JP2008199823A - 無線信号分配システムと無線信号分配システムに用いられる分配装置用給電装置、子局装置用給電装置及び子局装置 - Google Patents

無線信号分配システムと無線信号分配システムに用いられる分配装置用給電装置、子局装置用給電装置及び子局装置 Download PDF

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Masayuki Takami
昌之 高見
Katsumi Kusama
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Abstract

【課題】スター構成の無線信号分配システムにおいて、最上流の給電装置によりシステムを起動する際、システム内の各装置が同時に起動することにより生じる、給電装置の出力容量の増大を回避する。
【解決手段】スター構成の無線信号分配システム1において、最上流の給電装置であるROFシステム分配ユニット用給電装置10の出力電力の電圧が所定の範囲の安定値になると、この出力電力はROFシステム子局装置用給電装置11へと供給される。同様に、ROFシステム子局装置用給電装置11の出力電力の電圧が安定になると、この出力電力はROFシステム子局装置7へと供給される。さらに、ROFシステム子局装置7の駆動電力は、その電圧が安定すると後段へ供給される。これにより、最上流の給電装置により無線信号分配システム1を起動するときでも、各装置が同時に起動することは無く、瞬間的な突入電流を小さく抑えることが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば携帯電話基地局からの携帯電話信号を分配して不感地対策を行う無線信号分配システムと無線信号分配システムに用いられる分配装置用給電装置、子局装置用給電装置及び子局装置に関する。
近時、携帯電話システムの不感地対策、あるいは携帯電話基地局のカバーエリアの拡大等を目的として、携帯電話基地局とアンテナとの間を、RF(Radio Frequency)信号を光信号に変換して中継した後、再度RF信号に変換して送受信するROF(Radio Over Fiber)システムにて接続する技術の適用が進んでいる。
光ファイバは伝送損失が小さいためROF技術を用いることにより数kmの範囲にわたってアンテナを配置することが可能になる。あるいは基地局機能を集約化するために数十kmの光中継を行うことも実現されている。
従来、無線信号分配システムは、例えば、携帯電話基地局と、ROFシステム親局装置と、ROFシステム分配ユニットと、ROFシステム子局装置と、アンテナとを具備したアンテナ分配システムとして構成される。
携帯電話基地局の近傍には、ROFシステム親局装置と、電源供給部と、ROFシステム分配ユニット用給電装置とが設置され、ROFシステム親局装置には携帯電話信号が上り/下り方向で接続される。ROFシステム分配ユニット用給電装置は、電源供給部により給電される。このとき、ROFシステムの監視制御信号は、携帯電話基地局側からROFシステム親局装置及びROFシステム分配ユニット用給電装置の監視制御ができるよう接続されている。
ROFシステム親局装置からは光ファイバを介して複数のROFシステム分配ユニットが接続されており、携帯電話信号は、ROFシステム親局装置により光信号に変換され、これらROFシステム分配ユニットに伝送される。またROFシステム分配ユニットの近傍にはROFシステム子局装置用給電装置が設けられており、ROFシステム親局装置側のROFシステム分配ユニット用給電装置から給電線により給電される。
子局装置は、同軸ケーブルによりROFシステム分配ユニットと接続される。このとき、ROFシステム分配ユニットから同軸ケーブルを介して携帯電話信号が伝送され、さらに同軸ケーブルに重畳されたROFシステム子局装置用給電装置からの電力により給電される。これにより、アンテナの傍に設置する子局装置は同軸ケーブル一本のみの接続により設置可能となるため、ビルの天井裏等に置くための作業性が向上し、設置が容易に行えるという特長がある。
ここで、ROFシステム親局装置の近傍に設置されたROFシステム分配ユニット用給電装置からメタルケーブルを介してROFシステム子局装置用給電装置に給電する距離は、ケーブルの導体抵抗と、負荷となるROFシステム分配ユニットならびにROFシステム分配ユニットに接続される全ての子局装置の消費電力とによって制限される。信号を分配する光ファイバの制限距離は通常数kmであるため、メタルケーブルによって遠隔給電するためには、できるだけ高い電圧で給電する方が有利である。このため、ROFシステム分配ユニット用給電装置からROFシステム子局装置用給電装置へは、100〜200V程度の直流高電圧で給電される例が多い。
ROFシステム分配ユニットからのRF信号とROFシステム子局装置用給電装置からの電力は、同軸ケーブルにより重畳されて各子局装置へと多重伝送されるため、安全面での対処が重要となり通常は交流電圧50V以下、直流電圧75V以下の安全電圧での給電となる。ここでは、同軸ケーブルにRF信号と電力とを重畳して伝送することを考慮すると直流電圧48V以下の電圧が一般的である。すなわち、ROFシステム子局装置用給電装置は、100〜200V程度の直流高電圧の入力電圧から48V程度の直流低電圧を発生する。子局装置の子局装置電源は、48V程度の直流低電圧から子局内部で使用する12V、5V等の直流電圧を発生する。
