JP2008158718A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コマ落ちや画質の劣化などの発生を抑制しつつ、表示コントローラの消費電力を好適に低減することができるようにする。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置に適用可能なパーソナルコンピュータ1においては、PSμC39は、バッテリ40に関する情報であるバッテリ情報を取得し、EC/KBC38は、取得されたバッテリ情報に基づいてバッテリ40の種類を判定し、この判定結果に基づいて、表示コントローラ34の消費電力を監視する際に用いられる所定の基準値を設定し、表示コントローラ34の消費電力が設定された所定の基準値を跨いで変化したか否かを判定し、この判定結果に基づいて、表示コントローラ34の動作モードを切り替える。
【選択図】 図2

Description

本発明は情報処理装置および情報処理方法に係り、特に、表示コントローラの消費電力を低減することができるようにした情報処理装置および情報処理方法に関する。
最近のパーソナルコンピュータでは、性能の向上と多機能化に伴い、パーソナルコンピュータ駆動時における消費電力が増加する傾向にある。そのため、ACアダプタを介して外部電源から電源供給を行う場合にはパーソナルコンピュータの性能を100%発揮することができたとしても、定格の電流の限界を有するバッテリから電力供給を行う場合には、定格の電流の限界を超えないように、消費電力を制限する必要がある。
そこで、近年では、パーソナルコンピュータに内蔵されたバッテリの消費電流と消費電圧を監視し、バッテリをより長く使用することができるように、表示コントローラ(グラフィックスコントローラ:GPU(Graphics Processing Unit))の動作モードを省電力動作モードに調整する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特に、このような表示コントローラの省電力動作モード調整技術の中の他の例においては、バッテリの出力電流を監視し、定格の電流の限界を超えることがないように表示コントローラの省電力動作モード(スロットリング)を調整するようにしている。例えば表示コントローラはスロットリングを用いて消費電力を低減し、さらに、LCD(Liquid Crystal Display)などの輝度を抑えて消費電力を低減している。
特開平10−222256号公報
しかしながら、従来の技術では、定格の電流の限界を有するバッテリから電力供給を行う際に、表示コントローラの省電力動作モード(スロットリング)を調整する場合、ただ単に半分の性能の動作モードにするという制御しか行われていなかった。
具体的には、表示コントローラでの消費電力は、動作させるソフトウェアに依存して大きく変化する。例えばOS(Operating System)の動作時には表示コントローラの消費電力は約4W程度であり、DVD(Digital Versatile Disk)の動作時には表示コントローラの消費電力は約6W程度であり、ゲームなどの実行時には表示コントローラの消費電力は約20W程度となる。このような場合、一般的に、パーソナルコンピュータに内蔵されるバッテリから電源供給するときにおいても、ゲーム実行時に約20W程度供給することができるようにバッテリが予め設計される。
ところが、バッテリが有する定格の電流の限界から、表示コントローラの省電力動作モード(スロットリング)を調整する場合、表示コントローラの消費電力が例えば10W程度に抑えられるように、例えば動作周波数をただ単に半分以下に落としていた。そのため、パーソナルコンピュータの性能が低下してしまい、ゲーム時において表示部に表示される3次元画像が角張ってしまったり、あるいは、DVD再生時においてコマ落ちなどの悪影響が出てしまうという課題があった。
勿論、例えばゲーム実行時などにおいて表示コントローラの消費電力が約20W程度となるパーソナルコンピュータの場合、予め20Wよりも大きい例えば30W程度のバッテリを内蔵するようにしてもよいが、パーソナルコンピュータの価格が高価になるだけでなく、パーソナルコンピュータの筐体自体が大きくなってしまう。また、たとえそのような大き目の容量のバッテリを内蔵したとしても、表示コントローラにおいてその容量よりも大きい消費電力となるソフトウェアを動作させてしまうと、同様に定格の電流の限界を超えてしまい、結局、表示コントローラの省電力動作モード(スロットリング)を調整しなければならなくなる。
なお、従来から、表示コントローラのチップ温度をICにて監視し、一定の温度を超えた場合に表示コントローラの動作クロック周波数を低下させ、表示コントローラの発熱を抑え、表示コントローラのチップ温度を一定の水準以下に保つ技術も知られている。
この技術では、動作周波数に応じて高速・中速・低速の3種類の動作モードを、予めユーザが任意に選択して設定することができる。例えばACアダプタを介して外部電源から電源供給を行う場合には「高速モード」に設定し、バッテリの使用時間を長くしたい場合には「低速モード」に設定する。
