JP2008170682A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】動作モードに応じた省エネルギー化を図り得る画像形成装置を実現すること。
【解決手段】商用電源から供給される電力を複数の負荷に供給する主電源部10と、商用電源からの電力供給を受けずに生成された電力を複数の負荷に供給する燃料電池20及び電気二重層コンデンサ30と、主電源部10又は燃料電池20及び電気二重層コンデンサ30から複数の負荷への電力供給を選択的に切り替える電源切替部40と、複数の負荷の動作モードに応じて電源切替部40を制御する制御部61と、を備える画像形成装置。
【選択図】図1
【解決手段】商用電源から供給される電力を複数の負荷に供給する主電源部10と、商用電源からの電力供給を受けずに生成された電力を複数の負荷に供給する燃料電池20及び電気二重層コンデンサ30と、主電源部10又は燃料電池20及び電気二重層コンデンサ30から複数の負荷への電力供給を選択的に切り替える電源切替部40と、複数の負荷の動作モードに応じて電源切替部40を制御する制御部61と、を備える画像形成装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の電力供給源を備えた画像形成装置に関する。
近年、電子写真プロセスを用いた複写機やプリンタ、ファクシミリなどのトナー像を熱によって融解して記録媒体に定着させる定着装置が設けられた画像形成装置において、昨今の地球環境問題から、消費電力の低減が課題となっている。
このような画像形成装置が消費するエネルギーの多くは、定着装置によって消費されるため、画像形成装置を使っていない場合、即ち、スタンバイ状態である場合には、定着装置の温度を下げ、節電するモードを備えた画像形成装置が広く普及されている。しかし、ファーストコピータイムやファーストプリントタイムの短い画像形成装置が要請されており、これらの時間は定着装置が有する加熱部材の予備過熱や定着装置の駆動開始時に多くのエネルギーを必要とし、省エネルギーの要請に反するものである。
そこで、このような問題を解決するために、例えば、スタンバイ状態から画像形成処理が開始できる状態とする移行期間において、定着装置へのヒートアップ時間のための電力供給に、商用電源と電気二重層コンデンサ等の補助電源からの電力供給を加えることで、定着装置のヒートアップ時間の短縮と省エネルギーを実現する技術が開示されている(特許文献1参照)。
また、主電源としての商用電源の補助電源として、燃料電池のような自己発電電源を採用し、燃料電池の燃料発生を商用電源で駆動させる技術(特許文献2参照)や、主電源として商用電源のかわりに燃料電池を用い、電力の自己供給により、外部からの影響を受けない分散型電力供給の技術が開示されている(特許文献3参照)。
ところが、燃料電池は安定的に電力を供給する点について優れているが、瞬間的に大きな電力を出力できないという欠点があるため、短時間で大きな電力が必要である場合には、燃料電池は不向きであり、仮に、定着装置のヒートアップを行う際の電力が供給できるように燃料電池を用意するとなると、燃料電池の規模も大きくなり、装置内に搭載するには困難となる。
そこで、燃料電池の欠点を補うために、瞬間的に大きな電力が供給でき、且つ、複雑な充電管理及び充電装置が不要な電気二重層コンデンサと燃料電池の組合せによるハイブリッド電源装置が開示されている(特許文献4参照)。
特開2002−14574号公報
特開2006−23671号公報
特開2005−49855号公報
特開2006−128088号公報
しかしながら、さまざまな装置が複合して構成される画像形成装置に対する電源供給においては、画像形成装置が有する動作モードによって各装置の負荷状態が異なる。このように、動作モードによって異なる負荷状態であっても省エネルギー化を図ること点は、依然として困難な問題である。
本発明の課題は、動作モードに応じた省エネルギー化を図り得る画像形成装置を実現することである。
