JP2008186298A - 撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のパーティションを用いる構成において、独自の論理フォーマットを採ることなく、起動処理等の高速化を図る。
【解決手段】システム制御回路50は、撮像素子14により生成される画像データを、外部記録媒体200内の複数のパーティションに対して書き込む。また、システム制御回路50は、複数のパーティションに係る管理情報を生成し、生成した管理情報を、外部記録媒体200内における複数のパーティションとは異なる第1のパーティションに格納する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のパーティションを有する記録媒体に対して画像データの書き込みが可能な技術に関するものである。
近年、デジタルカメラで使用されるメモリカードの記録容量は巨大になり、多数の画像データを記録できるようになってきている。そのような状況でメモリカードに対して、撮影後、所望の画像データの検索や、画像データの仕分け等を行うと、多数の画像データを扱うため、処理に時間がかかり、画像データ管理に負荷がかかってしまう。そのため、多数の画像データを扱う際にも画像データの管理を容易に行うことが求められており、メモリカード内部の記録領域を論理的に分割する方法が考案されている。
例えば、メモリカード内部を複数のパーティションに分割したり、独自のフォーマットを考案し管理する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−209485号公報(第0434欄、図4)
しかしながら、記録領域独自の論理フォーマットを用いることで、以前に記録した画像データと互換性が取れなくなってしまう。デジタルカメラにおいては、過去に撮影した画像データを再生することができないことは致命的である。
また、デジタルカメラにおいて、当該カメラを再生起動する際には、一般的に最後に撮影した画像を表示するものが多い。しかし、記録媒体内部を独自の論理フォーマット或いは複数パーティションに分割した場合、最終撮影画像の検索に時間がかかり、デジタルカメラの起動に対して更に時間がかかってしまう。
そこで、本発明の目的は、複数のパーティションを用いる構成において、独自の論理フォーマットを採ることなく、起動処理等の高速化を図ることにある。
本発明の撮像装置は、撮像手段と、前記撮像手段により生成される画像データを、記録媒体内の複数のパーティションに対して書き込む書き込み手段と、前記複数のパーティションに係る管理情報を生成する管理情報生成手段と、前記管理情報生成手段により生成される前記管理情報を、前記記録媒体内における前記複数のパーティションとは異なる所定のパーティションに格納する格納手段とを有することを特徴とする。
本発明の撮像装置の制御方法は、撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、前記撮像手段により生成される画像データを、記録媒体内の複数のパーティションに対して書き込む書き込みステップと、前記複数のパーティションに係る管理情報を生成する管理情報生成ステップと、前記管理情報生成ステップにより生成される前記管理情報を、前記記録媒体内における前記複数のパーティションとは異なる所定のパーティションに格納する格納ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、撮像手段を有する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記撮像手段により生成される画像データを、記録媒体内の複数のパーティションに対して書き込む書き込みステップと、前記複数のパーティションに係る管理情報を生成する管理情報生成ステップと、前記管理情報生成ステップにより生成される前記管理情報を、前記記録媒体内における前記複数のパーティションとは異なる所定のパーティションに格納する格納ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明は、画像データを格納する複数のパーティションとは別に、管理情報を格納するための所定のパーティションを設けたので、例えば起動処理時に使用する管理情報を高速に取得することが可能となる。従って、本発明によれば、複数のパーティションを用いる構成において、独自の論理フォーマットを採ることなく、起動処理等の高速化を図ることができる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るデジタルカメラ100の内部構成を、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ100の内部構成を示すブロック図である。
図1において、100は、デジタルカメラである。10は、撮影レンズである。12は、絞り機能を備えるシャッタである。14は、光学像を電気信号に変換する撮像素子である。16は、撮像手段の一つである撮像素子14の撮像処理により得られるアナログ信号出力を、ディジタル信号に変換するA/D変換器である。
18は、撮像素子14、A/D変換器16及びD/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
20は、画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ又はメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
また、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、システム制御回路50は、得られた演算結果に基づいて、露光制御手段40及び測距制御手段42に対して制御を行う。即ち、画像処理回路20の演算結果に基づいて、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等を行うことができる。
さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30及び圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16からの出力データは、画像処理回路20及びメモリ制御回路22を介して、又は、直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
