JP2008181837A - ミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造及びネットワーク機器 - Google Patents

ミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造及びネットワーク機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008181837A
JP2008181837A JP2007016040A JP2007016040A JP2008181837A JP 2008181837 A JP2008181837 A JP 2008181837A JP 2007016040 A JP2007016040 A JP 2007016040A JP 2007016040 A JP2007016040 A JP 2007016040A JP 2008181837 A JP2008181837 A JP 2008181837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
divided
board
midplane
substrate
interference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007016040A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Harayama
淳 原山
Motohide Kamura
元秀 加村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SII Network Systems Inc
Original Assignee
SII Network Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SII Network Systems Inc filed Critical SII Network Systems Inc
Priority to JP2007016040A priority Critical patent/JP2008181837A/ja
Publication of JP2008181837A publication Critical patent/JP2008181837A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

【課題】 汎用性を保持しつつ、対となる分割基板のみをミッドプレーンに挿入可能にするミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造及びネットワーク機器を提供する。
【解決手段】 本発明は、互いに対となる第1分割基板6Aと第2分割基板6aとを、ミッドプレーン8の両側に設けられたコネクタ9、12に挿入し、一体のネットワーク基板6として使用するミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造であって、前記第1分割基板6Aに設けられ、前記第1分割基板6Aが前記コネクタ9に挿入されたときに、前記ミッドプレーン8より前記第2分割基板6a側に突出する第1干渉部材11と、前記第2分割基板6aに設けられ、前記第2分割基板6aが前記コネクタ12に挿入されたときに、対となる前記第1分割基板6Aの前記第1干渉部材11を許容して、対となる前記第1分割基板6Aのみを前記コネクタ9に挿入可能にする第2干渉部材14とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ミッドプレーンを介して一体に接続して使用する基板の誤挿入防止構造及びネットワーク機器に関する。
従来、基板を多数備えて形成されるネットワーク機器において、メンテナンス性の向上等を目的として、ミッドプレーン方式を採用した基板が提案されている。
これは、基板を2枚の分割基板から構成し、一方の分割基板にはパケット処理等を行うCPU等の半導体装置を搭載し、他方の分割基板にはネットワークインターフェース等を集中させ、ミッドプレーンの両面に基板を収納するスロット毎に設けられたコネクタに、ペアとなる各分割基板を挿入して、ミッドプレーンを介して一体化した1枚の基板として機能させる方式である。
この方式には、故障等のトラブルが発生しやすい半導体装置を一方の分割基板に集中して搭載することで、他方の基板に設けられた配線等に触れずに当該分割基板だけを抜き出してメンテナンス等の作業が行えるという利点がある。
一般的に、基板は本来挿入すべきでないコネクタに挿入して通電すると、破損して使用不能となるため、コネクタと基板との挿入部位に誤挿入防止構造を設けることが、特許文献1を始めとして多数提案されている。
特開平6−21670号公報
