JP2008154086A - 有料放送受信装置、有料放送受信方法、および有料放送受信プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ペイパービュー番組を視聴するためのユーザの購入意思決定を放送後であっても可能とする。
【解決手段】蓄積手段102に蓄積しておくことを選択した購入検討番組を特定する情報をメモリ114に格納する蓄積予約処理部120と、購入検討番組のリアルタイム放送時にそのスクランブルされた映像・音声データを蓄積手段に蓄積するとともに、そのスクランブル鍵をECMより取得しメモリに格納する番組蓄積処理部122と、蓄積された購入検討番組のうち、視聴者が購入を決定した購入決定番組を特定する情報に基づいてその課金情報をICカードに送信する課金処理部124と、購入決定番組を特定する情報に基づいて、蓄積手段に蓄積された購入決定番組を、前記スクランブル鍵を用いてデスクランブルし視聴可能とするデスクランブル部126とからシステム100を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、有料放送受信装置、有料放送受信方法、および有料放送受信プログラムに関する。具体的には、視聴者が、ペイパービュー番組の視聴に際しての購入意思決定を、リアルタイム放送時までに行うのではなく放送後にも検討可能とする、有料放送受信装置、有料放送受信方法、および有料放送受信プログラムに関する。
BS放送やCS放送、ケーブルテレビといった有料放送の番組の中に、視聴する番組ごとに課金される番組、言い換えれば視聴者が番組ごとに購入/非購入を選択できる番組である、ペイ・パー・ビュー(以下、PPV)番組がある。このPPV番組の受信装置に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、従来のICカードを利用した場合でも、1度のPPV番組の購入で再生できる回数を制限する方式の実現解として、セキュリティー的な問題なく実用化可能な蓄積型有料放送受信装置を提供するとの目的の下、ペイパービュー番組のECM(Entitlement Control Message)に視聴回数の上限値を示す視聴回数上限値と、一方向に変化する視聴回数検出用更新番号とが挿入されたトランスポートストリームが入力される入力端と、前記トランスポートストリームが入力され、前記ペイパービュー番組をデスクランブルするためのデスクランブル鍵を発生するICカードと前記トランスポートストリームが入力され、このトランスポートストリームから前記ペイパービュー番組を、前記デスクランブル鍵を用いてデスクランブルするデスクランブル手段とを備え、前記ICカードは、前記視聴回数検出用更新番号を記憶する視聴回数検出用更新番号記憶手段と、前記トランスポートストリームに含まれる前記ECM(Entitlement Control Message)の視聴回数検出用更新番号の変化を検出する検出手段と、前記ペイパービュー番組を視聴者が購入したときに視聴回数を初期化し、前記検出手段より検出された変化の方向が前記一方向と異なったときに、前記視聴者が前記ペイパービュー番組を視聴した視聴回数を1増加させる視聴回数記憶手段と、前記視聴回数と前記視聴回数上限値とを比較し、視聴回数が前記視聴回数上限値を越えていない場合に視聴可と判定して前記デスクランブル鍵を前記デスクランブル手段へ出力し、視聴回数が前記視聴回数上限値を越えた場合に視聴不可と判定して前記デスクランブル鍵を前記デスクランブル手段へ出力しない判定手段とを備えたことを特徴とする蓄積型有料放送受信装置などが開示されている。
特開2002−281472号公報
ところで、視聴者がPPV番組を視聴するには、リアルタイム放送時にそのまま視聴する方法と、蓄積(録画)機能を有する蓄積型の受信装置を用いてリアルタイム放送時に蓄積(録画)し、後で時間があるときに視聴する方法とがある。前者の場合は、視聴者が、当該PPV番組のリアルタイム放送時までに、リアルタイム放送時に視聴するための「視聴予約」を行う必要があり、後者の場合は、やはり当該PPV番組のリアルタイム放送時までに、当該PPV番組の録画を行うための「録画予約」を行う必要があった。ここで、上記いずれの「予約」方法においても、当該予約を行うことによって、視聴者は、当該PPV番組を視聴のために購入する意思を伝達することとなり、それによって、視聴あるいは録画が可能となる。このことを別の角度から見れば、上記いずれの視聴方法においても、視聴者は、少なくとも当該PPV番組のリアルタイム放送時までには、当該PPV番組を視聴するために購入するか否かを意思決定しなければならなかった。
上記2種類の「予約」のいずれかにより、購入意思伝達済みのPPV番組は、そのリアルタイム放送時に受信装置内での課金処理が実行される。具体的には例えば、受信装置(のプログラム部分)は、当該リアルタイム放送開始時に、デジタル放送に使用されるアクセス制御方式の標準仕様であるARIB STD−B25などで規定された「購入」コマンドを、受信装置のICカードに対し実行する。ここでいうICカードとは、通常、制御装置やメモリなどのマイコン機能を備え、有料放送受信装置の入出力インターフェースの一つであるICカードリーダ/ライタに挿入されて、スクランブルされた番組をデスクランブルする処理などの各種処理を実行する。上記「購入」コマンドには、ARIB STD−B25で規定された当該PPV番組についての課金情報(以下、購入番組課金情報という)が含まれており、ICカードが格納処理したこの購入番組課金情報は、放送センター側に定期的に送信(アップロード)されて回収される。放送センター側では、この回収した購入番組課金情報に基づいて放送センター側での課金処理を実行し、それによって視聴者に対し、当該購入されたPPV番組の視聴料を請求することとなる。
しかしながら、このような従来の方法では、視聴者は、リアルタイム放送時までには、PPV番組を視聴のために購入するか否かについて十分に検討する時間を持てないことも多く、また、当該PPV番組についての十分な情報を得られないことも多いため、例えばリアルタイム放送時の直前に放送があることを知って急遽購入を決め視聴あるいは録画したが、「面白い番組だと思ったのに視聴してみたらあまり面白くなかった。損な買い物をしてしまった。」というような失敗をすることも多かった。また逆に、十分に検討する時間や情報が無いため、面白そうな番組だと思っても、損をするおそれを考慮すると、購入の意思決定まではできずに終わってしまう場合も多かった。
