JP2008157948A - バイオチップキットおよびバイオ試料の検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性あるバイオ試料の結合の可否を検査できるバイオチップキットを提供する。
【解決手段】本発明のバイオチップキットは第1ハウジング、第1ハウジング内に配置され、多数のプローブを含むバイオチップ、および第1ハウジングと連結されバイオチップをカバーし、第1ハウジングと共に反応空間を提供して、第1ハウジングから分離されバイオチップの上面を露出させる第2ハウジングを含む。
【選択図】図1A
【解決手段】本発明のバイオチップキットは第1ハウジング、第1ハウジング内に配置され、多数のプローブを含むバイオチップ、および第1ハウジングと連結されバイオチップをカバーし、第1ハウジングと共に反応空間を提供して、第1ハウジングから分離されバイオチップの上面を露出させる第2ハウジングを含む。
【選択図】図1A
Description
本発明はバイオチップキットおよびバイオ試料の検査方法に関し、より詳細にはバイオチップが配置されたハウジングを含むバイオチップキットおよびこれを利用したバイオ試料の検査方法に関する。
最近になってゲノムプロジェクトが発展し多様な有機体のゲノムヌクレオチド配列が明らかになるにともないバイオチップに対する関心が高まっており、多様な種類のバイオチップがキット形態で製作され、多様なバイオ試料を検査するために適用されている。現在広く使用されるバイオチップキットは密閉された一体型ハウジングとその中に配置されたバイオチップを含む。ハウジングは反応空間を提供し、バイオチップの汚染および損傷を防ぐ役割をする。
バイオチップキットを利用したバイオ試料の検査の代表的な方法はバイオチップに蛍光物質で標識された対象試料を供給してバイオチップのプローブと反応させ、次にバイオチップに光を照射して蛍光物質による光の放出の可否を調査するものである。最近ではデザインルールが減少しており、蛍光物質から発光される光を十分に集光するために光検出用レンズをバイオチップにさらに近接させることが要求されている。
しかし、現在主に適用されるバイオチップキットの場合、ハウジング自体の厚さのために光検出用レンズの接近距離に限界がある。さらには、ハウジング内部で放出された光をハウジング外部で検出しなければならないため、ハウジングの少なくとも一部は透明な材質のガラスなどで形成されるが、このようなガラスは光の光路を変更したり放出される光の波長を変化させる。したがって、十分な光量の確保および信頼性ある波長の検出が難しい。
日本公開特許2001−242135号公報
本発明が解決しようとする課題は信頼性あるバイオ試料の結合の可否を検査できるバイオチップキットを提供しようとするものである。
本発明が解決しようとする他の課題は前記したようなバイオチップキットを利用してバイオ試料を検査する方法を提供しようとするものである。
本発明の課題は以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は次の記載から当業者に明確に理解できるであろう。
前記課題を達成するための本発明の一実施形態によるバイオチップキットは第1ハウジング、前記第1ハウジング内に配置され、多数のプローブを含むバイオチップ、および前記第1ハウジングと連結され前記バイオチップをカバーし、前記第1ハウジングと共に反応空間を提供して前記第1ハウジングから分離され前記バイオチップの上面を露出させる第2ハウジングを含む。
前記他の課題を達成するための本発明の一実施形態によるバイオ試料の検査方法は第1ハウジング、前記第1ハウジング内に配置され多数のプローブを含むバイオチップ、および前記第1ハウジングと連結され前記バイオチップをカバーして反応空間を提供する第2ハウジングを含むバイオチップキットを提供し、前記反応空間内に対象バイオ試料を提供して前記プローブと前記対象バイオ試料間の結合反応を遂行し、前記第2ハウジングを分離し前記バイオチップの上面を露出させて、前記露出したバイオチップ上に検出部を近接配置して前記プローブと前記バイオ試料の結合の可否を検査することを含む。
前記他の課題を達成するための本発明の他の実施形態によるバイオ試料の検査方法は、反応空間内に配置され、多数のプローブを含むバイオチップを提供し、前記反応空間内に対象バイオ試料を提供して前記プローブと前記対象バイオ試料間の結合反応を遂行し、前記反応空間を解体して前記バイオチップの上面を露出し、前記露出したバイオチップ上に検出部を近接配置して前記プローブと前記バイオ試料の結合の可否を検査することを含む。
