JP2008162041A - プラスチックレンズ成形金型 - Google Patents

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Akira Ishikawa
章 石川
Tomokazu Kitagawa
智一 北川
Motoaki Morioka
元昭 森岡
Hajime Yamamoto
始 山本
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Abstract

【課題】プラスチックレンズ成形金型での入れ子回転調整時間短縮と高精度レンズ成形を可能にする金型を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明のプラスチックレンズ成形金型では、プラスチックレンズ成形金型1での収差低減のために非球面加工付入れ子2を回転調整する際、入れ子2の回転方向位置を示す刻印マーク3を金型4、5に設けられた貫通穴6を通してプラスチックレンズ成形金型1を分解することなく、入れ子2を組み込んだ状態で確認することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチックレンズ成形において成形品となるレンズの収差低減を図るプラスチックレンズ成形金型に関するものである。
従来のプラスチックレンズ成形金型について、図面を用いて説明する。
図4は従来のプラスチックレンズ成形金型を説明する側面断面図であり、図5はプラスチックレンズ成形金型に設置される入れ子の要部斜視図である。
1はプラスチックレンズ成形金型、2は成形品となるレンズの外形に対応するように非球面加工を施した入れ子、3は入れ子2の外周面に設けた回転方向識別用のナンバーリング刻印、4、5は上下一対の入れ子2を保持する金型であり、4は固定側金型、5は上下方向に移動可能な可動側金型である。
従来のプラスチックレンズ成形金型1では、入れ子2の回転調整(成形加圧方向と平行な軸回りの回転調整)を行う際は金型1をばらして所定の回転方向に入れ子2を設置し、その回転方向の位置を記録して金型を組立てて成形を行う。この場合、所定回転方向の位置とは異なる位置に組まれたり、あるいは、回転方向位置の確認漏れや記録忘れの場合、回転方向位置を確認するために再度金型を分解する必要がある。
また、金型を分解することなく金型外部から金型内に設置された非球面加工付入れ子を回転することが可能な機構を設けたプラスチックレンズ成形金型があるが、この場合でも入れ子の回転方向の位置が金型外部からでは認識・識別することができず、どの位置が最適な回転位置かを数値データとして取り込むことができない。
なお、この出願に関する公知の技術とする参考文献としては、例えば、特許文献1が知られている。
実開平3−9820号公報
前記従来のプラスチックレンズ成形金型では、金型を分解することなく金型外部から金型内に設置された非球面加工付入れ子の回転方向位置を確認することができないために、組み込みの信頼性あるいは再現性に対して問題を有している。
本発明では、このような前記課題を解決しようとするものであり、プラスチックレンズ成形金型において回転方向の位置を金型外部から識別することができる組み込み信頼性の高いプラスチックレンズ成形金型を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明は、プラスチックレンズ成形金型でのレンズ成形品の収差低減のために非球面加工付入れ子を回転する際、入れ子の回転方向位置を示す刻印マークを、金型に設けられた貫通穴を通して確認することができる。
また、別な手段として非球面加工付入れ子に回転方向の位置と相関のある連続的な刻印もしくは切欠きを設ける。金型に設けられた貫通穴を通して、安価で簡易な方法としてレーザーもしくはカメラによりその連続的な刻印もしくは切欠きの位置を測定することで、金型を分解することなく自動的に入れ子の回転方向位置を測定・認識することができる。
この発明によれば、プラスチックレンズ成形金型において金型を分解することなく金型外部から回転方向位置を確認・識別することができ、成形加工を行うために入れ子の組み込み、調整などに係る金型立上げ時間の短縮と調整工数を削減することができる。
