JP2008179058A - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理装置の省電力状態における省電力効果の向上及びディスク記憶装置への電源供給有無の任意設定可能化を図ること。
【解決手段】画像処理装置の動作を制御するコントローラボード100上に構成される制御部108と、HDD107へ電源を供給するHDD電源供給用のトランジスタと、制御部108を含むコントローラボード100各部への電源供給を停止する信号を送信するコントローラ省電力切換用のトランジスタと、信号S4に基づいてHDD電源供給用のトランジスタの電源供給有無を切り換える信号を送信する論理和回路とを有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置及びその制御方法に関し、特にディスク記憶装置の搭載された画像処理装置の電源制御に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ、書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。このような画像処理装置がHDD(Hard Disk Drive)等のディスク記憶装置を有し、出力画像及び撮像画像を蓄積することにより、利便性を高めることが近年知られている。
他方、上記のような画像処理装置においては、装置が所定時間使用されなかった場合等に装置の特定部位への電源供給を停止し、省電力化を図ることが行われている。HDDを有する画像処理装置の省電力化を図る技術としては、装置のコントローラが、装置全体の省電力を制御する信号とHDDの省電力を制御する信号とを有し、装置の省電力状態であっても装置外部からのアクセスに応じてHDDのみ電源を供給する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−186425号公報
現状、一般的に流通しているHDDには、電源ON/OFFの回数に所定の耐用回数が定められており、定められた耐用回数をオーバーすると装置の信頼性が低下する。特許文献1に開示されるような省電力化の方法を用いる場合、HDDの電源ON/OFF回数が増大してしまい、通常よりもHDDの信頼性の低下を早めてしまう可能性がある。また、HDDは、電源投入後アクセス可能になるまで、所定の立ち上げ時間を有する。従って、画像処理装置の省電力状態においてHDDへの電源供給を停止する場合、省電力状態からの復帰に更に時間を要することとなる。このような課題においては、画像処理装置が省電力状態であっても、HDDには電源を供給し続けることが好ましい。他方、画像処理装置全体の省電力化においては、非使用時にHDDへの電源供給を停止する必要がある。
即ち、HDDを有する画像処理装置の省電力制御において、HDDへの電源供給をどのように切り換えるべきかは、装置の使用態様、用途及び環境によって異なる。このような課題は、HDDのような磁気記憶媒体を用いた記憶装置に限らず、光記憶媒体等、他のディスク記憶装置であっても同様に発生し得る。また、特許文献1においては、装置のコントローラ(コントローラボード)の省電力時においても、コントローラボードが2つの省電力化信号を使い分けるようになっており、当該信号を送信する部位については電源を供給し続ける必要があり、省電力状態として不完全である。特に、コントローラの省電力化のためには、CPU(Central Processing Unit)への電源供給を停止することが好ましいが、CPUへの電源供給を停止した場合、画像処理装置各部への電源供給を切り換える信号をソフトウェア制御することが出来ない。
本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、画像処理装置の省電力状態における省電力効果の向上及びディスク記憶装置への電源供給有無の任意設定可能化を図ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ディスク記憶装置を搭載可能な画像処理装置であって、動作制御を行う制御部と、前記ディスク記憶装置へ電源を供給する電源供給回路と、少なくとも前記制御部を含む各部への電源供給を停止する省電力信号を送信する省電力信号送信部と、前記省電力信号に基づいて前記電源供給回路の電源供給有無を切り換える電源切換信号を送信する電源切換回路と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、画像処理を実行する実行エンジンと、前記実行エンジンを駆動するエンジン駆動部と、を備え、前記省電力信号送信部は、前記エンジン駆動部への電源供給有無状態を示すエンジン電源切換信号に基づいて前記省電力信号を送信することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記省電力信号送信部は、前記エンジン電源切換信号の状態遷移に応じた前記省電力信号の状態遷移タイミングを調整するタイミング調整回路を備えることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像処理装置において、前記省電力信号送信部が送信する前記省電力信号の信号状態に関わらず、前記電源切換回路に入力される信号の信号状態を固定する切換スイッチを備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4いずれか1項に記載の画像処理装置において、前記制御部は、前記画像処理装置を省電力状態へと遷移させる省電力制御信号を送信し、前記省電力信号送信部は、前記省電力制御信号の状態が“Low”である場合に前記省電力信号を送信することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5いずれか1項に記載の画像処理装置において、前記制御部は、前記ディスク記憶装置への電源供給を停止する電源制御信号を送信し、前記電源切換回路は前記省電力信号と前記電源制御信号とに基づいて前記電源切換信号を送信することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像処理装置において、前記省電力信号送信部は、前記制御部が送信する制御信号の状態が“Low”に遷移したことに応じて前記省電力信号として“High”状態の信号を出力し、前記電源切換回路は、前記電源制御信号と前記省電力信号との論理和により前記電源切換信号を生成することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7いずれか1項に記載の画像処理装置において、前記ディスク記憶装置と前記制御部との間で信号を伝達する中間回路と、前記省電力信号に基づいて前記中間回路への信号の入力及び前記中間回路からの信号の出力のうち少なくともいずれか一方を遮断する出力可否切換回路と、を備え、前記中間回路は、前記省電力信号に基づいて電源供給が停止されることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像処理装置において、前記出力可否切換回路は、前記省電力信号と前記制御部が送信する制御信号とに基づいて動作することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項6又は7に記載の画像処理装置において、前記ディスク記憶装置と前記制御部との間で信号を伝達する中間回路と、前記省電力信号と前記電源制御信号とに基づいて前記中間回路への信号の入力及び前記中間回路からの信号の出力のうち少なくともいずれか一方を遮断する出力可否切換回路と、を備え、前記中間回路は、前記省電力信号に基づいて電源供給が停止されることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、ディスク記憶装置を搭載可能な画像処理装置の制御方法であって、前記画像処理装置の状態に応じて、当該画像処理装置を所定の状態に遷移させる装置状態遷移信号を送信し、前記装置状態遷移信号に基づいて少なくとも前記画像処理装置の動作を制御する制御部を含む各部への電源供給を停止する省電力信号を送信し、前記第省電力信号に基づいて前記ディスク記憶装置への電源供給有無を切り換える電源切換信号を送信することを特徴とする。
本発明によれば、画像処理装置の省電力状態における省電力効果の向上及びディスク記憶装置への電源供給有無の任意設定可能化を図ることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明は、HDD等のディスク型記憶装置を搭載した画像処理装置であって、画像処理装置を制御するコントローラの省電力化のためにコントローラを制御するCPU等の制御部への電源供給を停止する場合に、制御部への電源供給が停止した状態において所定の値を有する信号出力に基づき、HDDへの電源供給有無を決定するものである。
本実施例においては、画像処理装置に搭載されるHDDへの電源供給有無の切り換えを画像処理装置のコントローラによるソフトウェア制御で行うと共に、コントローラの省電力状態としてコントローラCPUへの電源供給が停止した場合には、ハードウェアによってHDDへの電源供給有無を決定する例を説明する。具体的には、コントローラCPUへの電源供給を停止するきっかけとなる信号や電源供給停止を実行するための信号等、コントローラCPUへの電源供給が停止した状態において“High”若しくは“Low”が固定される信号出力に基づいて、HDDへの電源供給有無を決定する。
図1は、本実施例に係る画像処理装置1の全体構成を示すブロック図である。図に示すように、本実施例に係る画像処理装置1は、装置全体を制御するコントローラボード100、各種エンジンを駆動するエンジンボード110、実際に画像形成を実行するプリンタエンジン111、画像撮像を実行するスキャナエンジン112、画像処理装置1への操作及び情報の視覚的出力を行うディスプレイパネル113及び画像処理装置1の各部に電源を供給する電源装置120を有する。
また、本実施例に係るコントローラボード100は、CPU101、ASIC102、RAM103、ROM104、NVRAM105、各種I/F106及びHDD107を有する。尚、図1においては、信号伝達を実線で示し、電源供給を破線で示す。RAM103は一般的にDRAM等の揮発性メモリによって構成される。ROM104、NVRAM105のいずれかに格納されたファームウェア等の制御プログラムがRAM103にロードされ、CPU101の制御に従って画像処理装置1の動作を制御する制御部が構成される。ROM104、NVRAM105には上述したファームウェア等の制御プログラムの他、画像処理装置1の運用において使用される各種の情報が格納されている。HDD107は、磁気ディスク記憶媒体を有するディスク記憶装置であり、アドレス帳、追加フォント及び蓄積文書、画像等が格納されている。
ASIC102は、コントローラボード100における信号伝達及び電源供給の切り換えを行う集積回路である。ASIC102については後に詳述する。各種I/F106としては、画像処理装置1をホスト装置やLAN(Local Area Network)に接続するためのEthernet(登録商標)インターフェースや、USB(Universal Serial Bus)インターフェース及び画像処理装置に接続する可搬型記憶媒体のインターフェース等がある。プリンタエンジン111、スキャナエンジン112及びディスプレイパネル113(以降、各エンジン111〜113とする)はエンジンボード110に接続され、エンジンボード110がコントローラ100(ASIC102)に接続される。エンジンボード102は、コントローラ100からの命令に従い、各エンジン111〜113を駆動する。