前記他の課題を達成するための本発明の他の実施形態によるバイオ試料の検査方法は第1ハウジング、前記第1ハウジング内に配置され結合反応が遂行された多数のプローブを含むバイオチップ、および前記第1ハウジングと連結され前記バイオチップをカバーして反応空間を提供する第2ハウジングを含む複数のバイオチップキットを自動化デッキにローディングし、前記自動化デッキが前記複数のバイオチップキットの前記第2ハウジングをグリップし、移送チャックを前記自動化デッキ側に移動してn番目(nは1以上の自然数)バイオチップキットの第1ハウジングをグリップし、前記n番目バイオチップキットの第1ハウジングをグリップした移送チャックを駆動して、前記自動化デッキにグリップされた前記n番目バイオチップキットの前記第2ハウジングと前記第1ハウジングを分離し、前記分離されたn番目バイオチップキットの第1ハウジングを検出部に移送して、前記n番目バイオチップキットの第1ハウジング内に配置されたバイオチップを検査することを含む。
本発明の実施形態によるバイオチップキットによれば、第1ハウジングと第2ハウジングが分離されバイオチップが外部に露出できるため、露出したバイオチップに対して検出部が最大限近接配置され得る。したがって、十分な集光ができるだけでなく、正確な波長検出が可能なため、検査の信頼度が改善される。
また、本発明の一実施形態によるバイオ試料の検査方法によれば、簡単な構造の自動化デッキおよび移送チャックだけで多数のバイオチップキットの検査が自動化され順次に進行され得るために、検査効率が増大され得る。
本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になるだろう。しかし本発明は以下で開示される実施形態に限定されるものではなく互いに異なる多様な形態で具現されるものであり、単に本実施形態は本発明の開示が完全なようにし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範囲によってのみ定義される。
本明細書で使用された用語は実施形態を説明するためであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数型は文句で特別に言及しない限り複数型も含む。明細書で使用される「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は言及された構成要素、段階、動作および/または素子の存在を明示するが、一つ以上の他の構成要素、段階、動作および/または素子の存在または追加を排除しない。
たとえ第1、第2等が多様な素子、構成要素および/またはセクションを叙述するために使用されたとしても、これら素子、構成要素および/またはセクションはこれら用語によって、制限されないのはもちろんである。これら用語は単に一つの素子、構成要素またはセクションを他の素子、構成要素またはセクションと区別するために使用されるものである。したがって、以下で言及される第1素子、第1構成要素または第1セクションは本発明の技術的思想内で第2素子、第2構成要素または第2セクションであることはもちろんである。
本明細書に使用された「バイオチップ」という用語は固体表面のような基板に配列され付着されたバイオ成分の集合体を意味する。これらバイオ成分は例えばサンプルおよび/またはこの特性を同定するために直接または間接的にターゲットサンプルと相互作用するDNAおよびRNAのような核酸、オリゴヌクレオチド、蛋白質、ペプチド、抗体および抗体フラグメント、リガンド、小分子、組織化合物、化学化合物などを含むが、これに制限されるものではない。したがって、本明細書で使用されたバイオチップは当業者に知られた任意のマイクロアレイであり得るものであり、例をあげればDNAマイクロアレイ(DNAチップまたは遺伝子チップともいう)、RNAマイクロアレイ、オリゴヌクレオチドマイクロアレイ、蛋白質マイクロアレイ、ペプチドマイクロアレイ、組織マイクロアレイ、抗体マイクロアレイおよび/または小分子マイクロアレイであり得る。
空間的に相対的な用語の「の下(below)」、「の下(beneath)」、「下部(lower)」、「上(above)」、「上部(upper)」等は図に図示されているように一つの素子または構成要素と他の素子または構成要素との相関関係を容易に記述するために使用され得る。空間的に相対的な用語は図面に図示されている方向に加え、使用時または動作時の素子の互いに異なる方向を含む用語として理解されなければならない。明細書全体にかけて同一参照符号は同一構成要素を指称する。以下、添付された図面を参考とし、本発明の実施形態によるバイオチップキットを説明する。
図1Aは第1ハウジングおよび第2ハウジングが連結されている状態を示す本発明の一実施形態によるバイオチップの斜視図である。図1Bは図1AのIb−Ib’線に沿って切った断面図である。図2Aは第1ハウジングから第2ハウジングを分離した状態を示す本発明の一実施形態によるバイオチップの斜視図である。図2Bは図2AのIIb−IIb’線に沿って切った断面図である。
本発明の一実施形態によるバイオチップキット10は第1ハウジング110、第1ハウジング110と連結および分離が可能な第2ハウジング120を含む。第1ハウジング110内にはバイオチップが配置されている。
