JP2008194266A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008194266A
JP2008194266A JP2007033096A JP2007033096A JP2008194266A JP 2008194266 A JP2008194266 A JP 2008194266A JP 2007033096 A JP2007033096 A JP 2007033096A JP 2007033096 A JP2007033096 A JP 2007033096A JP 2008194266 A JP2008194266 A JP 2008194266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation mode
cleaning
water
silent
normal operation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007033096A
Other languages
English (en)
Inventor
Keimei Miyase
啓明 宮瀬
Masayoshi Kamisaki
昌芳 上▲崎▼
Masahiro Kaji
雅弘 梶
Keiji Tsukitani
惠次 築谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2007033096A priority Critical patent/JP2008194266A/ja
Priority to TW097104658A priority patent/TW200911192A/zh
Priority to KR1020080012457A priority patent/KR100957292B1/ko
Priority to CN200810074122XA priority patent/CN101243962B/zh
Publication of JP2008194266A publication Critical patent/JP2008194266A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

【課題】通常運転モードと静音運転モードとをその時々の事情に応じ自由に切り換えられるようにする。
【解決手段】通常運転モードと通常運転モード時よりも静音化するように運転する静音運転モードとを備え、通常運転モードおよび静音運転モードの一方の運転モードを実行中に切り換えの入力があると、他方の運転モードに切り換えて実行することにより、上記の目的を達成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、食器類の洗浄を行う食器洗浄機に関し、さらに詳しくは必要な行程を通常運転モードと通常モード時よりも静音化するように運転する静音運転モードとを備えた食器洗浄機に関するものである。
従来、食器洗浄機では洗浄行程やすすぎ行程での洗浄騒音が、不快であったり、テレビの視聴時や家人同士や知人との会話上、電話での会話上、就寝時などに問題とされることがあることにつき、洗浄プログラムに洗浄水の噴射圧力を低圧にして食器等を洗浄する低圧洗浄プログラムを備え、この低圧洗浄プログラムが選択実行されることにより洗浄騒音を低減できるようにした食器洗浄機も既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、周囲環境が静かなときに洗浄ポンプの出力を下げて洗浄時間を長くし、洗浄騒音を低くする運転方法が先に提案されている旨すでに記載されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−316779号公報 特開平6−7282号公報
しかし、特許文献1に記載された食器洗浄機のように、通常圧洗浄プログラム時よりも低圧であるがすすぎ行程での噴射圧力よりも高くすることで洗浄能力の低下を補うにしても、洗浄工程時の噴射圧力を通常圧洗浄プログラム時よりも低くする分だけ、洗浄時間を通常圧洗浄プログラム時より長くしないと必要な洗浄効果が達成できないという問題は否めない。
にもかかわらず、通常運転時の洗浄騒音が問題となって、あるいは想定されて、低圧洗浄プログラムが一旦選択され実行されると、それを遂行しきるか停止するしかないのでは不便である。
