JP2008149073A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大当り遊技中には両手が塞がってしまい、大当り遊技が単調であるという課題を解決するために遊技者が操作可能なボタンを備え、大当り遊技中にボタン操作を行うことで様々な演出を行うようにしても、効果が十分に発揮できない。
【解決手段】所定のラウンド中に演出ボタン67を操作した際に出力される信号が入力可能な有効期間が設定され、該有効期間中に遊技者が演出ボタン67を操作したことに起因して、大当り遊技終了後に通常確率状態になる高確率遊技状態になるかを演出図柄表示装置にて報知するようにし、
前記有効期間中に遊技球の払い出し動作が一時停止される処理が行われているように設定することで大当り遊技中に両手が塞がってしまい演出ボタン67が操作できなくなるといったことがなくなる。
【選択図】 図21

Description

本発明は、遊技者にとって有利な状態である特別遊技状態を実行するか否かを抽選する確率が低い通常確率状態と確率が高い高確率状態とで変動する弾球遊技機においての特別遊技状態中に行われる遊技の制御に関するものである。
従来、パチンコ遊技機は、遊技領域に配置された抽選口(始動口)に発射された遊技球が入球することで乱数値を抽出し、該抽出した乱数値が予め定められた所定の値であるか否かを抽選し、その抽選で当選すると遊技者にとって有利な特別遊技状態(大当り状態)に移行する構成が一般的である。
なお、大当りの種類(大当り遊技の内容は同一だが、大当り遊技終了後に行われる遊技状態が異なる。)には、通常大当りと確変大当りとがあり、この大当りの種類も遊技球が抽選口(始動口)に入球した際に抽出された乱数値により決定される。大当りの種類が確変大当りであった場合には、特別遊技状態(大当り状態)終了後に、大当りの抽選確率が高い高確率状態に移行し、大当りの種類が通常大当りであり、大当りしたときが通常確率状態であった場合には特別遊技終了後も通常確率状態を継続し、大当りの種類が通常大当りであり、大当りしたときが高確率状態であった場合には特別遊技終了後に通常確率状態に移行する。
正確に言えば、特別遊技状態中は、どの状態でどの大当りであっても抽選確率は通常確率になっている。つまり、大当りしたときが高確率状態であり、確変大当りになった場合にも、その特別遊技中は一旦、通常確率に戻り、特別遊技終了後に再び高確率状態になる。
また、高確率状態時には、大当りの抽選確率が高くなるだけではなく、普通図柄が当ったことで開放される始動口に設けられた羽根の開放時間が延長されるほか普通図柄、特別図柄の変動時間が短くなる。俗にいう時短状態にもなっている。
また、高確率状態時に通常大当りが発生した場合には、その特別遊技終了後にも時短状態が発生するパチンコ遊技機も多い。しかし、この場合には上述したように大当りの抽選確率は高い確率ではない通常確率になっている。
なお、遊技者にとって有利な特別遊技に移行するか否かの抽選及び通常大当りにするか確変大当りにするかの抽選は、遊技機全体の制御を司る主制御装置で行われ、該主制御装置は、特別図柄の変動を制御して特別遊技に移行するか否かの抽選結果及び通常大当りか確変大当りかの抽選結果を報知する。
この特別図柄は、変動開始から変動終了までの変動時間は異なるが変動態様は、どの変動でも同じになっているほか、確定図柄(大当り図柄)は規則性がないうえに多くの種類をもつようにしている。よって、遊技者は、変動に対して期待感が持てないほか、確定された図柄をみても通常大当りなのか確変大当りなのかの判断がつき難い。
そこで、一般的なパチンコ遊技機は、特別図柄の疑似演出を行う疑似図柄も備えている。この疑似図柄は、主制御装置から送られる抽選結果をもとに演出図柄制御装置、音声・ランプ統合制御装置などのサブ制御装置が制御する。
疑似図柄は、特別図柄よりも大きく表示されるほか変動態様も複数種類存在するので、遊技者は変動よって期待感を持ったり、持たなかったりすることが出来る。また、疑似図柄は図柄(大当り図柄)に規則性(例えば、3個の図柄が同じであれば大当りの表示であるほか、偶数の図柄が3個揃えば通常大当りで奇数の図柄が3個揃えば確変大当りなど)を持たせている。よって、遊技者は特別図柄ではなくて疑似図柄をみて遊技を行なう。
特別遊技(大当り遊技中)は、通常、遊技球が入球できない大入賞口が所定回数、開放することで多くの賞球を得られる。なお、大入賞口の開閉制御は主制御装置が行い、賞球の払出制御は払出制御装置が行なっている。
また、一般のパチンコ遊技機には、下皿へ続く賞球排出路に満タン検出手段を設け、該満タン検出手段によって下皿が満タンになったことを検出すると賞球を払出す払出装置の作動を停止するようになっている。また、満タン検出手段によって満タンになったことが検出されると払出装置の作動を停止するだけでなく、発射装置を停止させて遊技球を発射出来なくする構成にしているパチンコ遊技機も多い。
通常遊技中には、多くの賞球が一遍に払出されることはないので下皿が遊技球で満タンになることはないが、上述したように特別遊技中(大当り遊技中)には一遍に多くの賞球が払出されるので下皿が遊技球で満タンになることがある。
また、最近のパチンコ遊技機では特開平10−314405号公報(特許文献1)に記載しているように、満タン検出手段によって満タンを検出するまえ(払出装置を停止させるまえ)に、音声にて満タンになりそうであることを遊技者に報知するようになっている。
また、大当り遊技中などの賞球の払出に関する発明も以下に記載するようにいくつか開示されている。
特開2001−062137号公報(特許文献2)には、カードユニットと接続されたパチンコ遊技機において、払出すべき賞球数が所定数以上となった場合に貸出要求ボタンの機能を停止させ、遊技球の貸し出しを停止させる発明が開示され、特開2002−346152号公報(特許文献3)には、抽選結果が大当りであった場合には入賞に伴う賞球の払い出しを遅らせたり、保留記憶数が所定数になった場合に入賞に伴う賞球の払い出しを遅らせたり、発射可能な遊技球の残量が所定数になった場合に入賞に伴う払い出しを遅らせる発明が開示され、特開2003−230721号公報(特許文献4)には、不正を防止するために、大当り遊技中でもないのに、大当り遊技中のみに遊技球が入球可能になる入賞口(大入賞口)への遊技球の入球があった場合、その入球に伴う賞球の払い出しは行なわないようにした発明が開示されている。
特開平10−314405号公報 特開2001−062137号公報 特開2002−346152号公報 特開2003−230721号公報 特開2003−325817号公報 特開2005−245972号公報
背景技術に記載したように、大当りの種類には、通常大当りと確変大当りがあるが、当然、遊技者は確変大当りを望む。そこで、通常大当りが表示された場合には、確変大当りになるか否かの抽選を行なう(俗に言う再抽選)パチンコ遊技機が主流になっている。なお、再抽選といっても、その時に本当に抽選するわけではなく、本当は確変大当りであった場合でも始めに通常大当りを表示させ、その後、再抽選演出によって確変大当りを表示させるようにしているだけである。当然ながら抽選の結果が通常大当りと決定された場合には、再抽選を行なったとしても確変大当りになることはない。
なお、特開2003−325817号公報(特許文献5)では、再抽選を大当りが確定したあとだけでなく、大当り遊技中や大当り遊技終了後にも行う発明が開示されている。また、特開2005−245972号公報(特許文献6)には、再抽選演出を遊技者がボタンを操作することに起因して行なわれる発明が開示されている。
従来の大当り遊技中は、ただ単に開放された大入賞口に遊技球を入球させるだけなので単調すぎるという問題があったが、再抽選を大当り遊技中に行うことで、その問題は解決できるほか、再抽選演出を遊技者がボタンを操作することに起因して行なうようにすれば、遊技者は自分の力によって通常大当りを確変大当りに変更したと思えるようになり、より趣向性の高い遊技機になる。
しかし、特別遊技中(大当り中)は、開放された大入賞口に遊技球を入球させるために、遊技者は右手でハンドルを握って(ハンドルは向かって右側に設けられているので)遊技球を発射させ、左手によって下皿に溜まった遊技球を別箱(通称ドル箱)に移動させる(通常、下皿を開放するための球抜きレバーが備えられており、該球抜きレバーを操作して下皿からドル箱に遊技球を移動させる)ほか、ドル箱に溜まった遊技球を均す行為を行なう。また、現在使用しているドル箱が遊技球でいっぱいになってしまうと、店員に新たなドル箱を持って来てもらうために左手でホールに設置されている呼出ボタンを押す。つまり、大当り遊技中には両手が塞がっている期間が多く、遊技者は再抽選を行うためのボタンを押すことができない場合が存在する。なんとかボタンを操作することが出来たとしても、その再抽選演出を楽しむことが出来ない。また逆に、そのボタン操作(再抽選)に集中しすぎてしまい下皿からドル箱に遊技球を移すことを忘れてしまい、下皿を遊技球で満タンにしてしまう場合も発生する。
下皿にある程度、遊技球が溜まってしまうと、特許文献1の構成のように、現在のパチンコ遊技機は「下皿の遊技球を抜いて下さい」といったアナウンスが行なわれる。その注意アナウンスは通常の遊技音より大きな音で行なわれる構成なので、そのアナウンスによって近くで遊技している他の遊技者に不快感を与えることになる。また、満タン検出手段によって満タンが検出されることで発射装置が停止してしまう構成であった場合には、所定時間(例えば28秒)しか開放していない大入賞口に遊技球が少ししか入らないと事態を招きかねない(遊技者に損失を与えることになる)。
なお、球抜きレバーによって下皿を開放したまま固定できる構成なら、大当り遊技中は常に下皿を開放したままにし、勝手に下皿の遊技球をドル箱に移動させることができるが、下皿を開放状態で固定しておくと、立て続けに下皿からドル箱に遊技球が落下するので、遊技球が大きく飛び跳ねてしまい、ドル箱から遊技球が飛び出してしまうという問題が発生してしまう。
前記課題を解決するために請求項1記載の遊技機は、遊技機全体の制御を司る主制御装置と、該主制御装置から送られるコマンドをもとに遊技球の払い出しを制御する払出制御装置と、前記主制御装置から送られるコマンドをもとに遊技機に設けられた演出装置の制御を行なう複数のサブ制御装置と、前記主制御装置によって制御され、通常遊技状態中には遊技球が入球不能な大入賞口と、
前記複数のサブ制御装置のうちの一つサブ制御装置に接続され、遊技者が操作可能な演出ボタンと、遊技機の電源が遮断された場合に所定時間の間、遊技機の電源が遮断される直前の情報を記憶するバックアップ手段とを備え、
前記主制御装置は、遊技球が始動口に入球した際に抽出する乱数値によって、前記大入賞口が所定回数開放される特別遊技(以下、大入賞口の1回の開放を「ラウンド」という)を行なうか否かの抽選(以下、「特別遊技抽選」という)及び前記特別遊技終了後に前記特別遊技抽選の当る確率が高い状態である高確率状態にするか否かの抽選(以下、「高確率遊技抽選」という)を行い、前記特別遊技抽選の結果及び前記高確率遊技抽選の結果を特別図柄の確定表示によって報知するほか、前記特別遊技抽選の結果及び高確率遊技抽選の結果を含む表示制御コマンドを前記複数のサブ制御装置のうちの一つのサブ制御装置に送信し、
前記表示制御コマンドを受信したサブ制御装置は、前記表示制御コマンドに応じて前記特別図柄の疑似演出を行なう疑似図柄を前記演出装置の一つである演出図柄表示装置に表示させるための制御を行ない、
前記主制御装置と前記複数のサブ制御装置の関係は前記主制御装置から前記サブ制御装置への一方向通信に規定された弾球遊技機において、
前記所定のラウンド中に、前記演出ボタンを操作した際に出力される信号が有効とされる有効期間が設定され、該有効期間中に遊技者が前記演出ボタンを操作することに起因して、前記高確率遊技抽選の抽選結果を前記演出図柄表示装置にて報知するようになし、
前記有効期間中に遊技球の払い出し動作が一時停止される処理が行われるように設定したことを特徴とする弾球遊技機である。
請求項1記載のサブ制御装置は演出図柄表示装置を制御する演出図柄制御装置、遊技機から出力される音を制御する音制御装置、遊技機に設けられた発光手段を制御するランプ制御装置などが考えられる。また、一つのサブ制御装置で遊技機から出力される音と遊技機に設けられた発光手段といった2つのもの制御する構成でもよい(音声・ランプ統合制御装置)。
また、演出ボタンが接続されたサブ制御装置と主制御装置から表示制御コマンドが送られてくるサブ制御装置は同じであってもよいし、サブ制御装置同士が接続されている構成なら異なるサブ制御装置であってもよい。
主制御装置と複数あるサブ制御装置の関係は全て主制御装置からサブ制御装置への一方向通信に規定されているが、主制御装置と払出制御装置との関係は双方向通信が可能な構成でもよい。
特別遊技(大当り遊技)は、通常遊技中には閉鎖している大入賞口が所定回数開放される状態である。なお、大入賞口は1回の開放で最大で28秒間開放されるが、1回の開放中で大入賞口に遊技球が10個入賞すると閉鎖される。
なお、大入賞口の1回の開放をラウンドと呼ぶ。つまり、特別遊技の1回目の大入賞口の開放は1ラウンドと呼び、3回目の大入賞口の開放を3ラウンドと呼ぶ。
また、大入賞口の開放が終了すると次の開放まで約3秒程度のインターバルが設けられている。
また、従来では大入賞口内に特定領域(V)を設け、1回の大入賞口の開放中にVに入らなかった場合には次の開放(ラウンド)は行われない構成が一般的であったが、本発明の構成では特定領域を設ける構成でもよいし特定領域を設けない構成(開放後28秒経過した後あるいは大入賞口に遊技球が10個入った後に必ず次のラウンドが開始される構成(現在が最終ラウンドでない場合に限る)。)でもよい。
