JP2008182303A - フィルタ装置 - Google Patents

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Kuniaki Oota
都朗 太田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、要求特性の異なるフィルタ装置を作製する場合であっても、箱体や共振素子等の構成部材を容易に共用することができるフィルタ装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明のフィルタ装置は、金属製の箱体11と、この箱体11の内部11aに設置された少なくとも2つの共振素子13とを備え、前記少なくとも2つの共振素子13の間に前記箱体11と絶縁された導体20aからなる結合容量調整素子20を配置したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、各種通信機器などに使用されるフィルタ装置に関するものである。
従来におけるこの種のフィルタ装置は、図4、図5に示すように構成されていた。図4は従来のフィルタ装置の水平断面図、図5は図4のA−A線断面図である。
図4、図5において、1はアルミダイキャストなどの金属からなる箱体、2は前記箱体1の開口部を塞ぐ金属からなる蓋である。そして前記箱体1の内部1aには、円柱状の誘電体からなる複数の共振素子3が支持台4を介して取り付けられ、前記箱体1とで共振器5を構成している。また、前記蓋2には各共振素子3と対向する位置に調整ネジ6が取り付けられているもので、この調整ネジ6で共振器5の共振周波数を調整している。そしてまた、隣接する共振器5と共振器5の間には共振器5の相互を結合する空間5aがあり、かつこの空間5aの幅は壁1bによって規定され、調整ネジ7で共振器5の間の結合を微調整している。
また、前記箱体1における入力側の共振素子3と対向する位置には同軸形状の入力コネクタ8が取り付けられ、かつ箱体1における出力側の共振素子3と対向する位置には同軸形状の出力コネクタ9が取り付けられている。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2002−261509号公報
しかしながら、上記した従来のフィルタ装置においては、設計仕様の異なるフィルタ装置を作製するためには箱体1を作り直す必要があった。
例えば、通過帯域を狭める仕様であれば共振器5の間の調整ネジ7を上から下げていくことにより結合容量を減らすことが可能であるが、通過帯域を広げる場合には、垂直方向の調整ネジ7の調整では結合容量を増やすことはできない。この場合には、図6に示すように水平方向に調整ネジ10を通す、または、図7に示すように共振器5の間の空間5aの幅を規定する壁1bを取り除くなどの方法がある。
しかしながら、図6に示すように、水平方向に調整ネジ10を通す方法では、箱体1の横から水平方向に調整ネジ10を通すためのネジ穴を加工する必要があり、この加工は容易ではない。また、この場合は、箱体1の横に調整ネジ10の頭が突出してしまうため、設置スペースを多く必要とするものである。
また、図7に示すように共振器5を構成する箱体1の内部1aの壁1bの一部1cを取り除く方法は、箱体1の内部1aの壁1bを切除する必要があり、この加工も容易ではない。
以上のように従来のフィルタ装置では、要求特性の異なるフィルタ装置を作製する場合、箱体1や共振素子3等の構成部材の共用が困難で、箱体1を作り直す必要があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、要求特性の異なるフィルタ装置を作製する場合であっても、箱体や共振素子等の構成部材を容易に共用することができるフィルタ装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、金属製の箱体と、この箱体の内部に設置された少なくとも2つの共振素子とを備え、前記少なくとも2つの共振素子の間に前記箱体と絶縁された導体からなる結合容量調整素子を配置したもので、この構成によれば、少なくとも2つの共振素子の間に箱体と絶縁された導体からなる結合容量調整素子を配置しているため、共振器間の結合容量を容易に増加させることが可能となって、フィルタ装置の通過帯域を容易に広げることができ、これにより、要求特性の異なるフィルタ装置を作製する場合であっても、箱体や共振素子等の構成部材を容易に共用化して作製することができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、結合容量調整素子に絶縁体を取り付け、かつこの絶縁体を箱体に固定したもので、この構成によれば、結合容量調整素子に絶縁体を取り付け、かつこの絶縁体を箱体に固定しているため、結合容量調整素子を容易に固定することができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項3に記載の発明は、特に、金属製の箱体の開口部を塞ぐ蓋を備え、かつこの蓋に調整ネジを取り付け、さらにこの調整ネジを結合容量調整素子に対向させたもので、この構成によれば、調整ネジを結合容量調整素子に対向させているため、この調整ネジにより共振器間の結合容量をより細かく微調整することができるという作用効果を有するものである。
