JP2008167329A - 時系列データ圧縮方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】時系列データの特徴を失わずに圧縮率を高めて、メモリ容量を低減する。
【解決手段】離散的又は連続的に取得される時系列データの任意の時刻のデータ点を基点と次に取得されたデータ点を通る第1仮想直線を想定し(S1)、第1仮想直線と時系列データの各データ点との誤差を求め、誤差の絶対値が設定許容誤差を越えるデータ点であって、かつ、基点に最も近いデータ点を第1仮想点とし、 第1仮想点と基点を通る第2仮想直線を想定し、第2仮想直線と時系列データの各データ点との誤差を求め、誤差の絶対値が設定許容誤差を越えるデータ点であって、かつ、基点に最も近いデータ点を第2仮想点とし、第2仮想点と基点を通る第3仮想直線を想定し(S2、S3、S4)、
第3仮想直線と前記時系列データの各データ点との誤差を求め、該誤差の絶対値が基点と第2仮想点との間で最大となるデータ点を特徴点として抽出し(S5)、抽出された特徴点と基点のデータと取得時刻を圧縮データとしてメモリに記憶する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、離散的又は連続的に取得される時系列データの圧縮方法に関する。本発明に係る時系列データには、速度、加速度、圧力、温度、流量、位置等の連続的に変化するスカラー量及びベクトル量、ギヤシフト等の切り換え位置、スイッチ等のオンオフ状態などの離散的に変化する状態データを含み、本発明はそれらの時系列データの特徴を失わずに圧縮して記録する圧縮方法に関する。
自動車など、一般のユーザーが利用する機器には、機器の制御と保護を行うための仕組みが備えられており、異常を検出した場合には、表示パネルなどでのアラーム表示を通じてユーザーに異常を知らせるようになっている。また、自動車には定期点検が法令で義務付けられているため、点検時に専門家によって異常がないかの診断が行われ、異常があった場合には、機器の修理や保全といった措置が取られるようになっている。
近年では、航空機におけるフライトレコーダーと同様に、特許文献1に記載されているように、自動車本体にドライブレコーダーなどの記録装置を備え、記録データを様々な形で活用しようとする動きがある。例えば、事故時における記録装置の役目として、ドライバーがどのような操作を行ったか、あるいは自動車が正常に動作していたかなどを記録することにある。また、運転者には判断できないような異常兆候を記録し、点検時に記録を活用することで故障や事故に至る前に、保全に活用しようとする予防保全などが考えられている。
このような自動車を初めとする機器では、その機器内部の制御情報は時間的密度としても、種類としても極めて多岐、多量になるため記録したいデータの情報量が多くなり、レコーダーのメモリ容量が膨大になるという問題がある。
そこで、メモリ容量を低減するため、特許文献2には、事故時などの記録を各種センサと連動することで一定時間分のデータを記録することにより、メモリの容量を抑えるようにしている。
特開2002−73153号公報 特開平6−160120号公報
特許文献2に記載の技術によれば、センサに基づいて事故時の記録を確保できる一方、事故時以外のデータを記録する必要がないから、メモリ容量を抑えることができる。
しかし、センサで検出できない複合的な事故、ドライバーがどのような操作を行ったか、あるいは自動車が正常に動作していたかなどを記録する必要がある。また、運転者には判断できないような異常兆候を記録し、点検時に記録を活用することで故障や事故に至る前に、保全に活用しようとする場合がある。
このような場合を考慮すると、事故と切り離して種々のデータを記録する必要があるから、圧縮率の高いデータ圧縮の手法が望まれ、しかも、時系列データの特徴を失わずに圧縮することが要請されている。
本発明が解決しようとする課題は、時系列データの特徴を失わずに圧縮率を高めて、メモリ容量を低減できるデータ圧縮方法を実現することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の第1の態様は、次のステップからなるデータ圧縮方法を提供する。
