JP2008193945A - 鮎釣り仕掛け糸張り装置 - Google Patents

鮎釣り仕掛け糸張り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008193945A
JP2008193945A JP2007031964A JP2007031964A JP2008193945A JP 2008193945 A JP2008193945 A JP 2008193945A JP 2007031964 A JP2007031964 A JP 2007031964A JP 2007031964 A JP2007031964 A JP 2007031964A JP 2008193945 A JP2008193945 A JP 2008193945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
thread
substrate
holder
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007031964A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kato
文夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2007031964A priority Critical patent/JP2008193945A/ja
Publication of JP2008193945A publication Critical patent/JP2008193945A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】作業性を向上させ、編み付け等の糸張り作業が容易にでき、廉価な鮎釣り仕掛けの糸張りが可能なこと。
【解決手段】2つ折り以上に折り畳み自在な基板10と、基板10に複数個配設した糸受材21及び糸受材21に対向して両者間の相対回動を拘束し、両者間の押圧力を変化させるようにのみ自在としてなる糸押圧材22からなる糸保持具20と、糸保持具20相互間に張った金属糸60と基板10との間隔を広めるように金属糸60に当接して、金属糸60の直線性を変位させる間隔調整具50を具備し、間隔調整具50によって糸保持具20相互間に張った金属糸60等の糸と基板10との間隔を拡大するように金属糸60等の糸に当接して、金属糸60等の糸の直線性を変位させることができ、金属糸60等の糸にジョインターの編み付けを行う場合、目印を編み付ける場合、その糸張り作業性をよくすることができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、ハナカン仕掛け、水中糸、空中糸、天井糸を接続するために使用する鮎釣り仕掛け糸張り装置に関するものである。特に、水中糸においては水の抵抗を少なくし、おとり鮎の泳ぎを良くするために、極細の糸が使用される。具体的には、鮎釣りの仕掛け作りの際、極細金属糸とナイロン糸とを接続する際に極細金属糸、ナイロン糸等に損傷を与えることなく接続でき、また、目印糸も編み込むことができる。また、ジョインターも編み込むことができ、作業性を向上させる鮎釣り仕掛け糸張り装置に関するものである。
従来の鮎釣り仕掛け糸張り装置として、例えば、特許文献1で開示された技術がある。特許文献1には、編み付け等の糸張り装置として収納する箱は上箱と下箱を蝶番で接合され、上箱を開けると編み付け等の糸張り装置の台となり、下箱側には編み付け等の糸張り装置本体が固定されていて、糸張り作業するときの台の代わりになり、編み付け等の糸張り装置本体には、引張バネをネジ棒に取り付けてネジ棒の中間部には回転ダイヤルを設けておき、回転ダイヤルを廻すと回転方向によりネジ棒が左右に作動して引張バネのセット長さを変えられる。引張バネの先端は揺動可能な差し込み金具の先端に取り付けられている構造の鮎釣り仕掛け糸張り装置が開示されている。
なお、極細金属糸とナイロン糸を結ぶときに、内側に軟質ビニールパイプ、外側に潰し易いように外が六角形、内側が丸のアルミパイプを配設し、そこに金属糸とナイロン糸を通し、アルミパイプを潰して圧着した後、瞬間接着剤で接着する極細金属糸とナイロン糸を結ぶ技術は、特許文献2に開示されている。
登録実用新案第3112471号 特開2005−328822
水中糸においては、細いナイロン糸では機械的強度に限界があることから、今日使用されている鮎釣り糸は、O.03〜0.15号の極細金属糸、複合メタルが主流になっている。特許文献2に記載されているように、極細金属糸とナイロン糸を直接結んで仕掛けを作ろうとすると、極細金属糸とナイロン糸との結び目において極細金属糸の折れによる糸切れ、極細金属糸によるナイロン糸への食い込み等によるナイロン糸の糸切れが生じ、極細金属糸とナイロン糸の性質上、直接接続ができない。また、極細金属糸は人間の目にも認識し難く、長い仕掛け糸の全体を作ることは極めて困難である。
また、市販のジョインターを購入し、極細金属糸に取り付けることもできるが、自分の好みに合ったジョインターとすることができない。そして、仕掛けが非常に高価となり、それらを数回の使用で捨てるには、無駄が大きかった。更に、直接、極細金属糸とナイロン糸を伸ばして接続するとなると、場所を取らずに家の中において簡単に仕掛け糸全体を容易に作ることが困難であった。
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、作業性を向上させ、編み付け等の糸張り作業が容易にできる廉価な鮎釣り仕掛け糸張り装置の提供を課題とするものである。
請求項1にかかる鮎釣り仕掛け糸張り装置は、2つ以上に折り重ね自在な基板に、糸受材及び糸受材に対して相対回動を拘束し、両者間に押圧力を加える糸保持具からなる糸押圧材を複数配設し、前記糸の直線性を変位させる間隔調整具によって前記糸保持具相互間に張った糸と前記基板との間隔を拡大するようにするものである。
ここで、上記2つ以上に折り重ね自在な基板とは、2つ折り以上に折り畳み自在であればよい。また、基板の接続手段としては、蝶番のほか、分離したものを挿着によって一体化される手段でもよい。上記基板の材料は、木材、竹材、合成樹脂、合板、アルミニウム等の金属とすることもできる。
また、上記糸保持具は、軟質または硬質の単独または2色成形の合成樹脂製とし、前記糸受材と前記糸押圧材の相対回動を拘束し、両者間の間隔を変化させるようにのみ自在としたものである。そして、上記間隔調整具は、前記糸の直線性を変位させるものであり、前記糸保持具相互間に張った糸と前記基板との間隔を拡大できればよい。そのためには、前記基板内に埋設し、起倒自在としてもよいし、楔状のものを摺動自在としてもよい。
なお、ここで使用する糸としては、極細、中細を含む金属糸、複合メタル糸、ナイロン糸等の糸とすることができる。
請求項2にかかる鮎釣り仕掛け糸張り装置は、2つ以上に折り重ね自在な基板に、糸受材及び糸受材に対して相対回動を拘束し、両者間の押圧力(間隔)を変化させるようにのみ自在としてなる糸保持具からなる糸押圧材を複数配設し、摘み付きの調整螺子によって前記糸受材と前記糸押圧材との間の押圧力(間隔)を調整し、また、前記糸の直線性を変位させる間隔調整具によって前記糸保持具相互間に張った糸と前記基板との間隔を拡大するようにするものである。
ここで、上記2つ以上に折り重ね自在な基板とは、2つ折り以上に折り畳み自在であればよい。また、基板の接続手段としては、蝶番のほか、分離したものを挿着によって一体化される手段でもよい。上記基板の材料は、木材、竹材、合成樹脂、合板、アルミニウム等の金属とすることもできる。
