JP2008178952A - 共穴加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パイプの口縁フランジに共穴加工を行うにあたり、加工位置の調整の自由度が大きい共穴加工装置を提供する。
【解決手段】縦軸で上下に重ねられる2本のパイプ1、2の口縁フランジ1a、2aに共穴加工装置10で共穴加工を行う。共穴加工装置10は、口縁フランジ1a、2aのボルト穴3を利用して水平に取り付けられるベース20と、ベース20の上面に支持され、パイプ1との距離が可変である穴加工機50と、穴加工機50の側面の中で、パイプ1に対面する側面に上下可能に設けられた穴加工軸56を備える。ベース20は1対のリンク25を有し、このリンク25を2個のボルト穴3に連結することによりベース20の取り付けが行われる。穴加工機50はベース20のθテーブル36に水平方向直線移動装置40を介して支持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、縦軸にして重ねられる複数本のパイプの口縁フランジ同士に共穴加工を行う共穴加工装置に関する。
大口径の管路、例えば発電プラントの揚水管路などは、所定長さのパイプ同士をフランジ結合して構成する。揚水ポンプの揚水管であれば、複数のパイプを縦軸にして重ね、各パイプの口縁フランジ同士をボルト締めして管路を形成することになる。
大口径のパイプをフランジ結合するにあたっては、ボルト締めの前にパイプ同士を心出しする必要がある。その目的で常用されるのがテーパピンである。口縁フランジ同士に共穴加工で形成されたテーパピン穴にテーパピンを打ち込んでパイプを心出しし、その状態でボルト締めを行う。
ところで、パイプの口縁フランジにテーパピン穴を共穴加工するというのは容易な作業ではない。いかに大口径のパイプであるといえども、フランジの幅がそれほどある訳ではないので、通常のボール盤はフランジ部への寄りつきが困難であり、使用できない。そのため、エア式コーナドリル等を使用して手作業で穿孔や穴ぐり作業を行うというのが通常のスタイルであった。
しかしながら手作業によるテーパピン穴加工には次のような問題がある。第1に、加工精度が低い。第2に、ドリル軸のトルクを大きくしづらいので加工に時間がかかる。第3に、穴明け中に錐やリーマ錐がフランジに食い込んだ場合、ドリル本体が振り回され、作業者に危険が及ぶおそれがある。
上記問題の解決策となり得るのが特許文献1記載の穴加工装置である。この装置は、巨大軸の軸継手を形成するため、軸のフランジにリーマ通しを行う装置であって、縦軸に配置した軸の側面に取付枠を固定し、取付枠のガイドに沿って上下にスライドするリーマ穴加工手段でリーマ通しを行っている。
特開2004−298998号公報
特許文献1記載の穴加工装置は、テンプレートに固定されたガイドに沿って穴加工手段が上下にスライドする。従って、テンプレートがフランジにボルトで固定されると、リーマの位置も自動的に決まる。フランジのボルト穴とリーマ通しのベース穴の位置関係と、テンプレートと穴加工装置の位置関係とにくい違いが生じていたときには、ベース穴に正確にリーマ加工することができない。
また、取付枠を軸の側面に固定するにはチェーンを使用する必要があり、設置作業が面倒である。チェーンにより軸の表面が傷つく可能性もある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、パイプの口縁フランジに共穴加工を行うにあたり、加工位置の調整の自由度が大きい共穴加工装置を提供することを目的とする。また、設置作業の容易な共穴加工装置を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために本発明は、縦軸で上下に重ねられる複数本のパイプの口縁フランジ同士に共穴加工を行う共穴加工装置であって、前記パイプの側面に、前記口縁フランジの既設ボルト穴を利用して水平に取り付けられるベースと、前記ベースの上面に支持され、前記パイプとの距離が可変である穴加工機と、前記穴加工機の側面の中で、前記パイプに対面する側面に上下可能に設けられた穴加工軸とを備えるものであることを特徴としている。