以上のように本発明によれば、プラスチックレンズ成形金型での成形品レンズの収差低減の為の回転調整の際、金型を分解することなく非球面加工付入れ子の回転方向位置を確認・識別することができ、上記プラスチックレンズ成形金型を用いることで、金型立上げ時間の短縮、調整工数の削減を可能とし、また、上記回転方向位置の調整精度を高めることができ収差の小さい高精度のプラスチックレンズの製作を行うことができるという作用効果を有する。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の請求項1に記載の発明は、プラスチックレンズ成形金型において、金型に貫通穴を設けることで金型を分解することなく非球面加工付入れ子の回転方向位置を示す刻印マークである回転方向位置を確認し、また識別することができ、入れ子を所定の回転方向位置に組み込み、設置できるので、成形品レンズの収差を低減することができるという作用効果を有する。
このプラスチックレンズ成形金型の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は本発明のプラスチックレンズ成形金型を説明する側面断面図である。
1はプラスチックレンズ成形金型、2は成形品(非球面レンズ)に対応する非球面加工を施した入れ子、3はレンズ光軸回りに対応する回転方向の識別用の刻印マーク、4は固定側金型、5はレンズ光軸方向に平行な上下方向に可動する可動側金型、6は可動側金型5の外側から入れ子2を組み込む入れ子組み込み部2aに貫通する貫通穴である。
本発明のプラスチックレンズ成形金型では、非球面加工を施した入れ子2が固定側金型4と可動側金型5に設置されている。非球面加工を施した入れ子2には回転方向識別用の刻印マーク3がある。レンズの収差を低減するには固定側金型4と可動側金型5に設置した入れ子2の光軸に対応する入れ子中心の中心ズレ(センターズレ)を最小限にすることと、両者の非球面加工部の外周部(コバ部)の平行度を最大限向上させ平行ズレを最小限にすることが必要である。そこで、センターズレと平行ズレを最小限にするために入れ子2を刻印マーク3に対応させて所定の間隔で回転させて再設置した後に成形を行い成形品レンズの収差の評価を行い収差が極力低減できるよう最適な回転方向位置を特定する回転調整を行う。その際、入れ子2にある回転方向識別用の刻印マーク3を金型を分解せずに確認できるようにするために金型に貫通穴6が設けられている。この貫通穴6により常時入れ子2の刻印マーク3を確認でき回転方向位置を識別することが可能となる。
(実施の形態2)
本発明の請求項2に記載の発明は、プラスチックレンズ成形金型において、非球面レンズに対応する非球面加工を施した入れ子の外周に回転方向の位置と相関のある連続的な刻印もしくは切欠きを設け、金型に設けられた貫通穴を通して、光測定手段の安価で簡易な方法としてレーザーもしくはカメラにより入れ子の全外周にわたって回転方向位置を示すその連続的な刻印もしくは切欠きの位置を測定することで、金型を分解することなく前記光学測定などにより自動的に入れ子の回転方向位置を測定・認識することを可能にする作用効果を有する。
このプラスチックレンズ成形金型について、図面を用いて説明する。図1は本発明のプラスチックレンズ成形金型を説明する側面断面図であり、図2は本発明の(a)プラスチックレンズ成形金型に設置される入れ子の要部斜視図と(b)入れ子回転方向位置と刻印マーク位置の相関図である。
1はプラスチックレンズ成形金型、2は非球面加工を施した入れ子、4は固定側金型、5は可動側金型、6は貫通穴、7は回転方向識別用の回転方向と相関のある刻印もしくは切欠き、8は刻印マーク識別用のレーザー測定器もしくは認識カメラである。
本発明のプラスチックレンズ成形金型では、非球面加工を施した入れ子2が固定側金型4と可動側金型5に設置されている。非球面加工を施した入れ子2には回転方向識別用の回転方向と相関のある刻印マーク3がある。レンズの収差を低減するには固定側金型4と可動側金型5に設置した入れ子2の中心ズレ(センターズレ)を最小限にすることと、両者の非球面加工部の外周部の平行ズレを最小限にすることが必要である。そこで、センターズレと平行度ズレを最小限にするために入れ子2を回転調整する必要がある。金型外部に設置されたレーザーが貫通穴6を通り、入れ子2にある回転方向と相関のある刻印もしくは切欠き3に反射することでその回転位置を特定することができる。もしくはカメラを設置し、入れ子2にある回転方向と相関のある刻印もしくは切欠きを認識することでその回転位置を特定することができる。
以上より、収差低減のための回転調整におけるロス並びに調整時間に対して従来の方法よりも短時間で効率的に調整でき、効果が大きく、レンズ成形までの立上げ時間短縮、調整工数削減とともに、高精度プラスチックレンズ成形が可能となる。
(実施の形態3)
図3(a)は、本発明の他の実施形態における固定ピンを入れ子に挿入した状態を示す要部断面図、図3(b)は、同固定ピンと入れ子の構成を示す要部斜視図である。
入れ子2には、所定の間隔(たとえば、外周を4等分または8等分した間隔)でプラスチックレンズの光軸20まわりに回転方向位置を特定するための刻印マーク3が設けられている。この刻印マーク3は、入れ子の外周部に多段(たとえば2段)に座グリを施した下面に設けている。
