JP2008172452A - 電力線通信用結合器及び電力線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電力線通信用結合器及び電力線通信装置において、コモンモード電流を削減して受信感度を改善できると共に、全体形状の大型化を抑制すること。
【解決手段】 電力線に接続されるACケーブル2に接続可能なAC入力端子3aと、電力線によりデータ通信を行う電力線通信部に接続可能な結合端子3bと、一端側がAC入力端子3aに接続され他端側が結合端子3bに接続されたトランス結合回路部3と、電力線通信部に電力を供給するスイッチング電源に接続可能でAC入力端子3aに接続されたAC出力端子3cと、トランス結合回路部3を収納する電磁波シールドケース7とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】 電力線に接続されるACケーブル2に接続可能なAC入力端子3aと、電力線によりデータ通信を行う電力線通信部に接続可能な結合端子3bと、一端側がAC入力端子3aに接続され他端側が結合端子3bに接続されたトランス結合回路部3と、電力線通信部に電力を供給するスイッチング電源に接続可能でAC入力端子3aに接続されたAC出力端子3cと、トランス結合回路部3を収納する電磁波シールドケース7とを備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電力線を介してデータ通信を行う際に、ノイズの影響を低減して良好な通信が可能な電力線通信用結合器及び電力線通信装置に関する。
近年、一般家屋等の建物内に配線されている電力線を介して通信機器間のデータ通信を行う電力線通信(PLC:Power Line Communication)が検討されている。この電力線通信では、通信時に電力線から屋内に電波が漏れる漏洩電磁界の問題があり、特に線路にコモンモード電流が発生すると漏洩電磁界が発生することがわかっている。
また、電力線通信における電波漏れに関しては、LCL(縦電圧変換損)という概念がある。このLCLは、線路の平衡度を表すパラメータであり、線路から放射される妨害波のレベルに直接的に影響する極めて重要な特性である。具体的には、LCLが小さくなれば、電波漏れは増加する傾向にあり、日本の一般家屋では、LCLが平均30dB程度であり、最も悪い環境では、99%でLCLが16dB程度になると考えられている。
このため、従来、このような電波漏れを抑制する技術が種々提案されている。
このため、従来、このような電波漏れを抑制する技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1では、モデム本体と入出力端との間にコモンモードフィルタを設けた電力線通信用モデムが提案されている。この技術では、モデムにコモンモードフィルタを設けて、電力線やケーブルに発生するコモンモード電流によるコモンモードノイズを抑制しようとするものである。
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
すなわち、特許文献1の技術のように、電力線通信装置のモデムの端部にコモンモードチョークコイルを設けてコモンモード電流を抑圧したとしても、スイッチング電源で生じるノイズが同一基板上に設けられる結合器(カプラ回路)の配線に重畳され、コモンモード電流が大きくなる問題がある。また、スイッチング電源から放射されるノイズは電力線にも重畳され、これによってもコモンモード電流が大きくなってしまう。このノイズの影響により、データ通信の受信感度が劣化する不都合が生じる。このため、スイッチング電源全体をシールドしてノイズ対策を行うことも考えられるが、スイッチング電源の回路規模が大きく、シールドケースの形状が大きくなる不都合がある。すなわち、ケース形状が大きくなると、接地が困難になると共に、高コストになる不都合があった。
すなわち、特許文献1の技術のように、電力線通信装置のモデムの端部にコモンモードチョークコイルを設けてコモンモード電流を抑圧したとしても、スイッチング電源で生じるノイズが同一基板上に設けられる結合器(カプラ回路)の配線に重畳され、コモンモード電流が大きくなる問題がある。また、スイッチング電源から放射されるノイズは電力線にも重畳され、これによってもコモンモード電流が大きくなってしまう。このノイズの影響により、データ通信の受信感度が劣化する不都合が生じる。このため、スイッチング電源全体をシールドしてノイズ対策を行うことも考えられるが、スイッチング電源の回路規模が大きく、シールドケースの形状が大きくなる不都合がある。すなわち、ケース形状が大きくなると、接地が困難になると共に、高コストになる不都合があった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、コモンモード電流を削減して受信感度を改善できると共に、全体形状の大型化を抑制した電力線通信用結合器及び電力線通信装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明の電力線通信用結合器は、電力線に接続されるACケーブルに接続可能なAC入力端子と、電力線によりデータ通信を行う電力線通信部に接続可能な結合端子と、一端側が前記AC入力端子に接続され他端側が前記結合端子に接続されたトランス結合回路部と、前記電力線通信部に電力を供給するスイッチング電源に接続可能で前記AC入力端子に接続されたAC出力端子と、前記トランス結合回路部を収納する電磁波シールドケースとを備えていることを特徴とする。
