JP2008152431A - 広告料金分配システム、広告料金分配方法及び端末サーバー - Google Patents

Abstract

【課題】 個人向けに特化した広告仲介システムと連携した広告料金分配システムを実現する。
【解決手段】 広告仲介システムは、専用端末１と、端末サーバー２と、コンテンツサーバー群３と、広告仲介サーバー４とから構成される。専用端末１で所定のＵＲＬへのリンクがクリックされると、専用端末１はクリック情報を端末サーバー２に送信し、端末サーバー２はクリック情報２に含まれたＵＲＬ情報に基づいてコンテンツサーバー群３からコンテンツデータを取得する。一方、端末サーバー２は、クリック情報に含まれたＵＲＬ情報に基づいて広告データを広告仲介サーバー４から取得する。端末サーバー２は、コンテンツデータ及び広告データを専用端末１へ送信する。専用端末１で広告データの表示領域がクリックされると、クリック回数が広告仲介サーバー４でカウントされ、クリック回数に応じて広告料金の一部が端末サーバー２に分配される。
【選択図】 図１

Description

本発明は、サイト上に広告を表示させることで広告主に課金した広告料金を分配する広告料金分配システム、広告料金分配方法及び端末サーバーに関する。

従来、例えばインターネット上のサイトの運営者が広告仲介者と契約し、サイトに表示するコンテンツの種類に関連のある広告データを表示させるサービスがある。このようなサービスと連携して、広告データを管理するサーバー側からサイトの運営者に該広告データの閲覧回数に応じて広告料金を分配する広告料金分配システムが知られている。

図６は、従来の広告料金分配システムの構成を示す構成図である。図６において、通信端末６１がインターネットに接続し、サイト運営者のページへのリンクがクリックされると、そのクリック情報が通信端末６１からサイト運営者サーバー６２へ送信される。

サイト運営者サーバー６２がクリック情報を受信すると、クリック情報を広告仲介サーバー６３に送信する。広告仲介サーバー６３は、広告主から提供された広告データを保持し、広告主に対して課金を行う。

広告仲介サーバー６３は、広告主から提供された広告データの中から、サイト運営者のページに表示される内容と関連性の高い広告データを選択し、サイト運営者サーバー６２へ送信する。サイト運営者サーバー６２は、サイト上で表示するコンテンツデータ及び広告データを通信端末６１へ送信する。

通信端末６１の画面には、受信したコンテンツデータ及び広告データが表示される。広告データの表示箇所にはリンクが張られており、クリックされると広告仲介サーバー６３を介して、該広告データの提供元である広告主のサイトへと接続される。

通信端末６１で上記サイトのページを表示中に広告データの表示箇所がクリックされると、そのクリック情報が広告仲介サーバー６３へと送信される。サイト運営者は、管理するサイトのページに表示された広告データがクリックされた回数に応じて、広告仲介サーバー６３の管理者から収入を得ることができる。

なお、サイト運営者のページ上に広告を表示し、端末所持者のクリック操作により広告主のサイトへ誘導するシステムに関する参考文献としては、例えば特許文献１が知られている。
特開２００２−１８９９１９号公報

しかし、上記従来の広告料金分配システムにおいては、広告仲介サーバー６３がサイト運営者のページの内容に基づいて広告データを選択するシステムであり、該サイト運営者のページにアクセスした通信端末には全て同じ広告データが表示されるため、広告効果が十分に得られないという課題があった。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、通信端末毎に最適な広告を表示させることが可能な、個人向けに特化した広告仲介システムと連携して、広告料金を分配する広告料金分配システムを実現することにある。

