JP2008176402A - 情報流通促進システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】適正な条件に合致したときにのみ報酬を付与することで費用対効果を高めた情報流通促進システム及び方法を提供する。
【解決手段】ネットワーク50、60を介して接続されたユーザ端末32から他のユーザ端末34に対象情報を送信したことを検出する検出部4と、第1項目〜第(X+1)項目(Xは2以上)を有するレコードを記録し、送信元と送信先のユーザIDを新たなレコードの第1、第2項目に記録し、送信元のユーザIDを既に記録されたレコードの第2項目以降から検索し、検索された場合は次の項目が記録されているか判定し、記録なしの場合は送信先のユーザIDを当該部分に記録する送受信履歴格納部14と、第(X+1)項目にユーザIDが記録されたことを検出すると、そのレコードの第1項目のユーザIDを取得し、そのユーザへ付与する報酬を更新する報酬支払管理部8とを有する。
【選択図】図3
【解決手段】ネットワーク50、60を介して接続されたユーザ端末32から他のユーザ端末34に対象情報を送信したことを検出する検出部4と、第1項目〜第(X+1)項目(Xは2以上)を有するレコードを記録し、送信元と送信先のユーザIDを新たなレコードの第1、第2項目に記録し、送信元のユーザIDを既に記録されたレコードの第2項目以降から検索し、検索された場合は次の項目が記録されているか判定し、記録なしの場合は送信先のユーザIDを当該部分に記録する送受信履歴格納部14と、第(X+1)項目にユーザIDが記録されたことを検出すると、そのレコードの第1項目のユーザIDを取得し、そのユーザへ付与する報酬を更新する報酬支払管理部8とを有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、ユーザ端末から他のユーザ端末への情報の紹介(いわゆるクチコミ等)に対し報酬を与え、情報の流通を促進する情報流通促進システム及び方法に関する。
インターネット上の広告配信や商品情報の配信が広く普及している。特に、いわゆるクチコミや人脈等によって、ユーザ端末から他のユーザ端末へ情報が流通されると、ネットワークの効果によって多数のユーザに情報が配信され、販促効果や広告宣伝効果が大きくなる。
このようなことから、他のユーザ端末へ情報を配信した送信元のユーザへ報酬(ポイント)を付与し、情報配信のインセンティブを与え、販促効果や広告宣伝効果を狙ったシステムが種々考案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
例えば、特許文献3には、第1のユーザ(送信元:n世代)から第2のユーザ(n+1世代の送信先)へ情報配信した時に第1のユーザへ報酬を付与することや、第2のユーザ(n+1世代の送信先)がさらに第3のユーザ(n+2世代の送信先)へ情報配信した時に第2のユーザへ報酬を付与することが記載されている。
このようなことから、他のユーザ端末へ情報を配信した送信元のユーザへ報酬(ポイント)を付与し、情報配信のインセンティブを与え、販促効果や広告宣伝効果を狙ったシステムが種々考案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
例えば、特許文献3には、第1のユーザ(送信元:n世代)から第2のユーザ(n+1世代の送信先)へ情報配信した時に第1のユーザへ報酬を付与することや、第2のユーザ(n+1世代の送信先)がさらに第3のユーザ(n+2世代の送信先)へ情報配信した時に第2のユーザへ報酬を付与することが記載されている。
一方、ユーザの人脈経路を登録することによって、所望の人物の紹介を受けたい場合に人脈経路をたどって近しい知合いを仲介する技術が開示されている(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、上記した従来の報酬付与システムの場合、送信元(n世代)が次の送信先(n+1世代)に情報を配信すると報酬が支払われるため、送信元はとりあえず何らかの送信先を見つければ報酬が付与されることになる。従って、次のn+2世代へ配信する意思や人脈の無い送信先がn+1世代として選ばれると、情報が次々に伝播せず、ネットワークによる相乗効果が期待できないので、報酬支払いによる広告費等が徒に増えるにも関わらず費用対効果が低下する問題がある。
又、特許文献3記載の技術の場合も、第1のユーザ(送信元:n世代)から第2のユーザ(n+1世代の送信先)を介して第3のユーザ(n+2世代の送信先)へ情報配信した時、第2のユーザへ報酬が付与されるため、やはり報酬額が増え費用対効果の点で問題がある。
一方、特許文献4記載の技術は、人脈経路としてn世代から(n+2)世代との関係を参照することができるが、この経路は各ユーザが自分で登録するものである。従って、電子メールのように次々と情報が転送メールとして伝播するような場合に、送信元と送信先との連鎖経路をデータベースに自動的に登録することができない。
又、特許文献3記載の技術の場合も、第1のユーザ(送信元:n世代)から第2のユーザ(n+1世代の送信先)を介して第3のユーザ(n+2世代の送信先)へ情報配信した時、第2のユーザへ報酬が付与されるため、やはり報酬額が増え費用対効果の点で問題がある。
一方、特許文献4記載の技術は、人脈経路としてn世代から(n+2)世代との関係を参照することができるが、この経路は各ユーザが自分で登録するものである。従って、電子メールのように次々と情報が転送メールとして伝播するような場合に、送信元と送信先との連鎖経路をデータベースに自動的に登録することができない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、報酬を付与することで、情報を紹介するインセンティブをユーザに与えて情報の流通を促進すると共に、送信元のユーザ端末から2世代以上先のユーザ端末に順に情報が送信されたときにのみ報酬を付与することで費用対効果を高め、さらに各端末間で情報が流通する際の連鎖経路を効率的に自動登録することが可能な情報流通促進システム及び方法を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の情報流通促進システムは、ネットワークを介してユーザ端末と接続される情報流通促進システムであって、一のユーザ端末から他のユーザ端末に所定の対象情報を送信したことを検出する検出部と、第1項目〜第(X+1)項目(但し、Xは2以上の整数)を有するレコードを記録可能であって、前記検出手段による検出がされた