JP2008154903A - 動力源付き車椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した低姿勢状態および高姿勢状態を実現することが可能であり、また安定した階段昇降動作を実現することが可能な、動力源付き車椅子1を提供する。
【解決手段】使用者2が座るシート10と、シート10を所定姿勢に制御するシート制御手段8と、シート10を移動させる走行手段20と、を備えた動力源付き車椅子1であって、回転自在な補助輪32を先端に備え、左右水平軸の回りに回動して車椅子1の後部を持ち上げることが可能な姿勢制御アーム30を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力源付き車椅子に関するものである。
従来の車椅子は、単に移動することを設計目的としていた。そのため、車椅子に乗ったままでの台所作業等は困難であった。その理由は、一般に台所等は健常者の立ち姿を標準として設計されているため、通常の車椅子の高さでは、台所の作業面を見ることすら困難を伴うからである。
そこで特許文献1には、起立姿勢が可能な4輪の電動車椅子が開示されている。この電動車椅子の通常走行時には、4輪が接地しており、搭乗者の座面が低所に配置されている。これに対して起立作業時には、後輪のみが接地して前輪が持ち上がり、搭乗者の座面が高所に配置される。そして、ジャイロセンサおよびCPUによる自動制御で起立姿勢を維持する。これにより、台所作業等の高所作業を実現しうるようになっている。
特表2002−538891号公報
しかしながら、特許文献1の電動車椅子は、使用者の重心移動等により常に前進及び後退を細かく行っているので、同じ位置で起立姿勢を安定保持することが困難である。すなわち、前進及び後退のためある程度のスペースが必要になり、台所のような狭い空間では使用者が壁等にぶつかるおそれがある。また、起立姿勢の高さが一定で変更できないという問題がある。
一方、特許文献1の電動車椅子では、4輪が階段の表面を倣うように移動して階段昇降を行う。しかしながら、ジャイロ制御のバランスを考慮してホイールベースが短くなっているので、階段昇降時における電動車椅子の姿勢が不安定になる。その結果、使用者が階段横の手すりにつかまるなど、アシスト付きでの階段昇降が必要になる。
本発明は、前記の課題に鑑みてなされたもので、安定した各種姿勢を実現することが可能であり、また安定した階段昇降動作を実現することが可能な、動力源付き車椅子を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る動力源付き車椅子は、使用者が座るシートと、前記シートを所定姿勢に制御するシート制御手段と、前記シートを移動させる走行手段と、を備えた動力源付き車椅子であって、回転自在な補助輪を先端に備え、左右水平軸の回りに回動して前記車椅子後部を持ち上げることが可能な姿勢制御アームを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、姿勢制御アームを回動して車椅子後部の高さを調整することにより、車椅子の低姿勢状態や高姿勢状態、階段昇降動作等を実現することができる。しかも、ジャイロセンサを利用して車椅子の姿勢を制御する従来技術と比べて、安定性を大幅に向上させることができる。
前記姿勢制御アームは、前記シートの後方まで回動可能に形成されていることが望ましい。
この構成によれば、姿勢制御アームが車椅子の後方に突出するのを防止することが可能になり、車椅子をコンパクト化することができる。
前記シート、前記走行手段および前記姿勢制御アームは、複数の動力源で駆動されるようになっていることが望ましい。
この構成によれば、シート、走行手段および姿勢制御アームの独立した制御が容易になる。
前記動力源は、排出ガスのないモータであることが望ましい。
前記動力源は、CPUにより精度良く駆動制御されるようになっていることが望ましい。
前記複数の動力源は、単一のCPUにより駆動制御されるようになっていることが望ましい。
この構成によれば、シート、走行手段および姿勢制御アームの同調制御が容易になる。
前記走行手段は、無限軌道であることが望ましい。
この構成によれば、階段昇降動作における振動や滑り落ちを防止することができる。また悪路の走破性を向上させることが可能になり、車椅子の使用可能範囲を拡大することができる。