(第1ステップ) 離散的又は連続的に取得される時系列データの任意の時刻のデータ点を基点に設定する。
(第2ステップ) 該基点以降に取得されるデータ点の1つを仮想点として前記基点と該仮想点とを通る仮想直線を想定する。
(第3ステップ) 前記基点と前記仮想点の間の1又は複数のデータ点と前記仮想直線との誤差をそれぞれ求める。
(第4ステップ) 各データ点の前記誤差が設定許容誤差を越えないときは、前記仮想点以降に取得されるデータ点の1つを新たな仮想点として第2ステップと第3ステップを繰返し実行し、前記誤差が前記設定許容誤差を越えるデータ点が出現したときは、当該データ点の1つ前のデータ点を特徴点として抽出する。
(第5ステップ) 第4ステップで抽出された特徴点を新たな基点として第2ステップ乃至第4ステップを繰り返し実行して時系列データの特徴点を抽出し、抽出された特徴点と前記基点のデータと取得時刻を圧縮データとしてメモリに記憶する。
すなわち、本発明によれば、時系列データを直線の折れ線により設定許容誤差以下の誤差範囲内で近似することができ、折れ線の頂点に対応するデータを特徴点のデータとして、そのデータの取得時刻と共にメモリに記憶される。これにより、時系列データの特徴を失わずにデータの圧縮率を高めることができ、メモリ容量を大幅に低減できる。なお、本発明のデータ圧縮は、圧縮処理に係る時間の遅れが発生するが、実質的にリアルタイムで時系列データを圧縮することができる。
ところで、本発明によれば、圧縮データの特徴点は、時系列データの極大値及び極小値の近傍のデータにほぼ対応する場合が多いが、仮想直線の基点と特徴点との間に、時系列データの極大値又は極小値が仮に存在しても、その極大値又は極小値と仮想直線との誤差が設定許容誤差の範囲内であれば特徴点として抽出しない。したがって、単に極大値と極小値を抽出してデータを圧縮する場合よりも、圧縮率を高くすることができる。例えば、速度などの時系列データは、定常状態において微小変動しているから、連続的に極大値と極小値を有するが、本発明によれば、誤差が設定許容誤差未満の極大値と極小値は記録データから除外されるので、計算量を少なくでき、かつ圧縮率を高くすることができる。
また、設定許容誤差は、圧縮対象の時系列データの最小値と最大値を仮定又は設定し、その最小値と最大値の差を100%としたときに、例えば1〜2%に設定することができる。
本発明によれば、時系列データの特徴を失わずに圧縮することができ、かつ圧縮率を高めてメモリ容量を低減できる。
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1に、本発明の一実施形態の時系列データ圧縮方法の処理手順をフローチャートで示し、図2に本実施形態の時系列データ圧縮方法を実施する一実施形態の時系列データ圧縮装置のブロック構成図を示す。
図2に示すように、本実施形態の時系列データ圧縮装置は、入力装置1と、計算機2と、プログラムメモリ3と、圧縮データファイル4とを備えて構成されている。入力装置1は、圧縮対象の時系列データを計算機2に入力するものである。計算機2は、プログラムメモリ3に記憶されているプログラムに従って動作し、入力装置1から入力される時系列データの特徴点を抽出して、時系列データを圧縮処理するようになっている。圧縮データファイル4には、計算機2により処理された圧縮データ(特徴点のデータと、その取得時刻データ)が記憶されるようになっている。
図1に示したフローチャートに沿って、計算機2で実行する本実施形態のデータ圧縮処理について説明する。入力装置1から、離散的又は連続的に取得される時系列データが取得時間の経過に従って、例えば、図3に例示する波形データTgが順次入力される。
まず、波形データTgの任意のタイミングで取得されたデータ点を基点P0とし、順次取得されるデータ点Tを通る仮想直線Tk1を想定する(S1)。ここで、データ点Tのデータは、エンジン回転数などの物理量と、その計測時刻である取得時間を含んでいる。次に、仮想直線Tk1と波形データTgの各データ点との誤差dを求め、その誤差dが設定許容誤差(閾値Th)の2倍を越えるデータ点であって、かつ、基点P0に最も近いデータ点を仮想点K1とする(S2)。次いで、図4に示すように、仮想点K1と基点P0を通る仮想直線Tk2を想定する(S3)。次いで、仮想直線Tk2と波形データTgの各データ点との誤差dを順次求め、その誤差dが閾値Thを越えるデータを検索し、誤差dが閾値Thを越えるデータの中で、基点P0に最も近いデータ点、言い換えれば基点側から順番にデータ点を検索している場合は最初に閾値Thを越えるデータ点を新たな仮想点K2とする(S4)。次いで、図5に示すように、仮想点K2と基点P0を通る仮想直線Tk3を想定し、仮想直線Tk3と波形データTgの各データ点との誤差dを求め、その誤差dが基点P0と仮想点K2との間で最大となるデータ点を特徴点P1とする(S5)。そして、図6に示すように、基点P0と特徴点P1を確定直線T1で結ぶ(S6)。そして、確定直線T1に対応する波形データTgとの誤差dが閾値Th以下であるかを確認し、閾値Thよりも誤差dが大きければ、最大誤差点を検索し、そのデータ点を修正した特徴点P1として確定直線T1を引きなおす。このようにして、基点P0と特徴点P1の区間で誤差dが閾値Th以下になるまでこれを繰り返す(S7)。これにより求めた基点P0と特徴点P1のデータと取得時刻とを圧縮データファイル4に記録する(S8)。
次に、図6に示すように、特徴点P1を新たな基点とし、過去に想定した仮想点のうち、新たな基点P1に最も近い仮想点(図6の例では、K2)とを結び、仮想直線Tk4を想定し、ステップS2に戻って処理を繰り返す。これにより、図7、図8の処理を経て、次の特徴点P2を求めることができる。なお、ステップS8からステップS2に戻らず、ステップS8で求めた新たな基点P1についてステップS1に戻って最初の基点P0の場合と同様に、データ圧縮処理を繰り返してもよい。
このようにして、入力される波形データTgに対してデータ圧縮処理を繰り返すことにより、圧縮データファイル4には、図9に示すように、特徴点P1、P2、・・・のデータと、その取得時間からなる圧縮データが格納される。なお、特徴点P1、P2、・・・のデータは、圧縮データファイル4に出力した段階で、一次記憶メモリから消去することができる。
このように、本実施形態によれば、波形データTgを直線T1、T2、・・・の折れ線により設定許容誤差の範囲内で仮想近似し、折れ線の頂点に対応する点を特徴点P1、P2、・・・のデータとして、そのデータと取得時刻とが圧縮データファイル4に記憶される。これにより、波形データTgの特徴を失わずにデータの圧縮率を高めることができ、メモリ容量を大幅に低減できる。
また、圧縮データファイル4に記憶された圧縮データを用いて、波形データTgを再現する場合は、特徴点P1、P2、・・・の取得時刻を横軸に、それらのデータを縦軸にプロットして、各特徴点P1、P2、・・・を順次直線で結ぶことによって、許容圧縮誤差内の折れ線グラフで再現することができる。
なお、本実施形態では、仮想直線Tkと波形データTgの差(誤差)を判定する設定許容誤差を、許容圧縮誤差である閾値Thの2倍とする理由は、誤差には上向き誤差(正方向の誤差)と下向き誤差(負方向の誤差)とがあり、波形データTgに対して許容誤差ギリギリまで誤差を認めるとすれば、正負両方の誤差限界ギリギリを使った閾値Thの2倍を超えるか否かで判定することにより圧縮処理の効率を高めることができるからである。
ところで、本実施形態で説明した特徴点P1、P2、・・・は、波形データTgの極大値及び極小値の近傍のデータにほぼ対応している。しかし、確定直線T1の基点P0と特徴点P1との間に、波形データTgの極大値又は極小値が仮に存在しても、その極大値又は極小値と確定直線T1との誤差dが設定許容誤差未満であれば特徴点としない。したがって、単に極大値と極小値を抽出してデータを圧縮する場合よりも、圧縮率を高くすることができる。
例えば、速度などの時系列データは、定常状態において微小変動しているから、図10に示すように、連続的に極大値の特徴点P1、P3、P5と極小値の特徴点P2、P4を有するデータとなる。しかし、それらの特徴点P1と特徴点P5を結ぶ確定曲線T1と時系列データTgとの誤差d1〜d5が、いずれも閾値Thより小さければ、本発明を適用することにより、特徴点P1、P2、P3、P4のデータは排除される。したがって、単に時系列データの極大値と極小値を検出して、データを圧縮する場合に比べて、計算量を少なくして、圧縮率を高くすることができる。
(実施形態2)
図11を参照して、本発明のデータ圧縮方法の他の実施形態を説明する。本実施形態は、実施形態1のステップS2の変形である。すなわち、実施形態1では、仮想直線Tk1と波形データTgの各データとの誤差dを求め、その誤差dが閾値Th×2を越えるデータ点であって、かつ、基点P0に最も近いデータ点を仮想点K1とした。本実施形態では、仮想点K1と基点P0を通る仮想直線Tk2を想定し、波形データTgの各データ点を基準として仮想直線Tk2との誤差を極性を付して求め、基点P0と仮想点K1の間の誤差の最大値(例えば、負のdMIN又は正のdMAX)を基準として、仮想点K1から反基点側の各データ点の誤差が逆極性でほぼ同じになるデータ点であって、かつ、基点P0に最も近いデータ点を仮想点K2とするようにしている。
つまり、図11に示すように、基点P0と仮想点K1との間において、仮想直線Tk1と波形データTgとの各データとの差のdMINを求め、仮想点K1よりも反基点側において、dMINと絶対値がほぼ等しい正の誤差dとなるデータ点を仮想点K2とする。つまり、図10の例では、基点P0と仮想点K1を通る仮想直線Tk1が設定され、誤差dを上向き誤差(正の誤差)と下向き誤差(負の誤差)に分けて計算を行う。上向き誤差は、元の波形データTgに対して近似しようとする仮想直線Tk1との誤差dが正の値をとるもので、下向き誤差は、元の波形データTgに対して近似しようとする仮想直線Tk1との誤差が負の値をとるものとする。
本実施形態によっても、実施形態1と同様の効果を奏することができる。
(実施形態3)
実施形態1、2では連続的に変化する時系列データを例に説明したが、本発明は本実施形態で説明するように、離散的に変化する時系列データに対しても適用できる。
図12に、自動車の変速ギヤのシフト動作の時系列データに、本願発明のデータ圧縮方法を適用した例を示す。ギヤシフトは、運転者の操作により1速、2速、3速等に切り換えられる。このギヤシフト位置をデータとして記録する場合、ギヤシフト位置が変化していないにもかかわらず、データ取り込みの都度、メモリに記憶させるのは、いたずらにメモリ容量が増大する。
そこで、ギヤシフト位置データSgの任意のタイミングで取得されたデータを基点P0とし、順次取得されるデータ点を通る仮想直線Tk1を想定する。このとき、仮想直線Tk1と各データ点との誤差dを求め、その誤差dが設定許容誤差(閾値Th)の2倍を越えるデータ点であって、かつ、基点P0に最も近いデータ点を仮想点K1として求める。次いで、図13に示すように、仮想点K1と基点P0を通る仮想直線Tk2を想定し、仮想直線Tk2とギヤシフト位置データSgの各データ点との誤差dを順次求める。基点P0と仮想点K1との間に、誤差dが閾値Thを越えるデータがあれば、その取得点を特徴点P1とし、併せて仮想点K1を暫定の特徴点P2とする。次に、図14に示すように、P1を基点P1と暫定の特徴点P2を通る仮想直線Tk2を想定し、仮想直線Tk2とギヤシフト位置データSgの各データ点との誤差dを順次求め、誤差dがTh×2を越えるデータ点の中で、基点P1に最も近いデータ点を新たな仮想点K2とする。次いで、図15に示すように、仮想点K2と基点P1を通る仮想直線Tk3を想定し、仮想直線Tk3とギヤシフト位置データSgの各データ点との誤差dを求め、その誤差dが基点P1と仮想点K2との間で閾値Thを超えるデータがあれば特徴点とする。図示例では、暫定の特徴点P2を確定の特徴点とする。そして、図16に示すように、特徴点P2と仮想点K3を通る仮想直線Tk4を想定し、同様の手順で圧縮処理を行うことにより、基点P0と特徴点P1、P2.・・・の各データを取得時間を付して圧縮データファイル4に記録する。
本実施形態によれば、実施形態1と同様の効果を奏することができる。
(実施形態4)
図17に、本発明の他の実施形態の時系列データ圧縮に係る処理手順のフローチャートを示す。図示のように、開始とともに、ステップS11において、後述する累積正誤差dUと累積負誤差dDを初期値「0」にリセットする。次に、ステップS12において、入力装置1から実施形態1と同様の波形データTgを順次取り込み、図18に示すように、任意の時刻のデータ点を基点P0とし、基点の次に取得されたデータ点を注目点T1とし、注目点T1の次に取得されたデータ点を仮想点K1として設定する。そして、ステップS13において、仮想点K1と基点P0を通る仮想直線Tk1を想定し、注目点T1に対する仮想直線Tk1との誤差dを正負の極性を付して求める。ここで、正誤差とは、Tk1が注目点T1のデータよりも大きいときであり、これを上向き誤差ともいう。逆に、負誤差とは、Tk1が注目点T1のデータよりも小さいときであり、これを下向き誤差ともいう。
次に、ステップS14において、ステップS11でゼロにリセットされた累積正誤差dUと累積負誤差dDの両方に、ステップS13で求めた誤差dをそれぞれ加算する。但し、誤差dを加算した結果、累積正誤差dUが負になる場合は「0」に書き換え、累積負誤差dDが正になる場合は「0」に書き換える。そして、ステップS15において、累積正誤差dUと累積負誤差dDの絶対値の一方が設定許容誤差(閾値Th)を越えたか否か判定する。ステップS15の判定が、否定のときは、ステップS16に進む。
ステップS16では、図19に示すように、仮想点K1を新たな注目点T2とし、仮想点K1の次に取得されたデータ点を新たな仮想点K2としてステップS13からステップS15を繰返し実行する。
このようにステップS13からステップS15を繰返し実行することによって、累積正誤差dU又は累積負誤差dDの一方が増大し、ステップS15の判定が、肯定に変化したときは、ステップS17に進む。
ステップS17では、基点P0を特徴点P0として時刻データを付して出力するとともに、注目点T2を新たな基P0とし、仮想点K2を新たな注目点T3とする。そして、注目点T3の次に取得されたデータ点を新たな仮想点K3とし、ステップS11に進んで、累積正誤差dUと累積負誤差dDをゼロに初期化してステップS12からステップS17を繰返し実行する。
すなわち、本実施形態は、離散的又は連続的に取得される時系列データの任意の時刻のデータ点を基点とし、この基点の次に取得されたデータ点を注目点とし、この注目点の次に取得されたデータ点を仮想点として設定するステップS12と、この仮想点と基点を通る仮想直線を想定し、注目点に対する仮想直線との誤差を極性を付して求めるステップS13と、初期値をゼロとする累積正誤差と累積負誤差の両方にそれぞれ誤差を加算するステップS14と、累積正誤差と累積負誤差の絶対値の一方が設定許容誤差を越えたか否か判定するステップS15と、ステップS15の判定が、否定のときは、仮想点を新たな注目点とし、仮想点の次に取得されたデータ点を新たな仮想点としてステップS13乃至ステップS15を繰返し実行するステップS16と、ステップS15の判定が、肯定のときは、基点を特徴点として時刻データを付して出力するとともに、注目点を新たな基点とし、仮想点を新たな注目点とし、その注目点の次に取得されたデータ点を新たな仮想点とし、累積正誤差と累積負誤差をゼロに初期化してステップS11乃至ステップS16を繰返し実行するステップS17とを含んで構成されている。
本実施形態によれば、実施形態1と同様に、時系列データを直線の折れ線により設定許容誤差以下の誤差範囲内で近似し、折れ線の頂点に対応するデータ点が特徴点として、そのデータの取得時刻と共にメモリに記憶する。これにより、時系列データの特徴を失わずにデータの圧縮率を高めることができ、メモリ容量を大幅に低減できる。特に、本実施形態によれば、実施形態1の図5の処理で実行した1つの仮想直線に対する誤差を求めるデータ点の数を大幅に低減することができるから、圧縮処理に係る時間を大幅に低減できる。
また、本実施形態は、図10で説明したような時系列データTgにおいて、累積正誤差dU又は累積負誤差dDの一方の絶対値が閾値Thを越えなければ、P1、P2、P3、P4を特徴点として抽出しない。
以上説明したように、実施形態1〜4の時系列データ圧縮方法は、離散的又は連続的に取得される時系列データの任意の時刻のデータ点を基点に設定する第1ステップと、該基点以降に取得されるデータ点の1つを仮想点として前記基点と該仮想点とを通る仮想直線を想定する第2ステップと、前記基点と前記仮想点の間の1又は複数のデータ点と前記仮想直線との誤差をそれぞれ求める第3ステップと、各データ点の前記誤差が設定許容誤差を越えないときは、前記仮想点以降に取得されるデータ点の1つを新たな仮想点として第2ステップと第3ステップを繰返し実行し、前記誤差が前記設定許容誤差を越えるデータ点が出現したときは、当該データ点の1つ前のデータ点を特徴点として抽出する第4ステップとを有してなり、第4ステップで抽出された特徴点を新たな基点として第2ステップ乃至第4ステップを繰り返し実行して時系列データの特徴点を抽出し、抽出された特徴点と前記基点のデータと取得時刻を圧縮データとしてメモリに記憶することを共通の特徴とする。
本発明の一実施形態の時系列データ圧縮方法の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の時系列データ圧縮方法を適用してなる一実施形態の時系列データ圧縮装置のブロック構成図である。 図1の実施形態の処理過程を説明するための図である。 図1の実施形態の処理過程を説明するための図である。 図1の実施形態の処理過程を説明するための図である。 図1の実施形態の処理過程を説明するための図である。 図1の実施形態の処理過程を説明するための図である。 図1の実施形態の処理過程を説明するための図である。 図1の実施形態により圧縮された時系列データの概念を示す図である。 図1の実施形態の特徴を説明するための比較例の時系列データ圧縮方法を説明するための図である。 本発明の他の実施形態の特徴部の処理過程を説明するための図である。 本発明の時系列データ圧縮法を離散値データに適用した実施形態の処理手順を説明するための図である。 本発明の時系列データ圧縮法を離散値データに適用した実施形態の処理手順を説明するための図である。 本発明の時系列データ圧縮法を離散値データに適用した実施形態の処理手順を説明するための図である。 本発明の時系列データ圧縮法を離散値データに適用した実施形態の処理手順を説明するための図である。 本発明の時系列データ圧縮法を離散値データに適用した実施形態の処理手順を説明するための図である。 本発明の他の実施形態の時系列データ圧縮方法の処理手順を示すフローチャートである。 図17の実施形態の処理過程を説明するための図である。 図17の実施形態の処理過程を説明するための図である。
符号の説明
1 入力装置
2 計算機
3 プログラムメモリ
4 圧縮データファイル

Claims (6)

  1. 離散的又は連続的に取得される時系列データの任意の時刻のデータ点を基点に設定する第1ステップと、
    該基点以降に取得されるデータ点の1つを仮想点として前記基点と該仮想点とを通る仮想直線を想定する第2ステップと、
    前記基点と前記仮想点の間の1又は複数のデータ点と前記仮想直線との誤差をそれぞれ求める第3ステップと、
    各データ点の前記誤差が設定許容誤差を越えないときは、前記仮想点以降に取得されるデータ点の1つを新たな仮想点として第2ステップと第3ステップを繰返し実行し、前記誤差が前記設定許容誤差を越えるデータ点が出現したときは、当該データ点の1つ前のデータ点を特徴点として抽出する第4ステップと、
    第4ステップで抽出された特徴点を新たな基点として第2ステップ乃至第4ステップを繰り返し実行して時系列データの特徴点を抽出し、抽出された特徴点と前記基点のデータと取得時刻を圧縮データとしてメモリに記憶する第5ステップとを有する時系列データ圧縮方法。
  2. 離散的又は連続的に取得される時系列データの任意の時刻のデータ点を基点に設定する第1ステップと、
    該基点と次に取得されたデータ点を通る第1仮想直線を想定する第2ステップと、
    第1仮想直線と前記時系列データの各データ点との誤差を求め、該誤差の絶対値が設定許容誤差の2倍を越えるデータ点であって、かつ、前記基点に最も近いデータ点を第1仮想点とする第3ステップと、
    第1仮想点と前記基点を通る第2仮想直線を想定する第4ステップと、
    第2仮想直線と前記時系列データの各データ点との誤差を求め、該誤差の絶対値が設定許容誤差を越えるデータ点であって、かつ、前記基点に最も近いデータ点を第2仮想点とする第5ステップと、
    第2仮想点と前記基点を通る第3仮想直線を想定する第6ステップと、
    第3仮想直線と前記時系列データの各データ点との誤差を求め、該誤差の絶対値が前記基点と第2仮想点との間で最大となるデータ点を特徴点として抽出し、抽出された特徴点と前記基点のデータと取得時刻を圧縮データとしてメモリに記憶する第7ステップとを有してなる時系列データ圧縮方法。
  3. 請求項2において、
    第7ステップで求めた特徴点を基点として、第1ステップから第7ステップを繰返し実行して時系列データを圧縮してメモリに記録することを特徴とする時系列データ圧縮方法。
  4. 請求項2において、
    第7ステップで求めた特徴点を基点として、該基点と第5ステップで求めた第2仮想点を通る第4仮想直線を想定する第8ステップを有し、
    第8ステップで想定した第4仮想直線を用いて第7ステップを実行して時系列データを圧縮してメモリに記録することを特徴とする時系列データ圧縮方法。
  5. 離散的又は連続的に取得される時系列データの任意の時刻のデータ点を基点に設定する第1ステップと、
    該基点と次に取得されたデータ点を通る第1仮想直線を想定する第2ステップと、
    第1仮想直線と前記時系列データの各データ点との誤差を求め、該誤差の絶対値が設定許容誤差を越えるデータ点であって、かつ、前記基点に最も近いデータ点を第1仮想点とする第3ステップと、
    第1仮想点と前記基点を通る第2仮想直線を想定する第4ステップと、
    前記時系列データの各データ点を基準として第2仮想直線との誤差を極性を付して求め、前記基点と第1仮想点の間の誤差の最大値を基準として、第1仮想点から反基点側の各データ点の誤差が逆極性でほぼ同じになるデータ点であって、かつ、前記基点に最も近いデータ点を第2仮想点とする第5ステップと、
    第2仮想点と前記基点を通る第3仮想直線を想定する第6ステップと、
    第3仮想直線と前記時系列データの各データ点との誤差を求め、該誤差が前記基点と第2仮想点との間で最大となるデータ点を特徴点として抽出し、抽出された特徴点と前記基点のデータと取得時刻を圧縮データとしてメモリに記憶する第7ステップとを有してなる時系列データ圧縮方法。
  6. 離散的又は連続的に取得される時系列データの任意の時刻のデータ点を基点とし、該基点の次に取得されたデータ点を注目点とし、該注目点の次に取得されたデータ点を仮想点として設定する第1ステップと、
    該仮想点と前記基点を通る仮想直線を想定し、前記注目点に対する前記仮想直線との誤差を極性を付して求める第2ステップと、
    該誤差を初期値をゼロとする累積正誤差と累積負誤差の両方にそれぞれ加算する第3ステップと、
    前記累積正誤差と前記累積負誤差の絶対値の一方が設定許容誤差を越えたか否か判定する第4ステップと、
    第4ステップの判定が、否定のときは、前記仮想点を新たな注目点とし、前記仮想点の次に取得されたデータ点を新たな仮想点として第2ステップ乃至第4ステップを繰返し実行する第5ステップと、
    第4ステップの判定が、肯定のときは、前記基点を特徴点として時刻データを付して出力するとともに、前記注目点を新たな基点とし、前記仮想点を新たな注目点とし、該注目点の次に取得されたデータ点を新たな仮想点とし、前記累積正誤差と前記累積負誤差をゼロに初期化して第1ステップ乃至第4ステップを繰返し実行する第6ステップとを含んでなる時系列データ圧縮方法。
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