ところで、ミッドプレーン方式においては、1つのスロットにおいて、ミッドプレーンの両側にペアとなる分割基板が挿入される必要があり、ペアでない他の分割基板を誤って挿入して通電してしまうと、基板が破損して使用不能になるという問題がある。
しかしながら、特許文献1の誤挿入防止構造は、コネクタと基板との間の誤挿入を防ぐことはできるが、当該スロットにおいて、ミッドプレーンの両側に挿入された分割基板がペアとなって使用されるものかどうかを検証することはできない。すなわち、たとえペアでない分割基板であっても、コネクタの形状さえ適合すれば挿入できてしまうので、ミッドプレーン方式採用時に発生する上述のような誤挿入を防止することはできないという問題がある。
一方、すべての分割基板が異なるコネクタ形状を有するように構成すれば、上述のような誤挿入は防止できるものの、ミッドプレーンに多種類のコネクタを設ける必要があり、コスト上昇を招く。
さらに、このような構成では、スロット毎に挿入できる分割基板のペアが限定されるので、当該スロットに他の種類の基板を構成する分割基板を挿入することができなくなり、装置の汎用性が低下するという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、汎用性を保持しつつ、対となる分割基板のみをミッドプレーンに挿入可能にするミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造及びネットワーク機器を提供することを目的とする。
本発明は、互いに対となる第1分割基板と第2分割基板とを、ミッドプレーンの両側に設けられたコネクタに挿入し、一体の基板として使用するミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造であって、前記第1分割基板に設けられ、前記第1分割基板が前記コネクタの一方に挿入されたときに、前記ミッドプレーンより前記第2分割基板側に突出する第1対応確認部と、前記第2分割基板に設けられ、前記第2分割基板が前記コネクタの他方に挿入されたときに、対となる前記第1分割基板の前記第1対応確認部を許容して、対となる前記第1分割基板のみを前記コネクタの一方に挿入可能にする第2対応確認部とを備えることを特徴とする。
本発明のミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造によれば、対応しない第1分割基板がミッドプレーンの一方のコネクタに挿入しようとするときに、第2分割基板に設けられた第2対応確認部が、当該第1分割基板の第1対応確認部が第2分割基板側に突出することを阻害して当該第1分割基板を挿入不能にする。
前記ミッドプレーンは干渉許容部を有し、前記第1対応確認部は前記干渉許容部を通って前記第2分割基板側に突出するものでもよい。この場合、分割基板の誤挿入を防止しつつ、ミッドプレーンに設けられたコネクタに対する各分割基板の位置決めを行うことができる。
前記第1対応確認部は、前記第1分割基板に設けられた第1干渉部材であり、前記第2対応確認部は前記第2分割基板に設けられた第2干渉部材であってもよい。この場合、簡素な構造で誤挿入の防止を図ることができる。
前記第1対応確認部には前記第1干渉部材が複数設けられてもよい。この場合、誤挿入を防止する第1分割基板と第2分割基板との組み合わせの数を増加させることができるので、多種類の基板を使用可能に構成されたネットワーク機器等にも対応することができる。
前記第1対応確認部は、前記ミッドプレーンに設けられた孔に挿通され、前記ミッドプレーンの両側に所定の範囲内で移動可能に設けられた干渉部と、前記第1分割基板が前記コネクタの一方に挿入されたときに、前記干渉部と当接して前記干渉部を前記第2分割基板側に移動させる当接部材とを有するものでもよい。この場合、第1対応基板に突出部分を設ける必要がないので、製造並びに保管をしやすく第1分割基板を構成することができる。
前記第2対応確認部は、対となる前記第1分割基板の前記第1対応確認部と嵌合可能に形成され、対となる前記第1分割基板のみを前記コネクタの一方に挿入可能にするものでもよい。この場合、第1対応確認部と第2対応確認部を同軸上の位置に設けることができるので、第1対応確認部及び第2対応確認部を設けるスペースを節約することができる。
また、本発明のミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造は、互いに対となる第1分割基板と第2分割基板とを、ミッドプレーンの両側に設けられたコネクタに挿入し、一体の基板として使用するミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造であって、前記ミッドプレーンに設けられた孔に挿通され、前記ミッドプレーンの両側に所定の範囲内で移動可能に設けられた複数の干渉部と、前記第1分割基板に設けられ、前記第1分割基板が前記コネクタの一方に挿入されたときに、前記干渉部の1つと当接して前記第2分割基板側に移動させる第1対応確認部と、前記第2分割基板に設けられ、前記第2分割基板が前記コネクタの他方に挿入されたときに、対となる前記第1対応確認部と当接した前記干渉部の前記第2分割基板側への移動を許容し、対となる前記第1分割基板のみを前記コネクタの一方に挿入可能にする第2対応確認部とを備えたことを特徴とする。