本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、本発明に係る広告料金分配システムは、ネットワーク接続機能を有する端末装置と、該端末装置と接続される端末サーバーと、広告仲介サーバーとで構成される広告料金分配システムであって、前記広告仲介サーバーは、広告主から提供された広告データを記憶する広告データ記憶手段と、前記広告データの広告料金の課金処理を行う課金手段と、前記端末装置における広告データの閲覧回数に応じて前記広告料金の一部を前記端末サーバーへの分配金として決済処理を行う決済手段とを備え、前記端末サーバーは、前記端末装置の属性を示す属性情報を記憶する属性情報記憶手段と、コンテンツデータが存在する前記ネットワーク上のアドレスを示す識別情報を前記端末装置から受信する受信手段と、前記受信した識別情報から前記コンテンツデータを取得するコンテンツ取得手段と、前記属性情報に基づいて前記広告データ記憶手段で記憶された広告データから前記端末装置へ表示させる広告データを選択する広告データ選択手段と、前記コンテンツ取得手段で取得したコンテンツデータと前記広告データ選択手段で選択した広告データとを前記端末装置へ送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。

また、本発明に係る広告料金分配システムは、上記本発明において、前記端末装置における広告データの閲覧回数は、前記端末装置で表示された広告データがクリックされた回数であることを特徴とする。

また、本発明に係る広告料金分配システムは、上記本発明において、前記端末装置から前記広告データへのアクセス回数を監視するアクセス監視手段をさらに備えたことを特徴とする。

また、本発明に係る広告料金分配システムは、上記本発明において、前記端末装置は、自端末の表示画面上においてユーザーによるクリック操作を入力したか否かを監視するクリック操作監視手段をさらに備えたことを特徴とする。

また、本発明に係る広告料金分配システムは、上記本発明において、前記端末装置における広告データの閲覧回数は、前記端末装置で広告データが表示された回数であることを特徴とする。

また、本発明に係る広告料金分配システムは、上記本発明において、前記端末装置は、広告データの閲覧により前記端末サーバーへ分配される分配金の目標金額または目標閲覧回数を設定する手段を備えたことを特徴とする。

また、本発明に係る広告料金分配システムは、上記本発明において、前記端末装置は、広告データの閲覧により前記端末サーバーへ分配された分配金の金額もしくは該分配金の金額の前記目標金額に対する割合または広告データの閲覧回数あるいは現在の閲覧回数もしくは目標閲覧回数を画面に表示させることを特徴とする。

また、本発明に係る広告料金分配システムは、上記本発明において、前記端末装置において上記目標金額が達成された後は、該端末装置は前記広告データを表示せず前記コンテンツデータのみを表示することを特徴とする。

また、本発明に係る広告料金分配システムは、上記本発明において、前記端末装置において上記目標金額が達成された後は、前記端末サーバーは、該端末装置のユーザーへ所定の金額をキャッシュバックするキャッシュバック処理を行うことを特徴とする。

また、本発明に係る広告料金分配システムは、上記本発明において、前記端末装置において上記目標金額が達成された後は、前記端末サーバーは、それ以後に前記広告仲介サーバーより分配された分配金を前記端末装置のユーザーへ還元することを特徴とする。

また、本発明に係る広告料金分配方法は、ネットワーク接続機能を有する端末装置と、該端末装置と接続される端末サーバーと、広告仲介サーバーとで構成させるシステムで実行される広告料金分配方法であって、前記広告仲介サーバーが広告主から提供された広告データを記憶する広告データ記憶手順と、前記広告仲介サーバーが前記広告データの広告料金の課金処理を行う課金手順と、前記広告仲介サーバーが前記端末装置における広告データの閲覧回数に応じて前記広告料金の一部を前記端末サーバーへの分配金として決済処理を行う決済手順と、前記端末サーバーが前記端末装置の属性を示す属性情報を記憶する属性情報記憶手順と、前記端末サーバーがコンテンツデータの存在する前記ネットワーク上のアドレスを示す識別情報を前記端末装置から受信する受信手順と、前記端末サーバーが前記受信した識別情報から前記コンテンツデータを取得するコンテンツ取得手順と、前記端末サーバーが前記属性情報に基づいて前記広告データ記憶手順で記憶された広告データから前記端末装置へ表示させる広告データを選択する広告データ選択手順と、前記端末サーバーが前記コンテンツ取得手順で取得したコンテンツデータと前記広告データ選択手順で選択した広告データとを前記端末装置へ送信する送信手順とを備えたことを特徴とする。