さらに、動画再生時に「ハードウェアオーバーレイ」機能を使用するアプリケーションでは、その機能をトリガとして、現在の設定が「低速モード」であっても、再生時のコマ落ちを防ぐために一時的に「高速モード」へ移行するという機能も実現されている。ところが、「ハードウェアオーバーレイ」機能を使用しない動画再生のアプリケーションには対応できない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、コマ落ちや画質の劣化などの発生を抑制しつつ、表示コントローラの消費電力を好適に低減することができる情報処理装置および情報処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置は、バッテリに関する情報であるバッテリ情報を取得する取得手段と、取得手段により取得されたバッテリ情報に基づいて、バッテリの種類を判定する第1の判定手段と、第1の判定手段による判定結果に基づいて、表示コントローラの消費電力を監視する際に用いられる所定の基準値を設定する設定手段と、表示コントローラの消費電力が、設定手段により設定された所定の基準値を跨いで変化したか否かを判定する第2の判定手段と、第2の判定手段による判定結果に基づいて、表示コントローラの動作モードを切り替える切り替え手段とを備えることを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置の情報処理方法は、バッテリに関する情報であるバッテリ情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理により取得されたバッテリ情報に基づいて、バッテリの種類を判定する第1の判定ステップと、第1の判定ステップの処理による判定結果に基づいて、表示コントローラの消費電力を監視する際に用いられる所定の基準値を設定する設定ステップと、表示コントローラの消費電力が、設定ステップの処理により設定された所定の基準値を跨いで変化したか否かを判定する第2の判定ステップと、第2の判定ステップの処理による判定結果に基づいて、表示コントローラの動作モードを切り替える切り替えステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、コマ落ちや画質の劣化などの発生を抑制しつつ、表示部の消費電力を好適に低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る情報処理装置として適用可能なノートブック型のパーソナルコンピュータ1の外観の構成を表している。
パーソナルコンピュータ1は、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とから構成されている。ディスプレイユニット12には、LCD(Liquid Crystal Display)を有する表示パネル13が組み込まれている。
表示部としてのディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11の上面を覆う開放位置とコンピュータ本体11の上面が露出する閉塞位置との間を回動自在に変化するように、コンピュータ本体11の奥手側の端部に設けられたヒンジ14に取り付けられている。
コンピュータ本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その筐体上面中央部には、キーボード15が設けられる。コンピュータ本体11の手前側の筐体部分上面にはパームレストが形成されている。パームレストのほぼ中央部には、タッチパッド16、スクロールボタン17、タッチパッドコントロールボタン18が設けられる。コンピュータ本体11の奥側の筐体部分上面には、コンピュータ本体11の電源をオン/オフするためのパワーボタン19が配置されている。
図2は、本発明に係る情報処理装置に適用可能なパーソナルコンピュータ1の内部の構成を表している。
図2に示されるように、パーソナルコンピュータ1は、CPU31、ノースブリッジ32、メインメモリ33、表示コントローラ34、サウスブリッジ35、BIOS−ROM36、ハードディスクドライブ(HDD(Hard Disc Drive))37、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)38、PSμC(パワーサプライマイクロチップ)39、および電源回路42などにより構成されている。
ディスプレイユニット12は、LCD43、LCD駆動回路(図示せず)、およびバックライト(図示せず)により構成される表示パネル13を有する。
CPU(Central Processing Unit)31はパーソナルコンピュータ1の動作を制御するために設けられたプロセッサであり、ハードディスクドライブ(HDD(Hard Disc Drive))37からメインメモリ33にロードされる、オペレーティングシステム(OS)45およびユーティリティ44を含む各種アプリケーションプログラムを実行する。
また、CPU31は、BIOS−ROM36に格納されたシステムBIOS(Basic Input Output System)をメインメモリ33にロードした後、メインメモリ33にロードされたシステムBIOSを実行する。システムBIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。
ノースブリッジ32は、CPU31のローカルバスとサウスブリッジ35との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ32には、メインメモリ33をアクセス制御するメモリコントローラが内蔵されている。また、ノースブリッジ32は、例えばAGP(Accelerated Graphics Port)バスなどを介して表示コントローラ34との通信を実行する機能(例えばAGPコントローラなど)も有している。
