JP2008186398A - Rfidタグ検出装置、rfidタグ検出システムおよびrfidタグ検出方法 - Google Patents

Rfidタグ検出装置、rfidタグ検出システムおよびrfidタグ検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検出対象領域に所在し識別対象物に付した複数のRFIDタグからの無線信号を受けるアンテナを適切に設置することを可能にするRFIDタグ検出装置、RFIDタグ検出システムおよびRFIDタグ検出方法を提供する。
【解決手段】RFIDタグ検出装置では、アンテナ10は、RFIDタグからの識別信号を受け、タグリーダ32は、アンテナ10で受けた識別信号を基に識別子を識別する。表示処理装置33は、複数のRFIDタグ2の識別子とこれら複数のRFIDタグ2の所在を示す位置情報と関連づけたRFIDタグデータベース記憶部33cにアクセスし、タグリーダ32で識別された識別子に対応する位置情報を検索しRFIDタグ2の検出対象領域での検出状態を示す3次元グラフを表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、検出対象領域に所在するRFIDタグを検出するために、より適切な配置を実現するためのRFIDタグ検出装置、RFIDタグ検出システムおよびRFIDタグ検出方法に関する。
無線ICタグ(RFIDタグ)には、電池を内蔵しないパッシブ形のもの(パッシブタグ)と、電池を内蔵するアクティブ形のもの(アクティブタグ)とがある。アクティブタグは、電源として電池を内蔵し、自律的に所定周期で(例えば、1分〜2分周期で)、このタグに割り当てられた識別子(ID)などのデータを無線送信する。このため、アクティブタグは、パッシブタグと比較すると、リーダ側にタグを動作させるための電磁波輻射機能が不要であること、タグとリーダとの距離が長くても(例えば、最大数十メートル)データの読み取りが可能であることといった利点がある。
従来、建設資材の設置位置決め支援システムであって、建設現場内の複数の基準となる場所に位置特定用基地局を設け、配管資材にこの配管資材の識別IDを記録した位置特定用装置を取り付け、少なくとも3ヶ所以上の位置特定用基地局から距離データを取得し、これらの距離データを基に、配管資材の現在位置のデータを得るものが知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、このシステムでは、位置特定用基地局が設置されている場所は、建設の進行状態や建設現場内の状態により適宜決められる。
特開2006−207183号公報(段落[0019]−[0022]、図1)
しかしながら、前記した「建設資材の設置位置決め支援システム」では、建設現場内の開けた場所で少数の配管資材を取り扱う場合であればともかく、例えば資材置き場のように、配管資材などの識別対象物が多数集積された場所では、位置特定用基地局(すなわち、受信用のアンテナ)の配置(数および位置)によっては、予期しない場所で識別対象物が検出できないことがあり、識別できない識別対象物の数を減らそうとすると、多数の位置特定用基地局(アンテナ)の設置をすることとなり、識別可能な区域が無駄に重複するなど、受信用のアンテナの適切な配置がなされない問題点があった。
本発明は、前記した問題点に鑑みてなされたものであり、検出対象領域に所在し識別対象物に付した複数のRFIDタグからの無線信号を受けるアンテナを適切に設置するための条件を得ることを可能にするRFIDタグ検出装置、RFIDタグ検出システムおよびRFIDタグ検出方法を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明のRFIDタグ検出装置、RFIDタグ検出システムおよびRFIDタグ検出方法は、アンテナでRFIDタグからの識別信号を受け、タグリーダでこの識別信号を基にRFIDタグの識別子を識別し、表示処理装置で、複数のRFIDタグの識別子とこれらの複数のRFIDタグの所在を示す位置情報と関連づけたデータベースを参照して、これらの識別子に対応する位置情報を検索しRFIDタグの検出対象領域での検出状態を表示することを特徴とする。
