JP2008183943A - 電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造 - Google Patents

電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造 Download PDF

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Abstract

【課題】電気自動車の軽量化を図りながら剛性を向上させることを可能とし、電気自動車に搭載されたバッテリの耐衝突性能を高めることが出来るようにする。
【解決手段】 電気自動車の車体を形成する金属製の車体部材と、電気自動車の走行用のバッテリを内蔵する樹脂性のバッテリケースと、バッテリケース内に埋設された金属製の骨格部材32と、骨格部材32と車体部材とを接続する金属製の接続部材とを備えて構成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造に関するものである。
従来より、電気自動車にバッテリを搭載するべく、フレームにより形成された構造体であるバッテリフレームを用いる技術が知られている。このような技術の例としては、以下の特許文献1および2の技術が挙げられる。
なお、これらの特許文献1および2には、バッテリフレームの材質についての明示はないものの、バッテリという重量物を支持するため、鉄が用いられることが一般的である。
特開平7−69077号公報 特開平7−69237号公報
しかしながら、このような金属製のバッテリフレームでは電気自動車の重量を増大させてしまい、航続距離が短くなったり、ドライバビリティの低下を招いたりするというという課題がある。
そこで、バッテリを内蔵するバッテリケースを樹脂により形成することが考えられる。これにより、軽量化を図ることが出来るためである。
しかしながら、樹脂製のバッテリケースでは、バッテリを支持するために必要な剛性を確保することが非常に困難である。特に、単なる箱状の樹脂製のバッテリケースでは、電気自動車が衝突した場合であってもバッテリが正常に作動するという性能、即ち、バッテリの耐衝突性能を向上させることが出来ない。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、電気自動車の軽量化を図りながら剛性を向上させることを可能とし、電気自動車に搭載されたバッテリの耐衝突性能を高めることが出来る、電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造は、車幅方向に延在する車体部材の後方に配設されバッテリを内蔵する電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造であって、該バッテリケースと該車体部材とを接続する金属製の第1耐衝撃部材と、該バッテリケース内において車長方向に延在した樹脂製の壁部であって該第1耐衝撃部材の背後に配設された第1樹脂壁部と、車長方向に延在し該第1樹脂壁部内に一体成型により埋設された金属製の第1金属補強壁部とを備えることを特徴としている。(請求項1)
また、請求項1記載の内容において、少なくとも2つの該第1耐衝撃部材と、少なくとも2つの該第1樹脂壁部と、少なくとも2つの該第1金属補強壁部と、車幅方向に延在する樹脂製の壁部であって該バッテリケースの前端を形成する第2樹脂壁部と、該第2樹脂壁部内に一体成型により埋設され少なくとも2つの該第1金属補強壁部を相互接続する第2金属補強壁部をさらに備えることを特徴としている。(請求項2)
また、請求項2記載の内容において、車長方向に延在する樹脂製の壁部であって該バッテリケースの側端を形成する第3樹脂壁部と 該第3樹脂壁部内に埋設された側端部および該第2樹脂壁部内に埋設された前端部を有し略L字形に形成された第3金属補強部とをさらに備え、該第3金属補強部は、該第1金属補強部材および該第2金属補強部材とは所定の隙間を空けて配設され、該第1耐衝撃部材は、該第2金属補強部と該第3金属補強部の該前端部との双方に固定されていることを特徴としている。(請求項3)
本発明の電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造によれば、耐衝撃部材に入力される力を車長方向に延びる第1金属補強壁部によって受けることが可能となり、重量やコストが増大することを抑制しながら、電気自動車に搭載されたバッテリの耐衝突性能を高めることが出来る。(請求項1)
また、第2金属補強壁部により、少なくとも2つの第1金属補強壁部を相互接続することで、バッテリケースの剛性をさらに向上させることが出来る。(請求項2)
また、第3金属補強部と第1金属補強部材との間、および、第3金属補強部と第2金属補強部材との間には、それぞれ所定の隙間が形成されているので、バッテリケースの設計変更に柔軟に対応することが出来る。また、バッテリケースを形成する際、金型内を樹脂材料が円滑に流れるようにすることが出来る。また、第1耐衝撃部材は、車体部材と接続されるだけではなく、該第2金属補強部と該第3金属補強部とを接続しているので、部品点数の増大を防ぎながら、バッテリケースの剛性をさらに高めることが出来る。(請求項3)
以下、図面により、本発明の一実施形態について説明すると、図1はその全体構成を示す模式的な上面図、図2はその全体構成を示す模式的な側面図、図3はバッテリトレイを示す模式的な上面図、図4はバッテリケース内のバッテリおよびバッテリホルダを主に示す模式的な斜視図、図5はバッテリトレイに埋め込まれるメタルフレームを示す模式的な斜視図、図6は埋設ナットを示す模式図であって(A)はその上面図、(B)はその側面図、(C)はその下面図、図7は埋設ナットの模式的な断面図、図8はバッテリケースの裏側を主に示す模式的な斜視図である。
また、図9はバッテリケースの裏側を主に示す模式的な平面図、図10は側端サポートメンバおよび前端サポートメンバを示す模式図、図11は図1の模式的なXI−XI矢視断面図、図12は図1の模式的なXII−XII矢視断面図、図13は図1の模式的なXIII−XIII矢視断面図、図14は図3の模式的なXIV−XIV矢視断面図である。
さらに、図15はカバープレートを示す模式的な正面図、図16はカバープレートを主に示す模式的な斜視図、図17は図16の模式的なXVII−XVII断面図、図18は図16の模式的なXVIII−XVIII断面図である。
また、図19はバッテリカバーを示す模式的な斜視図、図20はバッテリカバーを示す模式的な上面図、図21はバッテリトレイを金属部品により支持していることを示す模式図である。
図1に示すように、電気自動車10には、前後方向に延在するサイドメンバ(車体部材,第1車体部材)11,11が、左右にそれぞれ設けられている。
また、この電気自動車10には、車幅方向(左右方向)に延在し、一対のサイドメンバ11,11を相互に接続するバッテリクロスメンバ(車体部材,第2車体部材)12が設けられている。
これらのサイドメンバ11,11およびバッテリクロスメンバ12はいずれも鉄により形成され、電気自動車10の車体を形成している。
また、一対のサイドメンバ11、11の間で且つバッテリクロスメンバ12の後方において、バッテリケース13が配設されている。このバッテリケース13は、ガラス繊維を含むポリブチレン樹脂により主に形成され、その内部と外部との間で空気が流通することを防ぎながら(即ち、バッテリケース13内の気密性を保ちながら)、複数のバッテリ20(図4参照)をその内部に保持するものである。