前記シートの回動軸と、前記姿勢制御アームの回動軸とは、同一の軸心上に配置されていることが望ましい。
この構成によれば、シートおよび姿勢制御アームの同調制御が容易になる。
前記走行手段は、前記車椅子の前方に配置された第1車軸と、前記車椅子の後方に配置された第2車軸とを備え、前記軸心は、前記第1車軸と前記第2車軸との間に配置されていることが望ましい。
この構成によれば、車椅子の重心位置が安定するとともに、車椅子をコンパクト化することができる。
本発明によれば、姿勢制御アームを回動して車椅子後部を持ち上げることにより、車椅子の安定した低姿勢状態および高姿勢状態を実現することが可能になり、また車椅子の安定した階段昇降動作を実現することが可能になる。
以下、本発明に係る動力源付き車椅子の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態に係る動力源付き車椅子の説明図であり、図1(a)は側面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A線における断面図である。図1(a)に示すように、本実施形態に係る動力源付き車椅子1は、使用者2が座るシート10と、シート10を所定姿勢に制御するシート制御手段8と、シート10を移動させる走行手段20と、車椅子後部を持ち上げる姿勢制御アーム30と、を備えたものである。
図1(a)に示すように、動力源付き車椅子1はシート10を備え、シート10はフレーム11を備えている。フレーム11の上方には、使用者2が座る座面12が固定されている。フレーム11の前端は下方に屈曲され、その下端は前方に屈曲されて、レッグレスト13およびフットレスト14が形成されている。一方、フレーム11の後端は上方に屈曲され、その前方に背もたれ16が固定されている。なお、フレーム11の上方には肘掛け17が形成されている。その肘掛け17には、車椅子1の動作を制御するためのスティックレバーおよび各種ボタンが配置されている
フレーム11から下方に向けて、ステー18が延設されている。図1(b)に示すように、ステー18の先端は、第1モータ10mの回転子に連結されている。第1モータ10mの回転軸は、車椅子1の左右水平方向に沿って配置されている。なお第1モータ10mの固定子は、後述する走行手段20のベース部材5に連結されている。
またフレーム11の下方には、シート制御手段8が固定されている。シート制御手段8は、内部に傾斜センサおよびCPUを備え、CPUにはモータ制御部が構築されている。傾斜センサは、シート10の傾斜角度を検出するものである。モータ制御部は、傾斜センサが検出したシート10の傾斜角度に基づいて、第1モータ10mを逆方向に同じ角度だけ回転させるのに必要な電気信号を算出し、算出した電気信号を第1モータ10mに出力するものである。
図1(a)に戻り、シート10の下方には、シート10を移動させる走行手段20が設けられている。走行手段20はベース部材5を備えている。ベース部材5の後端(上端)には、従動輪(アイドラ)24が回転自在に支持されている。またベース部材5の前端(下端)には、図1(b)に示すように、第2モータ20mの固定子が連結されている。第2モータ20mの回転軸は、車椅子1の左右水平方向に沿って配置されている。その第2モータ20mの回転子には、図1(a)に示す駆動輪(スプロケット)22が連結されている。
そして、駆動輪22と従動輪24との間に、クローラベルト28が巻回されている。クローラベルト28は、ゴム材料で無端帯状に成形されたベルト本体に、複数の芯金がベルト周方向に一定の間隔をあけて埋設されたものである。これら芯金同士の間に駆動輪22に対する噛み合い孔が開口されている。また、各芯金のベルト幅方向中央部に左右一対の芯金突起がベルト内周面側に向けて突設され、この芯金突起の間を駆動輪22および従動輪24が通過するようになっている。また、芯金のベルト外周面側には、周方向に連続して延びるスチールコード層が埋設されている。さらに、ベルト本体の外周面には推進ラグが突設されている。
図1(b)に示すように、走行手段20は、車椅子1の左右に上述したクローラ走行体20a,20bを備えている。各クローラ走行体20a,20bはそれぞれ独立して駆動しうるようになっている。