特別遊技抽選の結果、高確率遊技抽選の結果を特別図柄によって報知する構成であるが特別図柄は、小さく表示される、変動開始から確定表示が行われるまで常に高速で変動する、確定時の表示時間が短い(数秒)、確定図柄の種類も沢山ある、確定図柄に規則性が無い、といった理由により遊技者は特別図柄によって大当り遊技終了後に高確率遊技状態になるか否かが容易には分からない構成になっている。
疑似図柄は特別図柄と同期しており、特別図柄が変動を開始するとほぼ同時に疑似図柄の変動を開始し、特別図柄が確定表示されるとほぼ同時に疑似図柄も確定表示される。
なお、疑似図柄に種類を設け、大当りした疑似図柄によって大当り遊技終了後に高確率遊技状態になるか否か報知する構成(例えば、赤色(奇数)の疑似図柄で大当りした場合には大当り遊技終了後に高確率遊技状態になり、青色(偶数)の疑似図柄で大当りした場合には大当り遊技終了後は通常確率状態になるなど)にしてもよいし、どのような疑似図柄で大当りしても大当り遊技終了後にどのような遊技状態になるか分からない構成にしてもよい。
主制御装置から送信される表示制御コマンドに確定表示される特別図柄の情報を含ませる構成でもよい。請求項1に記載しているように特別遊技抽選の結果及び高確率遊技抽選の結果は特別図柄によって報知される。つまり、確定表示される特別図柄の情報を送信するだけでサブ制御装置は特別遊技抽選の抽選結果及び高確率遊技抽選の抽選結果が判断出来る。
また、サブ制御装置にて確定表示する疑似図柄を決定する構成が好適である。
本請求項1の構成は、突然な停電などにより遊技者に不利益を与えないように、遊技機の電源が遮断された場合でも遊技機の電源が遮断される直前の遊技状態がバックアップされるようにバックアップ手段が設けられている。
このバックアップ手段により、電源が遮断される直前の遊技状態や未払い数などが記憶される。未払い数とは、遊技球が入賞口に入賞したときに払い出される賞球のうち、まだ払い出されていない数のことである。
本請求項1の構成は、遊技機の電源が遮断されたこと(電圧が低下したこと)を検出する停電検出手段を備え、該停電検出手段が電圧が低下したことを検出するとバックアップ手段が作動する構成になっている。このバックアップ手段が作動することで、遊技機の通常電源が遮断されてもバックアップ電源により通常電源が遮断される直前の遊技状態や未払い数などの記憶が所定時間の間、維持される。なお、停電検出手段は遊技機の電源を制御する電源基板に設ける構成でも、記憶される情報を制御する制御装置、つまり、主制御装置や払出制御装置に設ける構成でもよい。
また、バックアップ手段によって記憶されている情報を消去するためのRAMクリアスイッチを備える構成が好適である。
演出ボタンが有効になるラウンドは、1回の大当り遊技の中で1回(1回のラウンド)のみの構成であってもよいし、1回の大当り遊技の中で数回(複数のラウンド)ある構成であってもよい。また、演出ボタンが有効になるラウンドは、どのような場合でも決められたラウンドである構成(例えば、毎回、7ラウンド中に演出ボタンが有効になるなど)でもよいし、大当りによって演出ボタンが有効になるラウンドが異なる構成(例えば、3ラウンド中に演出ボタンが有効になる大当りもあれば9ラウンド目に演出ボタンが有効になる大当りがあるなど)でもよい。
なお、演出ボタンが有効になるラウンド(数も含む)が大当りによって変更される構成であった場合には、そのラウンドの決定を本発明の構成では必ず主制御装置が決定する(例えば、大当り図柄によって決定するなどが考えられる)。
また、大当り遊技開始前に演出図柄表示装置で大当り遊技終了後に高確率遊技状態になると報知された場合(例えば、上述したように疑似図柄に種類を設け、大当り遊技終了後に高確率遊技状態になる疑似図柄で大当りした場合や大当り遊技開始前に言葉などで大当り遊技終了後に高確率遊技状態になる旨が報知された場合など)には、大当り遊技中に演出ボタンを有効にする必要はない(当然、遊技球の払い出しも停止させる必要はない)。
また、有効期間の長さは大当りの種類によって変更される構成でもよいが、なるべく、有効期間の開始時期は大入賞口が開放してからの経過時間が早いほうがよい。上述したように大入賞口は最大で28秒間開放するが、大入賞口に遊技球が所定数(例えば10個)入賞すれば大入賞口は閉鎖されるので、早ければ1のラウンドが10秒ほどで終了してしまう。つまり、大入賞口の開放から10秒後に演出ボタンが有効になる構成であった場合、演出ボタンの有効時間が極めて短くなってしまうあるいは有効時間が無くなってしまう可能性が高くなってしまうからである。
また、演出ボタンが有効になるのが1回の大入賞口の開放時だけではなく、次の開放までのインターバルや次の開放(次ラウンド)まで継続する構成であってもよい。
請求項1記載の「前記演出ボタン操作に起因して、前記高確率遊技抽選の抽選結果を前記演出図柄表示装置にて報知」とは、大当り遊技開始前に演出図柄表示装置にて大当り遊技終了後に高確率遊技状態になることが報知されなかった場合において行われるものである。なお、高確率遊技抽選で大当り遊技終了後に通常確率遊技状態になると判断された場合には、大当り遊技開始前と有効期間中に演出ボタン操作されたときの2回にわたって演出図柄表示装置にて高確率遊技抽選の結果を表示する場合がある。
つまり、請求項1記載の構成は、大当り遊技開始前に演出図柄表示装置にて大当り遊技終了後に高確率遊技状態になることが報知された場合には必ず大当り遊技終了後に高確率遊技状態になり、大当り遊技開始前に演出図柄表示装置にて大当り遊技終了後に通常確率遊技状態になることが報知された場合あるいは大当り遊技開始前に演出図柄表示装置にて大当り遊技終了後がどのような状態になるか報知されなかった場合でも大当り遊技終了後に高確率遊技状態になる場合がある構成だからである。このような構成にすることで大当り遊技開始前に演出図柄表示装置にて高確率遊技になると報知された場合は、遊技者は安心することができ、大当り遊技開始まえに高確率遊技抽選になることが報知されなかった場合でも遊技者はまだチャンスがあると思える。
なお、上述したように特別図柄によって大当り遊技開始前に特別遊技抽選の結果が報知されるので大当り遊技開始前に疑似図柄によって偽りの結果(本当は大当り遊技終了後に高確率遊技状態になるのにも係わらず、その旨を疑似図柄によって報知しない)を報知しても意味がないように思えるが、これも上述したように、特別図柄によって高確率遊技抽選の結果を見極めるのは極めて困難であるため、本請求項1記載の構成が成り立つ。
また、有効期間中に演出ボタンを操作したら必ず高確率遊技抽選の抽選結果を報知する構成でも、有効期間中に演出ボタンを操作しても高確率遊技抽選の抽選結果を報知しないときがある構成でもよい。なお、有効期間中に演出ボタンを操作したにも係わらず高確率遊技抽選の抽選結果を報知しなかった場合には大当り遊技の終了間際に演出図柄表示装置にて高確率遊技の抽選結果を報知する構成が好適である。
また、有効期間中に遊技者が演出ボタンを操作しなかった場合にも大当り遊技終了間際に演出図柄表示装置にて高確率遊技抽選の抽選結果を報知する構成が好適である。
「前記有効期間中に遊技球の払い出し動作が一時停止される処理が行われる」とは、有効期間中は絶対に遊技球の払い出しを行わないというわけではなく、少なくとも有効期間の中の所定の期間では遊技球の払い出し動作が一時停止されるということである。
なお、遊技球の払い出し動作が再開する時期は、有効期間の終了時期であっても、有効期間が設定されたラウンドの開始から所定時間経過した後でも、有効期間が設定されているラウンドが終わったあと(大入賞口が閉鎖された後)でもよい。
前記課題を解決するために請求項2記載の遊技機は、前記バックアップ手段によって記憶される情報は前記主制御装置によって制御される情報であり、
前記有効期間中に行われる遊技球の払い出し動作が一時停止される処理は、前記有効期間が設定される前記所定のラウンドの開始に起因して、前記主制御装置が前記払出制御装置に遊技球の払い出しを指示する信号の送信を停止させることで行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機である。
請求項2記載の構成は、請求項1での有効期間中における遊技球の払い出し動作を一時停止するための具体的な方法を限定したものである。
つまり、次のような構成になる。
遊技機全体の制御を司る主制御装置と、
該主制御装置から送られるコマンドをもとに遊技球の払い出しを制御する払出制御装置と、
前記主制御装置から送られるコマンドをもとに遊技機に設けられた演出装置の制御を行なう複数のサブ制御装置と、
前記主制御装置によって制御され、通常遊技状態中には遊技球が入球不能な大入賞口と、
前記複数のサブ制御装置のうちの一つサブ制御装置に接続され、遊技者が操作可能な演出ボタンと、
遊技機の電源が遮断された場合に所定時間の間、遊技機の電源が遮断される直前の前記主制御装置の情報を記憶するバックアップ手段と
を備え、
前記主制御装置は、遊技球が始動口に入球した際に抽出する乱数値によって、前記大入賞口が所定回数開放される特別遊技(以下、大入賞口の1回の開放を「ラウンド」という)を行なうか否かの抽選(以下、「特別遊技抽選」という)及び前記特別遊技終了後に前記特別遊技抽選の当る確率が高い状態である高確率状態にするか否かの抽選(以下、「高確率遊技抽選」という)を行い、前記特別遊技抽選の結果及び前記高確率遊技抽選の結果を特別図柄の確定表示によって報知するほか、前記特別遊技抽選の結果及び高確率遊技抽選の結果を含む表示制御コマンドを前記複数のサブ制御装置のうちの一つのサブ制御装置に送信し、
前記表示制御コマンドを受信したサブ制御装置は、前記表示制御コマンドに応じて前記特別図柄の疑似演出を行なう疑似図柄を前記演出装置の一つである演出図柄表示装置に表示させるための制御を行ない、
前記主制御装置と前記複数のサブ制御装置の関係は前記主制御装置から前記サブ制御装置への一方向通信に規定された弾球遊技機において、
前記所定のラウンドの開始に起因して、
前記主制御装置は、前記払出制御装置に遊技球の払い出しを指示する信号の送信を一時停止するようにし、
前記演出ボタンが接続されたサブ制御装置は、演出ボタンを操作した際に出力される信号が有効とされる有効期間を設定し、
該有効期間中に遊技者が前記演出ボタンを操作することに起因して、前記高確率遊技抽選の抽選結果を前記演出図柄表示装置にて報知する構成である。
前記課題を解決するために請求項3記載の遊技機は、前記バックアップ手段によって記憶される情報は前記払出制御装置によって制御される情報であり、
前記有効期間中に行われる遊技球の払い出し動作が一時停止される処理は、前記有効期間が設定される前記所定のラウンドの開始に起因して、前記主制御装置は前記払出制御装置に遊技球の払い出しを停止させる信号を送信することで行うようにし、
前記主制御装置は、前記遊技球の払い出しを停止させる信号の送信後も遊技球の払い出しを指示する信号の送信を停止させないようにしたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機である。
請求項3記載の構成は、請求項1での有効期間中における遊技球の払い出し動作を一時停止するための具体的な方法を限定したものである。
つまり、次のような構成になる。
遊技機全体の制御を司る主制御装置と、
該主制御装置から送られるコマンドをもとに遊技球の払い出しを制御する払出制御装置と、
前記主制御装置から送られるコマンドをもとに遊技機に設けられた演出装置の制御を行なう複数のサブ制御装置と、
前記主制御装置によって制御され、通常遊技状態中には遊技球が入球不能な大入賞口と、
前記複数のサブ制御装置のうちの一つサブ制御装置に接続され、遊技者が操作可能な演出ボタンと、
遊技機の電源が遮断された場合に所定時間の間、遊技機の電源が遮断される直前の前記払出制御装置の情報を記憶するバックアップ手段と
を備え、
前記主制御装置は、遊技球が始動口に入球した際に抽出する乱数値によって、前記大入賞口が所定回数開放される特別遊技(以下、大入賞口の1回の開放を「ラウンド」という)を行なうか否かの抽選(以下、「特別遊技抽選」という)及び前記特別遊技終了後に前記特別遊技抽選の当る確率が高い状態である高確率状態にするか否かの抽選(以下、「高確率遊技抽選」という)を行い、前記特別遊技抽選の結果及び前記高確率遊技抽選の結果を特別図柄の確定表示によって報知するほか、前記特別遊技抽選の結果及び高確率遊技抽選の結果を含む表示制御コマンドを前記複数のサブ制御装置のうちの一つのサブ制御装置に送信し、
前記表示制御コマンドを受信したサブ制御装置は、前記表示制御コマンドに応じて前記特別図柄の疑似演出を行なう疑似図柄を前記演出装置の一つである演出図柄表示装置に表示させるための制御を行ない、
前記主制御装置と前記複数のサブ制御装置の関係は前記主制御装置から前記サブ制御装置への一方向通信に規定された弾球遊技機において、
前記所定ラウンドの開始に起因して、
前記主制御装置は、前記払出制御装置に遊技球の払い出しの一時停止を指示するコマンドを送信し、
前記演出ボタンが接続されたサブ制御装置は、演出ボタンを操作した際に出力される信号が有効とされる有効期間を設定し、
該有効期間中に遊技者が前記演出ボタンを操作することに起因して、前記高確率遊技抽選の抽選結果を前記演出図柄表示装置にて報知するようになし、
前記主制御装置は、前記遊技球の払い出しを一時停止させる信号の送信後も遊技球の払い出しを指示する信号の送信を停止させないようにした構成である。