本発明のミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造によれば、第1分割基板と第2分割基板のいずれも突出する構造を設けずに作製することができるので、製造並びに保管をしやすく基板を構成することができる。
さらに、本発明のネットワーク機器は、本発明の誤挿入防止構造を有するミッドプレーン方式基板を備えたことを特徴とする。本発明のネットワーク機器によれば、対でない第1分割基板と第2分割基板とを誤ってミッドプレーンの両側に挿入することによる基板の破損等を防止することができる。
本発明のミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造によれば、ペアでない第1分割基板と第2分割基板とは、同時にミッドプレーンに挿入できなくなるため、誤挿入による不都合の発生を防止することができる。
以下、本発明の第1実施形態のネットワーク機器及びミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造について、図1および図2を参照して説明する。
図1は本実施形態の誤挿入防止構造を有するミッドプレーン方式基板を備えたネットワーク機器の斜視図である。ネットワーク機器1は、複数のスロット2を有する筐体3と、筐体3に設けられた複数の電源ボックス4と、スロット2に挿入された複数の管理基板5と、スロット2に挿入された複数の第1ネットワーク基板(ミッドプレーン方式基板)6及び第2ネットワーク基板(ミッドプレーン方式基板)7とを備えて構成されている。
管理基板5にはネットワーク機器1を管理するための図示しない各種機器が搭載され、各ネットワーク基板6、7にはネットワークインターフェースやパケット処理等のネットワーク処理を行うプロセッサ等が搭載されている。第1ネットワーク基板6と第2ネットワーク基板7とは、基板に搭載されたネットワークインターフェースやネットワークプロセッサ等が異なり、それぞれ異なる用途又は機能を有するよう構成されている。
図2に分解図で示すように、管理基板5は、それぞれ第1分割基板5Aと第2分割基板5aとから構成されている。第1ネットワーク基板6及び第2ネットワーク基板7は、それぞれ異なる第1分割基板6A、7Aと、第2分割基板6a、7aとから構成されている。
管理基板5及び各ネットワーク基板6、7は、筐体3の内部に設けられたミッドプレーン8の両面にスロット毎に設けられた後述するミッドプレーン側コネクタに、ペアとなる第1分割基板5A、6A、7Aと第2分割基板5a、6a、7aとがそれぞれ挿入されて、一体となった基板として機能する。
各ネットワーク基板6、7のうち、ミッドプレーン8の電源ボックス4側の面に挿入される第1分割基板6A、7Aには、図示しないネットワークインターフェース及び関連する配線等が設けられている。反対側の面に挿入される第2分割基板6a、7aには、パケット処理などを行う図示しないネットワークプロセッサ等が主に設けられている。
このため、通常故障のしやすいネットワークプロセッサ等のメンテナンスは、第2分割基板6a、7aを引き抜くだけで、ネットワークインターフェースや配線等の複雑な構造に触れることなく行うことができるため、メンテナンスの利便性が向上した構成となっている。
図3は第1ネットワーク基板6と、ミッドプレーン8とを示す模式図である。第1分割基板6Aは、ミッドプレーン8に設けられたミッドプレーン側第1コネクタ(以下、「第1コネクタ」と称する。)9に挿入可能な第1基板側コネクタ10と、第1基板側コネクタ10が設けられた辺の端部に、第1基板側コネクタ10よりも突出して設けられた棒状の第1干渉部材(第1対応確認部)11とを備えている。第1分割基板6Aと対となる第2分割基板6aも同様に、第1コネクタ9と反対側の面に設けられたミッドプレーン側第2コネクタ12に挿入可能な第2基板側コネクタ13と第2干渉部材(第2対応確認部)14とを備えている。ミッドプレーン8には第1干渉部材11及び第2干渉部材14が通過可能に、孔(干渉許容部)15A、15Bがそれぞれ設けられている。
上記のように構成されたネットワーク基板の誤挿入防止構造の動作について、図4を参照して以下に説明する
図4(a)及び(b)は第1分割基板及び第2分割基板をミッドプレーンに挿入する状態を示す図である。図4(a)は、ミッドプレーン8の両側のミッドプレーン側コネクタ9、12に、第1分割基板6Aと、ペアとなる第2分割基板6aの第1基板側コネクタ10及び第2基板側コネクタ13をそれぞれ挿入して接続する状態を示している。