図1(b)に示すように、ベース部材5には、第3モータ30mの固定子が連結されている。第3モータ30mの回転軸は、車椅子1の左右水平方向に沿って配置されている。その第3モータ30mの回転子からステー34が延設され、ステー34の先端には姿勢制御アーム30が連結されている。これにより、姿勢制御アーム30が左右水平軸の回りを回動しうるようになっている。姿勢制御アーム30の先端には、補助輪32が回転自在に支持されている。
上述したように、シート10の動力源として第1モータ10mが設けられ、走行手段20の動力源として第2モータ20mが設けられ、姿勢制御アームの動力源として第3モータ30mが設けられている。なおシート10、走行手段20および姿勢制御アーム30の動力源としてエンジンを採用することも可能であるが、排出ガスのないモータを採用することが望ましい。特にサーボモータを採用することにより、回転角度を正確かつ容易に制御することができる。
また本実施形態では、シート10、走行手段20および姿勢制御アーム30が複数のモータ10m,20m,30mで駆動されるようになっている。これにより、シート10、走行手段20および姿勢制御アーム30の独立した制御が容易になる。なお、各モータはCPUにより精度良く駆動制御されるようになっている。特に、単一のCPUにより全てのモータ10m,20m,30mを制御することで、シート10、走行手段20および姿勢制御アーム30の同調制御が容易になっている。
また本実施形態では、シート10を回動する第1モータ10mの回転軸(シート10の回動軸)19と、姿勢制御アーム30を回動する第3モータ30mの回転軸(姿勢制御アーム30の回動軸)39とが、同一の軸心59上に配置されている。これにより、シート10および姿勢制御アーム30の同調制御が容易になり、またスペース効率が向上して車椅子1がコンパクト化されている。図1(a)に示すように、その軸心59が、車椅子1の前方に配置された駆動輪22の第1車軸22aと、車椅子1の後方に配置された従動輪24の第2車軸24aとの間に配置されている。これにより、車椅子1の重心位置が安定するとともに、車椅子1がコンパクト化されている。
(低姿勢状態)
次に、前記構成の動力源付き車椅子の作用を説明する。
図2は、本実施形態に係る動力源付き車椅子の低姿勢状態の説明図である。図2では、姿勢制御アーム30がシート10の後方まで回動され、上方に向かって跳ね上げられている。これにより、走行手段20の後端の従動輪24が接地され、車椅子1は最も低く安定な姿勢になっている。この状態の車椅子1に対して、使用者2は容易に乗り降りすることができる。
また図2に示す低姿勢状態で、車椅子の移動が可能である。車椅子1の移動は、シート10の肘掛け17に配置されたスティックレバーを、移動したい方向に倒すことによって行う。スティックレバーの倒れ方向および角度によって、走行手段20における左右のクローラベルト28の回転方向および回転速度を制御しうるようになっている。車椅子1を前進または後退させるには、左右のクローラベルト28を同方向に同速度で回転させる。車椅子1を右折または左折させるには、左右のクローラベルト28を逆方向に回転させるか、または左右いずれか一方のクローラベルト28のみを回転させる。
(高姿勢状態)
図1は、本実施形態に係る動力源付き車椅子の高姿勢状態の説明図である。図2の低姿勢状態から図1の高姿勢状態へと車椅子1の姿勢を変化させるには、肘掛け17に配置されたボタンを押して姿勢制御アーム30を回動する。これにより、姿勢制御アーム30の先端に配置された補助輪32を車椅子後方の地面に押し付け、さらに姿勢制御アーム30を回動すると、走行手段20の駆動輪22を支点にして従動輪24が地面から持ち上がり、車椅子1が前傾する。なお駆動輪22に連結された第2モータ20mが下方に配置されるので、車椅子1の重心が低くなって姿勢が安定する。
これに伴って、使用者2が座るシート10も前傾することになる。ここで、シート制御手段8の傾斜センサが所定時間ごとにシート10の傾斜角度を検出する。その傾斜角度に基づいて、モータ制御部が第1モータ10mを逆方向に同じ角度だけ回転させる。これにより、シート10は常に水平姿勢に制御される。
上述したように、第1モータ10mの回転軸19は、走行手段20における駆動輪22の第1車軸22aと従動輪24の第2車軸24aとの間に配置されている。図2の低姿勢状態では、駆動輪22および従動輪24がともに接地しているので、シート10の座面12は低位置に配置されている。これに対して、図1の高姿勢状態では、従動輪24が地面から浮上しているので、シート10の座面12は高位置に配置される。なお、姿勢制御アーム30の回動量を調整することにより、シート10の座面12の高さ位置を調整することが可能である。これにより、シート10の座面12に座った使用者2を任意の高さに持ち上げることができる。
