JP2008148845A - 遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機及び遊技媒体の貸し出し及び景品交換に用いられる遊技関連機器の各情報と景品売買に伴う全遊技関連情報とから当該遊技ホールの経営者、経営者以外の監督機関、及び関連業者それぞれが必要とする情報を、不正使用を排除して共有することができる遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステムを提供する。
【解決手段】遊技機、遊技関連機器、及び特殊景品の全てにIPV6準拠のアドレス空間及び付帯データを割り当て固有の個別識別情報を付与し、それらの稼動データ及びアクセス情報を収集して認証局及びハイブリッド暗号方式により暗号化し、遊技ホールの経営者、景品買取業者、景品卸業者、及びその他の第三者が管理するコンピュータ間をこの暗号化技術及びネットワーク技術を用いて接続し、当該遊技ホールの経営者以外の第三者と共にこれらの情報を目的別に選択して共有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステムに関し、詳細には、遊技機、及び遊技媒体の貸し出し及び景品交換の際に用いられる機器及び監視カメラにより撮影された遊技者や遊技ホール内の画像データを含む遊技に関する全機器類の稼動データ及びアクセス情報を収集して暗号化しこれらの情報を提供する遊技ホールと、その遊技ホールの経営者と、経営者以外の景品買取業者及び景品卸業者と、第三者が管理する管理センターとのそれぞれのサーバ又はコンピュータ間を暗号化技術及び暗号化による選択的なVPN(Virtual Private NetWork)ネットワーク技術を用いて接続し、これらの情報の不正防止及びデータ共有化を図る遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステムに関する。
現在、遊技ホールにおいて、遊技者(顧客)は、現金或いは現金で購入したプリペイドカードによって遊技媒体(パチンコ玉、メダル)を借り入れて遊技を行い、遊技終了後に残っている遊技媒体を遊技媒体以外の景品と交換する。遊技媒体の景品としては様々な商品が用意されることが多いが、実際には、現金への還元が可能なカード様の金地金やアクセサリー等(特殊景品と称される)に交換することが多くなされている。遊技ホールで遊技媒体と交換して得られた特殊景品は、古物商の許可を得た景品買取業者によって買い取られ、顧客はその代金を受け取る。遊技ホールに納品されるこれらの景品は景品卸業者(問屋)が扱い、景品買取業者により買い取られた特殊景品は景品卸業者によって再び買い取られ、遊技ホールは、この特殊景品を他の景品と共に景品卸業者から購入する(経営主体がそれぞれ異なるこの換金システムは3店方式と称される。)。
ここで、従来の遊技ホールに於ける遊技機及び遊技関連機器類の管理システムについて説明する。一般に、多数の遊技機及び遊技関連機器を設置した遊技ホールでは、遊技機や遊技関連機器はメンテナンスや管理が容易なように、また、遊技者の通行が円滑なように数台から20台程度のグループ(島)に分割されて配置され、遊技機の列間にはパチンコ玉やメダル貸し出し機などの周辺機器が配置され、島内には遊技機の稼動データを集積する島コンピュータが配置される。島コンピュータで集積された各島の遊技機の稼動データは、更に遊技ホール内の管理室等に設置されたホールコンピュータに集積され、遊技ホールの経営者又はその管理者により監視され管理される。従来の遊技ホールでは、このように遊技ホール内の遊技機の稼動データはホールコンピュータに集積されて管理されるが、遊技関連機器の稼動データは遊技機の稼動データとは別個にそれぞれ集積されて個別に監視され管理される。
このように、遊技機及び遊技関連機器の稼動データやアクセスデータ(島単位に集積されたこれらの情報を島情報と記す)がネットワークを介して一元管理できない主たる理由は、これらの機器のデータ及びその転送方式が従来からの方式を踏襲したそれぞれ異なる方式であるため、それぞれの機器が個別のデータ通信ラインを構築してそれぞれのデータをホールコンピュータに集中的に集積しており、遊技機及び遊技関連機器のID(識別子)の構成も統一性がなく、全遊技機及び遊技関連機器のデータを柔軟性のあるネットワークにより分散及び集積するシステムが構築できなかったことにある。
