JP2008191072A - 3次元形状復元方法,3次元形状復元装置,その方法を実装した3次元形状復元プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】物体の一部の部分が欠落して画像に撮像された場合でも、その欠落した部分を補完し、該物体の3次元形状を完全に復元する。
【解決手段】まず、物体を含む復元空間全体を特定の部分復元領域に分割して、該部分復元領域に関する初期計算を行う(S4001)。次に、複数の撮像装置を用い、異なる視線方向から前記物体を撮像した入力画像を画像取得手段を介して取得する(S403)。次に、前記入力画像から前記物体に関するシルエット画像を作成する(S404)。そして、前記部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該疎なボクセルに基づいて、前記部分復元領域から前記物体が存在する部分復元領域を選択し、該選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該密なボクセル群を用いたボクセル表現を適応し3次元復元計算を行う(S4002)。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータビジョンにおける3次元形状生成技術に関するものである。
動的物体、とりわけ、動く人体の3次元形状データ(以下、単に3次元形状という)は、人物の姿勢推定、動き解析、行動理解といった研究分野に広く利用されているだけでなく、高臨場感ヒューマンマシンインタフェースの実現、ゲーム、映画撮像などのエンターテイメントの応用分野でも効果的な表現素材として注目を集めている。
詳細な3次元形状を計算する代表的な従来方法としては、視体積交差法という計算方法が提案されており、近年、その計算方法に基づくシステムが数多く開発されている。
視体積交差法の基本原理を図6に基づいて説明する。図6a中の対象物体Cをカメラ(例えば、デジタルカメラなど)などによって撮像すると、例えば、撮像面SPに対象物体Cに応じた2次元シルエットDAが得られる。
次に、カメラの投影中心PAから前記2次元シルエットDAの輪郭上の各点を通すように、3次元空間中に広がる錐体VAが形成される。この錐体VAを該当するカメラに基づく対象物体Cの視体積という。例えば、視体積は、図6b中の錐体VAである。
さらに、図6cにおいて、複数の視体積(例えば、投影中心PAに対応する錐体VAと投影中心PBに対応するVB)の共通領域、即ち、視体積の交差(Visual Hull)VHを求めることによって、対象物体Cの3次元形状を求めることができる。
また、3次元形状の表現として、ボクセル表現が知られてきている。ボクセル表現では、3次元空間を複数のボクセルと呼ばれる小さい立方体に分割し、対象が占める空間領域に含まれるボクセル集合を以って、対象の3次元形状を表現する。
ボクセル表現による視体積交差法を行う手順を図7に基づいて簡単に説明する。
図7中の復元空間AR中の全てのボクセルを順に各カメラCMに対応したスクリーンSCへ投影し、投影先の状況に従って、該当ボクセル(例えば、ボクセルBX)が対象形状に含まれるか否かを決定する。より具体的には、ボクセルBXを投影した際に、全てのカメラCMにおける投影先がシルエットに含まれていた場合、対象形状の一部と決定される。また、投影先がシルエット外となるカメラが1台でもあった場合、対象形状の一部ではないと決定される。全てのボクセルに対して、上記の計算を繰り返すことによって、対象の3次元形状がボクセルの集合として求まる。
なお、従来の3次元形状の計算方法は、2次元シルエット拘束の原理を説明し、視体積交差法の基本アルゴリズム(例えば、非特許文献1)、視体積交差法におけるボクセル投影を高速演算するアルゴリズムおよび視体積交差法の並列化処理手法(例えば、非特許文献1)、視体積交差法の応用として、高精細3次元ビデオの実現方法(例えば、非特許文献3)が知られている。
前記非特許参考文献1〜3における3次元形状の計算方法は、すべて完全な対象シルエットが観測されることが前提条件の方法であって、部分観測シルエットからは完全な対象形状が復元できないという欠点を有していた。
ここで、ボクセル表現による視体積交差法に基づいた3次元形状復元方法の処理手順の一例を図8に基づいて詳細に説明する。
まず、複数の撮像装置(例えば、デジタルカメラ;以下、単にカメラという)を用い、異なる視線方向から対象を撮像し、多視点入力画像を得る(S301)。
次に、画像処理を行い、各多視点入力画像から対象の多視点シルエット画像を得る(S302)。
次に、一つのボクセルをすべてのシルエット画像へ投影する(S303)。
そして、それぞれのシルエット画像において、投影されるボクセルがシルエットに含まれるか否かを判定する(S304)。
さらに、図8における3次元形状復元方法の処理手順を詳細に説明する。
まず、最初のステップS301では、個々のカメラをPC(Personal Computer)に接続し、復元対象を取り囲むように異なる視線方向から対象を撮像するように視点を決め、この視点に従って前記複数のカメラを配置する。このカメラ配置によって、多視点からの入力画像が得られる。この処理で得られた多視点入力画像の一例が図9である。なお、図9中の符号P11〜P14で示す画像は、4つの異なる視点から求めた画像の例である。また、図9中の画像P11〜P14は、対象の人物がすべて映っている(含まれている)例でもある。