例えば、低圧洗浄プログラムを遂行しきるのは、不快の解消にはよいし、テレビの定時番組を視聴したり、人を招いての会話時や纏まった話をする場合、特許文献2に記載の静かな環境となる就寝する場合などでは、食器洗浄の開始タイミングを計れるし、低圧洗浄プログラムに必要な時間に近いかそれを超えることを想定して、低圧洗浄プログラムを有利に実行することができる。これに対し、開始タイミングや所要時間が不特定な家人同士の会話、特に電話での会話に対応して低圧洗浄プログラムを選択し実行するのは困難である。従って、通常圧洗浄プログラムでの洗浄騒音が気になるユーザはそのような会話があることを想定して常に低圧洗浄プログラムを選択し実行することになる。これでは、低圧洗浄プログラムの実行中に家人同士の会話や電話での会話がなければ低圧洗浄プログラムでの洗浄時間の延長は無駄になる。また、通常圧洗浄プログラムでの洗浄騒音が問題でなくなった時点で低圧洗浄プログラムを停止し、通常圧洗浄プログラムに変更するにしてもプログラム初期からの開始となるので、先の低圧洗浄プログラムを生かせない問題がある。
本発明の目的は、通常運転モードと静音運転モードとをその時々の事情に応じ自由に切り換えられる食器洗浄機を提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明の食器洗浄機は、通常運転モードと通常運転モード時よりも静音化するように運転する静音運転モードとを備え、通常運転モードおよび静音運転モードの一方の運転モードを実行中に切り換えの入力があると、他方の運転モードに切り換えて実行することを特徴としている。
このような特徴によれば、通常運転モードおよび静音運転モードの一方の実行中に切り換えの入力があれば通常運転モードおよび静音運転モードの他方に切り換えて実行することができ、通常運転モードでの騒音が気になる環境のときだけ静音運転モードをタイムリーに実行して、通常運転モード時よりも静音化した運転をすることができ、無駄な洗浄時間の延長を回避できる。
本発明の食器洗浄機は、また、前記切り換えの入力は、1つの操作部によって行うことを特徴とすることができる。
このような特徴により、1つの操作部を共用してこれを操作することにより、現在実行している通常運転モードおよび静音運転モードの一方を他方にいつでも切り換えられる。
本発明の食器洗浄機は、また、前記切り換えの入力は、洗浄、すすぎ、乾燥といった実行する行程のどの時点でも受け付けることを特徴とすることができる。
このような特徴により、実行する全行程で生じる洗浄時騒音、すすぎ時騒音、乾燥時騒音などにつき、静音化できる静音運転モードにいつでも切り換え、また通常運転モードにいつでも戻せる。
本発明の食器洗浄機は、また、静音運転モードは、複数有していることを特徴とすることができる。
このような特徴により、静音化度とそれに対応した時間延長との関係から、ユーザの感受性や実情から、どちらかを優先した静音運転モード、あるいはその中間の静音運転モードなどを実情に合わせて選択することができる。
本発明の食器洗浄機は、また、選択実行する選択コースは複数あり、選択コースによっては前記切り換えの入力は受け付けないことを特徴とすることができる。
このような特徴により、通常運転モードよりも高い洗浄能力を発揮する高温パワフル選択コースなど、騒音の高まりが予想されるのをユーザが敢えて選択した選択コースの特徴が、静音運転モードに切り換わって生かされず、かえってユーザの不満となるようなことを回避することができる。
本発明の食器洗浄機は、また、ポンプ類、または、ポンプ類およびファンを備え、静音運転モードは、前記ポンプ類、または、前記ポンプ類およびファンの回転数を通常運転モードよりも低減することを特徴とすることができる。
このような特徴により、ポンプ類の回転数の低減にて洗浄水を供給する洗浄行程やすすぎ行程での洗浄水の噴射音や衝突音、循環音、排水音、ポンプの回転音を静音化でき、ファンの回転数の低減にて乾燥行程での風切り音などを静音化できる。
本発明の食器洗浄機は、また、複数のノズルと、この複数のノズルに洗浄やすすぎのための洗浄水を供給するポンプと、このポンプの駆動、駆動停止に伴う洗浄水圧の有無によって、前記複数のノズルへ分水する複数の分水開口に所定の回転位置にて当接し特定の分水開口以外を塞いで分水機能する分水位置と、前記分水開口から離れて各分水開口を開放する分水機能しない非分水位置との間で移動する弁体と、この弁体の分水位置と非分水位置との間の往復動作に伴い弁体が分水開口を閉じる回転位置を変更していくカム機構とを有した分水装置を備えたことを特徴とすることができる。
このような特徴により、ポンプが駆動される都度弁体が分水開口に当接して分水状態の切り換えが行われるが、ポンプの回転数が低減されることにより、当接の勢いを和らげて静音化することができる。
本発明の食器洗浄機によれば、通常運転モードまたは静音運転モードがいつでも実行中の一方から他方へ、また、切り換え後の他方から一方へ切り換えられ、例えば、運転騒音が問題でない間は通常運転モードを優先して高い洗浄効率を生かしながら、運転騒音が問題となるときに静音運転モードに切り換えて静音化を確保し、静音化が不要になったときは通常運転モードに戻すことで高い洗浄効率が再度生かせるようになる。つまり、実情に合わせた過不足ない静音化運転が自由にできる。
