JP2008173732A - 電動工具のスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】電動工具の起動用スイッチにおいて、従来スイッチレバーの空走距離(遊び)を十分に確保できない場合には、別途ロックオフ機構等を設ける必要があった。この発明では、比較的小型のスイッチであってもスイッチレバーの空走距離を十分に確保して、その誤操作等をより確実に防止できるようにする。
【解決手段】スイッチ本体13のスイッチノブ12とスイッチレバー11との間にレバー付勢ばね14を介装して、スイッチレバー11の空走距離を当該スイッチレバー11のスイッチノブ12対する空走距離L1とスイッチノブ12自体の空走距離L2の合計とする。
【選択図】図5

Description

この発明は、例えば携帯形丸鋸等の電動工具において、使用者が把持するハンドル部に装備された起動操作用のスイッチに関する。
上記携帯形の丸鋸は、使用者が把持するためのハンドル部を備えている。このハンドル部は、例えばループ形を有しており、例えばその内周側にはトリガ形式のスイッチが装備されている。このスイッチは、使用者が指先で引き操作するスイッチレバーと、このスイッチレバーの引き操作(オン操作)によりオンするスイッチ本体を備えている。使用者は、ハンドル部を把持したまま指先でスイッチレバーを引き操作することによりスイッチ本体をオン操作することができ、これにより工具本体に内蔵した電動モータを起動して円形の切断刃を回転させることができる。逆に、スイッチレバーの引き操作を解除することにより電動モータを停止させることができる。
通常この種のスイッチには、その誤操作若しくは不用意なオン動作を防止するための工夫がなされている。例えば、スイッチレバーにいわゆる空走距離(遊び)を持たせて、当該スイッチレバーを一定距離オン側に操作した時点でスイッチ本体がオンする構成としてその誤操作等を防止する方法、あるいはスイッチレバーに十分な空走距離を確保することができない場合等には、当該スイッチレバーとは別にいわゆるロックオフ機構を設けてスイッチレバーのオン操作を禁止することにより当該スイッチの誤操作等を防止する方法が採られている。
特開平11−170203号公報 特開平10−109302号公報
しかしながら、従来のスイッチには、次のような問題があった。すなわち、従来、スイッチレバーはスイッチ本体のスイッチノブの先端に一体に設けられる等して(ノブ一体形スイッチレバー)、スイッチレバーを引き操作するとスイッチノブが一体に移動する構成であったので、スイッチレバーの空走距離とスイッチノブの空走距離が一致していた。このため、比較的小型のスイッチが用いられる電動工具の場合には、スイッチレバーに概ね4mm〜5mm程度の空走距離が設定されてはいるもののより大きな空走距離を確保することは困難であり、その結果誤操作防止機能をさらに高めるためには別途ロックオフ機構を設ける必要があった。
本発明は、この問題を解消するためになされたもので、比較的小型のスイッチが用いられる電動工具の場合に、別途ロックオフ機構を設けることなく、また従来のスイッチ本体をそのまま利用しつつスイッチレバーに十分大きな空走距離を設定することによりその誤操作等をより確実に防止できるようにすることを目的とする。
このため、本発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載した構成のスイッチとした。
請求項1記載のスイッチによれば、スイッチレバーとスイッチノブとの間にオン側への操作方向について空走距離(いわゆる遊び)が持たせられているので、この空走距離分だけスイッチレバーをオン側へ操作した後にスイッチ本体がオンする。このことから、スイッチレバーがスイッチノブに一体に設けられる等して両者の空走距離が一致した従来のノブ一体形スイッチレバーに比してスイッチレバーとスイッチノブとの間の空走距離分だけスイッチレバーの空走距離を大きくすることができる。