また、本発明に係る端末サーバーは、広告仲介サーバーから広告データを取得し、ネットワーク接続機能を有する端末装置に前記広告データを表示させる端末サーバーであって、前記端末装置の属性を示す属性情報を記憶する属性情報記憶手段と、コンテンツデータが存在する前記ネットワーク上のアドレスを示す識別情報を前記端末装置から受信する受信手段と、前記受信した識別情報から前記コンテンツデータを取得するコンテンツ取得手段と、前記属性情報に基づいて前記広告データ記憶手段で記憶された広告データから前記端末装置へ表示させる広告データを選択する広告データ選択手段と、前記コンテンツ取得手段で取得したコンテンツデータと前記広告データ選択手段で選択した広告データとを前記端末装置へ送信する送信手段とを備え、前記端末装置における広告データの閲覧回数に応じて前記広告仲介サーバーから前記広告料金の一部を取得することを特徴とする。

本発明の広告料金分配システムによれば、広告主から支払われた広告料金の一部が、端末装置のユーザー属性情報に基づいた効果的な広告データの閲覧回数に応じて端末サーバーへ納得性の高い分配がなされるため、端末サーバーではこの分配金を利用してより効果的な様々なサービスを実現することができる。

また、所定の目標金額を設定し、端末装置における閲覧回数による分配金の目標金額に対する割合を端末装置の画面に表示させることで、ユーザーが目標金額を達成するために専用端末１で広告データをクリックしやすくなり、一層の広告効果が期待される。

以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図１は、本発明の実施形態に係る広告料金分配システムの構成を示す構成図である。図１において、本発明の広告料金分配システムは、専用端末１（端末装置）と端末サーバー２とコンテンツサーバー群３と広告仲介サーバー４とから構成される。

専用端末１は、ＰＤＡ（Portable Digital Assistants）等の通信端末であり、端末サーバー２を介してインターネット等の外部ネットワークに接続するものである。また、専用端末１はＧＰＳ（Global Positioning System）衛星からの電波を受信し、緯度・経度で表される自端末の位置を算出する機能を備える。

端末サーバー２は、専用端末１と外部ネットワークとの間を中継するサーバーである。また、端末サーバー２は、専用端末１の属性に関する属性情報を記憶し（属性情報記憶手段）、専用端末１の画面で表示可能なように編集した上でコンテンツデータ及び広告データを専用端末１へ送信するものである。

コンテンツサーバー群３は、ニュースや趣味に関する情報等のコンテンツデータを保持するサーバー群であり、クリック情報で示されたコンテンツデータを端末サーバー２へ送信する。広告仲介サーバー４（広告データ記憶手段）は、複数の広告主から提供された複数の広告データを保持し、専用端末１の画面に表示させる広告データを端末サーバー２へ送信するものである。また、広告仲介サーバー４は、広告データを提供した広告主に対して課金処理を行うものである。

次に、上述した実施形態の動作を図２から図５を参照して説明する。
図２は、図１に示した広告料金分配システムにおけるデータの流れを示したシーケンス図である。

図２において、広告仲介サーバー４は、広告属性テーブル及び広告データを受信する（ステップＳ２０１）。このとき、広告仲介サーバー４は広告主に対して広告料（例えば、１００万円）の課金処理を行う（課金手段）。図３は広告属性テーブルの一例を示す図であり、広告データとともに、広告データを提供した広告主、広告データのキーワード、広告データを表示対象とする位置、広告データを表示させるユーザーの性別（属性１）及び年齢（属性２）が含まれる。

