JP2008192008A - 記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記憶モジュールを取り出す際、複数の独立した認証を行ない、これらがすべて確認されるまで記憶モジュールは施錠される。ただし、故障した記憶モジュールについては無条件に取れ外される。記憶モジュールを施錠するロックは、非通電時でも施錠状態のままである。取り出されるべき記憶モジュールは他のものよりも飛び出るので間違いにくい。
【選択図】図1
Description
特許文献1発明の情報記録媒体ロック・システムは、情報記録媒体が挿入される本体装置を有する。情報記録媒体は、施錠される被ロック部と、固有情報を記録する記憶手段とを備える。本体装置は、情報記録媒体挿入部と、ロック手段と、記憶手段から固有情報を読み取る手段と、固有情報と、照合情報とを比較照合する手段と、固有情報と、照合情報とが一致した場合、施錠された状態を解除する手段とを備える。ロック手段は、挿入された情報記録媒体を本体装置に対して施錠された状態にする。
特許文献2発明のアレイディスク装置は、複数のディスクドライブユニットと、ロック手段と、制御手段とを有する。複数のディスクドライブユニットは、装置本体に対して挿抜自在である。ロック手段は、複数のディスクドライブユニットを抜去不可能状態にロックする。制御手段は、外部指令に応答して前記複数のディスクドライブユニットのうち故障が生じているユニットのみを抜去可能状態にロック解除する。
特許文献3発明の情報処理装置は、内臓型デイスク装置を着脱可能に装着内蔵する。また、ID登録用デイップスイッチと、ID記憶手段と、ID登録手段と、ID照合用デイップスイッチと、ID照合手段と、施錠解錠手段とを含む。ID登録用デイップスイッチは、情報処理装置に着脱可能に装着されている。ID記憶手段は、IDを記憶する。ID登録手段は、ID登録用デイップスイッチに設定されたIDを読み取り前記ID記憶手段に格納する。ID照合用デイップスイッチは、外部から解錠のための照合用IDを設定する。ID照合手段は、ID照合用デイップスイッチに設定された照合用IDと前記ID記憶手段に記憶されているIDとを比較し一致しているときには一致信号を発生する。施錠解錠手段は、内蔵型デイスク装置を情報処理装置に着脱不可能に施錠し一致信号の供給に応答して着脱可能に解錠する。
特許文献4発明の情報処理装置は、内臓型ハードウエア装置を着脱可能に装着内蔵する。また、入力手段と、内蔵装置装着検出手段と、施錠手段と、乱数発生手段と、表示手段と、パスワード判定手段と、解錠手段とを含む。入力手段は、データを入力する。内蔵装置装着検出手段は、内蔵型ハードウエア装置の装着を検出し装着検出信号を発生する。施錠手段は、装着検出信号の供給に応答して内蔵型ハードウエア装置を着脱不能に施錠する。乱数発生手段は、装着検出信号の供給に応答して乱数をパスワードとして発生する。表示手段は、供給されたパスワードを表示する。パスワード判定手段は、供給されたパスワードを記憶し入力手段から入力されたデータと記憶されているパスワードとを比較し一致しているときには解錠信号を発生する。解錠手段は、解錠信号の供給に応答して内蔵型ハードウエア装置を着脱可能に解錠する。
特許文献5発明の記憶装置保護システムは、記憶装置と、脱着監視装置とを有する。記憶装置は、入力した情報を蓄積するとともに、蓄積した情報の中から所望の情報を出力する。脱着監視装置は、この記憶装置の取り外しを監視し、記憶装置が不正に取り外されるおそれがあると判断した場合に記憶装置のデータを加工する。さらに、脱着監視装置に、キースロットと、外部からキーを前記キースロットに挿入した際に、脱着監視装置による監視状態を解除させる制御手段が設けられている。
本発明の他の目的は、記憶モジュールを固定するロック装置が、電源停止状態でも解除されない、セキュリティ対策が施された記憶装置を提供することである。
また、本発明の記憶装置によれば、記憶モジュールを固定する電源停止状態でも解除されない。
図1は、本発明による記憶装置30のブロック図である。
本実施形態による記憶装置30は、ロック判断回路31と、ロック回路37と、電磁コイル38と、記憶モジュールロックユニット39と、交換対象記憶モジュール40とを具備する。ロック判断回路31は、装置制御機構判断部32と、運用管理者認証部33と、データ管理者認証部34と、保守員生体認証部35と、AND確認回路36とを具備する。
なお、装置制御機構判断部32と、運用管理認証部33と、データ管理認証部34とにおいては、プログラムの代わりにそれぞれ異なる人間が認証を行っても構わない。そのためには例えば、所定のコマンドをコンソールに直接、またはネットワークを介して、記憶装置に向けて入力する、もしくは物理的な鍵で錠を操作する、などの操作方法が用いられても良い。
本実施形態による記憶装置30は、記憶モジュールロックユニット39と、交換対象記憶モジュール40と、バックボード51と、コネクタ52と、上部バネ53と、下部バネ54と、パット55、56とを具備する。
上述したとおり、全ての交換認証信号が送信された結果、記憶モジュールロックユニット39が交換対象記憶モジュール40を解放する。この時、抑えつけられていた上部バネ53および下部バネ54の反発力によって、交換対象記憶モジュール40は自動的に、図4に示された抜き取り方向に向って移動される。コネクタ52は外れて、交換対象記憶モジュール40との電子データの送受信が出来なくなる。