このため、電動工具に用いられる比較的小型のスイッチにおいて、別途ロックオフ機構を設けることなく、しかもスイッチ本体(スイッチノブの空走距離L2)についてはなんら変更を加えることなくそのまま利用しつつ、スイッチレバーとスイッチノブとの間の空走距離を適切に設定することにより、スイッチレバーの空走距離を従来よりも大きくしてその誤操作等をより確実に防止することができる。
また、上記のようにスイッチ本体については、特別の変更を加える必要がないので、従来のスイッチ本体をそのまま利用できるとともに、スイッチレバーの空走距離について、空走距離の大きいタイプと小さいタイプとに変更若しくは切り換えを容易に行うことができるようになる。
この明細書において、スイッチレバーの「空走距離」とは、使用者が指先等で直接操作するスイッチレバーの非操作位置からスイッチ本体がオンするまでに移動させる距離(いわゆる遊び)をいうものとする。
請求項2記載のスイッチによれば、請求項1記載のスイッチにおいて、レバー付勢ばねに抗してなされるスイッチレバーの移動操作が空走距離に相当する。スイッチレバーの非操作時には、この空走距離がレバー付勢ばねによって常時最大となる側に保持される。
請求項3記載のスイッチによれば、スイッチレバーをオン側に移動操作すると先ずスイッチ本体が移動し、その後スイッチノブが移動して当該スイッチ本体がオンする。このため、スイッチレバーの空走距離は、スイッチ本体の移動距離とスイッチノブの移動距離の合計距離となり、スイッチ本体の移動距離に相当する分だけスイッチ本体の空走距離を従来よりも大きくすることができる。
このため、電動工具に用いられる比較的小型のスイッチにおいて、別途ロックオフ機構を設けることなく、スイッチ本体の移動距離を適切に設定することによりスイッチレバーの空走距離を従来よりも大きくしてその誤操作等をより確実に防止することができる。この場合もスイッチ本体については特別の変更を加える必要がないので、従来構成のスイッチ本体(スイッチノブの空走距離L2)をそのまま利用することができるとともに、スイッチレバーの遊びについての変更若しくは切り換えを容易に行うことができるようになる。
請求項4記載のスイッチによれば、スイッチレバーをオン側に移動操作すると、先ず本体付勢ばねに抗してスイッチ本体が移動する。このスイッチ本体の移動距離がスイッチレバーの空走距離に相当する。スイッチ本体が本体付勢ばねに抗して一定距離移動した後、さらにスイッチレバーを本体付勢ばね及びスイッチノブ付勢ばねに抗してオン側に移動操作すると、スイッチノブがオン側に移動してスイッチ本体がオンする。このことから、上記と同様従来より大きなスイッチレバーの空走距離を設定してその誤操作等を確実に防止できる。また、スイッチノブ及びスイッチ本体がそれぞればねによりオフ側の位置にもどされるので、当該スイッチレバーの非操作状態では、当該スイッチレバーの空走距離が最大に保持される。
請求項5記載のスイッチによれば、傾動支持されたスイッチレバーの傾動操作部に指先を引き掛けて当該スイッチレバーをオン側に引き操作(傾動操作)すれば、これと同時にスイッチノブがオン側に移動操作される。
スイッチノブのオン位置までの移動操作量(空走距離)とスイッチレバーの移動操作量との比率は、傾動支点とスイッチノブ突き当て部との間の距離(傾動半径R1)と、傾動支点とスイッチレバーの傾動先端部との間の距離(傾動半径R2)との比率(R2/R1)に基づいてスイッチノブの空走距離が増幅されて傾動操作部の空走距離に変換される。このため、従来スイッチノブに一体に設けられる等してスイッチレバーの空走距離がスイッチノブの空走距離に一致していた従来のノブ一体形スイッチレバーに比して当該スイッチレバーの空走距離を十分に大きく(増幅)することができる。このことから、比較的小型のものが用いられる電動工具のスイッチにおいて、別途ロックオフ機構を用いることなく、スイッチレバーの空走距離を十分に確保してその誤操作等を確実に防止できるようになる。
また、この場合についてもスイッチ本体自体に変更を加える必要がないので、従来構成のスイッチ本体(スイッチノブの空走距離L2)をそのまま利用できるとともに、スイッチレバーの空走距離について変更若しくは切り換えを容易に行うことができるようになる。