以上のような従来の構成例では、ROFシステム分配ユニット、ROFシステム子局装置用給電装置、子局装置は常時給電可能な状態であり、ROFシステム親局装置近傍に設置したROFシステム分配ユニット用給電装置により各装置への電力の供給を実現することにより、給電管理、監視制御等の機器の管理を容易にするとともに、子局装置の動作も一括管理できるという利点がある。また子局装置が設置される場所はビル内の天井裏やトンネル、地下街等多岐にわたるため、給電系統を専用に持つことで、設置の自由度が増えること、給電管理も機器提供側で行えること等の利点がある。
しかしながら、このようなスター形のネットワークを構成し、ROFシステム分配ユニット用給電装置により複数のROFシステム子局装置用給電装置や子局装置に対して電力を供給してシステムを起動させる場合、ROFシステム分配ユニット用給電装置から供給される電力が安定するまでのわずかな間に各装置の起動が一斉に始まる。このため突入電流が生じ、通常時に必要となる出力容量を持つ給電装置と比較して、遥かに出力容量の大きい給電装置を準備する必要がある。これにより、電力が大きくなるほど、高価で、しかも突入に対処するために最大容量を大きくした給電装置の設置を要するので効率的でない。
なお、システムを起動させるときに、システム内の装置が同時に起動することによる給電装置の負担を軽減するため、システム内の給電装置の容量と実際の消費電流とを常にモニタすることで、各装置の起動のタイミングを調整するという方法が提案されている(例えば、特許文献1)。このとき、この文献1では、実際の消費電流を常にモニタする必要があるため、システムの構成自体が閉じていないとその効力は実現されない。しかしながら、携帯電話信号の分配を目的とするような無線信号分配システムでは、携帯電話信号を送信する携帯電話基地局から、末端のアンテナまでは数kmに渡る距離があるため、閉じた構成のシステムを構築することは適当でない。
特開平10−92096号公報
そこで、本発明の目的は、システムの起動を上流に位置する給電装置によって行うとき、この給電装置の起動時にその他の各装置が同時に起動するという問題を解決し、給電装置の出力容量の増大を回避することを可能とする無線信号分配システムとそのシステムに用いられる分配装置用給電装置、子局装置用給電装置及び子局装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、無線信号を送信する基地局と、前記無線信号を受信し、当該無線信号を複数系統の光信号に変換して出力する親局装置と、前記複数系統の光信号を光ファイバケーブルを介して受信し、当該複数系統の光信号それぞれをさらに複数系統の無線信号に変換して出力する複数の分配装置と、前記複数系統の無線信号を信号線を介して個別に受信してそれぞれ放射する複数の子局装置と、供給された電力を複数系統に分岐して、当該分岐された電力を前記複数の子局装置に電源線を介してそれぞれ供給する複数の子局装置用給電装置と、前記複数の子局装置用給電装置に電力を供給する分配装置用給電装置と、前記分配装置用給電装置に電力を供給する電源装置とを具備し、前記分配装置用給電装置は、前記電源装置からの電力から前記複数の子局装置用給電装置への第1の出力電力を生成する第1の電力生成手段と、前記第1の出力電力の電圧をモニタし、当該電圧が所定の第1の安定値に達すると当該第1の出力電力の供給をオンする第1の給電制御手段とを具備し、前記複数の子局装置用給電装置は、前記第1の出力電力から前記複数の子局装置への第2の出力電力を生成する第2の電力生成手段と、前記第2の出力電力の電圧をモニタし、当該電圧が所定の第2の安定値に達すると当該第2の出力電力の供給をオンする第2の給電制御手段とを具備し、前記複数の子局装置は、前記第2の出力電力から当該子局装置内で使用される駆動電力を生成する第3の電力生成手段と、前記駆動電力の電圧をモニタし、当該電圧が安定すると当該駆動電力の供給をオンする第3の給電制御手段とを具備する。
このようにして、最上流の給電装置である分配装置用給電装置により無線信号分配システムを起動する際、分配装置用給電装置での第1の出力電力の電圧が安定になると、この第1の出力電力が子局装置用給電装置へと供給される。同様に、子局装置用給電装置での第2の出力電力は、その電圧が安定すると後段の子局装置へと供給される。さらに、子局装置の駆動電力は、その電圧が安定すると後段へ供給される。これにより、分配装置用給電装置でシステムを起動するときでも、各装置が同時に起動することは無く、瞬間的な突入電流を小さく抑えることができる。
この発明によれば、最上流の給電装置によりシステムを起動させる際、各装置が同時に起動しないようにすることにより、給電の際の突入電流を小さく抑えることができるため、最大負荷のピークを抑え、負荷状況に最適な容量の給電装置を用いてシステムの構築ができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るROFシステムを対象とした無線信号分配システム1の概略構成を示すブロック図である。図1に示す無線信号分配システム1では、携帯電話基地局2から携帯電話信号が、その近傍に設置されたROFシステム親局装置3との間で送受信される。ここでは、携帯電話基地局2から出力された信号がROFシステム子局装置7−11〜7−1Nを介して送信される下り方向について説明する。ROFシステム親局装置3は、携帯電話基地局2からの携帯電話信号の下り方向の信号を受信し、その受信した携帯電話信号を複数系統の光信号へと変換する。ROFシステム親局装置3で変換された各系統の光信号は、光ファイバケーブル4によりROFシステム分配ユニット5−1〜5−Nへと伝送される。ROFシステム分配ユニット5−1〜5−Nは、受信した系統の光信号をさらに複数系統の携帯電話信号へと変換する。ROFシステム分配ユニット5−1により変換された各携帯電話信号は、ROFシステム分配ユニット5−1から同軸ケーブル6を介してROFシステム子局装置7−11〜7−1Nへと伝送され、各アンテナ8−11〜8−1Nにより送出される。なお、このときの光ファイバケーブル4は各系統の光ファイバケーブルで接続しても、波長多重により一本の光ファイバケーブルで接続しても、どちらでも実施可能である。
