JP2008153831A - 通信媒体変換装置、前記通信媒体変換装置の制御方法、及び通信ネットワークシステムの制御方法 - Google Patents

通信媒体変換装置、前記通信媒体変換装置の制御方法、及び通信ネットワークシステムの制御方法 Download PDF

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Hisatsugu Sawai
寿承 澤井
Fumiaki Suzuki
史章 鈴木
Junichi Yasui
純一 安井
Shuji Kamiya
周治 神谷
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Abstract

【課題】ネットワークシステムのインフラとして安心して使え、無線LAN通信のアクセスポイントとして理想的な位置に取り付けることが可能な通信媒体変換装置を提供する。
【解決手段】照明器具へ給電するための電源ソケット110を有する天井埋め込み型コンセント装置に、接続された電力線を媒体として電力線通信を行う電力線通信部130と、無線通信を行う無線LAN通信部150と、電力線通信部130と無線LAN通信部150との間のデータの通過不通過を制御するとともに、データを通過させる場合に、相互のデータの形式を変換するブリッジ部160とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力線通信と無線LAN(Local Area Network)通信とのブリッジを構成し、無線LAN通信のアクセスポイント機能を持つ通信媒体変換装置、前記通信媒体変換装置の制御方法、及び通信ネットワークシステムの制御方法に関するものである。
近年、インターネット環境、ブロードバンド環境の普及に伴い一般の家庭内にもLAN環境の構築が進んでいる。LANを構成する通信媒体としては、イーサネット(登録商標)が一般的である。例えば、小規模な情報ネットワークシステムを構築する際に、照明給電コンセント装置を局地的な情報管理ターミナルとして扱い、施工面での手間の削減と、コスト面の削減とを図ったものがある(例えば特許文献1を参照)。また、家庭内LANを構成する通信媒体としては、既存住宅に殆ど工事を加えることが無く導入可能である点で、無線LANも使われてきた。また、近年、既存住宅の工事が不要であり、かつ無線LANよりも高速な通信が可能な電力線通信が非常に注目を集め始めている(例えば、非特許文献1を参照)。例えば、電力線通信モデムは、図22に示すようにコンセントに差込むACアダプタのような形式をしているものがある。図22において、2000は電力線通信モデム本体、2010は電力線、2020は電源プラグ、3000は壁面に設けられたコンセントである。
電力線通信や無線LANは、設置が容易である反面、品質、安定性、輻射電磁波等の課題がある。そのため、適切に組合せて使うことが望ましい。特に電力線通信は、実用化が始まったばかりであり、電力線通信と無線LAN通信の組合せに関する技術開発は今後の課題である。
特開2003−17194号公報 高速電力線通信推進協議会、[平成16年9月25日検索]、インターネット<URL: http://www.plc−j.org/index.htm>
しかしながら、一般住宅の壁のコンセントは数に余裕があるわけではないので、電力線通信モデムを取付けることによりコンセントが塞がってしまい、その結果ユーザの不便をきたす。この場合は、ユーザが頻繁的に電力線通信モデムを付け外しすることになりかねず、電力線通信モデムをホームネットワークシステムの安定したインフラとして使いづらくなるという問題がある。
また、壁のコンセントは、床近くの低い位置や、影になりやすい位置に設置されていることが多い。そのため、電力線通信モデムが、無線LAN通信とのブリッジを構成し、無線LAN通信のアクセスポイント機能を持つ場合には、無線LAN通信のアクセスポイントとして部屋をカバーするためには決して最適ではない位置に電力線通信モデムを設置せざるを得ない可能性があり、その結果として、無線LAN通信が不安定になるという問題もある。
さらに、電力線通信では同じ系統の電源配線系に接続される機器が発生するノイズや接続によるインピーダンス変化により刻々と通信状態が変化し、不安定になりやすいため、安定した通信を保証する通信ネットワークシステムが求められている。
本発明は、上記の問題に着目してなされたものであり、ネットワークシステムのインフラとして安心して使え、無線LAN通信のアクセスポイントとして理想的な位置に取り付けることが可能な通信媒体変換装置を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するため、本発明の一態様は、
照明器具に電力を供給するための電源ソケットを有するコンセント装置に組み込まれ、電力線通信と無線LAN通信とのブリッジを構成する通信媒体変換装置であって、
電力線と接続され、前記電力線を媒体として電力線通信を行う電力線通信部と、
無線通信を行う無線LAN通信部と、
前記電力線通信部と前記無線LAN通信部との間のデータの通過不通過を制御するとともに、データを通過させる場合に、相互のデータの形式を変換するブリッジ部と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、
照明器具に電力を供給するための電源ソケットを有するコンセント装置に組み込まれ、電力線通信と無線LAN通信とのブリッジを構成する通信媒体変換装置の制御方法であって、
電力線通信における通信可能速度を計測するステップと、
計測された通信可能速度が所定の基準値以上の場合に、電力線通信によって通信を行ない、計測された通信可能速度が所定の基準値よりも小さい場合に、無線LAN通信を行なう通信経路選択ステップと、
