JP2008182445A - ネットワーク構成検証プログラム、ネットワーク構成検証方法およびネットワーク構成検証装置 - Google Patents

ネットワーク構成検証プログラム、ネットワーク構成検証方法およびネットワーク構成検証装置 Download PDF

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Abstract

【課題】レイヤごとにトポロジを検証することによって、ネットワーク全体を包括的に検証する。
【解決手段】設計時トポロジ算出部110が、通信機器に設定されるレイヤごとの設計情報10および物理接続情報20に基づいて、ネットワークのレイヤごとの設計時トポロジ30を生成し、構築後トポロジ算出部120が、実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワーク200のレイヤごとの構築後トポロジ40を生成し、トポロジ比較部130が、設計時トポロジ30と構築後トポロジ40とをレイヤごとに比較する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証プログラム、ネットワーク構成検証方法およびネットワーク構成検証装置に関し、特に、レイヤごとにトポロジを把握して、ネットワークを包括的に検証することができるネットワーク構成検証プログラム、ネットワーク構成検証方法およびネットワーク構成検証装置に関するものである。
近年、ITシステムの大規模化および複雑化に伴い、ネットワークを構成する通信機器同士の物理的な接続および論理的な接続の構成(以下、「トポロジ」と呼ぶ)を把握することは非常に困難になっている。そのため、ネットワークの設計および構築にかかるコストは増大する一方であり、このコストの多くは人手の作業による人件費が占めている。
例えば、ネットワーク設計時においては、設計ミス等によって、通信機器に設定するパラメータが誤って設定される場合がある。その場合、ネットワーク構築後に誤りが判明した際には、設計フェーズへの手戻りおよび再設計後の検証作業が発生することになり、これらの作業に多くのコストを要している。
また、ネットワーク構築時においては、機器設定やケーブル接続などの作業は人手によって行われるが、人為的なミスにより誤った作業が行われると、ネットワークが動作しない場合がある。この場合、ネットワークが動作しない原因を特定する必要があるが、原因の特定には、経験や知識による特別なノウハウが必要になり、解決に多大な時間と労力を要している。
このようなミスを防ぐため、近年では、設計したパラメータに基づいて構築後のネットワークの挙動をシミュレーションし、パラメータの妥当性を確認することによって、設計時の検証を支援するツールが、市場において提供されている(例えば、非特許文献1および2参照)。
この他にも、例えば、特許文献1には、構築されたネットワークからネットワーク設定情報を収集して、検証サーバ上に構築された仮想的なネットワークに反映し、かかる仮想的なネットワークに対して擬似的に設定変更を行うことによって、変更後の設定情報を検証する方法が開示されている。
「CCNA Router and Network Simulator - Free Exam Prep」、[平成16年12月26日検索]、インターネット<URL: http://www.routersim.com/CCNA5_Home.html> 「MIMIC Simulator」、[平成16年12月26日検索]、インターネット<http://www.gambitcomm.com/site/products/japanese/jpmimic_simulator.shtml> 特開2002−185512号公報
しかしながら、上述した従来の技術は、通信機器単体の挙動や、特定のサービスやプロトコルの挙動に限定してシミュレーションを行うものであり、ネットワーク全体を包括的に検証することはできないという問題がある。
特に、複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う通信機器によって構成されるネットワークでは、上位レイヤのデータの到達性は下位レイヤのデータの到達性に依存するため、各レイヤのトポロジを把握したうえで包括的に検証を行う必要がある。
さらに、ネットワーク運用が開始された後には、障害の発生や、ネットワーク利用者による無断の機器追加などにより、ネットワーク管理者が意図していない構成変更が生じる場合がある。このような場合、ネットワーク管理者は、ネットワーク上で変更された箇所を迅速に特定する必要がある。
そのため、ネットワーク運用が開始された後でも、常時ネットワークを監視して、レイヤごとにトポロジが変更されているか否かを検証する必要がある。
この発明は、上述した従来技術による課題を解決するためになされたものであり、レイヤごとにトポロジを検証することによって、ネットワーク全体を包括的に検証することができるネットワーク構成検証プログラム、ネットワーク構成検証方法およびネットワーク構成検証装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジの検証処理をコンピュータに実行させるネットワーク構成検証プログラムであって、前記通信を可能にするために各通信機器に設定される設定情報を前記レイヤごとに記憶した設計情報に基づいて、ネットワークのレイヤごとのトポロジ設計情報を生成するトポロジ設計情報生成手順と、実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成手順と、前記トポロジ設計情報生成手順により生成されたトポロジ設計情報と、前記トポロジ情報生成手順により生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報比較手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記トポロジ設計情報生成手順は、前記レイヤごとのトポロジ設計情報に基づいて実際にネットワークが構築された場合に制御情報の授受により構築される通信経路の情報を含んだトポロジ設計情報を生成し、前記トポロジ情報生成手順は、実際に構築されたネットワークにおいて制御情報の授受により構築された通信経路の情報を含んだ設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記トポロジ設計情報生成手順は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ設計情報を生成し、前記トポロジ情報生成手順は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ情報を生成し、前記トポロジ情報比較手順は、あるレイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合が検出された場合に、当該レイヤの下位レイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合があるか否かを検出することを特徴とする。
また、本発明は、複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証プログラムであって、実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成手順と、前記トポロジ情報生成手順によりレイヤごとのトポロジ情報が生成された後に、前記設定情報を再収集し、再収集した設定情報に基づいて、前記レイヤごとのトポロジ情報を再生成するトポロジ情報再生成手順と、前記トポロジ情報生成手順により生成されたトポロジ情報と、前記トポロジ情報再生成手順により再生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報再比較手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明は、複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証方法であって、前記通信を可能にするために各通信機器に設定される設定情報を前記レイヤごとに記憶した設計情報に基づいて、ネットワークのレイヤごとのトポロジ設計情報を生成するトポロジ設計情報生成工程と、実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成工程と、前記トポロジ設計情報生成工程により生成されたトポロジ設計情報と、前記トポロジ情報生成工程により生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報比較工程と、を含んだことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記トポロジ設計情報生成工程は、前記レイヤごとのトポロジ設計情報に基づいて実際にネットワークが構築された場合に制御情報の授受により構築される通信経路の情報を含んだトポロジ設計情報を生成し、前記トポロジ情報生成工程は、実際に構築されたネットワークにおいて制御情報の授受により構築された通信経路の情報を含んだ設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記トポロジ設計情報生成工程は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ設計情報を生成し、前記トポロジ情報生成工程は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ情報を生成し、前記トポロジ情報比較工程は、あるレイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合が検出された場合に、当該レイヤの下位レイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合があるか否かを検出することを特徴とする。
また、本発明は、複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証方法であって、実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成工程と、前記トポロジ情報生成工程によりレイヤごとのトポロジ情報が生成された後に、前記設定情報を再収集し、再収集した設定情報に基づいて、前記レイヤごとのトポロジ情報を再生成するトポロジ情報再生成工程と、前記トポロジ情報生成工程により生成されたトポロジ情報と、前記トポロジ情報再生成工程により再生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報再比較工程と、を含んだことを特徴とする。