請求項6記載のスイッチによれば、レバー空走距離付与手段によって、スイッチ本体をオンさせるために必要なスイッチレバーの操作量(空走距離L)がスイッチノブの空走距離L2よりも大きくなっている。このため、従来のレバー一体形スイッチノブに比してスイッチレバーの空走距離を大きくすることができ、これにより電動工具に用いられる比較的小型のスイッチにおいて、別途ロックオフ機構を設けることなく、スイッチレバーの空走距離を従来のノブ一体形スイッチレバーよりも大きくしてその誤操作等をより確実に防止することができる。
このようにスイッチレバーの空走距離Lをスイッチノブ自体の空走距離L2よりも大きくするためのレバー空走距離付与手段としては種々の形態を採ることができる。例えば、スイッチ本体のスイッチノブとの間に空走距離L1を設定する構成、スイッチ本体自体を移動させてこれをスイッチレバーのスイッチノブに対する空走距離L3とする構成、スイッチレバーを傾動操作する形態として、その傾動中心からの距離の相違に基づく比率によってスイッチノブ自体の空走距離L2を増幅することにより当該スイッチレバーの傾動先端部の必要移動距離(空走距離L4)を大きく設定して、これを空走距離Lとすることができる。
また、請求項6記載の構成によっても、スイッチ本体(スイッチノブの空走距離L2)については特に変更を加えることなくそのまま利用することができることから、スイッチレバーの空走距離について空走距離の大きいタイプと空走距離の小さいタイプとの切り換え若しくは変更を容易に行うことができるようになる。
次に、本発明の実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。図1及び図2は、第1実施形態に係るスイッチ10を備えた携帯形の丸鋸1を示している。本実施形態に係る丸鋸1は、起動用のスイッチ10に特徴を有するもので、その他切断機としての基本的構成については特に変更を要しない。この丸鋸1は、切断材の上面に載せ掛けて使用者が移動させることにより切断作業を行うもので、以下その全体構成について簡単に説明する。
図1中、符号2は切断材の上面に当接されるベースを示している。このベース2の上面には、ブレードケース3が支持されている。このブレードケース3によって円形のブレード(切断刃)4の上側半周の範囲が覆われている。ブレード4の下側はベース2の下面側に突き出されており、この突き出し部分が切断材に切り込まれる。
ブレードケース3の背面側にはモータケース5が後方へ突き出す状態に設けられている。このモータケース5内に電動モータ5aが内蔵されている。この電動モータ5aを駆動源としてブレード4が回転する。
モータケース5の側部には、使用者が把持するためのハンドル部6が設けられている。このハンドル部6は、モータケース5の側部と上部とに跨った概ねループ形状を有している。このハンドル部6の内周側に第1実施形態のスイッチ10が配置されている。第1実施形態のスイッチ10の詳細が図3〜図5に示されている。
このスイッチ10は、使用者が指先で操作するスイッチレバー11と、スイッチノブ12を備えたスイッチ本体13を備えている。スイッチレバー11は、ハンドル部6の内周側に開口する支持孔6a内に位置してオン位置とオフ位置との間を移動可能に保持されている。図3は、スイッチレバー11がオフ位置に位置する状態を示し、図5はスイッチレバー11がオン位置に移動した状態を示している。このスイッチレバー11は、図において上向きに開口する箱体形状の樹脂成形体で、その下面側に指当て部11aが設けられている。この指当て部11aがハンドル部6の内周側に向けられている。
スイッチ本体13は、オフ位置側にばね付勢された棒形のスイッチノブ12を備えた従来公知のもので、ハンドル部6内に固定されている。このスイッチ本体13は、電動モータ5aの駆動回路に組み込まれている。このスイッチ本体13がオンすると電動モータ5aが起動し、オフすると電動モータ5aが停止する。このスイッチ本体13のスイッチノブ12は、スイッチ本体13の側部から突き出す状態で、その軸方向に移動可能に支持されている。スイッチノブ12はスイッチ本体13内に内装されたノブ付勢ばね12aによりオフ位置側(突き出し側)に付勢されており、この付勢力に抗してオフ位置から一定の空走距離L2だけオン位置側(引き込み側)に移動すると当該スイッチ本体13がオンして電動モータ5aが起動する。