次に、ステップS302では、ステップS301で得られる画像とあらかじめ撮像された背景の画像と差分をとり、シルエット画像を計算する。図10中のシルエット画像SL11〜SL14は、図9の入力画像P11〜P14に対して、この処理を実行した結果である。シルエット画像SL11〜SL14は、図9と同じく、4つの方向からのシルエット画像の例である。この例でも、当然ながら対象の人物がすべて映っている(含まれている)。
次に、ステップS303では、ステップS302で得られたシルエット画像(即ち、シルエット画像SL11〜SL14)を投影先とし、該当シルエット画像の入力カメラの投影中心から、ボクセルが表す実空間中の点を通る直線がシルエット画像面との交点を求める処理である。この処理によって、1つのボクセルをすべてのシルエット画像へ投影できる。
そして、ステップS304では、シルエット画像上において、ステップS303で求めた投影先の位置はシルエットの内部か外部かについて、判定を行う。すべてのカメラについて、すべての投影先がシルエットに含まれる場合、該当ボクセルが対象に占用されると判定され、形状データとして計算結果に追加する。この判定によって、ボクセルが対象の形状に含まれているか否かを判定できる。
最終的に、すべてのボクセルに対して、上記ステップS303,S304の処理を繰り返すことによって、すべての処理が実施される。この処理によって、すべてのボクセルが対象の形状に含まれているか判定され、対象に含まれるボクセルが記録され、対象の3次元形状の復元を実現できる。
A.Laurentini,"How Far 3D Shapes Can Be Understood from 2D Silhouettes",IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence,IEEE,February 1995,17(2),p188−195. ウ小軍,和田俊和,東海彰吾,松山隆司、コンピュータビジョンとイメージメディア「平面間透視投影を用いた並列視体積交差法」、情報処理学会論文誌、情報処理学会、2001年6月、Vol.42 No.SIG6(CVIM2),p33−43。 T.Matsuyama,X.Wu,T.Takai,S.Nobuhara,"Real−Time 3D Shape Reconstruction,Dynamic 3D Mesh Deformation,and High Fidelity Visualization for 3D Video",Computer Vision and Image Understanding,17 March 2004,Special Issue"Model−based and Image−based 3D Scene Representation",p.393−434.
以上のように、従来の3次元形状の復元方法では、部分的に観測(部分観測)された不完全なシルエットのデータを入力する場合には、対象の完全な3次元形状を計算(即ち、復元)できない。
例えば、図8に示した処理手順では、図9中の画像P11〜P14,図10中のシルエット画像SL11〜SL14に示すようにすべてのカメラから、対象物の全体が含まれていることが必要であった。このため、例えば、対象とする物体や人物の一部の部分が欠けていた場合(例えば、図11中の画像P21〜P24、図12中のシルエット画像SL21〜SL24に示すように、画像上人物の一部が欠けている場合)には、3次元形状を復元したときに、その部分が欠けてしまう事象が発生していた。
図13は、3次元復元時に一部が欠けてしまう事象が発生した例である。図13中の3次元復元画像G11,G12は、撮像された人物の3次元形状を復元した場合であるが、体の一部である頭部が欠けてしまっていることが判る。このように、従来方法では、すべてのカメラ入力画像が対象物の全体を含むものである必要があるため、図11中の画像P21〜P24、図12中のシルエット画像SL21〜SL24に示すように、いずれか1台でも対象物の全体を完全に含まないカメラ(あるいは、撮像した画像)がある場合には、本例のように一部が欠けてしまうという問題があった。
本発明は、前記課題に基づいてなされたものであって、物体の一部の部分が欠落して画像に撮像された場合でも、その欠落した部分を補完し、該物体の3次元形状を完全に復元する3次元形状復元方法,3次元形状復元装置,その方法を実装した3次元形状復元プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
前記課題の解決を図るために、請求項1記載の発明は、複数の撮像装置を用い、異なる視線方向から物体を各々撮像し、その撮像した画像を画像取得手段を介して取得し、該画像に基づいて該物体の3次元形状を復元する装置に使用する3次元形状復元方法であって、前記物体を含む復元空間全体を特定の部分復元領域に分割して、該部分復元領域に関する初期計算を行う初期計算ステップと、前記複数の撮像装置を用い、異なる視線方向から前記物体を各々撮像した入力画像を画像取得手段を介して取得する入力画像取得ステップと、前記入力画像から前記物体に関するシルエット画像を作成するシルエット抽出ステップと、前記部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該疎なボクセル群に基づいて、前記部分復元領域から前記物体が存在する部分復元領域を選択し、該選