この請求項3の構成は、遊技球の払い出しが停止されている期間であっても、遊技球が入賞口に入賞すれば、主制御装置は通常通りに払出制御装置に遊技球の払い出しを指示するコマンドを送信する。つまり、遊技球の払い出しが停止されている期間は、払出制御装置の未払い領域に記憶されている未払い数が増えていく構成である。
なお、上記した構成(請求項2、3)における「所定のラウンドの開始に起因して」とは、所定のラウンドの開始直後であっても所定のラウンドの開始から所定時間経過後であってもよい。
なお、請求項2、3の構成において、演出ボタンが有効になるラウンドが一定でない構成にした場合には、上記した構成に、演出ボタンが有効になるラウンドが開始される前に主制御装置がサブ制御装置に演出ボタンが有効になるラウンドを示すコマンドを送信する構成が加わる。
また、請求項1、2、3において遊技球の払い出し動作が一時停止されている間は遊技者に分かるように演出図柄表示装置にて、演出ボタンが有効期間中なので遊技球の払い出しを停止しているといった内容の文面を表示する構成が好適である。
また、請求項1、2、3の構成において、演出図柄表示装置にて演出ボタンが有効である旨あるいは演出ボタンを操作することを促す表示を行うことが好適である。
請求項1記載の発明によれば、大当り遊技中が単調にならないようにすることが出来るうえに大当り遊技中の演出に遊技者は集中できるようになる(右手で発射ハンドルを握って左手で演出ボタンを操作しても問題が発生しないように出来る。
請求項2、3記載の発明によれば請求項1記載の効果に加えて、演出ボタンが有効期間中(遊技球の払い出し動作が一時停止されている間)に、遊技機の電源が遮断された場合でも、まだ、遊技球の払い出しが行われていない未払い数がバックアップされているので、遊技者に不利益を与えることはない。
次に、本発明の実施例等により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
図1に示すように、弾球遊技機の一種であるパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造である。
外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には図3に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。
また、内枠70にはヒンジ53とは異なる別のヒンジ54(図示省略)も設けられており、該ヒンジ54の他方側には前枠52が取り付けられており、前枠52は内枠70に対して開閉可能な構成になっている。
前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に記載する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
前枠52の上側左右及び外枠51の下側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また、遊技者の趣向性を向上させるために前枠52に遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65も複数設けられている。
前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、該発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(図示省略)が可動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
また、下皿63には、球抜きレバー68が設けられており、該球抜きレバー68を操作することで下皿63に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(通称ドル箱)に移すことが出来る。
下皿63の左側には、遊技者が操作可能な演出ボタン67が備えられており、遊技者が所定期間中に、該演出ボタン67を操作することで後述する演出図柄表示装置6に表示される内容が変化したり、スピーカ66より出力される遊技音が変化する。
また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
また、発射ハンドル64の上方には、シリンダ錠69が設けられており、該シリンダ錠69に所定の鍵を挿入し、該鍵を、時計回りに回転させることで内枠70が開放され、反時計回りに回転させることで前枠52が開放される。
図2に示すように遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘4が打ち付けられている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり疑似図柄を表示する。)の画面6aを臨ませる窓5a等を備えている。
センターケース5の向かって左横には普通図柄作動ゲート17が配置されている。
センターケース5の下方には、第1始動口11と第2始動口12とがユニット化された複合入賞装置13が配置されている。
第1始動口11は、いわゆるチャッカーであり、常時入球可能である。
第2始動口12は電動チューリップであり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化するが、上方に第1始動口11があるために図示の閉鎖状態では遊技球を入球させることができない。しかし、遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると行われる普通図柄抽選で当り、普通図柄表示装置7に当りの普通図柄が確定表示されると、第2始動口12は開放されて入球容易になる。
普通図柄表示装置7は7セグメントLEDで形成されており、複合入賞装置13の下方に設けられたアタッカー式の大入賞口14の向かって右側に配置されている。普通図柄表示装置7の右側には4個のLEDからなる普通図柄保留記憶表示装置8が設置されている。
また、大入賞口14の向かって右側には、7セグメントLEDからなる特別図柄表示装置9が配置され、さらに、右側には4個のLEDからなる特別図柄保留記憶表示装置10が設置されている。
なお、発射された遊技球が第1始動口11あるいは第2始動口12に入球した際には所定の乱数値が抽出され、該抽出された乱数値が所定の値と一致するか否かの抽選(特別遊技抽選)を行い、その抽選で当り、特別図柄表示装置9にて当り図柄が確定表示されると特別遊技(大当り遊技)が開始され大入賞口14が開放して遊技球が入球可能になる。なお、大入賞口14は通常遊技状態中(大当り遊技以外の遊技状態)には開放しておらず、遊技球が入球不可能になっている。
また、特別図柄が変動することで特別図柄の疑似演出を行なう疑似図柄が演出図柄表示装置6にて表示される。
複合入賞装置13の左側には左袖入賞口31が、右側には右袖入賞口33がガイドレール2bに沿うように設けられ、左袖入賞口31の下方には左落し入賞口32が、右袖入賞口33の下方には右落し入賞口34がガイドレール2bに沿うように設けられている。なお、この左袖入賞口31、左落し入賞口32、右袖入賞口、右落し入賞口34が、常時、入球率が変化しない普通入賞口である。
大入賞口14の下方には、アウト口15が設けられており、発射された遊技球が遊技領域3に配置された各入賞口に入球しなかった場合には、このアウト口15に入り遊技球はパチンコ機50の裏側に回収される。
図3に示すように、パチンコ機50の裏側は、前述した遊技盤1を脱着可能に取り付ける内枠70が前述した外枠51に収納されている。この内枠70には、上方から、球タンク71、タンクレール72及び払出装置73が設けられている。この構成により、遊技盤1上の入賞口に遊技球の入賞があれば球タンク71からタンクレール72を介して所定個数の遊技球を払出装置73により前述した上皿55に排出することができる。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、音声・ランプ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。なお、演出図柄制御装置82、音声・ランプ統合制御装置83がサブ制御装置に該当する。
主制御装置80、演出図柄制御装置82、音声・ランプ統合制御装置83は遊技盤1に設けられており、払出制御装置81、発射制御装置84、電源基板85が内枠70に設けられている。なお、図3では、発射制御装置84が描かれていないが、発射制御装置84は払出制御装置81の下に設けられている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子78が設けられており、この外部接続端子78より、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータに送られる。なお、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠用((枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施例では、一つの外部接続端子78を介してホールコンピュータへ遊技状態や遊技結果を示す信号を送信している。
このパチンコ機50の電気的構成は、図4のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するだけのためのいわゆる中継基板及び電源回路等は記載していない。また、詳細の図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、音声・ランプ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84、電源基板85にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ14a、左袖入賞口31に入球した遊技球を検出する左袖入賞口スイッチ31a、左落し入賞口32に入球した遊技球を検出する左落し入賞口スイッチ32a、右袖入賞口33に入球した遊技球を検出する右袖入賞口スイッチ33a、右落し入賞口34に入球した遊技球を検出する右落し入賞口スイッチ34a等の検出信号が入力される。
また、払出装置73から払出された遊技球を検出する賞球センサー21も主制御装置80に接続されており、賞球センサー21の検出信号が主制御装置80に入力され、主制御装置80により賞球の計数が行われる。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及び音声・ランプ統合制御装置83に出力する。
また主制御装置80は、図柄中継基板18を介して接続されている特別図柄表示装置9及び普通図柄表示装置7の表示、特別図柄保留記憶表示装置10及び普通図柄保留記憶表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、普通役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力されほか、図柄変動や大当たり等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールメインコンピュータに送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて賞球モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。
なお、払出制御装置81は扉開放スイッチ、満タンスイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力され、満タンスイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると賞球モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満タンスイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して賞球モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81は遊技球等貸出装置接続端子24を介してプリペイドカードユニット56と交信することで球貸ソレノイド26を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は球貸しセンサー27に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、遊技球等貸出装置接続端子24は精算表示基板25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示基板25には、遊技球の貸出しを要求するための貸出しボタン57、精算を要求するための精算ボタン58、残高表示器59が接続されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子78を介して賞球に関する情報、枠(内枠70、前枠52)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータに送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に発射させる。
なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル64からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止スイッチ信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
音声・ランプ統合制御装置83はサブ制御装置に該当し、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LEDや各種ランプを制御する。
また、音声・ランプ統合制御装置83には、演出ボタン67が接続されており、遊技者が演出ボタン67を操作した際には、その信号が音声・ランプ統合制御装置83に入力される。
音声・ランプ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。
演出図柄制御装置82は、音声・ランプ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものと音声・ランプ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、疑似図柄等の演出画像を画面6aに表示させる。
主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、音声・ランプ統合制御装置83への電源供給は図5に記載するようにAC24Vを経て電源基板(電源装置)85から各種電源が供給されている(なお、演出図柄制御装置82及び音声・ランプ統合制御装置83はサブ制御装置と記載)。電源基板(電源装置)85は、主制御装置80、払出制御装置81に対して24V交流電源からDC32V、DC12V、DC5Vを、サブ制御装置に対しては、さらに全波24Vを生成して供給する。
また、電源基板(電源装置)85は、コンデンサによりDC5Vのバックアップ電源を生成し、主制御装置80に供給する構成になっている。
なお、図5に示すように主制御装置80、払出制御装置81、サブ制御装置に設けられているCPU、ROM、RAMが一体型になっている。
図6に示すように、電源基板(電源装置)85には投入時リセット回路114、停電検出回路(停電検出手段)110、タイマ1回路112、タイマ2回路113及び遮断時リセット回路111が備えられている。
停電検出回路(停電検出手段)110の出力側は、主制御装置80のCPUの強制割り込み端子NMI及び払出制御装置81のCPUの強制割り込み端子NMIに接続されている。
主制御装置80のCPUのリセット端子RESには、遮断時リセット回路111とタイマ2回路113とがオア回路を介して接続されている。
払出制御装置81のCPUのリセット端子RESには、遮断時リセット回路111とタイマ1回路112とがオア回路を介して接続されている。
サブ制御装置(演出図柄制御装置82及び音声・ランプ統合制御装置83)のCPUのリセット端子RESには、遮断時リセット回路111と投入時リセット回路114とがオア回路を介して接続されている。
尚、前述したように、5Vバックアップ電源は、主制御装置80のCPUのバックアップ端子VBBに接続されている。
投入時リセット回路114は、図示は省略するが、電圧監視IC、抵抗器、バイパスコンデンサ等から構成されている。電圧監視ICの入力端子であるVS端子には、抵抗器で分圧したDC12Vの電源が供給され、出力端子であるRESET端子は、抵抗器でDC5Vにプルアップされている。
この構成により電圧監視ICの出力端子であるRESET端子は、DC12V電源の電圧が7.20〜7.75V以下に低下すると、出力するリセット信号1を、ハイレベルからロウレベルに変化させる。
タイマ1回路112は、投入時リセット回路114が出力するリセット信号1を、ハイレベルからロウレベルに変化させたときから所定時間(本具体例では、100ms)経過後に出力するリセット信号2をハイレベルからロウレベルに変化させる遅延回路として構成されている。
タイマ2回路113は、投入時リセット回路114が出力するリセット信号1を、ハイレベルからロウレベルに変化させたときから所定時間(本具体例では、300ms)経過後に出力するリセット信号3をハイレベルからロウレベルに変化させる遅延回路として構成されている。
停電検出回路(停電検出手段)110は、図示省略するが、コンパレータIC、抵抗器等から構成されている。コンパレータICのマイナス入力端子には、抵抗器で分圧したDC5Vの電源が供給され、プラス入力端子には、抵抗器で分圧したDC12Vの電源が供給され、出力端子は抵抗器でDC5Vにプルアップされている。
前記構成によりコンパレータICの出力端子は、DC12V電源の電圧が8.00〜9.23V以下に低下すると、出力するバックアップ信号を、ハイレベルからロウレベルに変化させる。
遮断時リセット回路111は、停電検出回路(停電検出手段)110が出力するバックアップ信号を、ハイレベルからロウレベルに変化させたときから所定時間(本具体例では、100ms)経過後に出力するリセット信号4をハイレベルからロウレベルに変化させる遅延回路として構成されている。
前記構成により、パチンコ機50に電源が投入されたときの主制御装置80、払出制御装置81、その他のサブ制御装置、即ち、演出図柄制御装置82、音声・ランプ統合制御装置83の各々のCPUの動作又は制御動作の立ち上がり状態を、図7に示すタイミングチャートに従って説明する。
パチンコ機50に電源が投入されると、電源基板(電源装置)85によりDC32V、DC12V、バッテリバックアップ電源(VBB)であるDC5Vが生成される。この生成された各電源は各制御基板に供給されるが、投入時リセット回路114、タイマ1回路112及びタイマ2回路113の働きにより各サブ制御基板、払出制御装置81及び主制御装置80は次のように動作の立ち上げ処理を行う。
図7に示すように、電源装置(電源基板)85に電源が投入されると(ポイントP1)、DC12V電源の電圧は放物線を描いて漸次0Vから12Vに立ち上がる。この漸次立ち上がるDC12V電源の電圧が、基準値LV2(本具体例では、7.20〜7.75V ポイントP2)になった所定時間経過後(T3)に投入時リセット回路114の出力信号であるリセット信号1がロウレベルからハイレベルとなる。これにより、各サブ制御装置は、リセット状態を解除し制御に係る動作を立ち上げる(ポイントP3)。投入時リセット回路114は、DC12V電源が基準値LV2になっても直ちにリセット信号1を出力するわけではなく、バックアップ電源VBBによるバックアップ開始のタイミングより後に立ち上がるよう本具体例では、約100ms(パワーオンリセット巾)後にリセット信号1を出力するよう構成されている。
タイマ1回路112は、DC12V電源の電圧が基準値LV2になってから約200ms経過後(T2)、即ち、投入時リセット回路114の出力するリセット信号1がロウレベルからハイレベルになってから100ms経過後に出力するリセット信号2をロウレベルからハイレベルとする。リセット信号2を入力する払出制御装置81のCPUは、リセット信号2がハイレベルとなったときから約320msの時間をかけて正常なプログラムであるか否かのセキュリィティチェックを実行し、この後に払い出し等に係る制御を実行する。従って、払出制御装置81のCPUは、DC12V電源の電圧が基準値LV2になってから約520ms後(ポイントP4)(T2)に動作を立ち上げることになる。
タイマ2回路113は、DC12V電源の電圧が基準値LV2になってから約400ms経過後、即ち、投入時リセット回路114の出力するリセット信号1がロウレベルからハイレベルになってから300ms経過後に出力するリセット信号3をロウレベルからハイレベルとする。リセット信号3を入力する主制御装置80のCPUは、リセット信号3がハイレベルとなったときから約200msの時間をかけて正常なプログラムであるか否かのセキュリィティチェックを実行し、この後に入賞検知等に係る制御を実行する。従って、主制御装置80のCPUは、DC12V電源の電圧が基準値LV2になってから約600ms後(ポイントP5)(T1)に動作を立ち上げることになる。
これより、主制御装置80のCPUがROMに書き込まれたプログラムに従って遊技の制御を実行開始するときには、払出制御装置81、各サブ制御装置は既に遊技の制御を実行している。この結果、電源投入後直ちに、主制御装置80のCPUが払出制御装置81、各サブ制御装置にデータを送信しても、払出制御装置81、各サブ制御装置は本来の制御を実行しているので確実にデータを受信することができる。
次にパチンコ遊技機50への電源が遮断されるときの動作を、図8に示すタイミングチャートに従って説明する。
パチンコ遊技機50への電源投入が遮断されると(ポイントP6)、電源装置(電源基板)85で生成されるDC12Vの電源電圧は、遮断直後の低下が著しいもののその後はほぼリニアに低下してゆき所定時間後に0Vとなる。このリニアに漸減してゆく途中で、基準電圧LV1(本具体例では、8.00〜9.23V)に至ると(ポイントP7)、電源装置(電源基板)85に設けられた停電検出回路(停電検出手段)110のバックアップ信号1は、ハイレベルからロウレベルに変化する。これにより、主制御装置80のCPU及び払出制御基板81のCPUの各強制割り込み端子NMIがロウレベルとなり、CPUにノンマスカブルインターラプトがかかることになる。これにより、主制御装置80のCPUは、現状のゲーム状態を示すデータを待避し、その後RAM(記憶手段)へのアクセスを禁止することができる。払出制御装置81のCPUは、現状の賞球払い出し状態及び玉貸しの払い出し状態を示すデータを待避し、その後RAM(記憶手段)へのアクセスを禁止することができる。
遮断時リセット回路111は、停電検出回路(停電検出手段)110が出力するバックアップ信号1がハイレベルからロウレベルに変化する信号の立ち下げ時から約100ms後に出力するリセット信号4をハイレベルからロウレベルに変化させる(ポイントP8)。これにより、主制御装置80のCPU、払出制御装置81のCPU、サブ制御装基板のCPUを一斉に動作を停止させる。
前述したように、主制御装置80のRAM(記憶手段)はバックアップ電源によりバッテリバックアップされており、電源遮断時もRAM(記憶手段)に記憶されたデータは所定時間(本具体例では、約3日間)記憶保持される。
前述したように、電源が遮断される場合、各制御装置が一斉にリセットされる。しかも、停電検出回路(停電検出手段)110が出力するバックアップ信号1がハイレベルからロウレベルに変化してから約100ms後に必ずリセットされる。これにより、制御の統一化を図ることができる。
次に、このパチンコ機50の基本仕様を図9に従って説明する。なお、この図中で始動口1とあるのは第1始動口11を、始動口2は第2始動口12を示す。
通常確率状態と高確率状態とは特別図柄の大当たり確率によって区別され、通常確率状態と時間短縮状態とは特別図柄の平均変動時間及び普通図柄の平均変動時間の違い、即ち図柄の変動時間の長短で区別される。
変動短縮機能は時間短縮状態及び高確率状態で作動し、その場合、特別図柄の平均変動時間は約6秒、最短変動時間は約5秒になる。また、通常確率状態でも、特別図柄の変動開始時に保留記憶が2個以上あると、その特別図柄の変動について変動短縮機能が作動して、変動時間は上記と同様になる。
開放延長機能は時間短縮状態及び高確率状態で作動し、その場合、第2始動口12の開放時間の上限が基底時間の0.3秒(未作動時)から4秒に延長される。但し、規定数(本実施例では3個)の入球があれば、上限時間に達していなくても閉鎖される。
特別図柄の大当たり確率は、通常確率状態(1/396.7)と高確率状態(1/39.67)とで異なるが、第1始動口11と第2始動口12とでは差がない。
普通図柄の当たり確率は、通常確率状態、時間短縮状態及び高確率状態とも同じ(1/2)である。
特別図柄の平均変動時間、特別図柄の最短変動時間、普通図柄の平均変動時間及び第2始動口12の開放時間(上限)は、図示並びに上述のとおりである。
1入賞あたりの賞球数は図示の通りであり、普通図柄作動ゲート17は通過口であるので賞球はない。
次に、主制御装置80が、メインルーチンとして行う各処理に従って、パチンコ機の動作を説明する。
図12に示されるフローチャートは、主制御装置80のマイコンにより実行されるメイン処理を表したものであり、約2ms毎のハード割り込みにより定期的に実行される処理である。本実施形態では、S10〜S21までの各処理は割り込み処理において1回だけ実行される処理であって「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS22の処理を「残余処理」と称する。
マイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
正常割り込みでないと判断されると、前記メモリの所定領域に所定値を書き込む、特別図柄及び普通図柄を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み、即ち初期設定が為され(S11)、残余処理に移行する。
正常割り込みとの肯定判断がなされると、まず初期乱数更新処理が実行される(S12)。この処理は、初期乱数の値についてこの処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、この処理実行前の初期乱数の値に+1するが、この処理を実行する前の乱数値が最大値である「3966」のときには次回の処理で初期値である「0」に戻り、「0」〜「3966」までの3967個の整数を繰り返し昇順に作成する。
