JP2008172291A - 経路探索装置、経路探索プログラム、経路探索方法および経路探索システム - Google Patents

経路探索装置、経路探索プログラム、経路探索方法および経路探索システム Download PDF

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Abstract

【課題】経路を探索するコストを抑制しつつ、正確に通信経路を探索することを課題とする。
【解決手段】経路探索システム1の経路表示装置10は、オペレータ20から通信経路を探索する旨の要求を受け付けると、経路探索パケットを送信するようにトレースルート実行装置30に指示する。続いて、トレースルート実行装置30は、ICMPパケットを所定のIPアドレスに送信し、トレースルートを実行する。その後、各モニタリング装置40a〜40cは、トレースルート実行装置30によって送信されたICMPパケットの有無を検出する。そして、経路表示装置10は、モニタリング装置40によって監視された経路探索パケットの監視結果を読み出す。続いて、経路表示装置10は、読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する経路探索装置、経路探索プログラム、経路探索方法および経路探索システムに関する。
従来より、ネットワーク異常時の障害原因を早期に発見するために、ネットワーク内のデータ(例えば、パケット)の通信経路を探索する技術が実施されている。
例えば、L2(データリンク層)ネットワークの通信経路を探索する技術として、特許文献1では、L2ネットワークにおいて、パケットの通信経路を探索するための経路探索用のパケットをL2スイッチが受信すると、ネットワークを監視する監視装置に経路探索に関するログ情報を送信する技術が開示されている。
また、トレースルート(traceroute)を利用して、L3(ネットワーク層)ネットワークの通信経路を探索する技術が知られている。具体的には、通信経路を探索するための経路探索パケット(例えば、ICMP(Internet−Control−Message−Protocol)パケット)を送信するトレースルート実行装置は、ICMPパケットを所定の宛て先アドレスを有する通信装置に送信する。そして、ICMPプロトコルのL3スイッチは、ICMPパケットが通過すると、自身のアドレス情報をトレースルート実行装置に通知する。その後、トレースルート実行装置は、受信したアドレス情報をもとに、ICMPパケットの通信経路を探索する。
特開2004−208068号公報
ところで、上記した特許文献1の技術では、特別な構成(つまり、経路探索用のパケットを受信すると監視装置にログ情報を送信する構成)を備えるL2スイッチを用意する必要があり、既存のL2スイッチを利用することができないので、通信経路を探索するコストがかかるという課題があった。また、L2のみに対応しているので、L3スイッチが含まれているネットワークにおいて通信経路を正確に探索することができないという課題があった。
また、上記したトレースルートを利用した技術では、L2スイッチやICMPプロトコルでないL3スイッチに対応していないので、L2スイッチやICMPプロトコルでないL3スイッチが含まれている通信経路については、正確に探索することができないという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、コストを抑制しつつ、通信経路を正確に探索することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する経路探索装置であって、前記経路探索パケットを送信するように前記トレースルート実行装置に指示するパケット送信指示手段と、スイッチ間に設置された監視装置によって監視された前記経路探索パケットの監視結果を読み出す監視結果読出手段と、前記監視結果読出手段によって読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する通信経路探索手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記通信経路探索手段は、前記監視結果読出手段によって読み出された前記監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索するとともに、当該通信経路における通信方向も探索することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する経路探索方法をコンピュータに実行させる経路探索プログラムであって、前記経路探索パケットを送信する旨を前記トレースルート実行装置に指示するパケット送信指示手順と、スイッチ間に設置された監視装置によって監視された前記経路探索パケットの監視結果を読み出す監視結果読出手順と、前記監視結果読出手順によって読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する通信経路探索手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する経路探索方法であって、前記経路探索パケットを送信する旨を前記トレースルート実行装置に指示するパケット送信指示工程と、スイッチ間に設置された監視装置によって監視された前記経路探索パケットの監視結果を読み出す監視結果読出工程と、前記監視結果読出工程によって読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する通信経路探索工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する経路探索システムであって、前記経路探索パケットを送信する旨を前記トレースルート実行装置に指示するパケット送信指示手段と、スイッチ間に設置された監視装置によって監視された前記経路探索パケットの監視結果を読み出す監視結果