近年、これらのデータ及び転送方式の異なる機器類のデータを集積して一元的に管理する集中システムが提案されており、管理又は経営対象の遊技ホールが複数あってこれらの遊技ホールをインターネット等の広域ネットワークを介して一括管理するシステムとしては、例えば特許文献1にインターネットを介して複数の遊技ホールの遊技機器類の稼動データを集積し管理するシステムが開示されており、図9(a)はその管理システムの構成図である。
図9(a)に示すシステムでは、各遊技ホールのホールコンピュータは遊技機器類の稼動データを収集しインターネットを介してシステムサーバに送信する。システムサーバは系列遊技ホールの遊技機器類の稼動データを保管する。遊技ホールの管理者は管理部からインターネットを介してシステムサーバにアクセスし経営状況を把握する。このシステムではデータ類を保管するシステムサーバはファイアウォールで外部からの不正なアクセスを排除しているが、データ発生源での暗号化はなされておらず、機密性、完全性、認証性、データ生成否認防止、及びなりすまし防止を前提としたデータの秘密管理という面が不十分である。特に第三者のアクセスを許容する場合には、どこからどのデータにアクセスできるか、また、アクセスされた記録を残す必要があるが、特許文献1で開示されたシステムはこの点が欠けており、第三者とデータを共有することは信頼性、安全性、及びセキュリティ上から出来ない。
明確に島コンピュータを削除して遊技ホール内のデータ転送システムを簡略化し、且つ系列遊技ホールの一括管理が可能なシステムが特許文献2に開示されており、図9(b)はその管理システムの構成図である。
図9(b)に示すように、各遊技機は、遊技機自身にWEBサーバ機能を備え、メモリに稼動データやこれらを処理した売上情報等を格納している。遊技ホールの各遊技機は、LANでネットワーク接続されており、ルータを介してインターネットに接続されている。遊技ホールの管理者は管理者端末からインターネットを介して系列の全遊技ホールの各遊技機にアクセスして稼動データを把握する。また、遊技ホール内のネットワークにも管理者用のパソコン(パーソナルコンピュータ)が接続され、遊技ホール内の遊技機の稼動状態を把握することができる。即ち、ホールコンピュータの機能が遊技機とパソコンとルータとに分散されたシステムとなっている。このシステムは、遊技機の出玉率等の設定を管理者用パソコンから指示できるようにしたことが特徴であるが、システムが簡潔である点でも優れている。
しかし、特許文献1で開示されたシステムと同様にインターネット通信上のSSL(Secure Socket Layer)暗号化に関する技術さえも開示されておらず、業界団体や監視機関とデータを共有して不正やデータ改竄を監視する機能を有しない。まして遊技ホール内及びインターネット上でのなりすまし及びデータ漏洩に関しては無防備である。
更に、遊技機以外の多数の周辺機器のデータも含めて管理する場合、特許文献2に記載のようなWEBサーバ機能と、全ての遊技機類にデータ保管機能、処理機能、及びWEB接続機能とを備えなければならず、寧ろ島コンピュータ或いはホールコンピュータでデータ処理して保管した方が能率よく全体の設備投資も少なくなる。
上記のような従来システムはいずれも、データを収集して得られる情報量、或いは収集するための通信配線設備等の煩雑さに問題があるのみならず、一元的に集積されたデータは当該遊技ホールの経営者又はその管理者のみに提供され、遊技ホールには属さないが遊技ホールの運営、監督、保守、警備等に携わる多くの関係者が、遊技機及び遊技関連機器の稼動データを必要としているにもかかわらず、これらの関係者が遊技ホールの経営者とデータを共有できるシステムではないという大きな問題がある。
遊技ホールの管理、運営には、遊技ホールに所属する従業員のみならず、遊技機及び遊技関連機器の製造業者(メーカー)、遊技機保守業者、遊技機関連機器(例えば、遊技カード発券機、カード読み取り機、景品交換用レジスタ等)の管理業者、警備会社、及び特殊景品の買い取りを行う古物商、特殊景品を扱う卸業者等の様々な事業者が関係しているが、それぞれの事業者はそれぞれ個別のルートで、必要な情報を得なければならない。
また、遊技機の監督機関は、遊技機の出玉率等、法律で規制されている遊技機の規制項目を遊技機の型式試験時に検査するのみであり、その後の機器の不正改造や取得データの不正使用等を検査或いは監視することはできていない。加えて、遊技ホール内の遊技媒体の貸し出し及び景品交換を含む遊技機及び遊技関連機器、換金可能な特殊景品を含む景品の買い取りを行う遊技ホール外に設けられた古物商の許可を得た景品買取業者、及びその景品の卸業者の各種情報を統一的に管理する必要性が論じられているが、そのような要求には応えていないという問題がある。
特開2002−210184号公報 特開2002−297824号公報