また、本発明は、複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証装置であって、前記通信を可能にするために各通信機器に設定される設定情報を前記レイヤごとに記憶した設計情報に基づいて、ネットワークのレイヤごとのトポロジ設計情報を生成するトポロジ設計情報生成手段と、実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成手段と、前記トポロジ設計情報生成手段により生成されたトポロジ設計情報と、前記トポロジ情報生成手段により生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報比較手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記トポロジ設計情報生成手段は、前記レイヤごとのトポロジ設計情報に基づいて実際にネットワークが構築された場合に制御情報の授受により構築される通信経路の情報を含んだトポロジ設計情報を生成し、前記トポロジ情報生成手段は、実際に構築されたネットワークにおいて制御情報の授受により構築された通信経路の情報を含んだ設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記トポロジ設計情報生成手段は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ設計情報を生成し、前記トポロジ情報生成手段は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ情報を生成し、前記トポロジ情報比較手段は、あるレイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合が検出された場合に、当該レイヤの下位レイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合があるか否かを検出することを特徴とする。
また、本発明は、複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証装置であって、実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成手段と、前記トポロジ情報生成手段によりレイヤごとのトポロジ情報が生成された後に、前記設定情報を再収集し、再収集した設定情報に基づいて、前記レイヤごとのトポロジ情報を再生成するトポロジ情報再生成手段と、前記トポロジ情報生成手段により生成されたトポロジ情報と、前記トポロジ情報再生成手段により再生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報再比較手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、通信を可能にするために各通信機器に設定される設定情報をレイヤごとに記憶した設計情報に基づいて、ネットワークのレイヤごとのトポロジ設計情報を生成し、実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成し、生成したトポロジ設計情報およびトポロジ情報とをレイヤごとに比較するので、レイヤごとにトポロジを検証することが可能になり、ネットワーク全体を包括的に検証することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、レイヤごとのトポロジ設計情報に基づいて実際にネットワークが構築された場合に制御情報の授受により構築される通信経路の情報を含んだトポロジ設計情報を生成し、実際に構築されたネットワークにおいて制御情報の授受により構築された通信経路の情報を含んだ設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するので、ネットワーク構築後に動的に通信機器に対して設定される設定情報も含めて、ネットワーク全体を包括的に検証することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、トポロジ設計情報およびトポロジ情報は、下位レイヤをグループ化することによってそれぞれ生成し、あるレイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合が検出された場合に、当該レイヤの下位レイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合があるか否かを検出するので、上位レイヤから下位レイヤに向けて順番にトポロジ情報を検証することによって、上位レイヤにおいて検出された不整合の原因となる下位レイヤの不整合を特定することが可能になり、ネットワーク全体を包括的に検証することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成し、レイヤごとのトポロジ情報が生成された後に、設定情報を再収集し、再収集した設定情報に基づいて、レイヤごとのトポロジ情報を再生成し、生成したトポロジ情報と、再生成したトポロジ情報とをレイヤごとに比較するので、ネットワークの運用が開始された後に、各通信機器の設定情報が変更されているか否かをレイヤごとに検証することが可能になり、ネットワーク全体を包括的に検証することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るネットワーク構成検証プログラム、ネットワーク構成検証方法およびネットワーク構成検証装置の好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例の詳細な説明に先立ち、本実施例に係るネットワーク構成検証装置により生成されるトポロジ情報(物理/論理接続情報)の概念について説明する。図1は、マルチレイヤトポロジのモデルを示す図であり、図2は、トポロジのモデル要素を示す図である。両図に示すモデルでは、各レイヤにおける通信機器間の物理接続や論理接続を「リンク」、リンクに使用される通信機器の物理もしくは論理インタフェースを「コネクタ」、通信機器内の複数コネクタ間でデータの受け渡しを行う「サービス」という3つの簡潔な要素でトポロジを表現している。
具体的には、図1に示すモデルでは、上位レイヤ(a)はノードAおよびCを有し、下位レイヤ(b)はノードA、BおよびCを有している。ここで、上位レイヤ(a)においては、ノードAのコネクタCAa1とノードCのコネクタCCa1とがリンクLa1によって接続されている。また、下位レイヤ(b)においては、ノードAのコネクタCAb1とノードBのコネクタCBb1とがリンクLb1によって接続されており、ノードBのコネクタCBb2とノードCのコネクタCCb1とがリンクLb2によって接続されており、ノードBのコネクタCBb1とコネクタCBb2との間には、サービスSBbが介在している。
また、図2に示すモデルでは、ネットワークで行われるデータ通信のレイヤを物理レイヤ、MACレイヤ、IPレイヤ、TCP/UDPレイヤおよびアプリケーションレイヤに分類している。ここで、ノード1のコネクタ1aおよび1eとノード2のコネクタ2aは、TCP/UDPレイヤのコネクタであり、サービス1iは、TCP/UDPレイヤのコネクタ間でデータの転送を行うサービスであり、サービス2eは、TCP/UDPレイヤにおいて通信の終端を行うサービスである。
ノード1のコネクタ1bおよび1fとノード2のコネクタ2bは、IPレイヤのコネクタである。ノード1のコネクタ1cおよび1gとノード2のコネクタ2cは、MACレイヤのコネクタであり、コネクタ1gとコネクタ2cは、MACレイヤのリンク3aにより論理的に接続されている。
ノード1のコネクタ1dおよび1hとノード2のコネクタ2dとは物理レイヤのコネクタであり、コネクタ1hとコネクタ2dは、物理レイヤのリンク3bによって物理的に接続されている。
このように、あるレイヤにおける通信機器間の物理的および論理的な接続を、そのレイヤにおける中継機器の設定と、下位レイヤの接続の集合(グループ)とで表現することによって、下位レイヤのトポロジ情報と上位レイヤのトポロジとを対応付けて管理することが可能になる。
本実施例に係るネットワーク構成検証装置により生成される物理/論理接続情報(後述する設計時トポロジ30、構築後トポロジ40および運用時トポロジ50に含まれる物理/論理接続情報)は、すべて、このモデルに則して生成されるものとし、かかる物理/論理接続情報を生成する方法としては、公知の技術である「ネットワーク機器のトポロジを探索する装置および方法」(特開2005−348051号公報)にて開示されているデータ生成方法を用いることを前提とする。
次に、本実施例に係るネットワーク構成検証装置の概要および構成について説明する。図3は、本実施例に係るネットワーク構成検証装置の概要および構成を説明するための図である。本実施例に係るネットワーク構成検証装置は、複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証する装置であり、同図に示すように、このネットワーク構成検証装置100は、設計時トポロジ算出部110と、構築後トポロジ算出部120と、トポロジ比較部130と、運用時トポロジ記憶部140とを有する。
設計時トポロジ算出部110は、設計時に決められる設計情報に基づいて、設計時のトポロジ情報を生成する処理部である。具体的には、設計時トポロジ算出部110は、通信を可能にするために各通信機器に設定されるレイヤごとの機器設定情報などを含む設計情報10と(同図の(1)参照)、通信機器ごとの物理的な接続情報である物理接続情報20とを取得し(同図の(2)参照)、取得した情報に基づいて、ネットワークに設定される機器設定情報および物理/論理接続情報をレイヤごとに生成し、生成した情報を設計時トポロジ30として出力する(同図の(3)参照)。
構築後トポロジ算出部120は、構築後のネットワークに接続された各通信機器から設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、構築後のトポロジ情報を生成する処理部である。具体的には、構築後トポロジ算出部120は、構築されたネットワーク200に接続された通信機器からレイヤごとの機器設定情報および物理接続情報を収集し(同図の(4)参照)、収集した設定情報に基づいて、構築後のネットワークの機器設定情報と物理/論理接続情報とをレイヤごとに生成し、生成した情報を構築後トポロジ40として出力する(同図の(5)参照)。
