JP2008164917A - プロジェクタ - Google Patents

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JP2008164917A JP2006354138A JP2006354138A JP2008164917A JP 2008164917 A JP2008164917 A JP 2008164917A JP 2006354138 A JP2006354138 A JP 2006354138A JP 2006354138 A JP2006354138 A JP 2006354138A JP 2008164917 A JP2008164917 A JP 2008164917A
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Abstract

【課題】光源ランプを挿入する部分に取り付けられた部材の外側部分が高温になるのを抑制することが可能なプロジェクタを提供する。
【解決手段】このプロジェクタは、光源ランプ7と、光源ランプ7が内部に収納されているランプ収納部8と、ランプ収納部8を内部に挿入するために設けられた開口部4bを含む下部フレーム4(筐体6)と、下部フレーム4の開口部4bを下部フレーム4の外部から覆うように取り付けられた蓋部材11とを備える。また、蓋部材11は、実質的に密閉空間を構成する中空部11jを含む。
【選択図】図5

Description

この発明は、プロジェクタに関し、特に、光源ランプとランプ収納部とを備えたプロジェクタに関する。
従来、光源ランプとランプ収納部とを備えたプロジェクタが知られている(たとえば、特許文献1〜3参照)。
上記特許文献1には、プロジェクタ用ランプ(光源ランプ)と、熱遮蔽部を有するランプハウス(ランプ収納部)と、空気を排出する排気ファンおよび空気を取り込むためのシロッコファンとを備えたプロジェクタ装置が開示されている。この熱遮蔽部は、ランプハウスの上部および両側部に設けられている。また、熱遮蔽部には、シロッコファンにより空気が流入されるとともに排気ファンにより空気が排出される空気の流路が設けられている。この流路は、プロジェクタ用ランプの熱を遮蔽する機能を有する。
また、上記特許文献2には、光源(光源ランプ)と、光源および光学素子が収納された光源ランプユニットと、光源ランプユニットに空気を送るとともに光源ランプユニットの内部を一定の温度に保持する機能を有する冷却ファンとを備えた投射型表示装置(プロジェクタ)が開示されている。
また、上記特許文献3には、ランプ(光源ランプ)と、ランプおよび光学ユニットが収納された投射ユニットとを備えた画像表示装置が開示されている。また、ランプおよび光学ユニットは、平板状の基板に配置されている。
特開2006−227052号公報 特開2003−337380号公報 特開2000−321669号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたプロジェクタ装置では、熱遮蔽部は、ランプハウス(ランプ収納部)の上部および両側部に設けられているため、ランプハウス内にプロジェクタ用ランプを挿入するのは、ランプハウスの下側であると考えられる。この場合、特許文献1には、ランプハウスの下部を断熱する構造が開示されていないので、ランプハウスの下部近傍は、高温になると考えられる。したがって、プロジェクタ装置を使用する際に、プロジェクタ用ランプの下部近傍に設けられたプロジェクタ用ランプを挿入する部分に取り付けられた蓋などの外側部分が高温になるという問題点があると考えられる。
また、上記特許文献2および特許文献3に開示されたプロジェクタおよび画像表示装置では、明記はされていないが、光源ランプを交換する際に光源ランプを挿入するための開口部および蓋などが筐体の光源ランプの近傍に設けられていると考えられる。この場合、特許文献2および3には、光源ランプを挿入する部分近傍において、光源ランプが発する熱をプロジェクタの外部と遮蔽する構造が開示されていないため、光源ランプを挿入する部分の近傍は、高温になると考えられる。