これらの具体的手段については、実施形態の説明を通じて、詳細に表現するものとする。
本発明によれば、所定領域内に所在する複数のRFIDタグからの無線信号を良好に受信するためのアンテナの適切な配置を求めることができるRFIDタグ検出装置、RFIDタグ検出システムおよびRFIDタグ検出方法を提供できる。
以降、添付した各図を参照し、本発明による実施形態について詳細に説明する。なお、以降の説明において、実質的に同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略することがある。
まず、図1から図4までを参照し、本発明による一実施形態のRFIDタグ検出装置1について説明する。
図1は、本発明による一実施形態のRFIDタグ検出装置1を示す外観斜視図である。また、図2は、本発明による一実施形態のRFIDタグ検出装置1の主要な制御構成を示すブロック図である。
このRFIDタグ検出装置1は、RFIDタグ2から無線送信された識別信号を受けるアンテナ10と、アンテナ10を支持するとともに所望の方向へ指向させる架台部と、アンテナ10で受信した信号を基にRFIDタグ2から送信されたデータを解析するタグリーダ32と、タグリーダ32による解析結果を可視的に表示する表示処理装置33とを具備している。
なお、RFIDタグ2は、RFIDタグ検出装置1による検出対象となるアクティブタグであって、これらのRFIDタグ2の各々に一意に割り当てられた識別子のデータを記憶する記憶機能と、所定長の発信間隔を計時するタイマ機能と、この発信間隔ごとにRFIDタグ2の各部を休眠状態から一時的に作動状態にする制御機能と、作動状態になるごとに識別子のデータを読み出しこの識別子のデータを含む識別信号を生成する変調機能と、この識別信号を無線送信する送信機能と、内蔵する電池(図示せず)から各部へ動作電力を供給する給電機能とを有している。
なお、アクティブタグは、作動状態のとき無線送信のため比較的電力消費が大きく、休眠状態のとき実質的にタイマ機能が維持されていればよいため電力消費が非常に小さい。このため、アクティブタグは、一般に、その寿命を延ばす観点から、無線送信の間隔は長く、例えば2分に設定されている。しかし、本実施形態では、速やかにアンテナ10の適切な配向を探索する観点から、RFIDタグ2の送信間隔は、これより短く設定することが好ましい。
アンテナ10は、RFIDタグ2から無線送信される信号を受け、高周波電流に変換する機能を有する。アンテナ10の特性は、単一指向性であって、前後比が大きく、サイドローブが小さく、メインローブのビーム幅が狭すぎないことが一般に好ましいが、設置環境によっては、他の特性を有するものも使用できる。
図示するように、アンテナ10の一例は、2素子の八木・宇田アンテナである。このアンテナ10は、第1のエレメント11と、第1のエレメント11より電気長が若干長い第2のエレメント12と、第1のエレメント11および第2のエレメント12を平行に保ち所定間隔を保って支持するアンテナポール13と、第1のエレメント11からの給電線と第2のエレメント12からの給電線とのいずれかを切り替えてタグリーダ32への給電線に接続するエレメント切替器14とを具備している。
エレメント切替器14を第1のエレメント11側に切り替えて放射器とし、第2のエレメント12を反射器としたり、エレメント切替器14を第2のエレメント12側に切り替えて放射器とし、第1のエレメント11を導波器として、受信周波数を切り替えたり、ビーム特性を変化させることによって、実質的に利得を向上できる。
また、第1のエレメント11および第2のエレメント12の間隔を変え、エレメント(11,12)の各々について位相差給電を行い、HB9CV形などの位相差給電アンテナとして動作させてもよい。
架台部は、アンテナ10の地上高および指向方向を変化させ、また、保持する機能を有する。架台部は、偏波角ローテータ27と、高度角ローテータ23と、方位角ローテータ22と、上部アンテナマスト24と、昇降器21と、下部アンテナマスト25と、三脚部26とを具備し、制御装置30が付設されている。