このような現状から、視聴者が、ペイパービューの番組を視聴するための購入の意思決定を、リアルタイム放送時までに行うのではなく、放送後にも視聴するか否か十分に検討した上で行うことができれば、各種有料放送におけるPPV番組を購入する視聴者側の利便性も一段と高まるとともに、番組作成者や放送事業者側としてもPPV番組の購入がいっそう促進されるメリットがあると考えられるため、好ましいのであるが、そのような技術は存在しておらず、開発が望まれていた。
そこで本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ペイパービュー番組を視聴するためのユーザの購入意思決定を放送後であっても可能とする、有料放送受信装置、有料放送受信方法、および有料放送受信プログラムを提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明の有料放送受信装置は、視聴者により購入されたペイパービュー番組の課金処理を行うために放送センター側に定期的に回収される購入番組課金情報を格納処理するICカードのリーダライタと、番組の映像・音声データを蓄積する番組蓄積手段とを備えた有料放送受信装置であって、視聴者が視聴のために購入するか否かを検討するために前記番組蓄積手段に蓄積しておくことを選択したペイパービュー番組である購入検討番組を特定する情報を、入力インターフェースより取得し、メモリに格納する、蓄積予約処理部と、前記購入検討番組のリアルタイム放送時に、当該購入検討番組のスクランブルされた映像・音声データを前記番組蓄積手段に蓄積するとともに、当該購入検討番組のスクランブル鍵を当該購入検討番組のECMより取得しメモリに格納する、番組蓄積処理部と、前記番組蓄積手段に蓄積された購入検討番組のうち、視聴者が視聴のための購入を決定した購入決定番組を特定する情報を、入力インターフェースより取得し、当該購入決定番組を特定する情報に基づいて、当該購入決定番組の前記購入番組課金情報を、前記ICカードに格納処理させるべく前記リーダライタに送信する、課金処理部と、入力インターフェースより取得した前記購入決定番組を特定する情報に基づいて、前記番組蓄積手段に蓄積された当該購入決定番組を、前記番組蓄積処理部においてメモリに格納した当該購入決定番組の前記スクランブル鍵を用いてデスクランブルし視聴可能とする、デスクランブル部と、を備えたことを特徴とする、有料放送受信装置。
また、前記番組蓄積処理部において前記購入検討番組の映像・音声データを前記番組蓄積手段に蓄積する際に、当該購入検討番組の前記購入番組課金情報をメモリに格納する、擬似購入処理部を備えることとすれば好適である。
また、前記疑似購入処理部は、前記ICカードと同じ認証用情報と処理機能とを備えて、前記放送センター側の装置から見て前記ICカードと認識可能なものであることとすれば好適である。
また、前記番組蓄積手段に蓄積された各購入検討番組について、前記番組蓄積手段に蓄積された当該各購入検討番組のスクランブルされた映像・音声データに含まれるプレビューを、入力インターフェースより取得する視聴者のプレビュー視聴要求に基づいて再生する、プレビュー再生部を備えることとすれば好適である。
また、前記デスクランブル部においてデスクランブルされ視聴可能とされた、前記番組蓄積手段に蓄積された前記購入決定番組のうち、そのECMにおいて属性が録画不可と設定されているものについては、所定の視聴可能期限後に前記番組蓄積手段から強制削除する、録画不可番組削除部を備えることとすれば好適である。
また、本発明の有料放送受信方法は、視聴者により購入されたペイパービュー番組の課金処理を行うために放送センター側に定期的に回収される購入番組課金情報を格納処理するICカードのリーダライタと、番組の映像・音声データを蓄積する番組蓄積手段とを備えたコンピュータが、視聴者が視聴のために購入するか否かを検討するために前記番組蓄積手段に蓄積しておくことを選択したペイパービュー番組である購入検討番組を特定する情報を、入力インターフェースより取得し、メモリに格納する処理と、前記購入検討番組のリアルタイム放送時に、当該購入検討番組のスクランブルされた映像・音声データを前記番組蓄積手段に蓄積するとともに、当該購入検討番組のスクランブル鍵を当該購入検討番組のECMより取得しメモリに格納する処理と、前記番組蓄積手段に蓄積された購入検討番組のうち、視聴者が視聴のための購入を決定した購入決定番組を特定する情報を、入力インターフェースより取得し、当該購入決定番組を特定する情報に基づいて、当該購入決定番組の前記購入番組課金情報を、前記ICカードに格納処理させるべく前記リーダライタに送信する処理と、入力インターフェースより取得した前記購入決定番組を特定する情報に基づいて、前記番組蓄積手段に蓄積された当該購入決定番組を、前記番組蓄積処理部においてメモリに格納した当該購入決定番組の前記スクランブル鍵を用いてデスクランブルし視聴可能とする処理と、を実行することを特徴とする有料放送受信方法。
また、本発明の有料放送受信プログラムは、視聴者により購入されたペイパービュー番組の課金処理を行うために放送センター側に定期的に回収される購入番組課金情報を格納処理するICカードのリーダライタと、番組の映像・音声データを蓄積する番組蓄積手段とを備えたコンピュータに、視聴者が視聴のために購入するか否かを検討するために前記番組蓄積手段に蓄積しておくことを選択したペイパービュー番組である購入検討番組を特定する情報を、入力インターフェースより取得し、メモリに格納するステップと、前記購入検討番組のリアルタイム放送時に、当該購入検討番組のスクランブルされた映像・音声データを前記番組蓄積手段に蓄積するとともに、当該購入検討番組のスクランブル鍵を当該購入検討番組のECMより取得しメモリに格納するステップと、前記番組蓄積手段に蓄積された購入検討番組のうち、視聴者が視聴のための購入を決定した購入決定番組を特定する情報を、入力インターフェースより取得し、当該購入決定番組を特定する情報に基づいて、当該購入決定番組の前記購入番組課金情報を、前記ICカードに格納処理させるべく前記リーダライタに送信するステップと、入力インターフェースより取得した前記購入決定番組を特定する情報に基づいて、前記番組蓄積手段に蓄積された当該購入決定番組を、前記番組蓄積処理部においてメモリに格納した当該購入決定番組の前記スクランブル鍵を用いてデスクランブルし視聴可能とするステップと、を実行させる有料放送受信プログラム。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、ペイパービュー番組を視聴するためのユーザの購入意思決定が放送後であっても可能となる。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態の有料放送受信装置100のブロック構成図である。本実施形態では、ケーブルテレビ(CATV)の視聴に用いる有料放送受信装置を例として説明するが、本発明はBS放送やCS放送などを含む各種有料放送に適用可能である。これら各種の有料放送では、放送センター側から加入者(視聴者)側に配信される有料番組の放送信号が、セットトップボックス(STB)などと総称される有料放送受信装置(以下、単に受信装置ともいう)100により受信され、視聴可能な映像と音声の信号に変換される。本実施形態の受信装置100は、各種番組を受信し、視聴可能とするのみならず、番組蓄積手段(以下、単に蓄積手段という)102であるハードディスク102に番組を蓄積(録画)しておくことが可能な、蓄積型の有料放送受信装置100である。