また、上記糸保持具は、軟質または硬質の単独または2色成形の合成樹脂製とし、前記糸受材と前記糸押圧材のうちの一方に形成した円柱以外の形状に形成した嵌合凸部が、他方に形成した嵌合凹部に嵌り込み、両者間の相対回動を拘束し、両者間の間隔を変化させるようにのみ自在としたものである。ここで、前記糸受材と前記糸押圧材のうちの一方に形成した円柱以外の形状に形成した嵌合凸部と他方に形成した嵌合凹部とは、前記糸受材と前記糸押圧材の何れに前記嵌合凸部または前記嵌合凹部を設けても良い。しかし、前記糸受材側に前記嵌合凸部を設けると、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との間が開いても、両者間に糸が挟まれる確率は非常に少なくなる。
そして、上記調整螺子は、摘み付きの調整螺子によって前記糸受材と前記糸押圧材との間の押圧間隔を調整するものであり、摘みは合成樹脂であっても金属であってもよい。また、前記糸押圧材を押圧する部分を確保できれば、螺子を略L字状に折曲させたものとしてもよい。
更に、上記間隔調整具は、前記糸の直線性を変位させるものであり、前記糸保持具相互間に張った糸と前記基板との間隔を拡大できればよい。そのためには、前記基板内に埋設し、起倒自在としてもよいし、楔状のものを摺動自在としてもよい。
請求項3にかかる鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記2つ以上に折り重ね自在な基板は、木材板を蝶番で折り畳み自在としたもので、かつ、少なくとも直線状に延ばしたとき、その延ばした状態を維持できるようにロック・アンロック自在としたものである。木材板の使用により、金属糸を使用したときでも、人体の静電気が急激に対地間に流れる可能性がなくなり、また、機械的強度も、金属糸に比較して強くないので、前記基台に金属糸が擦れて切断することがない。この木材は、広葉樹、針葉樹の使用が可能であり、また、合板材としてもよいし、圧縮材としてもよい。
そして、蝶番は木材端部であれば、基板面であっても、基板面の端部であっても取り付け可能である。また、直線状に延ばしたとき、その延ばした状態を維持できるようにロックする手段は、直線状に延ばしたとき蝶番の動きを固定できればよいから、蝶番と一体に操作できるものでもよいし、基板の長さ方向に平行する棒材等の移動によってロックするものであってもよい。
請求項4にかかる鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記糸保持具は、合成樹脂製とし、前記糸受材と糸押圧材のうちの一方に形成した円柱以外の形状に形成した嵌合凸部が、他方に形成した嵌合凹部に嵌り込み、両者間の相対回動を拘束し、両者間の間隔のみを変化させるようにしたものであればよい。このとき、円柱以外の形状に形成した嵌合凸部とは、円柱であれば回動自在となるが、その回動を自在としない形状であればよい。
請求項5にかかる鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記調整螺子は、端部に摘みを一体成形した螺子とし、前記糸受材と前記糸押圧材との間の押圧間隔を前記糸受材または前記基材に埋設した雌螺子との間で螺合する構造としたものである。ここで、螺子端部の摘みは、合成樹脂で成形したもの、螺子端部をL字状に曲げたもの、螺子端部を変形させたものとすることができ、何れにせよ、前記糸押圧材を押圧する部分を確保できるものであればよい。
請求項6にかかる鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記間隔調整具は、前記糸保持具相互間にあって、前記基板から起倒自在としたものである。ここで、前記間隔調整具として、倒したとき前記基板内に埋設し、起立したとき前記基板から突出する構造であれば、折り畳んだときの容積を少なくすることができるが、必ずしも埋設しなくとも、対向側に窪みを設けることによっても同様に、折り畳んだときの容積を少なくすることができる。したがって、前記間隔調整具は、前記基板から起倒自在とするのが望ましい。
請求項7にかかる鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記間隔調整具は、前記糸保持具相互間にあって、前記基板に配設し、略楔状板材を摺動自在としたものである。ここで、摺動自在とした前記間隔調整具は、前記糸の直線性を変位させるものであるから、摺動に伴い前記基板と前記糸との間隔が拡大できる構造であれば、楔状に限定されるものではない。
請求項8にかかる鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記間隔調整具の上面側の端部にガイド凹部及び当該ガイド凹部に針端を配設したものであるから、編み付けの開始時に金属糸等の糸とジョインター糸、編み付け目印糸等の編み付ける糸との滑りをなくし、安定した取り付けを行うことができる。針端を配設したガイド凹部は、ガイド凹部が糸の移動を拘束し、針端がジョインター糸、編み付け目印糸等の滑りを防止するものであり、別部品でこの機能を持たせてもよい。
請求項9にかかる鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記糸保持具は、弾性体によって前記糸保持具相互間の距離を拡げる方向に弾性を付与するものである。ここで、弾性体によって糸保持具相互間の距離を拡げる方向に弾性を付与する糸保持具は、全糸保持具がその機能を有していてもよいし、両端を止める糸保持具のみ、または、水中糸を掛ける位置のみとすることができる。
請求項10にかかる鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記糸保持具は、糸受材側と糸押圧材側とが弾接される合成樹脂で形成したクリップとすることができる。このクリップは、糸を挟持できるものであればよい。
請求項1の鮎釣り仕掛け糸張り装置は、2つ以上に折り重ね自在な基板に複数個配設した糸受材及び該糸受材に対向して両者間の相対回動を拘束し、両者間の間隔を変化させるようにのみ自在としてなる糸押圧材からなる糸保持具を具備し、間隔調整具によって前記糸保持具相互間に張った糸と前記基板との間隔を拡大するように前記糸に当接して、前記糸の直線性を変位させるものである。
したがって、2つ以上に折り重ね自在な基板を用いているから、使用状態の大きさに比較して2分の1以下の大きさとして格納することができる。複数個配設してなる糸受材及び糸押圧材からなる糸保持具は、該糸受材に対向して両者間の相対回動を拘束し、両者間の押圧力を変化させるようにのみ自在としており、その間に挟まれる糸に部分的な捩れを与えないから、挟まれた糸に歪を与えることがなく、断線しにくくなる。また、間隔調整具によって前記糸保持具相互間に張った糸と前記基板との間隔を拡大するように前記糸に当接して、前記糸の直線性を変位させることができ、前記糸にジョインターの編み付けを行う場合、目印を編み付ける場合、その糸張りの作業性をよくすることができる。
請求項2の鮎釣り仕掛け糸張り装置は、2つ以上に折り重ね自在な基板に複数個配設した糸受材及び該糸受材に対向して両者間の相対回動を拘束し、両者間の間隔を変化させるようにのみ自在としてなる糸押圧材からなる糸保持具と、前記糸受材と前記糸押圧材との間の押圧間隔を調整する摘み付きの調整螺子とを具備し、間隔調整具によって前記糸保持具相互間に張った糸と前記基板との間隔を拡大するように前記糸に当接して、前記糸の直線性を変位させるものである。
したがって、2つ以上に折り重ね自在な基板を用いているから、使用状態の大きさに比較して2分の1以下の大きさとして格納することができる。複数個配設してなる糸受材及び糸押圧材からなる糸保持具は、該糸受材に対向して両者間の相対回動を拘束し、両者間の押圧力を変化させるようにのみ自在としており、その間に挟まれる糸に部分的な捩れを与えないから、挟まれた糸に歪を与えることがなく、断線しにくい。また、間隔調整具によって前記糸保持具相互間に張った糸と前記基板との間隔を拡大するように前記糸に当接して、前記糸の直線性を変位させることができ、前記糸にジョインターの編み付けを行なう場合、目印を編み付ける場合、その作業性をよくすることができる。