このとき、第1分割基板6Aの第1干渉部材11は、ミッドプレーン8の孔15Aを通って第2分割基板6a側に突出し、第2分割基板6aの第2干渉部材14は、ミッドプレーン8の孔15Bを通って第1分割基板6A側に突出するが、各分割基板6A、6a上の第1干渉部材11及び第2干渉部材14が突出する部位には、各干渉部材と接触するものが何もないため、いずれの分割基板も挿入可能であり、一体のネットワーク基板6として使用可能である。
図4(b)は、各ミッドプレーン側コネクタ9、12に、ペアでない第1分割基板7Aと第2分割基板6aの第1基板側コネクタ10及び第2基板側コネクタ13をそれぞれ挿入して接続する状態を示している。第1分割基板7Aの第1基板側コネクタ10は、第1分割基板6Aと共通であるため、第1コネクタ9に挿入可能であるが、第1干渉部材16は、第1基板側コネクタ10の左側に突出して設けられており、第1分割基板7Aの第1基板側コネクタ10を第1コネクタ9に挿入したときに、孔15Bを通って第2分割基板6a側に突出可能に設けられている。
この場合は、各分割基板7A、6aのいずれを先にミッドプレーン8に挿入しても、孔15Bから当該分割基板の干渉部材が他方の分割基板側に突出した状態となる。従って、他方の分割基板をミッドプレーン8のコネクタに挿入しようとしても、必ず第2干渉部材14と第1干渉部材16とが衝突するため、物理的に挿入が不可能となる。
本実施形態の誤挿入防止構造によれば、ペアでない分割基板(上述の7Aと6a)の干渉部材が衝突することによって、対応しない分割基板のペアを同時にミッドプレーン側コネクタ9、12に挿入することが物理的に不可能となるため、誤挿入後の通電による基板の破損等の事故を確実に防止することができる。
また、各分割基板に第1干渉部材又は第2干渉部材を設けるだけの構造のため、共通のミッドプレーン側コネクタ及び基板側コネクタを用いて、多種類のネットワーク基板を使用できるようにネットワーク機器1の汎用性を保持しつつ、簡素な構造で誤挿入を確実に防止することができる。
さらに、第1干渉部材及び第2干渉部材がミッドプレーン8に設けられた孔15A、15Bを通って他方の基板側に突出するため、各干渉部材がミッドプレーン8に対する各分割基板の位置決め効果をも有する。従って、各分割基板の第1基板側コネクタ10,13をスムーズに各ミッドプレーン側コネクタ9,12に接続することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図5及び図6を参照して説明する。本実施形態と上述の第1実施形態との異なる点は、第1分割基板に干渉部材が複数設けられている点である。なお、上述の第1実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図5(a)は本実施形態の誤挿入防止構造を備えるネットワーク基板(ミッドプレーン方式基板)21及びミッドプレーン22の模式図である。本実施形態の第1分割基板21Aには、2本の第1干渉部材(第1対応確認部)23A及び23Bが設けられている。また、図5(b)に示すように、ミッドプレーン22には第1実施形態の孔に代えて、上下の端部に半長円形の切り欠き(干渉許容部)24A及び24Bが設けられている。
上記のように構成されたネットワーク基板21の誤挿入防止構造の動作について、図5(a)及び図6を参照して以下に説明する。
例えば、先に第1分割基板21Aの第1基板側コネクタ10をミッドプレーン22の第1コネクタ9に挿入した場合、第1分割基板21Aに設けられた2本の第1干渉部材23A、23Bがミッドプレーン22に設けられた切り欠き24Aを通って第2分割基板21a側に突出する。
このとき、ペアとなる第2分割基板21aに設けられた第2干渉部材14は、2本の第1干渉部材23A、23Bと衝突しないため、各分割基板21A,21aをミッドプレーン22に接続して、一体のネットワーク基板21として使用することができる。
一方、第1分割基板21Aとペアでない他の第2分割基板21bには、図6(a)に示すように第1干渉部材23A、23Bが突出する位置に第2干渉部材25A及び25Bが設けられている。従って、第1分割基板21Aと第2分割基板21bとをミッドプレーン22に挿入しようとする際に、第1干渉部材23A、23Bと、第2干渉部材25A、25Bとが衝突するため、これらの分割基板を同時にミッドプレーンに挿入することは物理的にできない。
第1分割基板21Aの第1干渉部材23A、23Bと衝突して挿入を不能にする第2分割基板の第2干渉部材の態様は、図6(a)に示した上述の場合に限られない。例えば、図6(b)や図6(c)に示すように、第1分割基板21Aの第1干渉部材23A、23Bのうち、いずれか1本と衝突するように第2干渉部材25A又は25Bのいずれか1本のみが設けられた第2分割基板21c、21dは、いずれも第1分割基板21Aと同時にミッドプレーン22に挿入することが物理的に不可能である。