そこで、本発明は上記従来の遊技ホールの経営者、景品買取業者及び景品卸業者等を含む遊技関連業者の遊技に関する各種情報を統一的に扱う際の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、製造又は製作された全遊技機及び遊技関連機器と特殊景品の個々にIPv6(Internet Protocol version 6)準拠のアドレス空間及び付帯データを割り当て固有の個別識別情報を付与し、固有の個別識別情報により識別される機器及び装置それぞれの稼動データやアクセスデータを暗号化し、当該系列遊技ホールの経営者、景品買取業者、景品卸業者、遊技機の製造業者、各遊技業界関係者、及び監督機関が管理する複数のサーバ又はコンピュータ間をネットワークにより接続してそれぞれのサーバ又はコンピュータが必要とする情報を暗号化技術により識別し、不正使用を防止して目的別に選択された情報を共有する遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステムを提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に係る遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステムは、遊技ホールの遊技機と遊技媒体の貸し出し及び景品交換を含む遊技に伴い使用される遊技関連機器とに関する情報と、遊技媒体と交換され販売可能な特殊景品を含む遊技媒体以外の景品に関する情報と、遊技媒体以外の景品の売買及び流通業務に伴う情報と、を含む遊技に関して取得する全ての情報を暗号化し、全遊技機、遊技媒体の貸し出し及び景品交換に伴い使用される全遊技関連機器、及び前記特殊景品にIPv6準拠のアドレス空間及び付帯データを割り当て書き込み及び読み出し可能な各ID(識別子)を付与して固有の個別識別情報により各機器及び装置を識別し、遊技ホールの経営者と、経営者以外の遊技機及び遊技関連商品を含む遊技関連機器の製造、保守、流通、監督、認証、及び与信を担う各事業者又は各機関との複数からなるコンピュータ間を暗号化及び階層化ネットワーク技術により接続して不正防止と選択的且つ一元的なデータ共有化を図る階層化サーバ及び階層化ネットワークで構成されるネットワークシステムであって、
前記階層化サーバ及び階層化ネットワークは、遊技ホールの遊技機と遊技ホール及び遊技者を撮影する監視カメラを含む遊技関連機器とから構成される複数組をグループ(島)化して分散配置し島ネットワークを介して島内の遊技機及び遊技関連機器のデータを集積し暗号化して島情報を生成する島情報生成手段を備える島コンピュータと、前記島コンピュータの機能を少なくとも含むコンピュータが複数接続されて構成され、該コンピュータそれぞれが島ネットワーク及びグローバルネットワークに接続されて島ネットワーク及びグローバルネットワーク間のゲートウェイ機能を有するグロ−バルネットワーク接続手段を備える特定島コンピュータと、経営対象の系列全遊技ホールの全ての前記特定島コンピュータに前記グローバルネットワークを介して接続し、前記特定島コンピュータ及びグローバルネットワークを介して全ての遊技機の異常データ及び遊技者映像データを含む前記島情報をオンデマンドで受信して収集し、復号化及び解析して一定期間暗号化された情報を蓄積するホール情報解析手段を備えるクライアント機能を含む経営者サーバ/クライアントと、前記グローバルネットワークに接続され、前記特殊景品を含む遊技媒体以外の景品の売買に関する情報を処理し暗号化してその情報を提供する景品買取業者の景品買取業者アプリケーションサーバと、前記グローバルネットワークに接続され、前記特殊景品を含む遊技媒体以外の景品の流通に関する情報を処理し暗号化してその情報を提供する景品卸業者の景品卸業者アプリケーションサーバと、前記遊技ホールの島コンピュータ及び特定島コンピュータ、前記景品買取業者アプリケーションサーバ、及び前記卸業者アプリケーションサーバに前記グローバルネットワークを介して接続し、前記特殊景品のIDを含む遊技に関する各暗号化データをリアルタイムに収集して復号化し、集計し、解析して蓄積するコンピュータシステムからなる第三者管理センターのデータベースサーバと、を少なくとも含み、