有料放送の番組の中には、視聴する番組ごとに課金される、言い換えれば視聴者が番組ごとに購入/非購入を選択できる、ペイ・パー・ビューと呼ばれる番組(以下、PPV番組という)がある。PPV番組は、権利保護のためスクランブル(暗号化)されて配信される。このPPV番組を視聴するには、まず、従来どおりの方法として、視聴者が「視聴予約」(リアルタイム放送時にそのまま視聴するための予約)や「録画予約」を行うことにより視聴する方法がある。これらの方法では、それらの「予約」を行うことにより、視聴者は購入の意思決定を行ったとみなされ、その結果、当該PPV番組のリアルタイム放送時には、受信装置によりデスクランブル(暗号解除)された当該PPV番組を視聴あるいは録画できる。
本実施形態の受信装置によれば、これら2種類の「予約」による視聴方法に加えて、第三の「予約」方法が可能となる。この三番目の方法では、視聴者が視聴のために購入する可能性のあるPPV番組を、そのリアルタイム放送時に、とりあえず番組蓄積手段に蓄積(録画)しておき、リアルタイム放送後に購入意思決定をして視聴することが可能となる。この第三の予約方法を、以下の説明では「蓄積予約」と呼ぶことにする。
受信装置100の構成としては、本発明の特徴である上記「蓄積予約」によるPPV番組の視聴方法を実現すべく、従来の受信装置に追加的に設けられる構成として、第1ROM104、第2ROM106のそれぞれにいわゆるファームウェアとして格納されたプログラム群である第1機能部108、第2機能部110を備える。これらの第1機能部108、第2機能部110などのプログラムは、第1RAM112、第2RAM114、NVRAM116などの各種メモリと各種データを送受信しつつ、演算装置たるCPU118により実行される。
第2機能部110には、本発明の特に特徴的な各機能部である、蓄積予約処理部120、番組蓄積処理部122、課金処理部124、デスクランブル部126、擬似購入処理部128、プレビュー再生部130、録画不可番組削除部132などが含まれる。これら各機能部の詳細は後述する。第1機能部108は、第2機能部110の各機能部120〜132を設けたことによって、受信装置100において付随的に必要となった各種の機能や、ICカード134が実行する各種の処理と関連する処理機能などを有する機能部である。
ICカードは、受信装置100の入出力インターフェース136のひとつであるICカードリーダ/ライタに挿入される、マイコン機能を備えたカードである。本実施形態では少なくとも、視聴者により購入されたペイパービュー番組の課金処理を行うために放送センター側に定期的に回収される購入番組課金情報を格納処理する機能を備える。受信装置100の入出力インターフェース136は、他に、視聴者がTV画面を見ながら各種操作を行うために使用するリモコン138からの信号を受信したりする。
また、受信装置100は、放送センター側から送られるRF信号が入力される第1RF入力端140、第2RF入力端142を備えている。放送センター側から送られるRF信号には、PPV番組を含む有料放送番組のTV信号や、各有料放送番組の属性情報(以下、ECM:Entitlement Control Messageという)、および視聴者ごとの個別契約情報(以下、EMM:Entitlement Management Messageという)などが混合されている。第1RF入力端140からは、蓄積手段102に蓄積されない、すなわち視聴予約によりリアルタイムに視聴される番組の各種データが入力される。第2RF入力端142からは、録画予約や蓄積予約により蓄積手段102に蓄積されて視聴される番組の各種データが入力される。上記ECMには、PPV番組などスクランブルされた番組のデスクランブルに必要な情報であるデスクランブル鍵Ksや、各PPV番組を特定するID情報(PPV−ID)などが含まれている。
また、受信装置100には、第1RF入力端140および第2RF入力端142のそれぞれに続いて、各RF信号に混合される各種情報を分離し、その中に含まれるTV信号を視聴可能な映像・音声信号に変換し、テレビへの音声出力端子144、146および映像出力端子148、150から出力するための、第1チューナ152および第2チューナ154、復調部156、158、デコード部160、162、音声でコード部164、166、映像デコード部168、170、提示処理部172、174、第1スイッチ176および第2スイッチ178が設けられている。
また、受信装置100から購入番組課金情報が放送センター側に送信される際は、モデム180から電話回線などの公衆回線網や専用線などを介して送信される。
−−−各機能部の説明−−−
続いて、受信装置100が、第2ROM106に格納されるプログラム群として構成・保持する第2機能部110に含まれる各機能部120〜132について説明を行う。
受信装置100は、視聴者が視聴のために購入するか否かを検討するために番組蓄積手段102に蓄積しておくことを選択した、すなわち本実施形態における「蓄積予約」をしたペイパービュー番組である購入検討番組を特定する情報を、入力インターフェース136より取得し、メモリ114に格納する、蓄積予約処理部120を備える。具体的には、購入検討番組を特定する情報は、視聴者のリモコン138からの信号を入力インターフェース136より取得し、メモリ114に格納する。購入検討番組を特定する情報とは、本実施形態では、当該購入検討番組を特定するID情報(PPV−ID)などである。