このスイッチノブ12と上記スイッチレバー11との間にはレバー付勢ばね14が介装されている。本実施形態では、このレバー付勢ばね14に圧縮コイルばねが用いられている。このレバー付勢ばね14によってスイッチレバー11が図3に示すオフ位置側に付勢されている。このレバー付勢ばね14の付勢力は、スイッチノブ11の付勢力よりも小さい力に設定されている。このため、スイッチレバー11を図3に示すオフ位置から図4に示すようにオン位置側に移動操作すると、先ずレバー付勢ばね14が縮められてその付勢力が大きくなるが、当該スイッチレバー11が一定距離L1だけオン位置側に移動する間、スイッチノブ12はオフ位置から移動しない。この一定距離L1が、スイッチレバー11のスイッチノブ12に対する空走距離L1に相当する。また、この空走距離L1とスイッチノブ12自体の空走距離L2との合計が請求項6に記載した空走距離Lの一実施形態に相当し、またレバー付勢ばね14及びこれにより形成される空走距離L4がレバー空走距離付与手段の一実施形態に相当する。
スイッチレバー11をレバー付勢ばね14に抗して空走距離L1だけオン位置側に移動操作し、そのままさらに移動操作すると、図5に示すようにスイッチノブ11がノブ付勢ばね12aに抗してオン位置側に移動する。上記したようにスイッチノブ11がノブ付勢ばね12aに抗して空走距離L2だけ移動した時点で当該スイッチ本体13がオンして電動モータ5aが起動する。このため、第1実施形態に係るスイッチ10によれば、スイッチレバー11を空走距離L(=L1+L2)だけオン側へ移動操作した時点でスイッチ本体13がオンする。
このように第1実施形態に係るスイッチ10は、スイッチレバー11の空走距離について、スイッチノブ12自体の空走距離L2に加えて、当該スイッチレバー11のスイッチノブ12に対する空走距離L1が付加されていることから、従来のノブ一体形スイッチレバーよりも大きな空走距離が持たせられている。このことから、別途ロックオフ機構を設ける等することなく、スイッチレバー11の誤操作及び誤作動を従来よりも確実に防止することができるようになる。
また、スイッチ本体12の空走距離L2自体に変更を加える構成ではなく、当該スイッチ本体12については従来構成のものをそのまま利用することができることから、スイッチレバー11の空走距離Lについて例示したように空走距離Lが大きいタイプ(本実施形態を適用したタイプ)と小さなタイプ(従来タイプ)との変更若しくは切り換えを容易に行えるようになる。
次に、第2実施形態のスイッチ20について説明する。この第2実施形態のスイッチ20の詳細が図6〜図8に示されている。第1実施形態のスイッチ10では、スイッチレバー11の空走距離について、当該スイッチレバー11とスイッチノブ12との間に空走距離L1を持たせることにより大きな空走距離L(=L1+L2)を得る構成となっている。これに対して、第2実施形態のスイッチ20では、スイッチ本体23が移動することによりスイッチレバー21に大きな空走距離Lが設定された構成となっている。
第2実施形態のスイッチ20は、第1実施形態と同様、スイッチレバー21とスイッチ本体23を備えている。スイッチレバー21は、ハンドル部6の内周面に設けられた支持孔6a内においてオン位置とオフ位置との間を移動可能な状態に保持されている。このスイッチレバー21は、スイッチ本体23のスイッチノブ22の先端に一体に設けられている。このため、スイッチレバー21を移動させると、これと一体でスイッチノブ22が移動する。この点は従来のノブ一体形スイッチレバーと共通している。また、スイッチノブ22は、当該スイッチ本体23に内装したノブ付勢ばね22aにより突き出し側(オフ側)に付勢されている。