また、構築後トポロジ算出部120は、ネットワークの運用が開始された後には、所定の周期で、構築後のネットワーク200に接続された通信機器からレイヤごとの機器設定情報および物理接続情報を収集して(同図の(6)および(8)参照)、機器設定情報と物理/論理接続情報とをレイヤごとに生成し、複数の時点ごとに生成した情報を、それぞれ運用時トポロジ50として運用時トポロジ記憶部140に格納する(同図の(7)および(9)参照)。
トポロジ比較部130は、設計時のトポロジと構築後のトポロジとを比較し、その結果を検証結果として出力する処理部である。具体的には、トポロジ比較部130は、設計時トポロジ算出部110によって生成された設計時トポロジ30と(同図の(10)参照)、構築後トポロジ算出部120によって生成された構築後トポロジ40とを取得し(同図の(11)参照)、取得した各トポロジ情報をレイヤごとに比較する。そして、トポロジ情報に不整合が生じていた場合には、トポロジ比較部130は、不整合の原因となった通信機器や箇所を特定し、特定した通信機器や箇所を検証結果60として出力する(同図の(12)参照)。
また、トポロジ比較部130は、運用時トポロジ記憶部140に記憶された運用時トポロジ50を順次読み出し(同図の(13)および(14)参照)、連続する2つの時点の運用時トポロジ50を比較する。そして、トポロジ情報に不整合が生じていた場合には、不整合の原因となった通信機器や箇所を特定し、特定した通信機器や箇所を検証結果60として出力する(同図の(15)参照)。
このように、本実施例に係るネットワーク構成検証装置100では、通信機器に設定されるレイヤごとの設計情報10および物理接続情報20に基づいて、ネットワークのレイヤごとの設計時トポロジ30を生成し、実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワーク200のレイヤごとの構築後トポロジ40を生成し、設計時トポロジ30と構築後トポロジ40とをレイヤごとに比較するようにしている。
これにより、レイヤごとにトポロジを検証することが可能になり、ネットワーク全体を包括的に検証することができる。
また、本実施例に係るネットワーク構成検証装置100では、実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとの運用時トポロジ50を生成し、さらに、設定情報を再収集し、再収集した設定情報に基づいて、レイヤごとの運用時トポロジ50を再生成し、生成されたそれぞれのトポロジ情報をレイヤごとに比較するようにしている。
これにより、ネットワークの運用が開始された後に、各通信機器の設定情報が変更されているか否かをレイヤごとに検証することが可能になり、ネットワーク全体を包括的に検証することができる。
次に、図3に示した設計時トポロジ算出部110の構成について説明する。図4は、設計時トポロジ算出部110の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、設計時トポロジ算出部110は、設計情報記憶部150に接続されており、設計情報読込部111と、動的構成算出ロジック記憶部112と、動的構成算出部113と、論理接続算出部114とを有する。設計情報記憶部150には、設計情報10および物理接続情報20が格納されている。
設計情報読込部111は、設計情報記憶部150から設計情報10および物理接続情報20を読み出す処理部である。ここで、設計情報10および物理接続情報20について、それぞれ説明する。図5は、設計情報10を説明するための図であり、図6は、物理接続情報20を説明するための図である。
設計情報10は、ネットワークの構築に必要な通信機器ごとの設定情報であり、具体的には、図5に示すように、基本情報11と、機器設定情報12とから構成される。このうち、基本情報11は、通信機器に設定される基本的な設定情報であり、例えば、同図に示すように、機器名(SYSTEM名)や型名、オペレーションシステムのバージョン(OS(Operating System)バージョン)、管理パスワード、特権パスワード、通信機器のIP(Internet Protocol)アドレス(管理用IP)などから構成される。
また、機器設定情報12は、通信機器の静的構成を構成するための情報、および、動的構成に必要な初期設定情報であり、例えば、同図に示すように、IPに関する定義情報(IP定義)やポートに関する定義情報(ポート定義)、VLAN(Virtual LAN)に関する定義情報(VLAN定義)、STP(Spanning Tree Protocol)に関する定義情報(STP定義)、SNMP(Simple Network Management Protocol)に関する定義(SNMP定義)などから構成される。
かかる設計情報10は、例えば、同図に示す「詳細設定情報」のように、それぞれの設定情報に含まれる設定値を上から順に羅列したリスト形式で保持される。
一方、物理接続情報20は、通信機器間の物理的な接続を示す情報であり、具体的には、図6に示すように、ポート構成図21を示す設定情報から構成される。ポート構成図21は、通信機器間の接続に使用されるポートを特定するための情報であり、例えば、同図に示すように、接続元の機器名、スロットおよびポートと、接続先の機器名、スロットおよびポートとを対応付けて構成される。
かかる物理接続情報20は、例えば、同図に示す「物理接続データ」のように、ポート構成図21を示す設定情報に含まれる設定値を上から順に羅列したリスト形式で保持される。
図4に戻って、動的構成算出ロジック記憶部112は、STP(Spanning Tree Protocol)やVRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)など、各通信機器が稼動した後で状態が決定する要素について、ネットワーク構築後に動的に定まる動的構成情報をレイヤごとに生成するためのロジックを定義した動的構成算出ロジック情報を記憶する記憶部である。
動的構成算出部113は、設計情報読込部111によって読み出された設計情報10および物理接続情報20と、動的構成算出ロジック記憶部112に記憶された動的構成算出ロジック情報に基づいて、レイヤごとに機器設定情報31を生成する処理部である。この動的構成算出部113は、設計情報10および物理接続情報20と、動的構成算出ロジック情報とに基づいて、レイヤごとに動的構成情報を生成すると、生成した動的構成情報を設計情報10に含まれていた機器設定情報に追加して機器設定情報31を生成し、生成した機器設定情報31をトポロジ比較部130に対して出力する。
論理接続算出部114は、動的構成算出部113により生成された機器設定情報31、および、設計情報読込部111により読み出された物理接続情報20に基づいて、レイヤごとに物理/論理接続情報32を生成する処理部である。この論理接続算出部114は、機器設定情報31および物理接続情報20を取得し、本実施例で最初に説明した公知のデータ生成方法を用いて、レイヤごとにトポロジ情報を生成し、生成した全てのトポロジ情報を物理/論理接続情報32とし、トポロジ比較部130に対して出力する。
上記で説明した機器設定情報31と物理/論理接続情報32とを併せて、設計時トポロジ30とする。図7は、設計時トポロジ30を説明するための図であり、図8は、機器設定情報31の一例を示す図であり、図9は、物理/論理接続情報32の一例を示す図である。図7に示すように、設計時トポロジ30には、機器設定情報31と物理/論理接続情報32とが含まれる。
このうち、機器設定情報31は、通信機器のレイヤごとの静的構成情報および動的構成情報を示す情報であり、同図に示すように、機器識別のための情報(機種、IPアドレスなど)31aや物理レイヤの情報(インタフェース名など)31b、MACレイヤの情報(MACアドレス、ブリッジの設定等)31c、IPレイヤの情報(経路表等)31d、TCP/IPレイヤの情報(フィルタのポリシー等)31eなどから構成される。
かかる機器設定情報31は、例えば、図8に示すように、機器識別のための情報に含まれる属性情報(同図に示す<Attribute>〜</Attribute>を参照)や、レイヤごとの情報に含まれる各設定値(同図に示す<PhysicalLayer>〜</PhysicalLayer>、<MacLayer>〜を参照)を上から順に羅列したリスト形式で保持される。
一方、物理/論理接続情報32は、レイヤごとの通信機器の物理接続または論理接続(リンク)を示す情報であり、同図に示すように、接続が提供している機能32aや接続のレイヤ32b、接続に使用されている通信機器およびコネクタ32cなどから構成される。
かかる物理/論理接続情報32は、例えば、図9に示すように、物理接続情報や論理接続情報をレイヤごとに上から順に羅列したリスト形式で保持される。例えば、同図は、物理レイヤの物理接続情報を示しており(同図に示す<PhysicalLayer>〜を参照)、ある物理接続が(同図に示す最初の<Phy_link>〜</Phy_link>を参照)、接続IDが「0」であり(同図に示す最初の<Phy_link_id>〜</Phy_link_id>を参照)、IPアドレスが「172.18.210.11」である通信機器のコネクタ「3」(同図に示す最初の<Phy_connector_node>〜</Phy_connector_node>および<Phy_connector_conn>〜</Phy_connector_conn>を参照)と、IPアドレスが「172.18.210.13」である通信機器のコネクタ「17」(同図に示す二番目の<Phy_connector_node>〜</Phy_connector_node>および<Phy_connector_conn>〜</Phy_connector_conn>を参照)とを接続したものであることを示している。
次に、図3に示した構築後トポロジ算出部120の構成について説明する。図10は、構築後トポロジ算出部120の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、構築後トポロジ算出部120は、構築されたネットワーク200と、運用時トポロジ記憶部140とに接続されており、機器設定情報取得部121と、物理接続算出部122と、論理接続算出部123とを有する。