10は、金型5に有する貫通穴6に挿入した固定ピンで、多段に座グリを施した上部面にその先端を当接させまた、外周を係合させて、入れ子2を光軸20まわりに対して固定している。この構成により、入れ子2を確実に所定の刻印マーク3の位置で固定することができ、また、刻印マーク3は多段の座グリ部の下部面に設けているので、刻印マーク3が変形、摩耗あるいは損傷することなく、常時、明確に認識することができる。
また、固定ピン10は刻印マーク3より大きい内径を有した円筒状の中空ピンとすることで、貫通穴6及び座グリ部に挿入した入れ子固定状態においても金型5の外部から入れ子2の回転方向位置状態を金型を分解することなく確認・認識することができ、成形加工を行うための金型調整作業を容易にすることができるという作用効果を有する。
尚、固定ピン10は、金型外部から光測定手段などにより認識できるものであれば中空ピンに限るものではない。例えば、ガラスや樹脂などの透明体であっても同等以上の効果を有し、中空ピンに比べ、簡単で小型の構成で、確実に入れ子を固定することができるとともに、金型外部から刻印マーク3を容易に認識できるという作用効果を有する。尚、固定ピン10を透明体とした場合、刻印マーク3を設けた座グリ部は多段に設ける必要はなく、単一の座グリに刻印マーク3を設ける構成にすることにより、省スペースで入れ子2の固定と刻印マーク3を設ける構成にすることができるという格別な作用効果を有する。
また、貫通穴6の内面にはめねじを、固定ピン10の円筒部外周にはおねじを設けてネジ機構により両方を係合させ、固定ピン10の先端部を入れ子2に当接することでより強固に確実に入れ子2を所定の回転方向位置に位置決め固定することができる。
本発明におけるプラスチックレンズ成形用金型は、入れ子の回転位置を識別する刻印マークと貫通穴を有することにより入れ子の回転調整のロス並びに調整時間を短縮する効果を有し、レンズ成形までの立上げ時間短縮、調整工数削減、さらには高精度プラスチックレンズ成形に有用である。
本発明の実施形態におけるプラスチックレンズ成形金型を説明する要部側面断面図 (a)本発明の実施形態における入れ子を説明する要部斜視図、(b)同入れ子回転方向位置と刻印マーク位置の相関図 (a)本発明の実施形態における固定ピンを入れ子に挿入した状態を示す要部断面図、(b)同固定ピンと入れ子の構成を示す要部斜視図 従来のプラスチックレンズ成形金型を説明する要部側面断面図 従来の入れ子を説明する要部斜視図
符号の説明
1 プラスチックレンズ成形金型
2 入れ子
3 刻印マーク
4 固定側金型
5 可動側金型
6 貫通穴
7 回転方向識別用の回転方向と相関のある連続的な刻印
8 レーザー測定器もしくは認識カメラ
10 固定ピン

Claims (10)

  1. プラスチックレンズの非球面形状に対応した非球面を有する入れ子を設けた一対の金型により上記プラスチックレンズを所定の非球面形状に成形するプラスチックレンズ形成金型において、上記入れ子の外周には、上記プラスチックレンズの光軸回りの回転方向位置を示す刻印と、上記入れ子を設けた上記金型には、上記刻印を上記金型の外部から認識する貫通孔とを有したことを特徴とするプレスチックレンズ成形金型。
  2. 入れ子の外周に有する刻印は、光測定手段により、上記入れ子の全外周にわたって回転方向位置を示す連続的な刻印を有したことを特徴とする請求項1記載のプラスチックレンズ成形金型。
  3. 貫通穴に挿通し、先端を入れ子に当接させて、上記入れ子を保持する固定ピンを有する請求項1記載のプラスチックレンズ成形金型。
  4. ネジにより係合する貫通穴と固定ピンにより入れ子を保持する請求項3記載のプラスチックレンズ成形金型。
  5. 固定ピンは円筒状の中空ピンであることを特徴とする請求項3記載のプラスチックレンズ成形金型。
  6. 円筒状の固定ピンは、その内径が刻印マークより大きいことを特徴とする請求項5記載のプラスチックレンズ成形金型。
  7. 固定ピンは、透明体であることを特徴とする請求項3記載のプラスチックレンズ成形金型。
  8. 刻印マークは、入れ子の外周に設けた固定ピンに係合する座グリ部に有することを特徴とする請求項3記載のプラスチックレンズ成形金型。
  9. 刻印マークは多段に設けた座グリ部の最下面に有することを特徴とする請求項8記載のプラスチックレンズ成形金型。
  10. 多段に設けた座グリ部の上面に固定ピンを当接させることを特徴とする請求項9記載のプラスチックレンズ成形金型。
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