この第2実施形態では、スイッチ本体23がハンドル部6の内部に移動可能に支持されている点が大きく異なっている。スイッチ本体23は、スイッチレバー21の移動方向と同じ方向に移動可能に支持されている。スイッチ本体23の背面と、この背面に対向するハンドル部6の壁部6bとの間に2つの本体付勢ばね25,25が介装されている。この第2実施形態では、本体付勢ばね25,25に圧縮ばねが用いられている。この本体付勢ばね25,25によりスイッチ本体23は図において下側(スイッチレバー21側)に付勢されている。この2つの本体付勢ばね25,25による合計付勢力は、スイッチノブ22をオフ位置側に付勢するノブ付勢ばね22aの付勢力よりも小さな力に設定されている。このため、スイッチレバー21を図6に示すオフ位置から図7に示すようにオン位置側に向けて引き操作すると、先ずスイッチ本体23が本体付勢ばね25,25に抗して図において上側へ後退する。第2実施形態では、このスイッチ本体23の後退動作がスイッチレバー21の空走距離L3として機能する。図7に示すようにスイッチ本体23が後退端まで移動した後、そのままさらにスイッチレバー21を引き操作すると、スイッチノブ22がノブ付勢ばね22aに抗して空走距離L2分だけ移動してオン位置に至る。このことから、この空走距離L3とスイッチノブ22自体の空走距離L2との合計(L2+L3)が請求項6に記載した空走距離Lの一実施形態に相当し、また本体付勢ばね25,215及びこれにより形成される空走距離L3がレバー空走距離付与手段の一実施形態に相当する。
このように、スイッチ本体23がオンするまでに要するスイッチレバー21の移動距離(空走距離L)はL2+L3となり、スイッチ本体23の移動距離(空走距離L3)だけ従来よりも大きな空走距離を得ることができる。従って、第2実施形態に係るスイッチ20によれば、スイッチ本体23の移動距離(空走距離L3)及び本体付勢ばね25,25の付勢力を適切に設定することにより、従来よりも十分に大きな空走距離を得ることができ、これにより別途ロックオフ機構等を設けることなく、スイッチレバー21の誤操作及び誤作動を従来よりも確実に防止することができる。
また、第2実施形態によってもスイッチ本体23自体については何ら変更を加える必要がないことから、当該スイッチ本体23については従来構成のものをそのまま利用できるとともに、スイッチレバー21の空走距離について大小の変更若しくは切り換えを容易に行えるようになる。
次に、第3実施形態に係るスイッチ30について説明する。第1、第2実施形態のスイッチ10,20ではいずれもスイッチレバー11,21を平行移動させる構成を例示したが、第3実施形態のスイッチ30は平行移動ではなく傾動操作する構成となっている点で前2実施形態とは異なっている。
このスイッチ30の詳細が図9及び図10に示されている。このスイッチ30は、使用者が引き操作するスイッチレバー31とスイッチ本体33を備えている。スイッチレバー31は、ハンドル部6に設けた支軸34を介して傾動可能に支持されている。このスイッチレバー31は、指当て部31aと支持アーム部31bを備える樹脂成形部品で、支持アーム部31bの先端部が支軸34を介してハンドル部6に支持されている。指当て部31aの背面側(図において上方)には、ノブ当て部31cが一体に設けられている。このノブ当て部31cには、スイッチ本体33のスイッチノブ32が突き当てられている。スイッチノブ32は、スイッチ本体33内のノブ付勢ばね32aにより突き出し側に付勢されている。従って、スイッチノブ32は、ノブ付勢ばね32aの付勢力によってスイッチレバー31のノブ当て部31cに突き当てられている。
スイッチノブ32は、ノブ当て部31cであってスイッチレバー31の長手方向ほぼ中央に突き当てられている。このため、当該スイッチレバー31の傾動操作により、スイッチノブ32のノブ突き当て部31cに対する突き当て部の移動経路の半径R1は、当該スイッチレバー31の傾動先端部の移動経路の半径R2の概ね半分程度(R1<R2)となっている。一方、スイッチノブ32は、第1及び第2実施形態と同様スイッチ本体33に内装したノブ付勢ばね32aによって突き出し側(オフ位置側)に付勢されている。また、このスイッチノブ32自体もオン位置に至るまでの空走距離L2を有している。