読出手段と、前記監視結果読出手段によって読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する通信経路探索手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1、3、4または5の発明によれば、経路探索パケットを送信するようにトレースルート実行装置に指示し、スイッチ間に設置された監視装置によって監視された経路探索パケットの監視結果を読み出し、読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索するので、既存のL2スイッチを変更せず、かつL2スイッチやトレースルートに対応していないL3スイッチが含まれている通信経路についても、L2スイッチ間やトレースルートに対応していないL3スイッチ間に設置された監視装置から経路探索パケットの監視結果を読み出す結果、経路を探索するコストを抑制しつつ、正確に通信経路を探索することが可能である。
また、請求項2の発明によれば、読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索するとともに、通信経路における通信方向も探索するので、通信経路についてより詳しく探索することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る経路探索装置、経路探索プログラム、経路探索方法および経路探索システムの実施例を詳細に説明する。
以下の実施例では、実施例1に係る経路探索システムの概要および特徴、経路表示装置の構成および処理の流れを順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
[実施例1に係る経路探索システムの概要および特徴]
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係る経路探索システムの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る経路探索システムの概要および特徴を説明するための図である。
実施例1の経路探索システム1では、通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索することを概要とする。そして、この経路探索システム1では、既存のL2スイッチを利用してコストを抑制しつつ、通信経路を正確に探索する点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について具体的に説明すると、この経路探索システム1は、通信経路を表示し、オペレータ20によって利用される経路表示装置10と、ICMPプロトコルのパケット(以下、ICMPパケットという)を送信してトレースルートを実行するトレースルート実行装置30と、スイッチ間に設置され、ICMPパケットを監視する複数のモニタリング装置40a〜40cと、パケットを中継するL2スイッチ50(L2SW)とで構成される。
そして、経路探索システム1の経路表示装置10は、オペレータ20から通信経路を探索する旨の要求を受け付けると、経路探索パケットを送信するようにトレースルート実行装置30に指示する(図1の(1)参照)。続いて、トレースルート実行装置30は、ICMPパケットを所定のIPアドレスに送信し、トレースルートを実行する(図1の(2)参照)。その後、各モニタリング装置40a〜40cは、トレースルート実行装置30によって送信されたICMPパケットの有無を検出する。
そして、経路表示装置10は、各モニタリング装置40a〜40cによって監視された経路探索パケットの監視結果を読み出す(図1の(3)参照)。具体的には、経路表示装置10は、各モニタリング装置40a〜40cがICMPパケットを検出したか否かの監視結果を各モニタリング装置40a〜40cから読み出し、トレースルートの結果をトレースルート実行装置30から読み出す。
続いて、経路表示装置10は、読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する(図1の(4)参照)。具体的には、経路表示装置10は、監視結果およびトレースルートの結果からICMPパケットが通過したモニタリング装置40およびL2スイッチ50を判定し、ネットワーク内の通信経路を探索する。
このように、経路探索システム1は、L2スイッチ50やトレースルートに対応していないL3スイッチが含まれている通信経路についても、L2スイッチ50間やトレースルートに対応していないL3スイッチ間に設置されたモニタリング装置40から経路探索パケットの監視結果を読み出す結果、上記した主たる特徴のごとく、正確に通信経路を探索することが可能である。また、既存のL2スイッチを変更することなく、そのまま利用できるので、コストを抑制することが可能である。
[経路表示装置の構成]
次に、図2を用いて、図1に示した経路表示装置10の構成を説明する。図2は、実施例1に係る経路表示装置10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この経路表示装置10は、トレースルート実行装置制御I/F11、ネットワーク制御I/F12、制御部13、記憶部14を備え、トレースルート実行装置30およびモニタリング装置40と接続される。以下にこれらの各部の処理を説明する。
トレースルート実行装置制御I/F11は、接続されるトレースルート実行装置30との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。具体的には、トレースルート実行装置制御I/F11は、トレースルート実行装置30へICMPパケット送信指示に関する情報を送信し、また、トレースルート実行装置30からトレースルートの結果に関する情報を受信する。
