JP2008196249A - Ground reinforcing method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、地盤に砕石パイルを構築することによって、地盤、特に軟弱地盤を強い地盤に変え、建物などを堅固に支持するようにした、地盤補強工法に関する。 The present invention relates to a ground reinforcement method for constructing a crushed stone pile on the ground, thereby changing the ground, particularly the soft ground, to a strong ground and firmly supporting a building or the like.
従来、軟弱な地盤を強い地盤に改良する手段として、地中に柱状セメントや、鋼管杭を埋設する工法が知られているが、セメントや鋼管は、地中で劣化したり、錆びたりして有害物質が発生して、環境汚染を引き起こし、また、長期にわたって強固な地盤を構築するのが困難であるという問題があった。 Conventionally, as a means of improving soft ground to strong ground, columnar cement and steel pipe piles are buried in the ground, but cement and steel pipes deteriorate or rust in the ground. Hazardous substances are generated, causing environmental pollution, and it is difficult to build a solid ground for a long time.
また、軟弱な地盤を強い地盤に改良する他の手段として、後記特許文献1に開示されるように、二重管の下端から加圧水と、圧縮空気を噴射して掘削孔を形成し、その掘削孔内に砕石を充填して砕石パイルを構築する工法が既に知られている。
ところで、前記特許文献1に開示のものは、加圧水を使用する結果として発生する泥水を産業廃棄物として処理する必要があって、二次的に環境汚染の問題があり、その上、加圧水と圧縮空気を使用することから砕石パイルの構築工法が複雑となり、かつ泥水処理をする必要があることから、大幅なコスト高を招くという他の問題があった。
By the way, the thing disclosed in the above-mentioned
本発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、前記問題を解決した新規な地盤補強工法を提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of this situation, and it aims at providing the novel ground reinforcement construction method which solved the said problem.
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ドリルと、このドリルの下端に、これと一体に回転可能であり、かつ上下動可能に支持されるハンマを使用して、地盤に砕石パイルを構築して地盤を補強する地盤補強工法であって、
ドリルとハンマとを共に正転駆動しつつ、地盤に向けて降下および地盤からの上昇を繰り返して地盤に掘削孔を穿孔する第1の工程と、ドリルとハンマの回転を停止して、それらを掘削孔に挿入する第2の工程と、掘削孔に所定量の砕石を投入しつつ、ドリルおよびハンマを逆転駆動して投入砕石を掘削孔に押し込める第3の工程と、ドリルの回転を停止し、ハンマを単独で上下作動して投入砕石に衝撃を与え、これを搗き固める第4の工程と、以後、前記第2ないし第4の工法を繰り返して、掘削孔内に搗き固めた砕石を充填させ、地表まで砕石パイルを構築することを特徴としている。
In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to
The first step of drilling holes in the ground by repeatedly descending and ascending toward the ground while driving the drill and hammer forward together, and stopping the rotation of the drill and hammer, The second step of inserting into the drilling hole, the third step of pushing the drill and hammer reversely while pushing a predetermined amount of crushed stone into the drilling hole and pushing the input crushed stone into the drilling hole, and stopping the rotation of the drill The fourth step of impacting and crushing the input crushed stone by moving the hammer up and down independently, and then repeating the second to fourth methods to fill the crushed stone into the excavation hole It is characterized by building a crushed stone pile to the surface.
また、前記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のものにおいて、前記砕石は天然石の破砕により構成されていることを特徴としている。
In order to achieve the object, the invention described in claim 2 is characterized in that, in the object described in
請求項各項記載の発明によれば、ドリルの回転と、これに昇降可能に連結されるハンマの打撃との協働による簡単な工法で地盤に強固な砕石パイルを構築することができる。 According to the invention described in each claim, a strong crushed stone pile can be constructed on the ground by a simple construction method by cooperation of rotation of a drill and hammering of a hammer connected to the drill.
また請求項2記載の発明によれば、砕石として天然砕石を使用することにより、土壌汚染や環境破壊が発生しない。 Moreover, according to the invention of Claim 2, soil pollution and environmental destruction do not occur by using natural crushed stone as crushed stone.
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。 Embodiments of the present invention will be specifically described below based on the embodiments of the present invention illustrated in the accompanying drawings.
図1は、本発明地盤補強工法で地盤に作られた複数の砕石パイル上に建物を構築した状態を示す斜視図、本発明地盤補強工法を実施するための、地盤補強装置の全体側面図、図3は、図2の3−3線に沿う拡大断面図、図4は、図3の4矢視図、図5〜7は、本発明の地盤補強工法の手順を示す図である。 FIG. 1 is a perspective view showing a state in which a building is constructed on a plurality of crushed stone piles made on the ground by the ground reinforcement method of the present invention, an overall side view of the ground reinforcement device for carrying out the ground reinforcement method of the present invention, 3 is an enlarged cross-sectional view taken along the line 3-3 in FIG. 2, FIG. 4 is a view taken in the direction of arrow 4 in FIG. 3, and FIGS.
