JP2008158275A - プロジェクタ - Google Patents

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JP2008158275A
JP2008158275A JP2006347223A JP2006347223A JP2008158275A JP 2008158275 A JP2008158275 A JP 2008158275A JP 2006347223 A JP2006347223 A JP 2006347223A JP 2006347223 A JP2006347223 A JP 2006347223A JP 2008158275 A JP2008158275 A JP 2008158275A
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Akira Kitahara
明 北原
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Abstract

【課題】比較的安価で、チラツキ等の画質劣化が少ないプロジェクタを提供すること。
【解決手段】制御装置60の制御下で、移動装置40が各色用の液晶ライトバルブ25R
,25G,25BをX軸方向に沿った直線的な往復経路に沿って一体的に繰り返し移動さ
せるので、各色用の液晶ライトバルブ25R,25G,25Bによって変調された像光L
2を、共用の投射レンズ30によって順次投射することができる。つまり、比較的安価な
各色の液晶ライトバルブ25R,25G,25Bと、無駄のない単一の投射レンズ30と
によってカラー画像を投射することができる。また、各色の液晶ライトバルブ25R,2
5G,25Bを順次動作させる分だけデータ書込みに時間的に余裕が生じるので、液晶ラ
イトバルブ25R,25G,25Bの応答速度に起因する投射画像のチラツキを低減する
ことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶パネル等に形成された画像を投射によって表示するプロジェクタに関す
る。
従来のプロジェクタとして、各色のライトバルブと各色の投射レンズとをそれぞれ備え
る3色の投射ユニットを組み込んで、カラー画像を投射するものが知られている(特許文
献1参照)。
また、共通の光源から光束を分離して各色の液晶パネルに導き、合成プリズムで各色の
像を合成してカラー画像を得るプロジェクタも存在する(特許文献2参照)。
さらに、液晶パネルと投射レンズとを備える投射ユニットに、時分割で3色の色光を供
給することによって時系列的に画像を重ね合わせたカラー画像を投射するプロジェクタも
存在する(特許文献3参照)。
特開2004−219900号公報の図8 特開2004−69966号公報 特開平8−278512号公報
しかし、3色の投射ユニットを組み込むタイプのプロジェクタは、高価な投射レンズ等
が3組必要になり、無駄が多く高価になりやすい。また、各色の液晶パネルで形成された
像を合成プリズムで合成するタイプのプロジェクタは、照明光の分岐が必要になって光源
系の複雑化を招き、高価な合成プリズムが必要になる。さらに、時系列的な画像の重ね合
わせを行うタイプのプロジェクタは、液晶パネルの応答速度に起因してチラツキ等の画質
劣化が生じる傾向がある。
そこで、本発明は、比較的安価で、チラツキ等の画質劣化しにくいプロジェクタを提供
することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るプロジェクタは、(a)複数色の照明光を射出
する照明装置と、(b)照明装置から射出された各色の照明光を、画像情報に応じてそれ
ぞれ変調する各色用の光変調装置と、(c)各色用の光変調装置を所定の経路に沿って一
体的に繰り返し移動させる移動装置と、(d)移動装置によって移動する各色用の光変調
装置のうちいずれか1つの光変調装置が所定の経路上の投射位置に配置された場合に、当
該1つの光変調装置によって変調された各色の像光を投射する投射光学系と、(e)移動
装置の動作に応じて各色用の光変調装置の変調動作のタイミングを調整する制御装置とを
備える。ここで、光変調装置は、例えば液晶ライトバルブとして実現される。
上記プロジェクタでは、移動装置が各色用の光変調装置を所定の経路に沿って一体的に
繰り返し移動させるので、各色用の光変調装置によって変調された像光を、共用の投射光
学系によって順次投射することができる。つまり、制御装置によって移動装置の動作に応