第1ハウジング110と第2ハウジング120は内部のバイオチップ130を保護する。第1ハウジング110と第2ハウジング120は例えばプラスチック、ガラス、または鋼鉄やステンレスなどのような金属でなされ得る。外部衝撃に対してバイオチップ130を十分に保護するためには剛性材質から成ることが好ましいが、これに制限されるものではないのはもちろんである。
第1ハウジング110と第2ハウジング120は相互連結され反応空間(RS)を提供する。このために第1ハウジング110および第2ハウジング120には各々連結手段が具備され得る。図に例示された連結手段は連結面に対応して第1ハウジング110に具備される連結溝112と、第2ハウジング120に具備される連結突起122である。しかし、図示例とは反対に第1ハウジング110に連結突起122が、第2ハウジング120に連結溝112が具備されることもでき、これらが組合わされ複数個が具備されることもできる。また、図に示された連結溝112/連結突起122結合以外にも、フック結合などさらに多様な手段による連結も可能である。
第1ハウジング110と第2ハウジング120の相互連結によって提供された反応空間(RS)は上面(RSt)、下面(RSb)およびこれらを連結する側壁(RSs)から成る3次元的空間で定義される。反応空間(RS)の概念的形状は第1ハウジング110と第2ハウジング120の内側面によって定義されるため、前記反応空間(RS)の多様性はこれら内側面の幾何学的形状の選択的組合せによって決定される。すなわち、第1ハウジング110と第2ハウジング120の内側面形状により反応空間(RS)は直四角柱、正四角柱、円柱、楕円柱などの形状を有し得る。説明の簡明化のために以下の実施形態および図では反応空間(RS)の形状が直四角柱の場合を例示する。
一方、反応空間(RS)は第1ハウジング110と第2ハウジング120の相互連結で提供されるため、反応空間(RS)を成す上面(RSt)、下面(RSb)、および側壁(RSs)は第1ハウジング110と第2ハウジング120のうち少なくとも一つから由来する。
図3ないし図8は本発明の他の実施形態によるバイオチップの断面図である。図1Aないし図8を参照し、さらに具体的に説明すれば、本発明のいくつかの実施形態によるバイオチップキット(10、20、50、70)で反応空間(RS)の下面(RSb)は第1ハウジング110単独でなされ得る(図1B、図2B、図3ないし図6、および図8参照)。また、本発明の他のいくつかの実施形態によるバイオチップキット60で反応空間(RS)の下面(RSb)は第1ハウジング110および第2ハウジング120で構成されることもできる(図7参照)。
バイオチップキット(10、20、50、60、70)の反応空間(RS)の上面(RSt)は第2ハウジング120単独で成され得る(図1B、図2B、図3、図6ないし図8参照)。本発明の他のいくつかの実施形態ではバイオチップキット30、40の反応空間(RS)の上面(RSt)は第1ハウジング110および第2ハウジング120で構成され得る(図4および図5参照)。しかし、反応空間(RS)の上面(RSt)が第1ハウジング110および第2ハウジング120で形成されても、第1ハウジング110から由来する反応空間(RS)の上面(RSt)はバイオチップ130の上面(RSt)をカバーしないことが好ましい。これに対するより詳細な説明は後述される。
反応空間(RS)の側壁(RSs)は第1ハウジング110単独で構成されたり(図3ないし図5参照)、第2ハウジング120単独で構成されたり(図6および図7参照)、または第1ハウジング110と第2ハウジング120で構成され得る(図1B、図2B、図8参照)。本発明のいくつかの実施形態で反応空間(RS)の側壁(RSs)を構成する第1ハウジング110は図8に図示されたように外側に延長されグリップ拡張部114を構成することができる。グリップ拡張部114は第1ハウジング110と第2ハウジング120を連結したり分離する時、第1ハウジング110をグリップ(grip)できるマージン(margin)を提供する。
このように、第1ハウジング110は反応空間(RS)の下面(RSb)を構成し、側壁(RSs)および/または上面(RSt)をさらに構成することができる。また、第2ハウジング120は反応空間(RS)の上面(RSt)を構成して、側壁(RSs)および/または上面(RSt)をさらに構成することができる。これらの組合せは第1ハウジング110内に配置されるバイオチップ130のサイズと形状、連結手段の種類、連結および分離方向、検出装置の種類などによって多様に選択され得る。また、後述するバイオチップキットの自動化検査のためのデッキの構造によっても適切な組合せが選択され得る。
本実施形態によるバイオチップキット(10、20、30、40、50、60、70)は前記反応空間(RS)内に例えばバイオ試料、洗浄液やフッ素ガスなどのような流体を供給および排出する流入/流出口(inlet/oulet)140をさらに含み得る。一つの流入/流出口140は同時に流体の供給および排出を行なうように構成されることができ、2以上の流入/流出口140のうち少なくとも一つが流体の供給のみを行い、少なくとも他の一つが流体の排出のみを行なう構造を有することもできる。流入/流出口140は外部の流体供給管および/または流体排出管に連結され得る。