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該密なボクセル群を用いたボクセル表現を適応し3次元復元計算を行う復元計算ステップと、を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記初期計算ステップが、前記分割された部分復元領域を完全に観測できる有効撮像装置を選別する撮像装置選別ステップ、を有し、前記復元計算ステップが、各部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該部分復元領域に対応した有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像に対して、前記疎なボクセル群を用いた3次元形状復元計算を行い、該部分復元領域内に前記物体が存在するか否かを調べ、該物体が存在すると判定された部分復元領域を選択する部分復元領域選択ステップと、前記選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該部分復元領域の有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像の全てに対して、前記密なボクセル群を用いた3次元形状復元計算を行う3次元形状復元ステップと、を有する、ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記復元計算ステップが、各部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該疎なボクセル群を視野内に捉えて観測できる有効撮像装置を前記撮像装置から選別し、該選別された有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像に対して、前記疎なボクセル群を用いた3次元形状復元計算を行い、該部分復元領域内に前記物体が存在するか否かを調べ、該物体が存在すると判定された部分復元領域を選択する部分復元領域選択ステップと、前記選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該部分復元領域の有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像の全てに対して、前記密なボクセル群を用いたボクセル表現に基づく3次元形状復元計算を行う3次元形状復元ステップと、を有する、ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、複数の撮像装置を用い、異なる視線方向から物体を各々撮像し、その撮像した画像を画像取得手段を介して取得し、該画像に基づいて該物体の3次元形状を復元する3次元形状復元装置であって、前記物体を含む復元空間全体を特定の部分復元領域に分割して、該部分復元領域に関する初期計算を行う初期計算手段と、前記複数の撮像装置を用い、異なる視線方向から前記物体を各々撮像した入力画像を前記画像取得手段を介して取得する入力画像取得手段と、前記入力画像から前記物体に関するシルエット画像を作成するシルエット抽出手段と、前記部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該疎なボクセル群に基づいて、前記部分復元領域から前記物体が存在する部分復元領域を選択し、該選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該密なボクセル群を用いたボクセル表現を適応し3次元復元計算を行う復元計算手段と、を備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記初期計算手段が、前記分割された部分復元領域を完全に観測できる有効撮像装置を選別する撮像装置選別手段、を備え、前記復元計算手段が、各部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該部分復元領域に対応した有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像に対して、前記疎なボクセル群を用いた3次元形状復元計算を行い、該部分復元領域内に前記物体が存在するか否かを調べ、該物体が存在すると判定された部分復元領域を選択する部分復元領域選択手段と、前記選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該部分復元領域の有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像の全てに対して、前記密なボクセル群を用いた3次元形状復元計算を行う3次元形状復元手段と、を備える、ことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記復元計算手段が、各部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該疎なボクセル群を視野内に捉えて観測できる有効撮像装置を前記撮像装置から選別し、該選別された有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像に対して、前記疎なボクセル群を用いた3次元形状復元計算を行い、該部分復元領域内に前記物体が存在するか否かを調べ、該物体が存在すると判定された部分復元領域を選択する部分復元領域選択手