の前後の再生速度sに応じて更新される構成であれば足り、圧伸区間SAと複製区間SBとを残余区間SRの更新に関して区別する必要は必ずしもない。
以上の形態においては、区間Aの波形と区間Bの波形とを合成した波形(区間X)を区間Aと区間Bとの間隙に挿入することで低速変換を実現したが、低速変換の具体的な方法は適宜に変更される。例えば、区間Aと区間Bとの間隙に区間Aの波形が重複的に挿入される構成も採用される。また、以上の形態においては、区間Aの波形と区間Bの波形とを合成した波形(区間X)を区間Aおよび区間Bに置換することで高速変換を実現したが、高速変換の具体的な方法も任意である。例えば、区間Aまたは区間Bの波形を削除する構成も採用される。以上のように、本発明が適用される範囲は、非特許文献1のPICOLA(Pointer Interval Controlled OverLap and Add)を採用した時間軸圧伸装置に限定されない。
Claims (6)
- 音声の波形を示すサンプル列を記憶する記憶手段と、
前記音声の再生速度を定める速度指標値を設定する設定手段と、
前記音声の基本周期と前記設定手段が設定した速度指標値とに基づいて圧伸後の出力区間の区間長を決定する区間長決定手段と、
前記出力区間内の各サンプルを順次に出力する出力手段と、
前記出力区間内の各サンプルを前記出力手段が出力する期間内に前記設定手段が速度指標値を変更すると、前記出力区間のうち速度指標値の変更後の残余区間の区間長を、変更前の速度指標値と変更後の速度指標値とに応じた区間長に更新する区間長更新手段と
を具備する時間軸圧伸装置。 - 前記区間長決定手段は、前記音声の基本周期を単位として当該音声のサンプル列を圧伸した圧伸区間と前記サンプル列の各サンプルを配列した複製区間とで構成される前記出力区間の区間長を、前記音声の基本周期と前記設定手段が設定した速度指標値とに基づいて決定し、
前記区間長更新手段は、前記複製区間内の各サンプルを前記出力手段が出力する期間内に前記設定手段が速度指標値を変更すると、前記複製区間のうち速度指標値の変更後の残余区間の区間長を、変更前の速度指標値と変更後の速度指標値とに応じた区間長に更新する
請求項1に記載の時間軸圧伸装置。 - 前記区間長更新手段は、前記変更後の速度指標値に対応した再生速度に対する前記変更前の速度指標値に対応した再生速度が低いほど前記残余区間の区間長が短くなるように区間長を更新する
請求項1または請求項2に記載の時間軸圧伸装置。 - 前記区間長更新手段は、前記残余区間を、変更後の速度指標値に対応した再生速度に対する変更前の速度指標値に対応した再生速度の比と、当該更新前の残余区間の区間長との乗算値に応じた区間長に更新する
請求項3に記載の時間軸圧伸装置。 - コンピュータに、
前記音声の再生速度を定める速度指標値を設定する設定処理と、
前記音声の基本周期と前記設定処理で設定した速度指標値とに基づいて圧伸後の出力区間の区間長を決定する区間長決定処理と、
前記出力区間内の各サンプルを記憶手段から取得して順次に出力する出力処理と、
前記出力区間内の各サンプルを前記出力処理にて出力する期間内に前記速度指標値が変更されると、当該出力区間のうち速度指標値の変更後の残余区間の区間長を、変更前の速度指標値と変更後の速度指標値とに応じた区間長に更新する区間長更新処理と
を実行させるプログラム。 - 前記音声の再生速度を定める速度指標値を設定し、
前記音声の基本周期と前記設定した速度指標値とに基づいて圧伸後の出力区間の区間長を決定し、
前記出力区間内の各サンプルを記憶手段から取得して順次に出力する一方、
前記出力区間内の各サンプルを出力する期間内に前記速度指標値が変更されると、前記出力区間のうち速度指標値の変更後の残余区間の区間長を、変更前の速度指標値と変更後の速度指標値とに応じた区間長に更新する
時間軸圧伸方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007036244A JP5141033B2 (ja) | 2007-02-16 | 2007-02-16 | 時間軸圧伸装置、時間軸圧伸方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007036244A JP5141033B2 (ja) | 2007-02-16 | 2007-02-16 | 時間軸圧伸装置、時間軸圧伸方法およびプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008203322A true JP2008203322A (ja) | 2008-09-04 |
JP5141033B2 JP5141033B2 (ja) | 2013-02-13 |
Family
ID=39780942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007036244A Expired - Fee Related JP5141033B2 (ja) | 2007-02-16 | 2007-02-16 | 時間軸圧伸装置、時間軸圧伸方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5141033B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0411300A (ja) * | 1990-04-28 | 1992-01-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 音声信号の時間圧縮伸長方法 |