携帯電話基地局2とROFシステム親局装置3の近傍にはROFシステム分配ユニット用給電装置10が設置されており、システム全体の電力を供給する電源供給部9から電力が供給される。ROFシステム分配ユニット用給電装置10は、ROFシステム分配ユニット用給電装置10内部の電圧をモニタする電圧モニタ部101と、電圧モニタ部101のモニタ結果に基づいてROFシステム子局装置用給電装置11−1〜11−Nへの電力の供給を操作するスイッチ102とを具備する。電力を供給されたROFシステム分配ユニット用給電装置10は、電圧モニタ部101とスイッチ102とを用い、給電線18を介して電力をROFシステム子局装置用給電装置11−1〜11−Nへ供給する。
各ROFシステム子局装置用給電装置11は、各ROFシステム分配ユニット5近傍に設置されており、ROFシステム子局装置用給電装置11内部の電圧をモニタする電圧モニタ部111と、電圧モニタ部111のモニタ結果に基づいてROFシステム子局装置7への電力の供給を操作するスイッチ112とを具備する。電力を供給されたROFシステム子局装置用給電装置11−1は、電圧モニタ部111−1とスイッチ112−1とを用い、ROFシステム子局装置7−11〜7−1Nへ電力を供給する。このとき、ROFシステム子局装置用給電装置11−1からROFシステム子局装置7−11〜7−1Nへの電力は、ROFシステム分配ユニット5−1からROFシステム子局装置7−11〜7−1Nへと携帯電話信号を伝達する同軸ケーブル6に重畳して供給される。
各ROFシステム子局装置7は、各ROFシステム子局装置7内部の電圧をモニタする電圧モニタ部71と、電圧モニタ部71の結果に基づいてROFシステム子局装置7の負荷部分への電圧の供給を操作するスイッチ72とを具備する。電力を供給されたROFシステム子局装置7−11は、電圧モニタ部71−11とスイッチ72−11とを用い、ROFシステム子局装置7−11の内部の負荷部分へ電力を供給する。
なお、無線信号分配システム1の運用時には、ROFシステム子局装置用給電装置11およびROFシステム子局装置7は常時給電可能な状態であり、上流のROFシステム分配ユニット用給電装置10が電力を供給すると、システムが起動するようにして、電力の供給を集中管理する。
また、図示はしていないが、本システムにおける各装置の稼動状況を監視するため、監視信号が携帯電話基地局2と各装置との間で送受信されている。
次に、上記構成を詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るROFシステム分配ユニット用給電装置10の概略構成を示すブロック図である。図2に示すROFシステム分配ユニット用給電装置10では、電源供給部9から供給される電力が入力フィルタ103に入力され、メイン回路104に与えられる。メイン回路104により生成された出力電力は、電圧モニタ部101によりその電圧をモニタされる。モニタの結果は電圧モニタ部101からスイッチ102へ通知され、スイッチ102は、この結果に基づいてROFシステム子局装置用給電装置11への出力電力の供給を操作する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るROFシステム子局装置用給電装置11の概略構成を示すブロック図である。図3に示すROFシステム子局装置用給電装置11では、ROFシステム分配ユニット用給電装置10からの出力電力が入力フィルタ113に入力され、入力された電力はメイン回路114に与えられる。メイン回路114により生成された出力電力は、電圧モニタ部111によりその電圧をモニタされる。モニタの結果は電圧モニタ部111から遅延設定部116へ通知され、遅延設定部116は、この結果に基づいてROFシステム子局装置7への給電のタイミングを設定する。給電のタイミングが遅延設定部116から各系統に設置されたスイッチ112a〜112nに伝達されることにより、スイッチ112a〜112nは、ROFシステム子局装置7への出力電力の供給を操作する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るROFシステム子局装置7の概略構成を示すブロック図である。図4に示すROFシステム子局装置7では、ROFシステム分配ユニット5から接続される同軸ケーブル6により伝達される携帯電話信号と出力電力が、バイアス分離部74により携帯電話信号と出力電力に分離される。ROFシステム子局装置用給電装置11からの出力電力は、メイン回路76で使用される電力を生成する子局装置電源75へ入力され、駆動電力として出力される。子局装置電源75では、駆動電力の電圧を電圧モニタ部71によりモニタしており、このときのモニタ電圧が定常状態に近づいたときに始めてメイン回路76への供給を開始するようスイッチ72が設けられている。なお、このときのスイッチ72の代りに、DC/DCコンバータによる制御によっても同様に実施可能である。
次に、上記構成における給電の動作を説明する。
ROFシステム分配ユニット用給電装置10は、ROFシステム子局装置用給電装置11およびROFシステム子局装置7の全てに電力を供給する機能を有しており、電源供給部9から取得した電力を、ROFシステム子局装置用給電装置11およびROFシステム子局装置7へ向けて供給する。