を有することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、
照明器具に電力を供給するための電源ソケットを有するコンセント装置に組み込まれ、電力線通信と無線LAN通信とのブリッジを構成する通信媒体変換装置の制御方法であって、
無線LAN通信における通信可能速度を計測するステップと、
計測された通信可能速度に応じ、前記無線LAN通信部における変調及び復調を最適化するステップと、
を有することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、
照明器具に電力を供給するための電源ソケットを有するコンセント装置に組み込まれ、電力線通信と無線LAN通信とのブリッジを構成する、第1の通信媒体変換装置及び第2の通信媒体変換装置と、前記第1の通信媒体変換装置及び前記第2の通信媒体変換装置と電力線通信を行なう電力線通信装置と、前記第1の通信媒体変換装置及び第2の通信媒体変換装置と無線LAN通信を行なう無線LAN端末とが設置された通信ネットワークシステムの制御方法であって、
前記第1の通信媒体変換装置と電力線通信装置との間の電力線通信速度である第1の通信速度を計測するステップと、
前記第1の通信媒体変換装置と無線LAN端末との間の無線LAN通信速度である第2の通信速度を計測するステップ、
前記第2の通信媒体変換装置と電力線通信装置との間の電力線通信速度である第3の通信速度を計測するステップと、
前記第2の通信媒体変換装置と無線LAN端末との間の無線LAN通信速度である第4の通信速度を計測するステップと、
前記第1の通信速度から第4の通信速度のうちの最小の通信速度を求めるステップと、
前記最小の通信速度が前記第1の通信速度又は前記第2の通信速度であれば、前記電力線通信装置と前記無線LAN端末との間の通信を前記第2の通信媒体変換装置に行なわせ、前記最小の通信速度が前記第1の通信速度でも前記第2の通信速度でもなければ、前記電力線通信装置と前記無線LAN端末との間の通信を前記第1の通信媒体変換装置に行なわせるステップと、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークシステムのインフラとして安心して使え、無線LAN通信のアクセスポイントとして理想的な位置に取り付けることが可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、一度説明した構成要素と同様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係る通信媒体変換装置100の概略斜視図である。通信媒体変換装置100は、図1に示す外観を持ち、使用時には上部が天井に埋めこまれ、室内側に露出している側に照明器具1010が取り付けられる。そして、天井裏から引き込んだ電力線1020から照明器具1010に給電する天井埋め込みタイプの照明給電コンセントとして機能するとともに、電力線1020を通じて電力線通信を行う。以下、通信媒体変換装置100の各部について説明する。
図2は、通信媒体変換装置100の構成を示すブロック図である。通信媒体変換装置100は、図2に示すように、電源ソケット110、定電圧電源120、電力線通信部130、無線LANアンテナ140、無線LAN通信部150、及びブリッジ部160を備えている。
電源ソケット110は、室内側に露出する位置に設けられている。そして、電源ソケット110は、ロックしながら差し込まれた照明器具1010のコンセントプラグを介して照明器具1010に給電し、さらに照明器具1010を固定する。
定電圧電源120は、電力線1020から供給された交流電力から、通信媒体変換装置100内の各部品に供給する定電圧を発生するようになっている。
電力線通信部130は、電力線1020を通して、通信相手先である他の電力線通信装置、及び他の通信媒体変換装置100と通信するようになっている。
無線LANアンテナ140は、使用時に室内側に露出する位置に設けられており、無線LANの電波を送受信するようになっている。
無線LAN通信部150は、無線電波により、無線LANアンテナ140を通して他の無線LAN装置、及び他の通信媒体変換装置100と通信するようになっている。
ブリッジ部160は、電力線通信側で通信するデータ(パケット)と無線LAN側で通信するデータ(パケット)について、一方から他方へのパケットの通過・不通過の制御を行なう。さらに、ブリッジ部160は、パケットを通過させる場合は、パケット形式の変換を行う。これにより電力線通信側と無線LAN側双方のパケットが透過的に行き来する。
図3は、通信媒体変換装置100を用いた通信ネットワークシステムの一例を示す概略説明図である。図3に例示した通信ネットワークシステムでは、1台の電力線通信装置1030と、2台の通信媒体変換装置100(各通信媒体変換装置100には照明器具1010が取り付けられている。)と、3台の無線LAN端末1040とが設置されている。なお、図中や以下の説明では、各通信媒体変換装置100及び各無線LAN端末1040は、例えば無線LAN端末1040−1、無線LAN端末1040−2・・・のように、符号の後に枝番を付加して識別する(図3を参照)。
この通信ネットワークシステムにおいて、電力線通信装置1030は、電力線1020を介して通信媒体変換装置100と接続され、電力線1020を通信媒体としてパケットを送受信する。