本実施形態の誤挿入防止構造によれば、第1分割基板21Aに第1干渉部材を複数設けることによって、第1分割基板21Aと同時にミッドプレーン22に挿入できない第2分割基板の第2干渉部材の配置パターンが増加する。従って、より多くの種類の基板に対して総合的に誤挿入を防止することができるので、多種類の基板を挿入可能に構成されたより汎用性の高いネットワーク機器にも対応することができる。
また、ミッドプレーン22には切り欠き24A、24Bが設けられているので、各分割基板に設けられる干渉部材の数に合わせて孔を複数設ける必要がなく、切り欠きの長さを調整するだけで、複数の干渉部材にも対応可能にミッドプレーンを構成することができる。従って、より加工の容易なミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造とすることができる。
次に、本発明の第3実施形態について図7及び図8を参照して説明する。本実施形態と上述の第1及び第2実施形態との異なる点は、ミッドプレーンに干渉部が設けられている点である。なお、上述の第1実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図7は本実施形態の誤挿入防止構造を有するネットワーク基板(ミッドプレーン方式基板)31及びミッドプレーン32の模式図である。ミッドプレーン32の各ミッドプレーン側コネクタ9、12が設けられた部位の下端付近には孔(干渉許容部)33が設けられており、一方からボルト34が挿通され、反対側においてナット35で螺合固定されている。図8(a)に示すように、ボルト34には、ねじ部36の軸線に沿って貫通孔37が設けられている。
貫通孔37には、所定の長さのロッド38が挿通されて設けられており、ロッド38の両端にはストッパ39A及び39Bがそれぞれ設けられている。ストッパ39A、39Bの直径は貫通孔37の直径より大きく設定されており、ロッド38はストッパ39A、39Bのいずれか一方がボルト34又はナット35に当接するまでの一定の範囲で自由に移動可能に構成され、ロッド38とストッパ39A、39Bとで干渉部40が構成されている。
第1分割基板31Aの第1基板側コネクタ10が設けられた端部には、ストッパ39Aと当接するように第1当接部材(当接部材)41が第1分割基板31Aに対して垂直に突出して設けられている。当接部材41は、図7に示すように、ミッドプレーン32側には突出しておらず、干渉部40と第1当接部材41とで第1対応確認部42が形成されている。
上記のように構成されたネットワーク基板31の誤挿入防止構造の動作について、図7及び図8を参照して以下に説明する。
図7に示すように、第1分割基板31Aの第1基板側コネクタ10を第1コネクタ9に挿入すると、第1分割基板31A上の第1当接部材41がストッパ39Aに当接し、干渉部40を第2分割基板31a側に移動させる。第1分割基板31Aを挿入し終えると、図8(a)に示すように、干渉部40が第2分割基板31a側に突出した状態で停止する。
このとき、第1分割基板31Aとペアである第2分割基板31aに設けられた第2干渉部材14は干渉部40と衝突せず、かつ干渉部40が突出している部位に他の部材も設けられていないので、各分割基板31A及び31aを問題なくミッドプレーン32に挿入することができ、一体のネットワーク基板31として使用することができる。
一方、第1分割基板31Aとペアでない第2分割基板31bには、図8(b)に示すように、干渉部40が突出する位置に、第1分割基板31Aと同様の態様で第2当接部材(第2対応確認部)43が設けられているため、第1分割基板31Aと第2分割基板31bとを同時に挿入しようとすると、第2当接部材43がストッパ39Bと当接し、それ以上挿入することが物理的に不可能である。従って、第1分割基板31Aと第2分割基板31bとが誤って同時にミッドプレーン32に挿入、接続されることはない。
本実施形態の誤挿入防止構造によれば、ペアでない分割基板のいずれか一方がミッドプレーン32に挿入された際に、ミッドプレーン32に所定の範囲移動可能に設けられた干渉部40が他方の分割基板側に突出して、他方の分割基板に設けられた当接部材と当接することで誤挿入を防止する。従って、各分割基板に突出する部材を設ける必要がないので、各分割基板を保管等がしやすい形状に構成しつつ誤挿入を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、干渉部が1箇所に設けられている例を説明したが、干渉部は複数設けられていてもよいし、第1対応確認部と第2対応確認部のいずれも干渉部を有するように誤挿入防止構造が構成されてもよい。このように構成すると、各分割基板には当接部材を設けるだけでよいため、各分割基板に突出する部位がなくなり、製造並びに保管に適した形状に分割基板を構成することができる。