このことから、スイッチレバー31の傾動先端部の空走距離L4は、スイッチノブ32の空走距離L2が比率(R2/R1)で増幅されたものとなり、スイッチノブ32の空走距離L2の概ね2倍程度の空走距離L4を得ることができる。スイッチノブ32のノブ突き当て部31cに対する突き当て部を適切に設定することにより、スイッチノブ32自体の空走距離L2を任意の比率で増幅して空走距離L4とすることができ、これにより当該スイッチレバー31について従来よりも十分に大きな空走距離L4を得ることができる。この空走距離L4が請求項6に記載した空走距離Lの一実施形態に相当し、またスイッチレバー31の傾動支持構造及びこれにより実現されるスイッチノブ32の空走距離L2の増幅構造が請求項6に記載したレバー空走距離付与手段の一実施形態に相当する。
また、第3実施形態の場合についても、スイッチ本体33自体については特別の変更を加える必要がないことから、空走距離L2のスイッチノブ32を有する従来構成のスイッチ本体33をそのまま利用することができるとともに、スイッチレバー31の空走距離について、空走距離の大きなタイプと小さなタイプとの変更若しくは切り換えを容易に行うことができるようになる。
以上説明した各実施形態にはさらに変更を加えることができる。例えば、第1実施形態と第2実施形態を組み合わせた構成、すなわちスイッチレバーとスイッチノブとの間に空走距離L1を設定し、かつスイッチ本体をハンドル部のスイッチ支持部に移動可能に支持して空走距離L3を設定することによってさらに大きな空走距離を得ることができる。
また、ループ形のハンドル部6に設けたスイッチを例示したが、ストレートなロッド形ハンドルに配置されるスイッチにも同様に適用することができる。
使用者が指先で引き操作してオンさせるスイッチを例示したが、本発明は使用者が指先や手の平で押してオンさせる形態のスイッチにも適用することができる。
レバー付勢ばね14、本体付勢ばね25、ノブ付勢ばね12a,22a,32aに圧縮コイルばねを用いる構成を例示したが、引っ張りばねや板ばねに置き換えることもできる。また、ばねではなく、クッションダンパー等その他の付勢手段を用いることもできる。
さらに、電動工具の駆動モータ起動用のスイッチ10,20,30を例示したが、例えば電動工具に装備した照明器具点灯用のスイッチ等、その他電動工具に装備される各種の電気機器のスイッチに適用することもできる。
また、電動工具の一例として携帯形の丸鋸を例示したが、例えば卓上型の丸鋸盤、レシプロソー等の往復動切断機、ねじ締め機や孔あけ用の電気ドリル等の回転工具等のその他の電動工具に広く適用することができる。
本発明の第1実施形態のスイッチを備えた携帯形丸鋸を正面側から見た図である。 本発明の第1実施形態のスイッチを備えた携帯形丸鋸の平面図である。 第1実施形態のスイッチを正面側から見た図である。本図は、スイッチレバーがオフ位置に位置する状態を示している。 第1実施形態のスイッチを正面側から見た図である。本図は、スイッチレバーが引き操作された中途位置であって、空走距離L1分だけオン位置側に移動操作された状態を示している。 第1実施形態のスイッチを正面側から見た図である。本図は、スイッチレバーがオン位置に移動操作された状態を示している。本図において、スイッチレバーのオフ位置が二点鎖線で示されている。 第2実施形態のスイッチを正面側から見た図である。本図は、スイッチレバーがオフ位置に位置する状態を示している。 第2実施形態のスイッチを正面側から見た図である。本図は、スイッチレバーが引き操作された中途位置であって、空走距離L3分だけオン位置側に移動操作された状態を示している。 第2実施形態のスイッチを正面側から見た図である。本図は、スイッチレバーがオン位置に移動操作された状態を示している。本図において、スイッチレバーのオフ位置が二点鎖線で示されている。 第3実施形態のスイッチを正面側から見た図である。本図は、スイッチレバーがオフ位置に位置する状態を示している。 第3実施形態のスイッチを正面側から見た図である。本図は、スイッチレバーがオン位置に移動操作された状態を示している。
符号の説明
1…携帯丸鋸(電動工具)