じて各色用の光変調装置の変調動作のタイミングを調整すれば、比較的安価な複数の光変
調装置と単一の投射光学系とによってカラー画像を投射することができるだけでなく、光
変調装置の応答速度に起因する表示のチラツキを低減することができる。
また、本発明の具体的な側面又は態様では、上記プロジェクタにおいて、移動装置によ
って移動する各色用の光変調装置の位置を検出する位置センサをさらに備える。この場合
、各色用の光変調装置の実際の位置を確認しながら、正確なタイミングで各色用の光変調
装置を動作させることができる。
また、本発明の別の態様では、移動装置が、直線的な往復移動を可能にするスライド機
構を有する。この場合、各色用の光変調装置を所定の光路上で直線的に往復移動させなが
ら、所定の経路上の投射位置に順次配置することができる。
また、本発明の別の態様では、移動装置が、各色用の光変調装置を往復移動の方向に沿
って配列して固定する支持部材を有し、支持部材が、スライド機構に案内されて各色用の
光変調装置とともに移動する。この場合、各色用の光変調装置を一体的に移動させて投射
位置に順次配置することができる。
また、本発明の別の態様では、制御装置が、移動装置を間欠的に動作させて、各色用の
光変調装置のうちいずれか1つの光変調装置が投射位置に配置された場合に、当該1つの
光変調装置に表示動作を行わせる。この場合、光変調装置が投射位置において間欠的に動
作することになり、光変調装置による表示状態を投射位置に合わせて設定し易い。
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクタを説明する平面図であり、図
1(B)は、図1(A)に示すプロジェクタの側面図である。
図示のプロジェクタ10は、3つの画像形成ユニット20R,20G,20Bと、投射
レンズ30と、移動装置40と、位置センサ50と、制御装置60とを備える。各画像形
成ユニット20R,20G,20Bは、赤(R)、緑(G)、及び青(B)に対応する各
色の像光を形成する。投射レンズ30は、画像形成ユニット20R,20G,20Bのう
ち光軸OA0上の投射位置に配置されたいずれか1つの画像形成ユニット20R,20G
,20Bによって変調された像光を拡大投射する。移動装置40は、各画像形成ユニット
20R,20G,20Bの光軸OA1をY軸方向に保ってX軸方向に沿って往復移動させ
る。位置センサ50は、移動装置40によって移動する画像形成ユニット20R,20G
,20Bにいずれが投射位置にあるか否かを検出する。制御装置60は、各画像形成ユニ
ット20R,20G,20Bの動作を制御するとともに、各画像形成ユニット20R,2
0G,20Bと移動装置40との動作タイミングの同期をとる制御を行っている。以上の
要素のうち、画像形成ユニット20R,20G,20Bと移動装置40とは、遮光等を目
的としたケース75内に収められており、このケース75の正面に埋め込むようにして投
射レンズ30が固定されている。
図2は、画像形成ユニット20Rの平面構造を概念的に説明する図である。画像形成ユ
ニット20Rは、照明光を発生する光源装置21Rと、光源装置21Rから射出された照
明光L1を均一化する均一化光学系23Rと、均一化光学系23Rからの照明光L1によ
って照明される液晶ライトバルブ25Rとを備える。これらの光源装置21R、均一化光
学系23R、及び液晶ライトバルブ25Rは、遮光及び防塵を目的としたケース27内に
収められている。ただし、液晶ライトバルブ25Rの射出面は、ケース27の正面に露出
している。
以上において、光源装置21Rは、赤色の照明光L1を発生する照明装置であり、発光
源21aと、集光ミラー21bとを備える。発光源21aは、例えばLED等の個体発光
素子であり、低電力で高輝度の赤色光を発生する。集光ミラー21bは、発光源21aか
ら周囲に放射された赤色光を回収して前方に射出させる。これら発光源21a及び集光ミ
ラー21bは、互いにアライメントされた状態で一体化されており、例えば駆動用の回路
を備える支持基板21c上にマウントされている。この光源装置21Rからは、赤色の照
明光L1がある程度絞られた角度範囲内に射出される。
均一化光学系23Rは、集光レンズ23aと、ロッドインテグレータ23cとを備える
。集光レンズ23aは、光源装置21Rからの照明光L1を集めるとともに、ロッドイン
テグレータ23cに入射させる照明光を平行光束に近づける。ロッドインテグレータ23