したがって、プロジェクタおよび画像表示装置を使用する際に、光源ランプの近傍に設けられた光源ランプを挿入する部分に取り付けられた蓋などの外側部分が高温になるという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、光源ランプを挿入する部分に取り付けられた部材の外側部分が高温になるのを抑制することが可能なプロジェクタを提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面によるプロジェクタは、光源ランプと、光源ランプが内部に収納されているランプ収納部とを備えるプロジェクタにおいて、ランプ収納部を内部に挿入するために設けられた開口部を含む筐体と、筐体の開口部を筐体に外部から覆うように取り付けられた蓋部材とをさらに備え、蓋部材は、実質的に密閉空間を構成する中空部と、ランプ収納部に対向するように設けられた第1平板部と、第1平板部よりも筐体の外側に第1平板部と所定の間隔を隔てて対向するように設けられた第2平板部と、第1平板部と第2平板部とに交差するように形成された壁部と、蓋部材の第1平板部と第2平板部とを回動可能に接続する回動接続部と、回動接続部により回動された第1平板部と第2平板部とを固定するための固定部とを含み、蓋部材の実質的に密閉空間を構成する中空部は、第1平板部と第2平板部と壁部とに囲まれる領域に形成され、蓋部材の固定部は、第1平板部および第2平板部の一方に設けられた係合孔部と、第1平板部および第2平板部の他方に設けられ、係合孔部に係合する係合部とを有し、蓋部材の中空部は、ランプ収納部の蓋部材側の表面の少なくとも全ての領域に対応する領域に設けられている。
この発明の第1の局面によるプロジェクタでは、上記のように、筐体の開口部を筐体の外部から覆うように取り付けられた蓋部材に、実質的に密閉空間を構成する中空部を設けることによって、光源ランプが発する熱により光源ランプが収納されているランプ収納部が高温になるとともに、蓋部材の内側部分がランプ収納部により高温になった場合にも、実質的に密閉空間を構成する中空部により蓋部材の内側部分の熱が外側部分に伝達されるのを抑制することができるので、蓋部材の外側部分が高温になるのを抑制することができる。また、蓋部材の実質的に密閉空間を構成する中空部を、第1平板部と第2平板部と壁部とに囲まれる領域に形成することによって、ランプ収納部の内部の光源ランプの熱により高温になった第1平板部と、第1平板部よりも筐体の外側に設けられた第2平板部との間に、容易に、中空部を設けることができる。
また、第1の局面では、蓋部材に、蓋部材の第1平板部と第2平板部とを回動可能に接続する回動接続部と、回動接続部により回動された第1平板部と第2平板部とを固定するための固定部とを設けることによって、回動接続部と固定部とにより、中空部を含む蓋部材を容易に組み立てることが可能な蓋部材を一体的に設けることができるので、部品点数が増加するのを抑制することができる。また、蓋部材の固定部に、第1平板部および第2平板部の一方に設けられた係合孔部と、第1平板部および第2平板部の他方に設けられ、係合孔部に係合する係合部とを設けることによって、係合孔部と係合部とを用いて、容易に、第1平板部と第2平板部とを固定することができる。また、蓋部材の中空部を、少なくとも、ランプ収納部の蓋部材側の表面の実質的に全ての領域に対応する領域に設けるとによって、ランプ収納部の内部に設けられている光源ランプの熱によりランプ収納部の蓋部材側の表面の実質的に全ての領域が高温になった場合にも、ランプ収納部の蓋部材側の表面の実質的に全ての領域に対応する領域に設けられた蓋部材の中空部により、蓋部材のランプ収納部側の熱が遮断されるので、蓋部材の外側部分が高温になるのをより有効に抑制することができる。
この発明の第2の局面によるプロジェクタは、光源ランプと、光源ランプが内部に収納されているランプ収納部と、ランプ収納部を内部に挿入するために設けられた開口部を含む筐体と、筐体の開口部を筐体の外部から覆うように取り付けられた蓋部材とを備え、蓋部材は、実質的に密閉空間を構成する中空部を含む。
この発明の第2の局面によるプロジェクタでは、上記のように、筐体の開口部を筐体の外部から覆うように取り付けられた蓋部材に、実質的に密閉空間を構成する中空部を設けることによって、光源ランプが発する熱により光源ランプが収納されているランプ収納部が高温になるとともに、蓋部材の内側部分がランプ収納部により高温になった場合にも、実質的に密閉空間を構成する中空部により蓋部材の内側部分の熱が外側部分に伝達されるのを抑制することができるので、蓋部材の外側部分が高温になるのを抑制することができる。
上記第2の局面によるプロジェクタにおいて、好ましくは、蓋部材は、ランプ収納部に対向するように設けられた第1平板部と、第1平板部よりも筐体の外側に第1平板部と所定の間隔を隔てて対向するように設けられた第2平板部と、第1平板部と第2平板部とに交差するように形成された壁部とを一体的に含み、蓋部材の実質的に密閉空間を構成する中空部は、第1平板部と第2平板部と壁部とに囲まれる領域に形成されている。このように構成すれば、ランプ収納部の内部の光源ランプの熱により高温になった第1平板部と、第1平板部よりも筐体の外側に設けられた第2平板部との間に、容易に、中空部を設けることができる。