この構成によると、穴加工機とパイプとの距離が可変であるため、フランジに設定された共穴加工位置に穴加工軸を容易に合わせることができる。またフランジの既設ボルト穴を利用してベースを固定するものであるから、設置が容易であり、パイプの表面に傷を付けることも少ない。
(2)また本発明は、上記構成の共穴加工装置において、前記穴加工機は、前記ベースに設けられた、水平面内の角度を調整できるθテーブルに支持されていることを特徴としている。
この構成によると、θテーブルで穴加工機を回転させることにより、穴加工軸を変位させることができる。これにより、共穴加工位置に円周方向の誤差があったとしても、それを補償して正しく穴加工を行うことができる。
(3)また本発明は、上記構成の共穴加工装置において、前記θテーブルに、前記穴加工機の水平方向直線移動装置が設けられることを特徴としている。
この構成によると、穴加工機の回転と水平方向直線移動の組み合わせで穴加工軸をきめ細かく位置合わせすることができる。
(4)また本発明は、上記構成の共穴加工装置において、前記ベースは1対のリンクを有し、このリンクは水平面内におけるベースとの相対角度を変化させられるものであり、このリンクを前記ボルト穴に連結することによりベースの取り付けが行われることを特徴としている。
この構成によると、1対のリンクにより共穴加工装置を容易にフランジに取り付けることができる。またリンクのベースに対する相対角度を変化させることにより、ベースの位置調整が可能である。
(5)また本発明は、上記構成の共穴加工装置において、前記リンクとベースの相対角度を任意に固定できることを特徴としている。
この構成によると、ベースの角度を固定して共穴加工を行うことができる。
(6)また本発明は、上記構成の共穴加工装置において、前記パイプ側面に取り付けられた前記ベースの水平度を調整する水平度調整装置が設けられていることを特徴としている。
この構成によると、ベースを正確に水平に保ち、加工しようとする穴の軸線に穴加工軸の軸線を正確に一致させることができる。
本発明によると、穴加工軸の位置合わせの自由度が大きく、設置が容易で、パイプの表面に傷を付けることも少ない共穴加工装置を提供できる。
以下図に基づき本発明の実施形態を説明する。図1は共穴加工装置の側面図、図2は共穴加工装置のベースの上面図、図3はテーブルの平面図(図1矢視A)、図4はθテーブルの平面図(図1矢視B)である。
本願発明装置による加工対象となる揚水管は、複数本のパイプを接続フランジを介して直列に繋いで構成されるものである。図1には、揚水管の一部であるパイプ1、2と、その接続フランジ部である口縁フランジ1a、2aの一部が、縦軸で上下に重ねられた形で図示されている。上側のパイプ1の下端の口縁フランジ1aは、下側のパイプ2の上端の口縁フランジ2aにぴったりと重なる。口縁フランジ1a、2aには、それらを上下に貫通するボルト穴3が円周方向に一定間隔で形成されている。ボルト穴3の隣接ペア同士の中で、特定の隣接ペアの間にはテーパピン穴の加工位置表示(図示せず)が設けられている。
前記テーパピン穴の下穴に共穴加工を行う共穴加工装置10は、口縁フランジ1a、2aにボルト穴3を利用して水平に取り付けられるベース20と、ベース20の上面に支持される穴加工機50とを主たる構成要素とする。最初に、ベース20の構造を図2、図3を参照しながら説明する。
ベース20の基幹部品はテーブル21である。テーブル21は四隅を面取りした平面形状矩形の厚鋼板により構成される。テーブル21を含め、ベース20の構成部品は断りのないかぎり鉄製であると理解されたい。テーブル21の下面には2枚の垂直板22、23が配置される。一方の垂直板22は、テーブル21の四辺のうち、パイプ1、2に対面する辺に沿う形で配置され、他方の垂直板23は、垂直板22の中央から直角に延び出す形で配置される。すなわち垂直板22、23は図2の上面図に示すように上から見るとT字形配置となっている。垂直板23はテーブル21のセンターライン上に位置するものでもある。垂直板22、23は、各々テーブル21に溶接されるほか、互いの間でも溶接がなされている。垂直板22の前面(パイプ1、2に対面する側の面)の下端には、水平方向に細長い補強板24が溶接されている。
