JP2008200196A - 施術用針 - Google Patents

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Abstract

【課題】美容外科などの分野において、たるみを引き上げたり目の上のしわなどを取るなどの施術を行なう場合に、生体組織を不用意に傷めてしまう虞がなく、ひいては施術の幅を広げることのできる施術用針を提供する。
【解決手段】針本体2aの内部を中空状に形成するとともに針本体2aの両端部を斜めに切断して刺通部A,Bとし、これら刺通部A,Bのうちの一方の刺通部Aを閉塞、他方の刺通部Bを外部に対して開口させ、さらに針本体2aの側壁に、少なくとも1つの孔6を形成したことを特徴としている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、美容外科の分野において、頬のたるみ、胸、おしりのたるみなどを吊り上げる施術に用いて好適な施術用針に関する。
美しくなりたい、若々しさを維持したいという願望は、多くの人に共通する願いであるが、加齢が進むにつれ個人でできる努力には限界があるため、近年、前 向きの若返り方法として美容整形が広く行なわれている。
美容整形の一例としては、スレッドリフトと称される施術がある。この施術は、一般には傷痕が目立たない髪の毛に隠れる部分を数センチ切開し、コメカミや額など、対象となる部位に糸を通して引っ張ることにより、たるんでしまった筋肉や皮下組織を後方に引っ張り伸ばすものである。
一方、フェザーリフトと称される施術方法も知られている。この施術方法は、特殊加工された糸を使用して、皮下組織を引き上げる方法であり、皮膚を切開する必要が無いとともに、ゼラチンなどから特殊加工で形成された糸は、身体から抜き取らなくても、一定時間経過することにより、皮膚の中で溶ける性質を有しているため、傷痕がほとんど残らないという利点を有している。
ところで、このような施術に用いられる施術用針は、針本体の端部に貫通孔が形成され、この貫通孔に糸を通して使用されている(例えば、特許文献1)。
ところが、このような施術用針では、糸の中間部が針の両側を跨ぐ姿勢すなわち両側に垂れ下がる姿勢となるため、針で対象部位を刺し通したときに生体組織内に糸の引っかかりが生じやすく、その分、処置する部分を傷めてしまう虞がある。
特開平10−337291号公報
本発明はこのような実情に鑑み、美容外科などの分野において、たるみを引き上げたり、目の上のしわなどを取る施術を行なったりする場合に、生体組織を不用意に傷めてしまう虞がなく、ひいては施術の幅を広げることのできる施術用針を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明に係る施術用針は、
針本体の内部を中空状に形成するとともに針本体の両端部を斜めに切断して刺通部とし、これら刺通部のうちの一方の刺通部を閉塞、他方の刺通部を外部に対して開口させ、さらに前記針本体の側壁に、少なくとも1つの孔を形成したことことを特徴としている。
このような構成であれば、糸の一部を外部に露出させることなく針本体内に収納した状態で針とともに生体組織内を進ませることができるので、返しのある糸を使用したとしても、生体組織を傷つけることなく、糸を貫通させることができる。また、刺通部が両側に具備されているのでどちら側からでも刺し通すことができる
ここで、前記孔は、閉塞した側の端部近傍に形成されていることが好ましい。
このような構成であれば、使い勝手が良好である。
本発明に係る施術用針によれば、針本体のどちら側からでも突き刺すことができるとともに、糸の一部を針本体の中空部内に収納した状態で生体組織内を貫通させることができる。したがって、施術の幅が広がるとともに、返しが挿入方向と逆向きでも糸による引っ掛かりが生じにくい。
また、針本体の側壁に形成する孔を、閉塞した側の端部近傍に設ければ、使い勝手が良好であるとともに、針本体内に収納される糸の長さを長く確保することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