上記蓋部材は第1平板部と第2平板部と壁部とを一体的に含むプロジェクタにおいて、好ましくは、蓋部材は、蓋部材の第1平板部と第2平板部とを回動可能に接続する回動接続部と、回動接続部により回動された第1平板部と第2平板部とを固定するための固定部とをさらに含む。回動接続部と固定部とにより、中空部を含む蓋部材を容易に組み立てることが可能な蓋部材を一体的に設けることができるので、部品点数が増加するのを抑制することができる。
上記蓋部材は第1平板部と第2平板部とを固定するための固定部を含むプロジェクタにおいて、好ましくは、蓋部材の固定部は、第1平板部および第2平板部の一方に設けられた係合孔部と、第1平板部および第2平板部の他方に設けられ、係合孔部に係合する係合部とを有する。このように構成すれば、係合孔部と係合部とを用いて、容易に、第1平板部と第2平板部とを固定することができる。
上記第2の局面によるプロジェクタにおいて、好ましくは、蓋部材の中空部は、ランプ収納部の蓋部材側の表面の少なくとも全ての領域に対応する領域に設けられている。このように構成すれば、ランプ収納部の内部に設けられている光源ランプの熱によりランプ収納部の蓋部材側の表面の実質的に全ての領域が高温になった場合にも、ランプ収納部の蓋部材側の表面の実質的に全ての領域に対応する領域に設けられた蓋部材の中空部により、蓋部材のランプ収納部側の熱が遮断されるので、蓋部材の外側部分が高温になるのをより有効に抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるプロジェクタの全体構成を示した斜視図である。図2〜図12は、図1に示した本発明の一実施形態によるプロジェクタの詳細構造を説明するための図である。まず、図1〜図12を参照して、本発明の一実施形態によるプロジェクタの構造について説明する。
本発明の一実施形態によるプロジェクタは、図1に示すように、前部フレーム1、後部フレーム2、上部フレーム3および下部フレーム4を備えている。また、前部フレーム1の一方側(矢印A方向側)の部分には、映像を投影するための投影レンズ5が挿入されるレンズ挿入部1aが形成されている。また、下部フレーム4の一方側(矢印A方向側)の側面には、空気を取り入れるための吸気口(図示せず)が設けられるとともに、他方側(矢印B方向側)の側面には、空気を排出するための排出口4aが設けられている。なお、前部フレーム1、後部フレーム2、上部フレーム3および下部フレーム4によって筐体6が構成されている。
ここで、本実施形態では、下部フレーム4には、図2および図3に示すように、下部フレーム4の前部フレーム1(図1参照)側に、かつ、矢印B方向側に開口部4bが設けられている。この開口部4bは、光源ランプ7が内部に収納されて装着されているランプ収納部8をプロジェクタの内部に挿入するために設けられている。また、開口部4bの矢印B方向側には、図11に示すように、矢印A方向に延びる板状部分に設けられた係合孔部4cが設けられている。また、開口部4bの矢印A方向側には、一対の係合部4dおよび4eが設けられている。また、開口部4bの係合部4dと係合部4eとの間には、係合部4fが設けられている。これら開口部4bの係合孔部4cと、係合部4d、4eおよび4fとは、後述する蓋部材11を下部フレーム4に取り付けるために設けられている。
光源ランプ7は、図3に示すように、光源としてのガラス製のバルブ7aと、バルブ7aが発する光を反射して集光するための金属製のリフレクタ7bとを含む。また、光源ランプ7は、ランプ収納部8の内部に装着されている。また、光源ランプ7は、光源ランプ7が点灯している場合に、非常に高温になるため、ランプ収納部8は、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド樹脂)(耐熱温度:約240℃)により形成されている。また、ランプ収納部8は、図2および図3に示すように、キャスティング9に取り付けられている。
具体的には、キャスティング9は、下部フレーム4に固定されている。また、キャスティング9は、マグネシウムからなり、キャスティング9の内部には、図示しない光学ユニットが配置されている。また、ランプ収納部8のキャスティング9側(矢印A方向側)には、図4および図5に示すように、2つのボス部8aが設けられている。また、ランプ収納部8の2つのボス部8aの下方には、ネジ挿入穴8bが形成されている。また、キャスティング9のランプ収納部8側(矢印B方向側)には、2つのボス部8aに対応する部分に2つの挿入穴部9aが形成されるとともに、ネジ挿入穴8bに対応する部分にネジ穴9bが形成されている。そして、ランプ収納部8は、2つのボス部8aがそれぞれキャスティング9の挿入穴部9aに挿入されるとともに、ネジ部材10がネジ挿入穴8bに挿入され、ネジ穴9bに螺合されることによりキャスティング9に取り付けられている。