請求項1に記載の発明は、商用電源から供給される電力を複数の負荷に供給する主電源手段と、電力を前記複数の負荷に供給する複数の補助電源手段と、前記主電源手段又は前記複数の補助電源手段から前記複数の負荷への電力供給を選択的に切り替える電源切替手段と、前記複数の負荷の動作モードに応じて前記電源切替手段を制御する制御手段と、を備える画像形成装置であること、を特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記電源切替手段は、前記複数の負荷における個々に応じて、供給される電力の供給源として前記主電源手段又は前記補助電源手段からのいずれか一方を切り替える切替手段を有すること、を特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記複数の負荷の動作モードが予め設定された省エネルギーモードである場合、前記主電源手段から電力の供給がされている前記複数の負荷に対して前記複数の補助電源手段からの電力を供給させるよう前記電源切替手段を制御すること、を特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記複数の補助電源手段のうち少なくともいずれか一つは他の補助電源手段からの電力供給により充電される電気二重層コンデンサであること、を特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記複数の補助電源手段のうち少なくともいずれか一つは燃料電池であること、を特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、負荷の動作モードに応じて、主電源手段又は複数の補助電源手段から複数の負荷への電力供給を選択的に切り替えることができるため、動作モードによって異なる負荷状態であっても省エネルギー化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られるのは勿論のこと、主電源手段又は補助電源手段のいずれか一方からの電力供給を切り替える切替手段により、動作モードに応じて各負荷の電力供給源を切り替えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2と同様の効果を得られるのは勿論のこと、主電源手段から電力が供給されている負荷を補助電源手段からの電力の供給に切り替えることにより、商用電源から電力が供給される負荷が無くなり、省エネルギー化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、瞬間的に大きな電力が供給でき、且つ、複雑な充電管理及び充電装置が不要な電気二重層コンデンサを補助電源手段として用いることができるため、急激な負荷変動に対応することができ、再ウォームアップ時の立ち上がり時間の短縮を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、安定した電力供給を行うことができると共に、電気化学反応によって電力を生成するため、大気汚染の要因となる有害物質を排出せず、低騒音・低振動であることから環境性能を高めることができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における画像形成装置1における電力供給の概略構成図を示す。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における画像形成装置1における電力供給の概略構成図を示す。
図1に示すように、画像形成装置は、主電源部10と、燃料電池20及び電気二重層コンデンサ30と、電源切替部40と、複数の負荷としての画像形成部51、機械駆動部52、制御部61、半導体メモリ62、HDD(Hard Disk Drive)63、通信部64、定着装置70等を備え、電源切替部40及び複数の負荷としての画像形成部51、機械駆動部52、制御部61、半導体メモリ62、HDD63、通信部64、定着装置70等は、バス80を介して互いに電気的に通信可能に接続されている。
主電源部10は、商用電源から供給される電力を複数の負荷に供給する主電源手段としての機能を実現する。即ち、商用電源から供給される電力を変換して電源切替部40を介して接続された各種負荷に電力を供給する。また、主電源部10は、商用電源から供給される電力の供給のON/OFFを切り替える主電源スイッチ(不図示)を備えている。
燃料電池20は、水素と酸素との電気化学反応により発生する電気エネルギーを供給電力として利用するものであり、複数のセルが積み重なって構成されているセルスタックと呼ばれる燃料電池本体部、水素を生成又は供給する装置(水素ボンベや水素吸収体等)、生成された電力を負荷の種類に応じて直流から交流に変換するインバータ、排熱回収装置等から構成された商用電源からの電力供給を受けずに電力を生成する自己発電電源である。また、燃料電池20は、電源切替部40を介して接続された各種負荷と電気二重層コンデンサ30に電力を供給する。