機器設定情報取得部121は、構築されたネットワーク200に接続された通信機器からレイヤごとの機器設定情報および物理接続情報を収集する処理部である。なお、この機器設定情報取得部121は、ネットワーク構築時の検証の際だけでなく、ネットワークの運用が開始された後にも、所定の周期で、構築後のネットワーク200に接続された通信機器からレイヤごとの機器設定情報および物理接続情報を収集する。
物理接続算出部122は、機器設定情報取得部121によって収集された機器設定情報および物理接続情報に基づいて、機器設定情報41と、物理レイヤの接続構成を示す物理接続情報とを生成する処理部である。ここで生成される機器設定情報41は、図8に示した機器設定情報31と同じフォーマットで生成される。そして、機器設定情報41を生成すると、物理接続算出部122は、生成した機器設定情報41をトポロジ比較部130に対して出力する。
なお、ここで生成される物理接続情報には、STPやVRRPなど、各通信機器が稼動した後で状態が決定する要素について、ネットワーク構築後に動的に定まった動的構成情報が含まれる。これにより、後述するトポロジ比較部130が、前述した動的構成算出部113から出力される機器設定情報31と、物理接続算出部122から出力される機器設定情報41とを比較する際には、動的構成情報も含めて機器設定情報を比較することが可能になる。
なお、物理接続算出部122は、ネットワークの運用が開始された後には、機器設定情報取得部121によって、所定の周期的で収集された機器設定情報および物理接続情報に基づいて、機器設定情報51と、物理レイヤの接続構成を示す物理接続情報とを時点ごとに生成する。そして、物理接続算出部122は、時点ごとに生成した機器設定情報51を運用時トポロジ記憶部140に格納する。
論理接続算出部123は、機器設定情報取得部121によって収集された機器設定情報および物理接続情報と、物理接続算出部122によって生成された物理接続情報とに基づいて、物理/論理接続情報42を生成する処理部である。この論理接続算出部123は、本実施例の冒頭で説明した公知のデータ生成方法を用いて、レイヤごとのトポロジ情報である物理/論理接続情報42を生成し、生成した物理/論理接続情報42をトポロジ比較部130に対して出力する。
なお、論理接続算出部123は、ネットワークの運用が開始された後には、機器設定情報取得部121によって、所定の周期的で収集された機器設定情報および物理接続情報と、物理接続算出部122によって生成された時点ごとの物理接続情報とに基づいて、物理/論理接続情報52を時点ごとに生成する。そして、物理接続算出部122は、時点ごとに生成した物理/論理接続情報52を運用時トポロジ記憶部140に格納する。
上記で説明した機器設定情報41と物理/論理接続情報42とを併せて、構築後トポロジ40とし、また、機器設定情報51と物理/論理接続情報52とを併せて、運用時トポロジ50とする。機器設定情報41および物理/論理接続情報42と、機器設定情報51および物理/論理接続情報52は、それぞれ、図8に示した機器設定情報31および図9に示した物理/論理接続情報32と同様のフォーマットで構成されている。
次に、図3に示したトポロジ比較部130の構成について説明する。図11は、トポロジ比較部130の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、トポロジ比較部130は、比較情報記憶部160と、比較ルール記憶部170と、機器管理台帳記憶部180とに接続されており、トポロジ情報読込部131と、差分抽出部132と、差分情報統合/出力部133と、原因特定/担当者抽出部134とを有する。
比較情報記憶部160は、各トポロジ情報に含まれる設定情報ごとに、比較項目と、比較の有無を示す情報と、判定方法を示す情報とを対応付けた比較情報を記憶する記憶部であり、比較ルール記憶部170は、設定情報を比較する際の判定方法ごとに、判定方法を示す情報と、判定ロジックを定義した比較ルール情報を記憶する記憶部であり、機器管理台帳記憶部180は、通信機器ごとに、通信機器を識別する機器識別情報と、通信機器を管理する担当者を識別する担当者情報とを対応付けた機器管理情報を記憶する記憶部である。
トポロジ情報読込部131は、二つのトポロジ情報を読み込む処理部である。このトポロジ情報読込部131は、ネットワーク構築時の検証では、設計時トポロジ30および構築後トポロジ40を読み込み、ネットワークの運用が開始された後には、所定の周期で、運用時トポロジ記憶部140を参照し、最後に格納された運用時トポロジ50と、その一つ前に格納された運用時トポロジ50とをそれぞれ読み込む。
差分抽出部132は、トポロジ情報読込部131によって読み込まれた二つのトポロジ情報に含まれる機器設定情報および物理/論理接続情報を、レイヤごとにそれぞれ比較する処理部である。図12は、差分抽出部132による差分抽出処理を説明するための図である。具体的には、この差分抽出部132は、同図に示すように、比較情報記憶部160に記憶された比較情報および比較ルール記憶部170に記憶された比較ルール情報に基づいて、二つのトポロジ情報に含まれている機器設定情報および物理/論理接続情報をレイヤごとに比較し、その結果、差分となった(不整合となった)機器設定情報および物理/論理接続情報に基づいて、レイヤごとに差分情報を生成する。
差分情報統合/出力部133は、差分抽出部132によって出力されたレイヤごとの差分情報に基づいて、トポロジ差分情報61を生成する処理部である。具体的には、差分情報統合/出力部133は、差分抽出部132によって生成されたレイヤごとの差分情報をそれぞれ入力し、入力した差分情報を統合することによって、トポロジ差分情報61を生成する。
図13は、トポロジ差分情報61の一例を示す図である。差分情報統合/出力部133は、例えば、同図に示すように、機器設定情報および物理/論理接続情報をレイヤごとに比較した結果(「OK」または「NG」など)を上から順に羅列したリスト形式で、トポロジ差分情報61を生成する。
そして、トポロジ差分情報61を生成すると、差分情報統合/出力部133は、生成したトポロジ差分情報61を、例えば、ディスプレイなどの表示装置や、プリンタなどの出力装置などに出力する。
原因特定/担当者抽出部134は、差分情報統合/出力部133によって生成されたトポロジ差分情報61および設計時トポロジ30に基づいて、トポロジ情報の差分が発生した原因となる通信機器および箇所と、原因となった通信機器の担当者を特定する処理部である。
最初に、原因特定/担当者抽出部134による原因箇所特定の原理について説明する。図14は、原因特定/担当者抽出部134による原因箇所特定の原理を説明するための図である。例えば、同図(a)に示すように、通信機器4、5、6および7が、それぞれネットワークに接続されていたとする。
ここで、TCP/UDPレイヤにおいては、通信機器4と通信機器7とがリンクLa47によって論理接続されており、IPレイヤにおいては、通信機器4と通信機器6とがリンクLb46によって論理接続され、通信機器6と通信機器7とがリンクLb67によって論理接続されており、MACレイヤにおいては、通信機器4と通信機器5とがリンクLc45によって論理接続され、通信機器5と通信機器6とがリンクLc56によって論理接続され、通信機器6と通信機器7とがリンクLc67によって論理接続されており、物理レイヤにおいては、通信機器4と通信機器5とがリンクLd45によって物理接続され、通信機器5と通信機器6とがリンクLd56によって物理接続され、通信機器6と通信機器7とがリンクLd67によって物理接続されていたとする。
そして、上記のネットワークに対して検証を行った結果、同図(b)に示すように、出力されたトポロジ差分情報61に、TCP/UDPレイヤのリンクLa47の差分が含まれていたとする。
その場合、原因特定/担当者抽出部134は、まず、トポロジ差分情報61に含まれているリンクLa47の論理接続情報を取得し、取得した論理接続情報に含まれている通信機器およびコネクタの情報を取得する。続いて、原因特定/担当者抽出部134は、取得した情報に基づいて設計時トポロジ30の物理/論理接続情報32を検索し、リンクLa47の下位レイヤであるIPレイヤの論理接続情報の中から、リンクLa47の接続構成要素となるリンク(図1および2に示したモデルで表現した場合に、リンクLa47の部分集合として表されるリンク)の論理接続情報を取得する。この例では、原因特定/担当者抽出部134は、リンクLb46の論理接続情報と、リンクLb67の論理接続情報とを、それぞれ取得する。
続いて、原因特定/担当者抽出部134は、取得した各論理接続情報がトポロジ差分情報61に含まれているか否かを確認する。ここでは、リンクLb46の論理接続情報がトポロジ差分情報61に含まれていたとする。
その場合、原因特定/担当者抽出部134は、リンクLb46の論理接続情報に基づいて、設計時トポロジ30の物理/論理接続情報32を検索し、リンクLb46の下位レイヤであるMACレイヤの論理接続情報の中から、リンクLb46の接続構成要素となるリンク(図1および2に示したモデルで表現した場合に、リンクLb46の部分集合として表されるリンク)の論理接続情報を取得する。この例では、原因特定/担当者抽出部134は、リンクLc45の論理接続情報と、リンクLc56の論理接続情報と、リンクLc67の論理接続情報とを、それぞれ取得する。
続いて、原因特定/担当者抽出部134は、取得した各論理接続情報がトポロジ差分情報61に含まれているか否かを確認する。ここでは、リンクLc56の論理接続情報がトポロジ差分情報61に含まれていたとする。
その場合、原因特定/担当者抽出部134は、リンクLc56の論理接続情報に基づいて、設計時トポロジ30の物理/論理接続情報32を検索し、リンクLc56の下位レイヤである物理レイヤの論理接続情報の中から、リンクLd56の接続構成要素となるリンク(図1および2に示したモデルで表現した場合に、リンクLc56の部分集合として表されるリンク)の論理接続情報を取得する。この例では、原因特定/担当者抽出部134は、リンクLd56の論理接続情報を取得する。
ここで、原因特定/担当者抽出部134は、物理レイヤの論理接続情報を取得したことを確認したため、最下位レイヤに達したと判断し、リンクLd56を、リンクLa47に差分が発生した原因となった箇所(原因箇所)として特定する。