テーブル21の下面には1対のリンク25がキャップボルト26によって取り付けられる。キャップボルト26は、テーブル21の中で垂直板22から離れた側に形成されたねじ穴21aに下方からねじ込まれ、リンク25の回動中心軸となる。1対のリンク25は垂直板23を対称軸とする形で対称的に配置され、キャップボルト26を中心として水平面内で回動する。リンク25の、回動中心側の端25aと反対側の端25bは、垂直板22に形成した水平溝27を貫通してテーブル21の外側に突き出す。こちら側の端25bにはボルト穴28が形成されている。
リンク25には、端25aと端25bの間に貫通孔であるボルト穴25cが形成されている。このボルト穴25cに対応する弧状穴29がテーブル21に貫通形成される。弧状穴29は、対応するリンク25の回動中心(すなわちキャップボルト26)を中心とする円弧を描く。弧状穴29は、キャップボルト26を中心にリンク25がテーブル面上をスライドしながらある角度範囲で回動することができるように、その長さが設定されている。
リンク25の下面よりボルト穴25cにボルト30Aが挿入される。ボルト30Aはボルト穴25cを貫通して弧状穴29に挿通される。弧状穴29にはテーブル21の上面側に肉盗み部29aが形成されており、肉盗み部29aに配置されたナット30Bにボルト30Aの先端が螺合する。
肉盗み部29aとは、テーブル21の上面に、弧状穴29の全周にわたって設けられた、弧状穴29の穴幅より幅広のざぐり部分(段差部)のことである。肉盗み部29aの溝幅はナット30Bを受け入れ可能で、ナット30Bの平均直径(ナットの対向する2側面間の長さ)より若干広く、ナット30Bの最大直径(ナットの対角線中最大のものの長さ)よりも狭く設定されている。この寸法関係により、ナット30Bは肉盗み部29aの中でスライドすることはできるものの回転することができず、リンク25の下面側からボルト30Aを螺合して締め付ける動作や、その逆にボルト30Aの締め付けを緩める動作を、ナット30Bに手を触れることなく行うことができる。
リンク25が回動すればボルト30Aとナット30Bも弧状穴29の中を移動する。見方を変えれば、弧状穴29の長さがリンク25の回動範囲を規定する。
各リンク25のボルト穴28と口縁フランジ1a、2aのボルト穴3を合わせて、ボルト4を挿入すれば、リンク25の口縁フランジ1a、2aに対する位置が定まる。この位置でボルト30Aとナット30Bを締め付ければ、テーブル21に対するリンク25の相対位置を固定できる。
ベース20には、図1に示すように、それがパイプ1、2の側面に取り付けられたときの水平度を調整するための水平度調整装置31が設けられる。水平度調整装置31を構成するのは、垂直板22と補強板24の重なり箇所を水平に貫通する形でねじ込まれたねじ軸32と、ねじ軸32の中で、パイプ2に対面する側の端に回転自在且つ分離不能に取り付けられた押しコマ33である。水平度調整装置31は垂直板23を挟む形で1対配置されている。
押しコマ33には軟質合成樹脂やゴムなどからなるクッションパッド34が取り付けられている。クッションパッド34は押しコマ33のパイプ2に対する当たりを和らげるためのものである。ねじ軸32の、押しコマ33を取り付けたのと反対側の端は、図示しない手回しハンドルを取り付ける角軸部35となっている。
後述する穴加工機50を組み付けたベース20を、リンク25を介して口縁フランジ1a、2aに締結した状態は、ボルト4及びナット5を支点とする片持ち状態である。穴加工機50の荷重で生じたモーメントは、2基の水平度調整装置31を介してパイプ2の外表面で受けられる。
テーブル21の上面にはθテーブル36が載置される。θテーブル36はテーブル21の上面中央に立設された固定軸37を中心として回動するものであり、図4に示すように、軸37を受け入れる軸穴36aが形成されている。さらに、軸穴36aを中心とする円の上に、4個のボルト穴36bが形成されている。