流入/流出口140は第1ハウジング110および/または第2ハウジング120に具備され得る。説明の簡明化のために、以下の実施形態および図面では流入/流出口140が第1ハウジング110に具備される場合を例示する。
第1ハウジング110と第2ハウジング120の連結によって提供されている反応空間(RS)は実質的に密閉された空間であり得る。したがって、バイオチップキット(10、20、30、40、50、60、70)の内部でバイオ試料の結合反応またはそれに随伴する他の処理反応が成されても、外部の汚染源からの汚染の遮断が可能であり、反応空間(RS)内の反応条件を制御するのが容易である。ここで、実質的に「密閉された空間」とは物理的に完全に密閉された場合だけでなく、空間的に大部分密閉されているが流入/流出口140のように部分的に外部と疎通できるホール(hole)が形成された場合を含む。流入/流出口140を含む場合にも反応空間(RS)内の清潔の維持や反応条件の制御のため、反応時には流入/流出口140が密閉用テープ(未図示)等によって密閉され得る。
第1ハウジング110と第2ハウジング120の連結によって提供された、実質的に密閉された反応空間(RS)は第1ハウジング110と第2ハウジング120が分離されることによって解体される。
バイオチップ130は第1ハウジング110上に配置され、第2ハウジング120とは離隔されている。好ましくはバイオチップ130は第1ハウジング110の床面に接着剤等を利用して固定配置され得る。
バイオチップ130の上面は第1ハウジング110と第2ハウジング120の連結時、第2ハウジング120によってカバーされる。しかし、第1ハウジング110はバイオチップ130の上面をカバーしない。その結果、第2ハウジング120が第1ハウジング110から分離される場合、密閉された反応空間(RS)が解体され、バイオチップ130の上面が露出され得る。したがって、バイオチップ130検査装備がバイオチップ130上面と最大限近く接近することができ精密な検査が可能である。
前記したようなバイオチップ130は例えば、遺伝子発現分析(expression profiling)、遺伝子型分析(genotyping)、SNPのような突然変異(mutation)および多形(polymorphism)の検出、蛋白質およびペプチド分析、潜在的な薬のスクリーニング、新薬開発と製造等に適用されるものであり得る。図9ないし図13に適用可能なバイオチップの具体的な例が図示されている。
図9ないし図13は本発明のいくつかの実施形態によるバイオチップキットに含まれているバイオチップの断面図である。図9ないし図13を参照すれば、バイオチップ(130_1、130_2、130_3、130_4、130_5)は基板132、基板132上に位置し、多数のプローブ138が固定される活性領域134を含む。
基板132は可撓性(flexible)または剛性(rigid)基板であり得る。適用される可撓性基板の例としてはナイロン、ニトロセルロース等のメンブレインまたはプラスチックフィルム等を挙げることができる。剛性基板では半導体基板、ソーダ石灰ガラスから成る透明ガラス基板などが例示され得る。本発明の実施形態によるバイオチップキットでバイオチップ(130_1、130_2、130_3、130_4、130_5)の検査はバイオチップ(130_1、130_2、130_3、130_4、130_5)の上面側で直接行なわれるため、基板132として半導体基板やメンブレインまたはプラスチックフィルム等のような不透明な基板を適用しても容易なバイオチップ(130_1、130_2、130_3、130_4、130_5)検査が可能である。特に、基板132として半導体基板を適用する場合、半導体素子の製造工程がすでに安定的に確立されているので、多様な薄膜の製造工程および写真エッチング工程などをそのまま適用できるという長所がある。
基板132の上には活性領域134が形成されている。活性領域134はハイブリダイゼーション分析条件、例えばpH 6−9の燐酸(phosphate)またはTRISバッファと接触時、加水分解されず実質的に安定した物質で形成されるのが好ましい。例えば、活性領域134はPE−TEOS膜、HDP酸化膜、P−SiH4酸化膜、熱酸化膜などのシリコン酸化膜、ハフニウムシリケート、ジルコニウムシリケートなどのシリケート、シリコン酸窒化膜、ハフニウム酸窒化膜、ジルコニウム酸窒化膜などの金属酸窒化膜、チタン酸化膜、タンタル酸化膜、アルミニウム酸化膜、ハフニウム酸化膜、ジルコニウム酸化膜、ITOなどの金属酸化膜、ポリイミド、ポリアミン、金、銀、銅、パラジウムなどの金属、またはポリスチレン、ポリアクリル酸、ポリビニールなどのポリマーで形成され得る。