図３において、例えば、広告主Aの広告データ（以下では広告Aと呼ぶ）は、安い中古車販売に関する広告であり、「車」がキーワードであり、千葉県にいる３０歳の男性が所持する専用端末に表示させる広告であることを示す。同様に、広告主Bの広告データ（以下では広告Bと呼ぶ）は、ペット販売に関する広告であり、「ゲーム」がキーワードであり、東京都にいる１８〜３０歳の女性が所持する専用端末に表示させる広告であることを示す。

続いて、所定のＵＲＬ（Uniform Resource Locator、識別情報）へのリンクがクリックされ専用端末１がそのＵＲＬで示されるサイトへの接続を開始すると、まず専用端末１は端末サーバー２へクリック情報を送信する（ステップＳ２０２）。ここで、クリック情報は、接続先のＵＲＬ情報のほか、専用端末１で算出したＧＰＳの位置情報、専用端末１のユーザーの個人情報、端末情報、ＩＤ・パスワード等を含むものである。

専用端末１からのクリック情報を受信すると（受信手段）、端末サーバー２はクリック情報に含まれるＵＲＬ情報を参照してコンテンツサーバー群３内のサーバーに接続し（ステップＳ２０３）、該サーバーからコンテンツデータを取得する（ステップＳ２０４、コンテンツ取得手段）。

端末サーバー２はクリック情報に含まれるＵＲＬ情報を広告仲介サーバー４に送信する（ステップＳ２０５）。広告仲介サーバー４は、端末サーバー２から受信したＵＲＬ情報からキーワードを抽出し、広告属性テーブルを参照して該キーワードに合致する広告データを選択し、端末サーバー２へ送信する（ステップＳ２０６）。

ここで、端末サーバー2がクリック情報に含まれるＧＰＳの位置情報を広告仲介サーバー４に送信し、位置情報に合致した広告データを広告仲介サーバー４から取得してもよい。また、端末サーバー２が現在の時間や天気、気温等の環境情報を記憶し、この環境情報をキーワードとして広告仲介サーバー４から広告データを取得してもよい。さらに、端末サーバー２が専用端末１のユーザーの個人情報（男性、３０歳、車好き、東京在住など）を記憶し、この個人情報をキーワードとして広告仲介サーバー４から広告データを取得してもよい。

端末サーバー２は、ステップＳ２０５〜Ｓ２０６にて広告仲介サーバー４から受信した広告データを広告情報テーブルに登録する。図４は、広告情報テーブルの一例を示す図である。図４において、端末サーバー２は、キーワード１（車）に合致した広告データとして広告Ａ及び広告Ｃを、キーワード２（ゲーム）に合致した広告データとして広告Ｂ及び広告Ｄを登録する。

さらに、位置情報キーワードに合致した広告データとして広告Ａを、環境情報キーワードに合致した広告データとして広告Ｅを、個人情報キーワードに合致した広告データとして広告Ｅ及び広告Ａを登録する。

なお、端末サーバー２が専用端末１のユーザーの個人情報を取得する方法は、例えば、専用端末１から端末サーバー２に接続し、端末サーバー２内のデータを直接編集し個人情報キーワードとして保存することで行う。この他、専用端末１で過去に行われた検索のキーワードや過去にアクセスしたＵＲＬ情報から端末サーバー２がキーワードを抽出し、個人情報キーワードとして保存してもよい。

端末サーバー２は、広告情報テーブルに登録された広告データから専用端末１に表示させる広告データを選択し（広告データ選択手段）、ステップＳ２０２で受信した端末情報から専用端末１の画面サイズに関する情報を取得し、専用端末１における画面表示に合わせたデータ（以下では、端末画面データと呼ぶ）を作成する（ステップＳ２０７）。広告データの選択においては、個人情報キーワードと合致したものを優先的に選択することで、専用端末１のユーザーの興味を持つ広告を表示させることが可能となる。