また、キャスティング9に取り付けられているランプ収納部8は、図5に示すように、下部フレーム4および後述する蓋部材11のランプ収納部8側の面から所定の距離を隔てて配置されている。
また、本実施形態では、下部フレーム4(筐体6)の開口部4bには、図6に示すように、下部フレーム4(筐体6)に外部から覆うように蓋部材11が取り付けられている。この蓋部材11は、ポリカーボネート樹脂により形成されている。また、蓋部材11は、図7および図8に示すように、下部フレーム4の開口部4bに対して着脱可能に取り付けられている。
具体的には、本実施形態のプロジェクタの蓋部材11は、図9および図10に示すように、ランプ収納部8に対向するように設けられた内側平板部11aと、内側平板部11aよりも筐体6の外側に内側平板部11aと所定の距離を隔てて対向するように設けられた外側平板部11bと、内側平板部11aと外側平板部11bとに直交(交差)するように形成された壁部11cおよび11dと、内側平板部11aに設けられた3つの爪部11e、11fおよび11gとを含む。なお、内側平板部11aは、本発明の「第1平板部」の一例であり、外側平板部11bは、本発明の「第2平板部」の一例である。また、爪部11fと11gとの間には、係合面11hが形成されている。爪部11eには、係合孔部4cが係合し、爪部11fには、係合部4dが係合し、爪部11gには、係合部4eが係合するように構成されている。また、係合面11hには、係合部4fが係合されている。
また、蓋部材11は、図7に示すように、下部フレーム4の開口部4bに対して矢印A方向および矢印B方向にスライドされるように構成されている。具体的には、開口部4bには、ガイド部4gが形成されており、蓋部材11の外側平板部11bの内側平板部11a側は、ガイド部4gに当接しながら蓋部材11のスライド方向(矢印A方向および矢印B方向)に沿ってガイドされるように構成されている。
また、蓋部材11には、図9および図10に示すように、外側平板部11bよりも矢印A方向側に突出した突出部分11iが形成されている。この突出部分11iは、図7に示すように、下部フレーム4の開口部4bに設けられた挿入穴部4hに挿入されるように構成されている。
ここで、本実施形態では、蓋部材11には、図5および図9に示すように、実質的に密閉空間を構成する中空部11jが設けられている。具体的には、実質的に密閉空間を構成する中空部11jは、内側平板部11aと外側平板部11bと壁部11cおよび11dとに囲まれる領域に形成されている。この中空部11jは、内側平板部11aと壁部11cおよび11dとの間に実質的に隙間がないように構成されるとともに、外側平板部11bと壁部11cおよび11dとの間に実質的に隙間がないように構成されている。すなわち、蓋部材11の中空部11jは、断熱機能を有するように構成されているため、蓋部材11の近傍に設けられているランプ収納部8(光源ランプ7)からの熱により内側平板部11aが高温になった場合にも、ランプ収納部8からの熱を遮断して外側平板部11bが高温になるのを抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、蓋部材11は、図12に示すように、内側平板部11aと外側平板部11bとを回動可能に接続する2つの回動接続部11kを回動軸としてC方向に折りたたむことによって形成されている。2つの回動接続部11kは、内側平板部11aおよび外側平板部11bに一体的に形成されている。また、2つの回動接続部11kは、それぞれ、内側平板部11aおよび外側平板部11bの厚みよりも小さい厚みを有するように構成されている。つまり、回動接続部11kは、容易に回動されるように構成されている。また、蓋部材11には、回動された内側平板部11aと外側平板部11bとを固定するための固定部11lが設けられている。固定部11lは、壁部11dに設けられた一対の係合孔部11mと、外側平板部11bに設けられ、係合孔部11mに係合する係合部11nとを含む。つまり、蓋部材11は、内側平板部11aと外側平板部11bとを回動接続部11kを中心としてC方向に折りたたむとともに、固定部11lの係合部11nを係合孔部11mに係合させることにより形成されている。
また、本実施形態では、蓋部材11の中空部11jは、図3および図5に示すように、ランプ収納部8の蓋部材11側の表面8c(図5参照)の全ての領域を含み、かつ、それよりも大きい領域に設けられている。また、平面的に見手、ランプ収納部8が配置される領域を全て含む領域に蓋部材11の中空部11jが設けられている。これにより、蓋部材11の中空部11jは、光源ランプ7の熱によりランプ収納部8が高温になった場合にも、ランプ収納部8の表面8c(図5参照)の熱が遮断されるので、蓋部材11の外側平板部11bが高温になるのを抑制することが可能である。