場合、前記対象情報毎に、送信元のユーザに関する情報と、送信先のユーザに関する情報とからなる送受信対を新たなレコードの第1項目及び第2項目にこの順に記録し、かつ、前記検出した送信元のユーザに関する情報を既に記録されている前記レコードの第2項目以降から検索し、検索がされた場合は検索された項目の次の項目が記録されているか否かを判定し、記録なしと判定された場合は前記検出した送信先のユーザに関する情報を当該未記録部分に記録し、既に記録されていると判定された場合は前記検索されたレコードのうち前記検索された項目を含みそれ以前の項目を新たなレコードに複製するとともに前記検出した送信先のユーザに関する情報を当該複製した項目の次の項目に記録する送受信履歴格納部と、前記第(X+1)項目に前記ユーザに関する情報が記録されたことを検出すると、そのレコードにおける第1項目に記録されたユーザに関する情報を取得し、取得したユーザに関する情報に対応するユーザへ付与する報酬を更新する報酬支払管理部とを有する。
このようにすると、レコードの第(X+1)項目に情報が記録されたか否かをトリガーとしてユーザへ付与する報酬を更新することができるので、報酬更新処理が簡便となる。
このようにすると、レコードの第(X+1)項目に情報が記録されたか否かをトリガーとしてユーザへ付与する報酬を更新することができるので、報酬更新処理が簡便となる。
又、本発明の情報流通促進システムは、ネットワークを介してユーザ端末と接続される情報流通促進システムであって、一のユーザ端末から他のユーザ端末に所定の対象情報を送信したことを検出する検出部と、第1項目及び第2項目を有するレコードを記録可能であって、前記検出手段による検出がされた場合、前記対象情報毎に、送信元のユーザに関する情報と、送信先のユーザに関する情報とからなる送受信対を新たなレコードの第1項目及び第2項目にこの順に記録する送受信履歴格納部と、任意のレコードの第1項目に記録されたユーザに関する情報を他のレコードの第2項目から検索し、検索がされた場合は検索されたレコードの第1項目に記録されたユーザに関する情報を他のレコードの第2項目から検索する処理を繰り返し、前記検索処理によって連鎖したレコード数がX(但し、Xは2以上の整数)個になった時に最後に検索されたレコードの第1項目に記録されたユーザに関する情報を取得し、取得したユーザに関する情報に対応するユーザへ付与する報酬を更新する報酬支払管理部とを有する。
このようにすると、レコードの第1項目及び第2項目にこの順に記録するだけでよいので、送受信履歴の書込み処理は簡便になる。
このようにすると、レコードの第1項目及び第2項目にこの順に記録するだけでよいので、送受信履歴の書込み処理は簡便になる。
又、本発明の情報流通促進システムは、ネットワークを介してユーザ端末と接続される情報流通促進システムであって、一のユーザ端末から他のユーザ端末に所定の対象情報を送信したことを検出する検出部と、第1項目〜第n項目(但し、nは3以上の整数)を有するレコードを記録可能であって、前記検出手段による検出がされた場合、前記対象情報毎に、当該検出された送信元のユーザに関する情報を前記レコードの第2項目以降から検索し、検索がされなかった場合は前記送信元のユーザに関する情報とそれに対応する送信先のユーザに関する情報とからなる送受信対を新たなレコードの第1項目及び第2項目にこの順に記録し、一方、検索がされた場合は検索された項目の次の項目が記録されているか否かを判定し、記録なしと判定された場合は前記検出した送信先のユーザに関する情報を当該未記録部分に記録し、既に記録されていると判定された場合は前記検索されたレコードのうち前記検索された項目を含みそれ以前の項目を新たなレコードに複製するとともに前記検出した送信先のユーザに関する情報を当該複製した項目の次の項目に記録する送受信履歴格納部と、任意のレコードにおいて連続する(X+1)個(但し、Xは2以上の整数で、かつn>(X+1))の項目に前記ユーザに関する情報が記録されたことを検出すると、その連続した項目のうち最初の項目に記録されたユーザに関する情報を取得し、取得したユーザに関する情報に対応するユーザへ付与する報酬を更新する報酬支払管理部とを有する情報流通促進システム。
このようにすると、レコードの項目として予め多い項目を設定しておくことで、将来的に報酬の支払い基準を変更した時に報酬の支払管理処理を大幅に変える必要がなく、柔軟な対応が可能である。又、情報が伝播する限り、同一レコード内でユーザ間の連鎖を記録すればよいので、比較的レコード数が少なくなる。
このようにすると、レコードの項目として予め多い項目を設定しておくことで、将来的に報酬の支払い基準を変更した時に報酬の支払管理処理を大幅に変える必要がなく、柔軟な対応が可能である。又、情報が伝播する限り、同一レコード内でユーザ間の連鎖を記録すればよいので、比較的レコード数が少なくなる。
又、本発明の情報流通促進方法は、ネットワークを介して接続されたユーザ端末同士の情報流通を促進する方法であって、一のユーザ端末から他のユーザ端末に所定の対象情報を送信したことを検出する過程と、前記対象情報が送信元のユーザ端末から2世代以上先のユーザ端末に順に送信された場合に前記送信元のユーザ端末を有するユーザへ付与する報酬を更新する過程とを有する。
本発明によれば、報酬を付与することで、情報を紹介するインセンティブをユーザに与えて情報の流通を促進すると共に、送信元のユーザ端末から2世代以上先のユーザ端末に順に情報が送信されたときにのみ報酬を付与することで費用対効果を高めることができる。
まず、本発明のシステムの説明に先立ち、本発明の特徴である報酬の付与条件について説明する。表1は、従来の報酬付与システム(送信元が次の送信先に情報を配信すると報酬が支払われる)における報酬と紹介人数との関係を示す。なお、以下の表1,2において、送信元1人当り送信先を3人紹介するものとし、紹介人数に無関係に送信元に1000ポイントの報酬が支払われるものとする。
表1から、各世代の送信元がそれぞれ3人の送信先を紹介するため、世代毎の紹介人数は3の倍数で増加してゆき、それに応じて世代毎に支払われる報酬も3の倍数で増加してゆく。又、表1の最右欄の(報酬/人)は、報酬総計を人数総計で除した値であり、例えば紹介者全員に広告情報が配信された場合の一人当りの広告費に相当する。
表1の場合、一人当りの広告費は333.3ポイントである。
表1の場合、一人当りの広告費は333.3ポイントである。