電気二重層コンデンサ30は、固体電極(例えば、活性炭)と電解液の境面に電荷が蓄積される電気二重層現象を利用した蓄電デバイスであり、燃料電池20から供給される電力によって充電され、電源切替部40を介して接続された各種負荷に電力を供給する。
従って、燃料電池20及び電気二重層コンデンサ30は、商用電源からの電力供給を受けず、電力を複数の負荷に供給する複数の補助電源手段としての機能を実現する。
なお、本実施の形態としては、商用電源からの電力供給を受けずに電力を生成する自己発電電源として燃料電池20及び電気二重層コンデンサ30を挙げているが、これに限らず、画像形成装置に搭載可能であれば、発電機や太陽光発電電池等であってもよい。
小型でファラド(F)単位の大容量の静電容量を得ることができ、特別な充放電管理回路や複雑な充電管理及び充電装置が不要で短時間充電できる電気二重層コンデンサ30を補助電源手段として用いることにより、高コスト化や設置スペースの増大化を招くことがない。
また、安定した電力供給を行うことができると共に、電気化学反応によって電力を生成する燃料電池20を補助電源手段として用いることにより、大気汚染の要因となる有害物質を排出せず、低騒音・低振動であることから画像形成装置の環境性能を高めることができる。
電源切替部40は、複数の切替スイッチ(第1切替スイッチSW1〜第9切替スイッチSW9)を備えており、制御部61から入力される切替信号に応じて各切替スイッチが動作される。本実施の形態の切替スイッチとしては、シングル・ステイプル型のリレーの1回路2接点タイプを用いた例を示して説明するが、これに限らず、駆動コイル(電磁石)等により制御されるメカニカルリレー、トライアックやMOSFET等によるソリッドステートリレーを用いたスイッチであってもよい。
なお、第1、2、8、9切替スイッチSW1、2、8、9は、1回路1接点タイプを用いてもよい。
第1切替スイッチSW1は、主電源部10と画像形成部51との電力供給系統の間に介在して設けられており、制御部61からの切替信号に応じて、画像形成部51に一方の接点に接続された主電源部10から供給される電力を供給させるか否かを切り替えるスイッチである。
第2切替スイッチSW2は、主電源部10と機械駆動部52との電力供給系統の間に介在して設けられており、制御部61からの切替信号に応じて、機械駆動部52に一方の接点に接続された主電源部10から供給される電力を供給させるか否かを切り替えるスイッチである。
第3切替スイッチSW3は、主電源部10と制御部61及び燃料電池20と制御部61との電力供給系統の間に介在して設けられており、制御部61からの切替信号に応じて、制御部61に供給される電力源として、一方の接点に接続された主電源部10又は他方の接点に接続された燃料電池20のいずれか一方を切り替えるスイッチである。
第4切替スイッチSW4は、主電源部10と半導体メモリ62及び燃料電池20と半導体メモリ62との電力供給系統の間に介在して設けられており、制御部61からの切替信号に応じて、半導体メモリ62に供給される電力源として、一方の接点に接続された主電源部10又は他方の接点に接続された燃料電池20のいずれか一方を切り替えるスイッチである。
第5切替スイッチSW5は、主電源部10とHDD63及び燃料電池20とHDD63との電力供給系統の間に介在して設けられており、制御部61からの切替信号に応じて、HDD63に供給される電力源として、一方の接点に接続された主電源部10又は他方の接点に接続された燃料電池20のいずれか一方を切り替えるスイッチである。
第6切替スイッチSW6は、主電源部10と通信部64及び燃料電池20と通信部64との電力供給系統の間に介在して設けられており、制御部61からの切替信号に応じて、通信部64に供給される電力源として、一方の接点に接続された主電源部10又は他方の接点に接続された燃料電池20のいずれか一方を切り替えるスイッチである。
第7切替スイッチSW7は、主電源部10と主定着ヒータ71及び燃料電池20と主定着ヒータ71との電力供給系統の間に介在して設けられており、制御部61からの切替信号に応じて、主定着ヒータ71に供給される電力源として、一方の接点に接続された主電源部10又は他方の接点に接続された燃料電池20のいずれか一方を切り替えるスイッチである。