図2に示すように、バッテリケース13は、バッテリトレイ14と、バッテリカバー15とから主に形成されている。
また、図3に示すように、バッテリトレイ14には、前側壁部(第2樹脂壁部)16,左側壁部(第3樹脂壁部)17,右側壁部(第3樹脂壁部)18,後側壁部19,前仕切壁21,中仕切壁22および後仕切壁23が設けられている。
これらのうち、前仕切壁21,中仕切壁22および後仕切壁23は、それぞれ、左側壁部17と右側壁部18との間に亘りバッテリトレイ14の左右方向に形成された壁である。
また、前仕切壁21は、中仕切壁22の前方に配設され、後仕切壁23は中仕切壁22の後方に配設されている。
前側壁部16と前仕切壁21との間において前後方向に延在する壁として前側バッテリ仕切壁24A,24B,24C,24Dが設けられている。なお、これらのうち、前側バッテリ仕切壁24A,24Dを第1樹脂壁部という場合がある。
また、後側壁部19と後仕切壁23との間において前後方向に延在する壁として後側バッテリ仕切壁27A,27B,27C,27Dが設けられている。
また、前仕切壁21と中仕切壁22との間において前後方向に延在する壁として前側補強壁25A,25Bが設けられるとともに、後述する一対の凹部28A,28Bをそれぞれ形成する凹奥壁部29,29が設けられている。
また、後仕切壁23と中仕切壁22との間において前後方向に延在する壁である、中側バッテリ仕切壁26A,26Bが設けられるとともに、これらの中側バッテリ仕切壁26A,26Bの間において、前後方向に延在する壁である後側補強壁31A,31Bが設けられている。
そして、図4に示すように、バッテリ20は、バッテリトレイ14上における所定の場所に載置された後、それぞれ、バッテリホルダ31により保持され、且つ、このバッテリホルダ31が図示しないボルトによりバッテリトレイ14に固定されることで、バッテリ20がバッテリケース13内に確実に保持されるようになっている。
また、図5に示すように、バッテリトレイ14の内部には、鉄製のフレーム(メタルフレーム)32が埋め込まれている。このメタルフレーム(骨格部材)32は、主に、前側フレームセット(前方骨格部)33と後側フレームセット(後方骨格部)34とから構成されている。
また、図21に示すように、サイドメンバ11,バッテリクロスメンバ12,メタルフレーム32,前方ブロック63A,63Bおよび側方ブロック66A,66B,66C,66Dのいずれもが鉄により形成され、且つ、直接的あるいは間接的に互いに接続されて構成され、バッテリケース13の剛性の向上が図られている。
まず、前側フレームセット33を中心に説明する。
この前側フレームセット33は、前左フレーム38,前中フレーム36および前右フレーム37から構成されている。
これらのうち、前左フレーム(第3金属補強部)38は、バッテリトレイ14の左側壁部17(図3参照)に埋設される前左側端部(側端部)38Gと、バッテリトレイ14の前側壁部16(図3参照)に一体成型により埋設される前左前端部(前端部)38Fとから構成された略L字形の部品である。また、前左側端部38Gの左側面にはナット38A,38B,38C,38Dが溶接され、前左前端部38Fの前面にはナット38Eが溶接されている。さらに、前左前端部38Fの後面にはナット38Hが溶接されている。
同様に、前右フレーム37(第3金属補強部)は、バッテリトレイ14の右側壁部18(図3参照)に一体成型により埋設される前右側端部(側端部)37Gと、バッテリトレイ14の前側壁部16に埋設される前右前端部(前端部)37Fとから構成された略L字形の部品である。また、前左側端部37Gの右側面にはナット37A,37B,37C,37Dが溶接され、前右前端部37Fの前面にはナット37Eが溶接されている。さらに、前右前端部37Fの後面にはナット37Hが溶接されている。
図5に示す前中フレーム36は、一対のA補強部(第1金属補強壁部)39A,39BとB補強部36C(第2金属補強壁部)とから成る略U字形の部品である。
これらのうちB補強部36Cは、左右方向へ延在し、一対のA補強部39A,39Bを相互に接続する部品であって、前側壁部16の内部に埋設されている。また、このB補強部36Cの前面にはナット36A,36Bが溶接されている。さらに、このB補強部36Cの後面にはナット36D,36E,36Fが溶接されている。
また、左側のA補強部39Aは、図21に示すように、左側の前方ブロック(耐衝撃部材,第1耐衝撃部材,接続部材)63Aの後方で、且つ、仮想線L1とL2との間に配設され、前側バッテリ仕切壁(第1樹脂壁部)24Aの内部に埋め込まれている。なお、仮想線L1は、左側の補強部63Aと前左前端部38Fとの接続点(即ち、ナット38E)を通り且つ車長方向に延びる仮想線である。また、仮想線L2は、左側の前方ブロック部63Aと前中フレーム36との接続点(即ち、ナット36A)を通り且つ車長方向に延びる仮想線である。
また、右側のA補強部39Bは、右側の前方ブロック(耐衝撃部材,第1耐衝撃部材,接続部材)63Bの後方で、且つ、仮想線L3とL4との間に配設され、前側バッテリ仕切壁(第1樹脂壁部)24Dの内部に埋め込まれている。なお、仮想線L3は、右側の補強部63Bと前中フレーム36との接続点(即ち、ナット36B)を通り且つ車長方向に延びる仮想線である。また、仮想線L4は、右側の補強部63Bと前右前端部37Fとの接続点(即ち、ナット37E)を通り且つ車長方向に延びる仮想線である。
そして、前左フレーム38は、前中フレーム36から所定の間隔G1を空けて配設されている。同様に、前右フレーム37は、前中フレーム36から所定の間隔G2を空けて配設されている。
また、左側の前方ブロック63Aは、前中フレーム36のB補強部36Cに設けられたナット36Aに対してボルト67により固定されるとともに、前左フレーム38の前左前端部38Fに設けられたナット38Eに対してボルト67により固定され、且つ、バッテリクロスメンバ12に対して図示しないボルトにより固定されている。
同様に、右側の前方ブロック63Bは、前中フレーム36のB補強部36Cに設けられたナット36Bに対してボルト67により固定されるとともに、前右フレーム37の前左前端部37Fに設けられたナット37Eに対してボルト67により固定され、且つ、バッテリクロスメンバ12に対して図示しないボルトにより固定されている。
次に、後側フレームセット34について説明する。
図21に示すように、この後側フレームセット34は、後横左フレーム41,後端左フレーム42,後端中フレーム43,後端右フレーム44および後横右フレーム45から構成されている。
これらのうち、後横左フレーム41は、図3に示す左側壁部17の内部に埋め込まれる部品であり、また、その左側面にはナット41A,41B,41C,41Dが溶接されている。
同様に、図21に示す後横右フレーム45は、図3に示す右側壁部18の内部に埋め込まれる部品であって、その右側面にはナット45A,45B,45C,45Dが溶接されている。
また、後端左フレーム42,後端中フレーム43および後端右フレーム44は、図3に示す後側壁部19の内部に埋め込まれる部品である。また、後端左フレーム42にはナット42Aが溶接され、後端中フレーム43にはナット43A,43B,43Cが溶接され、後端右フレーム44にはナット44Aが溶接されている。