なお、原因特定/担当者抽出部134は、あるレイヤのリンクについて、設計時トポロジ30の物理/論理接続情報32を検索した際に、当該リンクの下位レイヤの論理接続情報の中に、接続構成要素となるリンクの論理接続情報が見つからなかった場合や、設計時トポロジ30の物理/論理接続情報32から取得した論理接続情報がトポロジ差分情報61に含まれているか否かを確認した際に、当該論理接続情報が含まれていなかった場合には、最後に論理接続情報を取得したリンクを原因箇所として特定する。
そして、原因箇所となるリンクを特定した後に、原因特定/担当者抽出部134は、特定したリンクの論理接続情報から当該リンクにより接続されている通信機器を識別する機器識別情報(IPアドレスなど)を抽出し、抽出した機器識別情報に基づいて、差分が発生した原因となった通信機器(原因機器)を特定する。この例では、原因特定/担当者抽出部134は、通信機器5および6を原因機器として特定する。
このように、原因特定/担当者抽出部134が、あるレイヤにおいてトポロジ情報に差分が生じていた場合に、当該レイヤの下位レイヤにおいてトポロジ情報に差分が生じているか否かを順次確認することによって、上位レイヤにおいて検出された不整合の原因となる下位レイヤの不整合を特定することが可能になる。
そして、原因特定/担当者抽出部134は、さらに、原因機器として特定した通信機器の機器識別情報に基づいて、機器管理台帳記憶部180に記憶された機器管理情報を検索し、当該通信機器を管理する担当者を特定する。
このようにして、原因特定/担当者抽出部134は、トポロジ差分情報61に含まれる全ての差分情報について、原因箇所および原因機器と、原因機器の担当者とをそれぞれ特定し、特定した全ての原因箇所および原因機器を原因機器/原因箇所62として、また、特定した全ての担当者を担当者63として、それぞれ、例えば、ディスプレイなどの表示装置や、プリンタなどの出力装置などに出力する。
次に、設計時トポロジ算出部110およびトポロジ比較部130の処理手順について説明する。以下では、図15〜図18を用いて、設計時トポロジ算出部110の処理手順について説明したのちに、図19、図20および図21を用いて、トポロジ比較部130の処理手順について説明する。
まず、設計時トポロジ算出部110の処理手順について説明する。図15は、設計時トポロジ算出部110の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この設計時トポロジ算出部110では、まず、設計情報読込部111が、設計情報10および物理接続情報20を読み込む(ステップS101)。
続いて、論理接続算出部114が、設計情報10および物理接続情報20から、各通信機器の物理ポートの活性を求め、接続一覧と各通信機器のポートの状態を物理レイヤのトポロジ情報として出力する(ステップS102)。
そして、論理接続算出部114が、物理レイヤのトポロジ情報およびMACレイヤの通信機器の設計情報10から、ネットワーク構築後のMACレイヤの論理接続を求め、MACレイヤのトポロジ情報として出力する(ステップS103)。
以下、動的構成算出部113および論理接続算出部114は、レイヤを一つずつ上げながら同様の操作を繰り返し、全てのレイヤにおけるネットワーク構築後の状態を求め、各レイヤのトポロジ情報として出力する(ステップS104〜S106)。
ここで、ステップS103〜S106におけるMACレイヤ以上の動的な構成の算出手順について詳しく説明する。まず、設計情報読込部111が、下位レイヤにおけるトポロジ情報と、自レイヤの機器設定情報を読み込む(ステップS201)。
続いて、動的構成算出部113が、自レイヤの通信機器の動的構成を提供するコネクタのうち、下位レイヤの論理接続によって隣接するもの同士を求め、動的に決定する構成としてコネクタの活性とコネクタ同士の論理接続情報を生成する(ステップS202)。そして、論理接続算出部114が、機器設定によって静的に決定している論理接続情報を生成し、両者を自レイヤのトポロジとして出力する(ステップS203)。
ここで、上述した動的構成算出部113による動的構成算出の例として、STPの動的構成算出、VTP(VLAN Trunk Protocol)の動的構成算出およびHSRP(Hot Standby Router Protocol)の動的構成算出について説明する。これらの処理は、図15に示したMACレイヤトポロジ算出に含まれるものである。
まず、STPの動的構成算出の処理手順について説明する。図16は、STPの動的構成算出の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、このSTPの動的構成算出では、まず、動的構成算出部113は、全てのスイッチについて探索が完了しているか否かを確認し、完了していた場合には(ステップS301,Yes)、STPの動的構成算出を終了する。
一方、探索が完了していなかった場合には(ステップS301,No)、動的構成算出部113は、設計情報10から、探索範囲にあるスイッチからSTPRootとなるスイッチを検索する。この時、動的構成算出部113は、STPPriorityの値を用いてスイッチを検索し、最も値が低いものをSTPRootとする(ステップS302)。
続いて、動的構成算出部113は、STPツリー算出に必要な情報を調べる。まず、動的構成算出部113は、物理接続情報20に基づいて、両端のポートが活性である全ての接続について、両端の通信機器とパスコストを設定する。この時、動的構成算出部113は、以下の表に示すように、リンク速度に応じてパスコストを決定する(ステップS303)。
Figure 2008182445
動的構成算出部113は、抽出したリンクの全てについてパスコストを設定し、接続およびパスコストから、例えば、dijkstra法を用いて、各スイッチからSTPRootまでの経路(Spanning−Tree)を求める(ステップS304)。そして、動的構成算出部113は、求めた経路から、各ポートの状態(ForwardingまたはBlocking)を含むSTP関連パラメータを導出し、機器設定情報31に追加する(ステップS305)。
そして、動的構成算出部113は、ステップS301に戻り、全てのスイッチを探索し終わるまで、上述した処理を繰り返す。
続いて、VTPの動的構成算出の処理手順について説明する。図17は、VTPの動的構成算出の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、このVTPの動的構成算出では、まず、動的構成算出部113は、設計情報10から、VTPサーバとして設定されている通信機器を探索する(ステップS401)。ここで、動的構成算出部113は、すでに全てのVTPサーバを探索していた場合には(ステップS402,Yes)、VTPの動的構成情報算出を終了する。
一方、まだ探索していないVTPサーバがあった場合には(ステップS402,No)、動的構成算出部113は、当該VTPサーバ機器について、設計情報10から、VTPの伝播の際に使用されるVTPドメイン情報を取得して内部メモリに格納する(ステップS403)。
続いて、動的構成算出部113は、VTPドメイン情報と物理接続情報20、設計情報10、機器設定情報31からVTPプロトコルが伝播する範囲を示すVTPツリーを作成し(ステップS404)、VTPツリーに含まれるスイッチについて、VTPドメイン情報からVLAN名等を抽出し、機器設定情報31に追加する(ステップS405)。
ここで、ステップS404のVTPツリー作成について詳しく説明する。まず、動的構成算出部113は、VTPプロトコルが伝播する範囲を示すVTPツリーを初期化する(ステップS501)。その後、動的構成算出部113は、VTPサーバをVTPツリーの探索の基点として設定し(ステップS502)、VTPツリー探索処理フローを呼び出す(ステップS503)。
VTPツリー探索処理フローは、再帰的にツリーを構築する処理であり、以下の手順で行われる。まず、動的構成算出部113は、基点となるスイッチについて設計情報10および物理接続情報20と、前出のSTPに関する動的構成情報が含まれる機器設定情報31とを参照し、当該スイッチのポートから隣接するスイッチを探索する(ステップS601)。
この時、探索するポートは、
(a)探索中のVTPドメインに属するVLANを構成するポートである
(b)ポートの設定が、VTPを伝播する「トランクモード」である
(c)ポートがアクティブであり、STPによってブロックされていない
の3つの条件を満たす必要がある。
ここで、隣接するスイッチが探索できなかった場合は(ステップS602,No)、動的構成算出部113は、VTPツリー探索処理フローを終了し、フローの呼び出し元に処理を戻す。一方、隣接ずるスイッチが探索できた場合には、探索した隣接スイッチをVTPツリーに追加する(ステップS603)。
そして、動的構成算出部113は、当該隣接スイッチを探索の基点として、VTPツリー探索処理フローを再帰的に呼び出し(ステップS604)、呼び出したフローの処理が終わると、探索の基点となっているスイッチに隣接する他のスイッチを探索するために、ステップS601に戻って、上述した処理を繰り返す。
続いて、HSRPの動的構成算出の処理手順について説明する。図18は、HSRPの動的構成算出の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、このHSRPの動的構成算出では、まず、動的構成算出部113は、設計情報10に含まれる各ノードのHSRPの設定から、HSRPのスタンバイアドレスを持つ通信機器を抽出する(ステップS701)。ここで、動的構成算出部113は、すでに全てのスタンバイアドレスについての探索が完了していた場合には(ステップS702,No)、HSRPの動的構成情報算出を終了する。
一方、まだ探索していないスタンバイアドレスの通信機器があった場合には(ステップS702,Yes)、動的構成算出部113は、当該通信機器の設計情報から、そのスタンバイアドレスについての代表ルータを決定し、HSRP設定に関する情報を取得して内部メモリに格納する(ステップS703)。
続いて、動的構成算出部113は、HSRP情報と物理接続情報20、設計情報10および機器設定情報31からHSRPプロトコルが伝播する範囲を示すHSRPツリーを作成し、ツリー内部にあるHSRP機器をスタンバイルータとする(ステップS704)。
そして、動的構成算出部113は、代表ルータとスタンバイルータについて、HSRP情報から各種設定情報を抽出し、機器設定情報31に追加する(ステップS705)。
ここで、ステップS704のスタンバイルータ決定について詳しく説明する。まず、動的構成算出部113は、HSRPプロトコルが伝播する範囲を示すHSRPツリーを初期化する(ステップS801)。続いて、動的構成算出部113は、代表ルータをHSRPツリーの探索の基点として設定し(ステップS802)、HSRPツリー探索処理フローを呼び出す(ステップS803)。