第8切替スイッチSW8は、電気二重層コンデンサ30と補助定着ヒータ72との電力供給系統の間に介在して設けられており、制御部61からの切替信号に応じて、補助定着ヒータ72に一方の接点に接続された電気二重層コンデンサ30から供給される電力を供給させるか否かを切り替えるスイッチである。
第9切替スイッチSW9は、燃料電池20と電気二重層コンデンサ30との電力供給系統の間に介在して設けられており、制御部61からの切替信号に応じて、電気二重層コンデンサ30に一方の接点に接続された燃料電池20から供給される電力を供給させるか否かを切り替えるスイッチである。
このことから、電源切替部40は、主電源部10又は燃料電池20及び電気二重層コンデンサ30から複数の負荷への電力供給を選択的に切り替える電源切替手段としての機能を実現する。また、電源切替部40は、複数の負荷における個々に応じて、供給される電力の供給源として主電源部10又は補助電源部(燃料電池20又は電気二重層コンデンサ30)からのいずれか一方を切り替える切替手段としての第3〜7切替スイッチSW3〜7を有する。
画像形成部51は、画像読取部、画像処理部、プリント部等を備えており、画像を取得し、取得した画像を記録媒体に形成させる。
画像読取部は、原稿を照明するランプ等の光源、複数のミラー等からなる光学系、原稿からの反射光を集光するためのレンズ、コンタクトガラス、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等を備えて構成されており、制御部61からの指示に従って、原稿の読取動作時において、光源の点滅、複数のミラー等からなる光学系の駆動、CCDイメージセンサの駆動などが行われ、原稿からアナログ画像信号を生成し、アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換して画像データを取得し、画像処理部に出力する。
画像処理部は、画像読取部から入力された画像データ又は通信部64から受信された画像データに対して、制御部61からの動作指示、或いは通信部64から受信したデータに含まれる指示データ等に従って、拡大、縮小、回転、位置変換等の各種の画像処理を施し、その画像処理した画像データ(プリントデータ)を半導体メモリ62内のページメモリに格納させる。
プリント部は、制御部61からの動作指示に従って、記録媒体を搬送させ、搬送される記録媒体上に画像処理部で画像処理された画像データに基づいて電子写真方式の画像形成を行うものであり、画像形成ユニット、クリーニング部、給紙部、搬送部、後述する定着装置70等を備えて構成される。
機械駆動部52は、感光体の駆動、各種搬送ローラやレジストローラ、給紙ローラ、定着ローラ等の画像形成装置の各部の機械的な機構を制御部61からの動作指示に従って動作させる駆動部である。
制御部61は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発RAM等から構成され、ROMや不揮発RAMに格納されているプログラムやデータをRAM等の一時記憶領域(図示略)に展開し、当該プログラムに基づいて画像形成装置全体の制御を行うと共に、画像形成装置内の各部と相互に各種情報を送受信可能に接続されており、各部からの情報を受信し、受信した情報を判断して、判断結果である動作指示等の情報を各部に出力し、各部を統括的に制御している。
また、制御部61は、複数の負荷としての画像形成部51、機械駆動部52、制御部61、半導体メモリ62、HDD63、通信部64、定着装置70等の動作モード、即ち、画像形成装置の動作モードに応じてROM又は不揮発RAMに予め記憶されている電源切替テーブルに基づいて電源切替部40を制御する制御手段としての機能を実現する。
制御部61は、特に動作モードが予め設定された省エネルギーモード(以下、省エネモード)である場合、主電源部10から電力の供給がされている負荷に対して燃料電池20又は電気二重層コンデンサ30からの電力を供給させるよう電源切替部40を制御する。
動作モードとしては、ウォームアップモード、プリントモード、スタンバイモード、省エネモード、再ウォームアップモード等が挙げられる。
ウォームアップモードとは、主電源スイッチがON状態となって主電源部10から商用電源から供給された電力が画像形成装置内に投入された際に、画像形成装置内の各負荷の動作条件の初期化、プロセス条件の設定、定着装置70の加熱等を行う動作モードである。
プリントモードとは、画像を記録媒体上に形成させる動作モードであり、定着装置70を定着可能な温度に維持させる動作モードである。