表2は、本発明における報酬と紹介人数との関係を示す。表2において、送信元(n世代)が次の送信先(n+1世代)に情報を配信しただけでは報酬は支払われず、この送信先がさらに次の送信先(n+2世代)に情報を配信したことをトリガーとして、n世代に報酬が支払われるようにシステムが構成されている。
なお、表2は本発明の各請求項の「X=2」の場合に相当するが、X=3以上とすれば、(n+3)世代まで情報が伝播した時にはじめて送信元(n世代)に報酬が支払われるように設定することも可能である。
なお、表2は本発明の各請求項の「X=2」の場合に相当するが、X=3以上とすれば、(n+3)世代まで情報が伝播した時にはじめて送信元(n世代)に報酬が支払われるように設定することも可能である。
表2から、世代毎の紹介人数は表1の場合と同様に3の倍数で増加してゆく。一方、世代毎に支払われる報酬は、表1の場合に比べて1世代分ずれ、報酬額が少なくなる。そのため、表2の最右欄の(報酬/人)は111.1ポイントとなり、表1の場合の1/3に低減する。つまり、同じ紹介人数に対する費用対効果が大きくなる。
逆に、表1の場合と同一の報酬総額を用意すれば、送信元に3000ポイント(表1の3倍)の報酬を支払うことができるので、紹介のインセンティブをより強くすることができ、結果として紹介人数の増大を図ることもでき、いずれにせよ費用対効果が大きくなる。
このように、送信元(n世代)から見て次の送信先(n+1世代)でなく、さらに次の送信先(n+2世代)以降に情報が流通したときに初めて、n世代へ報酬を付与することは極めて有利な効果を生じる。
逆に、表1の場合と同一の報酬総額を用意すれば、送信元に3000ポイント(表1の3倍)の報酬を支払うことができるので、紹介のインセンティブをより強くすることができ、結果として紹介人数の増大を図ることもでき、いずれにせよ費用対効果が大きくなる。
このように、送信元(n世代)から見て次の送信先(n+1世代)でなく、さらに次の送信先(n+2世代)以降に情報が流通したときに初めて、n世代へ報酬を付与することは極めて有利な効果を生じる。
次に、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる情報流通促進システム20の構成を示すブロック図であり、情報流通促進システム20は、インターネット等のネットワーク50、及び移動体通信ネットワーク60を介してユーザ端末32、34、36に接続されている。ユーザ端末32はパーソナルコンピュータ、ユーザ端末34、36は携帯電話端末を表し、Webページの閲覧ソフトや電子メールソフトを適宜搭載している。
図1は、本発明の実施形態にかかる情報流通促進システム20の構成を示すブロック図であり、情報流通促進システム20は、インターネット等のネットワーク50、及び移動体通信ネットワーク60を介してユーザ端末32、34、36に接続されている。ユーザ端末32はパーソナルコンピュータ、ユーザ端末34、36は携帯電話端末を表し、Webページの閲覧ソフトや電子メールソフトを適宜搭載している。
情報流通促進システム20は、ログイン管理部2、検出部4、送受信履歴書込部6、報酬支払管理部8、Webメール生成部10、ユーザ情報データベース12、送受信履歴データベース14、広告情報データベース16を備えている。情報流通促進システム20は、通常、Webサーバ(WWWサーバ)、メールサーバ、データベースサーバ等から構成され、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)等によって制御され、各種メモリやハードディスク等にデータを格納する。WebサーバはWeb上で閲覧可能なホームページデータを送出し、メールサーバは電子メールの送受信処理を行う。制御部は、所定のメモリに格納されたプログラムに従って各種処理を実行する。
ユーザ情報データベース12は、ユーザ端末を有するユーザのデータ(例えば、情報流通促進システム20にログインするためのIDやパスワード等の会員情報、ユーザ端末に割当てられた電子メールアドレスや端末ID、ユーザの住所や属性)の他、ユーザに付与される報酬(ポイント)をユーザ毎に格納する。報酬としては、金銭のデータ、各種サービスに利用できるポイントのデータ等が挙げられる。
送受信履歴データベース(送受信履歴格納部)14は、後述するように、広告(対象情報)の送信元と送信先の連鎖(伝播)経路を格納する。
広告情報データベース16は、本発明によって多数のユーザ端末へ配信する目的となる対象情報(例えば商品等の広告)を格納する。対象情報は、通常HTMLやXML等のファイル等を含み、Web上で閲覧可能である。
送受信履歴データベース(送受信履歴格納部)14は、後述するように、広告(対象情報)の送信元と送信先の連鎖(伝播)経路を格納する。
広告情報データベース16は、本発明によって多数のユーザ端末へ配信する目的となる対象情報(例えば商品等の広告)を格納する。対象情報は、通常HTMLやXML等のファイル等を含み、Web上で閲覧可能である。
ここで、以下の実施形態で想定する各ユーザ間の情報の伝播(連鎖)経路を図2に示す。図2において、送信元A(n世代)から2人の送信先B1,B2(n+1世代)へ広告情報が配信され、以下、B2からC(n+2世代)へ、C(n+2世代)からD(n+3世代)へ、D(n+3世代)からE(n+4世代)へ広告情報が配信され、さらにEから2人の送信先F1,F2(n+5世代)へ広告情報が配信されたものとする。
次に、ユーザ間での情報配信の手順の例として、ユーザAが情報流通促進システム20にアクセスして商品広告を閲覧し、他のユーザB1,B2に商品を紹介する場合について説明する。
まず、送信元Aはユーザ端末32から情報流通促進システム20のアドレス(URL)を指定してシステム20にアクセスする。システム20のログイン管理部2はユーザ端末32に対してログイン情報の入力を促し、送信元Aはユーザ端末32から適宜IDやパスワード(又は電子メールアドレス等)を入力する。ログイン管理部2は、受信したログイン情報をユーザ情報データベース12のデータと照合し、システムへのログインの可否を判断する。送信元Aがこの時に未だユーザ登録していない場合、ユーザ登録をユーザ端末32上から行うよう、ログイン管理部2が指示してもよく、登録した結果は適宜ユーザ情報データベース12に記録される。
まず、送信元Aはユーザ端末32から情報流通促進システム20のアドレス(URL)を指定してシステム20にアクセスする。システム20のログイン管理部2はユーザ端末32に対してログイン情報の入力を促し、送信元Aはユーザ端末32から適宜IDやパスワード(又は電子メールアドレス等)を入力する。ログイン管理部2は、受信したログイン情報をユーザ情報データベース12のデータと照合し、システムへのログインの可否を判断する。送信元Aがこの時に未だユーザ登録していない場合、ユーザ登録をユーザ端末32上から行うよう、ログイン管理部2が指示してもよく、登録した結果は適宜ユーザ情報データベース12に記録される。