また、各無線LAN端末1040は、通信媒体変換装置100に対するパケット送信と、通信媒体変換装置100から送信されたパケットの受信とを無線電波によって行なう。この通信ネットワークシステムの例では、無線LAN端末1040−1と通信媒体変換装置100−1とは同じ室内に設置されており、無線LAN端末1040−1と通信媒体変換装置100−1との間で無線電波によるパケットの送受信が行なわれる。また、通信媒体変換装置100−2、無線LAN端末1040−2、無線LAN端末1040−3は、同じ室内に設置されており、無線LAN端末1040−2と通信媒体変換装置100−2との間、さらに無線LAN端末1040−3と通信媒体変換装置100−2との間で、無線電波によるパケットの送受信が行なわれる。
上記の通信ネットワークシステムでは、例えば無線LAN端末1040−1から電力線通信装置1030へパケットを送信した場合には、送信されたパケットは、通信媒体変換装置100−1の無線LANアンテナ140で受信され、通信媒体変換装置100−1内では以下の動作が行なわれる。すなわち、無線LANアンテナ140で受信されたパケットは、無線LAN通信部150からブリッジ部160に出力される。次に、ブリッジ部160は、パケット形式の変換を行ったうえ、パケットを電力線通信部130に送る。そして、電力線通信部130は、ブリッジ部160から送られたパケットを、電力線1020を介して、電力線通信装置1030に送信する。
また、電力線通信装置1030から無線LAN端末1040−1へパケットを送信した場合には、送信されたパケットは、通信媒体変換装置100−1の電力線通信部130で受信され、通信媒体変換装置100−1内では以下の動作が行なわれる。すなわち、電力線通信部130が受信したパケットは、ブリッジ部160に出力される。次に、ブリッジ部160は、パケット形式の変換を行ったうえ、パケットを無線LAN通信部150に送る。そして、無線LAN通信部150は、無線LANアンテナ140を介して無線LAN端末1040−1にパケットを送信する。
以上のように、本実施形態に係る通信媒体変換装置は、電源コンセントを塞ぐことなく固定的に天井面に取付けられるので、ユーザが安易に取り外しすることがない。その結果、ホームネットワークシステムのインフラとして安心して使える装置になり得る。
また、照明器具は、その性格上部屋の中央部に設置され、また家具なども照明光の陰が少なくなるようにレイアウトされることが多い。そのため、本実施形態に係る通信媒体変換装置は、無線LAN通信のアクセスポイントとして部屋全体をカバーできる理想的な位置に取り付けることが可能である。
《発明の実施形態2》
図4は、本発明の実施形態2に係る通信媒体変換装置200の構成を示すブロック図である。通信媒体変換装置200は、図4に示すように、通信媒体変換装置100にローパスフィルタ210を追加したものである。通信媒体変換装置200では、ローパスフィルタ210を介して、照明器具1010に給電するようになっている。
具体的には、ローパスフィルタ210は、商用交流電力の周波数(日本国内では50Hzあるいは60Hz)を通過させ、電力線通信部130が使用する高周波数帯域を遮断するローパスフィルタである。
ローパスフィルタ210を設けることにより、照明器具1010から不要高周波ノイズが電力線通信媒体である電力線1020に漏れて、通信環境に悪影響を与えることを防ぐことが可能になる。例えば、電源ソケット110に接続された照明器具がインバータ式であったり、サイリスタ調光器であったりする場合には、照明器具の高調波ノイズが電灯線通信路に混入し電力線通信品質が低下することを防ぐ効果を持っている。
《発明の実施形態3》
図5は、本発明の実施形態3に係る通信媒体変換装置300の概略斜視図である。通信媒体変換装置300は、図5に示す外観を持ち、使用時には、既設の天井埋め込みタイプの照明給電コンセント1050に取り付けられる。
図6は、通信媒体変換装置300の構成を示すブロック図である。通信媒体変換装置300は、図6に示すように、通信媒体変換装置100に電源プラグ310を追加したものである。
電源プラグ310は、使用時には照明給電コンセント1050と接続され、電源ソケット110、定電圧電源120、及び電力線通信部130を電力線1020と接続する。すなわち、電源プラグ310を通じて交流電力を装置内部に導入すると同時に、電源プラグ310を経由して電力線通信を行う。
通信媒体変換装置300によれば、既設の天井埋め込みタイプの照明給電コンセント1050を利用できるので、新たな住宅工事が不要になる。すなわち、設置容易性を向上させることが可能になる。
《発明の実施形態4》
図7は、本発明の実施形態4に係る通信媒体変換装置400の構成を示すブロック図である。通信媒体変換装置400は、図7に示すように、通信媒体変換装置100に対して、照明電源継電器410と照明制御リモコン信号受信部420とを追加したものである。
照明電源継電器410は、電力線1020と電源ソケット110との間に介在する。そして、照明電源継電器410は、照明制御リモコン信号受信部420の制御に応じ、照明器具1010への電力供給のON/OFFを切り替える。
照明制御リモコン信号受信部420は、通信媒体変換装置400外部からの遠隔操作信号を受信し、照明電源継電器410によるON/OFF動作を制御する。
図8は、通信媒体変換装置400を用いた通信ネットワークシステムの一例を示す概略説明図である。図8に例示した通信ネットワークシステムでは、通信媒体変換装置400(照明器具1010が取り付けられている。)と、無線LAN端末1040と、リモートコントローラ1060とが設置されている。
リモートコントローラ1060は、照明制御リモコン信号受信部420に遠隔操作信号を送信する。例えば、リモートコントローラ1060と照明制御リモコン信号受信部420の間の遠隔操作信号の送受信は、赤外線を利用した通信を使用する。具体的には、リモートコントローラ1060に赤外線発光部1061を設け、照明制御リモコン信号受信部420に赤外線受光部421を設けて通信を行なう。なお、リモートコントローラ1060の形や機能は特に規定しないが、一般的な照明操作用壁面スイッチの形をしていると、ユーザは従来の照明操作と同じ感覚で照明器具1010のON/OFF制御ができる。