24は、画像表示メモリである。26は、D/A変換器である。28は、TFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて、撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合にはデジタルカメラ100の電力消費を大幅に低減することができる。
30は、撮影した静止画像データや動画像データ等を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像データや所定時間の動画像データ等を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像データを連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像データ書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。
また、メモリ30は、システム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像データを読み込んで圧縮処理又は伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は、絞り機能を備えるシャッタ12を制御する露光制御手段であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
42は、撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御手段である。44は、撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御手段である。46は、バリアである保護手段102の動作を制御するバリア制御手段である。
48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。露光制御手段40及び測距制御手段42は、TTL方式を用いて制御されており、撮像された画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づいて、露光制御手段40、測距制御手段42に対する制御がシステム制御回路50により行われている。
50は、デジタルカメラ100全体を制御するシステム制御回路である。52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54は、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカ等の表示部である。表示部54は、デジタルカメラ100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。また、その他にも、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、外部記録媒体200の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示等が挙げられる。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。
56は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
60、62、64、66、68及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。60は、モードダイアルスイッチであり、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
62は、シャッタスイッチSW1であり、不図示のシャッタボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
64は、シャッタスイッチSW2であり、不図示のシャッタボタンの操作完了でONとなり、次の処理動作の開始を指示する。即ち、シャッタスイッチSW2がONとなると、撮像素子12から読み出された画像データがA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に書き込まれる露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理が指示される。また、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200に画像データを書き込むことも指示される。
66は、画像表示ON/OFFスイッチであり、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、TFT LCD等から成る画像表示部への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
68は、クイックレビューON/OFFスイッチであり、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定する。なお、本実施形態では特に、画像表示部28をOFFとした場合におけるクイックレビュー機能の設定をする機能を備えるものとする。
70は、各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部である。操作部70は、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマ切り替えボタン等がある。また、その他にも、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等が挙げられる。
80は、電源制御手段であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御手段80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82及び84は、コネクタである。86は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる電源手段である。