次に、図2を用いて本実施例に係る画像処理装置1の電源制御に係る機能ブロックについて説明する。
ROM104若しくはNVRAM105に格納されているファームウェアがRAM103にロードされ、CPU101と連動して画像処理装置1の各動作を制御する制御部108が構成される。制御部108は、画像処理装置1の動作状態に応じて、画像処理装置1の各部を省電力状態とする信号S1、S2及びS5を送信する。信号S1は、画像処理装置1をエンジン省電力モードへ遷移させる信号である。エンジン省電力モードとは、各エンジン111〜113への電源供給が停止した状態である。制御部108が送信した信号S1は、ASIC102を介して電源装置120に入力される。信号S1を受信した電源装置120は、各エンジン111〜113への電源供給を停止する。
信号S2は、画像処理装置1をエンジンボード省電力モードへ遷移させる省電力制御信号である。エンジンボード省電力モードとは、エンジンボード110への電源供給が停止した状態である。信号S2は制御部108からASIC102を介して、エンジンボード110のコントローラI/F110aに入力される。コントローラI/F110aは、エンジンボード110におけるコントローラボード100(ASIC102)との接続部であり、信号S2の他、各エンジン111〜113を動作させるための信号もコントローラI/F110aに入力される。コントローラI/F110aは、信号S2に応じて信号S3を送信する。
信号S3は、画像処理装置1がエンジンボード省電力モードへと遷移した後、コントローラ省電力モードへと遷移させる信号である。即ち、信号S3は、エンジンボード110への電源供給状態を示すエンジン電源切換信号である。コントローラ省電力モードとは、コントローラボード100への電源供給が停止した状態である。
信号S3は、コントローラI/F110aからASIC102のコントローラ省電力回路102aに入力される。コントローラ省電力回路102aは、コントローラボード100各部への電源供給を停止させる回路であり、信号S3に応じて信号S4を送信する。信号S4はコントローラ省電力信号であり、コントローラボード100に含まれる各部への電源供給を切り換える電源制御回路(不図示)に入力され、コントローラボード100各部への電源供給を停止する。
ここで、信号S4により電源供給が停止される部位としては、図1に示すCPU101、RAM103、ROM104、NVRAM105等が含まれる。信号S4は、上述した電源制御回路に入力される他、HDD電源制御回路109にも入力される。また、信号S5も、HDD電源制御回路109に入力される。信号S5は、制御部108がソフトウェア制御によってHDD107への電源供給を制御するための記憶装置の電源制御信号である。
また、画像処理装置1は、コントローラ省電力モードにおけるHDD107の電源ON/OFFを切り換える切換SW114を有し、この切換SW114の出力信号S6もHDD電源制御回路109に入力される。HDD電源制御回路109は、HDD107の電源を制御する回路であり、信号S4、S5及びS6の信号状態に応じてHDD107への電源供給有無を切り換える。尚、図2において、HDD電源制御回路109は、ASIC102とは別に設けられているが、ASIC102内部に実装されていても良い。
次に、エンジンボード省電力モード及びコントローラ省電力モードについて説明する。尚、エンジン省電力モードについては、電源装置120が信号S1に応じて各エンジン111〜113への電源供給を停止するのみであり、説明を省略する。
図3は、コントローラI/F110aの電源切り換えに係る回路構成例及びその周辺部を示すブロック図である。図3に示すように、コントローラI/F110aは、エンジンボード電源供給用のトランジスタ110b及びコントローラ省電力信号送信用のトランジスタ110cを有する。トランジスタ110b及び110cのベース電極には信号S2が入力されている。また、トランジスタ110bのソース電極には電源装置120からの供給電源が入力され、ドレイン電極はエンジンボード110各部への電源供給端子に接続されている。従って、トランジスタ110bは、信号S2の信号状態に応じて、電源装置120からエンジンボード110への電源供給を切り換える。トランジスタ110cのソース電極には定電位(“High”)が接続されており、ドレイン電極は信号S3の送信端子に接続されている。従って、トランジスタ110cは、信号S2の信号状態に応じて、信号S3の“High”/“Low”を切り換える。
制御部108は、画像処理装置1の通常状態及びエンジン省電力モードにおいて、信号S2として“High”を出力している。従って、画像処理装置1の通常状態及びエンジン省電力モードにおいては、トランジスタ110b及び110cはオン状態となっており、電源装置120からエンジンボード110の各部へ電源が供給されると共に、信号S3の信号状態は“High”となっている。これに対し、制御部108が画像処理装置1の状態に応じてエンジンボード省電力モードへの遷移を決定すると、信号S2の信号状態が“Low”となる。これにより、トランジスタ110b及び110cはオフ状態となり、電源装置120からエンジンボード110の各部への電源供給が停止すると共に、信号S3の信号状態は“Low”となる。
次に、図4、図5を用いて、コントローラ省電力モードについて説明する。