前記特定島コンピュータ、経営者サーバ/クライアント、景品買取業者アプリケーションサーバ、景品卸業者アプリケーションサーバ、及び第三者管理センターのデータベースサーバの各サーバ又はコンピュータ間でグローバルネットワークを介して送受信される遊技に関する全ての情報の機密性、完全性、認証性、及び否認防止を保証し、データ源及び受信者の特定及び認定により目的別に選択された複数のネットワークを構築して接続するため、これらの情報を公開鍵、共通鍵及び秘密鍵を使用したハイブリッド方式で暗号化及び復号化する暗号化復号化手段を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明による前記階層化ネットワークは、前記第1階層の島ネットワークと前記第2階層のグローバルネットワークとの2階層で構成され、
前記島ネットワークには、遊技ホールの全遊技機及び遊技媒体の貸出機と前記特殊景品の交換に伴い使用される機器を含む遊技関連機器より得られる前記島情報を集積し暗号化して送信する島コンピュータが接続され、
前記グローバルネットワークには、前記島コンピュータの機能を少なくとも含むコンピュータに必要な機能及び装置が付加され複数台が接続されて構成され、前記島コンピュータで生成された全ての前記島情報の収集及び保存機能に加え前記グローバルネットワーク接続手段を分散して並行処理することにより前記島ネットワークに冗長機能を付与する特定島コンピュータと、経営対象の系列全遊技ホールの全ての遊技機及び遊技関連機器の前記暗号化された島情報をオンデマンドで受信して収集し復号化及び解析して一定期間暗号化された情報を蓄積する前記経営者サーバ/クライアントと、前記特殊景品を含む景品の売買に関する情報を処理し暗号化して提供する前記景品買取業者の景品買取業者アプリケーションサーバと、前記特殊景品を含む景品の流通に関する情報を処理し暗号化して提供する前記景品卸業者の景品卸業者アプリケーションサーバと、前記特殊景品のIDを含む遊技に関する情報の各暗号化データを収集して復号化し、集計し、解析して蓄積する前記第三者管理センターのデータベースサーバと、が少なくとも接続されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明による前記階層化サーバは、情報発信元のフロントエンドサーバと、情報の一次蓄積とその処理を行うミッドティアサーバと、情報を収集し、解析して蓄積するバックエンドサーバと、から構成され、
前記フロントエンドサーバには、遊技ホールの全遊技機及び遊技媒体の貸出機と前記特殊景品の交換に伴い使用される機器を含む遊技関連機器より得られる前記島情報を集積し暗号化して送信する前記島コンピュータが含まれ、
前記ミッドティアサーバには、前記暗号化された島情報を一次蓄積しその情報を必要に応じて復号化して処理し再度暗号化して目的別に選択送信する遊技ホールの前記特定島コンピュータと、経営対象の系列遊技ホールの全ての遊技機及び遊技関連機器の前記暗号化された島情報をオンデマンドで受信して収集し復号化及び解析して一定期間暗号化された情報を蓄積する前記経営者サーバ/クライアントと、特殊景品を含む景品の売買に関する情報を処理し暗号化して提供する前記景品買取業者の景品買取業者アプリケーションサーバと、特殊景品を含む景品の流通に関する情報を処理し暗号化して提供する前記景品卸業者の景品卸業者アプリケーションサーバと、が含まれ、
前記バックエンドサーバには、前記特殊景品のIDを含む遊技に関する情報の各暗号化データを収集して復号化し、集計し、解析して蓄積する前記第三者管理センターのデータベースサーバが含まれることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記島コンピュータから送信される前記島情報と前記景品買取業者アプリケーションサーバ及び景品卸業者アプリケーションサーバから取得する景品に関する情報との遊技関連情報の機密性、完全性、認証性、否認防止、及び前記経営者サーバ/クライアントと前記第三者管理センターのデータベースサーバを含む複数から成る第三者の管理するコンピュータとがそれぞれ受信できる目的別情報の選択受信を保証するため、当該サーバ又はコンピュータが、前記島情報及び景品に関する情報の遊技関連情報を公開鍵、共通鍵及び秘密鍵を使用したハイブリッド方式で暗号化及び復号化する暗号化復号化手段を備え、