表示コントローラ34は、パーソナルコンピュータ1のディスプレイモニタとして使用されるLCD43の赤色画素、緑色画素、青色画素を制御する表示コントローラである。この表示コントローラ34はビデオメモリ(VRAM(Video RAM))を有しており、OS/アプリケーションプログラムによってビデオメモリに描画(生成)された表示データ(イメージデータやテキストデータ)から、LCD43に表示すべき表示イメージ(画像)を形成する映像信号を生成する。表示コントローラ34によって生成された制御信号としての映像信号は信号線L1に出力される。
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)38は、入力手段としてのキーボード15、タッチパッド16、スクロールボタン17、タッチパッドコントロールボタン18、およびスイッチ20のコントロールを行う。エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC38は、パーソナルコンピュータ1のシステム状態に関わらず(すなわち、電源がオフの状態であっても)、各種のデバイス(周辺装置やセンサ、電源回路など)を監視し制御するワンチップ・マイコンである。具体的には、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC38は、各電源の電流電圧の監視を行うとともに、電流量に応じた表示コントローラ34の省電力制御を行う。
PSμC39は、電源制御用のワンチップ・マイコンであり、各電源の監視を行い、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC38にその監視結果などを通知する。
バッテリ40は、パーソナルコンピュータ1の各種の電源系統に電源を供給するとともに、定格電流に関する情報であるバッテリ情報を格納しており、必要に応じてPSμC39に供給する。なお、パーソナルコンピュータ1には、複数の異なる定格電流のバッテリ40を接続することが可能である。
電源回路42は、表示コントローラ34で使用する電源を生成する電源回路である。なお、パーソナルコンピュータ1には、この電源回路42以外にも複数の異なる電源回路が設けられる。
LPCバスには必要に応じてドライブ46が接続されており、ドライブ46には例えばDVD47などの光ディスクや光磁気ディスクが適宜装着される。
次に、図3のフローチャートを参照して、図2のパーソナルコンピュータ1における動作モード切替処理について説明する。この動作モード切替処理は、パーソナルコンピュータ1が起動されたときなどに開始される。
ステップS1において、PSμC39は、バッテリ40から定格電流に関する情報であるバッテリ情報(換言すれば、バッテリ40の容量に関する情報)を取得する。このバッテリ情報には、バッテリ40が有する定格電流(例えば12Aなど)に関する情報が含まれている。
PSμC39は、取得されたバッテリ情報をEC/KBC38に供給する。
ステップS2において、EC/KBC38は、PSμC39から供給されたバッテリ情報を取得し、取得されたバッテリ情報に基づいて、バッテリ40が通常の容量(定格電流)のバッテリであるか否かを判定する(すなわち、バッテリ40の種類を判定する)。ここで、バッテリ40の種類とは、バッテリ40の定格電流あるいは容量を意味する。
例えばバッテリ40の定格電流が12Aである場合、バッテリ情報に基づいてバッテリ40が通常の容量(定格電流)のバッテリであると判定される。一方、例えばバッテリ40の定格電流が22Aである場合、バッテリ情報に基づいてバッテリ40が通常の容量(定格電流)のバッテリではないと判定される(すなわち、バッテリ40が大容量(大きな定格電流)のバッテリであると判定される)。
ステップS2においてバッテリ40が通常の容量(定格電流)のバッテリであると判定された場合、EC/KBC38はステップS3で、例えば図4に示されるように、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いる基準値(閾値)を例えば10Aに設定する。
EC/KBC38は、設定された基準値に関するデータを、EC/KBC38に内蔵された図示せぬメモリに記憶する。
ステップS2においてバッテリ40が通常の容量のバッテリではないと判定された場合(すなわち、バッテリ40が大容量のバッテリであると判定された場合)、EC/KBC38はステップS4で、例えば図4に示されるように、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いる基準値(閾値)を例えば20Aに設定する。
EC/KBC38は、設定された基準値に関するデータを、EC/KBC38に内蔵された図示せぬメモリに記憶する。
なお、図4の例の場合においては、例えば通常の容量のバッテリ40のとき、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いる基準値(閾値)を10Aに設定するようにし、例えば大容量のバッテリ40のとき、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いる基準値(閾値)を20Aに設定するようにしたが、このような場合に限られず、バッテリ40の容量をより多段階(例えば小容量、中容量、大容量の3段階など)に分け、より多段階に分けられたバッテリ40の容量に応じて、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いる基準値(閾値)をより高精細に設定するようにしてもよい。