以下、本発明の実施の形態に係る食器洗浄機について図1〜図7を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の説明は本発明の具体例であって特許請求の範囲の記載内容を限定するものではない。
本実施の形態の食器洗浄機は、図1(a)(b)に示す本体1に食器類を収容して洗浄を行う洗浄槽2を内部に有し、前面には食器類を洗浄槽2に出し入れするためのドア1aを有した開口1bが設けられている。ドア1aは閉じると開口1bまわりに設けた係合部にフック片が弾性係合することで閉じ状態にロックされるようになっており、ハンドルを操作して開くときはそのロックが自動的に解除されるようになっている。洗浄槽2は給水弁3から洗浄水を供給されて底部2aに溜める。洗浄槽2の底部2aに溜めている洗浄水は洗浄ポンプ4によって、洗浄槽2内に設けられている例えば図1(a)(b)、図2に示すような複数の洗浄ノズル41〜44に供給し、洗浄ノズル41〜44から洗浄槽2内の上下2段の食器籠48、49に収容している食器類に向けて噴出する。
本実施の形態において、食器洗浄機の本体1は、給水弁3、洗浄ポンプ4、ヒータ5、排水ポンプ6、送風ファン7などを内部機能などとしての図1に示す負荷制御手段11により駆動し、洗い、すすぎおよび乾燥の各行程を逐次制御する図1、図2に示すような制御装置12を内蔵している。なお、本発明に係る食器洗浄機において、乾燥行程は必須ではない。本発明の食器洗浄機には、洗浄プログラムとして、通常運転モードと静音運転モードとが備えられ、通常運転モードの中に、様々な洗浄コース(例えば、標準コース、低温ソフトコース、少量コース、スピーディコースなど)が選択可能に備えられている。これらの洗浄コースのプログラムは、制御装置12の記憶部20の中に制御プログラムとして記憶されており、操作者による操作パネル13からの選択指示に従い、制御プログラムにより、負荷制御手段11を介して給水弁3、洗浄ポンプ4、ヒータ5、排水ポンプ6、送風ファン7などを駆動制御する。通常運転モードと静音運転モードとはいつでも選択可能であり、選択された時点で、通常運転モードから静音運転モードに、あるいは、静音運転モードから通常運転モードに切り換えられる。
底部の左右2つの洗浄ノズル41、42と、中段の洗浄ノズル44が洗浄水をノズル孔から噴出するときの反力によって回転するようにそれぞれ図2に示す軸45、46、47によって支持されている。背部の洗浄ノズル43は固定されている。洗浄ポンプ4から洗浄ノズル41〜44への給水は、洗浄ポンプ4からの給水路56から例えば図1(a)(b)に示すような分水装置51を介し接続した分水路52、53、54を経て洗浄ノズル41、42、43に供給し、洗浄ノズル44へは洗浄ノズル43から延びた分水パイプ55を介して洗浄ノズル43から供給する。そこで、洗浄ノズル44は分水パイプ55を利用して前記の軸47による支持を行っている。
分水装置51は、図3、図4に示すように、洗浄ポンプ4の駆動、駆動停止に伴う洗浄水圧の有無に応動する弁体50の切り換え機能によって、前記複数の洗浄ノズル41、洗浄ノズル42、洗浄ノズル43および44へ所定の順序で分水する。このために、分水装置51は、例えば、洗浄ノズル41への分水路52に通じる分水開口57a、洗浄ノズル42への分水路53に通じる分水開口57b、洗浄ノズル43への分水路54に通じる分水開口57c、および洗浄ノズル41への分水路52と洗浄ノズル42への分水路53との双方に通じる分水開口57dを軸回りに配した分水口57を給水路56の上流側に向けて配し、具体的には弁室58内に下向きに開口させて、この弁室58内の前記弁体50と対向させている。弁体50は弁室58内で洗浄ポンプ4の駆動、駆動停止による洗浄水圧の有無に応動して、複数の分水開口57a〜57dを持った分水口57にガイド軸60まわりの所定の回転位置にて当接し特定の1つ以外を塞いで特定の1つを通じて分水する分水位置と、分水口57から離れて各分水開口57a〜57d全てを開放する分水しない非分水位置との間で移動するように設けられ、この弁体50の分水位置と非分水位置との間の往復動作に伴い、弁体50が分水開口を閉じる回転位置を変更していくように上部カム対61と下部カム対62とが交互に働くようになっている。
具体的には、下部カム対62は互いに噛み合う鋸歯状カム62a、62b同士であり、双方は弁体50を1/4回転位置ずつに安定させる案内条件を持っている。一方、上部カム対61は山形カム61aと分水口57の各分水開口57a〜57dを仕切る仕切り壁を共用した放射状のリブカム61bとであり、弁体50が下部カム対62によって安定していた回転位置から洗浄水圧によって押し上げられたとき、山形カム61aの斜面がリブカム61bに当接して弁体50を1/4未満回転させて安定させる案内条件を持っている。これにより、弁体50は分水位置に上動する都度上動前の安定回転位置から1/4回転未満回転させられ、弁体50は一端分水位置に上動した後落下する都度下部カム対62の噛み合わせ位置が次の1/4回転位置へ安定させるように変更される。この結果、複数の分水開口57a〜57dのうち1つずつが順次に開放され、洗浄ノズル41→洗浄ノズル41および42の両方→洗浄ノズル42→洗浄ノズル43および44両方→洗浄ノズル41の順に洗浄水が供給される。