ネットワーク制御I/F12は、ネットワーク60を介して接続されるモニタリング装置40との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。具体的には、ネットワーク制御I/F12は、ICMPパケット検出のリクエストに関する情報をモニタリング装置40に送信し、また、ICMPパケットの監視結果をモニタリング装置40から受信する。
記憶部14は、制御部13による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、ネットワークアドレステーブル14a、リンク管理テーブル14b、ネットワークアドレスグループテーブル14c、IPアドレステーブル14d、トレースルート結果テーブル14eおよびICMPパケット検出結果テーブル14fを備える。
ネットワークアドレステーブル14aは、ネットワークアドレスを一意に識別するネットワークアドレスIDと、ネットワークアドレスとを対応付けて記憶する。例えば、ネットワークアドレステーブル14aは、図3に例示すように、ネットワークアドレスID「1」と、ネットワークアドレス「10.0.2.0/24」とを対応付けて記憶している。
リンク管理テーブル14bは、リンク線を一意に識別するリンクIDと、そのリンク線に配置されたモニタリング装置IDと、冗長設定の有無と、リンクの両端に設置されたスイッチを一意に識別する第一ノードIDおよび第二ノードIDとを対応付けて記憶する。例えば、リンク管理テーブル14bは、図4に例示するように、リンクID「1」と、モニタリング装置ID「1」と、冗長設定であることを示す冗長設定「1」と、第一ノードID「1」と、第二ノードID「2」とを対応付けて記憶している。なお、対応するリンク線にモニタリング装置が設定されていない場合には、モニタリング装置ID「null」と記憶し、また、冗長設定でない場合には、冗長設定でないことを示す冗長設定「0」と記憶する。
ネットワークアドレスグループテーブル14cは、グループを一意に識別するグループIDとリンクIDとネットワークアドレスIDとを対応付けて記憶する。例えば、ネットワークアドレスグループテーブル14cは、図5に例示するように、グループID「1」と、リンクID「1」と、ネットワークアドレスID「1」とを対応付けて記憶する。
IPアドレステーブル14dは、IPアドレスと、そのIPアドレスを有するスイッチのノードIDとを対応付けて記憶する。例えば、IPアドレステーブル14dは、図6に例示するように、IPアドレス「10.0.0.1」とノードID「1」とを対応付けて記憶する。
ここで、図7を用いて、経路表示装置10が事前に管理している情報について具体的に説明する。経路表示装置10は、上記したネットワークアドレステーブル14a、リンク管理テーブル14b、ネットワークアドレスグループテーブル14cおよびIPアドレステーブル14dを事前に登録された情報として保持している。
例えば、経路表示装置10は、図7に示すように、スイッチA〜スイッチDには、それぞれノードID「1」〜ノードID「4」を対応付けて記憶している。また、リンク線、ネットワークおよびモニタリング装置についてもそれぞれリンクID、ネットワークアドレスIDおよびモニタリング装置IDを対応付けて記憶している。また、経路表示装置10は、ネットワークが冗長構成であるかの情報も記憶している。
図2の説明に戻ると、トレースルート結果テーブル14eは、経路探索処理を一意に識別する確認試験IDと、ICMPに応答したスイッチのIPアドレスである応答IPアドレスとを対応付けて記憶する。例えば、トレースルート結果テーブル14eは、図8に例示するように、確認試験ID「10」と、応答IPアドレス「10.0.0.1」とを対応付けて記憶する。
ICMPパケット検出結果テーブル14fは、確認試験IDと、ICMPパケットを検出したモニタリング装置IDとを対応付けて記憶する。例えば、ICMPパケット検出結果テーブル14fは、図9に例示するように、確認試験ID「10」とモニタリング装置ID「1」とを対応付けて記憶する。
ここで、図10を用いて、経路表示装置10が経路探索処理実行時に取得する情報について具体的に説明する。経路表示装置10は、上記したトレースルート結果テーブル14eおよびICMPパケット検出結果テーブル14fを経路探索処理実行時に取得した情報を基に作成する。
例えば、経路表示装置10は、図10に示すように、トレースルート実行装置30が保持するトレースルートの結果に関する情報を読出し、また、経路表示装置10は、各モニタリング装置が保持するモニタリング装置IDとICMPパケット検出結果とを読み出す。
制御部13は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、ICMPパケット送信指示部13a、トレースルート結果読出部13b、監視結果読出部13c、経路推定部13d、経路表示部13eを備える。なお、ICMPパケット送信指示部13aは、特許請求の範囲に記載の「パケット送信指示手段」に対応し、監視結果読出部13cは、特許請求の範囲に記載の「監視結果読出手段」に対応し、経路推定部13dは、特許請求の範囲に記載の「通信経路探索手段」に対応する。
ICMPパケット送信指示部13aは、ICMPパケットを送信するようにトレースルート実行装置30に指示する。具体的には、ICMPパケット送信指示部13aは、通信経路探索の開始点(つまり、トレースルート実行装置30)のIPアドレス情報と終点のIPアドレス情報とをオペレータ20から受信すると、PINGリクエストをトレース実行装置30に送信する。
そして、ICMPパケット送信指示部13aは、PINGリクエストに対する応答をトレースルート実行装置30から受信すると、送信元のIPアドレスがトレースルート実行装置30のIPアドレスであり、かつ送信先のIPアドレスが終点のIPアドレスとなっているICMPプロトコルのパケットの検出を各モニタリング装置40に依頼する。