また、受信装置100は、前記購入検討番組のリアルタイム放送時に、当該購入検討番組のスクランブルされた映像・音声データを蓄積手段102に蓄積するとともに、当該購入検討番組のスクランブル鍵Ksを当該購入検討番組のECMより取得しメモリ114に格納する、番組蓄積処理部122を備える。仮に、PPV番組である購入検討番組をデスクランブルした上で蓄積手段102に蓄積(録画)することとすれば、何らかの方法により当該蓄積されたPPV番組が購入され、課金処理されないまま視聴されてしまうこともあり得るが、このように、視聴者により蓄積予約された購入検討番組を、スクランブルされたまま蓄積手段102に蓄積(録画)することとすれば、PPV番組である購入検討番組の権利保護を適切に図ることができる。また、蓄積予約された購入検討番組については、その全てについてスクランブル鍵Ksを一応取得しておいてメモリ114に格納することとしたので、後に視聴者が購入意思決定した購入検討番組については、確実にデスクランブルし、視聴可能とすることができる。
また、受信装置100は、前記蓄積手段102に蓄積された購入検討番組のうち、視聴者が視聴のための購入を決定した購入決定番組を特定する情報を、入力インターフェース136より取得し、当該購入決定番組を特定する情報に基づいて、当該購入決定番組の前記購入番組課金情報を、前記ICカードに格納処理させるべく前記ICカードリーダ/ライタに136送信する、課金処理部124を備える。購入を意思決定したPPV番組は、そのPPV番組についての課金処理が何らかの方法で実行されない限り、当該PPV番組の権利保護の観点などから視聴可能とする訳にいかない。課金処理部124によれば、視聴者の、リアルタイム放送後の購入意思決定に基づいて、当該PPV番組の課金処理が確実に実行されるので、当該PPV番組が視聴可能とすることができる。視聴可能にする具体的な方法は、次のデスクランブル部126の処理による。これによって視聴者は、PPV番組を視聴するための購入の意思決定を、リアルタイム放送時までに行うのではなく、放送後に行うことが可能となる。すなわち、視聴者は、視聴のために購入するか否かを検討したいPPV番組については、購入検討番組として「蓄積予約」し、当該PPV番組をリアルタイム放送時に蓄積手段102に蓄積しておいて、その後、購入を意思決定すれば、間違いなく課金処理も実行されて当該PPV番組が視聴可能となるのである。
また、受信装置100は、入力インターフェース136より取得した前記購入決定番組を特定する情報に基づいて、前記蓄積手段102に蓄積された当該購入決定番組を、前記番組蓄積処理部122においてメモリ114に格納した当該購入決定番組の前記スクランブル鍵Ksを用いてデスクランブルし視聴可能とする、デスクランブル部126を備える。
また、受信装置100は、前記番組蓄積処理部122において前記購入検討番組の映像・音声データを前記蓄積手段102に蓄積する際に、当該購入検討番組の前記購入番組課金情報をメモリ114に格納する、擬似購入処理部128を備える。受信装置100で実行される各種のコマンドや動作は、デジタル放送に使用されるアクセス制御方式の標準仕様であるARIB STD−B25などで規定されている。その規定に従って、受信装置100の構成や動作を設計する場合は、例えば、PPV番組をそのリアルタイム放送時にリアルタイムに視聴あるいは蓄積手段102に蓄積するには、ARIB STD−B25規定の「購入コマンド」を生成し、その購入コマンドに含まれる購入番組課金情報を取得し、何らかの記憶手段に格納する必要がある。ところが、この購入番組課金情報を、本来の(従来の)処理のように、ICカードリーダ/ライタ136に向けて送信しICカード134に格納させてしまうと、ICカード134からは当該購入番組課金情報が定期的に放送センター側に送信されてしまう。当該購入番組課金情報が放送センター側に回収されてしまうと、放送センター側で当該PPV番組の課金処理が実行されてしまい、視聴者は、まだ視聴していない当該PPV番組について料金を請求されてしまうことになる。そこで、それを防ぐべく、購入番組課金情報を本来のようにICカードリーダ/ライタ136に向けて送信し、ICカード134に格納させてしまう代わりに、擬似購入処理部128によって、擬似的に購入処理を実行するのである。
そのために、前記疑似購入処理部128は、前記ICカード134と同じ認証用情報と処理機能とを備えて、前記放送センター側の装置から見て前記ICカードと認識可能なツールとなる。この「ツール」は、アプリケーションプログラムとして前記ICカード134が備えるべき機能と同じものを構築すればよい。或いは、前記ICカード134と同じ機能を回路構成し受信装置100において付帯するとしてもよい。
また、受信装置100は、前記蓄積手段102に蓄積された各購入検討番組について、蓄積手段102に蓄積された当該各購入検討番組のスクランブルされた映像・音声データに含まれるプレビューを、入力インターフェースより取得する視聴者のプレビュー視聴要求に基づいて再生する、プレビュー再生部130を備える。これによれば、視聴者は、蓄積予約することにより蓄積手段102に蓄積しておいた購入検討番組について、そのリアルタイム放送後に、時間的な面のみならず、プレビューという情報面からも十分に、購入するか否かを検討することができるため、非常に利便性が高まる。
また、受信装置100は、前記デスクランブル部126においてデスクランブルされ視聴可能とされた、前記蓄積手段102に蓄積された前記購入決定番組のうち、そのECMにおいて属性が録画不可と設定されているものについては、所定の視聴可能期限後に前記蓄積手段102から強制削除する、録画不可番組削除部132を備える。これによれば、録画不可のPPV番組の適切な権利保護を図ることができる。
なお、これまで示した各機能部120〜132は、本実施形態ではファームウェアとして実現することとしたが、ハードウェアとして実現してもよいし、各種メモリやハードディスクなどの適宜な記憶装置に格納されるプログラムとして実現するとしてもよい。後者の場合、受信装置100のCPU118が、各機能部120〜132のプログラム実行に合わせてそれらの記憶装置より該当プログラムを各種メモリに読み出して、これを実行することとなる。
−−−第2RAMのデータ−−−
次に、本実施形態のシステム100が利用する、第2RAM114に書き込まれるデータについて説明する。なお、第2機能部110の各機能部120〜132は、第2機能部110専用として設けられたRAMである第2RAM114に対し、各種データを読み書きするが、受信装置100のメインメモリとして設けられた第1RAM112などとハードウェア構成上、必ずしも分割する必要は無く、例えば両者をひとつのRAMとして構成してもよい。本実施形態では、本発明に特徴的なデータ、すなわち第2機能部110により読み書きされるデータを読み書きするためのRAMとして、第2RAM114を設けている。