cは、透明なプリズムで形成され、その側面内面は、通常のミラー又は全反射ミラーとし
て機能する。このロッドインテグレータ23cにおいて、集光レンズ23a側の入射端面
IPから入射した照明光L1を液晶ライトバルブ25R側の射出端面OPから射出させる
が、この際、側面内面での反射によって光束の分割及び重畳を行って、射出端面OPから
射出される照明光L1の均一化を行う。
液晶ライトバルブ25Rは、照明光から像光を形成するための光変調装置であり、赤色
の照明光L1が入射する液晶パネル25aと、この液晶パネル25aを挟むように配置さ
れる1組の偏光フィルタ25b,25cとを備える。ここで、液晶パネル25aは、入射
した照明光L1の偏光方向の空間的分布を変化させるための非発光で透過型の光変調装置
であり、液晶パネル25aに入射した照明光L1は、液晶パネル25aに電気的信号とし
て入力された駆動信号或いは画像信号に応じて、画素単位でその偏光状態が調整される。
その際、偏光フィルタ25b,25cによって、液晶パネル25aに入射する照明光の偏
光方向が調整されるとともに、液晶パネル25aから射出される光から所定の偏光方向の
変調光が取り出される。つまり、液晶ライトバルブ25Rからは、赤色の像光L2が光軸
OA1方向に沿って射出される。
図1に戻って、緑色用の画像形成ユニット20Gも、上記画像形成ユニット20Rと同
様の構造を有し、光源装置21Gと、均一化光学系23Gと、液晶ライトバルブ25Gと
を有する。これら光源装置21G、均一化光学系23G、及び液晶ライトバルブ25Gは
、赤色用の画像形成ユニット20Rを構成する光源装置21R、均一化光学系23R、及
び液晶ライトバルブ25Rと同様の構造を有し、光源装置21Gから射出され均一化光学
系23Gを経た緑色の照明光で照明された液晶ライトバルブ25Gからは、緑色の像光が
光軸OA1方向に沿って射出される。
青色用の画像形成ユニット20Bも、上記画像形成ユニット20Rと同様の構造を有し
、光源装置21Bと、均一化光学系23Bと、液晶ライトバルブ25Bとを有する。これ
ら光源装置21B、均一化光学系23B、及び液晶ライトバルブ25Bは、赤色用の画像
形成ユニット20Rを構成する光源装置21R、均一化光学系23R、及び液晶ライトバ
ルブ25Rと同様の構造を有し、光源装置21Bから射出され均一化光学系23Bを経た
青色の照明光で照明された液晶ライトバルブ25Bからは青色の像光が光軸OA1方向に
沿って射出される。
投射レンズ30は、Y軸方向に延びる光軸OA0を有する投射光学系である。投射レン
ズ30は、光軸OA0の一方側であって入射端31に対向する位置に形成された画像を、
光軸OA0の他方側であって射出端32の延長方向に配置されたスクリーン上に拡大投射
することができる。
移動装置40は、スライドガイド41と、スライドテーブル43と、駆動装置45とを
備える。スライドガイド41は、スライドテーブル43を支持してX軸方向の任意の位置
に滑らかに移動させるためのスライド機構である。スライドテーブル43は、支持部材で
あり、画像形成ユニット20R,20G,20Bを、スライドガイド41の往復移動の方
向であるX軸方向に沿って配列した状態で固定する。結果的に、各画像形成ユニット20
R,20G,20Bに設けた液晶ライトバルブ25R,25G,25Bも、X軸方向に沿
って配列された状態で固定される。駆動装置45は、一対のプーリ45a,45bと、搬
送ベルト45dと、ステップモータ45eとを備える。一対のプーリ45a,45bは、
スライドガイド41の固定部材側のスライドベースに回転可能に取り付けられている。搬
送ベルト45dは、両プーリ45a,45bに掛け渡されるとともに、一部において可動
側のスライドテーブル43に固定されている。ステップモータ45eは、一方のプーリ4
5aを任意の量だけ回転させることができ、スライドテーブル43をスライドガイド41
上で任意の位置に移動させることができる。
なお、移動装置40において、駆動装置45は、プーリ45a,45bや搬送ベルト4
5dからなる伝達機構に限らず、ラック・アンド・ピニオンやクランク・シャフトといっ
た、回転から直進への様々な往復伝達機構を用いることができる。
図3は、スライドテーブル43の移動を説明する図である。図3(A)に示す状態では
、画像形成ユニット20Rが投射レンズ30の後部である投射位置に配置されており、画
像形成ユニット20Rの光軸OA1(図1(A)参照)が投射レンズ30の光軸OA0と
一致している。つまり、投射レンズ30は、画像形成ユニット20Rによって変調された