本実施形態では、上記のように、下部フレーム4(筐体6)の開口部4bを下部フレーム4の外部から覆うように取り付けられた蓋部材11に、実質的に密閉空間を構成する中空部11jを形成することによって、光源ランプ7が発する熱により高温になり、光源ランプ7が収納されているランプ収納部8が高温になるとともに、蓋部材11の内側平板部11aが、ランプ収納部8により高温になった場合にも、実質的に密閉空間を構成する中空部11jにより蓋部材11の内側平板部11aの熱が外側平板部11bに伝達されるのを抑制することができるので、蓋部材11の外側平板部11bが高温になるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、蓋部材11の実質的に密閉空間を構成する中空部11jを、内側平板部11aと外側平板部11bと壁部11cおよび11dとに囲まれる領域に形成することによって、ランプ収納部8の内部の光源ランプ7の熱により高温になった内側平板部11aと、内側平板部11aよりも下部フレーム4の外側に設けられた外側平板部11bとの間に、容易に、中空部11jを設けることができる。
また、本実施形態では、蓋部材11に、蓋部材11の内側平板部11aと外側平板部11bとを回動可能に接続する回動接続部11kと、回動接続部11kにより回動された内側平板部11aと外側平板部11bとを固定するための固定部11lとを設けることによって、回動接続部11kと固定部11lとにより、中空部11jを含む蓋部材11を容易に組み立てることが可能な蓋部材11を一体的に設けることができるので、部品点数が増加するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、蓋部材11の固定部11lに、内側平板部11aに直交するように一体的に形成された壁部11dに設けられた係合孔部11mと、外側平板部11bに設けられ、係合孔部11mに係合する係合部11nとを設けることによって、係合孔部11mと係合部11nとを用いて、容易に、内側平板部11aと外側平板部11bとを固定することができる。
また、本実施形態では、蓋部材11の中空部11jを、ランプ収納部8の蓋部材11側の表面8cの全ての領域を含み、かつ、表面8cよりも大きい領域に設けるとによって、ランプ収納部8の内部に設けられている光源ランプ7の熱によりランプ収納部8の蓋部材11側の表面8cの実質的に全ての領域が高温になった場合に、ランプ収納部8の蓋部材11側の表面8cの全ての領域を含み、かつ、表面8cよりも大きい領域に設けられた蓋部材11の中空部11jにより、蓋部材11のランプ収納部8側の内側平板部11aの熱が遮断されるので、蓋部材11の外側平板部11bが高温になるのをより有効に抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、中空部を内側平板部と外側平板部と壁部とに囲まれる領域に設け、壁部と外側平板部とが当接するようにして密閉した例を示したが、本発明はこれに限らず、壁部と外側平板部との間にゴムなどのシール部材を設けて密閉してもよい。
また、上記実施形態では、内側平板部と外側平板部と壁部と固定部とを一体的に形成することにより蓋部材を構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、内側平板部と外側平板部と壁部と固定部とを一体的に形成せずに複数の部材を接合することにより蓋部材を構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、蓋部材を筐体と別体で設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、蓋部材を筐体と一体的に設けるようにしてもよい。
本発明の一実施形態によるプロジェクタの全体構成を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態によるプロジェクタのランプ収納部付近の構造を示した部分斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態によるプロジェクタのランプ収納部付近の構造を示した平面図である。 図1に示した本発明の一実施形態によるプロジェクタのランプ収納部とキャスティングとの取付構造を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態によるプロジェクタの蓋部材と下部フレームとの取付構造を示した断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態によるプロジェクタの蓋部材が下部フレームに取り付けられた状態を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態によるプロジェクタの蓋部材の下部フレームに対する取付構造を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態によるプロジェクタの蓋部材の下部フレームに対する取付構造を示した分解斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態によるプロジェクタの蓋部材の構造を詳細に説明するための平面図である。 