スタンバイモードとは、画像を記録媒体上に形成させる動作(プリントモード)を待機している動作モードであり、定着装置70の温度をプリントモードの温度よりも低い温度で維持させる。
省エネモードとは、画像形成装置内において必要最小限の機能を維持させる動作モードであり、定着装置70の温度をスタンバイモードよりも更に低い温度で維持させ、各国又は各地域の環境性基準の消費電力に関する要件を満たす動作モードである。
再ウォームアップモードとは、スタンバイモード又は省エネモードからプリントモードに移行する再に経る動作モードであり、画像形成装置内の各部の動作条件の確認、プロセス条件の設定、定着装置70の再加熱等を行う動作モードである。
電源切替テーブルは、主電源スイッチがOFF状態であって主電源部10から商用電源から供給される電力が画像形成装置内に投入停止された状態である初期状態と、各動作モードの場合とにおける第1〜9切替スイッチSW1〜9の動作状態を示すテーブルである。
図2に、電源切替テーブルTの例を示す。
図2に示すように、電源切替テーブルTは、初期状態と各動作モードに対して第1〜9切替スイッチSW1〜9の動作状態が設定された複数レコードにより構成されている。
図2に示すように、電源切替テーブルTは、初期状態と各動作モードに対して第1〜9切替スイッチSW1〜9の動作状態が設定された複数レコードにより構成されている。
本実施の形態において、第1〜9切替スイッチSW1〜9を1回路2接点タイプのスイッチとする場合、第1、2切替スイッチSW1、2の動作状態としては、主電源部10と第1、2切替スイッチSW1、2に接続された負荷とが接続状態である場合を「主電源」として示し、非接続状態である場合を「無接続」として示す。
また、第8切替スイッチSW8の動作状態としては、電気二重層コンデンサ30と第8切替スイッチSW8に接続された負荷(補助定着ヒータ72)とが接続状態である場合を「EDLC(電気二重層コンデンサ;Electric Double Layer Capacitor」として示し、非接続状態である場合を「無接続」として示す。
第9切替スイッチSW9の動作状態としては、燃料電池20と第9切替スイッチSW9に接続された負荷(電気二重層コンデンサ30)とが接続状態である場合を「燃料電池」として示し、非接続状態である場合を「無接続」として示す。
なお、第1、2、8、9切替スイッチSW1、2、8、9は1回路1接点タイプのスイッチで実現することも可能であるため、その場合には「主電源」、「EDLC」、「燃料電池」をON状態、「無接続」をOFF状態としてもよい。
第3〜7切替スイッチSW3〜7の動作状態としては、主電源部10と第3〜7切替スイッチSW3〜7に接続された負荷とが接続状態である場合を「主電源」として示し、燃料電池20と第3〜7切替スイッチSW3〜7に接続された負荷とが接続状態である場合を「燃料電池」として示す。
図2に示すように、初期状態においては、電気二重層コンデンサ30は全ての負荷から切り離された状態となるため、蓄電された電荷の消費は最低限(自己放電)に保たれ、燃料電池20も全ての負荷から切り離されるため無負荷状態となり、無駄な電力消費を防止することができる。
ウォームアップモード及びプリントモードにおいては、画像形成装置内のほぼ全て負荷(本実施の形態においては補助定着ヒータ72を除く)に対して主電源部10からの電力供給を行い、燃料電池20により電気二重層コンデンサ30の充電を行う。なお、図1に示した第1〜9切替スイッチSW1〜9の状態は、ウォームアップモード又はプリントモードである場合の状態を示している。
スタンバイモードにおいては、ウォームアップモード又はプリントモードから移行される動作モードであり、記録媒体上に画像を形成していない状態であるため、画像形成部51及び機械駆動部52への電力供給は停止状態とし、主定着ヒータ71を除く主電源部10から電力が供給されていた負荷は燃料電池20からの電力供給に切り替える。なお、主定着ヒータ71のみ主電源部10からの電力供給を行う理由としては、スタンバイモードは、プリントモードと次のプリントモードとの間の状態である場合が多く、比較的短時間な動作モードであるため、定着装置70の温度を安定して維持させるために電力供給源の切替を行わないこととした。
省エネモードにおいては、多くの場合においてスタンバイモードから移行する動作モードであるため、主電源部10から電力が供給されている負荷(主定着ヒータ71)に対して燃料電池20からの電力供給に切り替え、主電源部10から画像形成装置への電力供給を停止させる。
このことから、省エネモードにおいては、主電源部10から電力が供給されている負荷を燃料電池20からの電力の供給に切り替えることにより、商用電源から電力が供給される負荷が無くなり、省エネルギー化を図ることができる。
再ウォームアップモードにおいては、スタンバイモード又は省エネモードからプリントモードに移行する際の動作モードであるため、短時間でプリントモードに移行させなくてはならない動作モードであることから、ウォームアップモードの状態に加え、補助定着ヒータ72に電気二重層コンデンサ30から電力供給を行い、定着装置70の定着可能な温度までに要する時間の短縮化を図る。
再ウォームアップモードにおいて、補助定着ヒータ72に電気二重層コンデンサ30からの電力供給を行うことにより、瞬間的に大きな電力が供給できるため、急激な負荷変動に対応することができ、再ウォームアップモードの立ち上がり時間の短縮を図ることができる。
半導体メモリ62は、DRAM(Dynamic RAM)等を用いて構成されページメモリを備える。ページメモリは、画像形成部51内の画像処理部が生成した画像データやプリントデータを格納するためのメモリである。
HDD63は、画像形成部51の画像読取部や通信部64から取得した画像データや各種指示信号、画像形成装置内の各部の設定情報等や、プリント部や通信部64に出力する画像データや各種信号等、各種バックアップデータ等を記憶する。
通信部64は、モデム、TA(Terminal Adapter)やルータ等によって構成され、ネットワークに接続された外部機器との通信の制御を行う。例えば、外部機器から画像データを通信部64を介して受信することが可能である。
定着装置70は、記録媒体に転写されたトナー像を押圧して熱定着する加圧部材と当該加圧部材を加熱する加熱部材としての主定着ヒータ71及び補助定着ヒータ72等を備える。
主定着ヒータ71は、主として加圧部材を加熱する加熱部材であり、画像形成装置の主電源スイッチがON状態の間は常に加圧部材を設定された温度に加熱する。補助定着ヒータ72は、再ウォームアップモードの際に、補助的に加圧部材を加熱する加熱部材である。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図3に、本実施の形態における電源切替処理のフローチャートを示す。
図3に示す電源切替処理は、制御部61によって実行されるものである。
図3に、本実施の形態における電源切替処理のフローチャートを示す。
図3に示す電源切替処理は、制御部61によって実行されるものである。
本実施の形態の動作の前提として、主電源スイッチがOFF状態である場合、電源切替部40の第1〜9切替スイッチSW1〜9は初期状態を維持するものとする。
制御部61は、主電源スイッチがON状態となり、主電源部10から商用電源からの電力供給が投入されると(ステップS1)、初期状態から第9切替スイッチSW9を無接続状態から燃料電池20へと接続される状態に切り替え、ウォームアップモードを開始する(ステップS2)。
制御部61は、ステップS2後、動作モードが切り替わったか否かを判別し(ステップS3)、動作モードが切り替わっていないと判別した場合(ステップS3;No)、動作モードが切り替わるまで待機する(ステップS3に戻る)。
制御部61は、動作モードが切り替わったと判別した場合(ステップS3;Yes)、主電源スイッチがOFFされたか否かを判別する(ステップS4)。
制御部61は、主電源スイッチがOFFされていないと判別した場合(ステップS4;No)、電源切替テーブルTを参照し(ステップS6)、切り替えられた動作モードに対応する第1〜9切替スイッチSW1〜9の状態に第1〜9切替スイッチSW1〜9を切り替える切替信号を電源切替部40に出力し(ステップS6)、ステップS3に戻る。
電源切替部40は、制御部61から入力された切替信号に応じて第1〜9切替スイッチSW1〜9の状態を切り替える。
制御部61は、主電源スイッチがOFFされたと判別した場合(ステップS4;Yes)、電源OFF処理を行い(ステップS7)、本処理を終了する。なお、ステップS7の電源OFF処理とは、第1〜9切替スイッチSW1〜9を初期状態に戻す処理である。
以上のように、本実施の形態によれば、動作モードに応じて、主電源部10又は燃料電池20及び電気二重層コンデンサ30から複数の負荷への電力供給を選択的に切り替えることができるため、動作モードによって異なる負荷状態であっても省エネルギー化を図ることができる。