その後、ICMPパケット送信指示部13aは、ICMPパケット検出のリクエストに対する応答をモニタリング装置40から受信すると、開始点となったトレースルート実行装置30に対して、終点のIPアドレスへのトレースルートの実行を依頼する。その後、ICMPパケット送信指示部13aは、トレースルートリクエストの応答を受信する。
トレースルート結果読出部13bは、トレースルート実行装置30からトレースルートの結果を読み出す。具体的には、トレースルート結果読出部13bは、トレースルート実行装置30が終点のIPアドレスへのトレースルート実行(ICMPパケットの送出)を行って取得したトレースルート結果を要求する読み出し要求を送信し、その応答を受信してトレースルートの結果を取得し、トレースルート結果テーブル14eに記憶させる。
監視結果読出部13cは、スイッチ50間に設置されたモニタリング装置40によって監視されたICMPパケットの監視結果を読み出す。具体的には、監視結果読出部13cは、ICMPプロトコルのパケットの検出実行の停止を依頼し、各モニタリング装置40a〜40cがICMPパケットを検出したか否かの監視結果を各モニタリング装置40a〜40cから読み出す。
経路推定部13dは、監視結果およびトレースルートの結果からICMPパケットが通過したモニタリング装置40およびスイッチ50を判定し、ネットワーク内の通信経路を探索する。具体的には、経路推定部13dは、最初の判定対象をリンクID「1」とし、その判定対象の経路判定処理として、判定対象のリンクIDに対応するネットワークアドレスIDをネットワークアドレスグループテーブル14cから取得し、そのネットワークアドレスIDに対応するネットワークアドレス(VLAN)がトレースルート結果テーブル14eにおけるトレースルート結果の応答IPアドレスを一つでも含んでいるか否かを判定し、含まれていないと判定した場合には、非疎通経路と推定する。また、経路推定部13dは、応答IPアドレスが対象リンクのVLANに含まれていると判定した場合には、対象リンクが冗長あり設定になっているか否かリンク管理テーブルを用いて判定する。
その結果、経路推定部13dは、対象リンクが冗長あり設定になっていないと判定した場合には、対象リンクを疎通経路と推定する。また、経路推定部13dは、対象リンクが冗長あり設定になっていると判定した場合には、対象リンクにモニタリング装置40が割り付けられているかを判定する。その結果、経路推定部13dは、対象リンクにモニタリング装置40が割り付けられていないと判定した場合には、対象リンクを想定経路と推定する。
また、経路推定部13dは、対象リンクにモニタリング装置40が割り付けられていると判定した場合には、割り付けられているモニタリング装置40がICMPパケットを検出しているか否かICMPパケット検出テーブル14fを用いて判定する。その結果、経路推定部13dは、モニタリング装置40がICMPパケットを検出していないと判定した場合には、対象リンクを非疎通経路と推定し、一方、モニタリング装置40がICMPパケットを検出していると判定した場合には、対象リンクを疎通経路と推定する。
その後、経路推定部13dは、全てのリンク線の判定が終わったか否かの判定を行い、全てのリンク線の判定が終わっていないと判定した場合には、次のリンクIDのリンク線を判定対象として、上記の経路推定処理を行い、全てのリンク線の判定が終わった場合には、経路推定処理の結果を経路表示部13eに通知する。
その後、経路推定部13dは、IPアドレステーブル14dを用いて、トレースルート結果テーブル14eの応答IPアドレスに対応するノードIDを取得し、さらにリンク管理テーブル14bを用いて、取得されたノードIDがリンク線においていずれの方向かを判定し、いずれの方向に対してICMPパケットが送信されているかを判定する。つまり、経路推定部13dは、第一ノードIDもしくは第二ノードIDいずれの方向に対してICMPパケットを送信しているかを判定する。
経路表示部13eは、探索された通信経路の種別に応じて、色を付して出力部(図2には図示せず)に表示する。具体的には、経路表示部13eは、経路推定部13dから経路推定処理の結果を受け付けると、探索された通信経路の種別である疎通経路、非疎通経路および想定経路にそれぞれ「緑」、「青」、「橙」の色を付して図示しない出力部(例えば、GUI(Graphical User Interface))に表示する。
ここで、図11および図12を用いて経路表示部13eが表示する画面表示例を説明する。図11は、監視画面の画面表示例を示す図であり、図12は、経路表示結果の画面表示例を示す図である。
図11に例示すように、経路表示部13eは、ネットワークの物理構成情報(機器および機器間のリンク情報)、トレースルート実行装置情報、モニタリング装置情報をもとに経路探索対象となるネットワークの物理構成とネットワーク内に配置されたトレースルート実行装置30を配置した監視マップをGUIに表示する。
図12に例示すように、経路表示部13eは、探索された通信経路の種別である疎通経路、非疎通経路および想定経路にそれぞれ「緑」、「青」、「橙」の色を付して図示しない出力部(例えば、ディスプレイ)に表示する。また、経路表示部13eは、通信経路における通信方向も表示する。
[経路探索システムによる処理]
次に、図13〜図15を用いて、実施例1に係る経路探索システム1による処理を説明する。図13は、実施例1に係る経路探索システムによる経路探索処理の流れを示すシーケンス図であり、図14は、実施例1に係る経路表示装置の経路推定処理の動作を示すフローチャートであり、図15は、実施例1に係る経路表示装置の経路判定処理の動作を示すフローチャートである。
図13に示すように、経路探索システム1の経路表示装置10は、通信経路探索の開始点(つまり、トレースルート実行装置30)のIPアドレス情報と終点のIPアドレス情報とをオペレータ20から受信すると(ステップS101)、PINGリクエストをトレース実行装置30に送信する(ステップS102)。その後、経路表示装置10は、PINGリクエストの応答を受信する(ステップS103)。