また、本発明の電力線通信装置は、上記本発明の電力線通信用結合器と、前記結合端子を介して前記ACケーブルに接続され電力線によりデータ通信を行う電力線通信部と、電力線に前記AC出力端子及び前記ACケーブルを介して接続され前記電力線通信部に電力を供給するスイッチング電源とを備えていることを特徴とする。
これらの電力線通信用結合器及び電力線通信装置では、電磁波シールドケースによりトランス結合回路部が収納されているので、スイッチング電源からのノイズが電磁波シールドケースに吸収、遮断、反射されてトランス結合回路部の配線にノイズが重畳してコモンモード電流が増大することを防ぐことができると共に、スイッチング電源を含む全体をシールドケースに収納する場合よりも小型化することができる。
また、本発明の電力線通信用結合器は、前記AC入力端子と電力線とを接続し電磁波シールド材で被覆されたACケーブルを備え、前記電磁波シールド材と前記電磁波シールドケースとが電気的に接続されて同電位とされていることを特徴とする。すなわち、この電力線通信用結合器では、ACケーブルの電磁波シールド材と電磁波シールドケースとが電気的に接続されて同電位とされているので、ACケーブルにおいてもトランス結合回路部と同様にスイッチング電源から放射されるノイズの重畳を防ぎ、コモンモード電流の増大を抑制することができる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記電力線と前記トランス結合回路部との間に接続されたコモンモードチョークコイルを備え、前記コモンモードチョークコイルが、前記電磁波シールドケース内に収納されていることを特徴とする。すなわち、この電力線通信装置では、コモンモードチョークコイルも電磁波シールドケース内に収納されているので、コモンモードチョークコイルの配線に重畳するノイズも削減することができる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記電力線と前記トランス結合回路部との間に接続されたヒューズを備え、前記ヒューズが、前記電磁波シールドケース内に収納されていることを特徴とする。すなわち、この電力線通信装置では、ヒューズも電磁波シールドケース内に収納されているので、ヒューズの配線に重畳するノイズも削減することができる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記電力線と前記電磁波シールドケースとの間に接続されたサージアブソーバを備え、前記サージアブソーバが、前記電磁波シールドケース内に収納されていることを特徴とする。すなわち、この電力線通信装置では、サージアブソーバも電磁波シールドケース内に収納されているので、サージアブソーバの配線に重畳するノイズも削減することができる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記結合端子と前記電力線通信部とを接続する信号線及び前記ACケーブルの少なくとも一部が、より対線で構成されていることを特徴とする。すなわち、この電力線通信装置では、より対線により前記結合端子と電力線通信部とを接続する信号線及びACケーブルの少なくとも一部が構成されているので、通常の対線の場合、一定方向からの放射ノイズに対して対線の距離差が生じてしまい差動ノイズが生じやすいのに対し、対線の距離差が無いより対線では、差動ノイズが生じ難く、ノイズの影響をさらに低減することができる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る電力線通信用結合器及び電力線通信装置によれば、電磁波シールドケースによりトランス結合回路部が収納されているので、電磁波シールドケースによりトランス結合回路部の配線にノイズが重畳することを防ぎ、コモンモード電流を低減して受信感度を改善することができると共に、小型のシールドケースで済み、接地も容易となる。したがって、通信特性が改善され、通信距離及び通信信頼性が向上すると共に、全体として小型化が可能で、かつ低コストで作製することができる。