S12に続く大当り決定用乱数更新処理(S13)は、初期乱数更新処理と同様に処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であるが、最大値である「3966」に至ると次回の処理では、そのときの前記初期乱数の値を初期値(以下、「更新初期値」という。)とし、更に割り込み毎に+1する処理を続行して更新初期値より「1」少ない値(以下、「更新最大値」という。)に至れば次回の処理では、更にそのときの初期乱数の値を初期値とし「0」〜「3966」までの3967個の整数値を繰り返し作成する。
即ち、割り込み処理毎に+1し、乱数を構成する要素を「0」〜「3966」までの整数値とすることは前記初期乱数と何等変わることはないが、今回の更新最大値に至れば次回の割り込み処理ではそのときの更新初期値を初期値とし更新最大値に至るまで割り込み毎に+1し、更に次回の更新初期値を初期値とする構成である。これにより、当否乱数は、乱数を構成する要素を「0」〜「3966」までの3967個の整数値とし、割り込み処理毎に+1するが、更新最大値に至れば、次回の割り込み処理ではそのときの初期乱数により決定される値に変更されるので、当否乱数の値を予測不可能にすることができる。また、更新初期値と更新最大値とにより決定される乱数の構成要素は従来の当否乱数と同じ「0」〜「3966」の3967個の整数値と何等変わることがないので乱数を構成する要素の出現率を均一にしている。
なお、通常確率状態時の当選することとなる値の数は10で、値は「775」〜「777」、「1775」〜「1777」、「2774」〜「2777」であり、高確率状態時の当選することとなる値の数は100で、値は「775」〜「777」、「1314」〜「1333」、「1758」〜「1777」、「2758」〜「2777」、「3314」〜「3333」である。
大当り図柄決定用乱数更新処理(S14)は「0」〜「59」の60個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初期値である「0」に戻る。なお、大当り図柄決定用乱数値と大当り図柄(特別図柄)の関係は図10に示す通りである。
図10に示すように大当り図柄は20種類あり、同じ図柄で構成されていないほか、確変大当りと通常大当りの区別がし難いようになっている。
図10に示す大当り図柄(特別図柄)による大当りの種類(確変大当りか通常大当りか及び最終ラウンドが15ラウンドか2ラウンドか)は、図11に示すとおりである。
なお、特別図柄によるハズレの確定表示は「― ―」の1種類しかないので、ハズレ図柄(特別図柄)は選択する必要はない。
当り決定用乱数更新処理(S15)は、「0」〜「5」の6個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初期値である「0」に戻る。なお、当選することとなる値の数は通常確率状態時、高確率状態時ともに3であり、値は「0」、「3」、「5」である。
なお、この当り決定用乱数更新処理は普通図柄の抽選に使用し、その他の初期値乱数、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は特別図柄の抽選に使用する。
リーチ判定用乱数更新処理(S16)は、「0」〜「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初期値である「0」に戻る。なお、通常確率状態時で変動時間短縮機能未作動時に当選する値の数は21で、値は「0」〜「20」であり、通常確率状態時で変動時間短縮機能作動時に当選する値の数は5で、値は「0」〜「4」であり、高確率状態時に当選する値の数は6で、値は「0」〜「5」である。
変動パターン決定用乱数更新処理(S17)は、「0」〜「1020」の1021個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初期値である「0」に戻る。
続く入賞確認処理(S18)では、始動口11、12の入賞の確認及びパチンコ機50に設けられ主制御装置80に接続された各スイッチ類の入力処理が実行される。
本実施例では、遊技球が入賞口11、12に入賞すると大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を4個までとしており、保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が始動口11、12に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
続いて、大当りか否かを判定する条件成立判定手段としての当否判定処理(S19)を行う。この当否判定処理については後述する。この当否判定処理(S19)が終了すると、続いて画像出力処理等の各出力処理(S20)が実行される。
各出力処理(S20)では、遊技の進行に応じて主制御装置80は演出図柄制御装置82、払出制御装置81、発射制御装置84、音声・ランプ統合制御装置83、大入賞口ソレノイド14b等に対して各々出力処理を実行する。即ち、入賞確認処理(S18)により遊技盤1上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置81に賞球データを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータを音声・ランプ統合制御装置83に出力する処理を、パチンコ機50に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置82にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
続く不正監視処理(S21)は、普通入賞口(左袖入賞口31、左落し入賞口32、右袖入賞口33、右落し入賞口34)に対する不正が行われていないか監視する処理であり、所定時間ないにおける入賞口への遊技球の入球が予め決定された規定数よりも多いか否かを判断して、多かった場合には不正と判断され、その旨を報知する処理である。つまり、異常判断手段は、主制御装置80に設けている。
本処理に続く前述の残余処理は、初期乱数更新処理(S21)から構成されるが、各々前述したS12と全く同じ処理である。この処理は無限ループを形成し、次の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返し実行される。前述したS10〜S21までの本処理を実行するのに必要とされる時間は、大当り処理を実行するか否か、特別図柄の表示態様の相違等により割り込み毎に異なる。この結果、残余処理を実行する回数も割り込み毎に異なり、図12に示された割り込み処理が1回実行されることにより初期乱数の更新される(加算される)値も一律ではなくなる。これにより、初期乱数が当否乱数と同期する可能性はなくなる。尚、本実施形態においては、当否乱数の更新は初期乱数の値により変更される構成なので同期の虞は全くない。また、前述した当り判定用乱数更新処理(S15)も残余処理内において実行するよう構成しても良い。
次に図13にて主制御装置80が行う始動確認処理の説明を行う。
主制御装置80は、第1始動口スイッチ11a又は第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する(S30)。
肯定判断なら、大当り決定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S31)。
保留記憶が満杯でなければ(S31:NO)、上記の各乱数を特別図柄保留記憶として記憶し、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数を1増加させる(S32)。既に4個の保留記憶があれば(S31:YES)保留記憶せず、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数も増やさない。
なお、特別図柄の保留記憶数の増減は音声・ランプ統合制御装置83を経由して演出図柄制御装置82に伝えられ、演出図柄表示装置6の画面6aにて、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数と同数の疑似保留表示がなされる。
次に図14にて主制御装置80が行う当否判定処理を説明する。
図14に示す当否判定処理では、主制御装置80は、条件装置の作動中か否かを大当たりフラグに基づいて判断する(S40)。
S40の判定が否定判断で、特別図柄が変動中でなく(S41:NO)、確定図柄の表示中でもなければ(S42:NO)、特別図柄保留記憶(上記、S32による保留記憶)があるか否かを判断する(S43)。
この保留記憶があれば(S43:YES)、特別図柄保留記憶の中で最も古いもの読み込んで(その特別図柄保留記憶は保留記憶から消去し)、確変フラグがセットされているか(高確率状態か)否かを判定する(S44)。
肯定判断であれば(S44:YES)、読み込んだ大当り決定用乱数を確変テーブルに記録されている当たり値と照合し(S46)、否定判断であれば、読み込んだ大当り決定用乱数を通常テーブルに記録されている当たり値と照合する(S45)。
本実施例の場合、上述したように通常確率状態時には1/396.7の確率で当選し、高確率遊技状態には1/39.67の確率で当選する。
S45又はS46の判定で大当りなら(S47:YES)、大当たり図柄決定用乱数によって大当り図柄を決定し(S48)、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定する(S49)。
また、外れのときは(S47:NO)、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S50)。本実施例の場合、ハズレの場合の特別図柄の表示は図11に記載するように「― ―」の1種類しかないので、ハズレ図柄は決定しなくてもよい。
S49又はS50に続いては、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には通常大当たり、確変大当たり、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)を音声・ランプ統合制御装置83に出力し、また特別図柄表示装置9を制御して特別図柄の変動表示を開始させる(S51)。
従って、音声・ランプ統合制御装置83は変動開始コマンド(表示制御コマンド)に基づけば大当たり図柄又は外れ図柄(以下、まとめて確定図柄)、リーチの有無及び変動時間を判別できる。
変動開始コマンド(表示制御コマンド)を受信した音声・ランプ統合制御装置83は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出制御を行い、演出図柄制御装置82に変動開始コマンド(表示制御コマンド)を送る。
図18(a)に示すように、音声・ランプ統合制御装置83は、変動開始コマンド(表示制御コマンド)を受信すると(S200:YES)、該変動開始コマンド(表示制御コマンド)に応じて、疑似図柄及び変動演出を決定し(S201)、演出図柄表示装置6を制御して疑似図柄の変動表示を行わせる命令を演出図柄制御装置82に送信する(S202)。
なお、特別図柄と疑似図柄の関係は、図11に示すとおりである。
図11に示すように通常大当り(大当り遊技終了後に通常確率状態になる大当り)の場合には、疑似図柄は0又は偶数図柄が3個揃うようになっている。本実施例では、例えば特別図柄が「EF」の場合は必ず疑似図柄は「000」となる構成になっているが、このように一致させずに、特別図柄が「EF」の場合は、疑似図柄は0又は偶数図柄のうちの何れかを選択する構成にしてもよい。なお、この選択はサブ制御装置である演出図柄制御装置82あるいは音声・ランプ統合制御装置83が行うのが好適である。
確変大当り(大当り遊技終了後に高確率遊技状態になる大当り)の場合は、「PL」「LH」以外は、疑似図柄は奇数図柄で揃うときと0又は偶数図柄で揃うときがある。
つまり、疑似図柄が奇数図柄で揃うと必ず確変大当りであり(大当り遊技終了後に高確率遊技状態になる)、0又は偶数図柄で揃うと通常大当りの場合と確変大当りの場合がある。よって、遊技者は奇数図柄(疑似図柄)で大当りして欲しいと思って遊技することになる。
確変大当りで疑似図柄が奇数図柄で揃えば、疑似図柄にて大当り遊技開始前に大当り遊技終了後には高確率遊技状態になることを報知することになり、確変大当りで疑似図柄が0又は偶数図柄で揃えば、疑似図柄にて大当り遊技開始前に大当り遊技終了後に高確率遊技状態になることを報知しないということになる。
また、「PL」と表示されると最終ラウンドは15ラウンドであり、「LH」と表示されると最終ラウンドは2ラウンドである。しかし、どちらの場合も疑似図柄は「999」と表示される。つまり、遊技者は、最終ラウンドが15ラウンドなのか2ラウンドなのか容易には分からない構成になっている。
また、「EL」と確定表示された場合には、疑似図柄が偶数図柄ではない場合には必ず「111」と表示されるようにしたが、サブ制御装置である演出図柄制御装置82あるいは音声・ランプ統合制御装置83が複数ある奇数図柄から選択する構成にしてもよい。
なお、確変大当りのとき、疑似図柄を奇数図柄で揃わすか0又は偶数図柄で揃わすかの決定は、サブ制御装置である演出図柄制御装置82あるいは音声・ランプ統合制御装置83が行うのが好適である。
主制御装置80の処理に戻り(図14の説明の続き)、特別図柄が変動中であれば(S41:YES)、図15(a)に示すように図柄変動時間(S49又はS50の変動パターンに基づく)を経過したか否かを判断する(S52)。