HSRPツリー探索処理フローは、再帰的にツリーを構築する処理であり、以下の手順で行われる。まず、動的構成算出部113は、基点となるルータについて設計情報10および物理接続情報20と、前出のSTPおよびVTPに関する動的構成情報が含まれる機器設定情報31を参照し、当該ルータのポートに隣接する通信機器を探索する(ステップS901)。
この時、探索するポートは、
(a)探索中のHSRP代表アドレスが設定されているポート、もしくはスタンバイア
ドレスが設定されているVLANに属し、VLANを構成するポートである
(b)ポートがアクティブであり、STPによってBlockされていない
の2つの条件を満たす必要がある。
ここで、隣接する通信機器が探索できなかった場合は(ステップS902,No)、動的構成算出部113は、HSRP探索処理フローを終了し、フローの呼び出し元に処理を戻す。一方、隣接する通信機器が探索できた場合には、探索した通信機器をHSRPツリーに追加する(ステップS903)。
そして、動的構成算出部113は、探索した通信機器がHSRPを解釈する機器であり、探索中のHSRPツリーのスタンバイアドレスを持っているか否かを判定し、当該通信機器がスタンバイアドレスを持っていた場合には(ステップS904,Yes)、この通信機器をスタンバイルータとして認識する(ステップS905)。
続いて、動的構成算出部113は、当該隣接機器を探索の基点として、HSRP探索処理フローを再帰的に呼び出し(ステップS906)、呼び出したフローの処理が終わると、探索の基点となっている通信機器に隣接する他の通信機器を探索するために、ステップS901に戻って、上述した処理を繰り返す。
以上、設計時トポロジ算出部110の処理手順について説明した。このように、設計時トポロジ算出部110は、設計情報10および物理接続情報20に基づいて、実際にネットワークが構築された場合に、レイヤごとに設計時トポロジ30(機器設定情報31および物理/論理接続情報32)を生成する。
また、設計時トポロジ算出部110は、機器設定情報31を生成する際には、ネットワーク構築後に各通信機器に動的に設定される設定情報についても、設計時の情報(設計情報10および物理接続情報20)に基づいて、予測して生成する。
続いて、トポロジ比較部130の処理手順について説明する。図19は、トポロジ比較部130の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、このトポロジ比較部130では、まず、トポロジ情報読込部131が、少なくとも2つのトポロジ情報を読み込む(ステップSA01)。ここでは、それぞれのトポロジ情報を、トポロジ情報甲およびトポロジ情報乙とする。
続いて、差分抽出部132が、比較情報記憶部160に記憶された比較情報、および、比較ルール記憶部170に記憶された比較ルール情報に基づいて、物理レイヤのトポロジについてトポロジ情報甲およびトポロジ情報乙の情報を比較し、差分を物理レイヤの差分情報として生成する(ステップSA02)。
以下、差分抽出部132は、レイヤを一つずつ上げながら同様の操作を繰り返し、比較情報記憶部160に記憶された比較情報、および、比較ルール記憶部170に記憶された比較ルール情報に基づいて、全てのレイヤにおける差分情報を生成する(ステップSA03〜SA06)。なお、ステップSA02〜SA06の処理を、自レイヤ差分抽出処理と呼ぶ(ステップSB01)。
そして、差分抽出部132によって全てのレイヤの差分情報が生成された後、差分情報統合/出力部133が、全てのレイヤの差分情報を統合し、統合した差分情報をトポロジ差分情報61として出力し(ステップSA07)、さらに、原因特定/担当者抽出部134が、トポロジ差分情報61に基づいて、複数の差分の由来となっている原因箇所を特定し、原因箇所の通信機器および担当者を特定して出力する(ステップSA08)。
続いて、図19に示した自レイヤ差分抽出処理の処理手順について説明する。図20は、図19に示した自レイヤ差分抽出処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この自レイヤ差分抽出処理では、まず、差分抽出部132が、比較情報記憶部160に記憶された比較情報から、比較項目を1件取り出す(ステップSC01)。
ここで、差分抽出部132は、比較情報の中に、全ての比較項目について比較したか否かを確認し、すでに全ての比較項目について比較を行っていた場合には、自レイヤ差分抽出処理を終了する(ステップSC02,No)。一方、まだ比較を行っていない比較項目があった場合には、差分抽出部132は、トポロジ情報甲およびトポロジ情報乙から、比較項目に該当する情報を抽出する(ステップSC03)。
続いて、差分抽出部132は、比較ルール記憶部170に記憶された比較ルール情報から、比較項目に対応する比較ルールを抽出し(ステップSC04)、取り出した比較ルールに基づいて、トポロジ情報甲およびトポロジ情報乙から抽出した項目を比較判定する(ステップSC05)。
ここで、比較判定の結果、差分がなかった場合には(ステップSC06,No)、差分抽出部132は、ステップSC01に戻って、次の比較項目について比較を行う。一方、比較判定の結果、差分があった場合には(ステップSC06,Yes)、差分となったトポロジ情報を自レイヤの差分情報として出力した上で(ステップSC07)、ステップSC01に戻って、次の比較項目について比較を行う。
続いて、図19に示した原因特定/担当者抽出処理の処理手順について説明する。図21は、図19に示した原因特定/担当者抽出処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この原因特定/担当者抽出処理では、まず、原因特定/担当者抽出部134が、トポロジ差分情報61と、比較の基準となる設計時トポロジ30とを読み込む(ステップSD01)。
続いて、原因特定/担当者抽出部134は、設計時トポロジ30に存在する最上位レイヤを、探索の基点となる現在のレイヤとして設定し(ステップSD02)、トポロジ差分情報61を探索して、現在のレイヤにある差分を1件抽出する(ステップSD03)。
ここで、原因特定/担当者抽出部134は、差分が見つかった場合には(ステップSD04,Yes)、現在のレイヤが物理レイヤであるか否かを判定し、物理レイヤであった場合には(ステップSD05,Yes)、これ以上下位のレイヤはないと判断し、原因特定/担当者抽出処理を終了する。また、現在のレイヤが物理レイヤでなかった場合には(ステップSD05,No)、原因特定/担当者抽出部134は、現在のレイヤの一つ下のレイヤを現在のレイヤとして設定し(ステップSD06)、ステップSD03に戻る。
一方、現在のレイヤにある差分が見つかった場合には(ステップSD04,No)、原因特定/担当者抽出部134は、設計時トポロジ30から、差分となった箇所に関連する下位のレイヤを再帰的に探索し、関連箇所をグループ化する(ステップSD07)。そして、原因特定/担当者抽出部134は、当該関連箇所のうち最下位レイヤにある差分の通信機器および接続情報を、原因機器/原因箇所62として出力する(ステップSD08)。さらに、原因特定/担当者抽出部134は、機器管理台帳記憶部180から原因機器の担当者を求め、担当者63として出力する(ステップSD09)。
以上、トポロジ比較部130の処理手順について説明した。このように、トポロジ比較部130は、設計時の設定情報に基づいて生成された設計時トポロジ30と、構築後のネットワーク200から取得した設定情報に基づいて生成された構築後トポロジ40とを比較することによって、ネットワーク構築時の人手による機器設定作業の検証を行う。
また、トポロジ比較部130は、構築後のネットワーク200から定期的に取得した設定情報に基づいて、異なる時点ごとに生成される運用時トポロジ50を比較することによって、ネットワーク運用開始後に通信機器の設定が変更されたことを検出する。
上述してきたように、本実施例では、設計時トポロジ算出部110が、通信機器に設定されるレイヤごとの設計情報10および物理接続情報20に基づいて、ネットワークのレイヤごとの設計時トポロジ30を生成し、構築後トポロジ算出部120が、実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワーク200のレイヤごとの構築後トポロジ40を生成し、トポロジ比較部130が、設計時トポロジ30と構築後トポロジ40とをレイヤごとに比較するので、レイヤごとにトポロジを検証することが可能になり、ネットワーク全体を包括的に検証することができる。
また、本実施例では、設計時トポロジ算出部110が、レイヤごとの設計情報に基づいて実際にネットワークが構築された場合に動的に通信機器に設定される機器設定情報を予測して生成し、構築後トポロジ算出部120が、実際に構築されたネットワークにおいて、構築後に動的に設定された機器設定情報を含んだ設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとの機器設定情報を生成するので、ネットワーク構築後に動的に通信機器に対して設定される設定情報も含めて、ネットワーク全体を包括的に検証することができる。
また、本実施例では、設計時トポロジ算出部110が、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤの設計時トポロジ30を生成し、構築後トポロジ算出部120が、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤの構築後トポロジ40を生成し、あるレイヤにおいて設計時トポロジ30と構築後トポロジ40との間に差分が検出された場合に、当該レイヤの下位レイヤにおいて設計時トポロジ30と構築後トポロジ40との間に差分があるか否かを検出するので、上位レイヤから下位レイヤに向けて順番にトポロジ情報を検証することによって、上位レイヤにおいて検出された差分の原因となる下位レイヤの差分を特定することが可能になり、ネットワーク全体を包括的に検証することができる。
また、本実施例では、実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとの運用時トポロジ50を生成し、さらに、設定情報を再収集し、再収集した設定情報に基づいて、レイヤごとの運用時トポロジ50を再生成し、生成されたそれぞれのトポロジ情報をレイヤごとに比較するので、ネットワークの運用が開始された後に、各通信機器の設定情報が変更されているか否かをレイヤごとに検証することが可能になり、ネットワーク全体を包括的に検証することができる。