電源供給部9からの電力がROFシステム分配ユニット用給電装置10に供給されると、ROFシステム分配ユニット用給電装置10のメイン回路104は、出力電力を生成を開始する。このとき、スイッチ102は、電圧モニタ部101による出力電力の電圧のモニタ結果に基づいて、この出力電力のROFシステム子局装置用給電装置11への供給を制限する。これにより、ROFシステム分配ユニット用給電装置10からの出力電力は、電圧モニタ部101によってモニタされる電圧が所定の安定領域(モニタされる電圧が、例えば、規定電圧の98〜102%になるとき、またさらにその電圧の継続時間が、200msec以上となるとき、等の条件を満たす予め設定された領域)に達しない限り、ROFシステム子局装置用給電装置11およびROFシステム子局装置7へ供給されることはない。電力生成開始後、モニタ電圧が所定の安定領域に入ると、スイッチ102は負荷側と接続し(スイッチON)、ROFシステム子局装置用給電装置11に出力電力を供給する。また、負荷側で短絡障害が発生した場合、電圧モニタ部101がモニタ電圧の安定領域からの逸脱を検出し、その結果をスイッチ102に伝送することで、スイッチ102は負荷側との接続を切断する(スイッチOFF)。なお、スイッチOFFとなると、スイッチ102は再度スイッチONになろうとするが、モニタ電圧が安定領域に達していない限り、スイッチONになることはなく、スイッチOFFで待機することになる。
メイン回路104からの出力電力の電圧が所定の安定領域に達すると、スイッチ102がスイッチONとなり、ROFシステム分配ユニット用給電装置10から、ROFシステム子局装置用給電装置11およびROFシステム子局装置7へ向けて出力電力が供給される。しかし、スイッチ102がスイッチONとなった直後では、ROFシステム子局装置用給電装置11のメイン回路114は起動していないため、スイッチ112はスイッチOFFであり、ROFシステム子局装置7へは電力が供給されない。このため、ROFシステム分配ユニット用給電装置10は、メイン回路114にROFシステム分配ユニット用給電装置10からの出力電力が入力してから、メイン回路114が安定した出力電力を生成するようになるまでの間、軽い負荷条件でROFシステム子局装置用給電装置11を起動することができる。
メイン回路114からの出力電力の電圧が安定領域に達すると、その情報が遅延設定部116に伝達され、ROFシステム子局装置7への出力電力の供給のタイミングが設定される。スイッチ112は、各ROFシステム子局装置と接続する系統毎に設置されており、遅延設定部116の指示により系統毎にスイッチON又はスイッチOFFとする。これにより、ROFシステム子局装置用給電装置11からROFシステム子局装置7へ出力電力が供給される。しかし、スイッチ112がスイッチONとなった直後では、ROFシステム子局装置7の子局装置電源75は起動していないため、スイッチ72はスイッチOFFであり、ROFシステム子局装置7のメイン回路76へは電力が供給されない。このため、ROFシステム子局装置用給電装置11は、子局装置電源75にROFシステム子局装置用給電装置11からの出力電力が入力されてから、子局装置電源75が安定した駆動電力を生成するようになるまでの間、軽い負荷条件で子局装置電源75を駆動することができる。このとき、遅延設定部116による系統毎の出力電力の供給の操作により、各ROFシステム子局装置に設置された子局装置電源75が順次起動することになるため、ROFシステム子局装置用給電装置11は、短時間に大きな起動電流が発生するのをさらに効果的に回避できる。
子局装置電源75からの駆動電力の電圧が安定領域に達すると、スイッチ72がスイッチONとなり、子局装置電源75からメイン回路76へ駆動電力が供給され、駆動される。
なお、ROFシステム分配ユニット用給電装置10からROFシステム子局装置用給電装置11およびROFシステム子局装置7へと供給される出力電力の直流電圧は100〜200V程度である。ROFシステム子局装置用給電装置11は、上流のROFシステム分配ユニット用給電装置10からの直流高圧電圧を受けて、ROFシステム子局装置7に低圧電力(例えば、直流電圧24V、48V又は交流電圧75V)を供給する。ROFシステム子局装置7の子局装置電源75は、ROFシステム子局装置用給電装置11からの出力電力を受けて、駆動電力(例えば、直流電圧5V、12V等)をメイン回路76へ出力する。
なお、ROFシステム子局装置用給電装置11として、絶縁型のAC入力スイッチング電源を使用する場合を例に、本発明の実施例の効果を説明する。絶縁型のAC入力スイッチング電源は、入力部に全波整流回路を持ち、その出力をスイッチングして平滑出力を得るため、直流を加えても動作する。
一般的に、電力が装置に供給されてから、装置が起動し、その出力が安定に近づくまでには数100msec程度かかる。従来技術では、装置の出力が安定に近づくまでの時間を考慮していないため、システムの起動を上流に位置する給電装置で行う際、給電の瞬間に突入電流が生じる。これに対し、上記第1の実施形態では、ROFシステム分配ユニット用給電装置10が電圧モニタ部101とスイッチ102とを、ROFシステム子局装置用給電装置11が電圧モニタ部111とスイッチ112と遅延設定部116とを、ROFシステム子局装置7が電圧モニタ部71とスイッチ72とを具備するようにしている。上記構成により、装置に電力が供給されてから数100msec経過した後の安定した電力を負荷に供給するようにしているため、給電の瞬間の突入電力を小さく押さえることができる。
したがって、負荷側の装置の起動のタイミングが異なっているために、瞬間的な突入電流を軽くすることができる。これより、実負荷に対して突入時の動作も考慮して大容量の給電装置を準備することなしにシステム構築を行うことができるため、経済的な電力供給システムを提供することが可能である。また、突入ピークの抑圧ができることから給電装置のデバイスに対するストレスも軽減でき、より信頼度の高いシステム運用が可能になる。