経路表示装置10は、PINGリクエストに対する応答をトレースルート実行装置30から受信すると、送信元のIPアドレスがトレースルート実行装置30のIPアドレスであり、かつ送信先のIPアドレスが終点のIPアドレスとなっているICMPプロトコルのパケットの検出を各モニタリング装置40に依頼する(ステップS104)。
そして、経路表示装置10は、ICMPパケット検出のリクエストに対する応答をモニタリング装置40から受信すると(ステップS105)、開始点となったトレースルート実行装置30に対して、終点のIPアドレスへのトレースルートの実行を依頼する(ステップS106)。その後、ICMPパケット送信指示部13aは、トレースルートリクエストの応答を受信する(ステップS107)。
続いて、トレースルート実行装置30は、トレースルートの実行を開始し(ステップS108)、ICMPパケットを各モニタリング装置40が配置されたネットワークを介して、終点のIPアドレスへ送信する(ステップS109)。そして、各モニタリング装置40は、送受信のIPアドレスをもとにICMPパケットの有無を検出する(ステップS110)。
その後、トレースルート実行装置30は、トレースルートの結果をネットワークに配置されたL3スイッチから取得する(ステップS111)。そして、経路表示装置10は、トレースルート実行装置30が取得したトレースルート結果を要求する読み出し要求を送信し(ステップS112)、その応答を受信してトレースルートの結果を取得する(ステップS113)。
経路表示装置10は、ICMPパケットの検出実行の停止を依頼し(ステップS114)、各モニタリング装置40a〜40cがICMPパケットを検出したか否かの監視結果を各モニタリング装置40a〜40cから読み出す(ステップS115)。続いて、経路表示装置10は、後に詳述する経路推定処理を行った後(ステップS116)、探索された通信経路の種別に応じて、色を付して出力部(図2には図示せず)に表示する(ステップS117)。
ここで、前述した経路推定処理について詳述する。図14に示すように、経路表示装置10は、最初の判定対象をリンクID「1」とし(ステップS201)、判定対象の経路判定処理(後に図15を用いて詳述)を行う(ステップS202)。
その後、経路表示装置10は、全てのリンク線の判定が終わったか否かの判定を行い(ステップS203)、全てのリンク線の判定が終わっていないと判定した場合には(ステップS203否定)、次のリンクIDのリンク線を判定対象として(ステップS204)、経路推定処理を繰り返し(ステップS202)、全てのリンク線の判定が終わった場合には(ステップS203肯定)、経路推定処理を終了する。
ここで、前述した経路判定処理について詳述する。経路表示装置10は、最初の判定対象をリンクID「1」とし、その判定対象の経路判定処理として、判定対象のリンクIDに対応するネットワークアドレスIDをネットワークアドレスグループテーブル14cから取得し、そのネットワークアドレスIDに対応するネットワークアドレス(VLAN)がトレースルート結果テーブル14eにおけるトレースルート結果の応答IPアドレスを一つでも含んでいるか否かを判定し(ステップS301)、含まれていないと判定した場合には(ステップS301否定)、非疎通経路と推定する(ステップS305)。また、経路推定部13dは、応答IPアドレスが対象リンクのVLANに含まれていると判定した場合には(ステップS301肯定)、対象リンクが冗長あり設定になっているか否かリンク管理テーブルを用いて判定する(ステップS302)。
その結果、経路表示装置10は、対象リンクが冗長あり設定になっていないと判定した場合には(ステップS302否定)、対象リンクを疎通経路と推定する(ステップS306)。また、経路表示装置10は、対象リンクが冗長あり設定になっていると判定した場合には(ステップS302肯定)、対象リンクにモニタリング装置40が割り付けられているかを判定する(ステップS303)。その結果、経路表示装置10は、対象リンクにモニタリング装置40が割り付けられていないと判定した場合には(ステップS303否定)、対象リンクを想定経路と推定する(ステップS307)。
また、経路表示装置10は、対象リンクにモニタリング装置40が割り付けられていると判定した場合には(ステップS303肯定)、割り付けられているモニタリング装置40がICMPパケットを検出しているか否かICMPパケット検出結果テーブル14fを用いて判定する(ステップS304)。その結果、経路表示装置10は、モニタリング装置40がICMPパケットを検出していないと判定した場合には(ステップS304否定)、対象リンクを非疎通経路と推定し(ステップS308)、一方、モニタリング装置40がICMPパケットを検出していると判定した場合には(ステップS304肯定)、対象リンクを疎通経路と推定する(ステップS309)。
その後、経路表示装置10は、IPアドレステーブル14dを用いて、トレースルート結果テーブル14eの応答IPアドレスに対応するノードIDを取得し、さらにリンク管理テーブル14bを用いて、取得されたノードIDがリンク線においていずれの方向かを判定し、いずれの方向に対してICMPパケットが送信されているかを判定する(ステップS310)。つまり、経路推定部13dは、第一ノードIDもしくは第二ノードIDいずれの方向に対してICMPパケットが送信しているかを判定する。
[経路推定処理および経路表示処理]
次に、図16〜図21を用いて、実施例1に係る経路表示装置10による経路推定処理および経路表示処理について詳しく説明する。図16〜図21は、経路推定処理について説明するための図である。