請求項3の鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記2つ以上に折り重ね自在な基板は、木材板を蝶番で折り畳み自在とし、かつ、少なくとも直線状に延ばしたとき、その延ばした状態を維持できるようにロック自在としたものであるから、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、蝶番によって折り畳み及び引き伸ばしが自在となり、また、作業を行う引き伸ばし状態で固定できるから、その取り扱いが容易であり、かつ、編み付け等の糸張りの作業性がよくなる。
請求項4の鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記糸保持具は、合成樹脂製とし、前記糸受材と前記糸押圧材のうちの一方に形成した円柱以外の形状に形成した嵌合凸部が、他方に形成した嵌合凹部に嵌り込み、両者間の相対回動を拘束し、両者間の押圧力(間隔)を変化させるようにのみ自在としたものであるから、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の効果に加えて、前記糸受材と前記糸押圧材との間で前記糸が捩られることなく押圧され、移動を防止できるから、前記糸に歪を与えることなく固定でき、糸が切れ易くなることがない。
請求項5の鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記調整螺子は、端部に摘みを一体成形した螺子とし、前記糸受材と前記糸押圧材との間の押圧間隔を前記糸受材または前記基材に埋設した雌螺子との間で螺合する構造としたものであるから、請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の効果に加えて、前記糸受材と前記糸押圧材との間の押圧間隔を前記糸受材または前記基材に埋設した雌螺子との間で螺合する構造としたものであるから、摘みの廻転によって微妙な押圧力を付与することができる。特に、前記糸受材または前記基材に埋設した雌螺子との間で螺合する構造としたものでは、前記糸保持具の位置の変更に際しても、前記糸保持具の設定が容易になる。
請求項6の鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記間隔調整具は、前記糸保持具相互間にあって、前記基板に起倒自在に設けたものであるから、請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の効果に加えて、前記基板に設けて起倒自在としたものであるから、使用しないときにコンパクトに収納され、使用する際には、前記基板の面との距離を必要に応じて離間させることができ、その作業性を良くすることができる。
請求項7の鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記間隔調整具は、前記糸保持具相互間にあって、前記基板に配設し、楔状のものを摺動自在としたものであるから、請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の効果に加えて、摺動距離によって任意の高さを得ることができる。したがって、作業性及び糸の張力を考慮して、前記基板の面との距離を決定できる。
請求項8の鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記間隔調整具は、その上面側の端部にガイド凹部及び当該ガイド凹部に針端を配設したものであるから、請求項6または請求項7に記載の効果に加えて、ジョインター糸、編み付け目印糸等の編み付け基準位置を安定化させることができ、作業性が良くなる。
請求項9の鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記糸保持具は、弾性体によって前記糸保持具相互間の距離を拡げる方向に弾性を付与したものでは、請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の効果に加えて、前記糸保持具相互間の糸の張力を大きくすることなく、前記基板の面と糸との距離を決定でき、その断線を回避させることができる。
請求項10の鮎釣り仕掛け糸張り装置において、前記糸保持具は、糸受材側と糸押圧材側とが弾接される合成樹脂で形成したクリップとしたものであるから、請求項1、請求項3、請求項6乃至請求項8の何れか1つに記載の効果に加えて、クリップによる押圧力を所定の力にすることにより、糸の張力を小さくすることができ、糸の寿命に影響のない処理が可能である。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態において、図中、同一記号及び同一符号は、同一または相当する機能部分であるから、ここでは重複する説明を省略する。
図1は本発明の実施の形態を説明するための一般的仕掛けの説明図である。また、図2は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置を説明するための斜視図である。図3は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置の糸保持具及び調整螺子を説明するための要部断面図である。図4は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置の間隔調整具の側面から見た要部断面図、図5は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置の間隔調整具の右側正面から見た要部断面図である。図6は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置の蝶番の要部の平面図、図7は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置の蝶番の要部の斜視図である。図8は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置の構成を示す平面図、図9は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置の実施物の縦横比の構成を示す平面図、図10は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置を説明するため糸を張った斜視図である。図11乃至図13は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置の糸の長さを設定する事例を示す平面図である。図14は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置の金属糸の切断を説明する要部斜視図、図15は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置のジョインターを編み付ける要部斜視図である。図16は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置で編み付けたジョインターの斜視図、図17は本発明の実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置で編み付けた編み付け目印の斜視図である。