すなわち、本発明に係る電力線通信用結合器及び電力線通信装置によれば、電磁波シールドケースによりトランス結合回路部が収納されているので、電磁波シールドケースによりトランス結合回路部の配線にノイズが重畳することを防ぎ、コモンモード電流を低減して受信感度を改善することができると共に、小型のシールドケースで済み、接地も容易となる。したがって、通信特性が改善され、通信距離及び通信信頼性が向上すると共に、全体として小型化が可能で、かつ低コストで作製することができる。
以下、本発明に係る電力線通信用結合器及び電力線通信装置の第1実施形態を、図1から図3を参照しながら説明する。
本実施形態の電力線通信用結合器1は、図1から図3に示すように、電力線Lに接続されるACケーブル2に接続可能なAC入力端子3aと、AC入力端子3aと電力線Lとを接続するACケーブル2と、電力線Lによりデータ通信を行う電力線通信部4に接続可能な結合端子3bと、一端側がAC入力端子3aに接続され他端側が結合端子3bに接続されたトランス結合回路部3と、電力線通信部4に電力を供給するスイッチング電源6に接続可能でAC入力端子3aに接続されたAC出力端子3cと、トランス結合回路部3を収納する電磁波シールドケース7とを備えている。
また、本実施形態の電力線通信装置100は、結合端子3bを介してACケーブル2に接続され電力線Lによりデータ通信を行う電力線通信部4と、電力線通信部4に接続されたオーディオ機器等のアプリケーションデバイス5と、電力線LにAC出力端子3c及びACケーブル2を介して接続され電力線通信部4及びアプリケーションデバイス5に電力を供給するスイッチング電源6とを備えている。
上記電力線通信部4は、オーディオデータ等のデータを例えば複数のサブキャリアに分けて複数のサブキャリアに対応するキャリア周波数で電力線Lを介して送信及び受信するデータ送信部(図示略)及びデータ受信部(図示略)を有している。
上記スイッチング電源6は、電力線Lからの交流電圧を直流電圧に変換しスイッチング周波数に基づいて出力電圧を制御し、電力線通信部4及びアプリケーションデバイス5に電力供給するものである。
上記スイッチング電源6は、電力線Lからの交流電圧を直流電圧に変換しスイッチング周波数に基づいて出力電圧を制御し、電力線通信部4及びアプリケーションデバイス5に電力供給するものである。
上記トランス結合回路部3は、図2に示すように、AC入力端子3aに接続された一対の結合器配線8、8と、一対の結合器配線8、8にそれぞれ接続されたコンデンサ9、9と、一端側がこれらコンデンサ9、9に接続されていると共に他端側が結合端子3bに接続されたトランス11とで構成されている。なお、結合端子3bには、電力線通信部4への信号線10、10に接続される。また、スイッチング電源6に接続された電源側AC線12、12は、AC出力端子3cに接続されている。
上記電磁波シールドケース7は、例えば金属製のケースや樹脂製ケース本体の表面又は内面に金属薄膜が形成されたものであり、電磁波を吸収、減衰、反射させて遮断する機能を有している。
スイッチング電源6とトランス結合回路部3とは同一基板(図示略)上に設けられているが、トランス結合回路部3のみが電磁波シールドケース7に覆われている。なお、スイッチング電源6と電力線通信用結合器3とを別々の基板上に設け、トランス結合回路部3を搭載した基板ごと電磁波シールドケース7に収納しても構わない。
スイッチング電源6とトランス結合回路部3とは同一基板(図示略)上に設けられているが、トランス結合回路部3のみが電磁波シールドケース7に覆われている。なお、スイッチング電源6と電力線通信用結合器3とを別々の基板上に設け、トランス結合回路部3を搭載した基板ごと電磁波シールドケース7に収納しても構わない。
上記ACケーブル2は、先端部にコンセントプラグ13が接続され、電力線Lのコンセントジャック14に差し込まれて電力線Lに接続される。
電力線通信用結合器3と電力線通信部4とは、上述したように結合端子3bを介して信号線10で接続されている。この信号線10及びACケーブル2は、図4に示すように、より対線15で構成されている。また、ACケーブル2は、上記より対線15と、より対線15を覆う絶縁性の内側被覆材16aと、内側被覆材16aを覆うメッシュ銅線等の電磁波シールド材17と、電磁波シールド材17を覆う絶縁性の外側被覆材16bとを備えている。
電力線通信用結合器3と電力線通信部4とは、上述したように結合端子3bを介して信号線10で接続されている。この信号線10及びACケーブル2は、図4に示すように、より対線15で構成されている。また、ACケーブル2は、上記より対線15と、より対線15を覆う絶縁性の内側被覆材16aと、内側被覆材16aを覆うメッシュ銅線等の電磁波シールド材17と、電磁波シールド材17を覆う絶縁性の外側被覆材16bとを備えている。