段と、前記選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該部分復元領域の有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像の全てに対して、前記密なボクセル群を用いたボクセル表現に基づく3次元形状復元計算を行う3次元形状復元手段と、を備える、ことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、3次元形状復元プログラムであって、請求項1乃至3のいずれかに記載の3次元形状復元方法を、コンピュータで実行可能なコンピュータプログラムとして記述したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、記録媒体であって、請求項1乃至3のいずれかに記載の3次元形状復元方法を、コンピュータで実行可能なコンピュータプログラムとして記述し、そのコンピュータプログラムを記録したことを特徴とする。
前記請求項1,4記載の発明は、入力画像に応じたシルエット画像と疎なボクセルとに基づいて、補完可能な部分復元領域を選択できる。選択された部分復元領域によって、物体の存在領域を限定できる。
前記請求項2,5記載の発明は、有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像と疎なボクセルとに基づいて、補完可能な部分復元領域を選択できる。
前記請求項3,6記載の発明は、疎なボクセルを視野内に捉えた有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像に基づいて、補完可能な部分復元領域を選択できる。
前記請求項7記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の3次元形状復元方法をコンピュータプログラムとして記載できる。
前記請求項8記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の3次元形状復元方法を実装したコンピュータプログラムを記録媒体に記録できる。
以上示したように請求項1,4の発明によれば、物体が部分的に欠落して撮像された入力画像を含む場合においても、当該欠落箇所が撮像された他の入力画像を有する場合に、当該欠落箇所を補完し該物体の完全な3次元形状を計算し復元できる。部分復元領域の選択によって、物体の存在領域を限定し、3次元形状復元に要する計算コストを削減しつつ、詳細な3次元形状を復元できる。
請求項2,5の発明によれば、物体が部分的に欠落して撮像された入力画像を含む場合においても、当該欠落箇所が撮像された他の入力画像を有する場合に、当該欠落箇所を補完し該物体の完全な3次元形状を計算し復元できる。
請求項3,6の発明によれば、物体が部分的に欠落して撮像された画像群を入力画像とし、かつ、該画像群で相互に補完するように、該物体の全体が撮像されている場合に、当該欠落箇所を補完し該物体の完全な3次元形状を計算し復元できる。
請求項7の発明によれば、3次元形状復元方法を実装したコンピュータプログラムを提供できる。
請求項8の発明によれば、3次元形状復元方法を実装したコンピュータプログラムを記録した記録媒体を提供できる。
これらを以ってコンピュータビジョン分野に貢献できる。
本実施形態は、3次元形状復元方法において、復元空間全体を特定の部分復元領域に分割する初期計算フェーズとその分割された部分復元領域から復元対象となる物体が存在する部分復元領域を選択し3次元形状復元計算を行う復元計算フェーズを有するものである。
本実施形態における3次元形状復元方法を図1に基づいて説明する。図1は、本実施形態における3次元形状復元方法の全体の処理手順である。
まず、初期計算フェーズの処理を行う(ステップS4001)。この初期計算フェーズの処理では、カメラを配置した後、3次元形状復元の計算前に行う。ステップS4001は、ステップS401,S402から構成される。
ステップS401は、対象となる物体を含む復元空間全体を適切な部分復元領域に分割する。
ステップS402は、各部分復元領域について、該当領域が完全に観測できるカメラのリストを作成し、当領域の有効カメラとして割り当てる。
次に、図8中のステップS301と同じく、複数のカメラを用い、異なる視線方向から対象を撮像し、多視点入力画像を得る処理を行う(S403)。なお、予め撮像された入力画像を格納したデータベース装置(または、ハードディスク装置やメモリ)から汎用的な画像取得手段を備え、該画像取得手段を介して該入力画像を取得する入力画像取得手段を使って入力画像を得てもよい。
次に、図8中のステップS302と同じく、画像処理を行い、各入力画像から、対象の多視点シルエット画像を得る(S404)。
そして、復元計算フェーズの処理を行う(S4002)。ステップS4002は、ステップS405〜S407から構成される。
ステップS405は、全復元空間について疎な形状復元を行う。
ステップS406は、詳細な形状復元を行う部分復元領域を選ぶ。
ステップS407は、詳細な形状復元を行う計算の処理を行う。
以上が、本実施形態における3次元形状復元方法であるが、さらに、詳細に以下に説明する。
最初に、ステップS401では、対象となる物体を含む復元空間全体を適切な部分復元領域に分割する。