図4は、コントローラ省電力回路102aの回路構成例を示す。
図4に示すように、コントローラ省電力回路102aは、コントローラ省電力切換用のトランジスタ102bを有する。トランジスタ102bのベース電極には信号S3が入力されている。また、トランジスタ102bのソース電極には定電位(“High”)が接続されており、ドレイン電極は信号S4の送信端子に接続されている。従って、トランジスタ102bは、信号S3の信号状態に応じて、信号S4の“High”/“Low”を切り換える。即ち、トランジスタ102bは、省電力信号送信部として動作する。トランジスタ102bはN型のトランジスタであり、入力信号S3が“Low”の場合にオン状態となる。従って、図3において説明したように、画像処理装置1がエンジンボード省電力モードへ遷移して信号S3の信号状態が“Low”となることによって、トランジスタ102bがオン状態となり、信号S4の信号状態が“High”となる。これにより、画像処理装置1がコントローラ省電力モードへと遷移する。尚、信号S4に基づいてコントローラボード各部への電源供給を切り換える電源制御回路は、例えば、ソース電極に供給電源が入力され、ドレイン電極がコントローラボード各部への電源供給端子に接続されたN型のトランジスタによって構成することができる。
図5は、HDD電源制御回路109の回路構成例及びその周辺部を示すブロック図である。
図5に示すように、HDD電源制御回路109は、論理和回路109a、HDD電源供給用のトランジスタ109b及びHDD電源切換用のトランジスタ109cを有する。また、切換SW114は、一端が定電位(“High”)に接続され、他端が信号S6の出力端子に接続されたスイッチ114aを有する。トランジスタ109cのベース電極には、切換SW114の出力信号である信号S6が入力されている。また、トランジスタ109cのソース電極には信号S4が入力され、ドレイン電極は論理和回路109aの入力端子に接続されている。トランジスタ109cのドレイン電極の出力信号を信号S4´とする。また、トランジスタ109cのドレイン電極と論理和回路109aの入力端子との間は抵抗を解して接地されている。論理和回路109aは、トランジスタ109cの出力信号S4´と信号S5との論理和を信号S7として出力する。
ここで、トランジスタ109cの出力信号S4´は、切換SW114が信号S6として“High”を出力している時、即ちスイッチ114aがオン状態の時、信号S4の信号状態に順ずる。従って、論理和回路109aは、信号S6が“High”の場合、信号S4とS5との論理和を信号S7として出力する。他方、信号S6が“Low”の場合、信号S4´は信号S4の状態に関わらず“Low”に固定される。トランジスタ109bは、N型のトランジスタであり、そのベース電極に信号S7が入力されている。また、トランジスタ109bのソース電極はコントローラボード100に供給されている電源に接続されており、ドレイン電極はHDD107への電源供給端子に接続されている。従って、トランジスタ109bは、信号S7の信号状態に応じて、HDD107に電源を供給する電源供給回路として動作する。また、論理和回路109aは、トランジスタ109bの状態を切り換える電源切換信号として信号S7を出力する電源切換回路として動作する。
次に、図6を用いて、本実施例に係る画像処理装置1の電源制御動作について説明する。図6は、夫々の省電力モードにおける信号S1〜S7の信号状態を示すタイミングチャートである。画像処理装置1の通常状態においては、制御部108の出力信号S1、S2は共に“High”となっている。従って、電源装置120から各エンジン111〜113に対して電源が供給される状態となっている。また、信号S2が“High”であるため、トランジスタ110bはオン状態であり、電源装置120からエンジンボード110の各部に対して電源が供給されている。更に、トランジスタ110cもオン状態であるため、信号S3の信号状態は“High”であり、トランジスタ102bがオフであるため信号S4の信号状態は“Low”である。従って、コントローラボード100の各部に対して電源が供給された状態となる。
また、信号S4が“Low”であるため、切換SW114の切換による出力信号S6に関わらず、信号S4´の信号状態は“Low”となる。従って、制御部108の出力信号S5によって信号S7の状態を切り換え、トランジスタ109bのスイッチ状態及びHDD107への電源供給有無を切り換えることが可能である。即ち、画像処理装置1の通常状態においては、HDD107への電源供給有無をソフトウェア制御によって切り換えることが可能である。
尚、画像処理装置1の通常状態においては、HDD107へ電源を供給する場合は、制御部108が信号S5として“Low”を出力し、HDD107への電源供給を停止する場合は“High”を出力する。また、画像処理装置1の通常状態においては、信号S4が“Low”であるため、信号S6の状態は特に意味を成さない。
エンジン省電力モードにおいては、制御部108の出力信号S1が“Low”となり、電源装置120から各エンジン111〜113への電源供給が停止する。その他の部分は、通常状態と同様である。エンジンボード省電力モードにおいては、まず、画像処理装置1の状態を検出した制御部108が信号S2として“Low”を出力する。これにより、トランジスタ110bがオフ状態となり、電源装置120からエンジンボード110各部への電源供給が停止する。また、トランジスタ110cもオフ状態となり、信号S3の信号状態が“Low”となる。その他の部分は、通常状態と同様である。信号S3が“Low”となり、トランジスタ102bがオン状態となることによって、画像処理装置1はエンジンボード省電力モードからコントローラ省電力モードへと遷移する。