また、前左フレーム38と前中フレーム36との間には隙間G1が形成され、また、前右フレーム37と前中フレーム36との間には隙間G2が形成されている。また、後横左フレーム41と後端左フレーム42との間には隙間G3が形成され,後端左フレーム42と後端中フレーム43との間には隙間G4が形成されている。さらに、後端中フレーム43と後端右フレーム44との間には隙間G5が形成され、後端右フレーム44と後横右フレーム45との間には隙間G6が形成されている。
また、図4および図21に示すように、バッテリケース13内には、バッテリ20をそれぞれ保持する鉄製のバッテリホルダ(バッテリ保持部)131〜140が設けられている。なお、バッテリホルダ131〜135の一群は前方に配設され、バッテリホルダ136〜140の一群は後方に配設されている。
また、前側のバッテリホルダ131〜135のうち、最も左側に配設されたものを前Aバッテリホルダ131といい、この前Aバッテリホルダ131の右隣に配設されたものを前Bバッテリホルダ132という。一方、最も右側に配設されたものを前Eバッテリホルダ135といい、この前Eバッテリホルダ135の左隣に配設されたものを前Dバッテリホルダ134という。そして、前Bバッテリホルダ132と前Dバッテリホルダ134との間に配設されたものを前Cバッテリホルダ133という。
同様に、後側のバッテリホルダ136〜140のうち、最も左側に配設されたものを後Aバッテリホルダ136といい、この後Aバッテリホルダ136の右隣に配設されたものを後Bバッテリホルダ137という。一方、最も右側に配設されたものを後Eバッテリホルダ140といい、この後Eバッテリホルダ140の左隣に配設されたものを後Dバッテリホルダ139という。そして、後Bバッテリホルダ137と後Dバッテリホルダ137との間に配設されたものを後Cバッテリホルダ138という。
前Aバッテリホルダ131には、前左フレーム38に溶接されたナット38Hと連通する前方スリーブ131Aが形成されている。さらに、この前Aバッテリホルダ131には、図6を用いて後述する埋設ナット51Aの上方開口部52Aと連通する後方スリーブ131Bが形成されている。そして、前方スリーブ131Aには図示しないボルトが挿入されナット38Hと螺合するとともに、後方スリーブ131Bにも図示しないボルトが挿入され埋設ナット51Aと螺合するようになっている。
また、前Bバッテリホルダ132には、前中フレーム36に溶接されたナット36Dと連通する前方スリーブ132Aが形成されている。さらに、この前Bバッテリホルダ132には、埋設ナット51Bの上方開口部52Aと連通する後方スリーブ132Bが形成されている。そして、前方スリーブ132Aには図示しないボルトが挿入されナット36Dと螺合するとともに、後方スリーブ132Bにも図示しないボルトが挿入され埋設ナット51Bと螺合するようになっている。
また、前Cバッテリホルダ133には、前中フレーム36に溶接されたナット36Eと連通する前方スリーブ133Aが形成されている。さらに、この前Cバッテリホルダ133には、埋設ナット51Cの上方開口部52Aと連通する後方スリーブ133Bが形成されている。そして、前方スリーブ133Aには図示しないボルトが挿入されナット36Eと螺合するとともに、後方スリーブ132Bにも図示しないボルトが挿入され埋設ナット51Cと螺合するようになっている。
また、前Dバッテリホルダ134には、前中フレーム36に溶接されたナット36Fと連通する前方スリーブ134Aが形成されている。さらに、この前Dバッテリホルダ134には、埋設ナット51Dの上方開口部52Aと連通する後方スリーブ134Bが形成されている。そして、前方スリーブ134Aには図示しないボルトが挿入されナット36Fと螺合するとともに、後方スリーブ134Bにも図示しないボルトが挿入され埋設ナット51Dと螺合するようになっている。
前Eバッテリホルダ135には、前右フレーム37に溶接されたナット37Hと連通する前方スリーブ135Aが形成されている。さらに、この前Eバッテリホルダ135には、埋設ナット51Eの上方開口部52Aと連通する後方スリーブ135Bが形成されている。そして、前方スリーブ135Aには図示しないボルトが挿入されナット37Hと螺合するとともに、後方スリーブ135Bにも図示しないボルトが挿入され埋設ナット51Eと螺合するようになっている。
一方、後Aバッテリホルダ136には、後端左フレーム42に溶接されたナット42Aと連通する後方スリーブ136Bが形成されている。さらに、この後Aバッテリホルダ136には、埋設ナット51Fの上方開口部52Aと連通する前方スリーブ136Aが設けられている。そして、後方スリーブ136Bには図示しないボルトが挿入されナット42Aと螺合するとともに、前方スリーブ136Aにも図示しないボルトが挿入され埋設ナット51Fと螺合するようになっている。
また、後Bバッテリホルダ137には、後端中フレーム43に溶接されたナット43Aと連通する後方スリーブ137Bが形成されるとともに、埋設ナット51Gの上方開口部52Aと連通する前方スリーブ137Aが設けられている。そして、後方スリーブ137Bには図示しないボルトが挿入されナット43Aと螺合するとともに、前方スリーブ137Aにも図示しないボルトが挿入され埋設ナット51Gと螺合するようになっている。
また、後Cバッテリホルダ138には、後端中フレーム43に溶接されたナット43Bと連通する後方スリーブ138Bが形成されるとともに、埋設ナット51Hの上方開口部52Aと連通する前方スリーブ138A1および埋設ナット51Iの上方開口部52Aと連通する前方スリーブ133A2が設けられている。そして、後方スリーブ133Bには図示しないボルトが挿入されナット43Bと螺合するとともに、前方スリーブ138A1,138A2にも図示しないボルトが挿入され埋設ナット51H,51Iとそれぞれ螺合するようになっている。
また、後Dバッテリホルダ139には、後端中フレーム43に溶接されたナット43Cと連通する後方スリーブ139Bが形成されるとともに、埋設ナット51Jの上方開口部52Aと連通する前方スリーブ139Aが設けられている。そして、後方スリーブ139Bには図示しないボルトが挿入されナット43Cと螺合するとともに、前方スリーブ139Aにも図示しないボルトが挿入され埋設ナット51Jと螺合するようになっている。
また、後Eバッテリホルダ140には、後端右フレーム44に溶接されたナット44Aと連通する後方スリーブ140Bが形成されるとともに、埋設ナット51Kの上方開口部52Aと連通する前方スリーブ140Aが設けられている。そして、後方スリーブ140Bには図示しないボルトが挿入されナット44Aと螺合するとともに、前方スリーブ140Aにも図示しないボルトが挿入され埋設ナット51Kと螺合するようになっている。
そして、前側の埋設ナット51A〜51Eの下端は、いずれもBサポートメンバ61B(詳しくは後述する)と図示しないボルトによって結合されている。同様に、後側の埋設ナット51F〜51Kの下端は、いずれもCサポートメンバ61C(詳しくは後述する)と図示しないボルトによって結合されている。
したがって、後端左フレーム42は、後Aバッテリホルダ136および埋設ナット51Fを介してCサポートメンバ61Cと接続されている。
また、後端中フレーム43は、後Bバッテリホルダ137と、埋設ナット51Gおよび後Cバッテリホルダ138と、埋設ナット51H,51Iおよび後Dバッテリホルダ139と埋設ナット51Jを介してCサポートメンバ61Cと接続されている。