肯定判断なら図柄停止コマンドを音声・ランプ統合制御装置83に出力し、また特別図柄表示装置9を制御して確定図柄を確定表示させる(S53)。
図柄停止コマンドを受信した音声・ランプ統合制御装置83は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出を終了させ、また演出図柄制御装置82に図柄停止コマンドを送る。
図18(b)に示すように、音声・ランプ統合制御装置83は、図柄停止コマンドを受信すると(S205:YES)、演出図柄表示装置6を制御して、S201で決めておいた疑似図柄を確定表示させる命令を演出図柄制御装置82に送信する(S206)。
主制御装置80は、確定表示させた特別図柄が大当たりになる表示であれば(S54:YES)、確定図柄表示設定処理(S55)を行い、条件装置作動開始処理(S56)により、大当たりフラグをセットする。
続いて、確変フラグがセットされているか否かを判定し(S57)、肯定判断なら確変フラグをクリアする(S58)。否定判断なら(S57:NO)、時短フラグがセットされているか(時間短縮状態か)否かを判定し(S59)、肯定判断なら時短フラグをクリアする(S60)。
確定表示させた特別図柄が大当たりにならない表示(つまり外れ)のときは(S54:NO)、確定図柄表示設定処理(S61)を行い、確変フラグが立っているか否かを判断する(S62)。確変フラグが立っていなければ(S62:NO)、次は時短フラグが立っているか否かを判断する(S63)。時短フラグが立っていれば(S63:YES)、記憶されている時短回数カウントを−1して(S64)、このカウントの値が0になったなら(S65:YES)、時短フラグを終了する(S66)。
S62で肯定判断された場合及びS63、S65で否定判断の場合にはリターンする。
S42の判定で確定図柄の表示中であれば(S42:YES)、図15(b)に示すように、確定図柄表示設定(S55又はS61)で設定された確定図柄表示時間を経過したか否かを判断し(S67)、経過していれば(S67:YES)、確定図柄表示終了処理(S68)により特別図柄表示装置9を制御して特別図柄の確定表示を終了させ、また、音声・ランプ統合制御装置83経由で演出図柄制御装置82に指示して、疑似図柄の確定表示を終了させる。
次に主制御装置80が行う特別遊技処理の説明を行うのだが、その前に図21を用いて本発明の大当り遊技中(特別遊技中)に行われる処理を説明する。
図21に記載するように大当り遊技は開始インターバルから始まる。この開始インターバル中は大入賞14は閉鎖されたままであり、演出図柄表示装置6などで大当り開始演出が行われる。開始インターバルが終了すると大入賞口14が開放し、1ラウンドが開始される。大入賞口14の1回の開放(どのラウンドでも同様)は図示するように最大で28秒間開放される。しかし、大入賞口14が開放中に遊技球が大入賞口14に10個入賞すると、28秒間経過する前に大入賞口14か閉鎖されラウンドが終了する。ラウンドが終了すると約2秒間大入賞口14は閉鎖されたままになる。この大入賞口14が閉鎖している期間をインターバルと呼ぶ。インターバルが終了すると再び大入賞口14が開放し、次ラウンドが開始される。大当り遊技はこのようならラウンドとインターバルを最終ラウンドが終了するまで継続される。最終ラウンド(15ラウンド)が終了すると(大入賞口14が閉鎖すると)、終了インターバルが行われる。この終了インターバルでは演出図柄表示装置6にて大当り終了演出が行われる。
なお、本実施例では、上述したように最終ラウンドが15ラウンドのものと2ラウンドのものがあり、最終ラウンドが2ラウンドであった場合には、最終ラウンドが15ラウンドのときと違い、1回の大入賞口14の開放時間の最大は、2秒となっている。つまり、最終ラウンドが2ラウンドであった場合には、ほとんど賞球は得られない。
また、本実施例では、12ラウンド中に演出ボタン67を操作した際に出力される信号が有効になる有効期間が設定される。この有効期間中に遊技者が演出ボタン67を操作すると高確率遊技抽選の抽選結果が演出図柄表示装置6にて報知される。この高確率遊技抽選は、大当り遊技終了後に通常確率状態になるか高確率遊技状態になるかの抽選であり、遊技球が始動口(11、12)に入球した際に抽出する乱数値で決定される。
12ラウンドが開始されると(大入賞口14の12回目の開放が開始されると)演出図柄表示装置6にて、演出ボタン67を押すことで大当り遊技終了後に高確率遊技抽選になるか否かを報知することの説明及び遊技者に演出ボタン67を押すことを促す演出が5秒間行われ、その後、10秒間、有効期間が設定される。なお、この有効期間中も演出図柄表示装置6にて演出ボタン67を押すことを促す演出が行われる。
この有効期間の設定はサブ制御装置である音声・ランプ統合制御装置83が行う。この有効期間の設定方法は、主制御装置80が大入賞口14の開放開始時及び開放終了時に音声・ランプ統合制御装置83に信号を送り、音声・ランプ統合制御装置83は、該信号の受信回数をカウントし、現在が何ラウンド目か(何ラウンドとの後のインターバルか)を判断する。音声・ランプ統合制御装置83は、12ラウンドが開始されたと判断すると、上記した演出を行うとともに計時手段を作動させ、該計時手段により5秒経過したことを確認すると20秒間の有効期間を設定する構成になっている。
また、演出ボタン67を操作した際に出力される信号が有効になる有効期間が設定される12ラウンドでは、遊技球の払い出しが一時停止される処理が行われる。この遊技球の払い出しが一時停止される処理は、主制御装置80が12ラウンド目の開始を判断すると、遊技球が入賞口に入賞した信号を主制御装置80が受信しても払出制御装置81に入賞した入賞口に応じた賞球数を払い出す命令を出力しないことで行われる。なお、この遊技球の払い出しが停止されている期間は本実施例では、12ラウンドが終了するまでであるが(12ラウンドが終了すると停止している賞球の払い出しが再開される)、これに限定するわけではなく、有効期間が終了するとともに停止している賞球の払い出しを再開させる構成でもよい。また、遊技球の払い出し停止を開始する時期も12ラウンドの開始からではなく有効期間が開始されると共に開始させる構成にしてもよい。
なお、遊技球の払い出しが停止されている期間は、演出図柄表示装置6にて、有効期間であるから遊技球の払い出しが停止されていること(故障ではない説明)及び遊技球の払い出しは12ラウンドが終了すると再開されることが表示される。この構成により遊技者は故障によって遊技球の払い出しが停止されていると思うことを防止できる。
なお、全ての大当り遊技中に有効期間が設定されるわけではなく(遊技球の払い出しが停止されるわけではなく)、大当り遊技開始前に演出図柄表示装置6にて大当り遊技終了後に高確率遊技状態になることが報知された場合(つまり、奇数の疑似図柄で大当りした場合)における大当り遊技では行わない。
また、本実施例では、15ラウンド中の1回のラウンドだけが有効期間に設定される構成にしているが、それに限るわけではなく、大当り遊技中に複数回(複数ラウンド)、有効期間が設定される構成にしてもよい、また、有効期間が設定されるラウンドが常に一定である必要はなく、大当りによって(大当りした図柄によって)有効期間が設定されるラウンドが変更される構成でもよい。
しかし、有効期間が設定されるラウンドが変更される構成であった場合、有効期間が設定されるラウンドは、サブ制御装置(音声・ランプ統合制御装置83)が決定するのではなく主制御装置80が決定する。理由としては、サブ制御装置から主制御装置80(払出制御装置81も含む)への信号の送信が出来ない構成であるから、有効期間中に遊技球の払い出しを停止することができなくなってしまうからである。
つまり、大当りによって有効期間が設定されるラウンドが変更される構成の場合には、主制御装置80によって有効期間が設定されるラウンドを決定し、該決定したラウンドを該ラウンドの開始よりも前にサブ制御装置に、該ラウンドを知らせる構成になる。なお、大当り図柄(特別図柄)によって有効期間が設定されるラウンドを決定する構成の場合には、図柄の変動開始時に主制御装置80はサブ制御装置(音声・ランプ統合制御装置83)に確定図柄を含む表示制御コマンドを送信しているので、主制御装置80は新たに、有効期間がどのラウンドで設定されるか知らせる必要はない(変動開始時にサブ制御装置は、有効期間が設定されるラウンドが分かるため)。
主制御装置80が行う特別遊技処理を図16、図17を用いて説明する。
図16に示す特別遊技処理では、主制御装置80は、条件装置の作動中か否かを大当たりフラグに基づいて判断する(S70)。
条件装置の作動中なら(S70:YES)、大入賞口14が開放中か否かを判断する(S71)。
大入賞口14が開放していなければ(S71:NO)、図17に記載されているように、大当り開始演出中か否かを判断(S72)、インターバル中か否かの判断(S73)、大当り終了演出中か否かの判断(S74)を行い、全て(S72、S73、S74)で否定判断がなされると、大当りした図柄(特別図柄)及び大当りしたときの遊技状態(通常確率状態なのか高確率遊技状態なのか)を記憶し(S75)、大当り開始演出処理(S76)を行う。この大当り開始演出処理では、主制御装置80は音声・ランプ統合制御装置83に大当り開始コマンド信号を送信する。大当り開始コマンドを受信した音声・ランプ統合制御装置83は、パチンコ機50に設けられた発光手段を大当り演出用に激しく発光させるほか、演出図柄制御装置82に信号を送信して、演出図柄表示装置6に大当り開始演出を表示させる。
大当り開始演出中であった場合には(S72:YES)、大当り開始演出の終了時間か否かを判断し(S77)、肯定判断(S77:YES)であった場合には、大入賞口14を開放する処理(S78)を行い、1ラウンドが開始される。なお、主制御装置80は大入賞口14の開放と共に音声・ランプ統合制御装置83に大入賞口開放コマンド(ラウンド開始コマンド)を送信する。
大入賞口開放コマンドを受信した音声・ランプ統合制御装置83は、演出図柄制御装置82と共にラウンド演出を行う。
インターバル演出中であった場合には(S73:YES)、インターバル演出の終了時間か否かを判断し(S80)、肯定判断(S80:YES)であった場合には、次のラウンドが12ラウンドか否かを判断する(S81)。S81で肯定判断であった場合には、遊技球が入賞口に入球した際に、入賞口(入球した)に応じた賞球数を払い出すための信号を払出制御装置81に送信することを停止する処理を行う(S81)。S81の処理の終了後及びS80の判断で否定判断がなされた場合には、大入賞口14を開放する処理(S82)を行う。なお、主制御装置80は大入賞口14の開放と共に音声・ランプ統合制御装置83に大入賞口開放コマンド(ラウンド開始コマンド)を送信する。
大入賞口開放コマンドを受信した音声・ランプ統合制御装置83は、演出図柄制御装置82と共にラウンド演出を行う。
一方、大入賞口14が開放中であった場合には(S71:YES)、大入賞口14への入賞球が10個になったか否かをカウントスイッチ14aの検出信号に基づいて判断し(S83)、否定判断なら大入賞口開放時間の終了か否かを判断する(S84)。S84で否定判断ならリターンし、S83又はS84で肯定判断なら大入賞口14を閉鎖させる(S85)。S85の処理では、主制御装置80は音声・ランプ統合制御装置83に大入賞口閉鎖コマンド(ラウンド終了コマンド)を送信する。また、S85の処理では図示を省略しているが、この大入賞14の閉鎖が12ラウンドか否かを判断する(12ラウンドが終了したか否かの判断)。この判断が肯定判断であり、現在が入賞コマンド(賞球を払い出させるためのコマンド)を払出制御装置81に送信することが停止されている状態であった場合には、入賞コマンドの送信を再開させる処理が行われる。
S85の処理の後は、最終ラウンドであったか否かを判断し(S86)、否定判断なら大当たりインターバル処理(S87)により、大入賞口14を所定時間閉鎖する処理を行い。
S86で肯定判断のときは大当たり作動は継続しないので、大当り終了演出処理(S88)を実行してから、条件装置停止処理(S89)により条件装置を停止させる(大当たりフラグをクリアする)。
S89の処理終了後には、S55で特別図柄表示装置9に確定表示させS75で記憶した大当たりした図柄が確変図柄であれば(S90:YES)、確変フラグ・時短フラグ作動処理(S91)を行い、確変フラグ、時短フラグ、開放延長フラグをセットし、開放延長カウンタの値を10000にセットする。
確変図柄でないときは(S90:NO)、時短フラグ作動処理(S92)により時短フラグ、開放延長フラグをセットし、開放延長カウンタの値を大当りした図柄に対応した値(例えば100)にセットする。
S91又はS92の処理の後は、音声・ランプ統合制御装置83に大当り終了コマンドを送信する(S93)。
図19はサブ制御装置である音声・ランプ統合制御装置83が大当り遊技中に実行する処理である。
音声・ランプ統合制御装置83は、まず、主制御装置83より送られてくる大当り開始コマンドが受信済みか否かを判断する(S210)。なお、大当り開始コマンドは上述したように図17のS76の処理で主制御装置80より送信される。
大当り開始コマンドを受信していなかった場合には(S210:NO)、リターンし、受信済みであった場合には(S210:YES)、大当り遊技の演出中か否かを判断する。大当り遊技の演出中でなければ(S211:NO)、大当り開始演出を始める処理(S212)を行ってリターンに抜け、大当り遊技の演出中であった場合には(S211:YES)、その演出が、大当り開始演出なのか(S213)、インターバルの演出なのか(S214)、大入賞口14の開放中演出なのか(S221)を判断する。大当り開始演出であった場合(S213:YES)及びインターバル演出であった場合(S214:YES)には、ラウンド開始コマンドを受信したか否かを判断する(S215)。このラウンド開始コマンドは上述したように、主制御装置80が図17のS78の処理又はS82の処理で送信する。