尚、図3、図4に示す論理回路においては、信号S2が“Low”の場合、信号S3が“Low”であり信号S4が“High”であるように構成されているが、実際には信号S2が“Low”となった後、信号S4が“High”になるまでには遅延が生じる。この遅延時間は、例えばトランジスタ110cのドレイン電極とトランジスタ102bのベース電極との間をプルダウンする回路の抵抗値(図4に示す抵抗Rの抵抗値)を調整することによって調整することができる。即ち、図4に示す抵抗Rは、タイミング調整回路として動作する。また、トランジスタ110cのドレイン電極とトランジスタ102bのベース電極との間に遅延回路を設けても良いし、制御部108とトランジスタ110cのベース電極との間に遅延回路を設けても良い。更には、トランジスタ102bのソース電極に供給する定電位のHigh/Lowを制御部108の制御によって切り換えても良い。
また、図6においては、信号S2が“Low”となるのと同時、即ちエンジン省電力モードからエンジンボード省電力モードに遷移するタイミングで信号S3が“Low”となる例を示しているが、上述した回路構成の態様により、エンジンボード省電力モードからコントローラ省電力モードに遷移するタイミングで切り換わる場合や、エンジンボード省電力モードの途中で切り換わる場合もあり得る。このタイミングは、上述した抵抗Rの抵抗値や、トランジスタ110cのベース電極側をプルダウンする回路の抵抗(不図示)の抵抗値及び遅延回路を設ける位置により調整することができる。
尚、トランジスタ110cを設けず、信号S2を直接若しくは遅延回路を介してトランジスタ102bのソース電極に入力しても良い。即ち、信号S2をエンジン電源切換信号として用いても良い。また、信号S2の反転信号を信号S4として用いても良い。これにより、回路の簡略化を図ることが出来る。他方、本実施例のように、信号S2がコントローラI/F110aに入力され、トランジスタ110cを介して信号S3としてトランジスタ102bに入力することにより、エンジンボード省電力モードへの遷移を確認した後、コントローラ省電力モードへ遷移させることができる。
また、コントローラ省電力モードにおいては、信号S4の信号状態が“High”であり、これによってコントローラボード100各部への電源供給が停止する。この時、コントローラボード100において電源供給が停止する部分としては、上述したようにCPU101、RAM103、ROM104、NVRAM105等であり、少なくともASIC102及びHDD電源制御回路109へは継続して電源が供給される。即ち、図4に示すコントローラ省電力回路102aに含まれる定電位も“High”の状態を保つことができるため、信号S4の信号状態も“High”に保たれる。コントローラ省電力モードにおいては、上述の通りCPU101への電源供給が停止するため、制御部108がその動作を停止し、信号S5は強制的に“Low”に固定される。従って、コントローラ省電力モードにおいては、画像処理装置1は、ソフトウェア制御によりHDD107への電源供給有無を切り換えることが不可能となる。
コントローラ省電力モードにおいては、スイッチ114aのスイッチ状態、即ち、切換SW114の出力信号S6の信号状態に応じて、ハードウェアによりHDD107への電源供給を切り換えることが可能である。ここで、図6に示すように、コントローラ省電力モードにおいてHDD107に電源が供給されている状態を状態A、HDD107に電源が供給されていない状態を状態Bとする。具体的には、スイッチ114aのスイッチ状態がオンの場合(状態B)、即ち切換SW114の出力信号S6が“High”の場合、トランジスタ109cがオンとなり、信号S4´の信号状態は信号S4の信号状態に順ずる。コントローラ省電力モードにおいては、信号S4は“High”であるため、スイッチ114aがオンの場合、コントローラ省電力モードにおける論理和回路109aの出力信号S7は“High”となる。従って、トランジスタ109bがオフとなり、HDD107への電源供給が停止する。即ち、切換SW114の出力信号S6が“High”となるように切り換えることにより、コントローラ省電力モードにおけるHDD107の電源をオフ状態にすることができる。
他方、スイッチ114aのスイッチ状態がオフであり、切換SW114の出力信号S6が“Low”の場合(状態A)、トランジスタ109cがオフとなり、そのドレイン電極はプルダウンされ、信号S4´の信号状態は“Low”となる。コントローラ省電力モードにおいては信号S5も“Low”に固定されているため、論理和回路109aの出力信号S7は“Low”となる。従って、トランジスタ109bがオンとなり、HDD107へ電源が供給される状態となる。即ち、切換SW114の出力信号S6が“Low”となるように切り換えることにより、コントローラ省電力モードにおけるHDD107の電源をオン状態にすることができる。
HDD107への電源供給を、制御部108によるソフトウェア制御信号(信号S5)のみで制御する場合、CPU101への電源供給が停止した状態において、その制御信号は“Low”に固定される。従って、HDD107への電源供給有無もどちらか一方(本実施例においては電源供給有)に固定されることとなる。本実施例における画像処理装置1は、HDD107へ電源を供給するトランジスタ109bのソース電極に入力する信号、即ちHDD107への電源供給有無を切り換える信号S7を、制御部108が出力するソフトウェア制御の信号S5と画像処理装置1の状態によって決定される信号S4´との論理和により生成している。従って、画像処理装置1のコントローラのCPU101に電源が供給され、制御部108が動作している場合には制御部108によるソフトウェア制御によってHDD107への電源供給有無を切り換えることが可能である。また、CPU101への電源供給が停止し、制御部108が動作していない場合には、その状態においてHigh/Lowが固定される信号S2、S3、S4及びS5並びにユーザによる手動切換によってHigh/Lowが決定される信号S6に基づいてトランジスタ109bのオン/オフを切り換えることにより、ハードウェアによってHDD107への電源供給有無を切り換えることができる。