制御装置30は、その操作盤31からの操作を受け付け、RFIDタグ検出装置1を制御するためのものであり、エレメント切替器14、偏波角ローテータ27、高度角ローテータ23、方位角ローテータ22、および昇降器21に接続されている。これらは、いずれも、制御装置30からの駆動電流によって動作する電気モータと、電気モータの回転を減速して駆動軸に伝える減速ギアと、駆動軸の動作位置や動作角度を検出するポテンショメータ(いずれも図示せず)とを含み、動作位置や角度などの情報が検出され、制御装置30によって読み取られる。制御装置30は、さらに、後記するタグリーダ32および表示処理装置33に接続されている。制御装置30は、これらの装置を駆動制御する付加装置(図示せず)を備え、各機能を実現するためのプログラムをロードしたコンピュータ(図示せず)によって実現できる。
偏波角ローテータ27は、アンテナ10をアンテナポール13の中央近傍で把持し、アンテナ10をアンテナポール13の長軸周りに回転させる。また、偏波角ローテータ27は、アンテナポール13の長軸周りの回転位相、すなわち、偏波面の傾き(以下、偏波角という)を決定づける第1のエレメント11および第2のエレメント12の傾きを検出し、その偏波角を示す情報は、制御装置30によって読み取られる。
高度角ローテータ23は、上部アンテナマスト24の頂上近傍に設置され、偏波角ローテータ27を介してアンテナ10を支持し、アンテナポール13の長軸方向の傾き、すなわち、アンテナ10の受信方向の仰角または俯角(以下、高度角という)を変化させる機能を有する。アンテナ10の高度角を示す情報は、制御装置30によって読み取られる。
方位角ローテータ22は、上下に2分割された上部アンテナマスト24を連結するように設置され、上部アンテナマスト24の下半分に対し、その上半分を回転させることによって、アンテナ10を水平回転させる。アンテナ10の指向する水平面内の方向を方位角という。アンテナ10の方位角を示す情報は、制御装置30によって読み取られる。
昇降器21は、下部アンテナマスト25に設置され、上部アンテナマスト24を繰り出し、また、繰り入れて、アンテナ10の地上高を変え、その地上高を保持する機能を有する。なお、アンテナ10の地上高は、RFIDタグ検出装置1が設置された面(地面、床面など)から、アンテナ10の給電点までの高さ、または、この面から、アンテナ10が高度角を変化させる場合の回転中心までの高さなどによって規定できる。アンテナ10の地上高を示す情報は、上部アンテナマスト24の繰り出し量を基に、制御装置30によって読み取られる。
なお、アンテナ10として、ダイポールアンテナ、コリニアアレイアンテナ、GPアンテナ、スリーブアンテナなど、水平面内無指向性のものを使用することもできる。この場合、RFIDタグ検出装置1は、昇降器21を備え、アンテナ10の地上高の調定が行えればよく、高度角ローテータ23、方位角ローテータ22、および偏波角ローテータ27を備えなくてよい。
タグリーダ32は、アンテナ10によって受信された識別信号を基に、発信元のRFIDタグ2の識別子を抽出し、この識別子のデータを制御装置30および表示処理装置33へ出力する。タグリーダ32は、抽出した識別子に係る識別信号の信号強度を検出し、そのデータをあわせて出力する機能を有することが好ましい。
表示処理装置33は、タグリーダ32から得たRFIDタグ2の識別子データと、制御装置30から得たアンテナ10の制御情報とを基に、所定の検出対象領域におけるRFIDタグ2の検出状況を、図6から図9までを参照して後記するように、グラフ形式などによって表示する機能を有する。
図3は、RFIDタグ検出装置1が具備する制御装置30の操作盤31を詳細に示す外観図である(適宜、図1および図2参照)。
操作盤31は、エレメント切替指示器42aと、エレメント切替表示器41aと、方位角指示器42bと、方位角表示器41bと、高度角指示器42cと、高度角表示器41cと、偏波角指示器42dと、偏波角表示器41dと、地上高指示器42eと、地上高表示器41eと、手動調整指示ボタン42gと、自動調整指示ボタン42fと、自動調整表示器41fとを具備している。