復元空間全体が広範囲に及ぶ場合、その復元空間全体をすべてのカメラの視野内に収めるのは非現実的である。しかし、局所的には複数のカメラから観測可能な領域は必ず存在する。すなわち、復元空間全体を小さく分割することによって、各々の分割領域について、該当領域を完全に視野に収めるカメラを複数台決めることが可能である。
続いて、形状復元の要求精度に応じ、部分復元領域の大きさと個数を決定する処理を行う。なお、原理的に、すべての部分復元領域が同じ大きさに揃える必要はない。
処理手順としては、次の通りである。まず、部分復元領域の最小体積Vminを決定する。より具体的には、形状復元結果のボクセル体積(即ち、必要な空間解像度)をVvoxelとすると、Vmin≧Vvoxel×103を目安に決定する。そして、全復元空間を隙間なく、Vminと同じかVminより大きい体積を有する複数の部分復元領域に分割する。
具体的な前記分割の方法の一例を次に述べる。前述のとおり、原理的に、部分復元領域の形状および体積は異なっていてもかまわないが、分割方法を説明する便宜上、すべての部分復元領域は体積がVminとなる立方体であると見做し、全復元空間をこのような立方体に分割し、複数の部分復元領域を得る。この分割方法では、部分復元領域が重複することも、全領域に対して空白領域も生じない。このため、広範囲の全体復元空間を複数の限定された部分復元領域に分割でき、各々の部分領域について形状復元を計算できる。
さらに、図2及び図3に基づいて、前記の分割方法を説明する。図2は対象の全体をすべてのカメラで撮像した例、図3は部分的に対象を撮像した例、をそれぞれ示している。
図2中の各カメラ視点V11〜V13において、対象物体Hは投影先に完全に収まっており、復元可能範囲W1(図2中の網掛け部分)は小さい。また、図3中の各カメラ視点V21〜V23において、対象物体Hは各投影先に部分的に収まっていればよいため、復元可能範囲W2(図3中の網掛け部分)は大きいことがわかる。これは、既に説明したように、広範囲の全体復元空間を複数の限定された部分復元領域に分割でき、各々の部分領域について形状復元を計算できるためである。
次に、ステップS402では、各部分復元領域について、該当領域が完全に観測できるカメラを選別し、当領域の有効カメラとして割り当てる処理を行う。なお、一つの部分復元領域をあるカメラのスクリーン上に投影し、領域全体を2次元画像の内側に収めた場合、その領域を当該カメラによって完全に観測できる領域であると呼ぶ。また、当該カメラがその領域の有効カメラであると見做す。
続いて、ステップS401の処理によって得られた個々の部分復元領域について、全体のカメラ群の中から、当領域を完全に観測できるカメラ、つまり、有効カメラ(即ち、有効撮像装置)を選別する処理を行う。これにより、個々の部分復元領域について、当領域の有効カメラが決まり、有効カメラのみを用いて当領域内に含まれる対象の3次元形状の復元計算が可能となる。
次に、ステップS403では、図8中のステップS301と同じく、複数のカメラを用い、異なる視線方向から対象を撮像し、多視点入力画像を得る。
次に、ステップS404では、図8中のステップS302と同じく、各入力画像から、対象の多視点シルエット画像を得る画像処理を行う。
次に、ステップS405では、全復元空間について疎な形状復元の処理を行う。各部分復元領域を1つのボクセル(疎なボクセル)と見做し、該当領域の有効カメラから得られた入力画像に応じたシルエット画像のみを用いて、従来のボクセル表現による視体積交差法の計算を行い、当領域内に対象が存在するか否かを調べる処理を行う。この処理によって、対象の存在し得る部分復元領域が特定できる。
次に、ステップS406では、詳細な形状復元を行う部分復元領域を選ぶ。S405の処理の結果を用いて、対象の存在しうる部分復元領域を選び、これらを詳細形状復元の対象領域に決定する。これにより、詳細な形状復元の計算対象と部分復元領域を対象の形状に応じて動的に決定することができる。
そして、ステップS407では、詳細な形状復元を行う計算の処理を行う。ステップS406の処理により選ばれた部分復元領域のそれぞれについて、領域内を密なボクセル群で表現し、該当領域の有効カメラから得られた入力画像に応じたシルエット画像の全てを用いて、従来のボクセル表現による視体積交差法と同様な計算を行う。この計算によって、全体の詳細な形状復元を計算できる。
すなわち、図9中の画像P11〜P14、図10中のシルエット画像SL11〜SL14に示したように、対象物体が完全に撮像されて画像に含まれている場合はもちろんのこと、図11中の画像P21〜P24、図12中のシルエット画像SL21〜SL24に示したような部分的に撮像された画像とシルエットからでも、対象の完全なる3次元形状モデルを復元することができる。図4中の3次元復元画像G21,G22は、以上のような計算結果の一例による完全な3次元形状である。なお、図13中の3次元復元画像G11,G12は、従来の視体積交差法を用いて動的物体の一部が復元で欠けてしまう計算結果の一例である。
以上のように、本実施形態において、ステップS4001とS4002が大きな特徴である。ステップS4001は、初期計算フェーズの処理を行うが、カメラの配置の位置関係に基づき、全体の復元空間を複数の部分復元領域に分割し、各部分復元領域に有効カメラを割り当てることができる。また、ステップS4002において、復元計算フェーズの処理を行うことによって、全体を粗く復元しつつ詳細な復元を各領域に行うことによって、部分的に観測された不完全なシルエットを取得し、その取得した不完全なシルエット入力として、完全な3次元形状を計算することを実現している。また、本実施形態は、3次元形状を復元する対象が動的物体であっても、あるいは、静的物体であっても、その物体の3次元形状を復元できる。