なお、交換対象記憶モジュール40が移動された結果、他の複数の記憶モジュールが並んでいる中で飛び出る結果となる。保守員が交換対象記憶モジュールを視覚的に認識しやすく、したがって別の交換対象でない記憶モジュールを間違えて抜き取るなどの事故が防がれるという効果も得られる。
ステップS1は、所定の記憶モジュールの交換を実施する際の開始ステップである。ステップS2aは、第1の認証ステップである。ステップS2bは、第2の認証ステップである。ステップS2cは、第3の認証ステップである。なお、これらの認証ステップの数は、3つに限定されず、幾つであっても構わない。ステップS3は、ステップS2xにおける複数の認証について、全てが認証されるまで待つステップである。ステップS4は、交換を実施したい記憶モジュールの抜き出しが可能となるステップである。
ステップS10は、装置制御機構判断部32が記憶モジュールの交換を指示するステップである。ステップS11は、装置制御機構判断部32が記憶モジュールの交換を指示する信号を出力するステップである。ステップS21は、運用管理認証部33が記憶モジュールの交換を認証するステップである。ステップS22は、データ管理認証部34が記憶モジュールの交換を認証するステップである。ステップS23は、保守員生体認証部が記憶モジュールの交換を認証するステップである。ステップS30は、AND確認回路36が必要な認証の全てが得られていることを確認するステップである。ステップS40は、交換対象である記憶モジュールに対応するロック回路37がロックを解除するステップである。ステップS41は、記憶モジュールロックユニット39が外れて保守員が記憶モジュールの交換を実施するステップである。
ステップS21では、運用管理認証部33が、交換対象である記憶モジュールがシステム運用上取り外せる状態にあることを確認して、その交換を認証する。ここで、運用管理認証部33の代わりを人間が務めている場合は、ネットワークを介したコンソール端末から認証をコマンド入力しても良い。ステップS22では、データ管理認証部34が、交換対象である記憶モジュールがデータ運用上取り外せる状態にあることを確認して、その交換を認証する。ここで、データ管理認証部34の代わりを人間が務めている場合は、ネットワークを介したコンソール端末から認証をコマンド入力しても良い。ステップS23では、保守員生体認証部が、実際に交換対象である記憶モジュールを抜き出す保守員を生体認証にて確認して、記憶モジュールの交換を認証する。この時、当然ながら、保守員の生体情報は予め登録されてある必要がある。なお、ステップS21〜S23は、図3のステップS2a〜S2cに対応する。
ステップS30では、AND確認回路36が、必要な認証の全てが確認されていることを確認する。なお、ステップS30は、図3のステップS3に対応する。
ステップS40では、交換対象である記憶モジュールに対応するロック回路37がロックを解除する。ステップS41では、交換対象である記憶モジュールに対応する電磁コイル38が通電されて、記憶モジュールロックユニット39が外れる。この時、バネ53、54の反発力が働いて、交換対象の記憶モジュールがたの記憶モジュールよりも少し飛び出る。ここでやっと、保守員が記憶モジュールの交換を実施することとなる。なお、ステップS40〜S41は、図3のステップS4に対応する。
図5は、本実施形態における記憶装置のブロック図である。ただし、本実施形態は第1の実施形態を一部改良したものである。したがって、重複する説明は割愛され、第1の実施形態との差異が分かりやすいように一部の構成要素のみが図示されている。
本実施形態における記憶装置は、第1の実施形態における記憶装置の構成要素に加えて、記憶モジュール故障連絡回路60と、OR確認回路62とを具備している。その他の構成要素は第1の実施形態と同じであるのでその説明を省略する。
その一方で、記憶モジュールに故障が生じると、これを知らせる故障連絡信号を、記憶装置の図示されないファームウェアなどから、記憶モジュール故障連絡回路60が受信する。記憶モジュール故障連絡回路60は、故障連絡信号を受信すると、OR確認回路62に向けて出力してロック回路37を作動させる。このとき、OR確認回路62では少なくともいずれか1つの入力信号が入力されれば十分なので、AND確認回路36がどんな状態にあっても構わない。
このように、記憶モジュール40が故障などの原因によって、記憶されたデータの読み出しが出来なくなった場合は例外的に、その記憶モジュール40は抜き取り可能となる。このとき、他の認証条件が満たされている必要は無い。
32 装置制御機構判断部
33 運用管理認証部
34 データ管理認証部
35 保守員生体認証部
36 AND確認回路
37 ロック回路
38 電磁コイル
39 記憶モジュールロックユニット
40 交換対象記憶モジュール
51 バックボード
52 コネクタ
53 上部バネ
54 下部バネ
55 パット
56 パット
60 記憶モジュール故障連絡回路
62 OR確認回路
Claims (13)
- 不揮発的にデータを記憶し、それぞれ着脱可能である複数の記憶モジュールと、
前記複数の記憶モジュールをそれぞれ施錠固定する複数の記憶モジュールロックユニットと、
前記複数の記憶モジュールロックユニットの施錠状態を個別に制御するロック制御部と
を具備し、
前記ロック制御部は、
複数の認証部を具備し、
前記複数の認証部はおのおの、前記複数の記憶モジュールについて施錠解除を認証する
記憶装置。 - 請求項1記載の記憶装置において、
前記ロック制御部は、
前記複数の認証部に接続されて、前記複数の認証部の全てから前記施錠解除が認証されていることを確認するAND確認回路