図2は、本実施形態における第2RAM114に書き込まれるデータ例1を示す図である。図2の(1)は、ICカード(ICC)134に関するデータである。(a)はICカード134のID情報。(b)はICカード134の製造時に書き込まれた固有鍵である。固有鍵は、ICカードごとに異なり、EMMを復号するために使用される。
図2の(2)は、デスクランブルに関するデータである。(c)は、番組蓄積処理部122によりECMから取得されてメモリ114に格納されるスクランブル鍵Ksである。
図2の(3)は、新規契約時および契約後に周期的にセンタ側から送出されるEMMより取得される視聴者ごとの個別契約情報である。(a)のFlatティアは、視聴できる番組の契約情報である。
図2の(4)〜(6)は、ECMより取得される情報であって、蓄積予約され、蓄積手段102に蓄積される全てのPPV番組(購入検討番組)ごとに存在する情報である。図2の(4)は、プレビュー再生部130により再生される、蓄積された購入検討番組のプレビューに関するデータである。(a)のプレビューカウンタの値がゼロになるまでの時間、プレビューが再生される。
図2の(5)は、各PPV番組の属性情報である。(b)は当該PPV番組のID情報(PPV_ID)であり、購入検討番組や、購入決定番組を特定する際には、このPPV_IDが使用される。(c)は、あらかじめ設定された当該PPV番組の視聴可能期間(以下、「視聴期間」という)である。(d)は、当該PPV番組が録画可能であるか否かがあらかじめ設定されたPPV番組録画条件情報である。本実施形態の受信装置100で受信するPPV番組の中には、権利保護の観点から、録画(蓄積)可能なものと録画不可に設定されたものとがある。(d)で録画不可と設定されているPPV番組については、(c)の視聴期間は定められていない。すなわち、永久的に視聴が可能である。
図2の(6)は、当該PPV番組の視聴履歴を示すデータである。擬似購入処理部128により、PPV番組をリアルタイム放送時に擬似的に購入する際や、課金処理部により購入番組課金情報をICカード134に格納処理させるべくICカードリーダ/ライタ136に送信する際には、(c)のPPV_IDなどを含むこの(6)のPPV視聴履歴データが、メモリ114(擬似購入処理のとき)やICカード134(課金処理のとき)に格納される。(b)の「ワーク鍵KwのID」とは、ECMを復号する際に使用されるワーク鍵KwのID情報である。
図2の(7)は、(8)の(g)の視聴可能期限を算出した日時の情報である。
図2の(8)は、視聴者が購入意思決定を行うときなどにTV画面に表示される、購入検討番組の一覧とその各種属性情報を示すプレイリスト(図8参照)に表示されるデータである。(c)の種別は、各PPV番組の、例えば「一般」、「新作映画」といったような種類を示す情報である。(d)の保存先は、当該PPV番組の蓄積場所である。本実施形態では全て蓄積手段102であるハードディスク(HDD)である。課金処理部124による課金処理の際に、録画不可のPPV番組について算出される、視聴可能(蓄積可能)な期限を示す情報である。
−−−処理フロー例1−−−
以下、本実施形態における有料放送受信装置100において実行される各種の処理に対応する処理フロー例について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する、受信装置100において実行される各種の処理に対応する各種動作は、受信装置100のプログラムである第1機能部108や第2機能部110によって実現される。そして、こうしたプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードからそれぞれ構成されている。
図3は、本実施形態の受信装置100において実行される各種の処理に対応する実施手順例1を示すフロー図である。ここではまず、受信装置100において実行される各種処理の全体的な流れについて説明する。
視聴者はまず、受信装置100の電源を入れて起動する。すると受信装置100は、ARIB−STD−B25で規定された標準仕様に基づく(以下、「ARIB規定の」と略す)各種動作などを実行し、TV画面にメニュー画面を表示する。視聴者はメニューの中から、リモコン138を用いて「EPG(Electronic Program Guide:電子番組ガイド)表示」を選択し、受信装置100はこの表示要求を受けて、EPGを表示させる(S100)。この受信装置100のEPG表示処理も、ARIB規定の動作である。ステップS100のより詳細なフローは、処理フロー例2において説明する。
次に、視聴者はTV画面に表示されたEPGの中から視聴あるいは蓄積(録画)しておきたいPPV番組を選択する。受信装置100はその情報を受信する(S102)。次に、受信装置100は、EPGにおいて選択されたPPV番組についての、「視聴予約」受け付け、「蓄積予約」受け付け、「録画予約」受け付けの3つの選択肢をTV画面に表示し、視聴者の選択を受け付ける。視聴者が当該PPV番組について、「視聴予約」を希望する場合には視聴予約処理実行ステップ(S104)に進む。また、視聴者が当該PPV番組について、「録画予約」を希望する場合には録画予約処理実行ステップ(S106)に進む。ここでは、本発明の特徴である「蓄積予約」を視聴者が選択するものとし、受信装置100の処理は、蓄積予約処理部による処理の実行ステップ(S108)に進むものとする。ステップS108のより詳細なフローは、処理フロー例3において説明する。
次に、受信装置100は、ステップS108において蓄積予約、すなわち購入検討番組として特定されたPPV番組を、そのリアルタイム放送時に蓄積手段102に蓄積する(S110)。受信装置100は、放送終了時刻となったら、蓄積処理を終了する(S112)。ステップS110、S112のより詳細なフローは、処理フロー例4において説明する。
次に、受信装置100は、蓄積手段102に蓄積された購入検討番組について、視聴者による購入意思決定の入力を待つ(S114)。視聴者が購入する意思を入力せず(S116)、蓄積手段102からの削除要求なども行わない購入検討番組は、そのまま蓄積手段102に残される(S118)。視聴者が購入する意思を入力した(S120)購入検討番組(購入決定番組)は、受信装置100により、課金処理およびデスクランブル処理が実行されて(S122)、視聴可能な状態に変えられる。ステップS120、S122のより詳細なフローは、処理フロー例5において説明する。
最後に、受信装置100は、視聴者により実際に視聴された購入決定番組について、視聴語の処理を実行する(S124)。ステップS124のより詳細なフローは、処理フロー例6において説明する。
−−−処理フロー例2−−−