本実施形態では、電磁波シールドケース7によりトランス結合回路部3が収納されているので、スイッチング電源6からのノイズが電磁波シールドケース7に吸収、遮断、反射されてトランス結合回路部3の配線にノイズが重畳してコモンモード電流が増大することを防ぐことができると共に、スイッチング電源6を含む全体をシールドケースに収納する場合よりも小型化することができ、接地も容易となる。したがって、通信特性が改善され、通信距離及び通信信頼性が向上すると共に、全体として小型化が可能で、かつ低コストで作製することができる。
また、より対線15によりトランス結合回路部3と電力線通信部4とを接続する信号線10及びACケーブル2が構成されているので、通常の対線の場合、一定方向からの放射ノイズに対して対線の距離差が生じてしまい差動ノイズが生じやすいのに対し、対線の距離差が無いより対線15では、差動ノイズが生じ難く、ノイズの影響をさらに低減することができる。
なお、電磁波シールドケース7及び電磁波シールド材17は、スイッチング電源6からの放射ノイズだけでなく、電力線通信装置100の周辺に設置されたパーソナルコンピュータやテレビジョン等の電源やACケーブルが近接する場合、これらから放射されるノイズに対してもノイズ低減効果を有している。
なお、電磁波シールドケース7及び電磁波シールド材17は、スイッチング電源6からの放射ノイズだけでなく、電力線通信装置100の周辺に設置されたパーソナルコンピュータやテレビジョン等の電源やACケーブルが近接する場合、これらから放射されるノイズに対してもノイズ低減効果を有している。
次に、本発明に係る電力線通信用結合器及び電力線通信装置の第2実施形態を、図5を参照しながら説明する。なお、以下の各実施形態おいて、上記実施形態で説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、トランス結合回路部3だけが電磁波シールドケース7内に収納されてシールドされているのに対し、第2実施形態の電力線通信用結合器及び電力線通信装置では、図5に示すように、ACケーブル2の電磁波シールド材17と電磁波シールドケース7とが電気的に接続されて同電位とされている点である。すなわち、第2実施形態では、電磁波シールド材17と電磁波シールドケース7とがシールド接続線21により電気的に接続されている。
したがって、第2実施形態によれば、ACケーブル2の電磁波シールド材17と電磁波シールドケース7とが電気的に接続されて同電位とされているので、ACケーブル2においてもトランス結合回路部3と同様にスイッチング電源6から放射されるノイズの重畳を防ぎ、コモンモード電流の増大を抑制することができる。
次に、本発明に係る電力線通信用結合器及び電力線通信装置の第3及び4実施形態を、図6及び図7を参照しながら説明する。
第3実施形態と第1実施形態と異なる点は、第1実施形態では、電磁波シールドケース7内にトランス結合回路部3のみが収納されているのに対し、第3実施形態の電力線通信用結合器及び電力線通信装置では、図6に示すように、電磁波シールドケース7内にトランス結合回路部3とコモンモードチョークコイル31とヒューズ32とが収納されている点である。すなわち、第3実施形態では、電磁波シールドケース7内に引き込まれたACケーブル2と電源側AC線12との接続点より手前のACケーブル2にコモンモードチョークコイル31とヒューズ32とが接続されている。
上記コモンモードチョークコイル31は、コモンモードノイズ等を妨げる機能を有し、環状コアにACケーブル2からの一対の実線が互いに同方向に巻かれて構成されている。
なお、ヒューズ32は、ACケーブル2の一対の実線のうち、一方のみに接続されている。
なお、ヒューズ32は、ACケーブル2の一対の実線のうち、一方のみに接続されている。
このように第3実施形態では、コモンモードチョークコイル31及びヒューズ32も電磁波シールドケース7内に収納されているので、コモンモードチョークコイル31やヒューズ32の配線に重畳するノイズも削減することができる。また、コモンモードチョークコイル31により、さらにコモンモードノイズを低減することができる。
また、第4実施形態の電力線通信用結合器及び電力線通信装置では、図7に示すように、電力線Lと電磁波シールドケース7との間及びACケーブル2の一対の実線の間に接続されたサージ対策部品であるサージアブソーバ41を備え、これらのサージアブソーバ41が、電磁波シールドケース7内に収納されている。このサージアブソーバ41は、例えば放電管タイプやバリスタ、サイリスタ等の半導体タイプのもの等が採用される。
このように第4実施形態では、サージアブソーバ41により内部の回路をサージから保護することができると共に、サージアブソーバ41も電磁波シールドケース7内に収納されているので、サージアブソーバ41の配線に重畳するノイズも削減することができる。