この通信ネットワークシステムでは、ユーザがリモートコントローラ1060を操作することによって、照明電源継電器410をオフにして照明を消しても、定電圧電源120から通信媒体変換装置400内部に電力が供給され続ける。すなわち、誤ってリモートコントローラ1060を操作しても、電力線通信や無線LAN通信は途切れない。
《発明の実施形態5》
図9は、本発明の実施形態5に係る通信媒体変換装置500の構成を示すブロック図である。通信媒体変換装置500は、図9に示すように、通信媒体変換装置100に対して、照明電源継電器510と照明制御パケット検出部520とを追加したものである。
照明電源継電器510は、電力線1020と電源ソケット110との間に介在して、照明制御パケット検出部520の制御に応じ、照明器具1010への電力供給のON/OFFを切り替える。
照明制御パケット検出部520は、電力線通信部130が受信したパケットに応じ、照明電源継電器510によるON/OFF動作を制御する。詳しくは、通信媒体変換装置500では、照明器具1010のON/OFF制御に対応する電力線通信パケット(照明器具ON/OFF制御パケット)を予め決めておき、照明制御パケット検出部520が、入力されたパケットが照明器具ON/OFF制御パケットかどうかを判別する。そして、入力されたパケットが照明器具ON/OFF制御パケットであれば、照明制御パケット検出部520は、照明電源継電器510によるON/OFF動作を制御する。すなわち、通信媒体変換装置500では、電力線通信部130が受信したパケットに応じ、照明器具1010のON/OFFが制御される。
図10は、通信媒体変換装置500を用いた通信ネットワークシステムの一例を示す概略説明図である。図10に例示した通信ネットワークシステムでは、通信媒体変換装置500(照明器具1010が取り付けられている。)と、無線LAN端末1040と、ホームゲートウェイ1070とが設置されている。
ホームゲートウェイ1070は、例えば、インターネットや携帯電話網等から構成された宅外ネットワークと接続して、携帯端末1080と通信を行なう。
携帯端末1080は、例えば携帯電話である。携帯端末1080は、照明器具1010のON/OFFに対応したあらかじめ決められた操作を与えると、宅外ネットワークを経由して照明器具1010のON/OFFに対応した指令(前述の照明器具ON/OFF制御パケット)がホームゲートウェイ1070まで届く。ホームゲートウェイ1070が電力線1020を介して、照明器具ON/OFF制御パケットを通信媒体変換装置500に送信すると、照明制御パケット検出部520が照明電源継電器510によるON/OFF動作を制御する。その結果、照明器具1010のON/OFFの制御が実行される。
上記のように、通信媒体変換装置500を用いた通信ネットワークシステムは、例えば、宅外から携帯電話などの端末を用いて、接続された照明器具のON/OFFを制御することができるので、防犯システム等に応用できる。
《発明の実施形態6》
図11は、本発明の実施形態6に係る通信媒体変換装置600の構成を示すブロック図である。通信媒体変換装置600は、他の通信媒体変換装置と通信を行なう際に、通信状態に応じて、電力線通信と無線LAN通信とを使い分ける通信媒体変換装置の例である。
通信媒体変換装置600は、図11に示すように、電源ソケット110、定電圧電源120、無線LANアンテナ140、制御部610、電力線通信部620、無線LAN通信部630、及びブリッジ部160を備えている。
制御部610は、電力線通信部620、無線LAN通信部630、及びブリッジ部160を制御するようになっている。制御の詳細については後述する。
電力線通信部620は、電力線1020を通して、通信相手先である他の電力線通信装置と通信するようになっている。さらに、電力線通信部620は、通信相手先との通信可能速度を計測する。
電力線通信部620は、具体的には、図12に示すように、変復調部621、アクセス制御部622、及び通信状態計測部623を備えている。
変復調部621は、制御部610の制御に応じ、電力線通信における信号の変調と復調を行なう。なお、電力線通信では一般的に変調方式として、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が使われることが多い。
アクセス制御部622は、制御部610の制御に応じ、例えばCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)等の方式により、電力線に信号を送出するタイミングを制御する。
通信状態計測部623は、電力線通信における通信可能速度を計測し、計測結果を制御部610に出力するようになっている。OFDM方式を適用した通信機器は、一般的には、通信効率を上げるために、送信機と受信機が一対となり、各サブキャリアのS/N特性や通信路のひずみを計測して変復調部(変復調部621)における変調及び復調を最適化する機能を持ち合わせている。そのため、通信状態計測部623は、この機能の一部として実現できる。
無線LAN通信部630は、無線電波により、無線LANアンテナ140を通して、無線LAN端末1040、及び他の通信媒体変換装置600と通信するようになっている。他の通信媒体変換装置600との通信(無線LANアクセスポイント間の通信)は、例えば標準化されているWDS(Wireless Distribution System)機能によって実現できる。
無線LAN通信部630は、具体的には、図12に示すように、変復調部631とアクセス制御部632とを備えている。
変復調部631は、無線LAN通信における信号の変調と復調を行なう。