活性領域134はプローブセル分離領域135によって多数個に分離される。活性領域134とプローブセル分離領域135の区分は上部にプローブ138が固定されるかの可否による。
本明細書に使用された「プローブセル」はリンカーとして作用したり、オゾン、酸および/または塩基等の表面処理によって処理されればリンカーとして作用する官能基を提供する物質から成る官能基を含むマイクロアレイの限定領域を意味する。各プローブセルはプローブセル分離領域によってマイクロアレイのうちの他のプローブセルから分離され得る。本明細書に使用された「プローブ」という用語はプローブセルに付着された分子を意味する。プローブの例はDNA、RNA、オリゴヌクレオチド、蛋白質、ペプチド、抗体および抗体分離、リガンド、小分子、組織化合物、化学化合物などから成る分子プローブを含み、例えばサンプルおよび/またはこれの特性を同定するために直接または間接的にターゲットサンプルと相互作用し得る。
活性領域134の上には多数のプローブ138がカップリングされている。具体的に各活性領域134には同一な多数のプローブ138がカップリングされているが、分離されている互いに異なる活性領域134には互いに異なるプローブ138がカップリングされ得る。プローブ138は検査対象のバイオ試料によって多様に変形可能である。一形態としてプローブ138はオリゴヌクレオチドプローブであり得る。
活性領域134とプローブ138のカップリングはその間に介在したリンカー(136)によって媒介され得る。
本明細書で使用された「カップリング」または「カップリングされた」という用語は官能基またはカップリングされた分子の連結、リンク、コンジュゲイション(conjugation)および/または付着を表すものを意味する。このようなカップリングは例えば共有および/または非共有相互作用によって発生し得る。
本発明のいくつかの実施形態によるバイオチップ(130_1)では図9に例示的に図示されたように活性領域134がパターニングされる。図9で活性領域134が除去された空間での基板の上面がプローブセル分離領域135になる。
本発明の他のいくつかの実施形態によるバイオチップ(130_2)では図10に例示的に図示されたように活性領域134が互いに物理的にパターニングされてはいないが、一定領域ごとに非活性化された(137)リンカー(136)だけがカップリングされ、プローブ138がカップリングされていないプローブセル分離領域135によって分離されている。
本発明のまた他のいくつかの実施形態によるバイオチップ(130_3)では図11に例示的に図示されたように基板132上にカップリングブロッキング膜(135a)が形成されており、カップリングブロッキング膜(135a)に活性領域134が物理的にパターニングされている。カップリングブロッキング膜(135a)は例えばフルオロシラン膜のようにフッ素基を含むフッ化物でなされ得る。図11でプローブセル分離領域135は活性領域134が除去されたカップリングブロッキング膜(135a)上面となる。
本発明のまた他のいくつかの実施形態によるバイオチップ(130_4)では図12に例示的に図示されたように活性領域134が図9の場合のようにパターニングされており、活性領域134が除去された空間にブロッキング充填材(135b)が充填されている。ブロッキング充填材(135b)はカップリングブロッキング特性を有しつつも、ギャップフィル特性が良い膜、例えばフルオロシランやポリシリコンで形成することができる。図12でプローブセル分離領域135はブロッキング充填材(135b)上面となる。
本発明のまた他のいくつかの実施形態によるバイオチップ(130_5)では図13に例示的に図示されたように活性領域134が図12と実質的に同一な構造を有するが、活性領域134が除去された空間に充填されたブロッキング充填材(135b)上にカップリングブロッキング膜(135a)が形成されている。したがって、図13でプローブセル分離領域135はカップリングブロッキング膜(135a)上面となる。
図9ないし図13に例示的に図示されているバイオチップ(130_1、130_2、130_3、130_4、130_5)は各々図1Aないし図8のバイオチップキット(10、20、30、40、50、60、70)に含まれたバイオチップ130に置換され適用され得る。
以下、前記したようなバイオチップキットを利用してバイオ試料を検査する方法に対して説明する。便宜上以上で説明した多様な実施形態のうちで図8に図示されているバイオチップキットを利用してバイオ試料を検査する方法に対して説明するが、本実施形態で説明される方法は他の実施形態によるバイオチップキットにも適用され得ることは以下の説明から自明になり得るだろう。
まず、図8の実線で図示されたようにバイオチップキット70の第1ハウジング110と第2ハウジング120を連結し、実質的に密閉された反応空間(RS)を定義する。