同様に、後端右フレーム44は、後Eバッテリホルダ140および埋設ナット51Kを介してCサポートメンバ61Cと接続されている。
図6および図7(A),(B)および(C)に示す埋設ナット51が、バッテリトレイ14の内部に埋め込まれている。
なお、この埋設ナット51は、図21を用いて上述した埋設ナット51A,51B,51C,51D,51E,51Fと同様のものである。
この埋設ナット51は、上側ナット52,中間部53および下側ナット54により主に構成された鉄製の部品である。
これらのうち、上側ナット52は、上方に開口した上方開口部52Aを有し上下方向に延在した円筒状の部分であって、その内部にはボルト溝52Bが形成されている。
また、下側ナット54は、上側ナット52の上方開口部52Aが下方向を向くように180度回転させた形状をしている部分である。つまり、下方に開口した下方開口部54Aを有し上下方向に延在した円筒状の部分であって、その内部にはボルト溝54Bが形成されている。
また、中間部53は、上側ナット52と下側ナット54との間に設けられた円柱状の部分であって、その周面には多数の溝部(セレーション)53Aが形成されている。
さらに、上側ナット52と中間部53との間、および、下側ナット54と中間部53との間には、それぞれ、上側細径部55Aおよび下側細径部55Bが形成されている。これらの上側細径部55Aおよび下側細径部55Bは、上側ナット52,下側ナット54および中間部53の外径(第1径)D1よりも小さい外径(第2径)D2を(D1>D2)有する円柱状の部分である。
そして、中間部53に形成されたセレーション53Aにより、埋設ナット51に対して中心軸C51を中心とするトルクが加わった場合であっても、埋設ナット51がバッテリトレイ14内で回転しないようにすることができるようになっている。
また、細径部55A,55Bにより、埋設ナット51に対して中心軸C51に沿った方向の力が加わった場合であっても、埋設ナット51がバッテリトレイ14から脱落することを防ぐことができるようになっている。
図8および図9に示すように、バッテリトレイ14の底面14Aには、側端サポートメンバ(支持部材,第1支持部材)61A,61B,61C,61Dが設けられている。なお、これらの側端サポートメンバ61A,61B,61C,61Dのうち、最前側に配設されたものをAサポートメンバ61Aといい、このAサポートメンバ61Aの後側に配設されたものをBサポートメンバ61Bという。さらに、このBサポートメンバ61Bの後側に配設されたものをCサポートメンバ61Cといい、Cサポートメンバ61Cの後側、即ち、最後側に配設されたものをDサポートメンバ61Dという。
図1に示すように、これらの側端サポートメンバ61A,61B,61C,61Dは、それぞれ、電気自動車10の幅方向に延在し、一対のサイドメンバ11,11の間に亘って設けられ、バッテリトレイ14の底面14Aを支持している。また、これらの側端サポートメンバ61A,61B,61C,61Dは鉄製である。
また、図8に示すように、Aサポートメンバ61Aには、前端サポートメンバ(支持部材,第2支持部材)62A,62Bが設けられている。これらの前端サポートメンバ62A,62Bは、それぞれ、電気自動車10の前後方向に延在し、且つ、バッテリトレイ14の前端よりも前方へ突出した部品である。
そして、図10に示すように、これらの前端サポートメンバ62A,62Bは、Aサポートメンバ61Aにのみ接続され、Bサポートメンバ61B,Cサポートメンバ61CおよびDサポートメンバ61Dには接続されていない(図10中×印参照)。
また、図1に示すように、これらの前端サポートメンバ62A,62Bは、後述する前方ブロック63A,63Bを介して、バッテリクロスメンバ12とAサポートメンバ61Aとを接続している。また、これらの前端サポートメンバ62A,62Bは鉄製である。
また、これらの前端サポートメンバ62A,62Bの上には、それぞれ、前方ブロック(耐衝撃部材,第1耐衝撃部材)63A,63Bが溶接されている。さらに、これらの前方ブロック63A,63Bは、バッテリトレイ14の前側壁部16に対してボルト64により固定され(図8参照)、且つ、バッテリクロスメンバ12に対してボルト65により固定されている(図1参照)。つまり、これらの前方ブロック63A,63Bは、それぞれ、バッテリクロスメンバ12とAサポートメンバ61Aとを接続し、且つ、バッテリクロスメンバ12とバッテリケース14との間に介装されている部品である。また、これらの前方ブロック63A,63Bは鉄製である。
図1に示すように、側端サポートメンバ61A,61B,61C,61Dの両端部上には、それぞれ、側方ブロック(耐衝撃部材,第2耐衝撃部材,接続部材)66A,66B,66C,66Dが溶接されている。なお、これらの側方ブロック66A,66B,66C,66Dのうち、Aサポートメンバ61A上に設けられたものをA側方ブロック(前方第2耐衝撃部材)66Aといい、Bサポートメンバ61Bに設けられたものをB側方ブロック(前方第2耐衝撃部材)66Bという。さらに、Cサポートメンバ61C上に設けられたものをC側方ブロック(後方第2耐衝撃部材)66Cといい、Dサポートメンバ61D上に設けられたものをD側方ブロック(後方第2耐衝撃部材)66Dという。
図8に示すように、これらの側方ブロック66A,66B,66C,66Dは、バッテリトレイ14の左側壁部17または右側壁部18に対してボルト67により固定されるとともに、図1に示すように、サイドメンバ11,11に対してボルト68により固定されている。
つまり、図2に示すように、これらの側方ブロック66A,66B,66C,66Dは、それぞれ、サイドメンバ11の下面と側端サポートメンバ61A,61B,61C,61Dとの間に介装され、且つ、サイドメンバ11とバッテリケース14とを接続している部品である。なお、これらの側方ブロック66A,66B,66C,66Dは、断面が中空の四角柱形であり、その材質は鉄である。
また、これらの側方ブロック66A,66B,66C,66Dのうち、A側方ブロック66AおよびB側方ブロック66Bは、それぞれ、直接サイドメンバ11に固定されているが、C側方ブロック66Cは、C接続ブロック69Cを介してサイドメンバ11に固定されている。また、D側方ブロック66Dは、D接続ブロック69Dを介してサイドメンバ11に固定されている。
これは、サイドメンバ11が、所定の部分(図2中矢印A1参照)から斜め後上方へ延在しているためであって、Cサポートメンバ61CおよびDサポートメンバ61Dとサイドメンバ11との間にC接続ブロック69CおよびD接続ブロック69Dを介装することで、バッテリトレイ14を水平に配設しているものである。
この点を以下、もう少し詳しく説明する。
図11に示すように、Aサポートメンバ61Aは、サイドメンバ11内のリンフォース11Aに固定された袋ナット11Bに対して螺合するボルト66により固定されている。なお、Bサポートメンバ61Bも、原則的には図11に示す構造によりサイドメンバ11に固定されているので、ここでは、その図示は省略する。
図12に示すように、Cサポートメンバ61Cは、C接続ブロック69Cを介してサイドメンバ11に接続されている。このC接続ブロック69Cはサイドメンバ11の下側に接続された断面中空の鉄製の部品であり、その内部には袋ナット11Cが固定されている。そして、この袋ナット11Cに対して螺合するボルト68によってCサポートメンバ61CがC接続ブロック69Cに固定されている。