以上のように本発明のフィルタ装置は、金属製の箱体と、この箱体の内部に設置された少なくとも2つの共振素子とを備え、前記少なくとも2つの共振素子の間に前記箱体と絶縁された導体からなる結合容量調整素子を配置しているため、共振器間の結合容量を容易に増加させることが可能となって、フィルタ装置の通過帯域を容易に広げることができ、これにより、要求特性の異なるフィルタ装置を作製する場合であっても、箱体や共振素子等の構成部材を容易に共用化して作製することができるという優れた効果を奏するものである。
以下、本発明の一実施の形態におけるフィルタ装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態におけるフィルタ装置の水平断面図、図2は図1のB−B線断面図、図3は図1のC−C線断面図である。
図1、図2、図3において、11はアルミダイキャストなどの金属からなる箱体、12は前記箱体11の開口部を塞ぐ金属からなる蓋である。そして前記箱体11の内部11aには、円柱状の誘電体からなる複数の共振素子13が支持台14を介して取り付けられ、前記箱体11とで共振器15を構成している。また、前記蓋12には各共振素子13と対向する位置に調整ネジ16が取り付けられているもので、この調整ネジ16で共振器15の共振周波数を調整する。そしてまた、隣接する共振器15と共振器15の間には共振器15の相互を結合する空間15aがあり、かつこの空間15aの幅は壁11bによって規定されている。また、前記共振器15と共振器15の間において、蓋12に取り付けた調整ネジ17により共振器15の間の結合を微調整している。
また、前記箱体11における入力側の共振素子13と対向する位置には同軸形状の入力コネクタ18が取り付けられ、かつ箱体11における出力側の共振素子13と対向する位置には同軸形状の出力コネクタ19が取り付けられている。そして、この入力コネクタ18と出力コネクタ19は、それぞれ対向する共振素子13と容量結合している。
そしてまた、前記2つの共振器15の間には、結合容量調整素子20を配置しているもので、そしてこの結合容量調整素子20は、箱体11から絶縁するとともに壁11bに対して一定の距離を隔てて対面している一対の導体20aと、この導体20aを箱体11に固定する絶縁体20bとにより構成されている。
上記のように構成された本発明の一実施の形態におけるフィルタ装置は、結合容量調整素子20を設けているため、この結合容量調整素子20を挟む共振器15間の結合容量を増加させることが可能となり、これにより、簡単な加工でフィルタの帯域幅を広げる方向の調整をすることが可能となるものである。そして、この共振器15間の結合の増加は、壁11bと導体20aとの間の距離と対向面積とによって決まるため、ここで取り付けられる結合容量調整素子20を適宜選択することにより、共振器15間の結合容量の増加量を変えることができるものである。また、結合容量調整素子20の上面は調整ネジ17と対向しているため、結合容量調整素子20と調整ネジ17との結合が生じることになり、これにより、調整ネジ17による調整がより細かに行えるものである。
以上のように本発明の一実施の形態におけるフィルタ装置は、2つの共振素子13の間に箱体11と絶縁された導体20aからなる結合容量調整素子20を配置しているため、共振器15間の結合容量を容易に増加させることが可能となって、フィルタ装置の通過帯域を容易に広げることができ、これにより、要求特性の異なるフィルタ装置を作製する場合であっても、箱体11や共振素子13等の構成部材を容易に共用化して作製することができるものである。
本発明に係るフィルタ装置は、金属製の箱体と、この箱体の内部に設置された少なくとも2つの共振素子とを備え、前記少なくとも2つの共振素子の間に前記箱体と絶縁された導体からなる結合容量調整素子を配置することにより、要求特性の異なるフィルタ装置を作製する場合であっても、箱体や共振素子等の構成部材を容易に共用化して作製することができるという効果を有するものであり、各種通信機器に用いることにより有用となるものである。
本発明の一実施の形態におけるフィルタ装置の水平断面図 図1のB−B線断面図 図1のC−C線断面図 従来のフィルタ装置の水平断面図 図4のA−A線断面図 従来のフィルタ装置の問題点を示す図 従来のフィルタ装置の問題点を示す図
符号の説明
11 箱体
12 蓋
13 共振素子
17 調整ネジ
20 結合容量調整素子
20a 導体
20b 絶縁体

Claims (3)

  1. 金属製の箱体と、この箱体の内部に設置された少なくとも2つの共振素子とを備え、前記少なくとも2つの共振素子の間に前記箱体と絶縁された導体からなる結合容量調整素子を配置したフィルタ装置。
  2. 結合容量調整素子に絶縁体を取り付け、かつこの絶縁体を箱体に固定した請求項1記載のフィルタ装置。
  3. 金属製の箱体の開口部を塞ぐ蓋を備え、かつこの蓋に調整ネジを取り付け、さらにこの調整ネジを結合容量調整素子に対向させた請求項1記載のフィルタ装置。
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