5…モータケース、5a…電動モータ
6…ハンドル部、6a…支持孔、6b…壁部
10…スイッチ(第1実施形態)
11…スイッチレバー、11a…指当て部
12…スイッチノブ、12a…ノブ付勢ばね
13…スイッチ本体
L1…スイッチレバーのスイッチノブに対する空走距離(第1実施形態)
L2…スイッチノブの空走距離
14…レバー付勢ばね
20…スイッチ(第2実施形態)
21…スイッチレバー
22…スイッチノブ、22a…ノブ付勢ばね
23…スイッチ本体
25…本体付勢ばね
L3…スイッチ本体の空走距離(第2実施形態)
30…スイッチ(第3実施形態)
31…スイッチレバー
32…スイッチノブ、32a…ノブ付勢ばね
33…スイッチ本体
R1…ノブ突き当て部の移動半径
R2…レバー先端部の移動半径
L4…スイッチレバー傾動先端部の空走距離(第3実施形態)
L…スイッチレバーの空走距離

Claims (6)

  1. 電動工具の使用者が移動操作するスイッチレバーと、該スイッチレバーのオン位置側への移動操作によりオン位置側へ空走距離L2だけ移動してオン位置に至るスイッチノブを有するスイッチ本体を備えたスイッチであって、
    前記スイッチレバーと前記スイッチノブとの間に、前記スイッチレバーのオン位置側への移動操作について空走距離L1を持たせたスイッチ。
  2. 請求項1記載のスイッチであって、前記スイッチレバーと前記スイッチノブとの間に、前記スイッチレバーをオフ位置側へ付勢するレバー付勢ばねを介装して前記空走距離L1を持たせたスイッチ。
  3. 電動工具の使用者が移動操作するスイッチレバーと、該スイッチレバーのオン位置側への移動操作によりオン位置側へ空走距離L2だけ移動してオン位置に至るスイッチノブを有するスイッチ本体を備えたスイッチであって、
    前記スイッチ本体を前記電動工具のスイッチ支持部に対して移動可能に支持して、前記スイッチレバーのオン位置側への移動操作により前記スイッチ本体を移動させて、前記スイッチレバーのオン位置側への移動操作について空走距離L3を持たせたスイッチ。
  4. 請求項3記載のスイッチであって、前記スイッチ本体をオフ位置側へ付勢する本体付勢ばねと、前記スイッチノブをオフ位置側へ付勢するノブ付勢ばねを備え、該ノブ付勢ばねよりも前記本体付勢ばねの付勢力を小さく設定して、前記スイッチレバーのオン位置側への移動操作に伴って前記スイッチ本体を前記本体付勢ばねに抗してオン位置側に移動させる構成としたスイッチ。
  5. 電動工具の使用者が移動操作するスイッチレバーと、該スイッチレバーのオン位置側への移動操作によりオン位置側へ空走距離L2だけ移動してオン位置に至るスイッチノブを有するスイッチ本体を備えたスイッチであって、
    前記スイッチレバーは前記電動工具のスイッチレバー支持部に傾動支点を中心にして傾動操作可能に支持されており、その傾動先端部と前記傾動支点との間に前記スイッチノブを突き当てて、該ノブ突き当て部と前記傾動支点との間の距離R1と、前記傾動先端部と前記傾動支点との間の距離R2との比率に基づいて前記スイッチノブの空走距離L2を増幅して前記スイッチレバーに空走距離L4を持たせたスイッチ。
  6. 電動工具の使用者が移動操作するスイッチレバーと、該スイッチレバーのオン位置側への移動操作によりオン位置側へ空走距離L2だけ移動してオン位置に至るスイッチノブを有するスイッチ本体を備えたスイッチであって、
    前記スイッチ本体をオンさせるために必要な前記スイッチレバーの操作量としての空走距離Lを、前記スイッチノブの空走距離L2よりも大きくするためのレバー空走距離付与手段を備えたスイッチ。

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JPH06262414A (ja) * 1993-01-12 1994-09-20 Ryobi Ltd 電動工具
JPH1069838A (ja) * 1996-06-03 1998-03-10 Omron Corp トリガースイッチ

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