図13に示すように、Dサポートメンバ61Dは、D接続ブロック69Dを介してサイドメンバ11に接続されている。このD接続ブロック69Dは、サイドメンバ11の下側に接続された断面中空の鉄製の部品であって、サイドメンバ11内に設けられた袋ナット11Dに対してボルト68が螺合することによって、サイドメンバ11に固定されている。
また、このD接続ブロック69Dの底部にはナット69D1が溶接されており、このナット69D1に対して螺合するボルト71によってDサポートメンバ61DがD接続ブロック69Dに固定されている。
図9に示すように、バッテリトレイ14の左側壁部17とサイドメンバ11との間、および、バッテリトレイ14の右側壁部18とサイドメンバ11との間には、それぞれ、高電圧ケーブル72が2本ずつ配設されている。これらの高電圧ケーブル72は、バッテリケース13に内蔵されたバッテリ20と、図示しないインバータ(外部機器)とを接続し、約300Vの電圧が印加されることが許容される電気ケーブルである。
また、これらの高電圧ケーブル72には、バッテリケース13内の電力出力端子(図示略)に接続される丸穴端子73がそれぞれ備えられている。そして、バッテリトレイ14におけるサイドメンバ11と対向する側面(即ち、左側壁部17と右側壁部18)およびその裏面14Aには凹部28A,28Bが形成されている。
また、これらの凹部28A,28Bは、それぞれ、サイドメンバ11と対向する凹奥壁部29と、この凹奥壁部29の前端から側方へ延在する前壁部74と、凹奥壁部29の後端から側方へ延在する後壁部75とにより形成されている。
また、図14に示すように、凹奥壁部29には、ケースボルト穴76,低電圧ケーブル用ケース穴77,センタケース穴78および高電圧ケーブル用ケース穴(ケース穴部)79が形成されている。
また、この凹奥壁部29の裏側には、図15に示されるカバープレート81が固定されている。なお、このカバープレート81の詳細については後述する。
これらのうち、ケースボルト穴76は、カバープレート81に形成されたプレートボルト穴82に螺合するプレート固定ボルト(図示略)が挿通する穴部である。
また、低電圧ケーブル用ケース穴77は、約12V系電装機器(図示略)への給電に用いられる低電圧ケーブル(図示略)が相通する穴部であって、カバープレート81の低電圧ケーブル用プレート穴83と連通するようになっている。
また、センタケース穴78は、カバープレート81に形成されたガス抜き穴84と連通する穴部である。
また、高電圧ケーブル用ケース穴79は、高電圧ケーブル72(図9参照)が相通する穴部であって、カバープレート81の高電圧ケーブル用プレート穴85A,85Bと連通するようになっている。
そして、凹奥壁部29は、高電圧ケーブルの外径D3に応じて、サイドメンバ11から所定距離(図9中矢印L1参照)離間して配設されている。つまり、この凹奥壁部29は、高電圧ケーブル72の外径D3が大きくなるに連れて、サイドメンバ11から離れるように設定され、逆に、高電圧ケーブル72の外径D3が小さくなるに連れて、サイドメンバ11に近づくように設定されている。
図15に示すように、バッテリトレイ14の凹奥壁部29の裏側には、図14を用いて上述したケースボルト穴76,低電圧ケーブル用ケース穴77,センタケース穴78および高電圧ケーブル用ケース穴79を覆うアルミニウム製の板材であるカバープレート81が固定されている。なお、カバープレート81の材質としてアルミニウムが選定されたのは、必要な剛性を確保しながら軽量化を図るという目的に加え、気温の変化によりバッテリトレイ14の樹脂部分が膨張・収縮した場合であっても、このカバープレート81と樹脂部分とが離隔しないようにしていることによる。
つまり、バッテリトレイ14の材料であるガラス繊維入りのポリブチレン樹脂と、カバープレート81の材料であるアルミニウムとの双方が略同程度の線膨張係数を有していることに本発明者らは着目し、このカバープレート81をアルミニウムにより形成しているのである。
このカバープレート81には、プレートボルト穴82,低電圧ケーブル用プレート穴83,ガス抜き穴84および高電圧ケーブル用プレート穴(ケーブル用穴部)85A,85Bが形成されている。
これらのうち、プレートボルト穴82は、図17に示すプレート固定ボルト104が螺合する穴部である。また、このプレートボルト穴82は、カバープレート81の前面側(図15中紙面手前側)とは連通しているが、カバープレート81の裏面側(図15中紙面奥側)とは連通していない。即ち、このプレートボルト穴82は、カバープレート81を貫通しないように形成されている。
低電圧ケーブル用プレート穴83には、図16に示すように、ラバーキャップ88がはめ込まれ、さらに、このラバーキャップ88内に低電圧ケーブル89が挿通されるようになっている。
ガス抜き穴84は、バッテリケース13内部の気圧が上昇した場合に、バッテリケース13内の空気をバッテリケース13外に排出するために設けられた穴部である。なお、このガス抜き穴84には、図示しないワンウェイバルブがはめ込まれており、バッテリケース13内部の気密性が保たれるようになっている。
図16および図18に示すように、高電圧ケーブル用プレート穴85A,85Bは、それぞれ、ケーブルホルダ101,101の先端部101A,101Aが挿入される穴部であって、図14に示す高電圧ケーブル用ケース穴79と連通するようになっている。
ケーブルホルダ101,101内には、高電圧ケーブル72,72が挿通されている。また、これらのケーブルホルダ101,101の先端部101A,101Aには、それぞれ、ラバー性のOリング103が装着されており、バッテリケース13内部の気密性が保たれるようになっている。
また、これらのケーブルホルダ101,101は、それぞれ、ホルダ固定ボルト102,102によりカバープレート81に対して固定されている。なお、これらのホルダ固定ボルト102,102は、それぞれ、ケーブルホルダ用穴部86A,86Bに螺合するボルトである。
これらのケーブルホルダ用穴部86A,86Bは、高電圧ケーブル用プレート穴85A,85Bの周縁に形成された穴部であって、カバープレート81の前面側とは連通しているが、カバープレート81の裏面側とは連通していない。
また、高電圧ケーブル用プレート穴85A,85Bは、その内周面が鏡面磨き加工されており、高電圧ケーブル用プレート穴85A,85Bに対してOリング103が隙間なく密着できるようになっている。さらに、この鏡面磨き加工により、Oリング103が高電圧ケーブル用プレート穴85A,85Bにはめ込まれる際に、Oリング103が傷つくことを防止することが出来るようになっている。
さらに、このカバープレート81には、その全周に渡ってシール溝87が形成されている。このシール溝87には図示しないシール材が充填され、図17に示すように、バッテリトレイ14の凹奥壁部29とカバープレート81との間で隙間が生じることを防ぐことが出来るようになっている。
図19および図20に示すように、バッテリカバー13には、前隆起部91,中隆起部92および後隆起部93が形成されている。
これらのうち、前隆起部91は、バッテリカバー13の前方において隆起した部分であり、一方、後隆起部93は、バッテリカバー13の後方において隆起した部分である。また、前隆起部91にはメンテナンス穴部94が形成されている。このメンテナンス穴部94は、バッテリケース13内部の保守・点検作業のために形成されているものであって、通常はカバープレート(図示略)により塞がれている。