赤色の像光L2を投射する。図3(B)に示す状態では、画像形成ユニット20Gが投射
レンズ30の後部である投射位置に配置されており、画像形成ユニット20Gの光軸OA
1(図1(A)参照)が投射レンズ30の光軸OA0と一致している。つまり、投射レン
ズ30は、画像形成ユニット20Gによって変調された緑色の像光L2を投射する。図3
(C)に示す状態では、画像形成ユニット20Bが投射レンズ30の後部である投射位置
に配置されており、画像形成ユニット20Bの光軸OA1(図1(A)参照)が投射レン
ズ30の光軸OA0と一致している。つまり、投射レンズ30は、画像形成ユニット20
Bによって変調された青色の像光L2を投射する。図3(C)に示す状態の後には、図3
(A)に示す状態に戻って同様の状態が繰り返される。以上をまとめると、各色の画像形
成ユニット20R,20G,20Bが投射レンズ30に対向する投射位置に間欠的な移動
によって順次繰り返し配置され、各色の画像形成ユニット20R,20G,20Bによっ
て形成された像光が投射レンズ30によって時分割で投射されることになる。
図1に戻って、位置センサ50は、例えばフォトカプラとフォトインタラプタとで構成
され、スライドテーブル43が予め設定された目標位置に移動したか否かを位置信号とし
て検出する。つまり、位置センサ50は、スライドテーブル43上の各画像形成ユニット
20R,20G,20Bが投射位置に配置されているか否かや、どの画像形成ユニット2
0R,20G,20Bが投射位置に配置されているかに関する情報を制御装置60に出力
する。なお、位置センサ50は、フォトカプラやフォトインタラプタに限らず、様々な検
出装置を採用することができる。例えば、駆動装置45に設けたステップモータ45eに
供給する駆動パルスから位置信号を得ることができる。
制御装置60は、マイコン等の電子部品で構成され、各画像形成ユニット20R,20
G,20Bに電力を供給する電源部61と、各画像形成ユニット20R,20G,20B
に供給すべき画像信号を送信する信号処理部63と、各画像形成ユニット20R,20G
,20Bの動作タイミングを制御するタイミング制御部65とを備える。制御装置60と
、各画像形成ユニット20R,20G,20Bとは、フレキシブルケーブル71を介して
接続されている。フレキシブルケーブル71は、電源部61からの電力と、信号処理部6
3からの画像信号とを各画像形成ユニット20R,20G,20Bに供給する。また、フ
レキシブルケーブル71は、各画像形成ユニット20R,20G,20Bに設けた光源装
置21R,21G,21Bの点灯及び消灯のタイミングを指示する照明コマンド信号や、
各画像形成ユニット20R,20G,20Bに設けた液晶ライトバルブ25R,25G,
25Bへのデータ書込みのタイミングを指示する書換コマンド信号を出力する。
なお、制御装置60は、各画像形成ユニット20R,20G,20Bに対して、当初の
カラー画像に対応する画像信号を分離した各色の画像信号を、対応する色用の画像形成ユ
ニット20R,20G,20Bに対して個別に送信する。
図4は、制御装置60によるタイミング制御を説明するチャートである。図4(A)は
、赤色用の画像形成ユニット20Rの動作タイミングを示し、このうち、実線は光源装置
21Rのオン・オフを示し、点線は液晶ライトバルブ25Rのデータ書換を示す。同様に
、図4(B)は、緑色用の画像形成ユニット20Gの動作タイミングを示し、このうち、
実線は光源装置21Gのオン・オフを示し、点線は液晶ライトバルブ25Gのデータ書換
を示す。さらに、図4(C)は、青色用の画像形成ユニット20Bの動作タイミングを示
し、このうち、実線は光源装置21Bのオン・オフを示し、点線は液晶ライトバルブ25
Bのデータ書換を示す。なお、図4(D)は、位置センサ50の検出出力を示し、各画像
形成ユニット20R,20G,20Bが順次投射位置に配置されていることが分かる。
以上のチャートから明らかなように、このプロジェクタ10では、各画像形成ユニット
20R,20G,20Bが投射位置に配置された期間だけ、対応する画像形成ユニット2
0R,20G,20Bの光源装置21R,21G,21Bを間欠的にオン状態にしており
、各画像形成ユニット20R,20G,20Bが投射レンズ30に正対する状態でのみ画
像を投射することができ、各画像形成ユニット20R,20G,20Bによる投射画像を
スクリーン上で正確に重ね合わせることができる。つまり、プロジェクタ10によってス