以上説明したように、本実施例に係る画像処理装置においては、コントローラを制御するCPU等の制御部への電源供給を停止することにより、省電力状態における省電力効果の向上を図ることが可能であると共に、制御部が停止した状態であっても、ディスク記憶装置への電源供給有無の任意の設定を可能にすることができる。
尚、上記の説明においては、切換SW114を設け、手動によりコントローラ省電力モード(CPUが停止した状態)におけるHDD107への電源供給状態を切換可能である例を説明した。しかしながら、ユーザによっては、そのような切り換えが不要であり、コントローラ省電力モードにおけるHDD107の電源供給有無を固定する方が好ましい場合がある。従って、切換SW114及びトランジスタ109cを設けず、信号S4を論理和回路109aに直接入力するようにしても良い。これにより、コントローラ省電力モードにおける論理和回路109aの出力信号S7は“High”となり、コントローラ省電力モードにおけるHDD107の電源はオフに固定される。また、信号S4´として論理和回路109aに入力する信号をプルダウンにより“Low”に固定しても良い。これにより、コントローラ省電力モードにおける論理和回路109aの出力信号S7は“Low”となり、コントローラ省電力モードにおけるHDD107の電源はオンに固定される。
また、上記の説明においては、図3〜図4に論理回路の構成を示し、夫々の入力信号若しくは出力信号の状態としてHigh/Lowを具体的に示した。しかしながら、夫々の出力信号のHigh/Low状態が逆極性の場合であっても、論理構成により実現することが可能であり、具体的な論理構成及び信号状態は適宜変更することができる。しかしながら、本実施例のように、コントローラの制御部を構成するCPUへの電源供給を停止した場合においては、制御部が送信するソフトウェア制御信号(信号S2)が“Low”となることを前提として論理回路を構成することが好ましい。これにより、CPUへの電源供給が停止した場合における電源供給の切換論理を容易に構成することができる。トランジスタ102bやトランジスタ109b等を用いる上記の論理構成例に限らず、その他のスイッチング素子及び論理構成を用いることにより、上記と同様の効果を得ることが可能である。
また、上記の説明においては、記憶装置電源切換信号(信号S7)を、省電力制御信号(信号S5)とコントローラ省電力信号(信号S4)とに基づいて生成する例を説明したが、例えば、信号S5と信号S4とによるHDD107の電源制御を別々の回路を用いて行っても良い。しかしながら、上記実施例のように論理和回路を用いることにより回路構成を簡略化することができる。
本実施例においては、ASIC102とHDD107との間で各種の制御信号や実際のデータの信号伝達を行うバッファ回路の電源供給及び動作の切り換えについて説明する。尚、実施例1と同様の符号を付す構成については実施例1と同一又は相当部を示し、説明を省略する。HDD107とコントローラボード100とを接続するケーブルの長さや種類は、画像処理装置1におけるHDD107の実装位置やHDD107の種類等によって選択する必要がある。そのため、コントローラボード100の制御部108(若しくはASIC102)とHDD107とは、バッファを介して接続されることが一般的である。
本実施例においては、実施例1において説明したコントローラ省電力モードにおいて、HDDの信頼性低下や起動速度等の問題に対応するためにHDDへの電源供給を継続する場合を考える。このような場合、HDDへアクセスする必要はない(CPUが停止しているためアクセスし得ない)ため、バッファ回路への電源供給は不要であり、省電力効果の向上のためにはコントローラボード各部への電源供給停止に伴って、バッファ回路への電源供給も停止することが好ましい。しかしながら、HDDへの電源供給が継続されたままバッファ回路への電源供給を停止すると、HDDからバッファ回路側へ電流が流れ込み、バッファ回路及びその上位の構成に不具合が発生する可能性がある。また、バッファ回路への電源供給が継続されたままHDDへの電源供給を停止すると、バッファ回路からHDD側へ電流が流れ込み、同様に不具合が発生する可能性がある。本実施例は、HDDとバッファ回路とのどちらか一方への電源供給を継続したまま他方への電源供給を停止する場合に、一方から他方への電流の回りこみによる不具合を解消することを目的とする。
図7は、本実施例に係る画像処理装置1の一部を示すブロック図である。図に示すように、本実施例に係る画像処理装置1は、ASIC102とHDD107との間に中間回路してバッファ回路115が設けられており、ASIC102とHDD107とは、バッファ回路115を介して情報の送受信を行う。また、バッファ回路115の出力可否を切り換えるバッファ切換回路116を有する。バッファ切換回路116には信号S4及び信号S5が入力されており、バッファ切換回路116内部の論理和回路116aは、信号S4と信号S5との論理和を信号S8として出力する。バッファ回路115は、バッファ部115a及び出力可否切換回路としての出力可否切換用のトランジスタ115bを有する。バッファ部115aはASIC102とHDD107との信号伝達においてバッファとして機能する。トランジスタ115bは、そのベース電極に信号S8が入力され、ソース電極及びドレイン電極が夫々バッファ部115a及びHDD107側の出力端子に接続されている。尚、図7においては、図示の容易化のために1つのトランジスタ115bを示すが、実際には、HDD107とASIC102との間で送受信される信号の夫々において出力可否切換用のトランジスタが設けられる。
