JP2008154977A - 折畳みベンチ - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の折畳み型のベンチは、筋交いを用いて立設する方式のものが一般的だが、折畳み作業が意外に手間取る、一体型に比べて重い、強度不足、着座時の安定感に欠ける、コスト高等、さまざまな欠点を有していた。本発明は、上記の諸問題点を解消し、さらに環境にやさしく、フォルムも美しい折畳みベンチを提供することを課題とする。
【解決手段】着座部の底面に、左右一対の脚部の基端を回動自在に取り付け、立設時に該左右脚部が互いに垂直よりやや外に開いたハの字を形成して係止される仕組みであると共に、環境対策として座面板材にバイオマスプラスチック製押し出し成形材を採用し、安全対策として折畳み時と立設時に脚部基端の回動をロックするロック部材を備えた折畳みベンチを提供する。
【選択図】図1
【解決手段】着座部の底面に、左右一対の脚部の基端を回動自在に取り付け、立設時に該左右脚部が互いに垂直よりやや外に開いたハの字を形成して係止される仕組みであると共に、環境対策として座面板材にバイオマスプラスチック製押し出し成形材を採用し、安全対策として折畳み時と立設時に脚部基端の回動をロックするロック部材を備えた折畳みベンチを提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、置き型のベンチに関し、特に収納時、移設時のコンパクト化が容易な折畳みベンチに関するものである。
ベンチには大別して据付型、置き型があり、屋外の公共の場で広く使用されるベンチは据付型が多く、一方、屋内に於いては設置場所の変更に備え、置き型のものが多用されている。また、置き型には一体型と折畳み型があるが、移設が楽なうえ収納にも便利な折畳み型の使用が比較的少ないのが現状である。
従来の折畳み型のベンチは、筋交いを用いて立設する方式のものが一般的だが、折畳み作業が意外に手間取る、一体型に比べて重い、強度不足、着座時の安定感に欠ける、コスト高等、さまざまな欠点を有していた。本発明は、上記の諸問題点を解消し、さらに環境にやさしく、フォルムも美しい折畳みベンチを提供することを課題とする。
着座部の底面に、左右一対の脚部の基端を回動自在に取り付け、立設時に該左右脚部が互いに垂直よりやや外に開いたハの字を形成して係止される仕組みであると共に、環境対策として座面板材にバイオマスプラスチック製押し出し成形材を採用し、安全対策として折畳み時と立設時に脚部基端の回動をロックするロック部材を備えた折畳みベンチを提供する。
本発明の折畳みベンチは前述のごとく、筋交い等を用いないためデザイン的に優れると共に、折畳み、立設及びロックが楽なうえ、一体型ベンチと重量を比較しても大差なく、強度も十分であり、また着座するときハの字に開いた左右の脚部が横ユレを防ぐため抜群の安定性を得ることがでる。また、座面板材にバイオマスプラスチックを使用するため、廃棄に際して環境にやさしい製品を提供できる。
本発明を実施するための最良の形態は、次項の実施例に示す通りである。
以下、本発明の最良の形態である実施例を図面に基づいて説明する。図1は本実施例の折畳みベンチ1の概略の構成を示す分解斜視図である。本実施例の折畳みベンチは大別して着座部2と脚部8とからなっている。
着座部は3本のバイオマスプラスチック製の座面板材4が金属性の着座部構造体3に螺着されると共に、該着座部構造体の底面の両端近くに一対の脚部支持部材5が固着された構成である。脚部9は水平方向の基端の円柱体10と先端の円柱体11及び2本の支柱12で形成された一体構造であり、該基端の円柱体10が着座部2の奥行方向に脚部支持部材5を介してそれぞれ装着され、先端の円柱体11が床面への接地部分となっている。
図2は本実施例の折畳みベンチ1の立設時の全体を示す正面図であり、図3は脚部支持部材5と脚部基端の円柱体10との装着状態を示す部分断面図である。脚部基端の円柱体10の中心部に貫通された回動軸13が脚部支持部材5に穿たれた軸孔7に挿通されており、該回動軸の両端に形成されたネジ部に抜け止めとして袋ナット14が装着されている。
脚部支持部材5には脚部9の支柱12の外面に当接して所定の角度で回動を止める回動当り部6が形成されると共に、該回動当り部の外面には補強三角板8が設けられ、本実施例のベンチ1が立設されるとき、一対の脚部9の支柱12は互いにやや外に開いたハの字の状態で安定的に係止されるため、着座部2に荷重が加わることによりさらに安定性を増す。また、脚部9の床面への接地部が着座部2の両端の真下近くに来るため片端に着座しても他端が持ち上がることがなく安全性も高い。
着座部構造体3の底面にはプッシュ式のロック部材16が螺着され、脚部基端の円柱体10に穿たれた係止穴15に係合している。該係止穴は該円柱体の同一外周上に2ヶ所穿たれており、それぞれ折畳み時及び立設時のロックに使用される。着座部2に荷重がかかる着座時にはロックは不要だが、安全のために、また立設の状態での移設に脚部を安定させるためロックできるようにした。
図4は本発明の折畳みベンチ1の脚部9の折畳み状態に於ける正面図である。脚部9は脚部支持部材5の高さの内に折畳まれ収まっており、このときロック部材16をプッシュしロック状態にしておくと、ベンチの移設のために持ち上げても脚部が自重で垂れ下がることはない。
本発明の折畳みベンチは、フォルムが美しく、安定性、安全性にも優れ、また、環境にやさしいバイオマスプラスチックと金属とからなり、廃棄時の分別も容易なことから、幼稚園、学校、病院その他、公共施設に最適な備品ベンチとして広く受け入れられる可能性に満ちている。
1 折畳みベンチ
2 着座部
3 着座部構造体
4 座面板材
5 脚部支持部材
6 回動当り部
7 軸孔
8 脚部
9 基端の円柱体
10 先端の円柱体
12 支柱
13 回動軸
14 袋ナット
15 係止穴
16 ロック部材
2 着座部
3 着座部構造体
4 座面板材
5 脚部支持部材
6 回動当り部
7 軸孔
8 脚部
9 基端の円柱体
10 先端の円柱体
12 支柱
13 回動軸
14 袋ナット
15 係止穴
16 ロック部材
Claims (3)
- 着座部及び該着座部の底面に取り付けられた左右一対の脚部とからなるベンチに於いて、脚部の基端が着座部底面に回動自在に支持され、立設時に於いて左右の該脚部が互いに垂直よりやや外に開いたハの字を形成して係止されることを特徴とする折畳みベンチ
- 着座部が着座部構造体と、該着座部構造体に装着された座面板材とからなり、該着座部構造体の底面に、軸孔及び脚部の支柱外面に当接して所定の角度で回動を止める回動当り部を有する一対の脚部支持部材を固着し、脚部基端に設けられた回動軸を該軸孔に挿通して脚部を装着することを特徴とする請求項1の折畳みベンチ
- 該着座部構造体の底面に、脚部折畳み時及び立設時に脚部基端の回動を止めて保持するロック部材を装着したことを特徴とする請求項1及び2の折畳みベンチ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006357337A JP2008154977A (ja) | 2006-12-21 | 2006-12-21 | 折畳みベンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006357337A JP2008154977A (ja) | 2006-12-21 | 2006-12-21 | 折畳みベンチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008154977A true JP2008154977A (ja) | 2008-07-10 |
Family
ID=39656510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006357337A Pending JP2008154977A (ja) | 2006-12-21 | 2006-12-21 | 折畳みベンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008154977A (ja) |
-
2006
- 2006-12-21 JP JP2006357337A patent/JP2008154977A/ja active Pending
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