まず、図2〜4図を参照して、地盤補強装置の構成について説明する。 First, the configuration of the ground reinforcement device will be described with reference to FIGS.
図2において、作業車両Vの車台1上には、旋回台2が鉛直軸線まわりに旋回自在に搭載されており、この旋回台2には、伸縮ブーム3が俯仰可能に軸支4され、この伸縮ブーム3と旋回台2間には、伸縮シリンダ5が連結6,7され、この伸縮シリンダ5の伸縮作動により、伸縮ブーム3は軸支4点まわりに俯仰駆動される。
In FIG. 2, a turntable 2 is mounted on a
伸縮ブーム3の先端には、回転モータ8を介して駆動軸9が、垂下、連結されている。駆動軸9は、複数の駆動軸単体9a,9b,9cをジョイント10,10を介してそれぞれ連結して構成されており、駆動軸9の下端には、ジョイント11を介してドリル12が一体に回転可能に連結され、さらにこのドリル12の下端には、ハンマ、この実施例ではエアハンマ13がスプライン連結14されており、このエアハンマ13はドリル12に対して図3矢印に示すように、単独で昇降可能であり、かつドリル12に対して一体に回転可能である。ドリル12には、スクリュウ12sが設けられ、エアハンマ13は、その上部にスクリュウ13sと攪拌爪13mが設けられ、その下部にハンマ本体13hが設けられている。ハンマ13は、砕石を搗き固め易いように、下向きに截頭円錐状に形成され、その円錐面にビット15が設けられている。
A
図2に示すように、前記回転軸9には、前記エアハンマ13を上下方向に打撃駆動するための圧縮エア供給手段Aが接続されている。この圧縮エア供給手段Aは、地上に設置されるコンプレッサ20と、その吐出口にエアホース21を介して接続されるエアタンク22とを備えており、このエアタンク22の出口は他のエアホース23を介して回転軸9に設けたスイベルジョイント24に接続されている。コンプレッサ20からの圧縮エアは、エアタンク22に貯留された後、スイベルジョイント24および駆動軸9を通してドリル12内に導かれ、該ドリル12内に設けられるフリーピストン25を作動して、前記エアハンマ13を上下方向に往復作動する。
As shown in FIG. 2, the
なお、圧縮エアによるエアハンマ13の作動は従来周知の構造が採用されているので、その詳細な説明を省略する。
Since the operation of the
つぎに、図5〜7を参照して、前記ドリル12とハンマ13との協働により地盤Gに砕石パイルPを構築する手順について説明する。
Next, a procedure for constructing the crushed stone pile P on the ground G by the cooperation of the
(1) 掘削孔の掘削作業
図5(A)に示すように、エアハンマ13の先端を地盤Gの掘削すべき箇所にあてがい、ドリル12を正転(右回転)、降下して図5(B)に示すように、地盤G所定に深さまで穿孔する。つぎに、図5(C)に示すように、ドリル12は、その正転を停止して、地上に引き上げる。ここで、ドリル12およびエアハンマ13に付着した掘削土は、それらのスクリュウ12s,13sの上に載せられて排土される。
(1) Excavation work of the excavation hole As shown in FIG. 5 (A), the tip of the
図5(B),(C)に示す掘削作業を繰り返すことにより、図5(D)に示すように、地盤Gには、所定深さの掘削孔30が穿孔され、掘削作業を終了する。
By repeating the excavation work shown in FIGS. 5B and 5C, as shown in FIG. 5D, an
掘削作業を終了したら、図5(E)に示すように、ドリル12は、その回転を停止して掘削孔30から地上に引上げ、ドリル12およびエアハンマ13に付着している掘削土を最終的に取り除く。
When the excavation work is finished, as shown in FIG. 5E, the
(2) 砕石の投入、搗き固め作業
図6(F)に示すように、掘削の完了した掘削孔30内には、回転を停止したドリル12を、エアハンマ13の下端が掘削孔30の底に達するまで挿入する。つぎに、図6(G)に示すように、天然石より破砕した、所定量(初回分)の砕石33を少しずつ掘削孔30内に投入しながらドリル12を逆転(左回転)する。このドリル12の逆転により、掘削孔30内に投入された砕石33は、ドリル12のスクリュウ12sで掘削孔30の底部に向けて順次押し込まれる。
(2) Inserting crushed stone and compacting operation As shown in FIG. 6 (F), in the
つぎに、図6(H)に示すように、ドリル12の逆転を停止したのち、これを少々引き上げて、投入砕石33の上面とエアハンマ13との間に若干の間隙を形成したのち、前記圧縮エア供給手段Aの稼働により、エアハンマ13を上下作動し、投入砕石33にハンマ打撃を加えて、その投入砕石33を締め固めていく。
Next, as shown in FIG. 6 (H), after the reverse rotation of the
つぎに、図7(I)に示すように、所定量(2回目)の砕石33を、前記図6(G)に示す工程と同じく、少しずつ掘削孔30内に投入しながらドリル12を逆転(左回転)する。これにより、投入砕石33は、既に搗き固められている砕石33(初回分)の上に順次押し込まれる。
Next, as shown in FIG. 7 (I), the
つぎに、図7(J)に示すように、ドリル12の逆転を停止したのち、これを引上げて、砕石33の上面とエアハンマ13との間に若干の間隙を形成したのち、前記圧縮エア供給手段Aの稼働により、エアハンマ12を上下作動し投入砕石33にハンマ打撃を加えて、その投入砕石(2回目)を、既に搗き固められいる砕石33の上に締め固めていく。
Next, as shown in FIG. 7 (J), after the reverse rotation of the
以上、前記図6(G)〜図7(J)の作業を繰り返すことにより、図7(K)に示すように、掘削孔30の全域にわたり、区分けして堅固に搗き固められた天然の砕石33により、地表まで砕石パイルPを構築することができる。
As described above, by repeating the operations shown in FIGS. 6 (G) to 7 (J), natural crushed stones that have been divided and solidified over the entire area of the