手動調整指示ボタン42gおよび自動調整指示ボタン42fは、いずれかを選択して押下できる。手動調整指示ボタン42gを押下した場合、他の指示器(42a,42b,42c,42d,42e)によって、制御装置30に指示を与えることができる。自動調整指示ボタン42fを押下した場合、他の指示器(42a,42b,42c,42d,42e)による指示は無効となり、後記するように自動で調整が行われる。自動調整指示ボタン42fを押下した場合、他の指示器(42a,42b,42c,42d,42e)のうち、一部のものについて自動で調整が行われ、他のものについて手動で調整を行うようにしてもよい。
まず、手動調整指示ボタン42gを押下し、手動調整を行う場合の操作について説明する。手動調整指示ボタン42gを押下すると、自動調整表示器41fの「AUTO」の表示が消灯する。
(1)エレメント切替指示器42aを“A”側に倒すと、制御装置30からエレメント切替器14へ駆動電流が出力され、第1のエレメント11がタグリーダ32に接続される。エレメント切替指示器42aを“B”側に倒すと、制御装置30からエレメント切替器14へ逆方向の駆動電流が出力され、第2のエレメント12がタグリーダ32に接続される。制御装置30は、このときのエレメント(11,12)のいずれかを示すデータ(AまたはB)を受信条件のひとつとして記憶する。
(2)表示処理装置33の表示を見ながら、方位角指示器42bを操作し、アンテナ10の方位角を最適に調整する。このときの方位角の値が方位角表示器41bに表示される。制御装置30は、このときの方位角のデータを受信条件のひとつとして記憶する。
(3)表示処理装置33の表示を見ながら、高度角指示器42cを操作し、アンテナ10の高度角を最適に調整する。このときの高度角の値が方位角表示器41bに表示される。制御装置30は、このときの高度角のデータを受信条件のひとつとして記憶する。
(4)表示処理装置33の表示を見ながら、偏波角指示器42dを操作し、アンテナ10の偏波角を最適に調整する。このときの偏波角の値が偏波角表示器41dに表示される。制御装置30は、このときの偏波角のデータを受信条件のひとつとして記憶する。
(5)表示処理装置33の表示を見ながら、地上高指示器42eを操作し、アンテナ10の地上高を最適に調整する。このときの地上高の値が地上高表示器41eに表示される。制御装置30は、このときの地上高のデータを受信条件のひとつとして記憶する。
これら(1)〜(5)の調整項目は、(1)から(5)までの順序で行ってもよいし、他の順番で行ってもよい。なお、ある調整を行うと、他の調整結果が最適からずれることがあるので、より良好な調整結果を得るには、なるべく多くの調整項目が最適となるように、調整を繰り返し行うとよい。
次に、自動調整指示ボタン42fを押下し、自動調整を行う場合の操作について説明する。自動調整を行う場合も、原理的に、手動調整を行う場合に準ずるものである。
自動調整指示ボタン42fを押下すると、自動調整表示器41fの「AUTO」の表示が点灯する。
(1)制御装置30は、エレメント切替器14へ順方向の駆動電流を出力するので、第1のエレメント11がタグリーダ32に接続される。次に、制御装置30からエレメント切替器14へ逆方向の駆動電流を出力するので、第2のエレメント12がタグリーダ32に接続される。制御装置30は、これらのうち、より多くのRFIDタグ2を読み取ることができた接続となるように、エレメント切替器14を制御するとともに、この接続に係るエレメント(11または12)を記憶する。なお、読み取ることができたRFIDタグ2の数が同じであるときは、タグリーダ32で検出された信号の強度を参照して、接続を決定するようにすることが好ましい。以降の(2)〜(5)についても同様である。