図16に示すルートは、もっとも単純なL3スイッチのルートの例である。つまり、スイッチAとスイッチB間のリンクには実際のネットワーク構成にしたがったVLAN情報(10.0.1.0/24)が登録され、また冗長構成はなしである。経路表示装置10は、取得されたトレースルートの結果のアドレスの一つ(10.0.1.2)が判定対象のリンクのVLAN(10.0.1.0/24)に含まれ(図15のステップS301参照)、冗長構成ではないと判定し(図15のステップS302参照)、疎通経路と推定する(図15のステップS306参照)。また、経路表示装置10は、判定結果が疎通経路となり、GUI上で疎通経路としてリンク線を緑にして表示する。
図17の例では、スイッチAとスイッチB間のリンクが多重になっている場合である。このような場合では、2本のリンク線それぞれに異なったVLANが登録され、両方のリンク線は冗長構成なしとなる。その結果、経路表示装置10は、片方を非疎通経路と推定し(図15のステップS305参照)、他方を疎通経路と推定する(図15のステップS306)。また、経路表示装置10は、片方を非疎通経路として青色に表示し、他方を疎通経路として緑色に表示する。
図18の例では、スイッチAとスイッチB間のリンクがトランクルートになっている場合である。この場合、リンク線にはトランクリンクに含まれる全てのVLANが登録され、冗長構成はなしである。その結果、経路表示装置10は、いずれのVLAN経由された場合も疎通経路と推定する(図15のステップS306参照)。また、経路表示装置10は、疎通経路として緑色に表示する。
図19の例では、スイッチBがL2スイッチの場合の例である。この場合、スイッチAとスイッチB間のリンクとスイッチBとスイッチC間のリンクとに同じVLANが登録され、冗長構成はなしである。その結果、経路表示装置10は、疎通経路と推定する(図15のステップS306参照)。また、経路表示装置10は、疎通経路として緑色に表示する。
図20の例では、スイッチA、スイッチB、スイッチCの3台のスイッチでスパニングツリーが構成されている場合である。この場合、スイッチAとスイッチB間のリンク、スイッチBとスイッチC間のリンク、スイッチAとスイッチC間のリンクに同じVLANが登録され、冗長構成はありとなる。また、図20の例では、スイッチA、スイッチCの間にブロッキングポートが存在することとし、経路はスイッチA→スイッチB→スイッチCとなる。
このような構成のもと、経路表示装置10は、モニタリング装置30がネットワークに設置されていた場合は、スイッチAとスイッチB間のリンクおよびスイッチBとスイッチC間のリンクを疎通経路と推定し(図15のステップS309参照)、また、スイッチAとスイッチC間のリンクを非疎通経路と推定する(図15のステップS308参照)。一方、経路表示装置10は、モニタリング装置40が設置されていない場合は、全てのリンクが想定経路と推定する(図15のステップS307参照)。
図21の例では、ネットワークでGW(Gate Way)冗長(VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)やHSRP(Hot Standby Routing Protocol))が構成された場合である。この場合、スイッチAとスイッチB間のリンク、スイッチAとスイッチD間のリンクに同じVLANが登録され、冗長構成はありとなる。また、スイッチBとスイッチC間のリンクとスイッチDとスイッチC間のリンクは異なるVLANが登録され、冗長構成はなしとなる。そして、スイッチBがアクティブ、スイッチCがスタンバイの場合、経路はスイッチA→スイッチB→スイッチCとなる。
このような構成のもと、経路表示装置10は、モニタリング装置40がスイッチAとスイッチB間のリンクとスイッチAとスイッチD間のリンクに設置されていた場合は、スイッチAとスイッチB間のリンクを疎通経路と推定し(図15のステップS309参照)、スイッチAとスイッチD間のリンクは非疎通経路と推定する(図15のステップS308参照)。また、経路表示装置10は、スイッチBとスイッチC間のリンクを疎通経路と推定し(図15のステップS306参照)、スイッチDとスイッチC間のリンクを非疎通経路と推定する(図15のステップS305参照)。また、経路表示装置10は、スイッチAとスイッチB間のリンクとスイッチAとスイッチD間のリンクにモニタリング装置が設置されていない場合は、想定経路と推定する(図15のステップS307参照)。
[実施例1の効果]
上述してきたように、経路探索システム1は、ICMPパケットを送信するようにトレースルート実行装置30に指示し、スイッチ50間に設置されたモニタリング装置40によって監視されたICMPパケットの監視結果を読み出し、読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索するので、既存のL2スイッチを変更せず、かつL2スイッチやトレースルートに対応していないL3スイッチが含まれている通信経路についても、L2スイッチ間やトレースルートに対応していないL3スイッチ間に設置されたモニタリング装置40から経路探索パケットの監視結果を読み出す結果、経路を探索するコストを抑制しつつ、正確に通信経路を探索することが可能である。
また、実施例1によれば、読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索するとともに、通信経路における通信方向も探索するので、通信経路についてより詳しく探索することが可能である。
また、実施例1によれば、探索された通信経路の種別に応じて、色を付して出力部に出力するので、例えば、疎通経路、非疎通経路および想定経路にそれぞれ異なる色を付して出力する結果、ユーザが通信経路の種類を容易に識別することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例2として本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)システム構成等
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、経路推定部13dと経路表示部13eを統合してもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(2)プログラム