ラウンド開始コマンドを受信していなければ(S215:NO)、リターンに抜け、受信したならば(S215:YES)、ラウンド回数を現在のラウンド回数+1にする処理を行う(S216)。なお、大当り開始時点ではラウンド回数は0になっている。S216の処理の後は、S216の処理結果によってラウンド数が所定ラウンド(本実施例では12ラウンド)になったか否かを判断する(S217)。所定ラウンドでなければ(S217:NO)、大入賞口14の開放演出処理を行い(S218)、所定ラウンドであれば(S217:YES)、演出図柄表示装置6にて確変大当りが報知されていたか否かを判断する(S219)。このS219の処理では、高確率遊技抽選の抽選結果が大当り遊技終了後に高確率遊技状態にすると決定された場合はもちろんのこと(演出図柄表示装置6にて、その旨が報知されていない場合)、高確率遊技抽選の抽選結果が大当り遊技終了後に通常確率状態にすると決定された場合にも否定判断がなされる。
S219の判断で肯定判断がなされるとS218の処理が行われ、S219の判断で肯定判断がなされると大入賞口14の特定開放演出処理を行う(S220)。この特定開放演出処理は、詳細は後述するが演出ボタン67操作が有効になり、演出ボタン67操作によって高確率遊技抽選の抽選結果を演出図柄表示装置6によって報知するための処理である。
なお、現在演出している内容が大入賞口14の開放演出でもなかった場合には(S221:NO)、大当り遊技終了演出中ということになり、リターンする。大入賞口14開放演出中であった場合には(S221:YES)、ラウンド終了コマンドを受信したか否かを判断する(S222)。
このラウンド終了コマンドは上述したように主制御装置80が図16のS85の処理で送信する。
ラウンド終了コマンドを受信していない場合には(S222:NO)、リターンし、ラウンド終了コマンドを受信した場合には(S222:YES)、終了したラウンドが最終ラウンドであったか否かを判断する。本実施例では上述したように2ラウンドが最終ラウンドのときと15ラウンドが最終ラウンドのときがある。サブ制御装置である音声・ランプ統合制御装置83では、主制御装置80から送信される表示制御コマンドによって最終ラウンドが2ラウンドであるか15ラウンドであるか分かっている。
最終ラウンドが済んでいなかった場合には(S223:NO)、インターバル演出処理を行い、最終ラウンドが済んだならば(S223:YES)、今回の大当りが確変大当りなのか否かを判断する(S225)。この確変大当りなのか否かも主制御装置80から送信される表示制御コマンドによって判断できる。確変大当りでなかった場合には大当り終了演出処理を行い(S227)、確変大当りであった場合には(S225:YES)、確変大当りが演出図柄表示装置6にて報知済みか否かを判断する(S226)。
このS226の判断で肯定判断がなされる場合は、確変大当りであって大当り開始前に疑似図柄によって確変大当りが報知されなかった(偶数の疑似図柄で大当りした)場合であり、かつ、特定ラウンド(12ラウンド)において遊技者が演出ボタン67を押さなかった場合である。
S226で肯定判断がなされると、大当り終了演出処理を行い(S227)、S226で否定判断がなされると大当り終了特定演出処理が行われる(S228)。なお、S228の処理は、演出図柄表示装置6によって大当り遊技終了後に高確率遊技状態になることを報知するための処理である。
つまり、高確率遊技抽選で大当り遊技終了後に高確率遊技になると決定された場合には、必ず大当り遊技が終了する前に演出図柄表示装置6にて大当り遊技終了後に高確率遊技状態になることを報知する構成になっている。
図20は、演出ボタン67を操作した際に出力される信号を有効にするためにサブ制御装置である音声・ランプ統合制御装置83が行う処理である。
音声・ランプ統合制御装置83は大当り遊技中か否かを判断する(S240)。否定判断ならばリターンし、肯定判断ならば演出図柄表示装置6にて大当り遊技開始前に大当り遊技終了後に高確率遊技状態になることが報知されたか否かを判断する(S241)。つまり、揃った疑似図柄が奇数であった場合にはS241で肯定判断がなされ、揃った疑似図柄が偶数であった場合にはS241で否定判断がなされる。よって高確率遊技抽選によって大当り遊技終了後に通常確率遊技状態になると判断された場合にはS241の判断で否定判断がなされる。
S241で否定判断がなされると演出ボタン67を操作した際に出力される信号が有効か否かが判断される(S242)。有効ではなかった場合には(S242:NO)、現在が特定ラウンド(12ラウンド)か否かが判断される(S243)。特定ラウンドでなければ(S243:NO)、リターンに抜け、特定ラウンドであれば(S243:YES)、有効期間が既に終わっているか否かを判断する(S244)。有効期間が既に終わっていた場合には(S244:YES)、リターンに抜け、有効期間がまだ終わっていない場合には(S244:NO)、音声・ランプ統合制御装置83が自ら備えている計時手段が作動中か否かを判断する(S245)。
計時手段が作動していなかった場合には(S245:NO)、計時手段を作動させて(S246)リターンに抜け、計時手段が作動している場合には(S245:YES)、所定時間(本実施例では5秒)経過したか否かを判断し(S247)、所定時間経過していなかった場合には(S247:NO)、リターンに抜け、所定時間に達した場合には(S247:YES)、演出ボタン67を操作した際に出力される信号を有効にする処理を行う(S248)。
S242で肯定判断がなされた場合、つまり有効期間中であった場合には、演出ボタン67操作が既に行われ、演出図柄表示装置6にて高確率遊技抽選の結果が報知されたか否かを判断する(S249)。S249の判断で否定判断がなされると演出ボタン67を操作した際に出力される信号を受信したか否かを判断する(S250)。信号を受信していない場合にはリターンに抜け、信号を受信した場合には(S250:YES)、高確率遊技抽選の抽選結果を演出図柄表示装置6に表示させる。S251の処理の後及びS249で肯定判断がなされた場合には、有効期間が終了したか否かが判断され(S252)、有効期間が終了していなかった場合には(S252:NO)リターンに抜け、有効期間が終了した場合には(S252:YES)、有効期間を終了させる処理を行う(S253)。なお、この有効期間も上記した計時手段によって計時されており、S253の処理にて計時手段の作動も停止される。
図22〜図27は演出図柄表示装置6にて表示される表示内容の一例である。
図22、図23は、高確率遊技抽選の抽選結果が、大当り遊技終了後に通常確率状態になると決定された場合において、遊技者が所定ラウンド(12ラウンドの有効期間)中に演出ボタン67を操作した場合に表示される例である。
図24、図25は、高確率遊技抽選の抽選結果が、大当り遊技終了後に高確率遊技状態になると決定されたが、大当り遊技開始前に演出図柄表示装置6にて大当り遊技終了後に高確率遊技状態になることが報知されなかった場合において(つまり偶数の疑似図柄が揃った場合)、遊技者が所定ラウンド(12ラウンドの有効期間)中に演出ボタン67を操作した場合に表示される例である。
図26、図27は、高確率遊技抽選の抽選結果が、大当り遊技終了後に高確率遊技状態になると決定されたが、大当り遊技開始前に演出図柄表示装置6にて大当り遊技終了後に高確率遊技状態になることが報知されなかった場合において(つまり偶数の疑似図柄が揃った場合)、遊技者が所定ラウンド(12ラウンドの有効期間)中に演出ボタン67を操作しなかった場合に表示される例である。
まず、図22、図23の説明を行う
図22Aのように演出図柄表示装置6の画面には同じ疑似図柄が3個並ぶことで大当りであることを遊技者に報知する。図22Aの場合では偶数の疑似図柄で大当りしたので、この時、遊技者は、大当り遊技終了後は通常確率状態になると思う。図22Aの表示のあとは図22Bに示すように大当りであることを文章で表示しから図22Cのラウンド演出表示が行われる。なお、図22Bが大当り開始演出である。
図22Cのラウンド演出表示は、大入賞口14が開放されているときの表示であり、画面の左上に現在のラウンドが表示され、画面の右上に大入賞口14に入球した遊技球の数が表示される。また画面の中央にはキャラクターが表示される。 図22Cの後は、インターバル(次に大入賞口14が開放されるまでの期間)に表示される映像と大入賞口14が開放されている間(ラウンド中)の映像が繰り返される。
図22Dは11ラウンド(大当りが始まってから11回目の大入賞口14の開放)と12ラウンドの間のインターバルの映像である。どのラウンドの表示も図22Dの表示とほぼ同じで画面にはキャラクターが表示される。
図22Eは12ラウンドの表示であり、本実施例では、この12ラウンド
中に演出ボタン67を操作した際に出力される信号が有効になる有効期間が設定されている。この有効期間中に遊技者が操作ボタン67を操作すると高確率遊技抽選の抽選結果が演出図柄表示装置6に表示される。図22Eに記載されているように本実施例では12ラウンドが開始されるとともに演出図柄表示装置6にて、演出ボタン67を押すように遊技者に促す表示、押すことによって高確率遊技抽選の抽選結果が報知されることの説明表示が行われる。なお、本実施例では12ラウンドが開始されてから5秒間、この図22Eの表示が継続される。図22Eの表示が5秒間継続すると図22Fの表示が行われる。図22Fは演出ボタン67の有効期間の表示であり、有効期間中に遊技者が操作ボタン67を押すと図22Gに記載されているように演出図柄表示装置6の中央で変動している図柄(疑似図柄)が停止する。図22Gでは、「4」つまり偶数で停止したので、高確率遊技抽選の抽選結果は、大当り遊技終了後に通常確率状態になるということである。
また、図22F、Gでは、遊技球の払い出しが停止されている理由及び払い出しが再開される時期も表示される。
なお、当然ながら、高確率遊技抽選の抽選結果が大当り遊技終了後に高確率遊技抽選になると決定されていた場合には、絶対に奇数図柄が停止され、抽選結果が大当り遊技終了後に通常確率遊技状態になる決定されていた場合には、絶対に偶数図柄が停止される。つまり、演出ボタン67を押したタイミングで大当り遊技終了後に高確率遊技状態になるか通常確率遊技状態になるかを決定する構成ではない。
有効期間が終了すると図23Hの表示(文章によって大当り遊技終了後に通常確率遊技状態になる旨の報知)が行われる。なお、本実施例では、上述したように有効期間は12ラウンドの開始から5秒経過した後からの10秒間である。
図23Iは有効期間が終了してからの12ラウンドの演出であり、12ラウンドが終了するとインターバル演出(図23J)、15ラウンドの演出(図23K)が行われ、15ラウンド(最終ラウンド)が終了すると図23L、M、Nに記載しているように大当り終了演出が行われる。
次に図24、図25の説明を行う。なお、図22、図23と同様な部分については説明を省略する。
図24F−1の有効期間中に遊技者が操作ボタン67を操作すると、今回の場合には図24G−1に記載しているように「5」つまり、奇数の図柄が停止したので、図25H−1で演出図柄表示装置6で報知しているように大当り遊技終了後に高確率遊技抽選になる(高確率遊技抽選の抽選結果が大当り遊技終了後に高確率遊技状態にすると決定されていたということである)。
なお、図25N−1に記載するように大当り終了演出でも高確率遊技抽選になることを文章で報知している。
次に図26、図27の説明を行う。なお、図22、図23と同様な部分については説明を省略する。
図26F−2の有効期間中に遊技者が操作ボタン67を操作しなかった場合には、図26G−2に記載されているように有効期間の終了とともに変動していた図柄が偶数図柄で停止し、図27H−2に記載されているように、なぜ演出ボタン67を押さなかったか遊技者に問う表示が行われる。
なお、図23の場合では、15ラウンドが終了してから、大当り終了演出で「終了」、「通常確率状態」と表示されたのだが、図27では、「鬼退治完了、555」(図27M−2)、「高確率状態」(図27N−2)と大当り終了演出で表示される。なお、この表示が図19のS228で説明した大当り終了特定演出に該当する。つまり、図26、図27の場合は、高確率遊技抽選の抽選結果が大当り遊技終了後に高確率遊技状態になると決定されていたのである。このように、遊技者が演出ボタン67を有効期間中に押さなかった場合でも高確率遊技抽選の抽選結果が大当り遊技終了後に高確率遊技になると決定された場合には大当り遊技が完全に終了する前に演出図柄表示装置6にて報知するので、遊技者が大当り遊技終了後に高確率遊技になるにも係わらず大当り遊技終了後に遊技を止めてしまうといったことは防止される。
次に図28を使用して本実施例での払い出しの停止方法とバックアップ電源によってバックアップされる未払い数が記憶される場所の関係について説明する。
図28のAに記載するように本実施例では、電源基板85から供給されるバックアップ電源が主制御装置80に供給される構成になっている。また、上述したように賞球センサー21は、主制御装置80に接続され、賞球センサー21の検出信号(払出装置73より遊技球が払い出されたこと検出する信号)が主制御装置80に入力される構成になっている。