端末サーバー２は、作成した端末画面データ（コンテンツデータ及び広告データを含む）を専用端末１に送信し（ステップＳ２０８、送信手段）、専用端末１は受信した端末画面データを表示する。端末画面データは、専用端末１での画面表示に合わせて作成されたデータであるため、専用端末１の種類によらず、コンテンツデータ及び広告データを見やすく表示させることができる。

図５は、専用端末１の画面に表示されるコンテンツデータと広告データの位置関係を示した図である。図５（ａ）はコンテンツデータを表示させる領域の一部に広告データを表示させる場合の表示画面である。図５（ｂ）はコンテンツデータを表示させる領域と広告データを表示させる領域とを分離させる場合の表示画面である。

図５（ｃ）はコンテンツデータを表示させるページ内には広告データを表示させず、ポップアップとして別領域に広告データを表示させる場合の表示画面である。ポップアップの領域は、例えば、専用端末１でユーザーによる操作を一定時間入力しなかった場合に表示させる。

なお、従来行われている方法でＵＲＬ情報のみから広告仲介サーバー４により選択された広告データと、本実施形態で説明した方法で端末サーバー２が選択した広告データとを端末サーバー２が専用端末１に送信し、専用端末１の画面上で別々の領域に表示させるようにしてもよい。

本実施形態では、端末サーバー２がＵＲＬ情報だけでなく個人情報等に基づいて広告を選択し専用端末１の画面に表示させるため、複数の専用端末から同じサイトを表示する場合であっても各専用端末のユーザーに適した広告がそれぞれの専用端末に表示される。さらに、同一の専用端末で同一のサイトを表示する場合であっても、位置情報や時間、天気等の環境情報に基づいて最適な広告が表示される。このように、端末サーバー２が個人情報や位置情報、環境情報等に基づいて広告を選択し専用端末１に表示させることで、個人向けに特化した広告仲介が可能となる。

続いて、専用端末１の画面上で広告データの表示領域がクリックされると広告主のサイトへ誘導され、そのクリック情報が端末サーバー２へ送信される（ステップＳ２０９）。端末サーバー２は受信したクリック情報を広告仲介サーバー４へ送信する（ステップＳ２１０）。

広告仲介サーバー４は、クリック情報を受信するとクリック回数をカウントし（ステップＳ２１１）、クリック回数に応じて端末サーバー２に対してステップＳ２０１で課金した広告料金の一部（例えば、２万円）をクリック代金として分配する決済処理を行う（ステップＳ２１２、決済手段）。

ここで、広告仲介サーバー４におけるクリック回数のカウント処理は、広告データを表示したサイト毎、あるいは表示された広告データ毎に行う。また、広告仲介サーバー４が端末サーバー２に決済処理を行う時期は、予め設定された一定の金額に達する度に、あるいは予め設定された期間毎に行う。

このように、本実施形態では、広告主から支払われた広告料金の一部が、専用端末１における広告データのクリック回数に応じて端末サーバー２へクリック代金として分配される。このため、販売価格を安く抑えるために原価割れにて専用端末１を販売した場合において、その差額分をクリック代金により回収することができる。

また、インターネットへ接続する際のプロバイダ料金、サーバーの管理費用をクリック代金から支払うことで、専用端末１のユーザーが無料でインターネットへ接続するサービスを実現することができる。その他、端末サーバー２のレンタル代や、専用端末１と端末サーバー２との間の通信費用をクリック代金から支払うこともできる。

さらに、専用端末１又は端末サーバー２で設定された目標となるクリック回数や目標金額（目標となるクリック回数に対応するクリック代金）もしくは目標となるクリック回数や目標金額に対する達成割合を専用端末１の画面上に表示し、ユーザーが目標金額を達成するために専用端末１で広告データをクリックしやすくするようにしてもよい。