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図22を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図22は、経路探索プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、経路表示装置としてのコンピュータ600は、HDD610、RAM620、ROM630、CPU640、トレースルート実行装置制御I/F660およびネットワーク制御I/F670をバス650で接続して構成される。
そして、ROM630には、上記の実施例と同様の機能を発揮する経路表示装置、つまり、図22に示すように、ICMPパケット送信指示プログラム631、トレースルート結果読出プログラム632、監視結果読出プログラム633、経路推定プログラム634および経路表示プログラム635が予め記憶されている。なお、プログラム631〜635については、図2に示した経路表示装置10の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU640が、これらのプログラム631〜635をROM630から読み出して実行することで、図22に示すように、各プログラム631〜635は、ICMPパケット送信指示プロセス641、トレースルート結果読出プロセス642、監視結果読出プロセス643、経路推定プロセス644および経路表示プロセス645として機能するようになる。各プロセス641〜645は、図2に示したICMPパケット送信指示部13a、トレースルート結果読出部13b、監視結果読出部13c、経路推定部13d、経路表示部13eにそれぞれ対応する。
また、HDD610には、図22に示すように、ネットワークアドレステーブル611、リンク管理テーブル612、ネットワークアドレスグループテーブル613、IPアドレステーブル614、トレースルート結果テーブル615およびICMPパケット検出結果テーブル616が設けられる。なお、ネットワークアドレステーブル611、リンク管理テーブル612、ネットワークアドレスグループテーブル613、IPアドレステーブル614、トレースルート結果テーブル615およびICMPパケット検出結果テーブル616は、図2に示したネットワークアドレステーブル14a、リンク管理テーブル14b、ネットワークアドレスグループテーブル14c、IPアドレステーブル14d、トレースルート結果テーブル14eおよびICMPパケット検出結果テーブル14fに対応する。
そして、CPU640は、ネットワークアドレステーブル611、リンク管理テーブル612、ネットワークアドレスグループテーブル613、IPアドレステーブル614、トレースルート結果テーブル615およびICMPパケット検出結果テーブル616に対してデータを登録するとともに、ネットワークアドレステーブル611、リンク管理テーブル612、ネットワークアドレスグループテーブル613、IPアドレステーブル614、トレースルート結果テーブル615およびICMPパケット検出結果テーブル616から各種データを読み出してRAM620に格納し、RAM620に格納された各種データに基づいて処理を実行する。
(付記1)通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する経路探索装置であって、
前記経路探索パケットを送信するように前記トレースルート実行装置に指示するパケット送信指示手段と、
スイッチ間に設置された監視装置によって監視された前記経路探索パケットの監視結果を読み出す監視結果読出手段と、
前記監視結果読出手段によって読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する通信経路探索手段と、
を備えることを特徴とする経路探索装置。
(付記2)前記通信経路探索手段は、前記監視結果読出手段によって読み出された前記監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索するとともに、当該通信経路における通信方向も探索することを特徴とする付記1に記載の経路探索装置。
(付記3)通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する経路探索方法をコンピュータに実行させる経路探索プログラムであって、
前記経路探索パケットを送信する旨を前記トレースルート実行装置に指示するパケット送信指示手順と、
スイッチ間に設置された監視装置によって監視された前記経路探索パケットの監視結果を読み出す監視結果読出手順と、
前記監視結果読出手順によって読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する通信経路探索手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする経路探索プログラム。
(付記4)通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する経路探索方法であって、
前記経路探索パケットを送信する旨を前記トレースルート実行装置に指示するパケット送信指示工程と、
スイッチ間に設置された監視装置によって監視された前記経路探索パケットの監視結果を読み出す監視結果読出工程と、
前記監視結果読出工程によって読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する通信経路探索工程と、
を含んだことを特徴とする経路探索方法。
(付記5)通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する経路探索システムであって、
前記経路探索パケットを送信する旨を前記トレースルート実行装置に指示するパケット送信指示手段と、