次に、反応空間(RS)内に対象バイオ試料を供給する。この時、バイオチップキット70に流入/流出口140が具備される場合、対象バイオ試料は流入/流出口140を通して供給され得る。もし、バイオチップキット70に流入/流出口140がない場合、対象バイオ試料は第1ハウジング110と第2ハウジング120の連結前に、すなわち第2ハウジング120が分離された状態で供給され得る。対象バイオ試料は例えば一本鎖DNAを含むものであり得る。一本鎖DNAの一端には蛍光物質が付着され得る。
次に、反応条件を調節し反応空間(RS)内のプローブ138と対象バイオ試料の結合反応を遂行する。プローブ138がオリゴヌクレオチドプローブであり、バイオ試料が一本鎖DNAを含む場合、前記した結合反応はハイブリダイゼーション(hybridization)反応であり得る。バイオチップキット70に流入/流出口140が具備される場合、結合反応のあいだ反応空間(RS)を完全に密閉するため流入/流出口140は密閉用テープ(未図示)等によって密閉され得る。
供給されたバイオ試料は一本鎖DNAを含むが、DNAに蛍光物質が付着しない場合、反応空間(RS)内に蛍光物質染色液を供給し結合反応、例えばハイブリダイゼーション反応が起きたプローブ138に付着させる段階をさらに含み得る。
結合反応が終われば、供給された対象バイオ試料を反応空間(RS)外部に排出する。対象バイオ試料の排出も流入/流出口140を通してなされ得る。
その次に、任意に、反応空間(RS)内に残留する対象バイオ試料を完全に除去するため反応空間(RS)内に洗浄液を投入し得る。
また、必須的なことではないが、バイオチップ130の上面を乾燥するために反応空間(RS)内に乾燥ガスを供給し得る。乾燥ガス炉はフッ素ガスなどが使用され得て、これらは例えば流入/流出口140を通して反応空間(RS)に出入りし得る。
次に、図8の点線で図示されたようにバイオチップキット70の第1ハウジング110から第2ハウジング120を分離する。第2ハウジング120が分離されれば第1ハウジング110はバイオチップ130の上面をカバーしないためバイオチップ130の上面が外部に露出する。次に、露出されたバイオチップ130上に検出部を近接配置してプローブ138と対象バイオ試料の結合の可否を検査する。このようなバイオチップ130の露出および結合の可否の検査は好ましくは自動化システムによって具現され得る。以下、図14ないし図17を参照して自動化システムを通したバイオチップの露出および結合の可否の検査方法をさらに詳細に説明する。
図14、図15A、図16、および図17は本発明の一実施形態によるバイオ試料の検査方法を説明するための断面図である。図15Bは本発明のいくつかの他の実施形態によるバイオチップキットの第1ハウジングをグリップする方法を図示した斜視図である。
まず、図14を参照すれば、結合反応が終わったバイオチップキット70を自動化デッキ200のローディング部210にローディングする。自動化デッキ200は一つのバイオチップキット70をローディングできるローディング部210が複数個具備されている。したがって、同時に複数のバイオチップキット70が自動化デッキ200の複数のローディング部210に各々ローディングされ得る。
また、自動化デッキ200はバイオチップキット70の第2ハウジング120をグリップできるグリップ部220をさらに含み得る。グリップ部220は各ローディング部210ごとに少なくとも一つずつ設置され得る。グリップ部220は例えば第2ハウジング120を上から真空吸着しグリップする真空吸着機を含み得る。自動化デッキ200のグリップ部220の作動で複数のローディング部210にローディングされた複数のバイオチップキット70の第2ハウジング120は各々自動化デッキ200側にグリップされ支持され得る。
図15Aを参照すれば、移送チャック300を駆動して自動化デッキ200側に移動させた後、自動化デッキ200の一番目のローディング部210にローディングされたバイオチップキット70の第1ハウジング110をグリップする。図15Aに図示されたようにバイオチップキット70の第1ハウジング110がグリップ拡張部114を含む場合、移送チャック300はグリップ拡張部114を上下方向でグリップすることができる。もし図1Aないし図7の実施形態のようにバイオチップキット(10、20、30、40、50、60、70)の第1ハウジング110が別途のグリップ拡張部を含まない場合、移送チャック300は図15Bに例示的に図示したように第1ハウジング110の側壁を水平方向にグリップし得るものである。
第1ハウジング110のグリップ後に、移送チャック300を駆動し移動させれば第2ハウジング120は自動化デッキ200のグリップ部220によってすでに支持されているため、第1ハウジング110の連結溝112と第2ハウジング120の連結突起122間の連結が解体され、第1ハウジング110と第2ハウジング120が分離される。
図17を参照すれば、第1ハウジング110をグリップした移送チャック300を検出部350側に移送する。続いて、例えば、検出部350を、第1ハウジング110内に露出しているバイオチップ130の上面に近接配置してプローブ138と対象バイオ試料の結合の可否を検査する。