(2)制御装置30は、タグリーダ32の検出結果を参照しながら、方位角ローテータ22を駆動し、方位角のステップごとの検出結果を収集する。そして、最も多くのRFIDタグ2を検出できた方位角に、アンテナ10の方位角を調整する。制御装置30は、このときの方位角の値を方位角表示器41bに表示させるとともに、この方位角のデータを受信条件のひとつとして記憶する。
(3)制御装置30は、タグリーダ32の検出結果を参照しながら、高度角ローテータ23を駆動し、高度角のステップごとの検出結果を収集する。そして、最も多くのRFIDタグ2を検出できた高度角に、アンテナ10の方位角を調整する。制御装置30は、このときの高度角の値を高度角表示器41cに表示させるとともに、この高度角のデータを受信条件のひとつとして記憶する。
(4)制御装置30は、タグリーダ32の検出結果を参照しながら、偏波角ローテータ27を駆動し、偏波角のステップごとの検出結果を収集する。そして、最も多くのRFIDタグ2を検出できた偏波角に、アンテナ10の偏波角を調整する。制御装置30は、このときの偏波角の値を偏波角表示器41dに表示させるとともに、この偏波角のデータを受信条件のひとつとして記憶する。
(5)制御装置30は、タグリーダ32の検出結果を参照しながら、昇降器21を駆動し、アンテナ10の地上高のステップごとの検出結果を収集する。そして、最も多くのRFIDタグ2を検出できた地上高に、アンテナ10の地上高を調整する。制御装置30は、このときの地上高の値を地上高表示器41eに表示させるとともに、この地上高のデータを受信条件のひとつとして記憶する。
これら(1)〜(5)の手順によって得られた受信条件に係るデータは、制御装置30に記憶されているので、読取端末(図示せず)を制御装置30に接続して、これらのデータ(受信条件データ)を取り出すことができる。そして、RFIDタグ検出装置1を、同様な形式のアンテナと、簡易な架台とからなる受信設備(いずれも図示せず)に置き換え、前記した受信条件に従ってアンテナを調整すれば、RFIDタグ2からの信号を良好な条件で受信できることとなる。
自動調整のときも、手動調整のときと同様に、これら(1)〜(5)の調整項目は、(1)から(5)までの順序で行うようにしてもよいし、他の順番で行うようにしてもよい。なお、ある調整を行うと、他の調整結果が最適からずれることがあるので、なるべく多くの調整項目が最適となるように、調整を繰り返し行うようにしてもよい。
また、比較的大きいステップで自動調整を行うように設定し、自動調整の後に、手動調整指示ボタン42gを押下して手動調整に切り替えるように構成してもよい。こうすれば、自動調整によって短時間でおおよその調整が行われ、手動調整によって微調整が行えるので、精密な調整結果を短時間で得ることができる。
図4は、RFIDタグ検出装置1に備えられる表示処理装置33の構成を詳細に示すブロック図である。
この表示処理装置33は、入力緩衝部33a、演算部33b、RFIDタグデータベース記憶部33c、検出データ記憶部33d、描画処理部33e、表示切替操作部33f、表示駆動部33g、表示素子33hの各機能部を含んで構成されている。表示処理装置33は、制御機能、演算機能、入出力機能、記憶機能などを有するコンピュータに、前記した各機能部を実現するプログラムをロードすることによって実現できる。
表示処理装置33では、タグリーダ32(図2参照)から表示処理装置33へ出力された識別子データは、入力緩衝部33aへ入力される。
入力緩衝部33aは、入力された識別子データを先入れ先出し方式で記憶し、制御装置30の制御状態に応じて、演算部33bへ出力する。
RFIDタグデータベース記憶部33cは、RFIDタグ2ごとに識別子のデータと、このRFIDタグ2が所在する位置情報のデータとを関連づけたRFIDタグデータベースをあらかじめ記憶させてある。
演算部33bは、制御装置30の制御状態を参照しつつ、入力緩衝部33aからの識別子のデータを、RFIDタグデータベース記憶部33cにアクセスして検索し、検出されたRFIDタグ2の識別子と、その位置情報とを関連づけて出力する。
検出データ記憶部33dは、関連づけられたRFIDタグ2の識別子とその位置情報とを記憶する。