ステップS5において、EC/KBC38は、EC/KBC38に内蔵された図示せぬメモリに記憶されている、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いられる基準値に関するデータを読み出し、読み出された示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いられる基準値に関するデータを用いて、PSμC39を介して電源回路42から表示コントローラ34に供給される電流電圧の監視を開始し、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)の監視を開始する。
ここで、例えば図5に示されるように、パーソナルコンピュータ1において例えばOS45の動作時には、表示コントローラ34の消費電力は約4W程度で、かつ、消費電流は約4A程度であり、DVD47の動作時には表示コントローラの消費電力は約6W程度で、かつ、消費電流は約6A程度であり、ゲームなどの実行時には表示コントローラ34の消費電力は約20W程度で、かつ、消費電流は約20A程度となる。
なお、パーソナルコンピュータ1が起動された起動時においては、表示コントローラ34の動作モードは省電力制御を行うことができる低速動作モード、あるいは、パーソナルコンピュータ1の性能を最大限発揮することができる高速動作モードのいずれかに設定されている。
ステップS6において、EC/KBC38は、読み出された表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いられる基準値に関するデータに基づいて、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)がこの基準値を跨いだ変化をしたか否か(すなわち、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)がこの基準値を下回ったり、あるいは上回ったりしたか否か)を判定する。
ステップS6において表示コントローラ34の消費電力(消費電流)がこの基準値を跨いだ変化をしていないと判定された場合、処理はステップS5に戻り、ステップS5において表示コントローラ34の消費電力(消費電流)が監視される。これにより、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)がこの基準値を跨いだ変化をしたと判定されるまで、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)が常時監視される。
ステップS6において表示コントローラ34の消費電力(消費電流)がこの基準値を跨いだ変化をしたと判定された場合、EC/KBC38はステップS7で、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)が、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いられる基準値を下回ったか否かを判定する。
ステップS7において表示コントローラ34の消費電力(消費電流)が、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いられる基準値を下回ったと判定された場合、EC/KBC38はステップS8で、表示コントローラ34の動作モードを低速動作モードから高速動作モードに切り替える。その後、処理はステップS5に戻り、ステップS5において表示コントローラ34の消費電力(消費電流)が繰り返し監視される。
ステップS7において表示コントローラ34の消費電力(消費電流)が、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いられる基準値を下回っていないと判定された場合(すなわち、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)が、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いられる基準値を上回ったと判定された場合)、EC/KBC38はステップS9で、表示コントローラ34の動作モードを高速動作モードから低速動作モードに切り替える。
その後、処理はステップS5に戻り、ステップS5において表示コントローラ34の消費電力(消費電流)が繰り返し監視される。これにより、パーソナルコンピュータ1において異なるソフトウェアが実行されることで表示コントローラ34の消費電力が変化するごとに、必要に応じて表示コントローラ34の動作モードが切り替えられる。
なお、図3のステップS8とステップS9において表示コントローラ34の動作モードを切り替える手段として、例えば図6に示されるようにハードウェアを用いて、表示コントローラ34にClock Slowdown入力端子48を設けるようにし、EC/KBC38からClock Slowdown入力端子48を介して入力されるClock Slowdown入力が「High」の場合、表示コントローラ34の動作モードを高速動作モードに切り替えるようにし、一方、EC/KBC38からClock Slowdown入力端子48を介して入力されるClock Slowdown入力が「Low」の場合、表示コントローラ34の動作モードを低速動作モードに切り替えるようにしてもよい。
