JP2008193881A - 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気の損失が少なく、高い吸込み性能を有する電動送風機および電気掃除機を提供する。
【解決手段】電動機の回転軸6に連結され、中央の入口部16aから取り込んだ風を増速して外周面の出口部16bへと押し出すインペラ16と、その外周を包囲するように配列された複数の静翼26を有するエアガイドと、中央に吸気口を有すると共にインペラ16及びエアガイドを覆うファンケース18とを備えており、中央に吸気口24を有した略円環状の樹脂製部材25を、ファンケース18の内面に接してファンケース18と一体的に成形した状態でインペラ16の上方に配設し、樹脂製部材25のインペラ16と対向する面に、インペラ側に突出した環状リブ27をインペラの入口部16aを内包するように多重に設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気掃除機等に使用される電動送風機に関する。
従来の技術で用いられる電気掃除機用の電動送風機の構成について、図5及び図6を用いて詳細に説明する。
図5は、電動送風機の断面構造を示す図であり、図6は電動送風機のファン部を説明するための要部の上面図である。
図5に示すように、電動送風機1は以下のように構成されている。ステータ2は界磁コア3に界磁巻線(不図示)を施されている。ロータ5は、回転軸6に通された電機子コア15に電機子巻線(略図)8を施し、整流子9を同軸上に配置しており、回転軸6の両端に設けられた軸受10によって回転自在に固定されている。ステータ2及びロータ5は負荷側ブラケット11、反負荷側ブラケット12に固定され、反負荷側ブラケット12には一対のカーボンブラシ13がホルダ14に収納されて装着されている。電動送風機1内に取り込まれた空気は排気口19から排出される。
次に、電動送風機1のファン部は、電動機部の出力軸となる回転軸6に固定されたインペラ16と、そのインペラ16の外周部に複数の通風路を形成するエアガイド17とで構成される。
以下、電動送風機1のファン部を上面から見た断面図である図6と図5とを参照しながら、ファン部について詳細に説明するが、図6は、エアガイドの内部構造を判りやすくするために、インペラの上側用プレートの一部を破断した状態で図示している。
ブレード30は湾曲した形状の板であり、インペラ16は、複数枚のブレード30を配置した状態が回転軸6を中心に渦巻き状を成すように配置しており、複数枚のブレード30の上下を上側用プレート16cと下側用プレート16dで挟み込んだ状態で固定されている。その固定方法としては、複数の箇所にカシメ部28を設けて、カシメによって固定されている。そして、上側用プレート16cの中央には円形の開口である入口部16aを有しており、インペラ16の外周面には空気を吐出す出口部(吹出口)16bを有している。
エアガイド17は、ディフューザ部20と、流れ変更部21と、戻り通路22とからなり、ディフューザ部20はインペラ16の周辺部におけるインペラ16からファンケース18までの領域の事であり、その領域内に複数の静翼26が垂直に立てられた状態で環状に配置され、隣り合う静翼26と静翼26との間がインペラ16から吹き出した空気を取り込む通路となっている。そして、その領域の下部が戻り通路22となっており、それらの通路を仕切板31が上下に仕切っている。そして、図7に示すように、仕切板31は外郭が波状を成しており、仕切板31の外郭の谷の部分が流れ変更部21となる。流れ変更部21はディフューザ部20の風流を下方へ切り替えて戻り通路22へと導入する役割を果たす。
シール部材として用いる樹脂製部材25は、ファンケース18と密着して配設され、それらはインペラ16及びエアガイド17を覆うように取り付けられている。樹脂製部材25の中央に位置する円形の開口は吸気口24であり、吸気口24は外部からの空気を取り込む入口である。