描画処理部33eは、演算部33bから入力され、または検出データ記憶部33dから読み出したRFIDタグ2の識別子とその位置情報とを集計して、表(スプレッドシート)のデータを作成し、また、位置情報を2次元または3次元で示し、位置ごとのRFIDタグ2の検出頻度を表したグラフのデータを作成する。
表示素子33hは、例えば、CRT表示器やLCDなどであり、表示駆動部33gは、描画処理部33eが作成したデータを、例えばD−A変換などにより処理し、表示素子33hに表示させる。
図5は、本発明による一実施形態のRFIDタグ検出システム100を示す構成見取り図である。
このRFIDタグ検出システム100は、建設資材倉庫に構築したものである。建設資材倉庫には、識別対象物(建設資材)3が多数積み上げられている。これらの識別対象物3が積み上げられている区域を囲んで、検出対象領域が設定されている。一部のみ図示するが、検出対象領域内のすべての識別対象物3には、RFIDタグ2が付されている。RFIDタグ2の位置情報は既知であって、その識別子と関連づけられて、RFIDタグ検出装置1が備える表示処理装置33のRFIDタグデータベース記憶部33c(図4参照)に記憶されている。
この図では、RFIDタグ検出システム100を構成する4つのRFIDタグ検出装置1が、検出対象領域の四隅近傍の測定地点A,B,C,Dに配置した例を示す。ただし、RFIDタグ検出装置1はそもそも人力で容易に移動可能であり、検出対象領域の状態、識別対象物3の種類または集積状態などに応じて、より適切な配置を実現できる。
なお、この検出対象領域は、左右に図示する向きが東西方向(図の右方が東)であり、奥行きとして図示する方向が南北方向(奥方向が北)であるとする。
次の表1は、測定地点Aに配置されたRFIDタグ検出装置1によって得られた検出データを、スプレッドシート形式で表したものである。この表では、列方向が東西方向(右方が東)であり、行方向が南北方向(上方が北)である。この表では、座標の値は、図5に示す座標の値と対応させてある。
Figure 2008186398
図6は、測定地点Aに配置されたRFIDタグ検出装置1によって得られた検出データを、左右に図示する向きを東西方向(図の右方が東)とし、奥行きとして図示する方向を南北方向(奥方向が北)とし、グラフの高さでその位置で検出したRFIDタグ2の数を表した3次元グラフである。
表示処理装置33では、表示切替操作部33fから描画処理部33eへ指示を入力することにより、前掲の表形式でも、グラフ形式でも表示させることができる。
次の表2は、前記した表1と同様に、測定地点Bに配置されたRFIDタグ検出装置1によって得られた検出データを、スプレッドシート形式で表したものである。
Figure 2008186398
図7は、測定地点Bに配置されたRFIDタグ検出装置1によって得られた検出データを、図6と同様に表した3次元グラフである。
次の表3は、前記した表1と同様に、測定地点Cに配置されたRFIDタグ検出装置1によって得られた検出データを、スプレッドシート形式で表したものである。
Figure 2008186398
図8は、測定地点Cに配置されたRFIDタグ検出装置1によって得られた検出データを、図6と同様に表した3次元グラフである。
次の表4は、前記した表1と同様に、測定地点Dに配置されたRFIDタグ検出装置1によって得られた検出データを、スプレッドシート形式で表したものである。
Figure 2008186398
図9は、測定地点Dに配置されたRFIDタグ検出装置1によって得られた検出データを、図6と同様に表した3次元グラフである。
このように、測定地点Aに関し、表1に対して図6、測定地点Bに関し、表2に対して図7、測定地点Cに関し、表3に対して図8、測定地点Dに関し、表4に対して図9は、それぞれ同一の検出結果を表しているものであるにも拘わらず、図6から図9に示す各グラフを参照すれば、表1から表4までを参照するよりも、検出対象領域における検出状態を容易に覚知できる。したがって、これらのグラフを表示させながらRFIDタグ検出装置1の設置位置を決定すれば、RFIDタグ2の信号を受信するアンテナ10の適切な受信条件データが得られるRFIDタグ検出システム100を容易に構築できる。