また、中隆起部92は、前隆起部91と後隆起部93との間において隆起した部分であるが、前隆起部91および後隆起部93よりもその高さが低く形成されている。
そして、このバッテリカバー13の周縁にはフランジ部95が形成され、さらに、このフランジ部95には複数のカバーボルト穴96が形成されている。
一方、図3に示すように、バッテリトレイ14の前側壁部16,左側壁部17,右側壁部18および後側壁部19(即ち、バッテリトレイ14の周縁)には、上述のカバーボルト穴96のそれぞれと対応する位置にトレイボルト穴101が形成されている。これにより、バッテリトレイ14上にバッテリカバー15が載置された際に、これらのカバーボルト穴96とトレイボルト穴101とが連通し、これらのカバーボルト穴96とトレイボルト穴101とに図示しないボルトが挿通されて、バッテリトレイ14とバッテリカバー15とが固定されるようになっている。
本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
例えば、電気自動車10の前方が衝突した際、バッテリ20を内蔵するバッテリケース13は、慣性により前方へ移動しようとする。特に、バッテリ20は比較的重いものであり、電気自動車10衝突時におけるバッテリケース13の運動エネルギーは到底無視できるものではない。
しかし、本実施形態に係る本発明によれば、側端サポートメンバ61A,61B,61C,61Dや、前端サポートメンバ62A,62Bを備えることで、バッテリケース13が前方に移動し、バッテリクロスメンバ12に衝突する事態を防ぐことが可能となる。つまり、バッテリケース13とバッテリクロスメンバ12との間の隙間(図1中符号GF参照)を電気自動車10の衝突時においても確保することが可能であり、この隙間GFに配設された種々のケーブル(図示略)が損傷を受ける事態を防ぎ、電気自動車10の信頼性を向上させることが出来る。
また、前端サポートメンバ62A,62Bは、側端サポートメンバ61A,61B,61C,61Dの全てと接続されるのではなく、最前に配設された側端サポートメンバ61Aのみと接続されているので、前端サポートメンバ62A,62Bの長さを短く形成することが可能となり、前端サポートメンバ62A,62B自体の重量およびコストを抑制することが可能となる。
したがって、重量やコストが増大することを抑制しながら、電気自動車10に搭載されたバッテリ20の耐衝突性能を高めることが出来る。
また、側端サポートメンバ61A,61B,61C,61Dおよび前端サポートメンバ62A,62Bを鉄により形成するとともに、バッテリケース13をガラス繊維入りのポリブチレン樹脂により形成している。これにより、バッテリケース13の軽量化を図りながら安価に量産することを可能とし、且つ、電気自動車10に対するバッテリケース13の取付け剛性を向上させることが出来る。
また、バッテリ20を内蔵するバッテリケース13を側端サポートメンバ61A,61B,61C,61Dにより確実に支持しながら、前方ブロック63A,63Bにより、電気自動車10の前方が衝突した場合であっても、バッテリケース13が慣性により前方へ移動しバッテリクロスメンバ12に衝突する事態を防ぐことが可能となる。
また、側方ブロック66A,66B,66C,66Dを、バッテリケース13の側面とサイドメンバ11との間設けることで、電気自動車10の側方が衝突した場合であっても、バッテリケース13が慣性により側方へ移動しサイドメンバ11に衝突することを防ぐことが可能となる。
したがって、電気自動車10の側方が衝突した場合であっても、バッテリケース13とサイドメンバ11との間の隙間(図1中符号GS,GS参照)を確保することが可能であり、この隙間GSに配設された種々の高電圧ケーブル72や低電圧ケーブル89が断線することを防ぎ、電気自動車10の信頼性を向上させることが出来る。
また、側端サポートメンバ61A,61B,61C,61D,前方ブロック63A,63Bおよびバッテリクロスメンバ12は鉄により形成し、一方、バッテリケース13は、ガラス繊維入りのポリブチレン樹脂により形成している。
これにより、バッテリケース13の軽量化を図りながら安価に量産することを可能とし、且つ、電気自動車10に対するバッテリケース13の取付け剛性を向上させることが出来る。
また、サイドメンバ11およびバッテリクロスメンバ12と、前端サポートメンバ62A,62Bおよび側端サポートメンバ61A,61B,61C,61Dとを、前方ブロック63A,63Bおよび側方ブロック66A,66B,66C,66Dにより接続することで、重量物であるバッテリ20を内蔵するバッテリケース13の重心位置を低くすることが可能となる。
また、前方ブロック63A,63B,側方ブロック66A,66B,66C,66Dを、バッテリケース13とサイドメンバ11およびバッテリクロスメンバ12との間に介装することで、電気自動車10の衝突時にバッテリケース13が慣性により移動し、サイドメンバ11やバッテリクロスメンバ12に衝突することを防ぐことが可能となる。
したがって、電気自動車10に搭載されたバッテリ20の耐衝突性能を高めることが出来る。
特に、電気自動車10の前方が衝突した場合には、バッテリケース13が慣性により前方へ移動してバッテリクロスメンバ12に衝突することを防ぐことが可能となるとともに、電気自動車10の側方が衝突した場合には、バッテリケース13が慣性により横方向へ移動しサイドメンバ11に衝突することを防ぐことが出来る。
高電圧ケーブル72,72は、バッテリケース13の凹部28A,28Bに設けられたカバープレート81に形成された高電圧ケーブル用プレート穴85A,85Bを通じて、バッテリケース13の内部と外部とに亘って延在し、所定の半径(曲げ半径)で円弧状に曲げられて、サイドメンバ11,11とバッテリケース13との間にそれぞれ配設されている。
このとき、凹部28A,28Bの凹奥壁部29が、高電圧ケーブル72の径D3に応じてサイドメンバ11から所定距離L1離間して配設されているので、高電圧ケーブル72の曲げ半径が小さすぎて高電圧ケーブル72を損傷させたり、曲げ半径が大きすぎてバッテリケース13内のスペースの有効活用が出来なかったりする事態を避けることが出来る。
つまり、限られた電気自動車10内のスペースを有効活用しながら、電気自動車10に搭載されたバッテリ20に接続される高電圧ケーブル72の配線を容易に行なうことが出来るのである。
また、高電圧ケーブル72は、丸穴端子73によりバッテリケース13内のバッテリ20に接続されるので、コストの増大を招くことなく、高電圧ケーブルとバッテリとを確実に接続することが出来る。
また、この丸穴端子73を用いてバッテリ20と高電圧ケーブル72とを接続した場合には、一般的な脱着式のコネクタを用いた場合に比べて、高電圧ケーブル72がバッテリ20から取り外しにくくすることが可能となる。
したがって、高電圧ケーブル72がバッテリ20から外れてしまうことを確実に防ぐことで、電気自動車10が走行できないといった事態を回避することが出来る。
また、簡素な丸穴端子73を用いることで、一般的な脱着式コネクタを用いた場合よりも、大幅にコストを抑制することが可能となるほか、電気自動車10の軽量化にも寄与することが出来る。