図1において、鮎竿Aは鮎釣用で、その先端には0.8〜2号のナイロン糸からなる天井糸Bが接続されている。天井糸Bは固定または長さ調節自在となっており、リリアンCを介して0.5号程度のナイロン糸からなる付け糸Dが繋がれている。普通、付け糸Dの両端は、チチワ止めされている。付け糸Dの下端は0.05〜0.15号程度の極細の金属糸、複合メタル糸、ナイロン糸等の糸からなる水中糸Fに編み付けられたジョインターEに対してチチワ止めにより接続されている。金属糸からなる水中糸Fの他端も水中糸Fに編み付けられたジョインターGに対してチチワ止めIにより、0.3〜0.4号程度の付け糸Hが接続されている。付け糸Hはナイロン糸Kを基に形成された鼻カン周り仕掛け部Nとしての鼻カンJ、逆針L、掛け針Mに接続されている。
図2において、2つ以上に折り重ね自在としての2つ折り自在な基板10は、2枚の略長方形の板材からなる板部11及び板部12からなり、全長150〜200cm程度の長さで、特に、全長160〜180cm程度が好適である。この実施の形態では、基板10として、2枚の略長方形の板材からなる板部11及び板部12から構成したが、3分割、4分割した形態とすることができ、少なくとも、1/2分割できるように、2つ折りした基板10はコンパクト化できる。しかし、コンパクト化を無視すれば、2つ折り自在な基板10を2つ折りできない基板10とすることができる。
また、図2及び図3に示すように、糸保持具20(20A〜20Fは共通)は、基板10に対し本実施の形態では6個配設(3個以上配置するものであればよい)し、糸受材21及び糸受材21に対向して両者間の相対回動を拘束し、両者間の間隔を変化させるようにのみ自在とする糸押圧材22からなるものである。そして、糸受材21と糸押圧材22との間の押圧間隔を調整する調整螺子30は、螺子31に摘み32を配設した構造となっている。螺子31は基板10に穿設した貫通孔14に裏面側から圧入した雌螺子33に螺合するもので、摘み32を回転させることにより、螺子31が雌螺子33と螺合し、雌螺子33を引き寄せるから、雌螺子33が安定した位置に引き込まれる。
具体的には、糸保持具20の糸受材21は、基板10に対し固定する複数の突起21aと、その上部に突出させた嵌合凸部21b、中央に穿設した貫通孔21cを糸受材本体21dに形成している。同様に、糸保持具20の糸押圧材22は、基板10に対し固定された糸受材本体21dの嵌合凸部21bと嵌合する嵌合凹部22aが下面側に形成され、中央に穿設した貫通孔22bを糸押圧材本体22cに形成している。
螺子31は基板10に穿設した貫通孔14に裏面側から圧入した雌螺子33に螺合するもので、摘み32を回転させることにより、螺子31が雌螺子33と螺合し、雌螺子33を引き寄せるから、雌螺子33が安定した位置となる。同時に、糸保持具20の糸受材21に設けられた複数の突起21aは、基板10に減り込ませることになり、糸受材21も安定した位置となる。
なお、組み付け時には、雌螺子33は基板10に穿設した貫通孔14に裏面側から圧入し、また、糸受材21にも受けられた複数の突起21aも基板10に圧入される。
嵌合凸部21bと嵌合する嵌合凹部22aは、平面の角を面取りした略長方形形状を呈しており、嵌合状態でがたつきが生じないようにし、当然、貫通孔21c及び貫通孔22bを中心軸として相対回動できない構造である。しかし、糸保持具20の糸受材21の糸受材本体21dの上面と、糸押圧材22の糸押圧材本体22cの下面との間は、糸押圧材本体22cの自重で接触し、その間の離間は自在であり、調整螺子30によって、糸受材21と糸押圧材22との間の押圧間隔、押圧力が調整自在である。即ち、調整螺子30は、端部に摘み32を一体成形した螺子からなる螺子31と摘み32の下面に形成した押圧面32aから構成されている。したがって、調整螺子30の摘み31を回動することにより、押圧面32aが糸受材21と糸押圧材22との間の押圧力(間隔)を調整することができる。
ここで、糸保持具20の嵌合凸部21bを嵌合する嵌合凹部22aは、通常、糸保持具20は合成樹脂製とし、糸受材21と糸押圧材22のうちの一方に形成した円柱以外の形状に形成した嵌合凸部としての嵌合凸部21bが、他方に形成した嵌合凹部22aに嵌り込み、両者間の相対回動を拘束し、両者間の間隔を変化させるようにのみ自在とした構成とするものである。ここで、嵌合凸部21bが円柱以外の形状に形成することになるが、基本的形状が円柱でも、その一部に突条または凹溝を形成し、それによって回転を防止する構造とすることもできる。この構造についても、ここでは円柱以外の形状とするものである。
図4及び図5に示すように、基板10の嵌合孔15に配設した間隔調整具50は、糸保持具20相互間に張ったジョインターを設ける水中糸Fとしての金属糸60と基板10の面との間隔を拡大させ、作業性を確保するように金属糸60に当接して、金属糸60の直線性を変位させるものである。
具体的には、基板10に略直方体状の嵌合孔15を形成し、そこに回動自在に軸51で軸支した略直方体形状で自由端側の厚みを薄くした起倒子55を配設している。起倒子55の軸51には、経年変化によって起倒動作の接触抵抗の一定化及び安定した起立状態の確保からコイルスプリング52によって弾接させ、安定した起立状態を確保するものである。また、起倒子55の自由端側には、基板10の長さ方向に対してその直角方向にU字状、コ字状の切り欠きからなるガイド凹部53が形成されている。そのガイド凹部53の中央には針端54が起倒子55の自由端から食み出さない程度の高さに配設されている。
図6及び図7に示すように、2つ以上に折り重ね自在な基板10は、2枚の略長方形の板材からなる板部11と板部12からなり、両者は基板10の裏面に配設された蝶番70によって接続されて、2つ折り自在になっている。また、蝶番70の付近には、蝶番70の機能を停止させるストッパー75が配設されている。このストッパー75は、2つ折り自在な板部11と板部12からなる基板10が、板部11と板部12を直線状態に広げた状態を維持させるものである。蝶番70及びストッパー75は、公知のものの使用が可能である。
なお、図2の板部12の側部に配設されている糸巻部18は、付け糸Dを巻いておくのに使用されるものであり、本実施の形態において必ずしも必要となるものではない。
図8乃至図13に示すように、板部11と板部12からなる基板10には、金属糸用取付部として金属糸60を張る3個の糸保持具20が、糸保持具20A、糸保持具20B、糸保持具20Cとして配設されている。糸保持具20A、糸保持具20B、糸保持具20Cは基本的構造を上記図3に示した糸保持具20の構造と同一のものである。
本実施の形態の糸保持具20A、糸保持具20B、糸保持具20Cは、金属糸60を糸保持具20Aから糸保持具20Bを経て糸保持具20Cに接続したとき約3mになり、また、糸保持具20Bを糸保持具20B1の位置まで移動させ、金属糸60を糸保持具20Aから糸保持具20B1に2回繰り返し、そして、糸保持具20Cに接続したとき約4mになるように位置決めされている。本実施の形態の糸保持具20Aと糸保持具20Cは、取り付け作業性の観点から位置をずらせて取り付けているが、糸保持具20Aと糸保持具20Cを隣接配置してもよい。
糸保持具20Aと糸保持具20Cとの付近にある基板10の幅方向に設けている溝は、切断溝16及び切断溝17で、金属糸60の端部長さを決定するものであり、後述する付け糸Dとなるナイロン糸80の端部長さを決定するものである。正確さを必要とするものではないが、切断溝16または切断溝17は、鋏の片刃を溝に入れて切断すると、正確な切断が可能となる。
糸保持具20Bと糸保持具20Cとの間には、張設した金属糸60が通過する位置に起倒子55、即ち、間隔調整具50が配置されている。好ましくは、糸保持具20Bと糸保持具20Aとの間に張設した金属糸60も通過する位置に起倒子55を配置するのが望ましい。起倒子55の位置は、糸保持具20Aと糸保持具20B、糸保持具20Bと糸保持具20Cの中央が、均等に金属糸60に張力を付与でき、一方のみ張力を大きくしないことが望ましい。しかし、起倒子55は、基板10の面と金属糸60との距離を、高々5cm程度設けるものであるから、起倒子55の位置が糸保持具20Aまたは糸保持具20C寄りでも、糸保持具20B寄りでも、殆ど張力の影響がないことが発明者によって確認されている。