スイッチ間に設置された監視装置によって監視された前記経路探索パケットの監視結果を読み出す監視結果読出手段と、
前記監視結果読出手段によって読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する通信経路探索手段と、
を備えたことを特徴とする経路探索システム。
以上のように、本発明に係る経路探索装置、経路探索プログラム、経路探索方法および経路探索システムは通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する場合に有用であり、特に、経路を探索するコストを抑制しつつ、正確に通信経路を探索することに適する。
実施例1に係る経路探索システムの概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る経路表示装置の構成を示すブロック図である。 ネットワークアドレステーブルを示す図である。 リンク管理テーブルを示す図である。 ネットワークアドレスグループテーブルを示す図である。 IPアドレステーブルを示す図である。 経路表示装置が事前に管理している情報を説明するための図である。 トレースルート結果テーブルを示す図である。 ICMPパケット検出結果テーブルを示す図である。 経路確認実行時に取得する情報を説明するための図である。 監視画面の画面表示例を示す図である。 経路表示結果の画面表示例を示す図である。 実施例1に係る経路探索システムによる経路探索処理の流れを示すシーケンス図である。 実施例1に係る経路表示装置の経路推定処理の動作を示すフローチャートである。 実施例1に係る経路表示装置の経路判定処理の動作を示すフローチャートである。 経路推定処理について説明するための図である。 経路推定処理について説明するための図である。 経路推定処理について説明するための図である。 経路推定処理について説明するための図である。 経路推定処理について説明するための図である。 経路推定処理について説明するための図である。 経路探索プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
1 経路探索システム
10 経路表示装置
11 トレースルート実行装置制御I/F
12 ネットワーク制御I/F
13 制御部
13a ICMPパケット送信指示部
13b トレースルート結果読出部
13c 監視結果読出部
13d 経路推定部
13e 経路表示部
14 記憶部
14a ネットワークアドレステーブル
14b リンク管理テーブル
14c ネットワークアドレスグループテーブル
14d IPアドレステーブル
14e トレースルート結果テーブル
14f ICMPパケット検出結果テーブル

Claims (5)

  1. 通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する経路探索装置であって、
    前記経路探索パケットを送信するように前記トレースルート実行装置に指示するパケット送信指示手段と、
    スイッチ間に設置された監視装置によって監視された前記経路探索パケットの監視結果を読み出す監視結果読出手段と、
    前記監視結果読出手段によって読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する通信経路探索手段と、
    を備えることを特徴とする経路探索装置。
  2. 前記通信経路探索手段は、前記監視結果読出手段によって読み出された前記監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索するとともに、当該通信経路における通信方向も探索することを特徴とする請求項1に記載の経路探索装置。
  3. 通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する経路探索方法をコンピュータに実行させる経路探索プログラムであって、
    前記経路探索パケットを送信する旨を前記トレースルート実行装置に指示するパケット送信指示手順と、
    スイッチ間に設置された監視装置によって監視された前記経路探索パケットの監視結果を読み出す監視結果読出手順と、
    前記監視結果読出手順によって読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する通信経路探索手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする経路探索プログラム。
  4. 通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する経路探索方法であって、
    前記経路探索パケットを送信する旨を前記トレースルート実行装置に指示するパケット送信指示工程と、
    スイッチ間に設置された監視装置によって監視された前記経路探索パケットの監視結果を読み出す監視結果読出工程と、
    前記監視結果読出工程によって読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する通信経路探索工程と、
    を含んだことを特徴とする経路探索方法。
  5. 通信経路を探索するための経路探索パケットを送信するトレースルート実行装置によって送信された当該経路探索パケットを用いて、ネットワーク内の通信経路を探索する経路探索システムであって、
    前記経路探索パケットを送信する旨を前記トレースルート実行装置に指示するパケット送信指示手段と、
    スイッチ間に設置された監視装置によって監視された前記経路探索パケットの監視結果を読み出す監視結果読出手段と、
    前記監視結果読出手段によって読み出された監視結果に基づいて、ネットワーク内の通信経路を探索する通信経路探索手段と、
    を備えたことを特徴とする経路探索システム。
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