この高姿勢状態においても、上記のようにスティックレバーを操作して左右のクローラベルト28を回転させることにより、車椅子を前進、後退、右折または左折させることが可能である。このように、本実施形態の動力源付き車椅子では、シート10に座った使用者2を任意の高さに持ち上げることが可能であり、しかもその状態で車椅子1を任意の方向に移動させることが可能である。したがって使用者2は、台所作業等の高所作業を行うことができる。
なお車椅子1の低姿勢状態では、クローラベルト28が面接地することになる。この状態で車椅子1を右折または左折させると、クローラベルト28と地面との間で大きな摩擦力が発生する。これにより、エネルギ消費量が増大するだけでなく、クローラベルト28および/または地面を損傷するおそれがある。これに対して、車椅子1の高姿勢状態では、クローラベルト28が線接地することになる。この状態で車椅子1を右折または左折させれば、クローラベルト28と地面との間の摩擦力は小さくなる。これにより、エネルギ消費量を抑制することが可能になり、クローラベルト28および/または地面の損傷を防止することができる。
(階段昇降動作)
図3ないし5は、本実施形態に係る動力源付き車椅子の階段昇降動作の説明図である。
最初に、車椅子1が階段50を降りる動作について説明する。図3に示すように、車椅子1を低姿勢状態にして、前進しつつ階段50に進入する。車椅子1の先端が階段50に差し掛かったら、車椅子1の重心を上階52に残した状態で、姿勢制御アーム30を回動し補助輪32を上階52に押し付ける。さらに姿勢制御アーム30を回動すると、図4に示すように、上階52と階段50との間の角部53を支点にして従動輪24が地面から持ち上がり、車椅子1が前傾する。なおゴム材料からなるクローラベルト28と角部53との間には大きな摩擦力が作用するので、車椅子1が滑り落ちるのを防止することができる。
車椅子1の前傾に伴って、使用者2が座るシート10も前傾することになる。ここで、シート制御手段8の傾斜センサが所定時間ごとにシート10の傾斜角度を検出する。その傾斜角度に基づいて、モータ制御部がモータを逆方向に同じ角度だけ回転させる。これにより、シート10は常に水平姿勢に制御される。
図4に示すように、階段50の傾斜と同じ角度まで車椅子1(クローラベルト28)が前傾したら、クローラベルト28を回転させ階段50の傾斜に沿って車椅子1を前進させる。車椅子1が前進すると、姿勢制御アーム30が上階52に干渉するので、姿勢制御アーム30を上方に回動して干渉を回避する。
その後は、図5に示すように、クローラベルト28の推進力によって車椅子1を下階51まで移動させる。
次に、車椅子1が階段50を昇る動作について説明する。階段50を昇る動作は、階段50を降りる動作の逆である。図5に示すように、車椅子1を低姿勢状態にして、後退しつつ階段50に進入する。なお姿勢制御アーム30が階段50に干渉するのを避けるため、姿勢制御アーム30は上方に回動しておく。そして、クローラベルト28の推進力により階段50の傾斜を昇る。この場合も、シート制御手段8によりシート10は水平姿勢に制御される。
図4に示すように、車椅子1の後端が上階52に差し掛かったら、姿勢制御アーム30を下方に回動する。そして、補助輪32を上階52に接触させつつ、車椅子1をさらに後退させる。これにより、車椅子1の重心が角部53を越えた瞬間に、姿勢制御アーム30によって車椅子1を支えることが可能になり、車椅子1が上階52に倒れ込むのを防止することができる。
車椅子1の全体が上階52に昇ったら、姿勢制御アーム30を上方に回動する。これにより、図3に示すように、車椅子1が低姿勢状態に復帰する。
以上に詳述したように、図1に示す本実施形態に係る動力源付き車椅子は、回転自在な補助輪32を先端に備え、回転軸39の回りに回動して車椅子1の後部を持ち上げることが可能な姿勢制御アーム30を備える構成とした。この姿勢制御アーム30を回動して車椅子1の後部の高さを調整することにより、車椅子1の低姿勢状態や高姿勢状態、階段昇降動作等を実現することができる。しかも、ジャイロセンサを利用して車椅子の姿勢を制御する従来技術と比べて、安定性を大幅に向上させることができる。