基板10に形成されている基板10の長さ方向に長い窪みからなる糸保持孔10aは、金属糸60またはナイロン糸80を摘み上げるのに使用する凹部であり、必要に応じて、金属糸60またはナイロン糸80の下部に必要数配設される。
なお、基板10に対する糸保持具20Bの位置は、基板10に取り付ける貫通孔14の位置を変更することによって、鮎釣り仕掛けの糸長を変更することができる。図11が金属線60が2mであったものを、図12が金属線60が3mに変更し、図13が金属線60が4mに変更したものである。ナイロン糸80についても同様である。このように、糸保持具20Bは糸保持具20として共通の構造のものを使用しているので、貫通孔及び雌螺子33を設けておくだけで、金属糸60、ナイロン糸80を任意の長さとすることができる。
本実施の形態の鮎釣り仕掛け糸張り装置においては、ナイロン糸80は糸保持具20D、糸保持具20E、糸保持具20F側に設定される。糸保持具20D、糸保持具20E、糸保持具20Fの各々の構成は糸保持具20と相違するものではない。
次に、本実施の形態の鮎釣り仕掛け糸張り装置を使用したジョインターE、Gの編み付け等の糸張りについて説明する。
まず、糸保持具20D、糸保持具20E、糸保持具20Fの調整螺子30を緩めて、ナイロン糸80を糸保持具20Dから糸保持具20E、そして、糸保持具20Fの順で固定する。このとき、糸保持具20Dに取り付けたナイロン糸80の端部は、切断溝16に位置するように設定される。図示しない糸巻きから繰り出されたナイロン糸80は、糸保持具20Fで固定した後、切断溝17まで引き伸ばし繰り出した後、ナイロン糸80の端部を鋏等で切断する(図14参照)。
そして、糸保持具20A、糸保持具20B、糸保持具20Cの調整螺子30を緩めて、例えば、極細の金属糸60を糸保持具20Aから糸保持具20B、そして、糸保持具20Cの順で固定する。このとき、糸保持具20Aに取り付けた金属糸60の端部は、切断溝17に位置するように設定される。また、糸巻きから繰り出された金属糸60は、糸保持具20Cで固定した後、切断溝16まで繰り出した後、金属糸60の端部を切断する。図14は金属糸60の切断を示すものである。
次に、起倒子55を軸51を中心に90度以上回動させて、ガイド凹部53に糸保持具20Bと糸保持具20Cの間に張った金属糸60を入れたまま起立状態とする。起倒子55の起立によって基板10の上面と金属糸60との間に4〜6cm程度の間隔が形成される。起倒子55は軸51を中心に90度以上回動させているので、その死点を通過しており、容易に転倒することがない。
ここで、ガイド凹部53の中央には針端54と金属糸60とをジョインター糸90で結び、その後、所定の距離まで金属糸60とジョインター糸90を三つ編みとして編み付けジョインター基部91を形成する。なお、図15はジョインターの編み付け状態を示すものである。所定の長さまで、編み付けたら、そこで再度、金属糸60をジョインター糸90で結び、その後、ジョインター糸90の端部を撚り合わせて(綯って)、その最端部を再度撚りが戻らないように結びジョインター接続部92を形成する。そこで、編み付けたジョインター基部91を金属糸60の糸保持具20C側に移動させ、そして、糸保持具20Cによる金属糸60の拘束を解いて、その端部をフリーにした後、ジョインター基部91を金属糸60の端部付近に移動させ、再度、糸保持具20Cで金属糸60を拘束する。この状態で、図16に示すように、起倒子55のガイド凹部53から金属糸60を外しておき、接着剤を用いて金属糸60とジョインター基部91を接合させる。
次に、起倒子55を倒し、そのガイド凹部53に糸保持具20Aと糸保持具20Bの間に張った金属糸60を入れたまま90度以上回動させて起立状態とする。前者同様、起倒子55の起立によって基板10の上面と金属糸60との間に4〜6cm程度の間隔が形成される。起倒子55は軸51を中心に90度以上回動させているので、死点を通過しており、容易に転倒することがない。
前者同様に、ガイド凹部53の中央には針端54と糸保持具20Aと糸保持具20Bの間の金属糸60とをジョインター糸90で結び、その後、所定の距離まで金属糸60とジョインター糸90を三つ編みとして編み付ける。所定の長さまで、編み付けたら、そこで再度、金属糸60をジョインター糸90で結び、その後、ジョインター糸90の端部を撚り合わせて(綯って)、その最端部を再度撚りが戻らないように結び、それをジョインター接続部92とする。そこで、編み付けたジョインター基部91を金属糸60の糸保持具20A側に移動させ、そして、糸保持具20Cによる金属糸60の拘束を解いて、その金属糸60の端部をフリーにした後、ジョインター基部91を金属糸60の端部付近に移動させ、再度、糸保持具20Aで金属糸60を拘束する。この状態で、起倒子55のガイド凹部53から金属糸60を外し、接着剤を用いて金属糸60とジョインター基部91を接合させる。
次に、糸保持具20C側の金属糸60に接続したジョインター基部91から延長しているジョインター接続部92を、糸保持具20D、糸保持具20E、糸保持具20Fに掛けたナイロン糸80の端部に対してチチワ止めにより、0.3〜0.4号程度の付け糸Dが接続される。この付け糸Dの他端には、鼻カン周り仕掛け部Nとしての鼻カンJ、逆針L、掛け針Mに接続されたナイロン糸Kが接続される。
また、目印を金属糸60に取り付ける場合には、次のように行われる。通常、金属糸60の両端に2個のジョインターE、Gが接続された状態で取り付けられる。
図17に示すように、ガイド凹部53の中央には針端54と糸保持具20Aと糸保持具20Bの間の金属糸60とを編み付け目印糸100で結び、その後、所定の短い距離まで金属糸60と編み付け目印糸100を三つ編みとして編み付けるか、複数回結び込む。所定の長さまで、編み付けたら再度、金属糸60を編み付け目印糸100で結び、または複数回結び込んだら、その最端部を再度撚りが戻らないように結び、それによって目印100Aの接続部を形成する。
そして、ガイド凹部53の針端54と糸保持具20Aと糸保持具20Bの間の金属糸60とを編み付け目印糸100で結んだ位置を針端54から外し、目印100Aの接続部を移動させる。再度他の色を用いて、ガイド凹部53の中央の針端54と糸保持具20Aと糸保持具20Bの間の金属糸60とを編み付け、当該色の目印糸100で結び、その後、所定の短い距離まで金属糸60と編み付け目印糸100を三つ編みとして編み付けるか、複数回結び込む。所定の長さまで、編み付けたら再度、金属糸60を編み付け目印糸100で結び、または複数回結び込んだら、その最端部を再度撚りが戻らないように結び、それによって目印100Bの接続部を形成する。
同様に、他の目印糸100を金属糸60に取り付ける場合、ガイド凹部53の針端54と糸保持具20Aと糸保持具20Bの間の金属糸60とを該当する色の編み付け目印糸100で結び、その後、所定の短い距離まで金属糸60と編み付け目印糸100を三つ編みとして編み付けるか、または複数回結び込む。所定の長さまで、編み付けたら再度、金属糸60を編み付け目印糸100で結ぶか、その間、複数回結び込んだら、その最端部を再度撚りが戻らないように結び、それによって目印100Cの接続部を形成する。以下、同様に、異種の色の編み付け目印糸100によって目印を付けることができる。なお、この目印100A,100B,100C,100Dは、釣人個人の特性によって、任意の位置に移動させられる。
このようにして、金属糸60に目印100A,100B,100C,100Dを付与することができ、釣り人によって、目印100A,100B,100C,100Dを接着剤で特定の位置に固定する場合もある。