さらにまた、目標金額が達成された場合には、専用端末１の画面に広告データを表示せずコンテンツデータのみ表示させるようにしたり、専用端末１のユーザーに所定の金額をキャッシュバックしたり、それ以降に広告仲介サーバー４から得たクリック代金を専用端末１のユーザーに還元したりするサービスも実現できる。

本実施形態の端末サーバー２は、自動化プログラム（ロボット）等による広告データのクリックを防ぐために、専用端末１の画面上でユーザーによるクリック操作が確かに行われたか否かを監視する監視プログラムを動作させる（アクセス監視手段）。

監視プログラムは、端末サーバー２がクリック情報を受信した際に、どの専用端末からのクリック情報であるかを判断し、同じ専用端末から所定期間内に複数回クリック情報を受信した際に、端末サーバー２から広告仲介サーバー４へ１回のみクリック情報を送信するように動作する。

なお、クリック情報の監視は専用端末１でも行うことが可能である。専用端末１がタッチパネル式の表示画面を有する場合には、専用端末１がタッチパネル押下の検出結果と、クリック情報とを比較することで、そのクリックがロボットにより行われたのかユーザーにより行われたのかを判定することができる（クリック操作監視手段）。

以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成は本実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本発明の端末サーバーは、複数の専用端末と接続し、複数の専用端末の情報を管理するものであってもよいし、一の専用端末と接続し、一の専用端末の情報のみを管理するものであってもよい。また、専用端末に端末サーバーの機能を組み込み一体化してもよい。

さらにまた、広告仲介サーバー４における広告料金の分配は、専用端末で広告データがクリックされた回数だけでなく、専用端末で広告データが表示された回数に基づいて行ってもよい。

本発明は、サイト上に広告を表示させることで広告主に課金した広告料金を分配する広告料金分配システムに用いて好適である。

本発明の実施形態に係る広告料金分配システムの構成を示す構成図である。 図１に示した広告料金分配システムにおけるデータの流れを示したシーケンス図である。 広告属性テーブルの一例を示す図である。 広告情報テーブルの一例を示す図である。 図１の専用端末１の表示画面を示す図である。 従来の広告料金分配システムの構成を示す構成図である。

符号の説明

１…専用端末、２…端末サーバー、３…コンテンツサーバー群、４…広告仲介サーバー、６１…通信端末、６２…サイト運営者サーバー、６３…コンテンツサーバー群、６４…広告仲介サーバー。

Claims (12)