ボルト穴36bに対応して、4個の弧状穴38がテーブル21に貫通形成される。弧状穴38は固定軸37を中心とする円弧を描く。
θテーブル36の上面よりボルト穴36bにボルト39Aが挿入される。ボルト30Aはボルト穴36bを通り抜けて弧状穴38に入る。弧状穴38にはテーブル21の下面側に肉盗み部38aが形成されており、肉盗み部38aに配置されたナット39Bにボルト39Aの先端が螺合する。肉盗み部38aの溝幅とナット39Bの直径の関係は、肉盗み部29aの溝幅とナット30Bの直径の関係と同様である。
θテーブル36が固定軸を中心として回動すればボルト39Aとナット39Bも弧状穴38の中を移動する。見方を変えれば、弧状穴38の長さがθテーブル36の回動範囲を規定する。θテーブル36が回動可能なのはボルト39Aを緩めてある間だけであり、ボルト39Aとナット39Bを締め付ければθテーブル36はテーブル21に固定される。
θテーブル36は水平方向直線移動装置40を介して穴加工機50を支持する。水平方向移動装置40を構成するのは、水平に配置された送りねじ41(図1には軸端の角軸部のみ示す)と、送りねじ41による送りを受け、直線軌道に沿って水平方向に移動するスライダ42である。スライダ42には、それを任意の位置で固定するロックレバー43が設けられている。
ベース20には4本の支持脚44が取り付けられる。支持脚44の内2本はテーブル21の下面に固定され、残りの2本はリンク25の下面に1本ずつ固定される。支持脚44の下端は垂直板22、23の下端よりも下方に突き出しており、ベース20は床面上に4点支持されることになる。
続いて穴加工機50の構造を説明する。穴加工機50の組立の中心となるのはスライダ42の上面に固定される直方体形状のハウジング51である。ハウジング51は一方の側面に縦軸のモータ52を支持し、内部にはモータ52の回転を減速する減速装置(図示せず)を備えている。モータ52の軸端はハウジング51の上面から突出した入力軸53にタイミングベルト54で連結されている。入力軸53に伝えられた動力は、前記減速装置を経て、ハウジング51の端に垂直に設けられたスプライン軸55に伝えられる。
ハウジング51の側面の中で、パイプ1に対面する側面には穴加工軸56が垂直に配置される。穴加工軸56はハウジング51の側面に上下可能に取り付けられたエレベータ57に支持され、エレベータ57と共に上下する。穴加工軸56は、ハウジング51の側面を上下しつつ、スプライン軸55から動力を受け取る。穴加工軸56には、スプライン軸55から動力を受け取る歯車が固定されているだけなので、穴加工軸56の中心からエレベータ57の突端までの距離を小さくでき、エレベータ57の平面形状はきわめてスリムである。これにより、穴加工軸56をパイプ1の側面に近づけることが可能になり、またエレベータ57とパイプ1とが加工途中で干渉することがない。このことは、口縁フランジ1a、2aの幅(水平方向の幅)が狭くても穴加工軸56による共穴加工が可能になるということを意味する。
穴加工軸56はリーマ錐58などの工具を取り付けるためのチャック59を下端に備える。エレベータ57の上下はハウジング51の側面に配置された手回しハンドル60によって行われる。
ハウジング51の上部側面にはモータ52の回転速度セレクタレバー61が設けられている。それより少し下にはアイボルト62がねじ込まれている。アイボルト62は互いに反対側を向いた側面に各2個、計4個設けられており、共穴加工装置10をホイストなどで吊り上げるのに用いられる。
パイプ1、2の口縁フランジ1a、2aにテーパピン穴加工を行うときの共穴加工装置10の位置合わせ手順は以下の通りである。
(a)共穴加工装置10を吊り上げて、テーパピン穴加工を予定している位置(通常は口 縁フランジ1aの平面上の0°と180°方向の2箇所)を挟んでその両側に位置 する、既設のボルト穴3の上にリンク25のボルト穴28を整合させ、リンク25 の上方からボルト4を挿通する。口縁フランジ2aの下面に突き出したボルト4の 先端にナット5を螺合させ、仮止め状態にする。