アクセス制御部632は、制御部610の制御に応じ、例えばCSMA/CA等の方式により、無線電波信号を送出するタイミングを制御する。
図13は、通信媒体変換装置600を用いた通信ネットワークシステムの一例を示す概略説明図である。図13に例示した通信ネットワークシステムでは、1台の電力線通信装置1030と、2台の通信媒体変換装置600(各通信媒体変換装置600には照明器具1010が取り付けられている。)と、3台の無線LAN端末1040とが設置されている。なお、図中や以下の説明では、各通信媒体変換装置100及び各無線LAN端末1040は、例えば、無線LAN端末1040−1、無線LAN端末1040−2、無線LAN端末1040−3のように、符号の後に枝番を付加して識別する(図13を参照)。この通信ネットワークシステムの例では、無線LAN端末1040−1と通信媒体変換装置600−1とは同じ室内に設置されており、無線LAN端末1040−1と通信媒体変換装置600−1との間で無線電波によるパケットの送受信が行なわれる。また、通信媒体変換装置600−2、無線LAN端末1040−2、無線LAN端末1040−3は、同じ室内に設置されており、無線LAN端末1040−2と通信媒体変換装置600−2との間、さらに無線LAN端末1040−3と通信媒体変換装置600−2との間で、無線電波によるパケットの送受信が行なわれる。
一般的に、電力線通信は、無線LAN通信と比べ、仕様上の最高速度は高いが、同じ系統の電源配線系に接続された機器が発生するノイズや接続によるインピーダンス変化により、刻々と通信状態が変化する。一方、通信媒体変換装置600は、天井部に取付けるため、人物などの障害物に動的に遮られる可能性が低く、比較的通信が安定する。
そのため、通信媒体変換装置600−1と通信媒体変換装置600−2との間では、電力線通信の通信状態が良好な時には、通信を電力線通信で行ない、電力線通信の通信状態が悪くなると、通信を無線LAN通信に切替える。
具体的には、図14のフローチャートに示した処理が行なわれるように、制御部610が電力線通信部620、無線LAN通信部630、及びブリッジ部160を制御する。
制御部610による制御を、上記の通信ネットワークシステムにおいて通信媒体変換装置600−1と通信媒体変換装置600−2とが通信を行なう場合を例に、図14を用いて説明する。なお、以下の説明では、通信媒体変換装置600−1や通信媒体変換装置600−2内の構成要素についても、例えば、電力線通信部620−1、電力線通信部620−2のように、符号の後に枝番を付加して、何れの装置の構成要素かを識別する。
通信媒体変換装置600−1では、動作開始時は電力線通信によって通信を行なう。そして、制御部610−1は、例えば、定期的にあるいは通信エラーが増える等の事象に応じ、図14のフローチャートに示した処理をスタートさせる。
まず、ステップS101では、制御部610−1は、通信状態計測部623−1を制御して、電力線通信部620−1と電力線通信部620−2との間の通信可能速度を計測する。
ステップS102では、制御部610は、測定された通信可能速度が、所定の基準値以上かどうかによって、通信経路を決定する。具体的には、通信可能速度が所定の基準値以上の場合には、ステップS103の処理に移行する。
ステップS103では、制御部610−1は、変復調部621−1とアクセス制御部622−1とを制御することによって、通信媒体変換装置600−2に対して、電力線通信によってパケットを送信する。
一方、ステップS102において、通信可能速度が所定の基準値よりも小さいと判断した場合には、ステップS104の処理に移行する。
ステップS104では、制御部610−1は、無線LAN通信部630−1(具体的には、変復調部631−1とアクセス制御部632−1)を制御することによって、通信媒体変換装置600−2に対し、無線LAN通信によってパケットを送信する。
無線LAN通信に切替えた後も、定期的にあるいは他の事象応じて、再び図14のフローチャートに示した処理をスタートさせることによって、電力線通信が安定していれば再び通信媒体変換装置600−1、通信媒体変換装置600−2間の通信を電力線通信に戻すことができる。
以上のように、本実施形態によれば、通信状態に応じ、電力線通信と無線LAN通信とが使い分けられる。それゆえ、比較的遮蔽物が少ない天井に設置したことにより安定性が高まった無線LAN通信と、安定性が劣るが高速な電力線通信とを相互に補完させ、高速性と安定性を両立させた家庭内LAN環境を構築することが可能になる。
《発明の実施形態7》
通信可能速度の計測が可能な電力線通信装置と、移動可能な無線LAN端末とが設置された通信ネットワークシステムに通信媒体変換装置600が用いられ、かつ通信媒体変換装置600が電力線通信用の変復調部(変復調部621)を最適化する機能を持ち合わせている場合には、以下のように、変復調部621の最適化を行なってもよい。
図15は、通信媒体変換装置600を用いた通信ネットワークシステムの一例を示す概略説明図である。図15に例示した通信ネットワークシステムでは、無線LAN端末1041と、電力線通信装置1090と、通信媒体変換装置600(通信媒体変換装置600には照明器具1010が取り付けられている。)と、無線LAN端末1040とが、それぞれ1台ずつ設置されている。
無線LAN端末1041は、移動可能であり、通信媒体変換装置600と無線LAN通信する。無線LAN端末1041は、例えば無線LAN方式の携帯IP電話機である。
電力線通信装置1090は、電力線1020を通して、通信相手先である他の電力線通信装置、及び他の通信媒体変換装置600と通信するようになっている。
具体的には、電力線通信装置1090は、図16に示すように、制御部1091と、電力線通信部620とを備えている。