なお、本実施形態における3次元形状復元方法を実装した装置であって、図1中のステップS4001を実装した初期計算手段,ステップS503を実装した入力画像取得手段,ステップS404を実装したシルエット抽出手段,ステップS4002を実装した復元計算手段を備える3次元形状復元装置は、上述のように3次元形状を復元できる。前記初期計算手段は、ステップS401を実装した復元空間分割手段とステップS402を実装した撮像装置選別手段を備える。前記復元計算手段は、ステップS405,S406を実装した部分復元領域選択手段と、ステップS407を実装した3次元形状復元手段を備える。
また、本実施形態に基づく3次元形状復元装置は、各手段を制御するために、CPU(Central Processing Unit)を備えていても良い。本実施形態に基づく3次元形状復元装置は、3次元形状復元方法に必要な情報を記憶し管理する記憶手段(例えば、メモリやハードディスク装置)を備えていても良い。
さらに、本実施形態に基づく実施例における3次元復元方法を説明する。本実施例における3次元復元方法とは、各部分復元領域に有効カメラをあらかじめ割り当てる代わりに、ボクセルをカメラの画像上に投影する計算を行う際、該当カメラが有効かどうかを選別する方法である。即ち、図1中のステップS4001の処理とステップS4002の処理を統合する方法である。
本実施例における3次元復元方法を図5に基づいて説明する。なお、図5中のステップS13001は、前記図1中のS4002とは異なり、該当カメラが有効かどうかを選別する本方法における復元計算フェーズの処理である。ステップS13001は、ステップS1304〜S1306から構成される。
まず、図1中のステップS401と同じく、対象となる物体を含む復元空間全体を適切な部分復元領域に分割する(S1301)。
次に、図1中のステップS403と同じく、複数のカメラを用い、異なる視線方向から対象を撮像し、多視点入力画像を得る(S1302)。
次に、図1中のステップS404と同じく、画像処理を行い、各入力画像から、対象の多視点シルエット画像を得る(S1303)。
次に、全復元空間について、すべての入力画像を用いて、疎な形状復元処理を行う(S1304)。
次に、図1中のステップS406と同じく、詳細な形状復元を行う部分復元領域を選ぶ(S1305)。
そして、すべての入力画像を用いて、詳細な形状復元処理を行う(S1306)。
さらに、本実施例における3次元復元方法を以下に詳細に説明する。
まず、ステップS1301は、図1中のステップS401と同じく、対象となる物体を含む復元空間全体を適切な部分復元領域に分割する。
次に、ステップS1302は、図1中のステップS403と同じく、複数のカメラを用い、異なる視線方向から対象を撮像し、多視点入力画像を得る。
次に、ステップS1303は、図1中のステップS404と同じく、画像処理を行い、各入力画像から、対象の多視点シルエット画像を得る。
次に、ステップS1304は、全復元空間について、すべての入力画像を用いて疎な形状復元の処理を行う。各部分復元領域を1つのボクセル(疎なボクセル)と見なし、ボクセルが視野内にあるカメラを有効カメラとして選別し、選別されたカメラの入力について、従来のボクセル表現による視体積交差法の計算を行う。この計算によって、対象の存在し得る部分復元領域を特定できる。
次に、ステップS1305は、図1中のステップS406と同じく、詳細な形状復元を行う部分復元領域を選ぶ処理を行う。
そして、ステップS1306は、すべての入力画像を用いて、詳細な形状復元を行う計算の処理を行う。さらに、ステップS1305の処理により選ばれた部分復元領域のそれぞれについて、領域内を密なボクセル群で表現し、すべての入力画像を用いて詳細な形状復元処理を行う。
より具体的には、ボクセルが視野内にあるカメラを有効カメラとして選別し、選別されたカメラの入力について、従来のボクセル表現による視体積交差法の計算を行う。この計算によって、全体の詳細な形状復元を計算できる。すなわち、図1の処理と同じように、図11中の画像P21〜P24、図12中のシルエット画像SL21〜SL24に示したような部分的に撮像された画像とシルエットからでも、対象の完全な3次元形状モデルを復元できる。
なお、本実施例における3次元形状復元方法を実装した装置であって、図5中のステップS1301を実装した復元空間分割手段,ステップS1302を実装した入力画像取得手段(例えば、撮像手段),ステップS1303を実装したシルエット抽出手段,ステップS13001を実装した復元計算手段を備える3次元形状復元装置は、上述のように3次元形状を復元できる。なお、前記復元計算手段は、ステップS1304,S1305を実装する部分復元領域選択手段とステップS1307を実装する3次元形状復元手段を備える。本実施例に基づく3次元形状復元装置は、各手段を制御するために、CPU(Central Processing Unit)を備えていても良い。さらに、本実施例に基づく3次元形状復元装置は、3次元形状復元方法に必要な情報を記憶し管理する記憶手段を備えていても良い。