例えば対象バイオ試料が蛍光物質を含んだり、蛍光物質染色液が提供された場合、バイオチップ130の上面に第1波長の光を照射すればハイブリダイゼーション反応などのような結合反応が起きてバイオチップ130内に蛍光物質が残留する場合には第1波長の光が蛍光物質を発光させ第1波長とは異なる波長の第2波長の光400が放出される。結合反応が遂行されず蛍光物質が残留しなければ、第1波長と異なった波長の光が放出されない。したがって、第2波長の光400を検出することによって、結合反応の可否を容易に検査し得る。このような光の波長検出のために検出部350はCCD(Charge Coupled Device)またはCIS(CMOS Image Sensor)等の光検出手段を含み得る。
CCDまたはCISのレンズは放出された光を集光し、これを電気的信号に変換することによって、放出される光の量および波長を分析することに利用される。図式的に誇張され表現された図17の図示例とは異なり、CCDまたはCISのレンズはバイオチップ130の各活性領域134別に多数個が対応されるように配置される。
一方、蛍光物質から発光される第2波長の光400は原則的に無作為的な光路を有する。したがって、より多い光を集光するためには検出部350、具体的に検出部350に含まれたCCDまたはCISのレンズが発光源に最大限近接配置されるのが好ましい。特に、デザインルールが減少するほど近接配置の必要性はさらに倍加される。また、発光源とレンズの間に他の媒質が介在すれば、スネルの法則(Snell’s Law)によって光路が変わり、特に媒質の境界面が不規則な場合、光路の不規則性が深刻になる。さらには、光は互いに異なる媒質を進行する場合、波長が変わるので正確な波長検出が難しい。
しかし、本発明の実施形態によるバイオチップキット70では第2ハウジング120が分離されることによって、バイオチップ130の上面が外部に完全に露出する。したがって、空気以外の他の媒質の介在なしにCCDまたはCISが直接近接配置され得る。したがって、十分な集光ができるだけでなく、正確な波長検出が可能なため、検査信頼度が改善され得る。バイオチップ130の上面が露出したとしても、本検査段階ではすでに結合反応などが終わった状態であるため汚染の可否は大きく問題視されない。さらには自動化デッキ200、移送チャック300の移送経路および検出部350の検出場所がすべて一つの装備内で清潔に制御されれば汚染問題はほとんど発生し得ない。
前記のような方法で一番目の自動化デッキ200のグリップ部210にローディングされていたバイオチップキット70の検査が終われば、順次に次番目バイオチップキット70に対して前記した方法を反復する。
前記したような本発明の一実施形態によるバイオ試料の検査方法によれば、簡単な構造の自動化デッキ200および移送チャック300だけで多数のバイオチップキット70の検査が自動化され順次に進行され得る。したがって、検査効率が増大され得る。
以上添付された図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せず、他の具体的な形態で実施され得るということを理解するであろう。したがって以上で記述した実施形態をすべての面で例示的なものであり、限定的ではないものと理解しなければならない。
本発明のバイオチップキットおよびバイオ試料の検査方法はゲノムプロジェクトに広く利用される。
10 バイオチップキット
110 第1ハウジング
120 第2ハウジング
130 バイオチップ
140 流入/流出口
110 第1ハウジング
120 第2ハウジング
130 バイオチップ
140 流入/流出口
Claims (25)
- 第1ハウジングと、
前記第1ハウジング内に配置され、多数のモレキュラープローブを含むバイオチップ、および
前記第1ハウジングと連結され前記バイオチップをカバーし、前記第1ハウジングと共に反応空間を提供して、前記第1ハウジングから分離され前記バイオチップの上面を露出させる第2ハウジングを含むキット。 - 前記反応空間は、上面、下面およびこれらを空間的に連結する側壁によって定義される、請求項1に記載のキット。
- 前記反応空間の下面は、前記第1ハウジング単独で成されるか、または前記連結された第1ハウジングおよび第2ハウジングから成る、請求項2に記載のキット。
- 前記反応空間の上面は、前記第2ハウジング単独で成されるか、または前記連結された第1ハウジングおよび第2ハウジングから成る、請求項2に記載のキット。
- 前記反応空間の側壁は、前記第1ハウジング単独もしくは前記第2ハウジング単独で成されるか、または前記連結された第1ハウジングおよび前記第2ハウジングから成る、請求項2に記載のキット。
- 前記第1ハウジングは、前記反応空間外側に延びたグリップ拡張部をさらに含む、請求項2に記載のキット。