ところで、本実施の形態の鮎釣り仕掛け糸張り装置においては、2つ折り以上に折り畳み自在となった折り重ね自在な基板10と、基板10に複数個(2個以上)配設した糸受材21及び糸受材21に対向して両者間の相対回動を拘束し、両者間の押圧力を変化させるようにのみ自在としてなる糸押圧材22からなる糸保持具20と、糸受材21と糸押圧材22との間の押圧力を調整する摘み付きの調整螺子30と、糸保持具20相互間に張った金属糸60と基板10との間隔を広めるように金属糸60に当接して、金属糸60の直線性を変位させる間隔調整具50を具備するものである。
したがって、2つ以上に折り重ね自在な基板10を用いているから、使用状態の大きさに比較して2分の1以下の大きさとして格納することができる。複数個配設してなる糸受材21及び糸押圧材22からなる糸保持具20は、糸受材21に対向して両者間の相対回動を拘束し、両者間の押圧力(間隔)を変化させるようにのみ自在としており、その間に挟まれる金属糸60等の糸に部分的な捩れを与えないから、挟まれた金属糸60等の糸に歪を与えることがなく、断線しにくくなる。また、間隔調整具50によって糸保持具20相互間に張った金属糸60等の糸と基板10との間隔を拡大するように金属糸60等の糸に当接して、金属糸60等の糸の直線性を変位させることができ、金属糸60等の糸にジョインターE,Gの編み付けを行う場合、目印100A〜100Dを編み付ける場合、その作業性をよくすることができる。
また、2つ折り以上に折り畳み自在な基板10は、木材板を蝶番70で折り畳み自在として形成し、かつ、少なくとも直線状に延ばしたとき、その延ばした状態を維持できるようにストッパー75でロック自在としたものである。したがって、蝶番70によって折り畳み及び引き伸ばしが自在となり、また、作業を行う引き伸ばし状態でストッパー75で固定できるから、その取り扱いが容易であり、かつ、編み付け等の糸張りの作業性がよくなる。
そして、糸保持具20を合成樹脂製とし、糸受材21と糸押圧材22のうちの一方に形成した円柱以外の形状に形成した嵌合凸部21bが、他方に形成した嵌合凹部22aに嵌り込み、両者間の相対回動を拘束し、両者間の間隔のみを変化自在としたものである。したがって、糸受材21と糸押圧材22との間で金属糸60等の糸が捩られることなく押圧され、移動を防止できるから、金属糸60等の糸に歪を与えることなく固定でき、糸が切れ易くなることがない。嵌合凸部21bと嵌合凹部22aの配設は、間隔が開くものでないから、糸受材21と糸押圧材22のいずれであってもよい。
更に、調整螺子30は、端部に摘み32を一体成形した螺子31とし、糸受材21と糸押圧材22との間の押圧力を糸受材21または基材10に埋設した雌螺子33との間で調節する構造としたものであるから、糸受材21と糸押圧材22との間の押圧間隔を糸受材21または基材10に埋設した雌螺子33との間で螺合する構造としたものであるから、摘み32の廻転によって微妙な押圧力を付与することができる。特に、糸受材21または基材10に埋設した雌螺子33との間で螺合する構造としたものでは、糸保持具20の位置の変更に際しても、糸保持具20の設定が容易になる。
更にまた、間隔調整具50は、糸保持具20相互間にあって、基板10から起倒自在としたものであるから、基板10に設けて起倒自在としたものであるから、使用しないときにコンパクトに収納され、使用する際には、基板10の面との距離を必要に応じて離間させることができ、その作業性を良くすることができる。
間隔調整具50は、その上面側の端部にガイド凹部53及びガイド凹部53に針端54を配設したものであるから、針端54が移動止めとなり、かつ、ガイド凹部53が糸の逃げを防止できるから、ジョインター糸90、編み付け目印糸100等の編み付け基準位置を安定化させることができ、作業性が良くなる。
[実施の形態2]
ところで、上記実施の形態の糸保持具20は、基板10に複数個配設した糸受材21及び糸受材21に対向して両者間の相対回動を拘束し、両者間の押圧力を変化させるようにのみ自在としてなる糸押圧材22からなり、更に、糸受材21と糸押圧材22との間の押圧力を調整する摘み付きの調整螺子30を必要とするものであるが、図18のように実施することもできる。
図18は本発明の実施の形態2の鮎釣り仕掛け糸張り装置の糸保持具を説明するための要部断面図である。
2つ折り以上に折り畳み自在、または複数枚に端部を接続する基板10は、上記実施の形態と同様であり、底にはクリップ200が螺子201で止められている。クリップ200は、基板10に配設する糸受材221と、その糸受材221に対向し、その糸受材221に対して両者間の相対回動を拘束する連結部230で弾接され、両者間の押圧力を変化させるようにのみ自在とした糸押圧材222からなる糸保持具20を構成している。
更に詳しくは、糸受材221には糸、例えば、金属糸60を通す凹部226が形成されていて、糸押圧材222の凸部227が当接するようになっている。望ましくは、凸部227の表面には軟質合成樹脂の2色成形によって、凹部226と凸部227とが弾接するような構成がよい。糸受材221側には、係合凸部223が形成されていて、糸押圧材222の押圧により、糸押圧材222側の係止片225が係合する。また、解除片224を上昇させることにより、糸押圧材222側の係止片225との係合が解かれる。
連結部230は、糸受材221側と糸押圧材222側とが、相対回動を禁止し、両者間に挟まれる糸の径に応じて押圧力を変化させるようにのみ弾接させるものである。したがって、クリップ200は、糸受材221側と糸押圧材222側とが弾接されているから、基板10に複数個配設した糸受材221及び糸受材221に対向し、その糸受材221に対して両者間の相対回動を拘束し、両者間の押圧力を変化させるようにのみ自在としてなる糸押圧材222からなる糸保持具20を構成している。
即ち、本実施の形態2の鮎釣り仕掛け糸張り装置においては、2つ折り以上に折り畳み自在な基板10と、基板10に複数個配設した糸受材221及び糸受材221に対向し、糸受材221に対して両者間の相対回動を拘束し、両者間の押圧力を変化させるようにのみ自在としてなる糸押圧材222からなる糸保持具20と、糸保持具20相互間に張った金属糸60と基板10との間隔を広めるように金属糸60に当接して、金属糸60の直線性を変位させる間隔調整具50を具備するものである。
したがって、2つ折り以上に折り畳み自在な基板10を用いているから、使用状態の大きさに比較して2分の1以下の大きさとして格納することができる。複数個配設してなる糸受材221及び糸押圧材222からなる糸保持具20は、糸受材221に対向して両者間の相対回動を拘束し、両者間の押圧力(間隔)を変化させるようにのみ自在としており、その間に挟まれる金属糸60等の糸に部分的な捩れを与えないから、挟まれた金属糸60等の糸に歪を与えることがなく、断線しにくくなる。また、特定の弾性力で糸を保持でき、かつ、所定以上の張力が加わると、糸がその張力方向に移動自在となり、糸に加わる負担を軽減することができる。そして、間隔調整具50によって糸保持具20相互間に張った金属糸60等の糸と基板10との間隔を拡大するように金属糸60等の糸に当接して、金属糸60等の糸の直線性を変位させることができ、金属糸60等の糸にジョインターE,Gの編み付けを行なう場合、目印100A〜100Dを編み付ける場合、その糸張りの作業性をよくすることができる。
本実施の形態では、糸保持具20A、20C、20D、20Fをクリップ200とし、糸保持具20B、20Eは、実施の形態1の糸保持具20が使用できる。また、糸保持具20B、20Eを挟み込みしないものとすることもできる。逆に、糸保持具20B、20E側も、クリップ200とし、1対のクリップ200によって往復路を形成してもよい。何れにせよ、クリップ200は、金属糸60またはナイロン糸80の一方または両端の糸保持具20として使用することができる。