なお、ROFシステム子局装置用給電装置11は、図5に示すサブ回路を設けた構成でも実施可能である。図5に示すROFシステム子局装置用給電装置11は、メイン回路114の前段にスイッチ118を設置しており、サブ回路115によって遅延させてメイン回路114を起動するように構成する。遅延量は各ROFシステム子局装置用給電装置にID(Identification)を付与し、各ROFシステム子局装置用給電装置間で遅延量が異なった値となるように設定する。ROFシステム子局装置用給電装置11の起動後の動作は図3を説明したものと同様である。
このように構成することで図6のように、ROFシステム分配ユニット用給電装置10から一本の給電線18で複数のROFシステム子局装置用給電装置11−1〜11−Nに電力供給を受けるように配線した場合にも、各ROFシステム子局装置用給電装置のスイッチ118によりROFシステム子局装置用給電装置の起動のタイミングをずらすことにより、立ち上げ時におけるROFシステム分配ユニット用給電装置10の負担を軽減できる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係る無線信号分配システム1の概略構成を示すブロック図である。なお、図7において、図1と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。図7に示す無線信号分配システム1では、携帯電話基地局2からの携帯電話信号が、親局装置12により複数系統に分岐され、親局装置12と子局装置13−1〜13−Nを接続する同軸ケーブル6により子局装置13−1〜13−Nへ伝達される。この携帯電話信号がアンテナ8−1〜8−Nにより放射される。
電力は、電源供給部9から親局装置12の近傍に設置された子局装置用給電装置14に供給される。電力を供給された子局装置用給電装置14は、電圧モニタ部141とスイッチ142と遅延設定部146を用い、子局装置13−1〜13−Nへ電力を供給する。このとき、子局装置用給電装置14から子局装置13への電力は、同軸ケーブル6により携帯電話信号と重畳して供給される。電力を供給された子局装置13−1は、電圧モニタ部131−1とスイッチ132−1とを用い、子局装置13−1の負荷部分へ電力を供給する。
なお、子局装置用給電装置14は、図3に示すROFシステム子局装置用給電装置11と同様の構成をしており、起動後の動作も図3における説明によるものと同様である。また、子局装置13は、図4に示すROFシステム子局装置7と同様の構成をしており、起動後の動作も図4における説明によるものと同様である。
以上のように、上記第2の実施形態では、子局装置用給電装置14が電圧モニタ部141とスイッチ142と遅延設定部146とを、子局装置13が電圧モニタ部131とスイッチ132とを具備するようにしている。これにより、子局装置用給電装置14により子局装置13へ出力電力を供給するときには、子局装置13は起動していないため、軽い負荷条件で子局装置13を起動することができる。
したがって、装置の起動のタイミングが異なっているために、瞬間的な突入電流を軽くすることができる。このことにより、実負荷に対して突入時の動作も考慮して大容量の給電装置を準備することなしにシステム構築を行うことができるため、経済的な電力供給システムを提供することが可能である。また、突入ピークの抑圧ができることから電源回路のデバイスに対するストレスも軽減でき、より信頼度の高いシステム運用が可能になる。
図8は、従来の無線信号分配システム1の概略構成例を示すブロック図である。なお、図8において、図1と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。
図8に示す無線信号分配システム1では、携帯電話信号が携帯電話基地局2からROFシステム親局装置3へと送信される。ROFシステム親局装置3で変換された各光信号は、光ファイバケーブル4によりROFシステム分配ユニット5−1〜5−Nへと伝送される。ROFシステム分配ユニット5−1により変換された各携帯電話信号は、ROFシステム分配ユニット5−1から同軸ケーブル6を介してROFシステム子局装置17−11〜17−1Nへと送達され、アンテナ8−11〜8−1Nにより放出される。
携帯電話基地局2とROFシステム親局装置3の近傍にはROFシステム分配ユニット用給電装置15が設置されており、システム全体の電力を供給する電源供給部9から電力供給される。ROFシステム分配ユニット用給電装置15は、給電線18を介して電力をROFシステム子局装置用給電装置16−1〜16−Nへ供給する。ROFシステム子局装置用給電装置16−1からROFシステム子局装置17−11〜17−1Nへの電力供給は、ROFシステム分配ユニット5−1〜5−NからROFシステム子局装置17−11〜17−1Nへと信号を伝達する同軸ケーブル6に重畳される。
従来技術では、ROFシステム分配ユニット用給電装置15により複数のROFシステム子局装置用給電装置16や複数のROFシステム子局装置17に対して電力を供給すると、供給する電力が安定になるまでの間にこれら負荷側でも各装置の起動が始まる。このため、通常時に必要となる電力値よりも遥かに出力容量の大きい給電装置を準備する必要がある。