また、本実施形態及び本実施例における3次元形状復元方法を実装した装置における各手段の一部もしくは全部の機能をコンピュータのプログラムで構成し、そのプログラムをコンピュータを用いて実行して本発明を実現することができること、本実施形態及び本実施例における3次元形状復元方法の手順をコンピュータのプログラムで構成し、そのプログラムをコンピュータに実行させることができることは言うまでもなく、コンピュータでその機能を実現するためのプログラムを、そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体(記憶媒体)、例えばFD(Floppy(登録商標) Disk)や、MO(Magneto−Optical disk)、ROM(Read Only Memory)、メモリカード、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、リムーバブルディスクなどに記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記のプログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
さらに、上述の3次元形状復元方法を記述したコンピュータプログラムを、その方法に必要とされる入出力データを格納したメモリや外部記憶部等にアクセスするように実装してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものでなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、物体における特定の領域では、図8の3次元形状復元方法の処理手順よって獲得し、その周辺の領域では図1または図5の3次元形状復元方法の処理手順によって獲得することもできる。
本実施形態における3次元形状復元方法の処理手順を示す図。 対象の全体が含まれるように撮像する場合の復元可能領域を示す図。 対象を部分的に含まれるように撮像する場合の復元可能領域を示す図。 本実施形態における3次元形状復元方法の処理手順を部分観測(部分的に撮像された画像)に適用して計算された3次元復元画像を示す図。 本実施例における3次元形状復元方法の処理手順を示す図。 視体積交差法の原理を示す図。 ボクセル表現による視体積交差法の原理を示す図。 従来のボクセル表現による視体積交差法に基づいた3次元形状復元方法の処理手順を示す図。 対象の全体を撮像した入力画像の例を示す図。 対象の全体を撮像した場合のシルエット画像の例を示す図。 対象の一部が欠けて撮像した入力画像の例を示す図。 対象の一部が欠けて撮像した場合のシルエット画像の例を示す図。 従来のボクセル表現による視体積交差法に基づいた3次元形状復元方法を部分観測の場合に適用した3次元復元画像を示す図。
符号の説明
AR…復元空間
BX…ボクセル
C,H…対象物体
CM…カメラ
A…2次元シルエット
G11,G12,G21,G22…3次元復元画像
P11〜P14,P21〜P24…画像
A,B…カメラの投影中心
SP…撮像面
V11,V12,V13,V21,V22,V23…カメラ視点
A,VB…錐体
VH…視体積の交差
W1,W2…復元可能範囲
SC…スクリーン
SL11〜SL14,SL21〜SL24…シルエット画像

Claims (8)

  1. 複数の撮像装置を用い、異なる視線方向から物体を各々撮像し、その撮像した画像を画像取得手段を介して取得し、該画像に基づいて該物体の3次元形状を復元する装置に使用する3次元形状復元方法であって、
    前記物体を含む復元空間全体を特定の部分復元領域に分割して、該部分復元領域に関する初期計算を行う初期計算ステップと、
    前記複数の撮像装置を用い、異なる視線方向から前記物体を各々撮像した入力画像を画像取得手段を介して取得する入力画像取得ステップと、
    前記入力画像から前記物体に関するシルエット画像を作成するシルエット抽出ステップと、
    前記部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該疎なボクセル群に基づいて、前記部分復元領域から前記物体が存在する部分復元領域を選択し、該選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該密なボクセル群を用いたボクセル表現を適応し3次元復元計算を行う復元計算ステップと、
    を有することを特徴とする3次元形状復元方法。
  2. 請求項1に記載の3次元形状復元方法において、
    前記初期計算ステップが、
    前記分割された部分復元領域を完全に観測できる有効撮像装置を選別する撮像装置選別ステップ、
    を有し、
    前記復元計算ステップが、
    各部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該部分復元領域に対応した有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像に対して、前記疎なボクセル群を用いた3次元形状復元計算を行い、該部分復元領域内に前記物体が存在するか否かを調べ、該物体が存在すると判定された部分復元領域を選択する部分復元領域選択ステップと、
    前記選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該部分復元領域の有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像の全てに対して、前記密なボクセル群を用いた3次元形状復元計算を行う3次元形状復元ステップと、