このような分水によって省洗浄水量で十分な勢いのある洗浄水の噴出を満足して、しかも、噴出域を順次に変更して洗浄槽2内に収納した全ての食器類を十分に洗浄できる。また、十分な洗浄のために所定の噴射圧を設定する。
洗浄槽2の底部2aには洗浄水位検知手段10があり洗浄槽2内の洗浄水位を検知し、電気信号として出力する。一方、洗浄槽2の底部2aにはヒータ5が配設され、洗浄水を加熱し洗浄水による洗浄効果やすすぎ効果を高める。これに併せ、洗浄槽2の底部2aに外側より密着するように取り付けたサーミスタなどの温度検知手段9を設けて、洗浄水の洗浄水温や洗浄槽2の温度を熱伝導により検知し、それらの温度制御に供する。また、洗浄槽2の底部2a内の洗浄水を排出する排水ポンプ6や、洗浄槽2内の蒸気を排気口から本体1外へ送り出し洗浄後の食器を乾燥させる送風ファン7も洗浄槽2のまわりに設けてある。本体1はまた、給水弁3、洗浄ポンプ4、ヒータ5、排水ポンプ6、送風ファン7などを負荷制御手段11を介して駆動し、洗い、すすぎ、乾燥の各工程を逐次制御する制御装置12を内蔵している。なお、乾燥行程は必須としない。
なお、排水は洗浄終了後の他、洗浄行程中やすすぎ行程中でも洗浄水やすすぎ洗浄水の入れ換えのために新たな給水の前に行うが、洗浄行程では1、2回とするのに対し、すすぎ行程では3回以上と多くしてすすぎ効果を高める。
ところで、既述したように運転騒音が問題になることがある。運転騒音は主として洗浄行程やすすぎ行程での洗浄水の噴射音や衝突音、循環音、排水音、洗浄ポンプ4や排水ポンプ6の回転音である。しかし、運転騒音としては、それ以外にも乾燥行程での送風ファン7の風切り音、分水装置51の弁体50が分水口57に当接するときの衝突音など種々あり、人や環境によっては問題になる。
そこで、従来、油汚れや食後数時間経って洗う場合に適合させた高温パワフルコース、普段の汚れの食器を食後すぐに洗うのに適合させた標準コース、熱に弱い樹脂製食器類などを洗うのに適合させた低音ソフトコース、食器点数が少ない場合に適合させた少量コース、予め漬け置き水洗いしたときに適合させたスピーディコース、後でまとめ洗いしたいときに適合させた予洗コース、手洗いした食器類の乾燥や食器のあたために適合させた乾燥のみコースといった、特に静音化を目指したものでない一般の選択コースに加え、静音化を図る静音運転モードを含むプログラムにてコースの全行程を運転しきるナイトコースなどとして設けてきたが、既述したように選択されたコースの全工程のプログラムを実行しきるのでは、環境変化にタイムリーに対応できない不便がある。
これに対応するのに、本実施の形態では、従来からの所定の行程設定時間Xで洗浄やすすぎの行程を終了することができる通常運転モードと、通常運転モード時よりも静音化するように運転する静音運転モードとを備え、通常運転モードおよび静音運転モードの一方の運転モードを実行中に切り換えの入力があると、他方の運転モードに切り換えて実行するようにする。このように、通常運転モードおよび静音運転モードの一方の実行中に切り換えの入力があれば通常運転モードおよび静音運転モードの他方に切り換えて実行することができ、通常運転モードでの騒音が気になる環境のときだけ静音運転モードを実行して、通常運転モード時よりも静音化した運転をすることができる。従って、通常運転モードまたは静音運転モードがいつでも実行中の一方から他方へ、また、切り換え後の他方から一方へ切り換えられ、例えば、運転騒音が問題でない間は通常運転モードを優先して高い洗浄効率を生かしながら、運転騒音が問題となるときに静音運転モードに切り換えて静音化を確保し、静音化が不要になったときは通常運転モードに戻すことで高い洗浄効率が再度生かせるようになる。つまり、実情に合わせた過不足ない静音化運転が自由に、従って静音化運転が無駄な洗浄時間の延長を回避するようにタイムリーに実行できる。
このような静音化は洗浄ポンプ4、排水ポンプ6、送風ファン7の回転数を低減することで行うと、上記した運転騒音の音源のほぼ全部につき静音化が図れるので好適である。しかし、既述の分水装置51の弁体50が分水口57に当接する音は一瞬であるが高く、特に静音運転モードの実行時には通常運転モード実行時よりも聞き取られやすくなり、問題とされやすい。このため、分水装置51を働かせるために洗浄ポンプ4を一旦停止した後の再駆動を弁体50が分水口57に当接して分水位置51に落ち着くまでの少しの時間の間低速で駆動するスロースタート運転を採用することで、分水装置51の静音化が図れる。また、洗浄工程や乾燥行程途中での前記排水、再給水時の洗浄ポンプ4の停止、再駆動に際してもスロースタートするのが好適である。