なお、これまで、東西方向の座標、南北方向の座標、およびRFIDタグ2の検出数を示す3次元グラフを表示する構成について説明したが、変形例として、東西方向の座標、南北方向の座標、上下方向の座標をグラフの3次元の位置で表し、RFIDタグ2の検出数を検出位置のドットの大きさや色などで表した4次元グラフを作成するようにしてもよい。
本発明による一実施形態のRFIDタグ検出装置を示す外観斜視図である。 本発明による一実施形態のRFIDタグ検出装置の主要な制御構成を示すブロック図である。 RFIDタグ検出装置が具備する制御装置の操作盤を詳細に示す外観図である。 RFIDタグ検出装置に備えられる表示処理装置の構成を詳細に示すブロック図である。 本発明による一実施形態のRFIDタグ検出システムを示す構成見取り図である。 測定地点Aに配置されたRFIDタグ検出装置によって得られた検出データを、左右に図示する向きを東西方向(図の右方が東)とし、奥行きとして図示する方向を南北方向(奥方向が北)とし、グラフの高さでその位置で検出したRFIDタグの数を表した3次元グラフである。 測定地点Bに配置されたRFIDタグ検出装置によって得られた検出データを、図6と同様に表した3次元グラフである。 測定地点Cに配置されたRFIDタグ検出装置によって得られた検出データを、図6と同様に表した3次元グラフである。 測定地点Dに配置されたRFIDタグ検出装置によって得られた検出データを、図6と同様に表した3次元グラフである。
符号の説明
1 RFIDタグ検出装置
2 RFIDタグ
3 識別対象物(建設資材)
10 アンテナ
11 第1のエレメント
12 第2のエレメント
14 エレメント切替器
21 昇降器
22 方位角ローテータ
23 高度角ローテータ
24 上部アンテナマスト
25 下部アンテナマスト
26 三脚部
27 偏波角ローテータ
30 制御装置
31 操作盤
32 タグリーダ
33 表示処理装置
100 RFIDタグ検出システム

Claims (15)

  1. 所定の検出対象領域に所在するRFIDタグから無線送信され当該RFIDタグに係る識別子を表す識別信号を受信し当該識別信号を基に前記RFIDタグが前記検出対象領域に所在することを検出するRFIDタグ検出装置であって、
    前記RFIDタグからの識別信号を受けるアンテナと、
    前記アンテナで受けた前記識別信号を基に前記識別子を識別するタグリーダと、
    複数の前記RFIDタグの識別子と前記複数のRFIDタグの所在を示す位置情報と関連づけたデータベースを参照し前記タグリーダで識別された前記識別子に対応する前記位置情報を検索し前記RFIDタグの前記検出対象領域での検出状態を表示する表示処理装置と、
    を具備したことを特徴とするRFIDタグ検出装置。
  2. 少なくとも、前記アンテナの地上高、方位角、高度角、偏波角のいずれかを含む受信条件を取得する制御手段を具備し、
    前記表示処理装置は、前記RFIDタグの前記検出状態と前記受信条件とを関連づけて表示することを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグ検出装置。
  3. 所定の検出対象領域に所在するRFIDタグから無線送信され当該RFIDタグに係る識別子を表す識別信号を受信し当該識別信号を基に前記RFIDタグが前記検出対象領域に所在することを検出するRFIDタグ検出装置であって、
    前記RFIDタグからの識別信号を受けるアンテナと、
    前記アンテナで受けた前記識別信号を基に前記識別子を識別するタグリーダと、
    少なくとも、前記アンテナの地上高、方位角、高度角、偏波角のいずれかを含む受信条件を取得する制御手段と、
    前記受信条件ごとに、当該受信条件下で前記タグリーダによって識別された前記識別子に基づき検出された前記RFIDタグの個数を計数する処理装置と、
    を具備したことを特徴とするRFIDタグ検出装置。