1. ネットワーク接続機能を有する端末装置と、該端末装置と接続される端末サーバーと、広告仲介サーバーとで構成される広告料金分配システムであって、
   前記広告仲介サーバーは、
   広告主から提供された広告データを記憶する広告データ記憶手段と、
   前記広告データの広告料金の課金処理を行う課金手段と、
   前記端末装置における広告データの閲覧回数に応じて前記広告料金の一部を前記端末サーバーへの分配金として決済処理を行う決済手段と
   を備え、
   前記端末サーバーは、
   前記端末装置の属性を示す属性情報を記憶する属性情報記憶手段と、
   コンテンツデータが存在する前記ネットワーク上のアドレスを示す識別情報を前記端末装置から受信する受信手段と、
   前記受信した識別情報から前記コンテンツデータを取得するコンテンツ取得手段と、
   前記属性情報に基づいて前記広告データ記憶手段で記憶された広告データから前記端末装置へ表示させる広告データを選択する広告データ選択手段と、
   前記コンテンツ取得手段で取得したコンテンツデータと前記広告データ選択手段で選択した広告データとを前記端末装置へ送信する送信手段と
   を備えたことを特徴とする広告料金分配システム。
2. 前記端末装置における広告データの閲覧回数は、前記端末装置で表示された広告データがクリックされた回数であることを特徴とする請求項１に記載の広告料金分配システム。
3. 前記端末サーバーは、前記端末装置から前記広告データへのアクセス回数を監視するアクセス監視手段をさらに備えたことを特徴とする請求項２記載の広告料金分配システム。
4. 前記端末装置は、自端末の表示画面上においてユーザーによるクリック操作を入力したか否かを監視するクリック操作監視手段をさらに備えたことを特徴とする請求項２記載の広告料金分配システム。
5. 前記端末装置における広告データの閲覧回数は、前記端末装置で広告データが表示された回数であることを特徴とする請求項１に記載の広告料金分配システム。
6. 前記端末装置は、広告データの閲覧により前記端末サーバーへ分配される分配金の目標金額または目標閲覧回数を設定する手段を備えたことを特徴とする請求項１から請求項５のいずれか１項に記載の広告料金分配システム。
7. 前記端末装置は、広告データの閲覧により前記端末サーバーへ分配された分配金の金額もしくは該分配金の金額の前記目標金額に対する割合または広告データの閲覧回数あるいは現在の閲覧回数もしくは目標閲覧回数を画面に表示させることを特徴とする請求項６に記載の広告料金分配システム。
8. 前記端末装置において上記目標金額が達成された後は、該端末装置は前記広告データを表示せず前記コンテンツデータのみを表示することを特徴とする請求項６または請求項７５に記載の広告料金分配システム。
9. 前記端末装置において上記目標金額が達成された後は、前記端末サーバーは、該端末装置のユーザーへ所定の金額をキャッシュバックするキャッシュバック処理を行うことを特徴とする請求項６または請求項７に記載の広告料金分配システム。
10. 前記端末装置において上記目標金額が達成された後は、前記端末サーバーは、それ以後に前記広告仲介サーバーより分配された分配金を前記端末装置のユーザーへ還元することを特徴とする請求項６または請求項７に記載の広告料金分配システム。
11. ネットワーク接続機能を有する端末装置と、該端末装置と接続される端末サーバーと、広告仲介サーバーとで構成させるシステムで実行される広告料金分配方法であって、
    前記広告仲介サーバーが広告主から提供された広告データを記憶する広告データ記憶手順と、
    前記広告仲介サーバーが前記広告データの広告料金の課金処理を行う課金手順と、
    前記広告仲介サーバーが前記端末装置における広告データの閲覧回数に応じて前記広告料金の一部を前記端末サーバーへの分配金として決済処理を行う決済手順と、
    前記端末サーバーが前記端末装置の属性を示す属性情報を記憶する属性情報記憶手順と、
    前記端末サーバーがコンテンツデータの存在する前記ネットワーク上のアドレスを示す識別情報を前記端末装置から受信する受信手順と、
    前記端末サーバーが前記受信した識別情報から前記コンテンツデータを取得するコンテンツ取得手順と、
    前記端末サーバーが前記属性情報に基づいて前記広告データ記憶手順で記憶された広告データから前記端末装置へ表示させる広告データを選択する広告データ選択手順と、
    前記端末サーバーが前記コンテンツ取得手順で取得したコンテンツデータと前記広告データ選択手順で選択した広告データとを前記端末装置へ送信する送信手順と
    を備えたことを特徴とする広告料金分配方法。
12. 広告仲介サーバーから広告データを取得し、ネットワーク接続機能を有する端末装置に前記広告データを表示させる端末サーバーであって、
    前記端末装置の属性を示す属性情報を記憶する属性情報記憶手段と、
    コンテンツデータが存在する前記ネットワーク上のアドレスを示す識別情報を前記端末装置から受信する受信手段と、
    前記受信した識別情報から前記コンテンツデータを取得するコンテンツ取得手段と、
    前記属性情報に基づいて前記広告データ記憶手段で記憶された広告データから前記端末装置へ表示させる広告データを選択する広告データ選択手段と、
    前記コンテンツ取得手段で取得したコンテンツデータと前記広告データ選択手段で選択した広告データとを前記端末装置へ送信する送信手段とを備え、
    前記端末装置における広告データの閲覧回数に応じて前記広告仲介サーバーから前記広告料金の一部を取得することを特徴とする端末サーバー。

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