これに対し、本発明では、ROFシステム分配ユニット用給電装置10が電圧モニタ部101とスイッチ102とを、ROFシステム子局装置用給電装置11が電圧モニタ部111とスイッチ112と遅延設定部116とを、ROFシステム子局装置7が電圧モニタ部71とスイッチ72とを具備するようにしている。このため、ROFシステム分配ユニット用給電装置10によりシステムを起動しても、各装置の起動のタイミングが異なるため、通常時に必要になる電力よりも大きな出力容量を持つ給電設備を準備しておく必要はない。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、ROFシステム子局装置用給電装置11および子局装置用給電装置14が、遅延設定部116,146と複数のスイッチ112,132とを具備する例について説明したが、ROFシステム子局装置用給電装置11および子局装置用給電装置14が、遅延設定部116,146を具備せず、スイッチ112,132が1つだけである場合においても実施可能である。ただし、この場合、上記各実施形態に挙げる装置の方が、より効果的な結果を得ることができる。
また、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る無線信号分配システムの概略構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るROFシステム分配ユニット用給電装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るROFシステム子局装置用給電装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るROFシステム子局装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るROFシステム子局装置用給電装置の概略構成を示す第2のブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るROFシステム分配ユニット用給電装置とROFシステム子局装置用給電装置との接続を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態に係る無線信号分配システムの概略構成を示すブロック図。 従来の方法による無線信号分配システムの概略構成例を示すブロック図。
符号の説明
1…無線信号分配システム、2…携帯電話基地局、3…ROFシステム親局装置、4…光ファイバケーブル、5−1〜5−N…ROFシステム分配ユニット、6…同軸ケーブル、7,7−11〜7−NN…ROFシステム子局装置、71,71−11〜71−NN…電圧モニタ部、72,72−11〜72−NN…スイッチ、74…バイアス分離部、75…子局装置電源、76…メイン回路、8−11〜8−NN,8−1〜8−N…アンテナ、9…電源供給部、10…ROFシステム分配ユニット用給電装置、101…電圧モニタ部、102…スイッチ、103…入力フィルタ、104…メイン回路、11,11−1〜11−N…ROFシステム子局装置用給電装置、111,111−1〜111−N…電圧モニタ部、112a〜112n,112−1〜112−N…スイッチ、113…入力フィルタ、114…メイン回路、115…サブ回路、116…遅延設定部、118…スイッチ、12…親局装置、13−1〜13−N…子局装置、131−1〜131−N…電圧モニタ部、132−1〜132−N…スイッチ、14…子局装置用給電装置、141…電圧モニタ部、142…スイッチ、146…遅延設定部、15…ROFシステム分配ユニット用給電装置、16−1〜16−N…ROFシステム子局装置用給電装置、17−11〜17−NN…ROFシステム子局装置、18…給電線

Claims (16)

  1. 無線信号を送信する基地局と、
    前記無線信号を受信し、当該無線信号を複数系統の無線信号に分岐して出力する親局装置と、
    前記親局装置にそれぞれ信号線を介して接続され、前記分岐された無線信号を当該信号線を介して個別に受信してそれぞれ放射する複数の子局装置と、
    前記複数の子局装置それぞれに電源線を介して電力を供給する子局装置用給電装置と、
    前記子局装置用給電装置に電力を供給する電源装置と
    を具備し、
    前記子局装置用給電装置は、
    前記電源装置からの電力から前記複数の子局装置への出力電力を生成する第1の電力生成手段と、
    前記出力電力の電圧をモニタし、当該電圧が安定すると当該出力電力の供給をオンする第1の給電制御手段と
    を具備し、
    前記子局装置は、
    前記子局装置用給電装置からの電力から当該子局装置内で使用される駆動電力を生成する電力生成手段と、
    前記駆動電力の電圧をモニタし、当該電圧が所定の範囲の安定値になると当該駆動電力の供給をオンする第2の給電制御手段と
    を具備することを特徴とする無線信号分配システム。
  2. 前記親局装置と前記子局装置とを接続する信号線は同軸ケーブルであり、
    前記子局装置用給電装置は、前記親局装置に前記電力を供給し
    前記親局装置は、前記子局装置用給電装置から給電された電力を前記同軸ケーブルを介して前記無線信号とともに接続先の前記子局装置に入力することを特徴とする請求項1に記載の無線信号分配システム。
  3. 前記第1の給電制御手段は、
    前記出力電力の電圧をモニタする第1の電圧モニタ手段と、
    前記第1の電圧モニタ手段でモニタされた前記出力電力の電圧が所定の第1の安定値に達すると前記複数の子局装置への前記出力電力の供給をオンする第1のスイッチ手段と
    を具備し、
    前記第2の給電制御手段は、
    前記駆動電力の電圧をモニタする第2の電圧モニタ手段と、
    前記第2の電圧モニタ手段でモニタされた前記駆動電力の電圧が所定の第2の安定値に達すると前記駆動電力の供給をオンする第2のスイッチ手段と