次に送信元Aは、商品広告のWebページの閲覧要求を送信し、ログイン管理部2は広告情報データベース16に格納された商品広告のWebページをユーザ端末32に送信し、送信元Aは商品広告を閲覧する。そして、送信元Aが商品を他人に紹介したい場合、商品広告のページ上で例えば「商品を友達に紹介する」ボタンをクリックすると、友達のメールアドレスの入力を促すWebページにジャンプする。このページで友達B1、B2のメールアドレスを入力すると、ユーザ端末32からWebメール生成要求が送信される。例えば、この要求は、商品広告のページを表すURL:123の後ろに送信元AのID:45、及び友達のメールアドレス××を付加した情報(URL:123?45?××)として生成される。
この要求を受信したWebメール生成部10は、URLから対象となる商品、送信元、送信先を判別し、所定のWebメールを生成して送信先(ユーザB1,B2)へ送信する。又、Webメール生成部10は、送信元Aから送信先B1,B2へ所定の商品広告を送信したことを検出部4に通知し、検出部4は送信があったことを検出する。
この要求を受信したWebメール生成部10は、URLから対象となる商品、送信元、送信先を判別し、所定のWebメールを生成して送信先(ユーザB1,B2)へ送信する。又、Webメール生成部10は、送信元Aから送信先B1,B2へ所定の商品広告を送信したことを検出部4に通知し、検出部4は送信があったことを検出する。
送信元Aから送信先B1,B2へ送信するメールに付加される商品情報は特に限定されないが、例えば商品広告のWebページのサムネイルや、商品を簡単に紹介するテキストに画像を添付した情報、商品広告のWebページ(又は情報流通促進システム20)のアドレス(URL)、あるいは特開2003-114998号公報に記載されているような商品識別子であってもよい。そして、送信元Aから受信したメールをユーザB1,B2が開いた際、メール画面上に表示される商品広告をクリックすると、情報流通促進システム20又は商品広告のWebページにアクセスできるようになっていることが好ましい。
そして、ユーザB1,B2が上記した商品広告を閲覧し、その商品を他人に紹介したい場合は、上記したユーザAの場合と同様な手順を繰り返すこととなる。
そして、ユーザB1,B2が上記した商品広告を閲覧し、その商品を他人に紹介したい場合は、上記したユーザAの場合と同様な手順を繰り返すこととなる。
なお、送信元Aから送信先B2へのメール送信方法としては、Webメールに限られず、例えば特開2003-114998号公報に記載されているように、各ユーザ端末に電子メール監視プログラムを搭載し、ユーザ間で送受信する電子メールに付加する商品情報に商品識別子が含まれるようにしてもよい。この場合、メール送信がされた際に電子メール監視プログラムが商品識別子、送信元、送信先の情報を取得してシステム20の検出部4に送信することになる。
又、送信元Aから商品情報を付したメールを送信する時点では、送信先であるユーザB2がユーザ登録している必要はないが、この時点でシステム20内でユーザB2のメールアドレスに関連付けてID等を仮発行しておき、このIDを送受信履歴等に登録するデータとして用いると管理が容易になる。但し、ユーザB2がさらに他人へ商品を紹介する場合、ユーザB2に報酬を付与する点からユーザ登録が必要となる。従って、例えばユーザB2がシステム20にアクセスした際にユーザ登録を促すようにすればよい。
又、送信元Aから商品情報を付したメールを送信する時点では、送信先であるユーザB2がユーザ登録している必要はないが、この時点でシステム20内でユーザB2のメールアドレスに関連付けてID等を仮発行しておき、このIDを送受信履歴等に登録するデータとして用いると管理が容易になる。但し、ユーザB2がさらに他人へ商品を紹介する場合、ユーザB2に報酬を付与する点からユーザ登録が必要となる。従って、例えばユーザB2がシステム20にアクセスした際にユーザ登録を促すようにすればよい。
次に、送信元から送信先へ商品情報を送信したことを検出部4が検出した場合のシステム20内での処理について説明する。本発明のシステムにおいては、システム内の処理として以下の3つの実施形態があり、いずれの場合も各ユーザ端末間で情報が流通する際の連鎖経路を効率的に自動登録することができる。
なお、以下の各実施形態では、送信元(n世代)から数えてn+3世代へ情報が伝播したとき(各請求項のX=3)に送信元に報酬が付与される場合を考える。
又、本発明において送受信履歴格納部(送受信履歴データベース)14に格納される「ユーザに関する情報」は、ユーザの有する端末のIDやメールアドレス、ユーザ登録の際に発行されるユーザID等、ユーザを識別できる情報であれば何でもよい。又、本発明において、送信元、送信先のユーザに関する情報を「送受信対」と適宜称する。
なお、以下の各実施形態では、送信元(n世代)から数えてn+3世代へ情報が伝播したとき(各請求項のX=3)に送信元に報酬が付与される場合を考える。
又、本発明において送受信履歴格納部(送受信履歴データベース)14に格納される「ユーザに関する情報」は、ユーザの有する端末のIDやメールアドレス、ユーザ登録の際に発行されるユーザID等、ユーザを識別できる情報であれば何でもよい。又、本発明において、送信元、送信先のユーザに関する情報を「送受信対」と適宜称する。
<第1の実施形態>
図3は、第1の実施形態において送受信履歴データベース14に記録される送受信履歴ファイルのデータ構成を示す。図3において、送受信履歴ファイルは第1〜第4の4個(X+1個)の端末ID記録用のカラム(列、項目)と、1個の報酬支払済フラグ設定用のカラムを有するレコードからなり、1つのファイルは1つの広告情報毎に生成される。
図3は、第1の実施形態において送受信履歴データベース14に記録される送受信履歴ファイルのデータ構成を示す。図3において、送受信履歴ファイルは第1〜第4の4個(X+1個)の端末ID記録用のカラム(列、項目)と、1個の報酬支払済フラグ設定用のカラムを有するレコードからなり、1つのファイルは1つの広告情報毎に生成される。