なお、本実施例では、ネットワーク構成検証装置について説明したが、ネットワーク構成検証装置が有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有するネットワーク構成検証プログラムを得ることができる。そこで、このネットワーク構成検証プログラムを実行するコンピュータについて説明する。
図22は、本実施例に係るネットワーク構成検証プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータ300は、RAM(Random Access Memory)310と、CPU(Central Processing Unit)320と、HDD(Hard Disk Drive)330と、LAN(Local Area Network)インタフェース340と、入出力インタフェース350と、DVD(Digital Versatile Disk)ドライブ360とを有する。
RAM310は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリであり、CPU320は、RAM310からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。
HDD330は、プログラムやデータを格納するディスク装置であり、LANインタフェース340は、コンピュータ300をLAN経由で他のコンピュータに接続するためのインタフェースである。
入出力インタフェース350は、マウスやキーボードなどの入力装置および表示装置を接続するためのインタフェースであり、DVDドライブ360は、DVDの読み書きを行う装置である。
そして、このコンピュータ300において実行されるネットワーク構成検証プログラム311は、DVDに記憶され、DVDドライブ360によってDVDから読み出されてコンピュータ300にインストールされる。
あるいは、このネットワーク構成検証プログラム311は、LANインタフェース340を介して接続された他のコンピュータシステムのデータベースなどに記憶され、これらのデータベースから読み出されてコンピュータ300にインストールされる。
そして、インストールされたネットワーク構成検証プログラム311は、HDD330に記憶され、RAM310に読み出されてCPU320によってネットワーク構成検証プロセス321として実行される。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(付記1)複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジの検証処理をコンピュータに実行させるネットワーク構成検証プログラムであって、
前記通信を可能にするために各通信機器に設定される設定情報を前記レイヤごとに記憶した設計情報に基づいて、ネットワークのレイヤごとのトポロジ設計情報を生成するトポロジ設計情報生成手順と、
実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成手順と、
前記トポロジ設計情報生成手順により生成されたトポロジ設計情報と、前記トポロジ情報生成手順により生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報比較手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするネットワーク構成検証プログラム。
(付記2)前記トポロジ設計情報生成手順は、前記レイヤごとのトポロジ設計情報に基づいて実際にネットワークが構築された場合に制御情報の授受により構築される通信経路の情報を含んだトポロジ設計情報を生成し、
前記トポロジ情報生成手順は、実際に構築されたネットワークにおいて制御情報の授受により構築された通信経路の情報を含んだ設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成することを特徴とする付記1に記載のネットワーク構成検証プログラム。
(付記3)前記トポロジ設計情報生成手順は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ設計情報を生成し、
前記トポロジ情報生成手順は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ情報を生成し、
前記トポロジ情報比較手順は、あるレイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合が検出された場合に、当該レイヤの下位レイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合があるか否かを検出することを特徴とする付記1または2に記載のネットワーク構成検証プログラム。
(付記4)複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証プログラムであって、
実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成手順と、
前記トポロジ情報生成手順によりレイヤごとのトポロジ情報が生成された後に、前記設定情報を再収集し、再収集した設定情報に基づいて、前記レイヤごとのトポロジ情報を再生成するトポロジ情報再生成手順と、
前記トポロジ情報生成手順により生成されたトポロジ情報と、前記トポロジ情報再生成手順により再生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報再比較手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするネットワーク構成検証プログラム。
(付記5)複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証方法であって、
前記通信を可能にするために各通信機器に設定される設定情報を前記レイヤごとに記憶した設計情報に基づいて、ネットワークのレイヤごとのトポロジ設計情報を生成するトポロジ設計情報生成工程と、
実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成工程と、
前記トポロジ設計情報生成工程により生成されたトポロジ設計情報と、前記トポロジ情報生成工程により生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報比較工程と、
を含んだことを特徴とするネットワーク構成検証方法。
(付記6)前記トポロジ設計情報生成工程は、前記レイヤごとのトポロジ設計情報に基づいて実際にネットワークが構築された場合に制御情報の授受により構築される通信経路の情報を含んだトポロジ設計情報を生成し、
前記トポロジ情報生成工程は、実際に構築されたネットワークにおいて制御情報の授受により構築された通信経路の情報を含んだ設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成することを特徴とする付記5に記載のネットワーク構成検証方法。
(付記7)前記トポロジ設計情報生成工程は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ設計情報を生成し、
前記トポロジ情報生成工程は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ情報を生成し、
前記トポロジ情報比較工程は、あるレイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合が検出された場合に、当該レイヤの下位レイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合があるか否かを検出することを特徴とする付記5または6に記載のネットワーク構成検証方法。
(付記8)複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証方法であって、
実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成工程と、
前記トポロジ情報生成工程によりレイヤごとのトポロジ情報が生成された後に、前記設定情報を再収集し、再収集した設定情報に基づいて、前記レイヤごとのトポロジ情報を再生成するトポロジ情報再生成工程と、
前記トポロジ情報生成工程により生成されたトポロジ情報と、前記トポロジ情報再生成工程により再生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報再比較工程と、
を含んだことを特徴とするネットワーク構成検証方法。
(付記9)複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証装置であって、
前記通信を可能にするために各通信機器に設定される設定情報を前記レイヤごとに記憶した設計情報に基づいて、ネットワークのレイヤごとのトポロジ設計情報を生成するトポロジ設計情報生成手段と、
実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成手段と、
前記トポロジ設計情報生成手段により生成されたトポロジ設計情報と、前記トポロジ情報生成手段により生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報比較手段と、
を備えたことを特徴とするネットワーク構成検証装置。
(付記10)前記トポロジ設計情報生成手段は、前記レイヤごとのトポロジ設計情報に基づいて実際にネットワークが構築された場合に制御情報の授受により構築される通信経路の情報を含んだトポロジ設計情報を生成し、
前記トポロジ情報生成手段は、実際に構築されたネットワークにおいて制御情報の授受により構築された通信経路の情報を含んだ設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成することを特徴とする付記9に記載のネットワーク構成検証装置。
(付記11)前記トポロジ設計情報生成手段は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ設計情報を生成し、