図4は、本実施形態の受信装置100において実行される各種の処理に対応する実施手順例2を示すフロー図である。ここでは、処理フロー例1におけるステップS100、すなわち、受信装置100の起動からEPG表示までのより詳細なフローについて説明する。
まず、ICカード134が受信装置100のICカードリーダ/ライタ136に挿入され、受信装置100の電源がONされると、受信装置100およびICカード134は、ARIB規定の各種処理を実行する(S200)。具体的には、初期設定条件、ICC_ID情報取得、フィルタ条件設定、カード種別設定、通電制御情報更新、通電制御情報設定、発呼日時更新、発呼日時設定などの処理である。
次に、第1機能部108は、第2機能部110にICC_IDを送信し、第2機能部110は、これをメモリ114に設定する(S202)。
次に、第1機能部108は、EMMを受信し、ICカード134に渡す。ICカード134は、EMMを復号し、格納(契約情報設定)する(S204)。このEMMには、ECMを復号するためのワーク鍵Kwが含まれている。
次に、第1機能部108は、第2機能部110に、EMM受信完了通知を送信する(S206)。
第2機能部は、これを受けて、ICカード134に対し、ICカード情報readコマンドを発行し、ICカード134から当該ICC_IDの契約情報を引き出して、第2RAM114に格納する(S208)。具体的には、図2の第2RAMのデータのうち、(1)と(3)を格納する。このICカード情報readコマンドは、例えばデバックなどの作業の際に使用されるものである。また、第2機能部110は、処理が正常に終了したレスポンスを第1機能部に返す(S208)。
次に、受信装置100は、TV画面にメニュー画面を表示し、視聴者からの「EPG表示」要求を受け付けて、EPGを表示する(図4での図示省略)。
以上で処理フロー例2のフローは終了となる。
−−−処理フロー例3−−−
図5は、本実施形態の受信装置100において実行される各種の処理に対応する実施手順例3を示すフロー図である。ここでは、処理フロー例1におけるステップS108、すなわち、蓄積予約処理部120による処理のより詳細なフローについて説明する。蓄積予約処理部120では、視聴者が視聴のために購入するか否かを検討するために蓄積手段102に蓄積しておくことを選択するペイパービュー番組である購入検討番組を特定する情報を、入力インターフェース36より取得し、メモリ114に格納する。
具体的には、まず、蓄積予約処理部120では、視聴者が蓄積予約を希望するPPV番組が、当該視聴者にとって視聴可能なのか否かを、当該視聴者のEMMに基づいて判定する(S300)。それには、まず、視聴者がリモコン138を用いて入力インターフェース136より入力する購入検討番組を、そのPPV_IDにより特定し、第2RAM114から読み出し(既存のreadコマンドを用いる、以下同様の場合について「readする」という)た当該視聴者の契約情報(ここでは具体的には図2の(3)の(b)の情報)と比較することによって、蓄積予約希望の番組に対する契約があるか否かを確認する。その際、当該PPV番組のPPV_IDを含む図2の(5)の各情報を第2RAM114に書き込む(既存のwriteコマンドを用いる、以下同様の場合について「writeする」という)。またその際、図2の(8)のプレイリストデータのうち(a)から(d)までをwriteする。
次に、蓄積予約処理部120では、視聴可能か否かの結果を表示し、視聴可能な場合には、再度、当該PPV番組を購入検討番組として蓄積予約するか否かの入力を受け付ける(S302)。ここでは、視聴者は当該PPV番組を蓄積予約するものとする。
以上で処理フロー例3のフローは終了となる。
−−−処理フロー例4−−−
図6は、本実施形態の受信装置100において実行される各種の処理に対応する実施手順例4を示すフロー図である。ここでは、処理フロー例1におけるステップS110、S112すなわち、番組蓄積処理のより詳細なフローについて説明する。まず、番組蓄積処理部122では、蓄積予約された購入検討番組のリアルタイム放送時に、当該購入検討番組のスクランブルされた映像・音声データを蓄積手段102に蓄積するとともに、当該購入検討番組のスクランブル鍵Ksを当該購入検討番組のECMより取得しメモリ114に格納する。
具体的には、まず、番組蓄積処理部122では、各購入検討番組のリアルタイム放送時刻に第2チューナ154を有効にする(S400)。次に、番組蓄積処理部122では、当該購入検討番組のECMを受信し、復号処理する(S402)。
次に、番組蓄積処理部122では、視聴者が蓄積予約を希望する当該購入検討番組が当該視聴者にとって視聴可能なのか否かを、ステップS402において復号したECMと当該視聴者のEMM(ここでは具体的には図2の(3)の(b)の情報をreadする)とを比較することによって判定する(S404)。
次に、受信装置100の擬似購入処理部128は、番組蓄積処理部122において当該購入検討番組の映像・音声データを蓄積手段102に蓄積するために、当該購入検討番組の購入番組課金情報をメモリ114に格納する、擬似購入処理を実行する(S406)。具体的には、まず、ARIB規定のPPV番組購入コマンドを発行し、第2RAM114からreadした図2の(5)の(b)、(d)の情報と、ステップS402において復号処理したECMの情報とを比較し、蓄積しようとしているPPV番組が確かにユーザ所望の購入検討番組であることを確認したうえで、PPV番組購入コマンドに含まれる購入番組課金情報を第2RAM114に格納する(ここでは具体的には図2の(6)の情報を第2RAM114にwriteする)。
次に、番組蓄積処理部122では、当該PPV番組(購入検討番組)のECMを取得、復号し、スクランブル鍵Ksを取り出し、第2RAM114に格納する(S408)。番組蓄積処理部122では、第2チューナ154がECMをパケットごとに受信するたびに、ステップS408の処理を繰り返し実行する。
次に、番組蓄積処理部122では、当該PPV番組(購入検討番組)の、蓄積手段102への蓄積処理を実行する(S410)。ここでは、PPV番組をデスクランブルせずに蓄積手段102へ蓄積する。またその際、図2の(8)のプレイリストデータのうち(e)(蓄積日と蓄積開始時刻)および(f)(番組の放送時間)をwriteする。
以上で処理フロー例4のフローは終了となる。
−−−処理フロー例5−−−
図7は、本実施形態の受信装置100において実行される各種の処理に対応する実施手順例5を示すフロー図である。ここでは、処理フロー例1におけるステップS120、S122、すなわち、視聴者が購入する意思を入力した購入決定番組に対する課金処理およびデスクランブル処理が実行されて、視聴可能な状態に変えられる処理の、より詳細なフローについて説明する。まず、第2機能部110では、蓄積されている全ての購入検討番組および購入決定番組の一覧であるプレイリストをTV画面に表示する(S500)。