また、アルミニウム製のカバープレート81に形成された高電圧ケーブル用プレート穴85A,85Bを通じて高電圧ケーブル72,72をバッテリケース13から引き出すことで、温度変化等に起因して高電圧ケーブル用プレート穴85A,85Bの大きさが変化する事態を防ぐとともに、Oリング103により高電圧ケーブル72,72の外周面と高電圧ケーブル用プレート穴85A,85Bの内周面との間を閉塞することで、外気がバッテリケース13内に入り込むことを防ぐことが出来る。
また、固定ボルト穴は、カバープレートの前面側とは連通するものの、カバープレートの裏面側とは連通していないので、バッテリケースに対してカバープレートを固定する固定ボルトが固定ボルト穴に螺合することを妨げることなく、バッテリケース内の気密性を向上させることが出来る。
プレートボルト穴82は、カバープレート81の前面側とは連通するものの、カバープレート81の裏面側とは連通していないので、バッテリケース13に対してカバープレート81を固定するプレート固定ボルト104がプレートボルト穴82に螺合することを妨げることなく、バッテリケース13内の気密性を向上させることが出来る。
また、図6および図7に示すように、埋設ナット51における局所的に小さい径(第2径D2)の部分、即ち、上側細径部55Aおよび下側細径部55Bを、樹脂製のバッテリトレイ14の内部にくい込ませることで、埋設ナット51に対して上下方向の力が加わった場合であっても、この埋設ナット51がバッテリトレイ14から容易に脱落することを防ぐことが出来る。
また、中間部53の外周面には、上下方向に延在する複数の溝部(即ち、セレーション)53Aが形成されているので、中心軸C51を中心とするトルクが埋設ナット15に加えられた場合であっても、この埋設ナット51がバッテリトレイ14内で空回りすることを防ぐことが可能となり、埋設ナット51に対して図示しないボルトを締結する作業を適切に行なうことが出来る。
また、電気自動車10の前方が衝突した際、バッテリケース13は慣性により前進しようとし、バッテリケース13には前方ブロック63A,63Bを介して衝撃が入力されることとなるが、これらの前方ブロック63A,63Bの背後において、それぞれ前後方向に延在して設けられた前側バッテリ仕切壁24A,24D、および、これらの前側バッテリ仕切壁24A,24Dにそれぞれ埋設されたA補強部39A,39Bとにより、この入力荷重を受け止めることが出来る。
つまり、重量やコストが増大することを抑制しながら、電気自動車10に搭載されたバッテリ20の耐衝突性能を高めることが出来る。
また、バッテリトレイ14の前端を形成する樹脂製の前側壁部16の内部に一体成型により埋設され、一対のA補強部39A,39Bを相互接続するB補強部36Cが設けられているので、バッテリケース13の剛性をさらに向上させることが出来る。
また、A補強部39A,39BおよびB補強部36Cを樹脂製のバッテリトレイ14内に埋設することで、バッテリケース13の気密性を高めることが出来る。
また、前左フレーム38とA補強部39AおよびB補強部36Cとの間には隙間G1が形成され、また、前右フレーム37とA補強部39BおよびB補強部36Cとの間には隙間G2が形成されているので、バッテリケース13の設計変更に柔軟に対応することが出来る。また、バッテリケース13を形成する際、金型内を樹脂材料が円滑に流れるようにすることが出来る。
また、前方ブロック63Aは、バッテリクロスメンバ12と接続され且つ前左フレーム38とB補強部36Cとを接続し、同様に、前方ブロック63Bは、バッテリクロスメンバ12と接続され且つ前右フレーム37とB補強部36Cとを接続しているので、部品点数の増大を防ぎながら、バッテリケース13の剛性をさらに高めることが出来る。
また、鉄製の側方ブロック66A,66B,66C,66Dにより、走行用のバッテリ20を内蔵する樹脂性のバッテリケース13内に埋設された鉄製のメタルフレーム32と、サイドフレーム11とが接続される構成とするとともに、鉄製の前方ブロック63A,63Bにより、樹脂性のバッテリケース13内に埋設された鉄製のメタルフレーム32と、バッテリクロスメンバ12とが接続される構成としている。これにより、バッテリケース13の軽量化を図りながら剛性を向上させることが可能となり、電気自動車10に搭載されたバッテリ20の耐衝突性能を高めることが出来る。
また、メタルフレーム32を、前側フレームセット33と、後側フレームセット34とで分離して形成することで、バッテリケース13の設計変更に柔軟に対応することが出来る。
また、サイドメンバ11を介して前側フレームセット33と後側フレームセット34とを相互に接続することで、バッテリケース13に求められる剛性を確保することが出来る。
さらに、側方ブロック66A,66Bおよび側方ブロック66C,66Dにより、電気自動車10の側方が衝突した場合であっても、バッテリケース13がサイドメンバ11に衝突する事態を回避することが出来る。
また、前側フレームセット33を、前左フレーム38,前右フレーム37および前中フレーム36という別体の部品によって構成することで、バッテリケース13の設計変更に柔軟に対応することが出来る。また、バッテリケース13を形成する際、金型内を樹脂材料が円滑に流れるようにすることも出来る。
また、バッテリクロスメンバ12に固定された前方ブロック63Aにより前左フレーム38と前中フレーム36とを接続し、且つ、バッテリクロスメンバ12に固定された前方ブロック63Bにより前右フレーム37と前中フレーム36とを接続することで、前左フレーム38,前右フレーム37,前中フレーム36,サイドメンバ11およびバッテリクロスメンバ12を、全て鉄製の部品により連結することが出来る。これにより、バッテリケース13の剛性をさらに高めることが出来る。
また、後側フレームセット34を、後横左フレーム41,後端左フレーム42,後端中フレーム43,後端右フレーム44,後横右フレーム45という別体の部品によって形成することで、バッテリケース13の設計変更に柔軟に対応することが出来る。また、バッテリケース13を形成する際、金型内を樹脂材料が円滑に流れるようにすることも出来る。
また、Cサポートメンバ61Cと後端左フレーム42とをバッテリホルダ136により接続し、Cサポートメンバ61Cと後端中フレーム43とをバッテリホルダ137,138,139により接続し、さらに、Cサポートメンバ61Cと後端右フレーム44とバッテリホルダ140により接続する。これにより、後横左フレーム41,後端左フレーム42,後端中フレーム43,後端右フレーム44,後横右フレーム45およびサイドメンバ11を、全て鉄部品により連結することが可能となり、バッテリケース13の剛性をさらに高めることが出来る。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上述の実施形態においては、サイドメンバ11,バッテリクロスメンバ12,メタルフレーム32,前方ブロック63A,63Bおよび側方ブロック66A,66B,66C,66Dのいずれもが鉄により形成されている場合を例にとって説明したが、鉄以外の金属(例えばアルミニウムやチタンなど)であってもよい。