前記トポロジ情報生成手段は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ情報を生成し、
前記トポロジ情報比較手段は、あるレイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合が検出された場合に、当該レイヤの下位レイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合があるか否かを検出することを特徴とする付記9または10に記載のネットワーク構成検証装置。
(付記12)複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証装置であって、
実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成手段と、
前記トポロジ情報生成手段によりレイヤごとのトポロジ情報が生成された後に、前記設定情報を再収集し、再収集した設定情報に基づいて、前記レイヤごとのトポロジ情報を再生成するトポロジ情報再生成手段と、
前記トポロジ情報生成手段により生成されたトポロジ情報と、前記トポロジ情報再生成手段により再生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報再比較手段と、
を備えたことを特徴とするネットワーク構成検証装置。
以上のように、本発明に係るネットワーク構成検証プログラム、ネットワーク構成検証方法およびネットワーク構成検証装置は、複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークにおいてネットワーク構成を検証する場合に有用であり、特に、レイヤごとにトポロジを検証することによって、ネットワーク全体を包括的に検証することが要求される場合に適している。
マルチレイヤトポロジのモデルを示す図である。 トポロジのモデル要素を示す図である。 本実施例に係るネットワーク構成検証装置の概要および構成を説明するための図である。 設計時トポロジ算出部の構成を示す機能ブロック図である。 設計情報を説明するための図である。 物理接続情報を説明するための図である。 設計時トポロジを説明するための図である。 機器設定情報の一例を示す図である。 物理/論理接続情報の一例を示す図である。 構築後トポロジ算出部の構成を示す機能ブロック図である。 トポロジ比較部の構成を示す機能ブロック図である。 差分抽出部による差分抽出処理を説明するための図である。 トポロジ差分情報の一例を示す図である。 原因特定/担当者抽出部による原因箇所特定の原理を説明するための図である。 設計時トポロジ算出部の処理手順を示すフローチャートである。 STPの動的構成算出の処理手順を示すフローチャートである。 VTPの動的構成算出の処理手順を示すフローチャートである。 HSRPの動的構成算出の処理手順を示すフローチャートである。 トポロジ比較部の処理手順を示すフローチャートである。 図19に示した自レイヤ差分抽出処理の処理手順を示すフローチャートである。 図19に示した原因特定/担当者抽出処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例に係るネットワーク構成検証プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
A,B,C ノード
Aa1,CAb1,CBb1,CBb2,CCa1,CCb1 コネクタ
Bb サービス
a1,Lb1,Lb2, リンク
1,2 ノード
1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h コネクタ
1i サービス
2a,2b,2c,2d コネクタ
2e サービス
3a,3b リンク
4,5,6,7 通信機器
a47,Lb46,Lb67,Lc45,Lc56,Lc67,Ld45,Ld56,Ld67 リンク
10 設計情報
11 基本情報
12 機器設定情報
20 物理接続情報
21 ポート構成図
30 設計時トポロジ
31 機器設定情報
31a 機器識別のための情報
31b 物理レイヤの情報
31c MACレイヤの情報
31d IPレイヤの情報
31e TCP/IPレイヤの情報
32 物理/論理接続情報
32a 接続が提供している機能
32b 接続のレイヤ
32c 接続に使用されている機器およびコネクタ
40 構築後トポロジ
41 機器設定情報
42 物理/論理接続情報
50 運用時トポロジ
51 機器設定情報
52 物理/論理接続情報
60 検証結果
61 トポロジ差分情報
62 原因機器/原因箇所
63 担当者
100 ネットワーク構成検証装置
110 設計時トポロジ算出部
111 設計情報読込部
112 動的構成算出ロジック記憶部
113 動的構成算出部
114 論理接続算出部
120 構築後トポロジ算出部
121 機器設定情報取得部
122 物理接続算出部
123 論理接続算出部
130 トポロジ比較部
131 トポロジ情報読込部
132 差分抽出部
133 差分情報統合/出力部
134 原因特定/担当者抽出部
140 運用時トポロジ記憶部
150 設計情報記憶部
160 比較情報記憶部
170 比較ルール記憶部
180 機器管理台帳記憶部
200 ネットワーク
300 コンピュータ
310 RAM
311 ネットワーク構成検証プログラム
320 CPU
321 ネットワーク構成検証プロセス
330 HDD
340 LANインタフェース
350 入出力インタフェース
360 DVDドライブ

Claims (6)

  1. 複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジの検証処理をコンピュータに実行させるネットワーク構成検証プログラムであって、
    前記通信を可能にするために各通信機器に設定される設定情報を前記レイヤごとに記憶した設計情報に基づいて、ネットワークのレイヤごとのトポロジ設計情報を生成するトポロジ設計情報生成手順と、
    実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成手順と、
    前記トポロジ設計情報生成手順により生成されたトポロジ設計情報と、前記トポロジ情報生成手順により生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報比較手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするネットワーク構成検証プログラム。
  2. 前記トポロジ設計情報生成手順は、前記レイヤごとのトポロジ設計情報に基づいて実際にネットワークが構築された場合に制御情報の授受により構築される通信経路の情報を含んだトポロジ設計情報を生成し、
    前記トポロジ情報生成手順は、実際に構築されたネットワークにおいて制御情報の授受により構築された通信経路の情報を含んだ設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク構成検証プログラム。
  3. 前記トポロジ設計情報生成手順は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ設計情報を生成し、
    前記トポロジ情報生成手順は、下位レイヤをグループ化することによって上位レイヤのトポロジ情報を生成し、
    前記トポロジ情報比較手順は、あるレイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合が検出された場合に、当該レイヤの下位レイヤにおいてトポロジ設計情報とトポロジ情報との間に不整合があるか否かを検出することを特徴とする請求項1または2に記載のネットワーク構成検証プログラム。
  4. 複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証プログラムであって、
    実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成手順と、
    前記トポロジ情報生成手順によりレイヤごとのトポロジ情報が生成された後に、前記設定情報を再収集し、再収集した設定情報に基づいて、前記レイヤごとのトポロジ情報を再生成するトポロジ情報再生成手順と、
    前記トポロジ情報生成手順により生成されたトポロジ情報と、前記トポロジ情報再生成手順により再生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報再比較手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするネットワーク構成検証プログラム。
  5. 複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証方法であって、
    前記通信を可能にするために各通信機器に設定される設定情報を前記レイヤごとに記憶した設計情報に基づいて、ネットワークのレイヤごとのトポロジ設計情報を生成するトポロジ設計情報生成工程と、
    実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成工程と、
    前記トポロジ設計情報生成工程により生成されたトポロジ設計情報と、前記トポロジ情報生成工程により生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報比較工程と、
    を含んだことを特徴とするネットワーク構成検証方法。
  6. 複数のレイヤに階層化された通信プロトコルを用いて通信を行う複数の通信機器が接続されて構成されるネットワークのトポロジを検証するネットワーク構成検証装置であって、
    前記通信を可能にするために各通信機器に設定される設定情報を前記レイヤごとに記憶した設計情報に基づいて、ネットワークのレイヤごとのトポロジ設計情報を生成するトポロジ設計情報生成手段と、
    実際に各通信機器に設定されたレイヤごとの設定情報を収集し、収集した設定情報に基づいて、実際に構築されたネットワークのレイヤごとのトポロジ情報を生成するトポロジ情報生成手段と、
    前記トポロジ設計情報生成手段により生成されたトポロジ設計情報と、前記トポロジ情報生成手段により生成されたトポロジ情報とをレイヤごとに比較するトポロジ情報比較手段と、
    を備えたことを特徴とするネットワーク構成検証装置。
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