図1に示した本発明の一実施形態によるプロジェクタの蓋部材の構造を詳細に説明するための斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態によるプロジェクタの下部フレームの開口部の構造を詳細に説明するための斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態によるプロジェクタの蓋部材の構造を詳細に説明するための斜視図である。
符号の説明
4 下部フレーム
4b 開口部
6 筐体
7 光源ランプ
8 ランプ収納部
8c 表面
11 蓋部材
11a 内側平板部(第1平板部)
11b 外側平板部(第2平板部)
11c、11d 壁部
11j 中空部
11k 回動接続部
11l 固定部
11m 係合孔部
11n 係合部

Claims (6)

  1. 光源ランプと、前記光源ランプが内部に収納されているランプ収納部とを備えるプロジェクタにおいて、
    前記ランプ収納部を内部に挿入するために設けられた開口部を含む筐体と、
    前記筐体の開口部を前記筐体に外部から覆うように取り付けられた蓋部材とをさらに備え、
    前記蓋部材は、
    実質的に密閉空間を構成する中空部と、
    前記ランプ収納部に対向するように設けられた第1平板部と、
    前記第1平板部よりも前記筐体の外側に前記第1平板部と所定の間隔を隔てて対向するように設けられた第2平板部と、
    前記第1平板部と前記第2平板部とに交差するように形成された壁部と、
    前記蓋部材の前記第1平板部と前記第2平板部とを回動可能に接続する回動接続部と、
    前記回動接続部により回動された前記第1平板部と前記第2平板部とを固定するための固定部とを含み、
    前記蓋部材の実質的に密閉空間を構成する前記中空部は、前記第1平板部と前記第2平板部と前記壁部とに囲まれる領域に形成され、
    前記蓋部材の固定部は、前記第1平板部および前記第2平板部の一方に設けられた係合孔部と、前記第1平板部および前記第2平板部の他方に設けられ、前記係合孔部に係合する係合部とを有し、
    前記蓋部材の中空部は、前記ランプ収納部の前記蓋部材側の表面の少なくとも全ての領域に対応する領域に設けられている、プロジェクタ。
  2. 光源ランプと、
    前記光源ランプが内部に収納されているランプ収納部と、
    前記ランプ収納部を内部に挿入するために設けられた開口部を含む筐体と、
    前記筐体の開口部を前記筐体の外部から覆うように取り付けられた蓋部材とを備え、
    前記蓋部材は、実質的に密閉空間を構成する中空部を含む、プロジェクタ。
  3. 前記蓋部材は、前記ランプ収納部に対向するように設けられた第1平板部と、前記第1平板部よりも前記筐体の外側に前記第1平板部と所定の間隔を隔てて対向するように設けられた第2平板部と、前記第1平板部と前記第2平板部とに交差するように形成された壁部とを一体的に含み、
    前記蓋部材の実質的に密閉空間を構成する前記中空部は、前記第1平板部と前記第2平板部と前記壁部とに囲まれる領域に形成されている、請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記蓋部材は、前記蓋部材の前記第1平板部と前記第2平板部とを回動可能に接続する回動接続部と、前記回動接続部により回動された前記第1平板部と前記第2平板部とを固定するための固定部とをさらに含む、請求項3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記蓋部材の固定部は、前記第1平板部および前記第2平板部の一方に設けられた係合孔部と、前記第1平板部および前記第2平板部の他方に設けられ、前記係合孔部に係合する係合部とを有する、請求項4に記載のプロジェクタ。
  6. 前記蓋部材の中空部は、前記ランプ収納部の前記蓋部材側の表面の少なくとも全ての領域に対応する領域に設けられている、請求項2〜5のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
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