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の無線信号分配システム。
  4. さらに、前記第1の給電制御手段は、
    前記第1の電圧モニタ手段でモニタされた前記出力電力の電圧が安定しているか否かに基づいて、前記複数の子局装置を順次起動すべく当該出力電力の供給のタイミングを設定する遅延設定手段を具備し、
    前記第1のスイッチ手段は、前記複数の子局装置ごとに設けられ、前記遅延設定手段で設定されたタイミングで前記複数の子局装置それぞれへの前記出力電力の供給をオンオフ制御することを特徴とする請求項3に記載の無線信号分配システム。
  5. 無線信号を送信する基地局と、前記無線信号を受信し、当該無線信号を複数系統の無線信号に分岐して出力する親局装置と、前記親局装置にそれぞれ接続され、前記分岐された無線信号を個別に受信してそれぞれ放射する複数の子局装置と、前記複数の子局装置それぞれに電力を供給する子局装置用給電装置と、前記子局装置用給電装置に電力を供給する電源装置とを具備する無線信号分配システムに用いられる前記子局装置であって、
    前記子局装置用給電装置から供給される電力を受電する受電手段と、
    前記受電された電力から駆動電力を生成する電力生成手段と、
    前記駆動電力の電圧をモニタする電圧モニタ手段と、
    前記電圧モニタ手段でモニタされた前記駆動電力の電圧が安定値に達すると前記駆動電力の供給をオンするスイッチ手段と
    を具備することを特徴とする子局装置。
  6. 無線信号を送信する基地局と、前記無線信号を受信し、当該無線信号を複数系統の無線信号に分岐して出力する親局装置と、前記親局装置にそれぞれ接続され、前記分岐された無線信号を個別に受信してそれぞれ放射する複数の子局装置と、前記複数の子局装置それぞれに電力を供給する子局装置用給電装置と、前記子局装置用給電装置に電力を供給する電源装置とを具備する無線信号分配システムに用いられる前記子局装置用給電装置であって、
    前記電源装置から供給される電力を受電する受電手段と、
    前記受電された電力から出力電力を生成する電力生成手段と、
    前記出力電力の電圧をモニタする電圧モニタ手段と、
    前記電圧モニタ手段でモニタされた前記出力電力の電圧が安定しているか否かに基づいて、前記出力電力を順次出力すべく当該出力電力の出力のタイミングを設定する遅延設定手段と、
    前記複数の子局装置ごとに設けられ、前記遅延設定手段で設定されるタイミングで前記出力電力の複数系統への出力それぞれをオンオフ制御するスイッチ手段と
    を具備することを特徴とする子局装置用給電装置。
  7. 無線信号を送信する基地局と、
    前記無線信号を受信し、当該無線信号を複数系統の光信号に変換して出力する親局装置と、
    前記複数系統の光信号を光ファイバケーブルを介して受信し、当該複数系統の光信号それぞれをさらに複数系統の無線信号に変換して出力する複数の分配装置と、
    前記複数系統の無線信号を信号線を介して個別に受信してそれぞれ放射する複数の子局装置と、
    供給された電力を複数系統に分岐して、当該分岐された電力を前記複数の子局装置に電源線を介してそれぞれ供給する複数の子局装置用給電装置と、
    前記複数の子局装置用給電装置に電力を供給する分配装置用給電装置と、
    前記分配装置用給電装置に電力を供給する電源装置と
    を具備し、
    前記分配装置用給電装置は、
    前記電源装置からの電力から前記複数の子局装置用給電装置への第1の出力電力を生成する第1の電力生成手段と、
    前記第1の出力電力の電圧をモニタし、当該電圧が所定の第1の安定値に達すると当該第1の出力電力の供給をオンする第1の給電制御手段と
    を具備し、
    前記複数の子局装置用給電装置は、
    前記第1の出力電力から前記複数の子局装置への第2の出力電力を生成する第2の電力生成手段と、
    前記第2の出力電力の電圧をモニタし、当該電圧が所定の第2の安定値に達すると当該第2の出力電力の供給をオンする第2の給電制御手段と
    を具備し、
    前記複数の子局装置は、
    前記第2の出力電力から当該子局装置内で使用される駆動電力を生成する第3の電力生成手段と、
    前記駆動電力の電圧をモニタし、当該電圧が安定すると当該駆動電力の供給をオンする第3の給電制御手段と
    を具備することを特徴とする無線信号分配システム。
  8. 前記分配装置と前記子局装置とを接続する信号線は同軸ケーブルであり、
    前記子局装置用給電装置は、前記分配装置に前記電力を供給し
    前記分配装置は、前記子局装置用給電装置から給電された電力を前記同軸ケーブルを介して前記無線信号とともに接続先の前記子局装置に入力することを特徴とする請求項7に記載の無線信号分配システム。
  9. さらに、前記第1の給電制御手段は、
    前記第1の出力電力の電圧をモニタする第1の電圧モニタ手段と、
    前記第1の電圧モニタ手段でモニタされた前記第1の出力電力の電圧が所定の第1の安定値に達すると前記複数の子局装置用給電装置への前記第1の出力電力の供給をオンする第1のスイッチ手段と
    を具備し、
    前記第2の給電制御手段は、
    前記第2の出力電力の電圧をモニタする第2の電圧モニタ手段と、
    前記第2の電圧モニタ手段でモニタされた前記第2の出力電力の電圧が所定の第2の安定値に達すると前記複数の子局装置への前記第2の出力電力の供給をオンする第2のスイッチ手段と
    を具備し、
    前記第3の給電制御手段は、