[実施の形態3]
本実施の形態1、本実施の形態2の鮎釣り仕掛け糸張り装置においては、糸保持具20相互間に張った金属糸60と基板10との間隔を拡大するように金属糸60に当接して、金属糸60の直線性を変位させる間隔調整具50が、糸保持具20相互間にあって、基板10に起倒自在に設けたものであるが、図19のように実施することもできる。
図19は本発明の実施の形態3の鮎釣り仕掛け糸張り装置の間隔調整具を説明するための要部斜視図である。
基台10には、その幅方向に直角にまたは所定の角度で、案内溝310が形成される。案内溝310には、全体が略楔状の間隔調整具50を配設して、間隔調整具50が案内溝310を摺動自在となっている。間隔調整具50の案内溝310対向する反対側の辺には、複数のガイド凹部53-1,53-2,53-3,53-4を設け、そこに針端54-1,54-2,54-3,54-4が配設されている。
このように構成することにより、間隔調整具50を案内溝300に摺動させ、その摺動距離によって任意の高さを得ることができ、作業性及び糸の張力を考慮して、基板10の面との距離を任意に決定できる。ここで、間隔調整具50は、例えば、糸保持具20Aと20Bとの相互間にあって、基板10に対して摺動自在に配設した略楔状の板材としたものである。
[実施の形態4]
上記実施の形態1の鮎釣り仕掛け糸張り装置においては、糸保持具20が糸受材21と糸押圧材22のうちの一方に形成した円柱以外の形状に形成した嵌合凸部21bが、他方に形成した嵌合凹部22aに嵌り込み、両者間の相対回動を拘束し、両者間の押圧力(間隔)を変化させるようにのみ自在としたものであるから、糸を保持した状態では、その張力が大きいとき、糸受材21と糸押圧材22の押圧力が強いと、切断する可能性がある。そこで、糸保持具20に対して弾性体によって相互間の距離を拡げる方向に弾性を付与すると、糸に無理な張力が加わらなくなる。このとき、糸保持具20の糸受材21に受けられた複数の突起21aはなくし、基台10との間の摺動を自在とする必要がある。
以上、各実施の形態は、鼻カン周り仕掛け部N、付け糸H、水中糸F、天井糸Bを接続するために使用する鮎釣り仕掛け糸張り装置である。特に、水中糸Fにおいては水の抵抗を少なくし、おとり鮎の泳ぎを良くするために、使用される極細金属糸60に好適である。特に、鮎釣りの仕掛け作りの際、極細金属糸60とナイロン糸80とを接続する際、極細金属糸60、ナイロン糸80等に損傷を与えることなく接続でき、また、必要に応じて目印糸100、ジョインター糸90も編み込むことができ、かつ、その作業性を向上させることができる。具体的には、鮎釣りの仕掛けで、編み付け等の糸張り作業の際、例えば、金属糸60、複合メタル糸、ナイロン糸80等に張力を付与し、その編み付け等の糸張りの作業性を向上させることができるものである。
また、市販のジョインターE,Gを購入し、極細金属糸60に取り付けることもできるが、それでは、自分の好みに合ったジョインターE,Gとすることができない。本実施の形態では、自分で編み付けができるので、自分の好みに合ったジョインターE,Gを編み込むことができる。
そして、調整螺子の取り付け位置の移動により、数種類の糸の長さを選ぶことができ、場所を取らずに家の中において簡単に仕掛け糸全体を容易に作ることができる。上記実施の形態では、基板10に複数穿設した貫通孔14に螺子31を取り付けるものであるが、基板10の長さ方向の長穴を複数列形成し、そこを糸保持具20を移動(摺動)自在とし、特定の箇所で糸保持具20を固定できるようにすれば、金属糸60、複合メタル糸、ナイロン糸80等を任意の糸長とすることができる。殊に、極細金属糸を糸保持具20で挟むことにより水中糸Fにおいては、ジョインターE,Gを接続し、そのジョインターE,Gを介してナイロン糸80からなる付け糸Hと鼻カン周り仕掛け部N、ナイロン糸80からなる付け糸D、天井糸B等を接続することができる。
図1は本発明の実施の形態1を説明するための一般的仕掛けの説明図である。 図2は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置を説明するための斜視図である。 図3は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置の糸保持具及び調整螺子を説明するための要部断面図である。 図4は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置の間隔調整具の側面から見た要部断面図である。 図5は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置の間隔調整具の正面から見た要部断面図である。 図6は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置の蝶番の要部の平面図である。 図7は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置の蝶番の要部の斜視図である。 図8は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置の構成を示す平面図である。 図9は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置の実施物の縦横比の構成を示す平面図である。 図10は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置を説明するため糸を張った斜視図である。 図11は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置の糸の長さを設定する事例を示す平面図である。 図12は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置の糸の長さを設定する他の事例を示す平面図である。 図13は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置の糸の長さを設定する他の事例を示す平面図である。 図14は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置の金属糸の切断を説明する要部斜視図である。 図15は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置のジョインターを編み付ける要部斜視図である。 図16は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置で編み付けたジョインターの斜視図である。 図17は本発明の実施の形態1における鮎釣り仕掛け糸張り装置で編み付けた編み付け目印の斜視図である。 図18は本発明の実施の形態2における鮎釣り仕掛け糸張り装置の糸保持具を説明するための要部断面図である。 図19は本発明の実施の形態3における鮎釣り仕掛け糸張り装置の間隔調整具を説明するための要部斜視図である。
符号の説明
10 基板
11,12 板部
20(20A〜20F) 糸保持具
21 糸受材
22 糸押圧材
30 調整螺子
31 螺子
32 摘み
50 間隔調整具
53 ガイド凹部
54 針端
55 起倒子
60 金属糸
90 ジョインター糸
91 ジョインター基部
92 ジョインター接続部
100 編み付け目印糸
E,G ジョインター
F 水中糸
100A〜100D 目印
200 クリップ

Claims (10)

  1. 2つ以上に折り重ね自在な基板と、
    前記基板に複数個配設した糸受材及び該糸受材に対向し、前記糸受材に対して両者間の相対回動を拘束し、押圧力を付与する糸押圧材からなる糸保持具と、