をさらに具備する
記憶装置。 - 請求項1または2に記載の記憶装置において、
前記複数の記憶モジュールロックユニットは、
非通電時において施錠状態である
記憶装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の記憶装置において、
前記ロック制御部は、
前記複数の記憶モジュールのそれぞれについて、前記複数の認証部の全ての認証が確認された際に、該当する記憶モジュールを前記記憶装置から自動的に取り外すロック解除実行部
をさらに具備する
記憶装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の記憶装置において、
前記記憶装置と前記複数の記憶モジュールはそれぞれ、
お互いに接続されてデータを送受信するためのコネクタ
をさらに具備し、
前記ロック解除実行部は、
前記記憶装置から前記複数の記憶モジュールをそれぞれ必要に応じて取り出すために前記記憶装置に接続された複数のバネと、
前記複数の記憶モジュールにそれぞれ接続されて、それぞれ前記複数のバネの反発力を受けるための複数のパットと
をさらに具備し、
前記記憶装置と、前記複数の記憶モジュールのそれぞれとは、データの送受信を仲介するコネクタで接続されており、前記コネクタ同士の接続は前記複数のバネの反発力によって解除される
記憶装置。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の記憶装置において、
前記複数の認証部は、
生体認証装置
を含む
記憶装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の記憶装置において、
前記複数の認証部は、
物理的な鍵で開閉される錠
を含む
記憶装置。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の記憶装置において、
前記ロック制御部は、
前記複数の記憶モジュールのうち、読み出し不可能な記憶モジュールの存在を知らせる記憶モジュール故障連絡部と、
前記記憶モジュール故障連絡部と前記AND確認回路とに接続されて、前記複数の認証部の認証結果に関係無く、読み出し不可能な記憶モジュールの取り外しをロック解除実行部に許可するOR確認回路と
をさらに具備する
記憶装置。 - (a)記憶装置に具備される複数の記憶モジュールを個別に管理して、必要に応じて前記複数の記憶モジュールの一部を取り外し、それ以外の場合は記憶モジュールが取り外されないように施錠することと、
(b)前記複数の記憶モジュールのうち、交換が必要となった記憶モジュールについて、装置制御機構判断部が交換を指示することと、
(c)複数の認証部が、前記複数の記憶モジュールのおのおのについて取り外しの必要性を判断することと、
(d)前記交換が必要となった記憶モジュールが交換されることと
を具備する
記憶装置管理方法。 - 請求項9記載の記憶装置管理方法において、
前記ステップ(b)は、
(b−1)前記複数の記憶モジュールロックユニットが、前記複数の記憶モジュールをそれぞれ施錠固定することと、
(b−2)前記記憶装置と前記複数の記憶モジュールとがコネクタを介して接続されてデータの送受信が可能となることと、
(b−3)前記記憶装置のバネが、前記複数の記憶モジュールのそれぞれのパットに当たって反発力が生まれることと
を具備する
記憶装置管理方法。 - 請求項9または10に記載の記憶装置管理方法において、
前記ステップ(c)は、
(c−1)運用管理認証部が、前記交換が必要な記録モジュールについて、取り外しが可能か確認した上で交換を認証することと、
(c−2)データ管理認証部が、前記交換が必要な記録モジュールに記憶されたデータについて、取り外しが可能か確認した上で交換を認証することと、
(c−3)保守員生体認証部が、前記交換が必要な記録モジュールを交換する保守員について、生体認証で確認した上で交換を認証することと、
(c−4)AND確認回路が、前記ステップ(c−1)、(c−2)および(c−3)の認証が全てされたことを確認することと
を具備する
記憶装置管理方法。 - 請求項9〜11のいずれかに記載の記憶装置管理方法において、
前記ステップ(d)は、
(d−1)前記交換が必要な記憶モジュールについて、対応するロック回路がロックを解除することと、
(d−2)前記交換が必要な記憶モジュールについて、対応する抜き取り防止用機械的ロックが外れて、前記保守員が前記交換の必要な記憶モジュールを交換することと
を具備する
記憶装置管理方法。 - 請求項9〜12のいずれかに記載の記憶装置管理方法において、
(e)前記複数の記憶モジュールにおいて、読み取り不可能な記憶モジュールについては、前記ステップ(b)または(c)に関係無くステップ(d)が実行されること
をさらに具備する
記憶装置管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007027277A JP2008192008A (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | 記憶装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-02-06 JP JP2007027277A patent/JP2008192008A/ja active Pending
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