    前記駆動電力の電圧をモニタする第3の電圧モニタ手段と、
    前記第3の電圧モニタ手段でモニタされた前記駆動電力の電圧が安定値に達すると前記駆動電力の供給をオンする第3のスイッチ手段と
    を具備することを特徴とする請求項7に記載の無線信号分配システム。
  10. さらに、前記第2の給電制御手段は、
    前記第2の電圧モニタ手段でモニタされた前記第2の出力電力の電圧が安定しているか否かに基づいて、前記複数の子局装置を順次起動すべく当該第2の出力電力の供給のタイミングを設定する遅延設定手段を具備し、
    前記第2のスイッチ手段は、前記複数の子局装置ごとに設けられ、前記遅延設定手段で設定されたタイミングで前記複数の子局装置それぞれへの前記第2の出力電力の供給をオンオフ制御することを特徴とする請求項9に記載の無線信号分配システム。
  11. 前記複数の子局装置用給電装置は、
    さらに、前記分配装置用給電装置からの第1の出力電力の供給をオンオフ制御する第4の給電制御手段を具備することを特徴とする請求項9に記載の無線信号分配システム。
  12. 無線信号を送信する基地局と、前記無線信号を受信し、当該無線信号を複数系統の光信号に変換して出力する親局装置と、前記複数系統の光信号を光ファイバケーブルを介して受信し、当該複数系統の光信号それぞれをさらに複数系統の無線信号に変換して出力する複数の分配装置と、前記複数系統の無線信号を個別に受信してそれぞれ放射する複数の子局装置と、供給された電力を複数系統に分岐して、当該分岐された電力を前記複数の子局装置にそれぞれ供給する複数の子局装置用給電装置と、前記複数の子局装置用給電装置に電力を供給する分配装置用給電装置と、前記分配装置用給電装置に電力を供給する電源装置とを具備する無線信号分配システムに用いられる前記子局装置であって、
    前記子局装置用給電装置から供給される電力を受電する受電手段と、
    前記受電された電力から駆動電力を生成する電力生成手段と、
    前記駆動電力の電圧をモニタする電圧モニタ手段と、
    前記電圧モニタ手段でモニタされた前記駆動電力の電圧が安定値に達すると前記駆動電力の供給をオンするスイッチ手段と
    を具備することを特徴とする子局装置。
  13. 無線信号を送信する基地局と、前記無線信号を受信し、当該無線信号を複数系統の光信号に変換して出力する親局装置と、前記複数系統の光信号を光ファイバケーブルを介して受信し、当該複数系統の光信号それぞれをさらに複数系統の無線信号に変換して出力する複数の分配装置と、前記複数系統の無線信号を個別に受信してそれぞれ放射する複数の子局装置と、供給された電力を複数系統に分岐して、当該分岐された電力を前記複数の子局装置にそれぞれ供給する複数の子局装置用給電装置と、前記複数の子局装置用給電装置に電力を供給する分配装置用給電装置と、前記分配装置用給電装置に電力を供給する電源装置とを具備する無線信号分配システムに用いられる前記子局装置用給電装置であって、
    前記分配装置用給電装置から供給される電力を受電する受電手段と、
    前記受電された電力から出力電力を生成する電力生成手段と、
    前記出力電力の電圧をモニタする電圧モニタ手段と、
    前記電圧モニタ手段でモニタされた前記出力電力の電圧が所定の安定値に達すると前記出力電力の供給をオンするスイッチ手段と
    を具備することを特徴とする子局装置用給電装置。
  14. さらに、前記電圧モニタ手段でモニタされた前記出力電力の電圧が安定しているか否かに基づいて、前記出力電力を順次出力すべく当該出力電力の出力のタイミングを設定する遅延設定手段を具備し、
    前記スイッチ手段は、前記複数の子局装置ごとに設けられ、前記遅延設定手段で設定されたタイミングで前記出力電力の複数系統への出力それぞれをオンオフ制御することを特徴とする請求項13に記載の子局装置用給電装置。
  15. 前記電力生成手段は、
    前記受電された電力から前記出力電力を生成する主回路と、
    前記受電された電力から前記出力電力を生成する副回路と、
    前記受電手段と前記主回路との間に設けられる第2のスイッチ手段と、
    前記副回路の出力を用いて前記第2のスイッチ手段をオンオフ制御する第2の遅延設定手段と
    を備えることを特徴とする請求項14に記載の子局装置用給電装置。
  16. 無線信号を送信する基地局と、前記無線信号を受信し、当該無線信号を複数系統の光信号に変換して出力する親局装置と、前記複数系統の光信号を光ファイバケーブルを介して受信し、当該複数系統の光信号それぞれをさらに複数系統の無線信号に変換して出力する複数の分配装置と、前記複数系統の無線信号を個別に受信してそれぞれ放射する複数の子局装置と、供給された電力を複数系統に分岐して、当該分岐された電力を前記複数の子局装置にそれぞれ供給する複数の子局装置用給電装置と、前記複数の子局装置用給電装置に電力を供給する分配装置用給電装置と、前記分配装置用給電装置に電力を供給する電源装置とを具備する無線信号分配システムに用いられる前記分配装置用給電装置であって、
    前記電源装置から供給される電力を受電する受電手段と、
    前記受電された電力から出力電力を生成する電力生成手段と、
    前記出力電力の電圧をモニタする電圧モニタ手段と、
    前記電圧モニタ手段でモニタされた前記出力電力の電圧が所定の安定値に達すると前記出力電力の供給をオンするスイッチ手段と
    を具備することを特徴とする分配装置用給電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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