制御部1091は、電力線通信装置1090内の電力線通信部620における変復調部621、アクセス制御部622、及び通信状態計測部623の動作を制御する。これにより、通信媒体変換装置600の電力線通信部620における通信状態計測部623と、電力線通信装置1090の電力線通信部620における通信状態計測部623との間で通信状態計測用データの通信を行うことが可能になる。
なお、本実施形態においても、通信状態の観測と設定(変復調部の最適化)は、実施形態6で説明したように、変調方式としてOFDM方式を採用することによって、実現しているものとする。
上記の通信ネットワークシステムにおいて、無線LAN端末1041が、通信媒体変換装置600を経由して電力線通信装置1090と通信する場合を例に、変復調部の最適化の例を説明する。
通信媒体変換装置600では、図17のフローチャートに示した処理が行なわれるように、制御部610が電力線通信部620、無線LAN通信部630、及びブリッジ部160を制御する。上記の通信ネットワークシステムにおいて、無線LAN端末1041は移動可能なため、図17のフローチャートに示した処理は、例えば定期的に実行する。
まず、ステップS201では、通信可能な無線LAN端末が存在するかどうかを調べる。そして、通信可能な無線LAN端末があれば、ステップS203の処理に移行する(ステップS202)。
ステップS203では、通信媒体変換装置600の電力線通信部620内の通信状態計測部623と、電力線通信装置1090の電力線通信部620内の通信状態計測部623との間で、通信状態計測用のデータ通信を行なう。そして、ステップS204の処理に移行して、観測した通信状態に基づいて、通信媒体変換装置600の電力線通信部620における変復調部621の最適化設定を行なう。一方、通信可能な無線LAN端末がなければ処理を終了する(ステップS202)。
以上のように、本実施形態によれば、通信状態に応じ、変復調部が最適化される。
《発明の実施形態8》
図18は、本発明の実施形態8に係る通信媒体変換装置800の一部を抜粋したブロック図である。実施形態8は、通信速度の測定が可能な電力線通信装置や無線LAN端末が設置されている通信ネットワークシステムにおいて、最も高速に通信ができる通信経路を見つけることが可能な通信媒体変換装置の例である。
通信媒体変換装置800は、通信媒体変換装置600の無線LAN通信部630を無線LAN通信部810に置き換え、制御部610を制御部820に置き換えたものである。
無線LAN通信部810は、図18に示すように、アクセス制御部811、変復調部812、及び通信状態計測部813を備えている。
アクセス制御部811は、制御部820の制御に応じ、例えばCSMA/CA等の方式により、無線電波信号を送出するタイミングを制御する。
変復調部812は、制御部820の制御に応じ、無線LAN通信における信号の変調と復調を行なう。なお、本実施形態では、変調方式として、OFDM方式が使われるものとする。
通信状態計測部813は、無線LAN通信における通信可能速度を計測し、計測結果を制御部820に出力するようになっている。本実施形態も変調方式としてOFDM方式を適用しているので、各サブキャリアのS/N特性や通信路のひずみを計測して、無線LAN通信用の変復調部(変復調部812)を最適化する機能を持ち合わせている。通信状態計測部813は、この機能の一部として実現する。
制御部820は、ブリッジ部160、電力線通信部620、及び無線LAN通信部810制御するようになっている。制御の詳細については後述する。
図19は、通信媒体変換装置800を用いた通信ネットワークシステムの一例を示す概略説明図である。図19に例示する通信ネットワークシステムでは、1台の電力線通信装置1090と、2台の通信媒体変換装置800(各通信媒体変換装置800には照明器具1010が取り付けられている。)と、1台の無線LAN端末1100とが設置されている。なお、図中や以下の説明では、符号の後に枝番を付加して2台の通信媒体変換装置800を識別する(図19を参照)。
無線LAN端末1100は、移動可能であり、その移動位置に対応した通信媒体変換装置800と無線LAN通信を行なう。図19の例では、無線LAN端末1100は、通信媒体変換装置800−1及び通信媒体変換装置800−2の何れかと無線LAN通信を行なう。なお、無線LAN端末1100は、本実施形態では無線LAN方式の携帯IP電話機であるものとする。
無線LAN端末1100は、詳しくは、図20に示すように、無線LAN通信部810と制御部1110とを備えている。
制御部1110は、無線LAN端末1100における無線LAN通信部810内のアクセス制御部811、変復調部812、及び通信状態計測部813の動作を制御するようになっている。
無線LAN端末1100は移動可能なので、通信媒体変換装置800−1と無線LAN端末1100間の通信状態、及び通信媒体変換装置800−2と無線LAN端末1100間の通信状態は、刻々と変化する。また、一般的に電力線通信は、同じ系統の電源配線系に接続される機器が発生するノイズや接続によるインピーダンス変化により刻々と通信状態が変化する。
そこで、通信媒体変換装置800では、定期的にあるいは通信エラーが増える等の事象に応じ、制御部820が図21のフローチャートに示した処理をスタートさせる。
まず、ステップS301では、通信媒体変換装置800−1の電力線通信部620と、電力線通信装置1090の電力線通信部620との間において電力線通信が可能な速度(速度1)を計測する。
次にステップS302では、通信媒体変換装置800−1の無線LAN通信部810と、無線LAN端末1100の無線LAN通信部810との間において無線LAN通信が可能な速度(速度2)を計測する。
次にステップS303では、通信媒体変換装置800−2の電力線通信部620と、電力線通信装置1090の電力線通信部620との間において電力線通信が可能な速度(速度3)を計測する。