クリーン上にカラー画像を投射することができる。この際、各画像形成ユニット20R,
20G,20Bの液晶ライトバルブ25R,25G,25Bへのデータ書込みには、少な
くとも他の液晶ライトバルブの投射時間分だけ時間的余裕が与えられるので、書込み応答
速度の遅い液晶ライトバルブ25R,25G,25Bであっても、十分な余裕を持って表
示状態を安定させることができる。よって、プロジェクタ10による投射像のチラツキ等
の弊害を極めて低減することができる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態のプロジェクタ10では、制御装置60の
制御下で、移動装置40が各色用の液晶ライトバルブ25R,25G,25BをX軸方向
に沿った直線的な往復経路に沿って一体的に繰り返し移動させるので、各色用の液晶ライ
トバルブ25R,25G,25Bによって変調された像光L2を、共用の投射レンズ30
によって順次投射することができる。つまり、比較的安価な各色の液晶ライトバルブ25
R,25G,25Bと、無駄のない単一の投射レンズ30とによってカラー画像を投射す
ることができる。しかも、各色の液晶ライトバルブ25R,25G,25Bを順次動作さ
せる分だけデータ書込みに時間的に余裕が生じるので、書き込みの応答速度に起因する投
射画像のチラツキを低減することができる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態のプロジェクタについて説明する。第2実施形態のプロジェクタは
、第1実施形態のプロジェクタを部分的に変形したものであり、特に説明しない部分につ
いては、第1実施形態と同様の構成となっているものとする。
図5は、第2実施形態のプロジェクタを説明する平面図である。本実施形態のプロジェ
クタ110において、各色の画像形成ユニット120R,120G,120Bは、個別の
光源を有しておらず、光源装置121を共用の照明装置として活用する。すなわち、画像
形成ユニット20Rは、光源装置121から射出された照明光を均一化する均一化光学系
23Rと、均一化光学系23Rからの照明光によって照明される液晶ライトバルブ25R
とを備える。同様に、緑色用の画像形成ユニット20Gは、均一化光学系23Gと、液晶
ライトバルブ25Gとを有し、青色用の画像形成ユニット20Bは、均一化光学系23B
と、液晶ライトバルブ25Bとを有する。共用の光源装置121は、光源装置121は、
赤、緑、及び青色の3色のLEDチップを発光源として内蔵するものである。光源装置1
21は、各画像形成ユニット120R,120G,120Bと独立しており、不図示の手
段によってスライドガイド41の固定部材側に固定されている。
本実施形態のプロジェクタ110において、移動装置40によって赤色用の画像形成ユ
ニット120Rが投射位置に配置された場合、光源装置121の光軸OA2と、図面右側
の画像形成ユニット120Rの光軸OA1と、投射レンズ30の光軸OA0とが一致する
。つまり、光源装置121によって画像形成ユニット120Rが照明され、赤色用の画像
形成ユニット120Rによって形成された像光が投射レンズ30によって不図示のスクリ
ーン上に投射される。この際、光源装置121からは、赤色の照明光が射出される。同様
に、緑色用の画像形成ユニット120Gが投射位置に配置された場合、光源装置121の
光軸OA2と、図面中央の画像形成ユニット120Gの光軸OA1と、投射レンズ30の
光軸OA0とが一致する。つまり、光源装置121によって画像形成ユニット120Gが
照明され、緑色用の画像形成ユニット120Gによって形成された像光が投射レンズ30
によって不図示のスクリーン上に投射される。この際、光源装置121からは、緑色の照
明光が射出される。さらに、青色用の画像形成ユニット120Bが投射位置に配置された
場合、光源装置121の光軸OA2と、図面左側の画像形成ユニット120Bの光軸OA
1と、投射レンズ30の光軸OA0とが一致する。つまり、光源装置121によって画像
形成ユニット120Bが照明され、青色用の画像形成ユニット120Bによって形成され
た像光が投射レンズ30によって不図示のスクリーン上に投射される。この際、光源装置
121からは、青色の照明光が射出される。
なお、上記第2実施形態では、光源装置121と投射レンズ30とを共用としているが
、さらに均一化光学系23R,23G,23Bを共用とすることもできる。この場合、液
晶ライトバルブ25R,25G,25Bのみをスライド移動可能にして、投射位置に交互