上記構成において、電力が供給されると界磁巻線(不図示)を伝導した電流がカーボンブラシ13を通って整流子9に伝わり、界磁コア3で発生した磁束と電機子巻線8を通る電流との間で力が発生して、ロータ5が回転する。そして、ロータ5の回転軸6に固定されたインペラ16が回転すると、インペラ16が回転する遠心力によって、外部の空気を吸気口24からインペラ16へと取り込み、インペラ16内の空気を増速して外周に在るエアガイド17へと押し出す風を発生させる。増速された空気は、エアガイド17のディフューザ部20を通って減速されて流れ、流れ変更部21を介して戻り通路22へ送り込まれ、減速された空気は戻り通路22の案内に従って外側から内側へ戻され電動送風機1内部へと導かれ、更に下方に在る排気口19から排出される。その結果、電動送風機1は、吸気口24から空気を吸引する吸気風を発生させると共に、取り込んだ空気で電動送風機1全体を冷却して、温度上昇が少なく信頼性の高い性能を維持している。
そして、電動送風機1の吸込み性能を高く維持するためには、ファンケース18の機密性を高くする必要があり、それを改善する技術が幾つか提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−76153号公報
次に、従来技術の問題点について、ファン部の要部断面構造を示す図7を用いて詳細に説明する。
図7に示すように、インペラ16および、その外周部に設けられたエアガイド17の風路を覆うようにファンケース18が設けられているが、ファンケース18とインペラ16との間に隙間を設けてあり、接触による回転摩擦を防止している。そして、ファンケースの機密性を確保するため、ファンケース18の上部中央にある開口と、インペラ16の入口部16aの端部を樹脂製部材25で塞ぐことによってシール効果を持たせている。
しかし、インペラ16の入口部26aの端部に樹脂製部材25を密接に接触させて作り込んだとしても、電動送風機を或る程度動作させると、樹脂製部材25が磨耗して、樹脂製部材25とインペラ16の入口部26aとの間に隙間が生じてしまい、ファンケース18の機密性を維持できなくなる。そのため、以下のような問題が起きる。
インペラ16内の空気は、インペラ16の回転による遠心力によって中心部から周辺部へと実線矢印が示すように押し出される。インペラ16の出口部16bでは、空気が圧縮されており気圧が高くなっており、入口部16aでは、空気が希薄になっており負圧の状態になっている。そのため、図7中の波線矢印で示すように、ファンケース18とインペラ16との間の隙間を経由して、インペラ16の出口部16bから入力部16aへ環流する空気漏れが生じる。この現象が電動送風機1の吸込み性能を低下させる要因となっていた。
本発明は、インペラの出力部から入力部へと環流する空気漏れを低減して、高い吸込み性能を有する電動送風機およびそれを用いた電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電動送風機は、電動機と、前記電動機の回転軸に連結され、回転動作による遠心力によって中央の入口部から取り込んだ風を増速して外周面の出口部へと押し出すインペラと、前記インペラの外周を包囲するように配列された複数の静翼を有するエアガイドと、中央に開口を有すると共に前記インペラ及びエアガイドを覆うファンケースとを備えた電動送風機において、中央に吸気口を有した略円環状の樹脂製部材を前記ファンケースの内面に装着して一体的に成形した状態で前記インペラの上方に配設し、前記樹脂製部材の前記インペラと対向する面に、前記インペラ側に突出した環状リブを前記インペラの入口部を内包するように多重に設けた構成としている。この構成により、インペラの入口部を内包するように設けた環状リブがパッキンの役割を果たし、環状リブを一重に設けただけでは不十分でも、環状リブを多重に設けることによって機密性を十分に高められ、インペラの出口部から排出した気流の一部が入口部へ還流する量を軽減することができ、空気洩れによる損失を防止して、高い吸込み性能を有する電動送風機が得られる。
本発明によれば、高い吸込み性能を有する電動送風機およびそれを搭載した電気掃除機を提供できる。
第1の発明は、電動機と、前記電動機の回転軸に連結され、回転動作による遠心力によって中央の入口部から取り込んだ風を増速して外周面の出口部へと押し出すインペラと、前記インペラの外周を包囲するように配列された複数の静翼を有するエアガイドと、中央に開口を有すると共に前記インペラ及びエアガイドを覆うファンケースとを備えた電動送風機において、中央に吸気口を有した略円環状の樹脂製部材を前記ファンケースの内面に装着して一体的に成形した状態で前記インペラの上方に配設し、前記樹脂製部材の前記インペラと対向する面に、前記インペラ側に突出した環状リブを前記インペラの入口部を内包するように多重に設けた構成としている。この構成により、インペラの入口部を内包するように設けた環状リブがパッキンの役割を果たし、環状リブを一重に設けただけでは不十分でも、環状リブを多重に設けることによって機密性を十分に高められ、インペラの出口部から排出した気流の一部が入口部へ還流する量を軽減することができ、空気洩れによる損失を防止して、高い吸込み性能を有する電動送風機が得られる。