(b)穴加工軸56とパイプ1がほぼ平行となるように、テーブル21の水平度を調整す る。水平度調整装置31のねじ軸32を回転させ、クッションパッド34がパイプ 2の外表面に当接するまでねじ軸32を前進させた上、ねじ軸32の前進位置を微 調整して、テーブル21の水平度を調整する。
(c)ボルト4とナット5を本締めし、口縁フランジ1a、2aに対して共穴加工装置1 0を固定する。
(d)水平方向直線移動装置40の送りねじ41を回転させて、θテーブル36をパイプ 1に近づく方向に水平移動させ、テーパピン穴加工の予定位置付近まで接近させる 。
(e)テーパピン穴加工の予定位置に穴加工軸56の中心が整合するように、固定軸37 のまわりでθテーブル36を回動させ、整合した位置でボルト39Aとナット39 Bを締め付ける。
最終的には、ボルト30Aとナット30B、ボルト39Aとナット39B、ロックレバー43、及びボルト4のすべてをしっかりと締め上げ、穴加工軸56とテーパピン穴の下穴の位置合わせ完了状態を固定する。この状態で、モータ52を駆動して穴加工軸56を回転させ、手回しハンドル61でエレベータ57を下降させて、リーマ錐58によりテーパピン穴のテーパ加工を行う。作業終了後はボルト4を抜いて共穴加工装置10を口縁フランジ1a、2aから取り外す。
穴加工軸56に取り付けるのはリーマ錐58に限定されない。通常のドリル錐を取り付けて、テーパピン穴の下穴加工を行うこともできる。またねじ切りタップを取り付け、ねじ穴加工を行うことなども可能である。
パイプ1、2としては揚水ポンプの揚水管が典型的なものであるが、これに限定される訳ではない。最終使用形態が横軸状態となるパイプであっても、共穴加工の時だけ縦軸に積み重ねることとすることにより、共穴加工装置10を使用することができる。
以上本発明の実施形態につき説明したが、この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、大口径パイプの口縁フランジの共穴加工に広く利用可能である。
共穴加工装置の側面図 共穴加工装置のベースの上面図 テーブルの上面図(図1の矢視A) θテーブルの下面図(図1の矢視B)
符号の説明
1、2 パイプ
1a、2a 口縁フランジ
3 ボルト穴
4 ボルト
5 ナット
10 共穴加工装置
20 ベース
21 テーブル
25 リンク
28 ボルト穴
31 水平度調整装置
36 θテーブル
40 水平方向直線移動装置
50 穴加工機
56 穴加工軸

Claims (6)

  1. 縦軸で上下に重ねられる複数本のパイプの口縁フランジ同士に共穴加工を行う共穴加工装置であって、次の構成を備えることを特徴とするもの:
    (a)前記パイプの側面に、前記口縁フランジの既設ボルト穴を利用して水平に取り付けられるベース
    (b)前記ベースの上面に支持され、前記パイプとの距離が可変である穴加工機
    (c)前記穴加工機の側面の中で、前記パイプに対面する側面に上下可能に設けられた穴加工軸。
  2. 前記穴加工機は、前記ベースに設けられた、水平面内の角度を調整できるθテーブルに支持されていることを特徴とする請求項1に記載の共穴加工装置。
  3. 前記θテーブルに、前記穴加工機の水平方向直線移動装置が設けられることを特徴とする請求項2に記載の共穴加工装置。
  4. 前記ベースは1対のリンクを有し、このリンクは水平面内におけるベースとの相対角度を変化させられるものであり、このリンクを前記ボルト穴に連結することによりベースの取り付けが行われることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の共穴加工装置。
  5. 前記リンクとベースの相対角度を任意に固定できることを特徴とする請求項4に記載の共穴加工装置。
  6. 前記パイプ側面に取り付けられた前記ベースの水平度を調整する水平度調整装置が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の共穴加工装置。
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