図8は、プレイリスト画面2の一例を示している。視聴者は、プレイリストに表示された購入検討番組の中から、購入希望、あるいはいまからプレビューを視聴して購入を検討しようとする番組を選択する(S502)。本実施形態では、視聴者によるこの選択作業は、所望の購入検討番組が蓄積された後であれば、いつでも行うことができる。プレイリストの(a)〜(g)の各列は、図2の(8)の(a)〜(g)の情報に対応している。前述のように、このうち、(a)〜(d)の項目は、図5のフローのステップS300で記録され、(e)、(f)の項目は、図6のフローのステップS410で記録された。したがって、ステップS500の時点では、視聴者がまだ購入決定していないPPV番組、すなわち購入決定番組でなく購入検討番組にとどまっているPPV番組の(g)の項目は空欄のままなのであるが、図8では便宜上、いずれの行の(g)の欄にも視聴可能期限情報を記載している。
本実施形態では、視聴者がプレイリストに表示された中から購入検討番組を選択すると、すぐに購入決定とみなされるのではなく、そのPPV番組についてのプレビューを視聴するか否かを選択するプレビュー選択画面が表示される。ここでは、視聴者が、ステップS502で選択した購入検討番組のプレビュー視聴を選択するものとする。第2機能部110のプレビュー再生部130は、リモコン138から入力インターフェース136を介して取得された当該プレビュー視聴要求に基づいて、当該視聴者が購入希望のPPV番組のプレビューを再生する(S504)。
次に、課金処理部124は、プレビューを視聴し終えた視聴者に対し、当該プレビューを視聴し終えた購入検討番組を購入するか否か選択する、購入選択画面を表示し(S506)、購入/非購入いずれかの入力を受け付ける(S508)。ここでは、視聴者が当該プレビューを視聴し終えた購入検討番組を購入する、すなわち購入の意思決定を行うものとする。
課金処理部124では、当該視聴者により、リモコン138から入力インターフェース136を介して送信される、購入決定番組の情報を取得し、これに対する課金処理を実行する(S510)。
具体的には、図2の(6)の情報を第2RAM114にwriteすることによって、ARIB規定のPPV番組購入コマンドを発行するとともに、PPV番組購入コマンドに含まれる購入番組課金情報をICカード134に格納処理させる。ICカード134はこれを受けて、正常レスポンスを課金処理部124に返す。
次に、第2機能部110では、図2のデータの(8)の(g)、すなわちプレイリストの(g)の項目である、当該課金処理が行われたPPV番組の視聴可能期限を算出する(S512)。その際、第2RAM114から図2の(5)の(c)の情報である当該PPV番組の視聴期間をreadし、図2のデータの(8)の(e)、すなわちプレイリストの(e)の項目である蓄積日時に、第2RAM114からreadした当該PPV番組の視聴期間を加算することにより、視聴可能期限を算出する。また、算出された視聴可能期限は、第2RAM114にwriteされ、プレイリスト2にも表示されるようになる。ステップS512の視聴可能期限の算出は、PPV番組の属性として録画不可のものについてのみ実行され、録画可能な属性のものについては算出されない。録画可能な属性のものは永久的に蓄積ならびに視聴が可能となる。
次に、ICカード134および第1機能部108は、ARIB規定の動作である、放送センター側への購入番組課金情報を送信する(S514)。これにより、センター側で当該視聴者に対する当該購入決定番組の課金処理が実行され、料金が請求される。
次に、デスクランブル部126は、視聴者により、リモコン138から入力インターフェース136を介して送信された購入決定番組の情報に基づいて、蓄積手段102に蓄積された当該購入決定番組を、前記番組蓄積処理部122においてメモリ114に格納した当該購入決定番組の前記スクランブル鍵Ksを、メモリ114からreadし、使用して、デスクランブルし視聴可能とする(S516)。
以上で処理フロー例5のフローは終了となる。
−−−処理フロー例6−−−
図9は、本実施形態の受信装置100において実行される各種の処理に対応する実施手順例6を示すフロー図である。ここでは、処理フロー例1におけるステップS124、すなわち、課金処理され、デスクランブルされた購入決定番組の視聴後の処理の、より詳細なフローについて説明する。
視聴者による視聴が終了すると、第2機能部110では、受信装置100より視聴終了を示す情報を受信する(S600)。ここで、視聴者による視聴の終了とは、当該PPV番組をその再生時間の最後まで視聴した場合に限られず、途中で終了した場合なども含まれる。
次に、第2機能部110では、第2RAM114のデータのうち、図2の(8)の(g)の視聴可能期限(図7のフローのステップS512で算出された)をreadし、視聴可能期限情報を確認する(S602)。次に、第2機能部110では、ステップS602において確認された当該PPV番組についての視聴可能期限情報をTV画面に表示する(S604)。
PPV番組がその視聴可能期限を迎えた時には、録画不可番組削除部132が、蓄積手段102から強制削除する。ただし、強制削除されるのは、デスクランブル部126においてデスクランブルされ視聴可能とされた、蓄積手段102に蓄積された購入決定番組のうち、そのECMにおいて属性が録画不可と設定されているもののみである。
以上で処理フロー例6のフローは終了となる。
以上、本実施形態によれば、視聴者が、ペイパービューの番組を視聴するための購入の意思決定を、リアルタイム放送時までに行うのではなく、放送後にも視聴するか否か十分に検討した上で行うことが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態の有料放送受信装置のブロック図である。 本実施形態における第2RAMに格納されるデータ例1を示す図である。 本実施形態の受信装置において実行される各種の処理に対応する処理フロー例1を示す図である。 本実施形態の受信装置において実行される各種の処理に対応する処理フロー例2を示す図である。 本実施形態の受信装置において実行される各種の処理に対応する処理フロー例3を示す図である。 本実施形態の受信装置において実行される各種の処理に対応する処理フロー例4を示す図である。 本実施形態の受信装置において実行される各種の処理に対応する処理フロー例5を示す図である。 本実施形態の処理フロー例5などにおいて使用されるプレイリスト画面例2を示す図である。 本実施形態の受信装置において実行される各種の処理に対応する処理フロー例6を示す図である。