また、あるいは、図3のステップS8とステップS9において表示コントローラ34の動作モードを切り替える手段として、例えば図7に示されるようにソフトウェアを用いるようにしてもよい。
具体的には、表示コントローラ34の動作モードの切り替えが必要となったときに、EC/KBC38は、メインメモリ33上にロードされているシステムBIOSに消費電流(消費電力)アラート(警告)を通知する。システムBIOSは、EC/KBC38からの消費電流(消費電力)アラートに従い、この消費電流(消費電力)の要因を読み取り、読み取られた消費電流(消費電力)の要因が「表示コントローラ34の高速動作モードへの切り替え(移行)」か「表示コントローラ34の低速動作モードへの切り替え(移行)」である場合、メインメモリ33上にロードされている表示ドライバ(Display Drive)に表示コントローラ34の動作モードの切り替えを通知する。その後、表示ドライバは、システムBIOSからの表示コントローラ34の動作モードの切り替えの通知に従い、表示コントローラ34の動作モードを切り替える。
なお、図4の例の場合においては、表示コントローラ34の動作モードを高速動作モード(パーソナルコンピュータ1の性能を最大限発揮することができる動作モード)と、低速動作モード(省電力制御を行うことができる動作モード)の2つで切り替えるようにしているが、このような場合に限られず、例えば表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いられる基準値(閾値)を2つ(第1の基準値と第2の基準値)設定するようにし、それぞれの基準値を跨いで表示コントローラ34の消費電力(消費電流)が変化したとき、表示コントローラ34の動作モードを低速動作モード、中速動作モード、または高速動作モードに切り替えるようにしてもよい。勿論、表示コントローラ34の動作モードを4つ以上の動作モードに多段階で切り替えるようにしてもよい。
本発明の実施形態においては、バッテリ40の定格電流に関する情報(換言すれば、バッテリ40の容量に関する情報)であるバッテリ情報をバッテリ40から取得し、取得されたバッテリ情報に基づいてバッテリ40が通常の容量のバッテリであるか否かを判定し、その判定結果に応じて、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いられる基準値を設定し、設定された表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いられる基準値を用いて表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視することができる。
すなわち、設定された表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いられる基準値を下回ったと判定された場合、表示コントローラ34の動作モードを低速動作モードから高速動作モードに切り替え、設定された表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いられる基準値を上回ったと判定された場合、表示コントローラ34の動作モードを高速動作モードから低速動作モードに切り替えることができる。
これにより、バッテリ40の定格電流(容量)に応じて設定された基準値よりも表示コントローラ34の消費電力(消費電流)が下回っているときのDVD動作時におけるコマ落ちや画質の劣化などの発生を抑制しつつ、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を一定の水準以下に保ち、表示コントローラの消費電力を好適に低減することができる。
従って、パーソナルコンピュータ1に接続されるバッテリ40の定格電流(容量)に応じて、必要以上にパーソナルコンピュータ1の性能を低下させることなく、表示コントローラの消費電力を好適に低減することができる。
なお、本発明の実施形態においては、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)が、表示コントローラ34の消費電力(消費電流)を監視する際に用いられる基準値を下回ったか否かを判定し、その判定結果に基づいて、表示コントローラ34の動作モードを高速動作モードか低速動作モードに切り替えるようにしたが、パーソナルコンピュータ1において動作されるソフトウェアにより、バッテリ40の定格電流(容量)に応じて設定された基準値付近において頻繁に表示コントローラ34の消費電力(消費電流)が変化する場合も考えられる。このような場合、頻繁に基準値判定処理(閾値判定処理)が実行されてしまい、頻繁に表示コントローラ34の動作モードが切り替わってしまう。その結果、頻繁にLCD43に表示される画像が変化してしまうため、ユーザに違和感や不快感を与えてしまう。
そこで、図8に示されるように、基準値(閾値)にヒステリシス特性を持たせるようにして、表示コントローラ34の消費電流が11Aを超えたときに、高速動作モードから低速動作モードに移行し、表示コントローラ34の消費電流が9Aを割り込んだときに、低速動作モードから高速動作モードに移行するようにする。これにより、バッテリ40の定格電流(容量)に応じて設定された基準値付近において頻繁に表示コントローラ34の消費電力(消費電流)が変化する場合において、頻繁に表示コントローラ34の動作モードが切り替わってしまうことを防止することができる。従って、ユーザに違和感や不快感を与えないようにすることができる。