JPH07302097A (ja) * | 1994-05-10 | 1995-11-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 音声の時間軸圧縮方法、及び伸長方法、並びに音声の時間軸圧縮伸長方法 |
JPH1195794A (ja) * | 1997-09-22 | 1999-04-09 | Yamaha Corp | ピッチ/テンポ変換方法及び装置 |
-
2007
- 2007-02-16 JP JP2007036244A patent/JP5141033B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0411300A (ja) * | 1990-04-28 | 1992-01-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 音声信号の時間圧縮伸長方法 |
JPH07302097A (ja) * | 1994-05-10 | 1995-11-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 音声の時間軸圧縮方法、及び伸長方法、並びに音声の時間軸圧縮伸長方法 |
JPH1195794A (ja) * | 1997-09-22 | 1999-04-09 | Yamaha Corp | ピッチ/テンポ変換方法及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5141033B2 (ja) | 2013-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6141358B2 (ja) | 同期オーディオ再生の方法、装置、およびシステム | |
JP3744216B2 (ja) | 波形形成装置及び方法 | |
JP6090204B2 (ja) | 音響信号発生装置 | |
WO2014003072A1 (ja) | オーディオ波形データを使用する自動演奏技術 | |
JPH0736455A (ja) | 音楽イベントインデックス作成装置 | |
JP2010113278A (ja) | 楽曲処理装置およびプログラム | |
JP5141033B2 (ja) | 時間軸圧伸装置、時間軸圧伸方法およびプログラム | |
JP6171393B2 (ja) | 音響合成装置および音響合成方法 | |
JP4968109B2 (ja) | オーディオデータ変換再生システム、オーディオデータ変換装置、オーディオデータ再生装置 | |
JP2006153908A (ja) | 音声データエンコード装置および音声データデコード装置 | |
JP6680029B2 (ja) | 音響処理方法および音響処理装置 | |
JP6350692B2 (ja) | 音響信号発生装置 | |
JP3904012B2 (ja) | 波形生成装置及び方法 | |
US11348596B2 (en) | Voice processing method for processing voice signal representing voice, voice processing device for processing voice signal representing voice, and recording medium storing program for processing voice signal representing voice | |
JP5359203B2 (ja) | 楽曲処理装置およびプログラム | |
JP5807419B2 (ja) | 信号処理装置 | |
JP7343320B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム | |
JP2008209447A (ja) | 時間軸圧伸方法、時間軸圧伸装置、プログラムおよび基本周期特定方法 | |
JP6350693B2 (ja) | 音響信号発生装置 | |
JP6364885B2 (ja) | 楽曲処理装置および楽曲処理方法 | |
JP2017111274A (ja) | データ処理装置 | |
JP4595852B2 (ja) | 演奏データ処理装置及びプログラム | |
JP2018072698A (ja) | 信号処理方法、および信号処理装置 | |
JP6424462B2 (ja) | オーディオ信号の時間軸圧縮伸張方法および装置並びにプログラム | |
JP4120979B2 (ja) | 波形再生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110812 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111227 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120904 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121003 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121023 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121105 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5141033 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |