JP2008167165A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 機器モジュールには、複数枚の磁性体19が積層されたコア16及び当該コアに巻き付けられたコイル18を有するアンテナ14が備えられている。コア16の両端部のうち少なくとも一方の端部にある延出部17が耐磁板として一体形成されている。耐磁板である延出部17は、複数のモータ20のうち、少なくとも1つの第1のモータ20aを表面側から覆っている。
【選択図】 図3
Description
本発明の課題は、アンテナの受信感度をより向上させることである。
複数のモータと、
複数枚の磁性体が積層されたコア及び当該コアに巻き付けられたコイルを有するアンテナと、
前記複数のモータのうち、少なくとも1つの第1のモータを表面側から覆う耐磁板とを備え、
前記コアの両端部のうちの少なくとも一方の端部と前記耐磁板とは一体形成されていることを特徴としている。
前記耐磁板のほかに、前記複数のモータのうちの少なくとも1つの第1のモータ以外の第2のモータを表面側から覆うように配置された別な耐磁板を備えていることを特徴としている。
複数のモータと、
コア及び当該コアに巻き付けられたコイルを有するアンテナと、
前記複数のモータのうち、少なくとも1つの第2のモータを表面側から覆うように配置された耐磁板とを備え、
前記コアの両端のうち、少なくとも一端は、前記第2のモータ以外の第1のモータのうちの少なくとも1つを表面側から覆うように延出していることを特徴としている。
前記耐磁板と、前記コアの少なくとも一端から延出された部分との間は、前記コアに流れる磁束の副磁路となる隙間が形成されていることを特徴としている。
前記耐磁板と前記コアとは、互いに透磁率が異なる磁性材料で形成されていることを特徴としている。
前記コアの両端から延出する延出方向に向けて透磁率が低くなるように形成されていることを特徴としている。
一方、第2のモータを覆っているのはコアの少なくとも一端であるので、この一端が磁束を引き付けることにより、コイルの磁束が増大する。従って、アンテナの受信感度が向上することになる。
これら図1,2に示すように、電波腕時計100には、ステンレスやチタン等の金属製の機器本体2が設けられている。機器本体2の上下両端部、すなわち12時方向側端部及び6時方向側端部には図示しない時計バンドが取り付けられるバンド取り付け部3が形成されている。また、機器本体2の外周部には、時刻合わせの指示などの種々の操作指示が入力される複数の操作ボタン4が設けられている。機器本体2の内部は中空になっており、この中空部分が各種部品を内蔵する収納部21となる。
そして、機器本体2における時計ガラス5と文字板6との間には、指針軸7に取り付けられた時針や分針等の指針8が設けられていて、これら指針8は文字板6よりも裏側に設けられた運針部9により運針されるようになっている。
時刻修正時においては、アンテナ14では、延出部17で捕捉した電波によりコア16中に磁束が通過する。この磁束の通過によってコイル18中に電流が発生する。この際、耐磁板22が第2のモータ20bを表面側から覆っているので、耐磁板22により電波が遮蔽されて、第2のモータ20bに対する電波の影響が抑制されることになる。また、延出部17が第1のモータ20aを表面側から覆っているので、延出部17により電波が遮蔽されて、第1のモータ20aに対する電波の影響が抑制される。
図4はアンテナの第1の変形例を示す図であり、コア16及び延出部17の形状をコの字とした複数の磁性体で形成した場合を示し、(a)は複数の磁性体の分解斜視図、(b)はコイル18が巻き付けられた状態を表す斜視図である。
この図4に示すように、コア16及び延出部17は、平面が略コ字状の複数の磁性体19を積層して形成されている。複数の磁性体19は、図4における下方、すなわち機器モジュール12の内側に行くにつれて、両端部が徐々に短くなるように形成されている。これにより、積層後の延出部17の太さは、先方に行くにつれて徐々に細くなる。透磁率は、磁性体19の太い部分の方が細い部分よりも高くなるため、上述したように複数の磁性体19を積層したことによって、透磁率がコア16の両端から延出する延出方向に向けて低くなる。
また、本実施形態では、複数の磁性体19が積層されることでコア16と延出部17とが形成された場合を例示して説明したが、コアと延出部とを一体成形してもよい。図5はコア16Aと延出部17Aとを一体成形したアンテナ14Aの概略を示す図であり、(a)は側面図、(b)は斜視図である。この図5に示すように、コア16Aと延出部17Aとを一体成形した場合においても、延出部17Aの太さが、先方に行くにつれて徐々に細くなるように形成していると、延出部17Aの透磁率が延出方向に向けて低くなり、コア16Aに向けて磁束が流れやすくなる。
10 電子部品
11 機構部品
12 機器モジュール
14 アンテナ
15 耐磁板
16 コア
17 延出部
18 コイル
19 磁性体
20a 第1のモータ
20b 第2のモータ
21 収納部
22 耐磁板
100 電波腕時計(電子機器)
Claims (6)
- 複数のモータと、
複数枚の磁性体が積層されたコア及び当該コアに巻き付けられたコイルを有するアンテナと、
前記複数のモータのうち、少なくとも1つの第1のモータを表面側から覆う耐磁板とを備え、
前記コアの両端部のうちの少なくとも一方の端部と前記耐磁板とは一体形成されていることを特徴とする電子機器。 - 請求項1記載の電子機器において、
前記耐磁板のほかに、前記複数のモータのうちの少なくとも1つの第1のモータ以外の第2のモータを表面側から覆うように配置された別な耐磁板を備えていることを特徴とする電子機器。 - 複数のモータと、
コア及び当該コアに巻き付けられたコイルを有するアンテナと、
前記複数のモータのうち、少なくとも1つの第2のモータを表面側から覆うように配置された耐磁板とを備え、
前記コアの両端のうち、少なくとも一端は、前記第2のモータ以外の第1のモータのうちの少なくとも1つを表面側から覆うように延出していることを特徴とする電子機器。 - 請求項2又は3記載の電子機器において、
前記耐磁板と、前記コアの少なくとも一端から延出された部分との間は、前記コアに流れる磁束の副磁路となる隙間が形成されていることを特徴とする電子機器。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の電子機器において、
前記耐磁板と前記コアとは、互いに透磁率が異なる磁性材料で形成されていることを特徴とする電子機器。 - 請求項1〜5の何れか一項に記載の電子機器において、
前記コアの両端から延出する延出方向に向けて透磁率が低くなるように形成されていることを特徴とする電子機器。
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