また、上記実施形態においては、第1対応確認部および第2対応確認部がともに棒状の干渉部材である例を説明したが、これに代えて、第2対応確認部は、第1対応確認部と嵌合可能な形状に形成されていてもよい。例えば、第1対応確認部の断面は正方形であり、第2対応確認部は第1対応確認部が嵌合可能な正方形の断面の凹部を有する構造となっており、対でない第1分割基板の第1対応確認部の断面は三角形であり、第2対応確認部とは嵌合不能に形成されていても、本発明の誤挿入防止機能を発揮することができる。
この場合、第1対応確認部と第2対応確認部は同軸上に配置されることになるため、誤挿入防止構造を設けるための分割基板上のスペースを節約して、基板をコンパクトに構成することができる。
さらに、上記実施形態においては、ミッドプレーンに干渉許容部として、孔又は切り欠きが設けられている例を説明したが、これに代えて、孔に膜状の弾性部材を設け、干渉部材が弾性部材を変形させて弾性部材とともに第2分割基板側に突出するように干渉許容部を構成してもよい。
また、干渉許容部を設けず、第1分割基板及び第2分割基板の幅方向の寸法をミッドプレーンの幅寸法より大きく形成して、図2に示す状態で第1分割基板及び第2分割基板がミッドプレーン8の上下に突出するように構成してもよい。
この場合、第1対応確認部及び第2対応確認部をミッドプレーン8の外側に設けることによって、ミッドプレーンに加工を施さずに第1対応確認部と第2対応確認部とを干渉させてペアでない分割基板の誤挿入を防止することができる。
本発明の第1実施形態の誤挿入防止構造を有する基板を備えたネットワーク機器を示す斜視図である。 同実施形態のネットワーク機器の分解斜視図である。 同実施形態の第1ネットワーク基板と、ミッドプレーンとを示す模式図である。 (a)は、同実施形態において、ペアとなる第1分割基板及び第2分割基板がミッドプレーンに挿入される状態を示す図であり、(b)は、ペアでない第1分割基板及び第2分割基板がミッドプレーンに挿入される状態を示す図である。 (a)は、本発明の第2実施形態の誤挿入防止構造を有する基板と、ミッドプレーンとを示す模式図であり、(b)はミッドプレーンの一部を示す図である。 (a)ないし(c)は、同実施形態においてペアでない第1分割基板及び第2分割基板がミッドプレーンに挿入された状態の各干渉部材をそれぞれ示す図である。 本発明の第3実施形態の誤挿入防止構造を有する基板と、ミッドプレーンとを示す模式図である。 (a)は、同実施形態において、ペアとなる第1分割基板及び第2分割基板がミッドプレーンに挿入される状態を示し、(b)は、ペアでない第1分割基板及び第2分割基板がミッドプレーンに挿入される状態を示す部分模式図である。
符号の説明
1…ネットワーク機器、6、21、31…ネットワーク基板(ミッドプレーン方式基板)、8、22、32…ミッドプレーン、11、23A、23B…第1干渉部材(第1対応確認部)、14、25A、25B…第2干渉部材(第2対応確認部)、15A、15B、33…孔(干渉許容部)、24A、24B…切り欠き(干渉許容部)、40…干渉部、41…第1当接部材(当接部材)、42…第1対応確認部、43…第1当接部材(第2対応確認部)

Claims (8)

  1. 互いに対となる第1分割基板と第2分割基板とを、ミッドプレーンの両側に設けられたコネクタに挿入し、一体の基板として使用するミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造であって、
    前記第1分割基板に設けられ、前記第1分割基板が前記コネクタの一方に挿入されたときに、前記ミッドプレーンより前記第2分割基板側に突出する第1対応確認部と、
    前記第2分割基板に設けられ、前記第2分割基板が前記コネクタの他方に挿入されたときに、対となる前記第1分割基板の前記第1対応確認部を許容して、対となる前記第1分割基板のみを前記コネクタの一方に挿入可能にする第2対応確認部と、
    を備えることを特徴とするミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造。
  2. 前記ミッドプレーンは干渉許容部を有し、前記第1対応確認部は前記干渉許容部を通って前記第2分割基板側に突出することを特徴とする請求項1に記載のミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造。
  3. 前記第1対応確認部は、前記第1分割基板に設けられた第1干渉部材であり、前記第2対応確認部は前記第2分割基板に設けられた第2干渉部材であることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造。
  4. 前記第1対応確認部に前記第1干渉部材が複数設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造。