  4. 前記表示処理装置は、前記検出状態を、前記検出対象領域上の位置および前記RFIDタグの検出数を関連づけた3次元または4次元のグラフで表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のRFIDタグ検出装置。
  5. 前記アンテナは、単一指向性アンテナまたは水平面無指向性アンテナであって、
    前記アンテナの地上高を調定する昇降器を具備したことを特徴とする請求項1または請求項3に記載のRFIDタグ検出装置。
  6. 前記RFIDタグの検出状態を参照し前記昇降器を駆動して前記RFIDタグの検出数がより多くなるように前記アンテナの前記地上高を調定する前記昇降器の制御装置を具備したことを特徴とする請求項5に記載のRFIDタグ検出装置。
  7. 前記アンテナは、単一指向性アンテナであって、
    前記アンテナの方位角を調定する方位角ローテータを具備したことを特徴とする請求項1または請求項3に記載のRFIDタグ検出装置。
  8. 前記RFIDタグの検出状態を参照し前記方位角ローテータを駆動して前記RFIDタグの検出数がより多くなるように前記アンテナの前記方位角を調定する前記方位角ローテータの制御装置を具備したことを特徴とする請求項7に記載のRFIDタグ検出装置。
  9. 前記アンテナは、単一指向性アンテナであって、
    前記アンテナの高度角を調定する高度角ローテータを具備したことを特徴とする請求項1または請求項3に記載のRFIDタグ検出装置。
  10. 前記RFIDタグの検出状態を参照し前記高度角ローテータを駆動して前記RFIDタグの検出数がより多くなるように前記アンテナの前記高度角を調定する前記方位角ローテータの制御装置を具備したことを特徴とする請求項9に記載のRFIDタグ検出装置。
  11. 前記アンテナは、直線偏波形のアンテナであって、
    偏波面の傾きを調定する偏波角ローテータを具備したことを特徴とする請求項1または請求項3に記載のRFIDタグ検出装置。
  12. 前記RFIDタグの検出状態を参照し前記偏波角ローテータを駆動して前記RFIDタグの検出数がより多くなるように前記アンテナの前記偏波角を調定する前記偏波角ローテータの制御装置を具備したことを特徴とする請求項11に記載のRFIDタグ検出装置。
  13. 複数の識別対象物が所在する検出対象領域に対して構築され、
    複数の前記識別対象物ごとに付され、前記識別対象物を示す識別子を表す識別信号を無線送信するRFIDタグと、
    請求項1から請求項12のいずれかに記載のRFIDタグ検出装置と、
    を具備したこと特徴とするRFIDタグ検出システム。
  14. 複数の識別対象物が所在する検出対象領域に対して構築され、
    複数の前記識別対象物ごとに付され、前記識別対象物を示す識別子を表す識別信号を無線送信するRFIDタグと、
    請求項4に記載のRFIDタグ検出装置と、
    を具備し、
    前記グラフは、前記検出対象領域に設定した座標に対応した座標をあわせて表示したものであることを特徴とするRFIDタグ検出システム。
  15. 所定の検出対象領域に所在するRFIDタグから無線送信され当該RFIDタグに係る識別子を表す識別信号を受信し当該識別信号を基に前記RFIDタグが前記検出対象領域に所在することを検出するRFIDタグ検出方法であって、
    アンテナによって前記RFIDタグからの識別信号を受けるステップと、
    タグリーダによって前記アンテナで受けた前記識別信号を基に前記識別子を識別するステップと、
    表示処理装置によって複数の前記RFIDタグの識別子と前記複数のRFIDタグの所在を示す位置情報と関連づけたデータベースを参照し前記タグリーダで識別された前記識別子に対応する前記位置情報を検索し前記RFIDタグの前記検出対象領域での検出状態を表示するステップと、
    を具備したことを特徴とするRFIDタグ検出方法。
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