図1は本発明の一実施例に係る施術用針を示したものである。
この施術用針2は、例えば、全体の長さが約140mm、直径が約1mm〜2mm程度の針として製造されるため、説明の都合上、径方向と長さ方向との縮尺の割合は異なっている。
図2に拡大して示したように、針本体2aの内部は、中空部4となっており、この中空部4が糸の通り道となっている。また、針本体2aの両端部は、斜めに切断されて刺通部A,Bとされている。これら刺通部A,Bのうち一方の刺通部Aは閉塞され、他方の刺通部Bは外部に対して開口されている。
さらに、閉塞した刺通部Aに近い側壁には、孔6が形成され、この孔6は中空部4に開口している。
針本体2aは、例えば、チタンあるいはチタン合金などから形成されている。なお、針本体2aに摩擦抵抗の小さいフッ素樹脂がコーティングされていても良い。
また、孔6は長孔であることが好ましいが、長孔以外であっても良く、特に限定されない。さらに、孔6は、1つに限定されず、所定間隔離間して2つ以上形成されていても良い。また、孔6は針本体2aの両側に貫通して形成されていても良い。
一方、本実施例の施術用針2に使用する糸については特に限定されるものではないが、伸縮性のある材質から形成されていることが好ましい。例えば、伸縮性のあるシリコ−ン素材から形成されていれば、生体組織を通した場合に無害であるとともに、施術後に引っ張り効果があるので、たるみやしわを引き延ばす上で有効である。
さらに、糸には皮膚を活性化するアミノ酸および/またはサイトカインなどが含浸または塗布されていても良い。このようにアミノ酸および/またはサイトカインなどが含浸または塗布されていれば、美容効果が向上すると期待できる。
図3に示したように、糸8としては、糸本体8aの周面に、返し10が具備されていることが好ましい。糸本体8aにこのような返し10が具備されていれば、返し10の作用により、糸本体8aの左側の端部に結び目15を付けた状態で、糸8を矢印C方向に引っ張れば、返し10の作用により、生体組織12を糸8とともに矢印C方向に引っぱることが可能になる。
一方、返し10は一方向(仮に、引っ張り方向Cに対して抵抗の大きい図3の返し10を順目とする)に限定されるものではなく、図4に示したように、順目の返し10と逆目の返し16との両方が設けられていても良い。
すなわち、図4の施術用糸14では、糸本体14aに、順目の返し10と逆目の返し16とが、境界点Pを挟んで形成されている。順目の返し10は、引っ張り方向(矢印C方向)には抵抗が大きく、引き戻し(矢印D)方向には抵抗が小さい。一方、逆目の返し16は、引っ張り方向(C方向)には抵抗が小さく、引き戻し方向(D方向)には抵抗が大きい。
このように方向の異なる返し10、16が形成された施術用糸14の場合は、糸全体の長さが予め設定されている。すなわち、40cm、50cm、70cmなどのように、切断する前に糸の長さが予め設定される。
図1の施術用針2と、両方向の返し10,16が形成された図4の施術用糸14とを用いて施術を行なう場合は、例えば、以下のようにして使用する。
すなわち、図5に示したように、施術用針2の中空部4に、両方向の返し10,16が形成された糸14をセットする。糸14は孔6から中空部4を通り、端部が開口された刺通部Bに向かって挿入されている。
そして、使用に際しては、図5に示したように、刺通部Bから糸14の端部が露出しない状態を初期状態とする。この初期状態から、図6に示したように、施術用針2を該当する部分の生体組織12内に突き刺して、矢印E方向に進ませる。施術用針2の刺通部Bを、図7に示したように生体組織12から露出させた後、さらに施術用針2を矢印E方向に進ませる。その後、図8に示したように、施術用針2の大部分が生体組織12から突出し、かつ施術用針2の孔6が生体組織12から露出しない状態まで矢印E方向に進んだら、図9に示したように、針2を所定の方向に傾倒させる。そして、針2を矢印F方向すなわち戻る方向に進ませる。すると、糸14は、針2とともに図10に示したように、境界点Pを生体組織12内に残したまま、矢印F方向に進む。この方向への進行がさらに続いて、刺通部Aが生体組織12を通過したら、図11に示したように、針2を生体組織12から引き抜く。このとき、糸14の返し16側を掴んだ状態で引き抜くことが好ましい。