90は、メモリカード等の外部記録媒体200とデータの送受信を行うカードコントローラである。91は、メモリカード等の外部記録媒体200とのインタフェースである。92は、外部記録媒体200と接続を行うコネクタである。
98は、コネクタ92に記録媒体200が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。記録媒体着脱検知手段98には、システム制御回路50に電源供給する電源86とは別に図示しない電源が供給され、記録媒体着脱手段98は、システム制御回路50が動作していない場合においても外部記録媒体200の着脱の検知を行う。
なお、本実施形態では、外部記録媒体200を取り付けるインタフェースやコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
さらに、インタフェース91、そしてコネクタ92をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカード、モデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
102は、デジタルカメラ100のレンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護手段である。
104は、光学ファインダである。デジタルカメラ100は、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用することなく、光学ファインダ104のみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示等が設置されている。200は、メモリカード等の外部記録媒体である。
次に、外部記録媒体200の内部構成を、図2及び図3を参照しながら詳細に説明する。
図2は、外部記録媒体200の内部構成を模式的に示す図である。図2において、200は、外部記録媒体である。外部記録媒体200は、複数のパーティション(記憶領域)を構成するようにフォーマットすることができる。図2には、3つのパーティションから構成するようにフォーマットした場合を例示している。このとき、第1のパーティションは、後述する管理情報400だけを保持するようにフォーマットする。なお、フォーマット手順(図6のフローチャートを参照)については後述する。
図2に示すように、外部記録媒体内200には、1つのMasterBootRecord(MBR)領域300及び第1〜第3のパーティションが作成される。第2及び第3のパーティションには、BOOTセクタ301、FileAllocationTable302(以下、FATと称す)、ROOTディレクトリ303、ディレクトリエントリ304及びData領域305が生成される。
ここでいうMBR領域300とは、デジタルカメラ200の起動時に読み込まれる外部記録媒体200上の領域である。MBR領域300には、外部記録媒体内200の記録領域を分割した際の各記録領域であるパーティションの位置や大きさ等を記録したパーティションテーブルが保持されている。
BOOTセクタ301とは、パーティション内を構成する情報を保持する領域である。例えば、該当するパーティションのクラスタサイズ並びにFAT302の数及び大きさ等の情報がBOOTセクタ301に保持される。
FAT302とは、該当するパーティションのファイル、ディレクトリ及びそれらの記録位置情報を管理するためのテーブルを保持する領域である。
ROOTディレクトリ303とは、最上層のディレクトリ内における各ファイルや最上層のディレクトリに関する開始クラスタ数及び大きさ等の情報を持つ領域である。
ディレクトリエントリ304とは、ROOTディレクトリ303に属さないディレクトリであるサブディレクトリ内のファイルやサブディレクトリに関する開始クラスタ数及び大きさ等の情報を持つ領域である。
なお、ディレクトリエントリ304は、画像データ等のファイルが作成又は削除される度に更新されるので、ディレクトリエントリ304を検索すれば、同一のパーティション内の画像データ数が分かる。Data領域305とは、ROOTディレクトリ303又はディレクトリエントリ304によって参照されるファイルの内容(ファイルの実データ)が記録される領域である。
次に、外部記録媒体200の第1のパーティションで保持される管理情報400について説明する。図3は、管理情報400内のデータ構成を模式的に示す図である。なお、以下の例示で用いられる数値は全て16進表記である。
401は、第1のパーティションの先頭に存在し、第1のパーティションが管理情報400から構成されていることを示す管理領域シグニチャである。本例では、第1のパーティションが管理情報400から構成されていることを「FFFF」で示しているが、通常のBOOTセクタシグニチャを示す「EB3E」以外であれば、「FFFF」に限る必要はない。
402は、第1のパーティションのVersion情報を示している。Version情報401は、今後拡張された管理情報400が作成された場合にデジタルカメラ100の読み込み処理との整合性を取るために使用される。例えば、現在のVersion情報と前回のVersion情報とが一致しない場合は、管理情報400を使用しないという使い方が考えられる。なお、本例ではVer.1.1を示す「11」が記録されている。
403は、外部記録媒体200内のパーティションの数を示し、本例では「3」である。404は、パーティション毎のクラスタサイズを示している。各パーティションのクラスタサイズは、各パーティションのBOOTセクタ301内に記録されているクラスタサイズ情報を参照しなくても、第1のパーティションを参照すれば知ることができる。本例では、第2のパーティションのクラスタサイズ「200」バイト、第3のクラスタサイズ「400」バイトが記録されている。
405は、管理情報更新フラグを示している。本例では、管理情報400の内容と外部記録媒体200内の情報との整合性がとれていることを示す「0」が記録されている。一方、「1」が記録されている場合、外部記録媒体200内への画像データの書き込み、外部記録媒体200内の画像データの編集、外部記録媒体200の挿抜が行われた、又は記録媒体着脱検知手段98が正常に動作していないことを示す。このような場合、管理情報400と外部記録媒体200内の情報との整合性がとれていない可能性があり、管理情報400を信用することができない。