このような静音運転モードは、既述した選択コースのうちの、例えば、洗浄ポンプ4、排水ポンプ6、送風ファン7が通常運転される標準コース、低音ソフトコース、少量コースなどに適用して有効である。しかし、運転騒音が問題とならないコースは勿論、高温パワフルコースなど選択コースによっては前記切り換えの入力は受け付けない制御を行うことで、通常運転モードよりも高い洗浄能力を発揮する高温パワフルコースなど、騒音の高まりが予想されるのをユーザが敢えて選択した選択コースの特徴が、静音運転モードに切り換わって生かされず、かえってユーザの不満となるようなことを回避することができる。
通常運転モードと静音運転モードとの切り換えの入力は、例えば、図5に示すような電源入スイッチ74、電源切スイッチ73、複数の選択コースを選択するコース選択スイッチ75、乾燥時間などを設定する乾燥設定スイッチ76、スタート・一時停止スイッチ77、予約の時間設定を行う予約スイッチ78、およびそれらに関連する表示部などが設けられる操作パネル13に設けた静音切り換えスイッチ79などの1つの操作部材により行うようにする。これにより、1つの静音切り換えスイッチ79を共用してこれを操作することにより、現在実行している通常運転モードおよび静音運転モードの一方を他方にいつでも切り換えられる。
このような1つの静音切り換えスイッチ79による通常運転モードと静音運転モードとのリアルタイムでの切り換え制御は、例えば、制御装置12による制御動作で行える。具体的には、制御装置12は、選択されたコースでの運転中に静音切り換えスイッチ79からのオン信号が入力する都度、まず、現在運転モードが通常運転モードか静音運転モードなのかを判定する。この結果、通常運転モードであるとき制御装置12は静音運転モードへの切り換え信号であると判定し、通常運転モードでないとき、つまり静音運転モードであるときは通常運転モードへの切り換え信号であると判定し、判定結果に応じた運転モードに切り換え実行するようにする。しかも、制御装置12は、静音運転モードへの切り換えと判定した場合、さらに、現在選択されているコースが標準コース、低音ソフトコース、スピーディコースのいずれかどうか、つまり、静音運転モードへの切り換えを受け付ける選択コースかを判定し、そのいずれかの場合だけ静音運転モードに切り換え実行し、そのいずれでもなければ、静音運転モードに切り換えず現在実行している通常運転モードを継続するようにして、静音運転モードがそれに相応しくない選択コースにて実行される不都合を回避することができる。また、制御装置12は、前記切り換えの入力は、洗浄、すすぎ、乾燥といった実行する行程のどの時点でも受け付けることができる。これにより、実行する全行程で生じる洗浄時騒音、すすぎ時騒音、乾燥時騒音などにつき、静音化できる静音運転モードにいつでも切り換え、また通常運転モードにいつでも戻せる。
静音運転モードが前記洗浄ポンプ4、排水ポンプ6であるポンプ類、または、これらポンプ類および前記送風ファン7の回転数を通常運転モードよりも低減するものであるとき、ポンプ類の回転数の低減にて洗浄水を供給する洗浄行程やすすぎ行程での洗浄水の噴射音や衝突音、循環音、排水音、ポンプの回転音を静音化でき、送風ファン7の回転数の低減にては乾燥行程での風切り音などを静音化できる。
ここで、洗浄ポンプ4で他のポンプ類や送風ファン7を代表して、図7を参照しながら通常運転モードと静音運転モードとの制御例を比較すると、通常運転モードでは図7(a)に示すように、洗浄ポンプ4を4200rpmの通常運転条件で駆動し通常運転モードでの行程設定時間Xにて洗浄行程を実行する。これに対して、静音運転モードでは図7(b)に1つの例を示すように洗浄ポンプ4を3600rpmの静音運転条件で駆動し、洗浄やすすぎ効果が低減する分だけ、通常運転モードでの行程設定時間Xよりも例えば3倍となる3Xの行程設定時間で洗浄行程やすすぎ行程を実行し終了するように設定する。
しかし、選択した1つのコースは、環境変化に対応したユーザによる静音切り換えスイッチ79のリアルタイムな切り換えに対応して、通常運転モードと静音運転モードとが実行されるので、双方の運転時間A、B双方を合わせて運転を終了する必要がある。このため、通常運転モード実行時は図7(a)に示すようにA時間カウンタにて通常運転時間Aを累積カウントするのに対し、静音運転モード実行時は図7(b)に示すようにB時間カウンタによって静音運転時間Bを累積カウントするようにし、運転はいずれの運転モード実行中でもA+B/3=Xを満足した時点で終了すればよいことになる。
なお、選択したコースでの静音運転モードの実行は途中通常運転モードに切り換えなければ、ナイトコースに等価ないしは近いものとなるような場合、ナイトコースを選択コースから除外してもよくなる。