トランジスタ115bは、N型のトランジスタであり、ベース電極に“Low”が入力されている場合にオンとなって、バッファ部115aとHDD107との信号送受信が可能となる。他方、ベース電極に“High”が入力されている場合オフとなり、バッファ部115aとHDD107との信号送受信が不可能となる。また、トランジスタ115bがオフとなった状態において、HDD107からバッファ回路115への回り込み電流、及びバッファ回路115からHDD107への回り込み電流を遮断することが可能となる。バッファ回路115には、先に説明した信号S4によって供給が停止される電源、即ちエンジンボード省電力モードからコントローラ省電力モードへの遷移よって供給が停止する電源が供給されておりこの電源によって動作している。
次に、図8を用いて、本実施例に係る画像処理装置1の電源制御動作について説明する。図8は、夫々の省電力モードにおける信号の信号状態並びにHDD107、バッファ回路115への電源供給有無を示すタイミングチャートである。通常状態、エンジン省電力モード及びエンジンボード省電力モードにおいては、信号S4は“Low”であるため、HDD107への電源供給有無は専ら信号S5により決定される。即ち、信号S5が“High”である場合にはHDD107の電源はオフとなり、“Low”である場合にはオンとなる。この時、信号S4と信号S5との論理和出力である信号S8は、信号S5の信号状態に順ずる。即ち、信号S5が“High”であり、HDD107の電源がオフの場合、信号S8も“High”であるため、115bはオフとなる。従って、バッファ回路115からHDD107への電流の回り込みを遮断することが可能である。
他方、通常状態〜エンジンボード出力モードにおいて、信号S5が“Low”であり、HDD107の電源がオンの場合、信号S8も“Low”であるため、トランジスタ115bはオンとなる。従って、AISC102とHDD107との信号伝達が可能となる。コントローラ省電力モードにおいては、信号S4は“High”であり、信号S5は“Low”である。従って、信号S8は“High”となり、トランジスタ115bはオフとなる。これにより、切換SW114のスイッチング状態により、信号S6が“Low”となり、信号S7が“Low”となって、HDD107の電源がオンである場合であっても、HDD107からバッファ回路115側への電流の回り込みを遮断することが可能である。
以上説明したように、本実施例に係る画像処理装置においては、装置に搭載されるHDDとコントローラの制御部との間に設けられる中間回路の出力可否を、コントローラ各部への電源供給有無に連動させて切り換える。これにより、HDDに電源が供給され、中間回路に電源が供給されていない状態であっても、HDDから中間回路側への電流の回りこみを遮断し、不具合の発生を防ぐことができる。
尚、HDD107に電源を供給したままバッファ回路115への電源供給を停止する場合、バッファ回路115の動作の信頼性による問題より、先にトランジスタ115bをオフにしてから、即ち信号S8の状態を“High”にしてから、電源供給を停止することが好ましい。このような課題に対しては、例えば、トランジスタ102bが信号S4を送信した後、その信号S4がコントローラボード各部への電源供給有無を切り換える電源制御回路に入力されるまでの間に遅延回路を設けることにより、トランジスタ115bの状態が切り換わるタイミングとバッファ回路115への電源供給が停止するタイミングとの間にタイムラグを設けることによって、解決することができる。また、実施例1において説明したように、信号S2、信号S3および信号S4の状態が切り換わるタイミングには夫々誤差があるため、これを利用して、信号S2若しくは信号S3と信号S5とに基づいて信号S8を生成するようにしても良い。
その他、例えば論理和回路116aに信号S5と信号S7の反転信号とを入力し、その論理和によって信号S8を生成しても良い。この場合、通常状態〜エンジンボード省電力モードについては、上記説明した動作と同等であり、コントローラ省電力モードにおいては、信号S5が“Low”であるため、信号S8は信号S7の反転信号に順ずることとなる。従って、HDD107の電源がオンの場合(信号S7が“Low”の場合)には信号S8は“High”となり、出力可否切換トランジスタ115aがオフとなる。従って、HDD107からバッファ回路115への電流の回り込みを遮断する目的においては問題ない。また、出力可否切換トランジスタ115aのベース電極に信号S4を直接入力しても良い。これにより、信号S4の状態が切り換わってから、出力回避トランジスタ115aのオン/オフが切り換わるまでの遅延を低減することができる。
本発明の実施例に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 本発明の実施例に係る画像処理装置の一部の論理構成を示す図である。 本発明の実施例に係る画像処理装置の一部の論理構成を示す図である。 本発明の実施例に係る画像処理装置の一部の論理構成を示す図である。 本発明の実施例に係る画像処理装置の各動作状態における信号状態を示すタイミングチャートである。 本発明の他の実施例に係る画像処理装置の一部の論理構成を示す図である。 本発明の他の実施例に係る画像処理装置の各動作状態における信号状態及び各部の電源オン/オフを示すタイミングチャートである。