本実施例では、遊技球が入賞口(11、12、14、31、32、33、34)に入球すると、入球したことを示す信号が主制御装置80に入力される(上述したように、各入賞口には、それぞれセンサーが設けられているので、入賞口ごとに払い出される賞球数が異なっていても、主制御装置80は、正確に各入賞口に対する賞球数を払い出す命令を出力することが可能になっている。)。
主制御装置80は、入賞口に入球した旨の信号が入力されると、払い出すべき賞球数を自身の未払い領域に未払い数を記憶する(加算する)とともに払出制御装置81に、払い出すべき数の遊技球を払い出させる命令を出力する。
命令を受け取った払出制御装置81は、払出装置73を駆動させて、主制御装置80から命令された分の賞球数を払い出させる。
払出装置73より払い出された遊技球は賞球センサー21に検出される。遊技球が1個検出される毎に検出信号が主制御装置80に入力され、主制御装置80は、賞球センサー21の検出信号が入力される毎に未払い領域に記憶されている未払い数を減算する構成になっている。
上述したように本実施例では、演出ボタン67が有効になるラウンド中に遊技球の払い出しを停止する構成になっているが、この払い出しを停止する方法は、図17のS80、S81に記載するように演出ボタン67が有効になるラウンドが開始されると主制御装置80は、入賞口に遊技球が入球しても(入球したことを示す信号が入力されても)、自身の未払い領域に未払い数は加算するが払出制御装置81に遊技球を払い出させる命令を出力しない構成になっている(図28のAの×印に該当)。
なお、払い出しの停止を再開させる方法は、12ラウンドが終了すると主制御装置80が払出制御装置81に残っている未払い数分の賞球を払い出すように払出制御装置81に命令を送信し、信号を受信した払出制御装置81は、払出装置73を駆動させて遊技球の払い出しを行う(再開させる)。
なお、12ラウンドが開始されたあとには絶対に賞球数が払い出されないわけではなく、12ラウンドが開始される前に既に主制御装置80からの払出し命令を払出制御装置81が受け取っていた場合には、払出制御装置81は払出装置73を駆動させて遊技球の払い出しを行うので12ラウンドが開始されていたとしても遊技球が払い出される場合がある。
遊技球の払い出しを停止されている時にパチンコ機50の電源が遮断された場合には、遊技者に大きな不利益を与えてしまう可能性が生まれてしまうのだが、本実施例のように、払い出すべき賞球数(未払い数)を記憶している主制御装置80が、遊技球の払い出しを停止させるために、遊技球が入賞口に入賞しても払出制御装置81に遊技球の払出しを指示する信号を送信しない構成にし(主制御装置80内の未払い領域に記憶される未払い数が増えていく)、パチンコ機50の電源が遮断された場合には主制御装置80内の未払い領域に記憶されている未払い数はバックアップ電源によりバックアップされ、電源復帰後に主制御装置80が払出制御装置81に、残っている未払い数分の遊技球を払い出させる命令を出力し、払出制御装置81はその命令に従って払出装置73を駆動させて遊技球の払い出しを行う構成なので、遊技者に不利益を与えることはない。
次に別実施例の説明を行う。この別実施例では、演出ボタン67が有効になるとき(大当り遊技中)の遊技球の払い出しを停止させる方法が実施例とは異なっている。
図28のBに示すように、この別実施例では、電源基板85から供給されるバックアップ電源が主制御装置80と払出制御装置81に供給される。また、賞球センサー21は、払出制御装置81に接続され、賞球センサー21の検出信号(払出装置73より遊技球が払い出されたこと検出する信号)が払出御装置81に入力される構成になっている。
別実施例では、遊技球が入賞口(11、12、14、31、32、33、34)に入球すると、入球したことを示す信号が主制御装置80に入力される(上述したように、各入賞口には、それぞれセンサーが設けられているので、入賞口ごとに払い出される賞球数が異なっていても、主制御装置80は、正確に各入賞口に対する賞球数を払い出す命令を出力することが可能になっている。)。
主制御装置80は、入賞口に入球した旨の信号が入力されると、払い出すべき数の遊技球を払い出させる命令を払出制御装置81に出力する。
命令を受け取った払出制御装置81は、自身の未払い領域に未払い数を加算させてから払出装置73を駆動させて、主制御装置80から命令された分の賞球数を払い出させる。
払出装置73より払い出された遊技球は賞球センサー21に検出される。遊技球が1個検出される毎に検出信号が払出制御装置81に入力され、払出制御装置81は、賞球センサー21の検出信号が入力される毎に未払い領域に記憶されている未払い数を減算する構成になっている。
別実施例における演出ボタン67が有効になる期間(大当り中)に遊技球の払い出しを停止する方法は、演出ボタン67が有効になるラウンドが開始されると主制御装置80は、払出制御装置81に払い出しを停止させる命令を出力し、払出制御装置81は、その命令を受信すると払出装置73を停止させて遊技球の払い出しを停止する(図28のBの×印に該当)。
なお、遊技球の払い出しが停止されている間に遊技球が入賞口に入球すると主制御装置80は払い出しが停止されていない期間同様に払出制御装置81に所定数の遊技球の払い出しを行わせる命令を払出制御装置81に出力する。つまり、払出制御装置81の未払い領域の未払い数が、どんどん加算されていくことになる。
なお、払い出しの停止を再開させる方法は、12ラウンドが終了すると主制御装置80から払い出しを再開させる命令が払出制御装置81に送信され、払出制御装置80は払出装置73による遊技球の払い出しを再開させる。
なお、遊技球の払い出しを停止されている時にパチンコ機50の電源が遮断された場合には、遊技者に大きな不利益を与えてしまう可能性が生まれてしまうのだが、本別実施例のように、払い出すべき賞球数(未払い数)を記憶している払出制御装置81が、遊技球の払い出しを停止させるために払出装置73による払い出しを停止させ、その間(払い出しを停止されている期間)でも遊技球が入賞口に入賞すれば主制御装置80は払出制御装置81に入賞口に応じた数の賞球の払い出しを指示する信号を送信し続ける構成にし(払出制御装置81内の未払い領域に記憶される未払い数が増えていく)、パチンコ機50の電源が遮断されると払出制御装置81内の未払い領域に記憶されている未払い数はバックアップ電源によりバックアップされ、電源復帰後に払出制御装置81が払出装置73によって未払い分の遊技球の払い出しを行う構成なの遊技者に不利益を与えることはない。
なお、図28のBに記載しているように未払い数の管理を払出制御装置81で行う構成でも主制御装置80にもバックアップ電源が供給される構成になっている。これは、未払い数のみがバック電源によりバックアップされるのではなく、主制御装置80が管理する現在の遊技状態(通常遊技状態、高確率遊技状態、大当り遊技状態)もバックアップされる構成だからである。
なお、実施例の構成、別実施例の構成では、バックアップ電源が、通常電源が供給されている間でも制御装置(実施例では主制御装置80、別実施例では主制御装置80及び払出制御装置81)に供給される構成になっているが、通常電源の供給が行われなくなったら(外部からパチンコ機50への電源供給が遮断されたら)、バックアップ電源を制御装置(上記と同様)供給される構成にしてもよい。
弾球遊技機50の正面図。 遊技盤1の正面図。 弾球遊技機50の裏面図。 弾球遊技機50の電気的構成を示すブロック図。 電源基板(電源装置)85から各種制御装置への電源供給を示すブロック図。 電源基板(電源装置)85から各種制御装置への信号送信を示すブロック図。 電源投入時の状態を示すタイミングチャート。 電源遮断時の状態を示すタイミングチャート。 弾球遊技機50の仕様説明図。 大当り図柄決定用乱数と大当り図柄(特別図柄)の関係を示す説明図。 特別図柄と疑似図柄の関係を示す説明図。 主制御装置80が実行するメイン処理のフローチャート。 主制御装置80が実行する始動入賞確認処理のフローチャート。 主制御装置80が実行する当否判定(特別図柄)処理のフローチャート(1)。 主制御装置80が実行する当否判定(特別図柄)処理のフローチャート(2)。 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート(1)。 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート(2)。 サブ制御装置が実行する疑似図柄の変動に関するフローチャート。 サブ制御装置が実行する特別遊技演出処理のフローチャート。 サブ制御装置が実行する有効期間設定処理のフローチャート。 特別遊技(大当り遊技)を説明する説明図。 大当り遊技中における演出図柄表示装置6に表示される画像を現した図(1)。 大当り遊技中における演出図柄表示装置6に表示される画像を現した図(2)。 大当り遊技中における演出図柄表示装置6に表示される画像を現した図(3)。 大当り遊技中における演出図柄表示装置6に表示される画像を現した図(4)。 大当り遊技中における演出図柄表示装置6に表示される画像を現した図(5)。 大当り遊技中における演出図柄表示装置6に表示される画像を現した図(6)。 遊技球の払出し停止方法とバックアップされる未払いデータの記憶場所の関係を表した説明図。
符号の説明
1・・・・遊技盤
3・・・・遊技領域
6・・・・演出図柄表示装置
7・・・・普通図柄表示装置
9・・・・特別図柄表示装置
11・・・第1始動口
12・・・第2始動口
14・・・大入賞口
21・・・賞球センサー
50・・・パチンコ機
51・・・外枠
52・・・前枠
64・・・発射ハンドル
67・・・演出ボタン
68・・・球抜きレバー
70・・・内枠
73・・・払出装置
80・・・主制御装置
81・・・払出制御装置
82・・・演出図柄制御装置(サブ制御装置)
83・・・音声・ランプ統合制御装置(サブ制御装置)
85・・・電源基板
110・・停電検出回路(停電検出手段)
111・・遮断時リセット回路
112・・タイマ1回路
113・・タイマ2回路
114・・投入時リセット回路
115・・バックアップ電源回路

Claims (3)

  1. 遊技機全体の制御を司る主制御装置と、
    該主制御装置から送られるコマンドをもとに遊技球の払い出しを制御する払出制御装置と、
    前記主制御装置から送られるコマンドをもとに遊技機に設けられた演出装置の制御を行なう複数のサブ制御装置と、
    前記主制御装置によって制御され、通常遊技状態中には遊技球が入球不能な大入賞口と、
    前記複数のサブ制御装置のうちの一つサブ制御装置に接続され、遊技者が操作可能な演出ボタンと、
    遊技機の電源が遮断された場合に所定時間の間、遊技機の電源が遮断される直前の情報を記憶するバックアップ手段と
    を備え、
    前記主制御装置は、遊技球が始動口に入球した際に抽出する乱数値によって、前記大入賞口が所定回数開放される特別遊技(以下、大入賞口の1回の開放を「ラウンド」という)を行なうか否かの抽選(以下、「特別遊技抽選」という)及び前記特別遊技終了後に前記特別遊技抽選の当る確率が高い状態である高確率状態にするか否かの抽選(以下、「高確率遊技抽選」という)を行い、前記特別遊技抽選の結果及び前記高確率遊技抽選の結果を特別図柄の確定表示によって報知するほか、前記特別遊技抽選の結果及び高確率遊技抽選の結果を含む表示制御コマンドを前記複数のサブ制御装置のうちの一つのサブ制御装置に送信し、
    前記表示制御コマンドを受信したサブ制御装置は、前記表示制御コマンドに応じて前記特別図柄の疑似演出を行なう疑似図柄を前記演出装置の一つである演出図柄表示装置に表示させるための制御を行ない、
    前記主制御装置と前記複数のサブ制御装置の関係は前記主制御装置から前記サブ制御装置への一方向通信に規定された弾球遊技機において、
    前記所定のラウンド中に、前記演出ボタンを操作した際に出力される信号が有効とされる有効期間が設定され、該有効期間中に遊技者が前記演出ボタンを操作することに起因して、前記高確率遊技抽選の抽選結果を前記演出図柄表示装置にて報知するようになし、
    前記有効期間中に遊技球の払い出し動作が一時停止される処理が行われるように設定したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記バックアップ手段によって記憶される情報は前記主制御装置によって制御される情報であり、
    前記有効期間中に行われる遊技球の払い出し動作が一時停止される処理は、前記有効期間が設定される前記所定のラウンドの開始に起因して、前記主制御装置が前記払出制御装置に遊技球の払い出しを指示する信号の送信を停止させることで行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記バックアップ手段によって記憶される情報は前記払出制御装置によって制御される情報であり、
    前記有効期間中に行われる遊技球の払い出し動作が一時停止される処理は、前記有効期間が設定される前記所定のラウンドの開始に起因して、前記主制御装置は前記払出制御装置に遊技球の払い出しを停止させる信号を送信することで行うようにし、
    前記主制御装置は、前記遊技球の払い出しを停止させる信号の送信後も遊技球の払い出しを指示する信号の送信を停止させないようにしたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
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