更に、主電源手段又は燃料電池20及び電気二重層コンデンサ30のいずれか一方からの電力供給を切り替える第3〜7切替スイッチSW3〜7により、動作モードに応じて各負荷の電力供給源を切り替えることができる。
更に、主電源手段又は燃料電池20及び電気二重層コンデンサ30のいずれか一方からの電力供給を切り替える第3〜7切替スイッチSW3〜7により、動作モードに応じて各負荷の電力供給源を切り替えることができる。
また、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
10 主電源部
20 燃料電池
30 電気二重層コンデンサ
40 電源切替部
51 画像形成部
52 機械駆動部
61 制御部
62 半導体メモリ
63 HDD
64 通信部
70 定着装置
71 主定着ヒータ
72 補助定着ヒータ
80 バス
T 電源切替テーブル
20 燃料電池
30 電気二重層コンデンサ
40 電源切替部
51 画像形成部
52 機械駆動部
61 制御部
62 半導体メモリ
63 HDD
64 通信部
70 定着装置
71 主定着ヒータ
72 補助定着ヒータ
80 バス
T 電源切替テーブル
Claims (5)
- 商用電源から供給される電力を複数の負荷に供給する主電源手段と、
電力を前記複数の負荷に供給する複数の補助電源手段と、
前記主電源手段又は前記複数の補助電源手段から前記複数の負荷への電力供給を選択的に切り替える電源切替手段と、
前記複数の負荷の動作モードに応じて前記電源切替手段を制御する制御手段と、
を備えること、
を特徴とする画像形成装置。 - 前記電源切替手段は、
前記複数の負荷における個々に応じて、供給される電力の供給源として前記主電源手段又は前記補助電源手段からのいずれか一方を切り替える切替手段を有すること、
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、
前記複数の負荷の動作モードが予め設定された省エネルギーモードである場合、前記主電源手段から電力の供給がされている前記複数の負荷に対して前記複数の補助電源手段からの電力を供給させるよう前記電源切替手段を制御すること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記複数の補助電源手段のうち少なくともいずれか一つは他の補助電源手段からの電力供給により充電される電気二重層コンデンサであること、
を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記複数の補助電源手段のうち少なくともいずれか一つは燃料電池であること、
を特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003372A JP2008170682A (ja) | 2007-01-11 | 2007-01-11 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=39698831
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012032595A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2013097035A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Kyocera Document Solutions Inc | 電気機器及びこれを備えた画像形成装置 |
JP2015141308A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | 株式会社リコー | 電子装置 |
-
2007
- 2007-01-11 JP JP2007003372A patent/JP2008170682A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012032595A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2013097035A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Kyocera Document Solutions Inc | 電気機器及びこれを備えた画像形成装置 |
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