次に、図4は、図3に示すファイルにデータを書き込むフローを示す。図4において、検出部4が送信元ID、送信先メールアドレス、及び商品情報(伝達したい情報)を検出すると(ステップS101)、送受信履歴書込部6は送受信履歴ファイルの新たなレコート゛の第1、第2項目に送信元及び送信先のIDを記録する(ステップS103)。既に述べたように、送信先が本システム20にユーザ登録されていない場合は、送信先のメールアドレスに対応した仮IDを発行し、そのIDを書き込むようにすればよい。ステップS103は、図3の第1、第2項目への記録に対応し、図3の添字は図2の経路の添字に相当する。
次に、送受信履歴書込部6は、送信元IDが既に記録されているレコート゛の第2項目以降から検索されるか否かを判定する(ステップS105)。これは、ステップS101で検出した送信元が既に記録されている端末IDと同一であるか、つまり、既に記録された端末IDから新たな送信先に情報が配信されたか否かを判定することを意味する。例えば、図3において、レコード2のA-B2対の送信元(A)はそもそもこの情報の最初の発信元であるので、ステップS105の判定は「No」となり処理を終了する。一方、レコード3のB2-C対の送信元(B2)は、レコード2の第2項目に既に記録されているので判定は「Yes」となる。
次に、送受信履歴書込部6は、ステップS105で検索された項目が第4項目である場合は処理を終了し、「No」である場合は次のステップS109へ移行する(ステップS107)。第1の実施形態では、第4項目に端末IDが記録された時点でユーザ間の連鎖の記録を一旦完結させるため、ステップS107での処理は連鎖が完結したか否かの判断となる。
次に、送受信履歴書込部6は、送信元IDが既に記録されているレコート゛の第2項目以降から検索されるか否かを判定する(ステップS105)。これは、ステップS101で検出した送信元が既に記録されている端末IDと同一であるか、つまり、既に記録された端末IDから新たな送信先に情報が配信されたか否かを判定することを意味する。例えば、図3において、レコード2のA-B2対の送信元(A)はそもそもこの情報の最初の発信元であるので、ステップS105の判定は「No」となり処理を終了する。一方、レコード3のB2-C対の送信元(B2)は、レコード2の第2項目に既に記録されているので判定は「Yes」となる。
次に、送受信履歴書込部6は、ステップS105で検索された項目が第4項目である場合は処理を終了し、「No」である場合は次のステップS109へ移行する(ステップS107)。第1の実施形態では、第4項目に端末IDが記録された時点でユーザ間の連鎖の記録を一旦完結させるため、ステップS107での処理は連鎖が完結したか否かの判断となる。
ステップS107で「No」の場合、送受信履歴書込部6は、このステップで検索された項目の次の項目に端末IDが記録されているか否かを判定し(ステップS109)、「No」の場合、ステップS101で検出した送信先のIDをこの項目に記録し(ステップS113)、処理を終了する。例えば、図3において、レコード3のB2-C対の送信先(C)は、ステップS105で検索されたレコード2の第2項目の次項目(=第3項目)に記録される。このようにして、レコード2には情報がAからB2を介してCへ伝播したことが記録される。
一方、ステップS109で「Yes」の場合、送受信履歴書込部6は、検索された項目を含みそれ以前の項目を新たなレコードに複製するとともに、ステップS101で検出した送信先IDを複製した項目の次の項目に記録し(ステップS111)、処理を終了する。例えば、図3において、レコード7のE-F2対の送信元(E)は、レコード4の第3項目に既に記録されているが、その次の第4項目にも端末ID(F1)が記録されている。これは、送信元Eが2人のユーザF1,F2を紹介したために、C-D-Eの経路がEで分岐したためである(図2参照)。従って、検索された項目(レコード4の第3項目)を含むそれ以前の項目(レコード4の第1〜3項目:C-D-Eに相当)を新たなレコード8に複製することにより、C-D-Eの経路を再記録する。そして、レコード8の次項目(第4項目)にステップS101で検出した送信先ID(F2)を記録することにより、Eで分岐した経路全体を記録することができる。
なお、レコード9も上記と同様、レコード5の第1,2項目を複製したものである。
なお、レコード9も上記と同様、レコード5の第1,2項目を複製したものである。
次に、図5を参照して第1の実施形態における報酬の支払管理処理フローについて説明する。第1の実施形態においては、送受信履歴ファイルの端末ID記録用の項目数(4個)と報酬の支払に係る連鎖数(n世代からn+3世代に情報が伝播する時のユーザ数)が同一であるので、報酬支払管理部8は、第4項目に端末IDが記録されたか否かをトリガーとして、報酬支払いの有無を判定する(ステップS201)。ステップS201で「Yes」であれば、報酬支払管理部8はそのレコート゛の第1項目のIDを取得する(ステップS203)。さらに報酬支払管理部8は、取得したIDのユーザに付与する報酬として、ユーザ情報データベース12に記録されている報酬データを更新し(ステップS205)、報酬の支払処理が終了する。例えば、図3において、レコード2の第4項目に端末IDが記録されているので、これにより、n世代(ユーザA)からn+3世代(ユーザD)に情報が伝播したことになる。従って、レコード2の第1項目の端末IDに対応するユーザAに報酬を付与するよう、報酬データが更新される。
なお、報酬の支払管理処理は、例えば所定のタイミングで行えばよいが、既に処理が終了したレコードを再処理して報酬を二重支払いすることがないよう、処理の終了したレコードに支払済のフラグを設定することができる(ステップS207)。
第1の実施形態によれば、レコードの第(X+1)項目に情報が記録されたか否かをトリガーとしてユーザへ付与する報酬を更新することができるので、報酬更新処理が簡便となる。又、後述する第2の実施形態に比べてレコード数を少なくすることができる。
なお、報酬の支払管理処理は、例えば所定のタイミングで行えばよいが、既に処理が終了したレコードを再処理して報酬を二重支払いすることがないよう、処理の終了したレコードに支払済のフラグを設定することができる(ステップS207)。
第1の実施形態によれば、レコードの第(X+1)項目に情報が記録されたか否かをトリガーとしてユーザへ付与する報酬を更新することができるので、報酬更新処理が簡便となる。又、後述する第2の実施形態に比べてレコード数を少なくすることができる。
<第2の実施形態>
図6は、第2の実施形態において送受信履歴データベース14に記録される送受信履歴ファイルのデータ構成を示す。図6において、送受信履歴ファイルは第1、第2の2個の端末ID記録用のカラム(列、項目)と、1個の報酬支払済フラグ設定用のカラムを有するレコードからなり、1つのファイルは1つの広告情報毎に生成される。