本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造の全体構成を示す模式的な上面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造の全体構成を示す模式的な側面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造におけるバッテリトレイを示す模式的な上面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造におけるバッテリケース内のバッテリおよびバッテリホルダを主に示す模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造におけるバッテリトレイに埋め込まれるメタルフレームを示す模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造における埋設ナットを示す模式図であって(A)はその上面図、(B)はその側面図、(C)はその下面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造における埋設ナットの模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造におけるバッテリケースの裏側を主に示す模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造におけるバッテリケースの裏側を主に示す模式的な平面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造における側端サポートメンバおよび前端サポートメンバを示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造の要部を示す断面図であって、図1の模式的なXI−XI矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造の要部を示す断面図であって、図1の模式的なXII−XII矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造の要部を示す断面図であって、図1の模式的なXIII−XIII矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造の要部を示す断面図であって、図1の模式的なXIV−XIV矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造におけるカバープレートを示す模式的な正面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造におけるカバープレートを主に示す模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造の要部を示す断面図であって、図16の模式的なXVII−XVII矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造の要部を示す断面図であって、図16の模式的なXVIII−XVIII矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造におけるバッテリカバーを示す模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造におけるバッテリカバーを示す模式的な上面図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造における金属部品による接続を示す模式図である。
符号の説明
10 電気自動車(車両)
11 サイドメンバ(車体部材,第1車体部材)
12 クロスメンバ(車体部材,第2車体部材)
13 バッテリケース
14 バッテリトレイ
15 バッテリカバー
16 前側壁部(第2樹脂壁部
17 左側壁部(第3樹脂壁部)
18 右側壁部(第3樹脂壁部)
20 バッテリ
24A,24D 前側バッテリ仕切壁(第1樹脂壁部)
28A,28B 凹部
29 凹奥壁部(奥壁部)
36C B補強部36C(第2金属補強壁部)
37 前右フレーム(第3金属補強部)
37F 前右前端部(前端部)
37G 前右側端部(側端部)
38 前左フレーム(第3金属補強部)
38F 前左前端部(前端部)
38G 前左側端部(側端部)
39A,39B A補強部(第1金属補強壁部)
61A,61B,61C,61D 側端サポートメンバ(支持部材,第1支持部材)
62A,62B 前端サポートメンバ(支持部材,第2支持部材)
63A,63B 前方ブロック(接続部材,耐衝撃部材,第1耐衝撃部材)
66A,66B 側方ブロック(接続部材,耐衝撃部材,第2耐衝撃部材,前方第2耐衝撃部材)
66C,66D 側方ブロック(接続部材,耐衝撃部材,第2耐衝撃部材,後方第2耐衝撃部材)
72 高電圧ケーブル
79 高電圧ケーブル用ケース穴(ケース穴部)
81 カバープレート
82 プレートボルト穴(固定ボルト穴)
85A,85B 高電圧ケーブル用プレート穴85A,85B(プレート穴部)
103 Oリング(弾性材)
104 プレート固定ボルト(固定ボルト)

Claims (3)

  1. 車幅方向に延在する車体部材の後方に配設されバッテリを内蔵する電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造であって、
    該バッテリケースと該車体部材とを接続する金属製の第1耐衝撃部材と、
    該バッテリケース内において車長方向に延在した樹脂製の壁部であって該第1耐衝撃部材の背後に配設された第1樹脂壁部と、
    車長方向に延在し該第1樹脂壁部内に一体成型により埋設された金属製の第1金属補強壁部とを備える
    ことを特徴とする、電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造。
  2. 少なくとも2つの該第1耐衝撃部材と、
    少なくとも2つの該第1樹脂壁部と、
    少なくとも2つの該第1金属補強壁部と、
    車幅方向に延在する樹脂製の壁部であって該バッテリケースの前端を形成する第2樹脂壁部と、
    該第2樹脂壁部内に一体成型により埋設され少なくとも2つの該第1金属補強壁部を相互接続する第2金属補強壁部をさらに備える
    ことを特徴とする、請求項1記載の電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造。
  3. 車長方向に延在する樹脂製の壁部であって該バッテリケースの側端を形成する第3樹脂壁部と、
    該第3樹脂壁部内に埋設された側端部および該第2樹脂壁部内に埋設された前端部を有し略L字形に形成された第3金属補強部とをさらに備え、
    該第3金属補強部は、該第1金属補強部材および該第2金属補強部材とは所定の隙間を空けて配設され、
    該第1耐衝撃部材は、該第2金属補強部と該第3金属補強部の該前端部との双方に固定されている
    ことを特徴とする、請求項2記載の電気自動車用の樹脂性バッテリケースの構造。
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JP2019018822A (ja) * 2017-07-21 2019-02-07 本田技研工業株式会社 スライドドア車の車体下部構造
CN110450613A (zh) * 2018-05-04 2019-11-15 北京华田汽车科技有限公司 电动车辆用的标准电池包托盘式固定结构
GB2623971A (en) * 2022-11-01 2024-05-08 Jaguar Land Rover Ltd Structural member

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