    前記糸保持具相互間に張った糸と前記基板との間隔を広めるように前記糸に当接して、前記糸の直線性を変位させる間隔調整具と
    を具備することを特徴とする鮎釣り仕掛け糸張り装置。
  2. 2つ以上に折り重ね自在な基板と、
    前記基板に複数個配設した糸受材及び該糸受材に対向し、前記糸受材に対して両者間の相対回動を拘束し、押圧力を付与する糸押圧材からなる糸保持具と、
    前記糸受材と前記糸押圧材との間の押圧力を調整する摘み付きの調整螺子と、
    前記糸保持具相互間に張った糸と前記基板との間隔を広めるように前記糸に当接して、前記糸の直線性を変位させる間隔調整具と
    を具備することを特徴とする鮎釣り仕掛け糸張り装置。
  3. 前記折り重ね自在な基板は、木材板を蝶番で折り畳み自在とし、かつ、少なくとも直線状に延ばしたとき、その延ばした状態を維持できるようにロック自在としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鮎釣り仕掛け糸張り装置。
  4. 前記糸保持具は、合成樹脂製とし、前記糸受材と前記糸押圧材のうちの一方に形成した円柱以外の形状に形成した嵌合凸部が、他方に形成した嵌合凹部に嵌り込み、両者間の相対回動を拘束し、両者間の間隔のみを変化自在としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の鮎釣り仕掛け糸張り装置。
  5. 前記調整螺子は、端部に摘みを一体成形した螺子とし、前記糸受材と前記糸押圧材との間の押圧力を前記糸受材または前記基材に埋設した雌螺子との間で調節する構造としたことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1つに記載の鮎釣り仕掛け糸張り装置。
  6. 前記間隔調整具は、前記糸保持具相互間にあって、前記基板から起倒自在としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の鮎釣り仕掛け糸張り装置。
  7. 前記間隔調整具は、前記糸保持具相互間にあって、前記基板に摺動自在に配設した略楔状板材としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の鮎釣り仕掛け糸張り装置。
  8. 前記間隔調整具は、その上面側の端部にガイド凹部及び当該ガイド凹部に針端を配設したことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の鮎釣り仕掛け糸張り装置。
  9. 前記糸保持具は、弾性体によって前記糸保持具相互間の距離を拡げる方向に弾性を付与したことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の鮎釣り仕掛け糸張り装置。
  10. 前記糸保持具は、糸受材側と糸押圧材側とが連結部で弾接される合成樹脂で形成したクリップとしたことを特徴とする請求項1、請求項3、請求項6乃至請求項8の何れか1つに記載の鮎釣り仕掛け糸張り装置。
JP2007031964A 2007-02-13 2007-02-13 鮎釣り仕掛け糸張り装置 Pending JP2008193945A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007031964A JP2008193945A (ja) 2007-02-13 2007-02-13 鮎釣り仕掛け糸張り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007031964A JP2008193945A (ja) 2007-02-13 2007-02-13 鮎釣り仕掛け糸張り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008193945A true JP2008193945A (ja) 2008-08-28

Family

ID=39753488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007031964A Pending JP2008193945A (ja) 2007-02-13 2007-02-13 鮎釣り仕掛け糸張り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008193945A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109089994A (zh) * 2018-10-22 2018-12-28 青岛海星仪器有限公司 一种新型高效鱼类标记装置及其使用方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109089994A (zh) * 2018-10-22 2018-12-28 青岛海星仪器有限公司 一种新型高效鱼类标记装置及其使用方法
CN109089994B (zh) * 2018-10-22 2024-02-27 青岛海星仪器有限公司 一种新型高效鱼类标记装置及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4463854A (en) Book support assembly
US6742223B1 (en) Clamping device for storing bundled items
US20200154833A1 (en) T-10 triglide
JP2008193945A (ja) 鮎釣り仕掛け糸張り装置
KR101213327B1 (ko) 낚시받침대 거치장치
US10427850B2 (en) Quick-adjust tensioner
US7513477B2 (en) Adjustable hanging device
WO2007079487A2 (en) Cord tensioning apparatus and cord securing method
US20030230229A1 (en) Adjustable loop bookmark
US7717378B2 (en) Saxophone-supporting stand
CA3131047C (en) Quick string-tying device and method
US20090277987A1 (en) Adjuster
US7880075B2 (en) Angle adjusting structure for high-hat cymbals
US6634680B1 (en) Stop knot key aid
US4109946A (en) Macrame stand
KR101278246B1 (ko) 라인조절장치
US7449625B2 (en) Restraint for endpin of a cello or other floor-resting stringed musical instruments
US600599A (en) slattery
US6932009B1 (en) Thread tension adjustment device of multi-needle sewing machine
US20130320174A1 (en) Hanging device for a pincer
US9648859B2 (en) Release devices for fishing rigs
GB2586947A (en) Camera support bracket
JP5618303B2 (ja) ブッククリップ装置
US994404A (en) Book-leaf holder.
JP4274456B2 (ja) ハリス計測具