この実施形態では、検出部4が送信元ID、送信先メールアドレス、及び商品情報を検出すると、送受信履歴書込部6は、すべての場合に送信元IDと送信先IDとを送受信履歴ファイルの新たなレコードの第1項目及び第2項目にこの順に記録するだけでよいので、送受信履歴の書込み処理は簡便になる。
図6は、第2の実施形態において送受信履歴データベース14に記録される送受信履歴ファイルのデータ構成を示す。図6において、送受信履歴ファイルは第1、第2の2個の端末ID記録用のカラム(列、項目)と、1個の報酬支払済フラグ設定用のカラムを有するレコードからなり、1つのファイルは1つの広告情報毎に生成される。
この実施形態では、検出部4が送信元ID、送信先メールアドレス、及び商品情報を検出すると、送受信履歴書込部6は、すべての場合に送信元IDと送信先IDとを送受信履歴ファイルの新たなレコードの第1項目及び第2項目にこの順に記録するだけでよいので、送受信履歴の書込み処理は簡便になる。
次に、図7を参照して第2の実施形態における報酬の支払管理処理フローについて説明する。第2の実施形態においては、送受信履歴ファイルの端末ID記録用の項目数は2個(つまり、直接の送受信対)であるので、連鎖数(n世代からn+3世代に情報が伝播する時のユーザ数)を判定するためには、送受信対同士の連鎖をカウントする必要がある。
まず、報酬支払管理部8は、特定のレコート゛の第1項目の端末IDがそれ以前のレコート゛の第2項目から検索されるか否かを判定する(ステップS301)。例えば、図6において、レコード4の第1項目の端末ID(ユーザC)はレコード3の第2項目(C)から検索されるので、ステップS301で「Yes」となり、レコード4-レコード3の2個のレコード間でユーザD−C−B2が連続する連鎖が検索されたことになる。次に、報酬支払管理部8はレコート゛の連鎖数を判定するが(ステップS303)、上記した例では連鎖数は2個であるので「No」となり、ステップS301へ戻る。一方、ステップS301で「No」であれば処理を終了する。
以下、同様にして、レコード3の第1項目の端末ID(ユーザB2)がレコード2の第2項目から検索されるので、ステップS301で「Yes」となり、レコード3-レコード2の2個のレコード間でユーザC−B2−Aが連続する連鎖が検索されたことになる。次に、報酬支払管理部8はレコート゛の連鎖数を判定するが(ステップS303)、上記した例では連鎖数は合計3個(レコード4、3,2)であるので「Yes」となり、ステップS305へ移行する。
まず、報酬支払管理部8は、特定のレコート゛の第1項目の端末IDがそれ以前のレコート゛の第2項目から検索されるか否かを判定する(ステップS301)。例えば、図6において、レコード4の第1項目の端末ID(ユーザC)はレコード3の第2項目(C)から検索されるので、ステップS301で「Yes」となり、レコード4-レコード3の2個のレコード間でユーザD−C−B2が連続する連鎖が検索されたことになる。次に、報酬支払管理部8はレコート゛の連鎖数を判定するが(ステップS303)、上記した例では連鎖数は2個であるので「No」となり、ステップS301へ戻る。一方、ステップS301で「No」であれば処理を終了する。
以下、同様にして、レコード3の第1項目の端末ID(ユーザB2)がレコード2の第2項目から検索されるので、ステップS301で「Yes」となり、レコード3-レコード2の2個のレコード間でユーザC−B2−Aが連続する連鎖が検索されたことになる。次に、報酬支払管理部8はレコート゛の連鎖数を判定するが(ステップS303)、上記した例では連鎖数は合計3個(レコード4、3,2)であるので「Yes」となり、ステップS305へ移行する。
ステップS305において、報酬支払管理部8は、最後に検索されたレコート゛の第1項目のIDを取得する。例えば、図6において、最後に検索されたレコート゛2の第1項目の端末IDはAとなる。さらに報酬支払管理部8は、取得したIDのユーザに付与する報酬として、ユーザ情報データベース12に記録されている報酬データを更新し(ステップS307)、報酬の支払処理が終了する。
なお、報酬の支払管理処理は、例えば所定のタイミングで行えばよいが、既に処理が終了したレコードを再処理して報酬を二重支払いすることがないよう、最初に検索したレコード(上記例ではレコード4)に支払済のフラグを設定することができる(ステップS309)。
なお、報酬の支払管理処理は、例えば所定のタイミングで行えばよいが、既に処理が終了したレコードを再処理して報酬を二重支払いすることがないよう、最初に検索したレコード(上記例ではレコード4)に支払済のフラグを設定することができる(ステップS309)。
<第3の実施形態>
図8は、第3の実施形態において送受信履歴データベース14に記録される送受信履歴ファイルのデータ構成を示す。図8において、送受信履歴ファイルは第1〜第nのn個(但し、n>(X+1))の端末ID記録用のカラム(列、項目)を有するレコードからなり、1つのファイルは1つの広告情報毎に生成される。
第1の実施形態では、送信元(n世代)から数えてn+3世代へ連鎖することを記録するのに最低限必要な項目(4個)が送受信履歴ファイルに設定されているが、第3の実施形態においては、これより多い項目を予め設定しておくことで、将来的に報酬の支払い基準を変更した時に報酬の支払管理処理を大幅に変える必要がなく、柔軟な対応が可能である。さらに、例えば、n世代から数えてn+10世代に情報が伝播した時に送信元(n世代)にボーナスポイントを付与したい場合等に対応できるという利点がある。又、情報が伝播する限り、同一レコード内でユーザ間の連鎖を記録すればよいので、第1、第2の実施形態に比べてレコード数が少なくなるという利点がある。
図8は、第3の実施形態において送受信履歴データベース14に記録される送受信履歴ファイルのデータ構成を示す。図8において、送受信履歴ファイルは第1〜第nのn個(但し、n>(X+1))の端末ID記録用のカラム(列、項目)を有するレコードからなり、1つのファイルは1つの広告情報毎に生成される。
第1の実施形態では、送信元(n世代)から数えてn+3世代へ連鎖することを記録するのに最低限必要な項目(4個)が送受信履歴ファイルに設定されているが、第3の実施形態においては、これより多い項目を予め設定しておくことで、将来的に報酬の支払い基準を変更した時に報酬の支払管理処理を大幅に変える必要がなく、柔軟な対応が可能である。さらに、例えば、n世代から数えてn+10世代に情報が伝播した時に送信元(n世代)にボーナスポイントを付与したい場合等に対応できるという利点がある。又、情報が伝播する限り、同一レコード内でユーザ間の連鎖を記録すればよいので、第1、第2の実施形態に比べてレコード数が少なくなるという利点がある。