符号の説明
100 有料放送受信装置
102 番組蓄積手段
104、106、112、116 メモリ
120 番組予約処理部
122 番組蓄積処理部
124 課金処理部
126 デスクランブル部
128 擬似購入処理部
130 プレビュー再生部
132 録画不可番組削除部
134 ICカード
136 入出力インターフェース

Claims (7)

  1. 視聴者により購入されたペイパービュー番組の課金処理を行うために放送センター側に定期的に回収される購入番組課金情報を格納処理するICカードのリーダライタと、番組の映像・音声データを蓄積する番組蓄積手段とを備えた有料放送受信装置であって、
    視聴者が視聴のために購入するか否かを検討するために前記番組蓄積手段に蓄積しておくことを選択したペイパービュー番組である購入検討番組を特定する情報を、入力インターフェースより取得しメモリに格納する、蓄積予約処理部と、
    前記購入検討番組のリアルタイム放送時に、当該購入検討番組のスクランブルされた映像・音声データを前記番組蓄積手段に蓄積するとともに、当該購入検討番組のスクランブル鍵を当該購入検討番組のECMより取得しメモリに格納する、番組蓄積処理部と、
    前記番組蓄積手段に蓄積された購入検討番組のうち、視聴者が視聴のための購入を決定した購入決定番組を特定する情報を入力インターフェースより取得し、当該購入決定番組を特定する情報に基づいて、当該購入決定番組の前記購入番組課金情報を、前記ICカードに格納処理させるべく前記リーダライタに送信する、課金処理部と、
    入力インターフェースより取得した前記購入決定番組を特定する情報に基づいて、前記番組蓄積手段に蓄積された当該購入決定番組を、前記番組蓄積処理部においてメモリに格納した当該購入決定番組の前記スクランブル鍵を用いてデスクランブルし視聴可能とする、デスクランブル部と、
    を備えたことを特徴とする、有料放送受信装置。
  2. 前記番組蓄積処理部において前記購入検討番組の映像・音声データを前記番組蓄積手段に蓄積する際に、当該購入検討番組の前記購入番組課金情報をメモリに格納する、擬似購入処理部を備えることを特徴とする、
    請求項1に記載の有料放送受信装置。
  3. 前記疑似購入処理部は、前記ICカードと同じ認証用情報と処理機能とを備えて、前記放送センター側の装置から見て前記ICカードと認識可能なものであることを特徴とする、請求項2に記載の有料放送受信装置。
  4. 前記番組蓄積手段に蓄積された各購入検討番組について、前記番組蓄積手段に蓄積された当該各購入検討番組のスクランブルされた映像・音声データに含まれるプレビューを、入力インターフェースより取得する視聴者のプレビュー視聴要求に基づいて再生する、プレビュー再生部を備えることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれかに記載の有料放送受信装置。
  5. 前記デスクランブル部においてデスクランブルされ視聴可能とされた、前記番組蓄積手段に蓄積された前記購入決定番組のうち、そのECMにおいて属性が録画不可と設定されているものについては、所定の視聴可能期限後に前記番組蓄積手段から強制削除する、録画不可番組削除部を備えることを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載の有料放送受信装置。
  6. 視聴者により購入されたペイパービュー番組の課金処理を行うために放送センター側に定期的に回収される購入番組課金情報を格納処理するICカードのリーダライタと、番組の映像・音声データを蓄積する番組蓄積手段とを備えたコンピュータが、
    視聴者が視聴のために購入するか否かを検討するために前記番組蓄積手段に蓄積しておくことを選択したペイパービュー番組である購入検討番組を特定する情報を、入力インターフェースより取得し、メモリに格納する処理と、
    前記購入検討番組のリアルタイム放送時に、当該購入検討番組のスクランブルされた映像・音声データを前記番組蓄積手段に蓄積するとともに、当該購入検討番組のスクランブル鍵を当該購入検討番組のECMより取得しメモリに格納する処理と、
    前記番組蓄積手段に蓄積された購入検討番組のうち、視聴者が視聴のための購入を決定した購入決定番組を特定する情報を、入力インターフェースより取得し、当該購入決定番組を特定する情報に基づいて、当該購入決定番組の前記購入番組課金情報を、前記ICカードに格納処理させるべく前記リーダライタに送信する処理と、
    入力インターフェースより取得した前記購入決定番組を特定する情報に基づいて、前記番組蓄積手段に蓄積された当該購入決定番組を、前記番組蓄積処理部においてメモリに格納した当該購入決定番組の前記スクランブル鍵を用いてデスクランブルし視聴可能とする処理と、
    を実行することを特徴とする有料放送受信方法。
  7. 視聴者により購入されたペイパービュー番組の課金処理を行うために放送センター側に定期的に回収される購入番組課金情報を格納処理するICカードのリーダライタと、番組の映像・音声データを蓄積する番組蓄積手段とを備えたコンピュータに、
    視聴者が視聴のために購入するか否かを検討するために前記番組蓄積手段に蓄積しておくことを選択したペイパービュー番組である購入検討番組を特定する情報を、入力インターフェースより取得し、メモリに格納するステップと、
    前記購入検討番組のリアルタイム放送時に、当該購入検討番組のスクランブルされた映像・音声データを前記番組蓄積手段に蓄積するとともに、当該購入検討番組のスクランブル鍵を当該購入検討番組のECMより取得しメモリに格納するステップと、
    前記番組蓄積手段に蓄積された購入検討番組のうち、視聴者が視聴のための購入を決定した購入決定番組を特定する情報を、入力インターフェースより取得し、当該購入決定番組を特定する情報に基づいて、当該購入決定番組の前記購入番組課金情報を、前記ICカードに格納処理させるべく前記リーダライタに送信するステップと、
    入力インターフェースより取得した前記購入決定番組を特定する情報に基づいて、前記番組蓄積手段に蓄積された当該購入決定番組を、前記番組蓄積処理部においてメモリに格納した当該購入決定番組の前記スクランブル鍵を用いてデスクランブルし視聴可能とするステップと、
    を実行させる有料放送受信プログラム。
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