以下の説明においては、401〜405までの情報群をパーティション情報420と呼ぶことにする。
406は、フルパスで表記された最終撮影画像のファイル名であり、本例では「/DCIM/LAST.JPG」が最終撮影画像のファイル名として記録されている。後述する撮影手順により最終撮影画像のファイル名406はメモリ30上に保持され、電源停止時にそこから取得されて外部記録媒体200内の管理情報400の一つとして記録される。
407は、最終撮影画像の撮影時間を示す。最終撮影画像のファイル名406と同様に、最終撮影画像の撮影時間407は撮影手順でメモリ30上に保持され、電源停止時にそこから取得されて外部記録媒体200内の管理情報400の一つとして記録される。本例では、2006年1月31日11時45分を示す「0601311145」が最終画像の撮影時間407として記録されている。
408は、最終的にデータが書き込まれたパーティション番号である最終書き込みパーティション番号を示す。同じく、最終書き込みパーティション番号は撮影手順でメモリ30上に保持され、電源停止時にそこから取得されて外部記録媒体200内の管理情報400の一つとして記録される。本例では、最終的にデータが書き込まれたパーティション番号が第2のパーティションであることを示す「2」が記録されている。
409は、夫々のパーティションの空きクラスタ数を示している。同じく、パーティション毎の空きクラスタ数は撮影手順でメモリ30上に保持され、電源停止時にそこから取得されて外部記録媒体200内の管理情報400の一つとして記録される。本例では、第2のパーティションの空きクラスタ数「50」、第3のパーティションの空きクラスタ数「1A」であることを示している。なお、空きクラスタ数409を基に撮影モード(例えば、高画質モード、低画質モード)に応じた撮影可能枚数が計算される。計算された撮影可能枚数は、画面表示部28に表示される。
410は、パーティション毎の画像データ数を示す。同じく、パーティション毎の画像データ数は撮影手順でメモリ30上に保持され、電源停止時にそこから取得されて外部記録媒体200内の管理情報400の一つとして記録される。本例では、第2のパーティションには「4C」の画像データの数が記録され、第3のパーティションには「13A」の画像データ数が記録されていることを示している。これらの画像データ数410を基に、再生時に外部記録媒体200内に記録されている画像データの総数が画面表示部28に表示される。
以下の説明では、406〜410までの情報群を初期化情報430と呼ぶことにする。また、上述した管理情報400の要素以外にも、更に初期化及びパーティション管理に必要な情報を第1のパーティションに保持させても良い。
続いて、初期化情報430の使用方法の一例を、図4を参照しながら説明する。図4は、デジタルカメラ100の再生起動時の画像表示部28における表示画面の一例を示す図である。画像表示部28は、本発明の表示手段の一適用例となる構成である。
カメラの再生起動時には、画像表示部28において以下で説明する各情報が表示される。411は、撮影可能枚数を示しており、最終書き込みパーティション番号408が示すパーティション内の空きクラスタ数409から割り出される。なお、空きクラスタ数409を基に撮影モード(例えば、高画質モード、低画質モード)に応じた撮影可能枚数411が算出されることは上述した通りである。
412は、最終撮影画像を示しており、最終書き込みパーティション番号408が示すパーティション内の最終撮影画像のファイル名406から割り出される。
413は、最終撮影時間を示しており、最終画像の撮影時間407から割り出される。414は、撮影総枚数を示しており、最終書き込みパーティション番号408が示すパーティションの画像データ数410から割り出される。
図4において、撮影総枚数414は24枚を示しており、現在表示している最終撮影画像412がその1枚目であることも示している。このように、再生起動時において画像表示部24に表示する初期化情報430を予め第1のパーティションで保持することによって、デジタルカメラ200を高速に起動させることが可能となる。
次に、外部記録媒体200のフォーマット時にユーザが操作する画面について説明する。図5は、ユーザが操作するフォーマットメニュー画面の一例を示す図である。
図5において、500は、フォーマットメニュー画面である。501は、パーティション数変更項目であり、分割するパーティション数が表示される。ユーザは、パーティション数変更項目501に対する操作を操作部70によって行うことにより、分割するパーティション数を変更できる。なお、パーティション数変更項目501に表示されているパーティション数は、管理情報400を保持する第1のパーティションを除いたパーティション数が表示されている。それ故、図5の例では、分割するパーティション数が「2」であるので、外部記録媒体200内の記録領域は、実際に3つのパーティションに分割されていることになる。
502は、変更パーティション選択項目であり、サイズを変更するパーティションが強調表示(斜線部分)される。ユーザは、変更パーティション選択項目502に対する操作を操作部70によって行うことにより、サイズを変更するパーティションを選択できる。
また、変更パーティション選択項目502では、第1のパーティション及びMBR領域を除く外部記録媒体200の全記録領域に対する各パーティションの記録領域の割合がイメージで示される。
503は、外部記録媒体200内における、第1のパーティション及びMBR領域を除く複数のパーティションに分割可能な領域のサイズを示している。図5の例では、複数のパーティションに分割可能な領域のサイズとして「242MB」が示されている。
504は、後述するパーティションサイズ変更項目505によりサイズが変更可能なパーティションを示すパーティション表示項目である。なお、前述の通り、フォーマットメニュー画面500では、第1のパーティションを除いたパーティションに関する情報が表示されている。それ故、ここで示す「#1のサイズ」というのは、外部記録媒体200上ではパーティション#2のサイズを意味する。