図9は、図8に示すファイルにデータを書き込むフローを示す。上記したように、第3の実施形態は項目数が多いこと以外は第1の実施形態と同様であるので、フローも類似したものとなる。但し、第3の実施形態の場合、同一レコード内でユーザ間の連鎖が続く間は新たなレコードの第1、2項目に送受信対のIDを記録する必要はないので、図4のステップS103が省略される。又、第3の実施形態の場合、レコードの項目数に制限がないので、図4のステップS107が省略される。従って、図9のステップS401、S403はそれぞれ図4のステップS101、S105と同一である。又、図9のステップS407、S409、S411はそれぞれ図4のステップS109、S111、S113と同一である。
一方、ステップS403で「No」の場合、ステップS103と同様に新たなレコードの第1、2項目に送受信対のIDを記録する(ステップS405)。
一方、ステップS403で「No」の場合、ステップS103と同様に新たなレコードの第1、2項目に送受信対のIDを記録する(ステップS405)。
次に、図10を参照して第3の実施形態における報酬の支払管理処理フローについて説明する。この実施形態では、送受信履歴ファイルに報酬支払済フラグを設けずに、報酬支払管理テーブルを別途用いることが好ましい。図11に示すように、報酬支払管理テーブルは、連鎖数(n世代からn+3世代に情報が伝播する時のユーザ数4)に対応した4個の項目を備え、送受信履歴データベース14に記録することができる。この実施形態では、報酬支払の基準が変更された際に、送受信履歴ファイルを書き換える必要がなく、報酬支払管理テーブルの項目数を変えるだけで対応が可能であり、システム変更が少ない。
まず、報酬支払管理部8は、送受信履歴ファイルの第4項目以降にIDが新たに記録されたことをキーとして(ステップS501)、記録された項目を含む連続した4個の項目の端末IDを取得し、報酬支払管理テーブルに書き込む(ステップS502)。例えば、図8の場合に送受信履歴ファイルのレコード2の第4項目に記録がされると、そのレコードの第4項目から第1項目のIDが取得される。ステップS501、S502により、送受信履歴ファイルの連続した4個の項目に端末IDが記録されているかが判定される。
報酬支払管理テーブルに書き込みが行われると、報酬支払管理部8は、テーブルの第1項目の端末IDを取得し(ステップS503)。さらに、取得したIDのユーザに付与する報酬として、ユーザ情報データベース12に記録されている報酬データを更新し(ステップS505)、報酬の支払処理が終了する。
報酬支払管理テーブルに書き込みが行われると、報酬支払管理部8は、テーブルの第1項目の端末IDを取得し(ステップS503)。さらに、取得したIDのユーザに付与する報酬として、ユーザ情報データベース12に記録されている報酬データを更新し(ステップS505)、報酬の支払処理が終了する。
例えば、図8において、レコード2の第1〜第4項目(連続項目数4)に端末IDが記録されているので、報酬支払管理テーブルにはA〜DのIDが記録される。これにより、n世代(ユーザA)からn+3世代(ユーザD)に情報が伝播したことになる。従って、レコード3の第1〜第4項目の最初の項目(=第1項目)の端末IDに対応するユーザAに報酬を付与するよう、報酬データが更新される。
又、同様に、図8において、レコード2の第2〜第5項目(連続項目数4)に端末IDが記録されているので、報酬支払管理テーブルにはB2〜EのIDが記録される。これにより、レコード3の第2〜第5項目の最初の項目(=第2項目)の端末IDに対応するユーザB2に報酬を付与するよう、報酬データが更新される。
又、同様に、図8において、レコード2の第2〜第5項目(連続項目数4)に端末IDが記録されているので、報酬支払管理テーブルにはB2〜EのIDが記録される。これにより、レコード3の第2〜第5項目の最初の項目(=第2項目)の端末IDに対応するユーザB2に報酬を付与するよう、報酬データが更新される。
なお、報酬の支払管理処理は、例えば所定のタイミングで行えばよいが、既に処理が終了したレコードを再処理して報酬を二重支払いすることがないよう、処理の終了したレコードの最後の項目に支払済のフラグを設定することができる(ステップS507)。この場合、報酬支払管理テーブルに報酬支払済フラグを設けておき、このテーブルの処理済みのレコードに報酬支払済フラグをたてればよい。
なお、本発明において、送信先として同一のアドレスへ送信すると、情報の流通の点で効果がなく、無駄な報酬を支払う場合があるので、同一のアドレスへの送信を無効とすることが好ましい。この処理は、例えば送受信履歴書込部6が書き込み処理を行う際に、同一の送受信対が既に送受信履歴データベース14に記録されているか否かを検索し、検索された場合は新たな書込みを中止することで行うことができる。
又、本発明にかかる情報流通促進システムを実現するプログラムは、CR-ROMやハードディスク等の記録媒体や、ネットワークを介して接続された別の記録媒体に格納することができ、又、必要に応じてその処理を実行することができる。
2 ログイン管理部
4 検出部
6 送受信履歴書込部
8 報酬支払管理部
10 Webメール生成部
12 ユーザ情報データベース
14 送受信履歴データベース
16 広告情報データベース
20 情報流通促進システム
32〜36 ユーザ端末
50、60 ネットワーク
4 検出部
6 送受信履歴書込部
8 報酬支払管理部
10 Webメール生成部
12 ユーザ情報データベース
14 送受信履歴データベース
16 広告情報データベース
20 情報流通促進システム
32〜36 ユーザ端末
50、60 ネットワーク
Claims (4)
- ネットワークを介してユーザ端末と接続される情報流通促進システムであって、
一のユーザ端末から他のユーザ端末に所定の対象情報を送信したことを検出する検出部と、