符号の説明
1…画像処理装置、100…コントローラボード、101…CPU、102…ASIC、102a…コントローラ省電力回路、102b…コントローラ省電力切換用のトランジスタ、103…RAM、104…ROM、105…NVRAM、106…各種I/F、107…HDD、108…制御部、109…HDD電源制御回路、109a…論理和回路、109b…HDD電源供給用のトランジスタ、109c…HDD電源切換用のトランジスタ、110…エンジンボード、110a…コントローラI/F、110b…エンジンボード電源供給用のトランジスタ、110c…コントローラ省電力送信用のトランジスタ、111…プリンタエンジン、112…スキャナエンジン、113…ディスプレイパネル、114…切換SW、114a…スイッチ、115…バッファ回路、115a…バッファ部、115b…出力可否切換用のトランジスタ、116…バッファ切換回路、116a…論理和回路。

Claims (11)

  1. ディスク記憶装置を搭載可能な画像処理装置であって、
    動作制御を行う制御部と、前記ディスク記憶装置へ電源を供給する電源供給回路と、少なくとも前記制御部を含む各部への電源供給を停止する省電力信号を送信する省電力信号送信部と、前記省電力信号に基づいて前記電源供給回路の電源供給有無を切り換える電源切換信号を送信する電源切換回路と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像処理を実行する実行エンジンと、前記実行エンジンを駆動するエンジン駆動部と、を備え、前記省電力信号送信部は、前記エンジン駆動部への電源供給有無状態を示すエンジン電源切換信号に基づいて前記省電力信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記省電力信号送信部は、前記エンジン電源切換信号の状態遷移に応じた前記省電力信号の状態遷移タイミングを調整するタイミング調整回路を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記省電力信号送信部が送信する前記省電力信号の信号状態に関わらず、前記電源切換回路に入力される信号の信号状態を固定する切換スイッチを備えることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、前記画像処理装置を省電力状態へと遷移させる省電力制御信号を送信し、前記省電力信号送信部は、前記省電力制御信号の状態が“Low”である場合に前記省電力信号を送信することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記制御部は、前記ディスク記憶装置への電源供給を停止する電源制御信号を送信し、前記電源切換回路は前記省電力信号と前記電源制御信号とに基づいて前記電源切換信号を送信することを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記省電力信号送信部は、前記制御部が送信する制御信号の状態が“Low”に遷移したことに応じて前記省電力信号として“High”状態の信号を出力し、前記電源切換回路は、前記電源制御信号と前記省電力信号との論理和により前記電源切換信号を生成することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記ディスク記憶装置と前記制御部との間で信号を伝達する中間回路と、前記省電力信号に基づいて前記中間回路への信号の入力及び前記中間回路からの信号の出力のうち少なくともいずれか一方を遮断する出力可否切換回路と、を備え、前記中間回路は、前記省電力信号に基づいて電源供給が停止されることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記出力可否切換回路は、前記省電力信号と前記制御部が送信する制御信号とに基づいて動作することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記ディスク記憶装置と前記制御部との間で信号を伝達する中間回路と、前記省電力信号と前記電源制御信号とに基づいて前記中間回路への信号の入力及び前記中間回路からの信号の出力のうち少なくともいずれか一方を遮断する出力可否切換回路と、を備え、前記中間回路は、前記省電力信号に基づいて電源供給が停止されることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像処理装置。
  11. ディスク記憶装置を搭載可能な画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置の状態に応じて、当該画像処理装置を所定の状態に遷移させる装置状態遷移信号を送信し、前記装置状態遷移信号に基づいて少なくとも前記画像処理装置の動作を制御する制御部を含む各部への電源供給を停止する省電力信号を送信し、前記第省電力信号に基づいて前記ディスク記憶装置への電源供給有無を切り換える電源切換信号を送信することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112017005959B4 (de) * 2017-01-16 2021-03-18 Aisin Aw Co., Ltd. Dichtungsstruktur und Getriebe mit dieser

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