これにより、針2が生体組織12から引き抜かれ、糸14のみが生体組織12内に残存することになる。
そして、生体組織12から露出された糸14の両端部を、矢印F方向に引っ張って、片方ずつに結び目を設ければ、返し16、10の作用により、生体組織12を矢印F方向に引っ張ることができる。あるいは糸14の両端部を1つに結び合わせても良い。
このような作用効果により、例えば、垂れ下がった頬のたるみを引き上げたり、目の周りのしわなどを伸ばすことが可能となる。
このような施術によれば、生体組織12に針が通過する部分は、矢印E方向に進む場合に1箇所、矢印F方向に進む場合に1箇所の合計2箇所であるため、針通過部が傷痕として残る虞も少なくなる。よって、美容外科の分野で極めて有効である。
このような施術方法を採用することにより、例えば、頬のたるみを引き上げる場合は、図12に示したように、例えば、矢印Xの位置で針2を刺し通し、さらにY方向に針2を戻すことにより、糸14を略U字状に配置する。その後、両端部を結び合わせる。このとき、針2が生体組織を通過する部分は、上記したように2箇所である。
このような施術を行なって糸14を残すことにより、返し10、16の作用により頬のたるみを効果的に引き上げることができる。また、傷痕として残る虞のある箇所も最小限である。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されない
。例えば、返し10,16を設ける場合、返し10あるいは返し16間のピッチ、大きさ、糸本体の径などは限定されない。さらには、返し10,16の無い部分を介在させても良い。
また、上記実施例では、針本体2aに孔6が一個形成された例を示しているが、2個以上形成されていても良い。このように孔6を複数個形成すれば、必要に応じて針本体2aに対する糸の通る位置を選択することができる。
さらに、針2に使用する糸は、返し10,16の有無に限定されるものではない。
また、糸8あるいは糸14に、伸縮性を具備させたり、アミノ酸を含浸損させたりすれば、引っ張り効果、あるいは美顔効果を期待できるので好ましい。しかしながら、汎用の糸を用いても良いのは勿論である。
図1は本発明の一実施例に係る施術用針の正面図である。 図2は図1に示した施術用針の拡大断面図である。 図3は糸の拡大図で、生体組織内に通過した状態を示す概略図である。 図4は他の糸の拡大図である。 図5は図1に示した針に図4の糸を通したとき初期状態の断面図である。 図6は図5に示した針と糸を利用して生体組織の内部に針を刺したときの概略図である。 図7は図6からさらに進んで生体組織の内部に針が通過したときの概略図である。 図8は図7からさらに進んで生体組織から針を引き戻す前の概略図である。 図9は図8の状態から針を傾かせたときの概略図である。 図10は図9に示した状態から戻る方向に針を進ませるときの概略図である。 図11は図10に示した状態から針を完全に抜いたときの概略図である。 図12は本実施例の針と糸を利用して、実際に頬のたるみを引き上げる施術例を示した概略図である。
符号の説明
2 施術用針
2a 針本体
4 中空部
6 孔
8 糸
8a 糸本体
10 返し(順目)
12 生体組織
14 糸
16 返し(逆目)
A、B 刺通部
P 境界点

Claims (2)

  1. 針本体の内部を中空状に形成するとともに針本体の両端部を斜めに切断して刺通部とし、これら刺通部のうちの一方の刺通部を閉塞、他方の刺通部を外部に対して開口させ、さらに前記針本体の側壁に、少なくとも1つの孔を形成したことを特徴とする施術用針。
  2. 前記孔は、閉塞した側の端部近傍に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の施術用針。
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