次にステップS304では、通信媒体変換装置800−2の無線LAN通信部810と、無線LAN端末1100の無線LAN通信部810との間において無線LAN通信が可能な速度(速度4)を計測する。
そして、ステップS305では、速度1〜4のなかの最小値を求める。
ステップS306では、ステップS305で求めた最小値が、速度1または速度2であるかどうかを判定する。
ここで、最小値が速度1または速度2であれば、ステップS307の処理に移行して、無線LAN端末1100と電力線通信装置1090との間の通信に通信媒体変換装置800−2を介在させる。
また、最小値が速度1でも速度2でもなければ、ステップS308の処理に移行して、無線LAN端末1100と電力線通信装置1090との間の通信に通信媒体変換装置800−1を介在させる。
通信経路が確定した後も、定期的にあるいは他の事象により、再び図21のフローチャートの処理をスタートさせることにより、無線LAN端末1100と電力線通信装置1090とは、最も高速な経路で通信することが可能になる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、電力線通信、無線LAN通信の変復調方式をCDMA(Code Division Multiple Access)方式等その他の方式に置き換えることもできる。
また、各実施形態に係る通信媒体変換装置と通信する端末装置としては、例示したIP電話装置だけではなく、例えば、ハードディスクレコーダー、ネットワーク対応テレビ、ネットワークカメラ等色々な機器がある。さらに、各実施形態に係る通信媒体変換装置は、家庭内だけではなく、オフィスなどでも利用可能である。
本発明に係る通信媒体変換装置は、ネットワークシステムのインフラとして安心して使え、無線LAN通信のアクセスポイントとして理想的な位置に取り付けることが可能になるという効果を有し、電力線通信と無線LAN通信とのブリッジを構成し、無線LAN通信のアクセスポイント機能を持つ通信媒体変換装置等として有用である。
実施形態1に係る通信媒体変換装置100の概略斜視図である。 実施形態1に係る通信媒体変換装置100の構成を示すブロック図である。 通信媒体変換装置100を用いた通信ネットワークシステムの一例を示す概略説明図である。 実施形態2に係る通信媒体変換装置200の構成を示すブロック図である。 実施形態3に係る通信媒体変換装置300の概略斜視図である。 実施形態3に係る通信媒体変換装置300の構成を示すブロック図である。 実施形態4に係る通信媒体変換装置400の構成を示すブロック図である。 通信媒体変換装置400を用いた通信ネットワークシステムの一例を示す概略説明図である。 実施形態5に係る通信媒体変換装置500の構成を示すブロック図である。 通信媒体変換装置500を用いた通信ネットワークシステムの一例を示す概略説明図である。 実施形態6に係る通信媒体変換装置600の構成を示すブロック図である。 電力線通信部620及び無線LAN通信部630の構成を示すブロック図である。 通信媒体変換装置600を用いた通信ネットワークシステムの一例を示す概略説明図である。 実施形態6における通信媒体変換装置600の動作を説明するフローチャートである。 通信媒体変換装置600を用いた通信ネットワークシステムの一例を示す概略説明図である。 電力線通信装置1090の構成を示すブロック図である。 実施形態7における通信媒体変換装置600の動作を説明するフローチャートである。 実施形態8に係る通信媒体変換装置800の一部を抜粋したブロック図である。 通信媒体変換装置800を用いた通信ネットワークシステムの一例を示す概略説明図である。 無線LAN端末1100の一部を抜粋したブロック図である。 通信媒体変換装置800を用いた通信ネットワークシステムの制御を説明するフローチャートである。 電力線通信モデムの形式の一例である。
符号の説明
100 通信媒体変換装置
110 電源ソケット
120 定電圧電源
130 電力線通信部
140 無線LANアンテナ
150 無線LAN通信部
160 ブリッジ部
200 通信媒体変換装置
210 ローパスフィルタ
300 通信媒体変換装置
310 電源プラグ
400 通信媒体変換装置
410 照明電源継電器
420 照明制御リモコン信号受信部
421 赤外線受光部
500 通信媒体変換装置
510 照明電源継電器
520 照明制御パケット検出部
600 通信媒体変換装置
610 制御部
620 電力線通信部
621 変復調部
622 アクセス制御部
623 通信状態計測部
630 無線LAN通信部
631 変復調部
632 アクセス制御部
800 通信媒体変換装置
810 無線LAN通信部
811 アクセス制御部
812 変復調部
813 通信状態計測部
820 制御部
1010 照明器具
1020 電力線
1030 電力線通信装置
1040 無線LAN端末
1041 無線LAN端末
1050 照明給電コンセント
1060 リモートコントローラ
1061 赤外線発光部
1070 ホームゲートウェイ
1080 携帯端末
1090 電力線通信装置
1091 制御部
1100 無線LAN端末
1110 制御部

Claims (10)

  1. 照明器具に電力を供給するための電源ソケットを有するコンセント装置に組み込まれ、電力線通信と無線LAN通信とのブリッジを構成する通信媒体変換装置であって、
    電力線と接続され、前記電力線を媒体として電力線通信を行う電力線通信部と、
    無線通信を行う無線LAN通信部と、
    前記電力線通信部と前記無線LAN通信部との間のデータの通過不通過を制御するとともに、データを通過させる場合に、相互のデータの形式を変換するブリッジ部と、