以上のように、この地盤補強工法によれば、掘削孔30に投入された砕石33を、複数に区分けしてハンマ12による打撃で搗き固めるので、その砕石33を効率よく搗き固めることができ、強固な砕石パイルPを迅速に構築することができる。
As described above, according to this ground reinforcement method, the crushed
そして、この地盤補強工法により砕石パイルPを構築することにより、軟弱地盤を強い地盤に変え、この地盤を地震時の衝撃や液状化から守ることができ、図1に示すように、複数の砕石パイルで補強された地盤上に建物Bを構築することで、その建物Bを長期にわたり堅固に安定支持することができる。 And by building the crushed stone pile P by this ground reinforcement construction method, the soft ground can be changed to a strong ground, and this ground can be protected from the impact and liquefaction at the time of earthquake. As shown in FIG. By constructing the building B on the ground reinforced with piles, the building B can be firmly and stably supported over a long period of time.
また、天然の砕石33を使用するので、土壌汚染や環境破壊の問題が発生することがなく、それに対する対策を講じる必要がなく、大幅なコストダウンを達成し得る。
Moreover, since the natural crushed
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。 As mentioned above, although the Example of this invention was described, this invention is not limited to the Example, A various Example is possible within the scope of the present invention.
たとえば、前記実施例では、ハンマとしてエアハンマを使用した場合を説明したが、これに代えて、油圧ハンマ、電動ハンマなど他のハンマを使用してもよい。 For example, in the above-described embodiment, the case where an air hammer is used as the hammer has been described, but other hammers such as a hydraulic hammer and an electric hammer may be used instead.
12・・・・・・・・ドリル
13・・・・・・・・ハンマ(エアハンマ)
30・・・・・・・・掘削孔
33・・・・・・・・砕石
G・・・・・・・・・地盤
P・・・・・・・・・砕石パイル
12 ...
30 ...
Claims (2)
ドリル(12)とハンマ(13)とを共に正転駆動しつつ、地盤(G)に向けて降下および地盤(G)からの上昇を繰り返して地盤(G)に掘削孔(30)を穿孔する第1の工程と、
ドリル(12)とハンマ(13)の回転を停止して、それらを掘削孔(30)に挿入する第2の工程と、
掘削孔(30)に所定量の砕石(33)を投入しつつ、ドリル(12)およびハンマ(13)を逆転駆動して投入砕石(33)を掘削孔(30)に押し込める第3の工程と、
ドリル(12)の回転を停止し、ハンマ(13)を単独で上下作動して投入砕石(33)に衝撃を与え、これを搗き固める第4の工程と、
以後、前記第2ないし第4の工程を繰り返して、掘削孔(30)内に搗き固めた砕石(33)を充填させ、地表まで砕石パイル(P)を構築することを特徴とする、地盤補強工法。 Using a drill (12) and a hammer (13) which is rotatable at the lower end of the drill (12) and is supported so as to be movable up and down, a ground pile (P) ) To reinforce the ground (G),
While both the drill (12) and the hammer (13) are driven to rotate forward, the descent hole (30) is drilled in the ground (G) by repeatedly descending and rising from the ground (G) toward the ground (G). A first step;
A second step of stopping the rotation of the drill (12) and the hammer (13) and inserting them into the drilling hole (30);
A third step of pushing the drill (12) and the hammer (13) in reverse to push the thrown crushed stone (33) into the digging hole (30) while putting a predetermined amount of crushed stone (33) into the digging hole (30); ,
A fourth step in which the rotation of the drill (12) is stopped, the hammer (13) is moved up and down independently to impact the input crushed stone (33),
Thereafter, the second to fourth steps are repeated to fill the excavated hole (30) with the crushed stone (33) and to build the crushed stone pile (P) to the ground surface. Construction method.
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