第2の発明は、インペラ側の面に設けた環状リブの先端部を先細くしているため、インペラとの離間距離を保たなくても、インペラの回転数を殆ど低下させない。従って、インペラと樹脂製部材との間の密閉性が緊密に保たれ、吸込み性能の高い電動送風機を実現できる。
第3の発明は、インペラは、電動機の回転軸を中心に渦巻き状に配置された複数のブレードを上側用と下側用のプレートで挟みこみ、前記複数のブレードをかしめて前記上側用と下側用のプレートと一体的に成形されており、樹脂製部材は、前記かしめによって前記上側用プレートの上面に生じたカシメ部の位置に対応する前記インペラと対向した面内の位置に環状の溝部を有し、前記インペラとの間の隙間を大きくしているので、上側用プレートのカシメ部が空気との摩擦を増大する要因になったとしても、カシメ部周辺の空間を広くして壁面摩擦を軽減することができ、高い吸込み性能を有する電動送風機が得られる。
第4の発明は、樹脂製部材は、吸気口の部分が前記インペラの入口部の内面と面で摺接しているため、入口部における空気漏れが少なくなり、高い吸込み性能を有する電動送風機を実現できる。
第5の発明は、前記の第1〜4の発明のうち1つの電動送風機を備えた電気掃除機としたことにより、高い吸込み性能をもつ電気掃除機を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態を、図1を用いて説明する。なお従来例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
図1は本実施の形態における電動送風機の要部断面図であり、電動送風機は以下のように構成される。ファンケース18の内面には、シール部材としての樹脂部材25がインペラ16の上方のほぼ全域に亘って密着して装着されており、ファンケース18と樹脂製部材25は一体的に成形されている。そして、ファンケース18と一体的に成形された樹脂製部材25は、中央部に吸気口24を有しており、吸気口24を成す先端は、インペラ16の入口部16aを覆うように折り曲げられ、入口部16aの内面の一部と面で接触している。また、樹脂製部材25のインペラ16と対向する側の面には、インペラ16側に突出した複数の環状リブ27が吸気口24を内包するように多重に設けられており、環状リブ27の先端は、インペラ16に接触しない程度の隙間(マージン)が設定されている。その離間距離は、製造工差を配慮して0.3〜1mmである。
上記の構成において電動機が動作すると、回転軸6に連結されたインペラ16が回転して、吸気口24から取り込んだ空気をインペラ16の内部で増速して外周方向へ押し出され、エアガイド17へと送り込まれる。そして、インペラ16で発生した気流は、エアガイド17のディフューザ部20の静翼26によって減速され、流れ変更部21を介して戻り通路22を通り、戻り通路22の案内に従って外側から内側へと折り返しながら電動送風機1内部へと導かれる。この動作自体は従来と同様である。
そして、従来問題とされていたインペラ16の外部を経由してインペラ16の出力部16bから入力部16aへと環流していた一部の空気(図1中に破線矢印で示す気流)は、樹脂製部材25の吸気口24を構成する部分がインペラ16の入口部16a付近における内面の一部で面によって摺接しているため、そのシール効果を発揮させることができ、空気の流れを妨げて環流を抑制することができる。
さらに、樹脂製部材25には、複数の環状リブ27が多重に設けられているため、パッキンの役割を果たす環状リブ27を設けた場合の機密性が一重だけでは不十分でも、多重に設けることによって機密性を十分に高められ、空気の還流を抑え込むことができる。よって、空気洩れによる損失を低減して、吸込み性能を高くすることができる。