505は、パーティションサイズ変更項目である。ユーザは、パーティションサイズ変更項目505に対して操作部70で操作を行うことにより、パーティション表示項目504に表示されるパーティションのサイズを変更することができる。
また、パーティション表示項目504及びパーティションサイズ変更項目505は、変更パーティション選択項目502により選択されているパーティションに応じて、それぞれの項目で表示される数値が更新される。
506は、フォーマット実行項目である。フォーマット実行項目506には、フォーマット実行に対して「OK」又は「キャンセル」の選択状態がハイライト表示される。ユーザは、フォーマット実行項目505に対して操作部70で操作を行うことにより、フォーマットを実行(「OK」)するか「キャンセル」するかを選択することができる。
次に、外部記録媒体200のフォーマット時の処理について説明する。図6は、外部記録媒体200のフォーマット時における処理の流れを示すフローチャートである。
まず、システム制御部50は、操作部70を用いた「フォーマットメニュー画面」の表示操作により、例えば図5のようなフォーマットメニュー画面500を画像表示部28に表示する。
ユーザは、操作部70を用いて、フォーマットメニュー500に対して次の操作を行う。
(1)パーティション数変更項目501を変更することにより、分割するパーティション数を入力する。
(2)変更パーティション選択項目502の選択を行うことにより、サイズを変更するパーティションを選択する。
(3)パーティションサイズ変更項目505を変更することにより、変更パーティション選択項目502で選択されたパーティションのサイズを変更する
(4)フォーマット実行項目506の選択を行うことにより、上記(1)〜(3)の設定内容に応じたフォーマットを実行する。
以上がステップS400の処理である。
システム制御回路50は、ユーザが入力したパーティション数及び分割した各パーティションのサイズをメモリ30上に保持する(ステップS401)。
続いて、システム制御回路50は、外部記録媒体200内の全セクタを「00」や「FF」等のフィルパターンで埋める(ステップS402)。このとき、システム制御回路50は、図示しない外部記録媒体200内のコントローラに、全セクタを消去するコマンドを送信することで、フィルパターンで埋める作業をコントローラに委託しても良い。
システム制御回路50は、外部記録媒体200内にMBR領域を確保する(ステップS403)。
次に、システム制御回路50は、予め定められた管理情報400の大きさを外部記録媒体200内で第1のパーティションとして確保する(ステップS404)。
次に、システム制御回路50は、第1のパーティションの開始位置、終了位置、総セクタ数、パーティションのタイプ及びブートフラグをMBR領域のパーティションテーブルに記録する(ステップS405)。
ここでいうブートフラグとは、このパーティションからOperationSystem(以下、OSと称す)をブート(起動)できるかどうかを示す値(フラグ)である。ここでは、第1のパーティションからOSを起動しないこと示す「00」が設定される。
また、パーティションのタイプとは、OSインジケータやシステムID(システム標識)とも呼ばれ、基本的にそのパーティションを利用しているOSの種類、又はファイルシステムを示し、例えばFAT16(32MB以上)の場合は「06」が設定される。
そして、システム制御回路50は、第1のパーティションの先頭にパーティション情報420を書き込む(ステップS406)。なお、フォーマット時においては、パーティション情報402に含まれる管理情報更新フラグ405は、管理情報400の内容と外部記録媒体200内の情報との整合性が取れていることを示す「0」が設定される。
システム制御回路50は、分割するパーティション数(図5の例では「2」)及び各パーティションのサイズ(図5の例では、記録媒体200上のパーティション#2のサイズ「80MB」及び#3のサイズ「162MB」)をメモリ30から読み込む。そして、システム制御回路50は、分割するパーティション数及びパーティションのサイズに応じて、外部記録媒体200の記憶領域を分割する(ステップS407)。
最後に、システム制御回路50は、各パーティションに関する情報をMBR領域のパーティションテーブルに書き込む(ステップS408)。上記各パーティションに関する情報の書き込みは、第1のパーティションに関する情報をMBR領域のパーティションテーブルへ書き込む動作と同様である(ステップS405参照)。
本実施形態では、外部記録媒体200の第1のパーティションに管理情報400のみを保持させるようにフォーマットをすることにより、複数パーティションをもつ外部記録媒体200を高速に起動させることを可能とする。
次に、図7のフローチャートを参照しながら、デジタルカメラの起動時に行うカメラ起動処理の一例を説明する。図7は、カメラ起動処理の一処理例を示すフローチャートである。
まず、システム制御回路50は、外部記録媒体200に対するアクセスを可能とするために、電源手段80を制御し、外部記録媒体200への電源供給を開始する(ステップS300)。
次に、システム制御回路50は、第1のパーティションから先頭4ビットを読み込み(ステップS301)、管理領域シグニチャ401が存在するか判定する(ステップS302)。ステップS302は、本発明の管理情報判別手段の一処理例となる処理である。
もし、管理領域シグニチャ401が存在する場合は(ステップS302において「Yes」)、システム制御回路50は、第1のパーティションから最終書き込みパーティション番号408をメモリ30に読み込む(ステップS303)。
次に、システム制御回路50は、パーティション情報420のうち、Version情報402、パーティション数403及びクラスタサイズ情報404を第1のパーティションからメモリ30に読み込む(ステップS304)。
続いて、システム制御回路50は、図示しない電源から記録媒体着脱検知手段98へ電源が供給されているかを判断する(ステップS305)。
もし、記録媒体着脱検知手段98へ電源の供給が行われていない場合(ステップS305において「No」)、記録媒体着脱検知手段98が行う外部記録媒体200の着脱検知処理が保証されない。従って、システム制御回路50は、第1のパーティションの管理情報更新フラグ405を「1」に設定する。