このような静音運転モードは、図7(b)に示す運転モードに対し、図7(c)に示すような別の1つまたはそれ以上の静音運転モードを合わせ複数有したものとすることができる。例えば、図7(c)に示す例では、静音運転モードのための洗浄モータ4の駆動回転数を3800rpmに設定して運転することにより、図7(a)の通常運転モードの場合に比して静音化できる上、図7(b)に示す静音運転モードの場合よりも高い回転数3800rpmでの運転であることにより、洗浄効果やすすぎ効果が高まる。従って、図7(b)の場合よりも行程設定時間を例えば2Xと短くでき、本例での運転終了時間はA+B/3+C/2=Xとなる。このような複数の静音運転モードと通常運転モードとの切り換えも1つの操作部材である静音切り換えスイッチ79の操作の都度、図6に示す場合のようにロータリ方式に順次切り換えられる。
以上の通常運転モードでの所要運転時間Xに対する静音化度合の違いによる倍率の違いは、説明を簡単にするための説明例であって、これに限られないのは勿論であり、静音運転モードから通常運転モードへの切り換え時の運転時間の変化は前記倍率の逆数となる。
本発明は食器洗浄機における通常運転モードと静音運転モードとを選択実行する技術において、その切り換えを環境条件の変化に応じリアルタイムに切り換えられる。
本発明に係る食器洗浄機の内部構造を説明するための、(a)は正面断面図であり、(b)は側面断面図である。 本発明に係る食器洗浄機の概略構造を説明するための斜視図である。 本発明に係る食器洗浄機に用いられる分水装置の内部構造を説明するための側面断面図である。 本発明に係る食器洗浄機に用いられる分水装置の分岐構造を説明するための平面断面図である。 本発明に係る食器洗浄機における操作パネルの正面図である。 本発明に係る食器洗浄機の運転モード切り換え制御例を示すフローチャートである。 本発明に係る食器洗浄機の運転モード別の駆動回転数と時間、運転終了時間切り換え制御例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 本体
2 洗浄槽
3 給水弁
4 洗浄ポンプ
6 排水ポンプ
7 送風ファン
11 負荷制御手段
12 制御装置
13 操作パネル
41〜44 洗浄ノズル
50 弁体
51 分水装置
75 コース選択スイッチ
79 静音切り換えスイッチ

Claims (6)

  1. 通常運転モードと通常運転モード時よりも静音化するように運転する静音運転モードとを備え、通常運転モードおよび静音運転モードの一方の運転モードを実行中に切り換えの入力があると、他方の運転モードに切り換えて実行することを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記切り換えの入力は、1つの操作部によって行う請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 前記切り換えの入力は、洗浄、すすぎ、乾燥といった実行する行程のどの時点でも受け付ける請求項1または2に記載の食器洗浄機。
  4. 静音運転モードは、複数有している請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
  5. 選択実行する選択コースは複数あり、選択コースによっては前記切り換えの入力は受け付けない請求項1〜4のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
  6. ポンプ類、または、ポンプ類およびファンを備え、静音運転モードは、前記ポンプ類、または、前記ポンプ類およびファンの回転数を通常運転モードよりも低減する請求項1〜5のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
JP2007033096A 2007-02-14 2007-02-14 食器洗浄機 Pending JP2008194266A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007033096A JP2008194266A (ja) 2007-02-14 2007-02-14 食器洗浄機
TW097104658A TW200911192A (en) 2007-02-14 2008-02-05 Dishware washing machine
KR1020080012457A KR100957292B1 (ko) 2007-02-14 2008-02-12 식기 세척기
CN200810074122XA CN101243962B (zh) 2007-02-14 2008-02-14 餐具清洗机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007033096A JP2008194266A (ja) 2007-02-14 2007-02-14 食器洗浄機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008194266A true JP2008194266A (ja) 2008-08-28