    を備えたことを特徴とする通信媒体変換装置。
  2. 請求項1の通信媒体変換装置であって、
    さらに、前記電力線と前記電源ソケットとの間に介在して、前記電力線から供給された交流電力を前記電源ソケットに通過させ、前記電力線通信部が使用する周波数帯域を遮断するローパスフィルタを備えたことを特徴とする通信媒体変換装置。
  3. 請求項1の通信媒体変換装置であって、
    天井埋め込みタイプの照明給電コンセントと接続されることによって、前記電源ソケット及び前記電力線通信部を前記電力線に接続する電源プラグをさらに備えたことを特徴とする通信媒体変換装置。
  4. 請求項1の通信媒体変換装置であって、さらに、
    前記電源ソケットに供給される電力のオンオフを切り替える照明電源継電器と、
    前記電源ソケットに接続された照明器具のオンオフを制御する照明給電遠隔制御信号を受信し、前記照明給電遠隔制御信号に応じ、前記照明電源継電器によるオンオフ動作を制御する照明制御リモコン信号受信部と、
    を備えたことを特徴とする通信媒体変換装置。
  5. 請求項1の通信媒体変換装置であって、さらに、
    前記電源ソケットに供給される電力のオンオフを切り替える照明電源継電器と、
    前記電力線通信部が所定のデータを受信した場合に、前記照明電源継電器によるオンオフ動作を制御する照明制御パケット検出部と、
    を備えたことを特徴とする通信媒体変換装置。
  6. 請求項1の通信媒体変換装置であって、
    前記電力線通信部、前記無線LAN通信部、及び前記ブリッジ部を制御する制御部をさらに備え、
    前記電力線通信部は、電力線通信における通信可能速度を計測し、計測結果を前記制御部に出力するように構成され、
    前記制御部は、計測された通信可能速度が所定の基準値以上の場合には、前記電力線通信部によって通信を行なうように、前記電力線通信部、前記無線LAN通信部、及び前記ブリッジ部を制御することを特徴とする通信媒体変換装置。
  7. 照明器具に電力を供給するための電源ソケットを有するコンセント装置に組み込まれ、電力線通信と無線LAN通信とのブリッジを構成する通信媒体変換装置の制御方法であって、
    電力線通信における通信可能速度を計測するステップと、
    計測された通信可能速度が所定の基準値以上の場合に、電力線通信によって通信を行ない、計測された通信可能速度が所定の基準値よりも小さい場合に、無線LAN通信を行なう通信経路選択ステップと、
    を有することを特徴とする通信媒体変換装置の制御方法。
  8. 照明器具に電力を供給するための電源ソケットを有するコンセント装置に組み込まれ、電力線通信と無線LAN通信とのブリッジを構成する通信媒体変換装置の制御方法であって、
    無線LAN通信における通信可能速度を計測するステップと、
    計測された通信可能速度に応じ、前記無線LAN通信部における変調及び復調を最適化するステップと、
    を有することを特徴とする通信媒体変換装置の制御方法。
  9. 請求項1の通信媒体変換装置であって、
    さらに、前記電力線通信部、前記無線LAN通信部、及び前記ブリッジ部を制御する制御部を備え、
    前記電力線通信部は、電力線通信装置との間の電力線通信速度である第1の通信速度を計測し、計測結果を前記制御部に出力するように構成され、
    前記無線LAN通信部は、無線LAN端末との間の無線LAN通信速度である第2の通信速度を計測し、計測結果を前記制御部に出力するように構成され、
    前記制御部は、前記第1の通信速度、前記第2の通信速度、他の通信媒体変換装置と前記電力線通信装置との間の電力線通信速度である第3の通信速度、及び前記他の通信媒体変換装置と前記無線LAN端末との間の無線LAN通信速度である第4の通信速度のうちの最小の通信速度が、前記第1の通信速度でも前記第2の通信速度でもなければ、前記電力線通信装置と前記無線LAN端末との間の通信を行なうように、前記電力線通信部、前記無線LAN通信部、及び前記ブリッジ部を制御することを特徴とする通信媒体変換装置。
  10. 照明器具に電力を供給するための電源ソケットを有するコンセント装置に組み込まれ、電力線通信と無線LAN通信とのブリッジを構成する、第1の通信媒体変換装置及び第2の通信媒体変換装置と、前記第1の通信媒体変換装置及び前記第2の通信媒体変換装置と電力線通信を行なう電力線通信装置と、前記第1の通信媒体変換装置及び第2の通信媒体変換装置と無線LAN通信を行なう無線LAN端末とが設置された通信ネットワークシステムの制御方法であって、
    前記第1の通信媒体変換装置と電力線通信装置との間の電力線通信速度である第1の通信速度を計測するステップと、
    前記第1の通信媒体変換装置と無線LAN端末との間の無線LAN通信速度である第2の通信速度を計測するステップ、
    前記第2の通信媒体変換装置と電力線通信装置との間の電力線通信速度である第3の通信速度を計測するステップと、
    前記第2の通信媒体変換装置と無線LAN端末との間の無線LAN通信速度である第4の通信速度を計測するステップと、
    前記第1の通信速度から第4の通信速度のうちの最小の通信速度を求めるステップと、
    前記最小の通信速度が前記第1の通信速度又は前記第2の通信速度であれば、前記電力線通信装置と前記無線LAN端末との間の通信を前記第2の通信媒体変換装置に行なわせ、前記最小の通信速度が前記第1の通信速度でも前記第2の通信速度でもなければ、前記電力線通信装置と前記無線LAN端末との間の通信を前記第1の通信媒体変換装置に行なわせるステップと、
    を有することを特徴とする通信ネットワークシステムの制御方法。
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