第1項目〜第(X+1)項目(但し、Xは2以上の整数)を有するレコードを記録可能であって、前記検出手段による検出がされた場合、前記対象情報毎に、送信元のユーザに関する情報と、送信先のユーザに関する情報とからなる送受信対を新たなレコードの第1項目及び第2項目にこの順に記録し、かつ、前記検出した送信元のユーザに関する情報を既に記録されている前記レコードの第2項目以降から検索し、検索がされた場合は検索された項目の次の項目が記録されているか否かを判定し、記録なしと判定された場合は前記検出した送信先のユーザに関する情報を当該未記録部分に記録し、既に記録されていると判定された場合は前記検索されたレコードのうち前記検索された項目を含みそれ以前の項目を新たなレコードに複製するとともに前記検出した送信先のユーザに関する情報を当該複製した項目の次の項目に記録する送受信履歴格納部と、
前記第(X+1)項目に前記ユーザに関する情報が記録されたことを検出すると、そのレコードにおける第1項目に記録されたユーザに関する情報を取得し、取得したユーザに関する情報に対応するユーザへ付与する報酬を更新する報酬支払管理部と
を有する情報流通促進システム。 - ネットワークを介してユーザ端末と接続される情報流通促進システムであって、
一のユーザ端末から他のユーザ端末に所定の対象情報を送信したことを検出する検出部と、
第1項目及び第2項目を有するレコードを記録可能であって、前記検出手段による検出がされた場合、前記対象情報毎に、送信元のユーザに関する情報と、送信先のユーザに関する情報とからなる送受信対を新たなレコードの第1項目及び第2項目にこの順に記録する送受信履歴格納部と、
任意のレコードの第1項目に記録されたユーザに関する情報を他のレコードの第2項目から検索し、検索がされた場合は検索されたレコードの第1項目に記録されたユーザに関する情報を他のレコードの第2項目から検索する処理を繰り返し、前記検索処理によって連鎖したレコード数がX(但し、Xは2以上の整数)個になった時に最後に検索されたレコードの第1項目に記録されたユーザに関する情報を取得し、取得したユーザに関する情報に対応するユーザへ付与する報酬を更新する報酬支払管理部と
を有する情報流通促進システム。 - ネットワークを介してユーザ端末と接続される情報流通促進システムであって、
一のユーザ端末から他のユーザ端末に所定の対象情報を送信したことを検出する検出部と、
第1項目〜第n項目(但し、nは3以上の整数)を有するレコードを記録可能であって、前記検出手段による検出がされた場合、前記対象情報毎に、当該検出された送信元のユーザに関する情報を前記レコードの第2項目以降から検索し、検索がされなかった場合は前記送信元のユーザに関する情報とそれに対応する送信先のユーザに関する情報とからなる送受信対を新たなレコードの第1項目及び第2項目にこの順に記録し、一方、検索がされた場合は検索された項目の次の項目が記録されているか否かを判定し、記録なしと判定された場合は前記検出した送信先のユーザに関する情報を当該未記録部分に記録し、既に記録されていると判定された場合は前記検索されたレコードのうち前記検索された項目を含みそれ以前の項目を新たなレコードに複製するとともに前記検出した送信先のユーザに関する情報を当該複製した項目の次の項目に記録する送受信履歴格納部と、
任意のレコードにおいて連続する(X+1)個(但し、Xは2以上の整数で、かつn>(X+1))の項目に前記ユーザに関する情報が記録されたことを検出すると、その連続した項目のうち最初の項目に記録されたユーザに関する情報を取得し、取得したユーザに関する情報に対応するユーザへ付与する報酬を更新する報酬支払管理部と
を有する情報流通促進システム。 - ネットワークを介して接続されたユーザ端末同士の情報流通を促進する方法であって、
一のユーザ端末から他のユーザ端末に所定の対象情報を送信したことを検出する過程と、
前記対象情報が送信元のユーザ端末から2世代以上先のユーザ端末に順に送信された場合に前記送信元のユーザ端末を有するユーザへ付与する報酬を更新する過程と
を有する情報流通促進方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007007238A JP2008176402A (ja) | 2007-01-16 | 2007-01-16 | 情報流通促進システム及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007007238A JP2008176402A (ja) | 2007-01-16 | 2007-01-16 | 情報流通促進システム及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008176402A true JP2008176402A (ja) | 2008-07-31 |
Family
ID=39703400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007007238A Withdrawn JP2008176402A (ja) | 2007-01-16 | 2007-01-16 | 情報流通促進システム及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008176402A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012243315A (ja) * | 2011-05-13 | 2012-12-10 | Industrial Technology Research Institute | メッセージのマルチレイヤー転送を促進するシステム及び方法 |
JPWO2014073276A1 (ja) * | 2012-11-09 | 2016-09-08 | ソニー株式会社 | 通信端末、情報処理装置、通信方法、情報処理方法、プログラム、及び通信システム |
-
2007
- 2007-01-16 JP JP2007007238A patent/JP2008176402A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012243315A (ja) * | 2011-05-13 | 2012-12-10 | Industrial Technology Research Institute | メッセージのマルチレイヤー転送を促進するシステム及び方法 |
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US10158723B2 (en) | 2012-11-09 | 2018-12-18 | Sony Corporation | Determining communication history of users |
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