Family

ID=39753764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007033096A Pending JP2008194266A (ja) 2007-02-14 2007-02-14 食器洗浄機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2008194266A (ja)
CN (1) CN101243962B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101366262B1 (ko) 2007-07-05 2014-02-20 엘지전자 주식회사 식기 세척기의 제어방법
DE102008044952A1 (de) * 2008-08-29 2010-03-04 Premark Feg L.L.C., Wilmington Spülmaschine in Form eines Programmautomaten und Verfahren zu deren Betrieb
EP2181636B1 (en) * 2008-10-31 2016-08-31 Electrolux Home Products Corporation N.V. Method for operating a dishwasher
CN104712538B (zh) * 2014-04-10 2016-08-17 美的集团股份有限公司 一种洗碗机洗涤电泵运行控制方法
CN108244995B (zh) * 2016-12-29 2021-01-19 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 压力锅及其控制方法
CN110522383A (zh) * 2019-09-23 2019-12-03 珠海格力电器股份有限公司 洗碗机控制方法、装置、存储介质及洗碗机

Also Published As

Publication number Publication date
CN101243962A (zh) 2008-08-20
CN101243962B (zh) 2011-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008194266A (ja) 食器洗浄機
JP5489328B2 (ja) ドラム式洗濯機
US9861249B2 (en) Dishwasher and a method for controlling the same
JP4388086B2 (ja) 食器洗浄機
JP2007209437A (ja) 食器洗い乾燥機
US9060664B2 (en) Dishwasher and method of controlling the same
JP4388085B2 (ja) 食器洗浄機
TWI345458B (ja)
KR20060120794A (ko) 식기 세척기의 증기 발산 억제 구조, 그 증기 발산 억제방법 및 상기 증기 발산 억제 구조에 이용되는 에어 커튼발생부
JP2008194269A (ja) 食器洗浄機
JP6071854B2 (ja) ドラム式洗濯機
KR20070090483A (ko) 식기세척기의 건조 제어장치 및 방법
JP2008018225A (ja) 食器洗い乾燥機
JP2006314340A (ja) 食器洗い機
JP2000350693A (ja) 食器洗い機
JP4650347B2 (ja) 食器洗い機
JP2008167960A (ja) 食器洗い機
JP2010187894A (ja) 食器洗浄機
JP2008264016A (ja) 食器洗い乾燥機
JP2008012142A (ja) 食器洗い機
JP2004073376A (ja) 食器洗浄機
JP2005087326A (ja) 食器洗い機
JP2008104474A (ja) 食器洗い機
KR20110132942A (ko) 식기 세척기의 배수펌프 및 그를 이용한 식기세척기의 운전방법
TW200847986A (en) Dishware washing machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20080911

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090327

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20090522

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090609

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091104