このように本実施の形態によれば、樹脂製部材25は、吸気をスムーズにインペラ16へと導くガイドの役割と、インペラ16の出口部から入口部へ環流する空気漏れを防ぐシールの役割を果たしており、空気の損失が低減され、吸込み性能の高い電動送風機を実現できる。
なお、上述した実施の形態におけるファンケースと一体的に成形した樹脂製部材は、ファンケースに樹脂製部材を溶着させて成形しても良いし、それぞれ個別に成形されたファンケースに樹脂製部材を圧力で圧着させて成形しても良いし、接着剤で接着して成形しても良い。また、複数の環状リブは、吸気口24と同心円状に設けると効率的に効果を発揮させることができる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態を、図2を用いて説明する。なお上記の実施の形態1および従来例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
図2は本実施の形態の電動送風機の部分断面図であり、電動送風機は以下のように構成される。ファンケース18の内面には、シール部材としての樹脂部材25がインペラ16の上方のほぼ全域に亘って密着して収納されており、ファンケース18と樹脂製部材25は一体的に成形されている。そして、ファンケース18と一体的に成形された樹脂製部材25は、中央部に吸気口24を有しており、吸気口24を成す先端は、インペラ16の入口部16aを覆うように折り曲げられ、入口部16aの内面の一部と面で接触している。また、樹脂製部材25のインペラと対向する側の面には、複数の環状リブ27aが吸気口と同心円状に設けられ、環状リブ27aの先端部は先細くなっており、先端部がインペラ16に接触してもインペラ16との摩擦が問題にならないようにしている。そのため、環状リブ27aの先端部とインペラ16との離間距離は0〜0.3mmの範囲に設定すればよい。
上記の構成において動作を説明すると、樹脂製部材25には、複数の環状リブ27aが多重に設けられているため、パッキンの役割を果たす環状リブ27aを設けた場合の機密性が一重だけでは不十分でも、多重に設けることによって機密性を十分に高められ、空気の還流を抑え込むことができる。よって、空気洩れによる損失を低減することができる。また、それに加えて環状リブ27aの先端を先細くしたので、例え、環状リブ27aの先端部とインペラ16とが接触しても、接触面積が小さいため、摩擦によって回転速度を低下させる心配が殆どない。従って、上述した第1の実施の形態よりも密閉性を更に高めて、より吸込み性能の高い電動送風機を実現できる。
このように本実施の形態によれば、樹脂製部材は、インペラ側の面に設けた環状リブの先端部を先細くしているため、インペラとの離間距離を保たなくても、インペラの回転数を殆ど低下させない。従って、インペラと樹脂製部材との間の密閉性が緊密に保たれ、吸込み性能の高い電動送風機を実現できるものである。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態を、図3を用いて説明する。なお上記の実施の形態および従来例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
図3は本実施の形態の電動送風機の部分断面図であり、金属製の上側用プレート16cと、金属製の下側用プレート16dとの間に複数のブレード30を挟み込んで、ブレード30をかしめて上側用プレート16c及び下側用プレート16dと一体的に組み立てられたインペラ16を用いた場合の事例に適した実施の形態であり、ここで云うカシメ部28は、かしめ工程によってインペラ16(上側用プレート16c)の上面に生じる突起のことである。
同図において、樹脂製部材25のインペラ16と対向する面に、インペラ16のカシメ部28に対応した位置のみ溝部29が設けられ、カシメ部28周辺のみに限定して空間を設けている。この溝部29はカシメ部28の位置と回転方向とに合わせて円環状の溝となるように構成される。
上記の構成において動作を説明すると、インペラ16が回転すると、樹脂製部材25との間に円板回転摩擦による損失を生じる。カシメ部28以外の部分においては、隙間が極力少なくなるよう構成されているため、存在する空気の量が少なくなることから、円板回転摩擦による損失の発生度合いは軽減される。その一方で、カシメ部28の存在が壁面を粗くして壁面と空気との間の壁面摩擦を大きくする要因となるが、カシメ部28に対応させて設けた溝部29がインペラ16との間に空間を作るため、空気摩擦をある程度犠牲にしながらも、壁面摩擦を抑えている。その結果、全体としての空気の損失は軽減され、電動送風機1全体の効率を向上させて、吸込み性能の低下を防止することができ、吸込み性能の高い電動送風機を実現できる。