一方、記録媒体着脱検知手段98へ電源の供給が行われている場合(ステップS305において「Yes」)、システム制御回路50は、管理情報更新フラグ405の設定は行わない。
続いて、システム制御回路50は、第1のパーティションから管理情報更新フラグ405を読み込み(ステップS307)、管理情報更新フラグ405が「1」かどうかを判定する(ステップS308)。
もし、管理情報更新フラグ405が「0」である場合(ステップS308において「No」)、管理情報400の内容と外部記録媒体200内の情報との整合性が保証されている。
逆に、管理情報更新フラグ405が「1」である場合(ステップS308において「Yes」)、管理情報400の内容と外部記録媒体200内の情報の整合性が保証されておらず、管理情報400の内容が信用できない。そのため、システム制御回路50は、管理情報4000を利用しない。管理情報更新フラグ405が「1」であることは、次の原因が考えられる。即ち、外部記録媒体200への書き込みが発生した場合(図10のフローチャートを参照)及び記録媒体200の挿抜が行われた場合(図9のシーケンスを参照)等である。
管理情報更新フラグ405が「0」である場合(ステップS308において「No」)、システム制御回路50は、初期化情報430のうち、最終撮影画像のファイル名406、最終画像撮影時間407、空きクラスタ数409及び画像データ数410を第1のパーティションからメモリ30に読み込む(ステップS309)。ステップS309は、本発明の読み込み手段の一処理例となる処理である。
そして、システム制御回路50は、第1のパーティションの管理情報更新フラグ405を「0」に設定する(ステップS310)。そして、システム制御回路50は、最終書き込みパーティション408に示されるパーティションのBOOTセクタ301を解析し(ステップS311)、カメラ起動時の処理を終了する。このとき、システム制御回路50は、ステップS309で読み込まれた初期化情報430に基づいて、図4に示すような起動時の画面情報を生成し、表示させる。本処理は、本発明の表示情報生成手段、表示制御手段の一処理例となる処理である。
このように、初期化情報430に基づいて起動時の画面表示を行うようにしたので、最終書き込みパーティションの解析、検索等を行うことなく、起動時に画面表示させる最終撮影画像や最終画像撮影時間等を取得することができる。従って、最終撮影画像や最終画像撮影時間等の取得時間が短縮され、デジタルカメラの起動処理を高速化することが可能となる。
一方、管理領域シグニチャ401が存在しない場合(ステップS302において「No」)、システム制御回路50は、第1のパーティションのBOOTセクタ301を解析する(ステップS313)。なお、この第1のパーティションは、図2に示すような第1のパーティションに管理情報400を有するパーティションとは異なる。この第1のパーティションは、先頭4ビットに管理領域シグニチャ401が存在しないため、図2の第2、第3のパーティションと同じ構成の、外部記録媒体200において先頭の位置に記録されるパーティションである。
次に、システム制御回路50は、当該パーティションのFAT302及びディレクトリエントリ304を検索し、当該パーティションの空きクラスタ数及び画像データ数を計算する(ステップS314)。
また、管理情報更新フラグ405が「1」である場合(ステップS308において「Yes」)、システム制御回路50は、最終書き込みパーティションのBOOTセクタ301を解析する(ステップS312)。そして、システム制御回路50は、FAT領域302及びディレクトリエントリ304を検索し、当該パーティションの空きクラスタ数及び画像データ数を計算する(ステップS314)。
続くステップS315においては、システム制御回路50は、当該パーティション内の最終撮影画像のファイル名及び最終画像撮影時間を検索する(ステップS315)。
次に、図8のフローチャートを参照しながら、カメラ電源停止時の処理の一例を説明する。図8は、カメラ電源停止時の一処理例を示すフローチャートである。
システム制御回路50は、ユーザによる操作部40のカメラ電源停止操作を受けると、第1のパーティションから先頭4ビットを読み込み(ステップS100)、管理領域シグニチャ401が存在するか判定する(ステップS101)。
もし、管理領域シグニチャ401が存在する場合は(ステップS101において「Yes」)、システム制御回路50は、初期化情報403をメモリ30から読み込み(ステップS102)、第1のパーティションに書き込む(ステップS103)。即ち、ここでは、電源の供給が停止する直前にメモリ30に書き込まれた初期化情報430が第1のパーティションに書き込まれる。
そして、システム制御回路50は、第1のパーティション内の管理情報更新フラグ405を「0」(有効)に設定する(ステップS104)。最後に、システム制御回路50は、外部記録媒体200への電源供給を停止する(ステップS105)。ここで第1のパーティションに書き込まれた初期化情報403が、デジタルカメラの起動時における図4に示すような画面表示に使用されることになる。なお、ステップS104は、本発明の第3の設定手段の一処理例となる処理である。
一方、管理領域シグニチャ401が存在しない場合(ステップS101において「No」)、システム制御回路50は、外部記録媒体200への電源供給を停止し(ステップS105)、速やかに処理を終了する。即ち、管理情報400が存在しないパーティションから構成される外部記録媒体200の場合、第1のパーティションに管理情報を書き込む必要がないため、ステップS102〜ステップS104を実行することなく、外部記録媒体200への電源供給を停止する。
次に、図9のフローチャートを参照しながら、記録媒体着脱検知手段98によって外部記録媒体200の装着が検知された場合の処理の一例を説明する。図9は、記録媒体着脱検知手段98の一処理例を示すフローチャートである。記録媒体着脱検知手段98は、本発明の検知手段の一適用例となる構成である。
図9のフローチャートに示す処理は、記録媒体着脱検知手段98によって外部記録媒体200がデジタルカメラ100に装着されたことを検知されることによって開始される(ステップS200)。なお、記録媒体着脱検知手段98は、システム制御回路50の動作とは別に動作し続ける構成である。