このように第4実施形態では、サージアブソーバ41により内部の回路をサージから保護することができると共に、サージアブソーバ41も電磁波シールドケース7内に収納されているので、サージアブソーバ41の配線に重畳するノイズも削減することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態では、信号線10及びACケーブル2がより対線15を採用しているが、いずれか一方だけに採用しても、採用した配線部分で同様の差動ノイズ低減効果を得ることができる。
例えば、上記各実施形態では、信号線10及びACケーブル2がより対線15を採用しているが、いずれか一方だけに採用しても、採用した配線部分で同様の差動ノイズ低減効果を得ることができる。
1…電力線通信用結合器、2…ACケーブル、3…トランス結合回路部、3a…AC入力端子、3b…結合端子、3c…AC出力端子、4…電力線通信部、6…スイッチング電源、7…電磁波シールドケース、10…信号線、15…より対線、17…電磁波シールド材、31…コモンモードチョークコイル、32…ヒューズ、41…サージアブソーバ、100…電力線通信装置、L…電力線
Claims (7)
- 電力線に接続されるACケーブルに接続可能なAC入力端子と、
電力線によりデータ通信を行う電力線通信部に接続可能な結合端子と、
一端側が前記AC入力端子に接続され他端側が前記結合端子に接続されたトランス結合回路部と、
前記電力線通信部に電力を供給するスイッチング電源に接続可能で前記AC入力端子に接続されたAC出力端子と、
前記トランス結合回路部を収納する電磁波シールドケースとを備えていることを特徴とする電力線通信用結合器。 - 請求項1に記載の電力線通信用結合器において、
前記AC入力端子と電力線とを接続し電磁波シールド材で被覆されたACケーブルを備え、
前記電磁波シールド材と前記電磁波シールドケースとが電気的に接続されて同電位とされていることを特徴とする電力線通信用結合器。 - 請求項1又は2の電力線通信用結合器と、
前記結合端子を介して前記ACケーブルに接続され電力線によりデータ通信を行う電力線通信部と、
電力線に前記AC出力端子及び前記ACケーブルを介して接続され前記電力線通信部に電力を供給するスイッチング電源とを備えていることを特徴とする電力線通信装置。 - 請求項3に記載の電力線通信装置において、
前記電力線と前記トランス結合回路部との間に接続されたコモンモードチョークコイルを備え、
前記コモンモードチョークコイルが、前記電磁波シールドケース内に収納されていることを特徴とする電力線通信装置。 - 請求項3又は4に記載の電力線通信装置において、
前記電力線と前記トランス結合回路部との間に接続されたヒューズを備え、
前記ヒューズが、前記電磁波シールドケース内に収納されていることを特徴とする電力線通信装置。 - 請求項3から5のいずれか一項に記載の電力線通信装置において、
前記電力線と前記電磁波シールドケースとの間に接続されたサージアブソーバを備え、
前記サージアブソーバが、前記電磁波シールドケース内に収納されていることを特徴とする電力線通信装置。 - 請求項3から6のいずれか一項に記載の電力線通信装置において、
前記結合端子と前記電力線通信部とを接続する信号線及び前記ACケーブルの少なくとも一部が、より対線で構成されていることを特徴とする電力線通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007002826A JP2008172452A (ja) | 2007-01-10 | 2007-01-10 | 電力線通信用結合器及び電力線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=39700138
Family Applications (1)
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JP2007002826A Withdrawn JP2008172452A (ja) | 2007-01-10 | 2007-01-10 | 電力線通信用結合器及び電力線通信装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017069916A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | ミツミ電機株式会社 | 電力線通信モジュール |
-
2007
- 2007-01-10 JP JP2007002826A patent/JP2008172452A/ja not_active Withdrawn
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JP2017069916A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | ミツミ電機株式会社 | 電力線通信モジュール |
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