また、本発明の実施形態においては、表示コントローラ34に電源を供給する電源回路42の消費電力(消費電流)を監視することで、表示コントローラ34の動作モードを切り替えるようにしているが、このような場合に限られず、バッテリ40の消費電力(消費電流)を監視して表示コントローラ34の動作モードを切り替えるようにしてもよい。
さらに、複数個所で消費電力(消費電流)を監視し、その監視結果に基づいてCPU31、表示コントローラ34、およびLCD43の動作モードをそれぞれ制御するようにしてもよい。
なお、本発明は、パーソナルコンピュータ1以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の情報処理装置にも適用することができる。
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
本発明に係る情報処理装置に適用可能なパーソナルコンピュータの外観の構成を示す外観図。 本発明に係る情報処理装置に適用可能なパーソナルコンピュータの内部の構成を示すブロック図。 図2のパーソナルコンピュータにおける動作モード切替処理を説明するフローチャート。 図3のステップS3乃至S4において設定された基準値(閾値)の例を示す図。 パーソナルコンピュータにおいて行われる動作に伴う消費電力と消費電流の具体例を示す図。 図3のステップS8乃至S9における表示コントローラの切り替え処理を実現するための具体的な構成例を示す図。 図3のステップS8乃至S9における表示コントローラの切り替え処理を実現するための具体的な構成例を示す図。 ヒステリシス特性を用いた場合における、図3のステップS7乃至S9における表示コントローラの切り替え処理を説明する説明図。
符号の説明
1…パーソナルコンピュータ、11…コンピュータ本体、12…ディスプレイユニット、13…表示パネル、14…ヒンジ、15…キーボード、16…タッチパッド、17…スクロールボタン、18…タッチパッドコントロールボタン、19…パワーボタン、20…スイッチ、31…CPU,32…ノースブリッジ、33…メインメモリ、34…グラフィックコントローラ、35…サウスブリッジ、36…BIOS−ROM、37…HDD、38…EC/KBC、39…PSμC、40…バッテリ、41…ACアダプタ、42…電源回路、43…LCD、44…ユーティリティ、45…OS、46…ドライブ、47…DVD、48…Clock Slowdown入力端子。

Claims (5)

  1. バッテリに関する情報であるバッテリ情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記バッテリ情報に基づいて、前記バッテリの種類を判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段による判定結果に基づいて、表示コントローラの消費電力を監視する際に用いられる所定の基準値を設定する設定手段と、
    表示コントローラの消費電力が、前記設定手段により設定された前記所定の基準値を跨いで変化したか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段による判定結果に基づいて、前記表示コントローラの動作モードを切り替える切り替え手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記バッテリ情報は、前記バッテリが有する定格電流に関する情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2の判定手段により表示コントローラの消費電力が、前記設定手段により設定された前記所定の基準値を下回ることにより、前記所定の基準値を跨いで変化したと判定された場合、前記切り替え手段は、前記表示コントローラの動作モードを第1の動作モードから第2の動作モードに切り替え、
    前記第2の判定手段により表示コントローラの消費電力が、前記設定手段により設定された前記所定の基準値を上回ることにより、前記所定の基準値を跨いで変化したと判定された場合、前記切り替え手段は、前記表示コントローラの動作モードを前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記切り替え手段は、表示ドライバを用いて、記表示コントローラの動作モードを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. バッテリに関する情報であるバッテリ情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップの処理により取得された前記バッテリ情報に基づいて、前記バッテリの種類を判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップの処理による判定結果に基づいて、表示コントローラの消費電力を監視する際に用いられる所定の基準値を設定する設定ステップと、
    表示コントローラの消費電力が、前記設定ステップの処理により設定された前記所定の基準値を跨いで変化したか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第2の判定ステップの処理による判定結果に基づいて、前記表示コントローラの動作モードを切り替える切り替えステップとを含むことを特徴とする情報処理装置の情報処理方法。
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