記録媒体着脱検知手段98が外部記録媒体200の装着を検知した場合(ステップS200において「Yes」)、システム制御回路50は、第1のパーティションから先頭4ビットを読み込む(ステップS201)。そして、システム制御回路50は、管理領域シグニチャ401が存在するか判定する(ステップS202)。
もし、管理領域シグニチャ401が存在する場合は(ステップS202において「Yes」)、システム制御回路50は、第1のパーティションから管理情報更新フラグ405を読み出し、管理情報更新フラグ405を「1」に設定する(ステップS203)。その後、処理を終了する。なお、ステップS203は、本発明の第4の設定手段の一処理例となる処理である。
この管理情報更新フラグ405を「1」と設定するのは、当該外部記録媒体200が一旦デジタルカメラ100から取り外されると、管理情報400と外部記録媒体200内の情報との整合性が保証できないためである。これは、仮に電源停止時に上記整合性が保証され、管理情報更新フラグ405に「0」が設定された外部記録媒体200であっても、一旦デジタルカメラ100から取り外されると、やはり保証することができない。当該外部記録媒体200については、図6に示すフォーマット処理を実行するか、後述する図10の撮影処理を行い、そして図8の電源停止処理を実行することで、上記整合性が保証されることになる。
一方、外部記録媒体200の装着を検知できなかった場合(ステップS200において「No」)、記録媒体着脱検知手段98は、外部記録媒体200の装着検知処理を継続する。
また、第1のパーティションに管理領域シグニチャ401が存在しなかった場合(ステップS202において「No」)、記録媒体着脱検知手段98は、外部記録媒体200の装着検知処理を継続する(ステップS200)。即ち、管理情報を第1のパーティションに保持しない外部記録媒体200が装着された場合、記録媒体着脱検知手段98は、外部記録媒体200の装着検知処理を継続する。
次に、図10のフローチャートを参照して、デジタルカメラ100の撮影処理の一例を説明する。図10は、撮影処理の一処理例を示すフローチャートである。
まず、ユーザがシャッタスイッチSW2(64)を押下することにより(ステップS500)、システム制御回路50は、不図示のシャッタボタンの操作完了でONとなる。そして、システム制御回路50は、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理を行う(ステップS501)。次に、システム制御回路50は、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行う画像処理を行う(ステップS502)。
そして、システム制御回路50は、外部記録媒体200の最終書込みパーティションに画像データを書き込む記録処理を行う(ステップS503)。ステップS503は、本発明の書き込み手段の一処理例となる処理である。
最後に、システム制御回路50は、最終撮影画像のファイル名406、最終画像撮影時間407、最終書込みパーティション408、空きクラスタ数409及び画像データ数410を生成し、メモリ30に書き込む(ステップS504)。それとともに、システム制御回路50は、管理情報更新フラグ405を「1」(無効)に設定する(ステップS504)。ステップS504は、本発明の管理情報生成手段、格納手段、第1の設定手段の一処理例となる処理である。以上のように、本実施形態においては、撮影処理が行われると、その度に撮影処理に対応した初期化情報430が生成され、メモリ30に書き込まれる。
また、外部記録媒体200内の撮影画像の消去又は撮影画像の編集を行った場合においても、管理情報更新フラグ405を「1」に設定するシーケンスが存在する。本シーケンスは、本発明の第2の設定手段の一処理例となる処理である。
その後、図8の電源停止処理が実行されることにより、メモリ30内の初期化情報430が第1のパーティションに書き込まれることになる。このとき、外部記録媒体200内の情報と管理情報400の内容との整合性がとれているため、管理情報更新フラグ405には「0」が設定される。
以上のように、上述した実施形態によれば、複数のパーティションを用いる構成において、独自の論理フォーマットを採ることなく、デジタルカメラ100の起動処理の高速化を図ることができる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム等のコンピュータが記憶媒体からプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに接続された機能拡張ユニット等に備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づきCPU等が実際の処理を行い、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本実施形態に係るデジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。 外部記録媒体の内部構成を模式的に示す図である。 管理情報内のデータ構成を模式的に示す図である。 デジタルカメラの再生起動時の画像表示部における表示画面の一例を示す図である。 ユーザが操作するフォーマットメニュー画面の一例を示す図である。 外部記録媒体のフォーマット時における処理の流れを示すフローチャートである。 カメラ起動処理の一処理例を示すフローチャートである。 カメラ電源停止時の一処理例を示すフローチャートである。 記録媒体着脱検知手段の一処理例を示すフローチャートである。 撮影処理の一処理例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 デジタルカメラ
10 撮影レンズ
12 シャッタ
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生回路
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
24 画像表示メモリ
26 D/A変換器
28 画像表示部
30 メモリ
32 圧縮伸長回路
40 露光制御手段
42 測距制御手段
44 ズーム制御手段
46 バリア制御手段
48 フラッシュ
50 システム制御回路
52 メモリ
54 表示部
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアル
62、64 シャッタスイッチ
66 画像表示ON/OFFスイッチ
68 クイックレビューON/OFFスイッチ
70 操作部
80 電源制御手段
82、84、92 コネクタ
86 電源手段
90 カードコントローラ
91 インタフェース
98 記録媒体着脱検知手段
104 光学ファインダ
300 MBR領域
301 BOOTセクタ
302 FAT
303 ROOTディレクトリ
304 ディレクトリエントリ
305 Data領域
400 管理情報
401 管理領域シグニチャ
402 Version情報
403 外部記録媒体内のパーティションの数
404 パーティション五とのクラスタサイズ
405 管理情報更新フラグ
406 最終撮影画像のファイル名
407 最終画像の撮影時間
408 最終書き込みパーティション番号
409 パーティション毎の空きクラスタ数
410 パーティション毎の画像データ数
411 撮影可能枚数
412 最終撮影画像
413 最終撮影時間
414 撮影総枚数
500 フォーマットメニュー画面
501 パーティション数変更項目
502 変更パーティション選択項目
503 複数のパーティションに分割可能な領域のサイズ
504 パーティション表示項目
505 パーティションサイズ変更項目
506 フォーマット実行項目

Claims (11)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段により生成される画像データを、記録媒体内の複数のパーティションに対して書き込む書き込み手段と、
    前記複数のパーティションに係る管理情報を生成する管理情報生成手段と、
    前記管理情報生成手段により生成される前記管理情報を、前記記録媒体内における前記複数のパーティションとは異なる所定のパーティションに格納する格納手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記所定のパーティションに格納された前記管理情報を読み込む読み込み手段と、
    前記複数のパーティションに係る表示情報を前記管理情報に基づいて生成する表示情報生成手段と、
    前記表示情報を表示手段に表示させる表示制御手段とを更に有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記管理情報生成手段は、前記撮像手段により撮像処理が行われる度に、前記管理情報を生成し、前記格納手段は、当該撮像装置における電源の供給が停止した場合、その直前に前記管理情報生成手段により生成された前記管理情報を前記所定のパーティションに格納することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像手段により撮像処理が行われ、その撮像処理に応じて生成される画像データが前記記録媒体に書き込まれた場合、前記記録媒体内の前記管理情報を無効とする設定を行う第1の設定手段を更に有することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記複数のパーティション内の画像データの編集が行われた場合、前記記録媒体内の前記管理情報を無効とする設定を行う第2の設定手段を更に有することを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像装置。
  6. 当該撮像装置における電源の供給が停止し、その直前に前記管理情報生成手段によって生成され、前記所定のパーティション内に格納された前記管理情報を有効とする設定を行う第3の設定手段を更に有することを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 当該撮像装置に対する前記記録媒体の装着を検知する検知手段と、
    前記検知手段により前記記録媒体の装着が検知された場合、前記記録媒体内の前記管理情報を無効とする設定を行う第4の設定手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記管理情報は、最終の画像データのファイル名、最終の撮像処理時間、最終の画像データが書き込まれたパーティション情報、前記複数のパーティション夫々の空きクラスタ数、及び、前記複数のパーティション夫々の画像データ数のうちの少なくとも何れか一つを含むことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記記録媒体内に前記管理情報が格納されているか否かを判別する管理情報判別手段を更に有し、
    前記管理情報判別手段により前記管理情報が前記記録媒体内に格納されていないと判別された場合、前記管理情報に対する情報の書き込み及び読み込みを行わないことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の撮像装置。
  10. 撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段により生成される画像データを、記録媒体内の複数のパーティションに対して書き込む書き込みステップと、
    前記複数のパーティションに係る管理情報を生成する管理情報生成ステップと、
    前記管理情報生成ステップにより生成される前記管理情報を、前記記録媒体内における前記複数のパーティションとは異なる所定のパーティションに格納する格納ステップとを含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. 撮像手段を有する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記撮像手段により生成される画像データを、記録媒体内の複数のパーティションに対して書き込む書き込みステップと、
    前記複数のパーティションに係る管理情報を生成する管理情報生成ステップと、
    前記管理情報生成ステップにより生成される前記管理情報を、前記記録媒体内における前記複数のパーティションとは異なる所定のパーティションに格納する格納ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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