    を有する、
    ことを特徴とする3次元形状復元方法。
  3. 請求項1に記載の3次元形状復元方法において、
    前記復元計算ステップが、
    各部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該疎なボクセル群を視野内に捉えて観測できる有効撮像装置を前記撮像装置から選別し、該選別された有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像に対して、前記疎なボクセル群を用いた3次元形状復元計算を行い、該部分復元領域内に前記物体が存在するか否かを調べ、該物体が存在すると判定された部分復元領域を選択する部分復元領域選択ステップと、
    前記選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該部分復元領域の有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像の全てに対して、前記密なボクセル群を用いたボクセル表現に基づく3次元形状復元計算を行う3次元形状復元ステップと、
    を有する、
    ことを特徴とする3次元形状復元方法。
  4. 複数の撮像装置を用い、異なる視線方向から物体を各々撮像し、その撮像した画像を画像取得手段を介して取得し、該画像に基づいて該物体の3次元形状を復元する3次元形状復元装置であって、
    前記物体を含む復元空間全体を特定の部分復元領域に分割して、該部分復元領域に関する初期計算を行う初期計算手段と、
    前記複数の撮像装置を用い、異なる視線方向から前記物体を各々撮像した入力画像を前記画像取得手段を介して取得する入力画像取得手段と、
    前記入力画像から前記物体に関するシルエット画像を作成するシルエット抽出手段と、
    前記部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該疎なボクセル群に基づいて、前記部分復元領域から前記物体が存在する部分復元領域を選択し、該選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該密なボクセル群を用いたボクセル表現を適応し3次元復元計算を行う復元計算手段と、
    を備えることを特徴とする3次元形状復元装置。
  5. 請求項4に記載の3次元形状復元装置において、
    前記初期計算手段が、
    前記分割された部分復元領域を完全に観測できる有効撮像装置を選別する撮像装置選別手段、
    を備え、
    前記復元計算手段が、
    各部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該部分復元領域に対応した有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像に対して、前記疎なボクセル群を用いた3次元形状復元計算を行い、該部分復元領域内に前記物体が存在するか否かを調べ、該物体が存在すると判定された部分復元領域を選択する部分復元領域選択手段と、
    前記選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該部分復元領域の有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像の全てに対して、前記密なボクセル群を用いた3次元形状復元計算を行う3次元形状復元手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする3次元形状復元装置。
  6. 請求項4に記載の3次元形状復元装置において、
    前記復元計算手段が、
    各部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該疎なボクセル群を視野内に捉えて観測できる有効撮像装置を前記撮像装置から選別し、該選別された有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像に対して、前記疎なボクセル群を用いた3次元形状復元計算を行い、該部分復元領域内に前記物体が存在するか否かを調べ、該物体が存在すると判定された部分復元領域を選択する部分復元領域選択手段と、
    前記選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該部分復元領域の有効撮像装置から得られた入力画像に応じたシルエット画像の全てに対して、前記密なボクセル群を用いたボクセル表現に基づく3次元形状復元計算を行う3次元形状復元手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする3次元形状復元装置。
  7. 請求項1乃至3のいずれかに記載の3次元形状復元方法を、コンピュータで実行可能なコンピュータプログラムとして記述したことを特徴とする3次元形状復元プログラム。
  8. 請求項1乃至3のいずれかに記載の3次元形状復元方法を、コンピュータで実行可能なコンピュータプログラムとして記述し、そのコンピュータプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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