このように本実施の形態によれば、カシメ方式で成形される一般的なインペラの形態にあわせて、空気の損失全体を抑えることができ、吸込み性能の高い電動送風機を実現できるものである。
(実施の形態4)
以下、本発明の第4の実施の形態に係る電気掃除機について、図4を用いて説明する。なお、第4の実施の形態は、上述した第1〜第3の実施の形態に係る電動送風機を用いた電気掃除機の発明であり、上述した実施の形態と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
図4は電気掃除機の全体構成を示す斜視図であり、電気掃除機は、その本体60には少なくとも集塵室61と電動送風機1とを内蔵しており、塵埃を取り込むための吸込具62は、接続パイプやホース等によってその集塵室61に連通するように接続されている。そして、電動送風機1は、吸気風を発生するために用いられ、吸込具62から塵埃を取り込んで集塵室61に導入する働きを行っている。
なお、上述した第4の実施の形態は、一般的に多用される一例を示したものであり、電気掃除機の本体を、集塵室61および電動送風機1だけでなく、吸込具62をも含めて一体的に構成してもよい。
以上のように、本発明にかかる電動送風機と、それを用いた電気掃除機は、電動送風機の効率の向上、ならびに電気掃除機の吸込仕事率の向上が図れるので、電動送風機を用いる家庭用電化機器、産業機器等の用途にも幅広く適用できる。
本発明の第1の実施の形態に係る電動送風機の部分断面図 本発明の第2の実施の形態に係る電動送風機の部分断面図 本発明の第3の実施の形態に係る電動送風機の部分断面図 本発明の第4の実施の形態に係る電気掃除機の全体構成を示す図 従来の電動送風機を示す断面構造図 従来の電動送風機のファン部を示す上面図 従来の電動送風機の要部を示す部分断面図
符号の説明
1 電動送風機
6 回転軸
16 インペラ
16a インペラ16の入口部
16b インペラ16の出口部
17 エアガイド
18 ファンケース
20 ディフューザ部
21 流れ変更部
22 戻り通路
24 吸気口
25 樹脂製部材
26 静翼
27 環状リブ

Claims (5)

  1. 電動機と、前記電動機の回転軸に連結され、回転動作による遠心力によって中央の入口部から取り込んだ風を増速して外周面の出口部へと押し出すインペラと、前記インペラの外周を包囲するように配列された複数の静翼を有するエアガイドと、中央に開口を有すると共に前記インペラ及びエアガイドを覆うファンケースとを備えた電動送風機において、中央に吸気口を有した略円環状の樹脂製部材を前記ファンケースの内面に装着して一体的に成形した状態で前記インペラの上方に配設し、前記樹脂製部材の前記インペラと対向する面に、前記インペラ側に突出した環状リブを前記インペラの入口部を内包するように多重に設けたことを特徴とする電動送風機。
  2. 前記環状リブの先端を先細くしていることを特徴とする請求項1記載の電動送風機。
  3. 前記インペラは、前記電動機の回転軸を中心に渦巻き状に配置された複数のブレードを上側用と下側用のプレートで挟みこみ、前記複数のブレードをかしめて前記上側用と下側用のプレートと一体的に成形されており、
    前記樹脂製部材は、前記かしめによって前記上側用プレートの上面に生じたカシメ部の位置に対応する前記インペラと対向した面内の位置に環状の溝部を有し、前記インペラとの間の隙間を大きくしていることを特徴とする請求項2記載の電動送風機。
  4. 前記樹脂製部材は、吸気口の部分が前記インペラの入口部の内面と面で摺接していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動送風機。
  5. 前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動送風機を備えた電気掃除機。
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