  5. 前記第1対応確認部は、
    前記ミッドプレーンに設けられた孔に挿通され、前記ミッドプレーンの両側に所定の範囲内で移動可能に設けられた干渉部と、
    前記第1分割基板に設けられ、前記第1分割基板が前記コネクタの一方に挿入されたときに、前記干渉部と当接して前記干渉部を前記第2分割基板側に移動させる当接部材と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造。
  6. 前記第2対応確認部は、対となる前記第1分割基板の前記第1対応確認部と嵌合可能に形成され、対となる前記第1分割基板のみを前記コネクタの一方に挿入可能にすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造。
  7. 互いに対となる第1分割基板と第2分割基板とを、ミッドプレーンの両側に設けられたコネクタに挿入し、一体の基板として使用するミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造であって、
    前記ミッドプレーンに設けられた孔に挿通され、前記ミッドプレーンの両側に所定の範囲内で移動可能に設けられた複数の干渉部と、
    前記第1分割基板に設けられ、前記第1分割基板が前記コネクタの一方に挿入されたときに、前記干渉部の1つと当接して前記第2分割基板側に移動させる第1対応確認部と、
    前記第2分割基板に設けられ、前記第2分割基板が前記コネクタの他方に挿入されたときに、対となる前記第1対応確認部と当接した前記干渉部の前記第2分割基板側への移動を許容し、対となる前記第1分割基板のみを前記コネクタの一方に挿入可能にする第2対応確認部と、
    を備えたことを特徴とするミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の誤挿入防止構造を有するミッドプレーン方式基板を備えたことを特徴とするネットワーク機器。
JP2007016040A 2007-01-26 2007-01-26 ミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造及びネットワーク機器 Withdrawn JP2008181837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007016040A JP2008181837A (ja) 2007-01-26 2007-01-26 ミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造及びネットワーク機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007016040A JP2008181837A (ja) 2007-01-26 2007-01-26 ミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造及びネットワーク機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008181837A true JP2008181837A (ja) 2008-08-07

Family

ID=39725558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007016040A Withdrawn JP2008181837A (ja) 2007-01-26 2007-01-26 ミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造及びネットワーク機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008181837A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9781831B2 (en) 2014-03-27 2017-10-03 Nec Corporation Electronic device including module accommodating components disposed on substrate

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01139385A (ja) * 1987-11-16 1989-05-31 Hachiyou Eng Kk 活魚輸送方法
JPH03182073A (ja) * 1989-12-11 1991-08-08 Fujitsu Ltd コネクタの取付構造
JPH0439994A (ja) * 1990-06-05 1992-02-10 Fujitsu Ltd プリント板ユニット接続装置