- 前記第1ハウジングまたは第2ハウジングは流入/流出口を含む、請求項1に記載のキット。
- 前記バイオチップは、前記基板、および前記基板上に位置し、前記多数のモレキュラープローブが固定される活性領域をさらに含む、請求項1に記載のキット。
- 前記基板は、半導体基板、ガラス基板またはプラスチック基板である、請求項8に記載のキット。
- 前記多数のモレキュラープローブは、リンカーを介して前記活性領域に固定される、請求項8に記載のキット。
- 前記活性領域は、前記モレキュラープローブが固定されないプローブセル分離領域によって、多数に分離されている、請求項8に記載のキット。
- 前記モレキュラープローブは、オリゴヌクレオチドプローブである、請求項8に記載のキット。
- 第1ハウジングと、
前記第1ハウジング内に配置され多数のモレキュラープローブを含むバイオチップ、および
前記第1ハウジングと連結され前記バイオチップをカバーして反応空間を提供する第2ハウジングを含むキットを提供し、
前記反応空間内に対象バイオ試料を提供し前記モレキュラープローブと前記対象バイオ試料間の結合反応を遂行し、
前記第2ハウジングを分離し前記バイオチップの上面を露出させ、
前記露出したバイオチップ上に検出部を近接配置して前記モレキュラープローブと前記バイオ試料の結合の可否を検査することを含むバイオ試料の検査方法。 - 前記バイオ試料は、蛍光物質を含み、
前記モレキュラープローブと前記バイオ試料の結合の可否を検査することは前記蛍光物質から放出される光を検出することを含む、請求項13に記載のバイオ試料の検査方法。 - 前記検出部は、CCDまたはCISを含む、請求項14に記載のバイオ試料の検査方法。
- 前記モレキュラープローブは、オリゴヌクレオチドプローブであり、
前記結合反応はハイブリダイゼーション反応である、請求項13に記載のバイオ試料の検査方法。 - 反応空間内に配置され、多数のモレキュラープローブを含むバイオチップを提供し、
前記反応空間内に対象バイオ試料を提供して前記モレキュラープローブと前記対象バイオ試料間結合反応を遂行し、
前記反応空間を解体して前記バイオチップの上面を露出し、
前記露出したバイオチップ上に検出部を近接配置して前記モレキュラープローブと前記バイオ試料の結合の可否を検査することを含むバイオ試料の検査方法。 - 前記バイオ試料は、蛍光物質を含み、
前記モレキュラープローブと前記バイオ試料の結合の可否を検査することは前記蛍光物質から放出される光を検出することを含む、請求項17に記載のバイオ試料の検査方法。 - 前記検出部は、CCDまたはCISを含む、請求項18に記載のバイオ試料の検査方法。
- 前記モレキュラープローブは、オリゴヌクレオチドプローブであり、
前記結合反応はハイブリダイゼーション反応である、請求項17に記載のバイオ試料の検査方法。 - 第1ハウジング、前記第1ハウジング内に配置され結合反応が遂行された多数のモレキュラープローブを含むバイオチップ、および前記第1ハウジングと連結され前記バイオチップをカバーして反応空間を提供する第2ハウジングを含む複数のキットを自動化デッキにローディングし、
前記自動化デッキが前記複数のキットの前記第2ハウジングをグリップし、
移送チャックを前記自動化デッキ側に移動してn番目(nは1以上の自然数)キットの第1ハウジングをグリップし、
前記n番目キットの第1ハウジングをグリップした移送チャックを駆動して、前記自動化デッキにグリップされた前記n番目キットの前記第2ハウジングと前記第1ハウジングを分離し、
前記分離したn番目キットの第1ハウジングを検出部に移送して前記n番目キットの第1ハウジング内に配置されたバイオチップを検査することを含むバイオ試料の検査方法。 - 前記複数のキットの第1ハウジングは、各々前記反応空間外側に延長されたグリップ拡張部をさらに含み、
前記移送チャックが前記n番目キットの第1ハウジングをグリップするのは前記グリップ拡張部をグリップすることである、請求項21に記載のバイオ試料の検査方法。 - 前記n番目キットの第1ハウジング内に配置されたバイオチップを検査した後に、
前記移送チャックを前記自動化デッキ側に移動して、n+1番目キットの第1ハウジングをグリップし、
前記n+1番目キットの第1ハウジングをグリップした移送チャックを駆動して前記自動化デッキにグリップされた前記n+1番目キットの前記第2ハウジングと前記第1ハウジングを分離し、
前記分離したn+1番目キットの第1ハウジングを検出部に移送して前記n+1番目キットの第1ハウジング内に配置されたバイオチップを検査することをさらに含む、請求項21に記載のバイオ試料の検査方法。 - 前記検出部は、CCDまたはCISを含む、請求項23に記載のバイオ試料の検査方法。
- 前記モレキュラープローブは、オリゴヌクレオチドプローブであり、
前記結合反応はハイブリダイゼーション反応である、請求項23に記載のバイオ試料の検査方法。
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