また、姿勢制御アーム30をシート10の後方まで回動可能としたので、姿勢制御アーム30が車椅子1の後方に突出するのを防止することが可能になり、車椅子1をコンパクト化することができる。また使用者が車椅子1に乗り降りする際に、姿勢制御アームが邪魔になるのを防止することができる。
また、走行手段20に無限軌道(クローラベルト)を採用したので、階段昇降動作における振動や滑り落ち現象を防止することができる。また悪路の走破性を向上させることが可能になり、車椅子の使用可能範囲を拡大することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な材料や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、不整地走行や階段昇降の必要性がない場合には、クローラベルト28および後方の第2車軸24aを廃止し、前方の第1車軸22aにタイヤを装着する構成としてもよい。この場合でも、第1車軸22aのタイヤおよび姿勢制御アーム30のみで低姿勢状態および高姿勢状態を実現することが可能であり、平坦地専用の車椅子を廉価に提供することができる。
実施形態に係る動力源付き車椅子の高姿勢状態の説明図である。 実施形態に係る動力源付き車椅子の低姿勢状態の説明図である。 実施形態に係る動力源付き車椅子の階段昇降動作の説明図である。 実施形態に係る動力源付き車椅子の階段昇降動作の説明図である。 実施形態に係る動力源付き車椅子の階段昇降動作の説明図である。
符号の説明
1…車椅子 8…シート制御手段 10…シート 10m…第1モータ(動力源) 19…回転軸(回動軸) 20…走行手段 20m…第2モータ(動力源) 22a…第1車軸 24a…第2車軸 28…クローラベルト(無限軌道) 30…姿勢制御アーム 30m…第3モータ(動力源) 32…補助輪 39…回転軸(回動軸) 59…軸心

Claims (9)

  1. 使用者が座るシートと、前記シートを所定姿勢に制御するシート制御手段と、前記シートを移動させる走行手段と、を備えた動力源付き車椅子であって、
    回転自在な補助輪を先端に備え、左右水平軸の回りに回動して前記車椅子後部を持ち上げることが可能な姿勢制御アームを備えたことを特徴とする動力源付き車椅子。
  2. 前記姿勢制御アームは、前記シートの後方まで回動可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の動力源付き車椅子。
  3. 前記シート、前記走行手段および前記姿勢制御アームは、複数の動力源で駆動されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の動力源付き車椅子。
  4. 前記動力源は、モータであることを特徴とする請求項3に記載の動力源付き車椅子。
  5. 前記動力源は、CPUにより駆動制御されるようになっていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の動力源付き車椅子。
  6. 前記複数の動力源は、単一のCPUにより駆動制御されるようになっていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の動力源付き車椅子。
  7. 前記走行手段は、無限軌道であることを特徴とする動力源付き車椅子。
  8. 前記シートの回動軸と、前記姿勢制御アームの回動軸とは、同一の軸心上に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の動力源付き車椅子。
  9. 前記走行手段は、前記車椅子の前方に配置された第1車軸と、前記車椅子の後方に配置された第2車軸とを備え、
    前記軸心は、前記第1車軸と前記第2車軸との間に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の動力源付き車椅子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021100990A1 (ko) * 2019-11-22 2021-05-27 한국산업기술대학교 산학협력단 계단 및 단차 지형의 휠체어 주행을 위한 전동 어시스트 모듈

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