JPH10106683A (ja) * 1996-10-03 1998-04-24 Nec Eng Ltd プリント基板誤挿入防止構造
JP2006186006A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Fujitsu Ltd 両面実装基板

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01139385A (ja) * 1987-11-16 1989-05-31 Hachiyou Eng Kk 活魚輸送方法
JPH03182073A (ja) * 1989-12-11 1991-08-08 Fujitsu Ltd コネクタの取付構造
JPH0439994A (ja) * 1990-06-05 1992-02-10 Fujitsu Ltd プリント板ユニット接続装置
JPH10106683A (ja) * 1996-10-03 1998-04-24 Nec Eng Ltd プリント基板誤挿入防止構造
JP2006186006A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Fujitsu Ltd 両面実装基板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9781831B2 (en) 2014-03-27 2017-10-03 Nec Corporation Electronic device including module accommodating components disposed on substrate

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9793667B1 (en) QSFP to OSFP module form factor adapter
WO2016042625A1 (ja) プラグ、ソケット、および、それらを備える基板接続用コネクタ
US8582315B2 (en) Electronic apparatus and method related thereto
US9436233B2 (en) Redundant power supply motherboard assembly
US20190207342A1 (en) Devices with orthogonal connectors
JP5531077B2 (ja) 拡張カードモジュールを有するサーバー
JP2018116945A (ja) プラグ、ソケット、および、それらを備える基板接続用コネクタ
JP4700674B2 (ja) プリント基板差込みコネクタにおける差込みエラーを防止するロック装置
JP2006049036A (ja) ドッキングコネクタ
US9173304B2 (en) Vertical blindmate scaling of identical system boards
JP6367438B2 (ja) モジュラー化サーバ
JP2008181837A (ja) ミッドプレーン方式基板の誤挿入防止構造及びネットワーク機器
JP4959002B2 (ja) 入出力ユニット
JP2009268291A (ja) 端子付回路ケース
US20020119682A1 (en) Printed circuit board configuration
US7394652B1 (en) Peripheral card adapter
US20170181309A1 (en) Electronic assembly
JP2010283155A (ja) 計算機装置
US8365399B2 (en) Method of connecting components to a printed circuit board
KR20150004464U (ko) 전원연결장치
JP6652524B2 (ja) 電気コネクタ
US20180332747A1 (en) Module installation alignment device
CN110048344B (zh) 线缆保持器和相应的机架服务器
JP5576321B2 (ja) プラグインユニットの取付構造
JP5173559B2 (ja) プリント配線基板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091006

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091105

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091113

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20120323