に置き換えることになる。
以上、実施形態に即してこの発明を説明したが、この発明は、上記実施形態に限られる
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可
能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態では、光源装置21R,21G,21B,121としてLED等の固体発
光素子を用いる場合について説明したが、光源装置21R,21G,21Bを同様に発光
するランプ光源等に置き換えることができる。
また、上記実施形態では、液晶ライトバルブ25R,25G,25Bを透過型の液晶パ
ネル25aからなるものとしているが、反射型の液晶パネルであっても、同様の使用方法
が可能である。
また、液晶ライトバルブ25R,25G,25Bにおいて、液晶パネル25aに代えて
、デジタル・マイクロミラー・デバイスを用いることもできる。
また、本発明は、投射画像を観察する側から投射するフロント投射型プロジェクタに適
用する場合にも、投射画像を観察する側とは反対の側から投射するリア投射型プロジェク
タに適用する場合にも可能である。具体的には、リア投射型のテレビ、リア投射型の表示
部を有する遊技機に適用可能である。
(A)、(B)は、第1実施形態に係るプロジェクタを説明する平面図及び背面図である。 画像形成ユニットの平面構造を概念的に説明する図である。 (A)〜(C)は、図1に示すプロジェクタの動作を説明する図である。 図1に示すプロジェクタの動作を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係るプロジェクタを説明する平面図である。
符号の説明
10…プロジェクタ、 20R,20G,20B…画像形成ユニット、 21R,21
G,21B…光源装置、 21a…発光源、 21b…集光ミラー、 23R,23G,
23B…均一化光学系、 25R,25G,25B…液晶ライトバルブ、 25a…液晶
パネル、 25b,25c…偏光フィルタ、 30…投射レンズ、 40…移動装置、
41…スライドガイド、 43…スライドテーブル、 45…駆動装置、 45e…ステ
ップモータ、 50…位置センサ、 60…制御装置、 61…電源部、 63…信号処
理部、 65…タイミング制御部、 71…フレキシブルケーブル、 75…ケース、
IP…入射端面、 L1…照明光、 L2…像光、 OA0,OA1,OA2…光軸

Claims (5)

  1. 複数色の照明光を射出する照明装置と、
    前記照明装置から射出された各色の照明光を、画像情報に応じてそれぞれ変調する各色
    用の光変調装置と、
    前記各色用の光変調装置を所定の経路に沿って一体的に繰り返し移動させる移動装置と

    前記移動装置によって移動する前記各色用の光変調装置のうちいずれか1つの光変調装
    置が前記所定の経路上の投射位置に配置された場合に、当該1つの光変調装置によって変
    調された各色の像光を投射する投射光学系と、
    前記移動装置の動作に応じて前記各色用の光変調装置の変調動作のタイミングを調整す
    る制御装置と
    を備えるプロジェクタ。
  2. 前記移動装置によって移動する前記各色用の光変調装置の位置を検出する位置センサを
    さらに備える請求項1記載のプロジェクタ。
  3. 前記移動装置は、直線的な往復移動を可能にするスライド機構を有する請求項1及び請
    求項2のいずれか一項記載のプロジェクタ。
  4. 前記移動装置は、前記各色用の光変調装置を往復移動の方向に沿って配列して固定する
    支持部材を有し、
    前記支持部材は、前記スライド機構に案内されて前記各色用の光変調装置とともに移動
    する請求項3記載のプロジェクタ。
  5. 前記制御装置は、前記移動装置を間欠的に動作させて、前記各色用の光変調装置のうち
    いずれか1つの光変調装置が投射位置に配置された場合に、当該1つの光変調装置に表示
    動作を行わせる請求項1から請求項4のいずれか一項記載のプロジェクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108665796A (zh) * 2018-02-10 2018-10-16 深圳市海司恩科技有限公司 平移式波长转换头、像素单元、显示器及电子设备

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