前記島情報及び景品に関する情報の遊技関連情報が、暗号化処理に用いる共通鍵を暗号化する情報の単位(パケット又はブロック)毎に変更できるワンタイム暗号化共通鍵暗号方式により情報の単位毎に暗号化及び復号化され、情報の単位により共通鍵が異なることを利用して、前記遊技機、遊技関連機器、及び特殊景品に付与されるIPv6準拠のアドレス空間及び付帯データの前記IDを変更せずにどの情報にどこからアクセスしたかが特定されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記島コンピュータから送信される前記島情報と前記景品買取業者アプリケーションサーバ及び景品卸業者アプリケーションサーバから取得する景品に関する情報との遊技関連情報がリアルタイムデータ転送方式で送信され、遊技ホールの経営者、遊技機及び遊技関連機器の製造業者、保守業者、及び監督機関を含む複数からなる前記ミッドティアサーバ又はバックエンドサーバそれぞれに前記島情報をそれぞれの目的別に選択して制限し提供するため、前記島情報及び景品に関する情報の遊技関連情報を構成する個別のデータがブロック又はパケット毎に異なる暗号化共通鍵で暗号化され、遊技機及び遊技関連機器と特殊景品のそれぞれに付与されるIPv6準拠のアドレス空間及び付帯データの前記IDに前記ミッドティアサーバ又はバックエンドサーバの目的別に対応して選択復号される秘密鍵を用いることで、暗号化によるVPN(Virtual Private NetWork)が構成されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、遊技機の出荷、設置、移動、修理、及び廃棄の遊技機の履歴と遊技機の不正改造とを遊技ホールの経営責任者及び第三者が共に監視及び管理するため、各遊技機には、IPv6準拠のアドレス空間及び付帯データに付与される前記ID、当該遊技機の認可条件、及び番号を含むデータが第三者機関により認証された公開鍵により暗号化されて記録され、且つ出荷、設置、移動、修理、及び廃棄情報の追記を可能に構成し暗号化された固有の個別識別情報が記録された接触又は非接触による読み書き可能なICタグが封印されて組み込まれ、
前記ICタグに記録された固有の個別識別情報及び当該遊技機の追記情報が、前記島ネットワークに接続されたICタグの読み取り機で読み取られて秘密鍵で復号化され、認可条件に対応する稼動データ及び監視カメラにより撮影された遊技ホールと遊技者のリアルタイム画像データと共に暗号化された前記島情報として前記島ネットワーク及びグローバルネットワークを介して前記経営者サーバ/クライアント又は前記第三者センターのデータベースサーバに送信されて復号化され解析されて保存されることを特徴とする。
本発明による遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステムによれば、遊技ホールの遊技機と遊技媒体の貸し出し及び景品交換を含む遊技に伴い用いられる遊技関連機器の個々の全てにIPv6準拠のアドレス空間及び付帯データを割り当て固有の個別識別情報を付与し、その稼動データと来歴及びアクセスデータを情報の単位毎に共通鍵が異なる認証機能を備えた暗号化方式で暗号化処理するので、当該系列遊技ホールの経営者、景品買取業者、景品卸業者、及び遊技ホールの経営者以外の遊技機の製造業者や監督機関等の各遊技業界関係者が管理する複数のサーバ又はコンピュータ間で授受される情報を暗号化技術により識別することができ、これにより不正使用を排除してそれぞれのコンピュータが必要とする情報の共有化を図ることができ目的別に選択された情報をそれぞれが得ることができる。
さらに、セキュリティが高く発展性のある柔軟な本発明によるシステムが業界標準として広く採用されれば、業界団体や監督機関を含めた情報の共有化が可能となり、セキュリティが高く発展性のある柔軟なオープンシステムが業界に構築されるので、業界の健全且つ効率のよい発展につながる。
以下、本発明による遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステムを実施するための最良の形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例による遊技情報の共有及び不正防止ネットワークを説明するための構成図であり、図2は、本発明の一実施例による遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステムの構成図であり、図3は、本発明を説明するための一実施例による遊技機及び遊技関連機器の配置図である。
図1を参照して説明すると、遊技ホール1の経営者は、ネットワークを構成して経営者DB(データベース)に全系列遊技ホールのCR機等の全遊技機、プリペイドカード発券機、景品交換の際に使用されるレジスタ等の景品交換機(景品交換に伴い使用される機器類を景品交換機と記す)、及び遊技に関する機器や装置等の遊技関連機器の情報を収集し蓄積しており、遊技を始める際に遊技者が現金で購入するプリペイドカードは、カード会社14dに注文して納入される。本実施例によるシステムでは、カードの注文やカード消費情報等のカード使用に伴う情報がカード会社に送信され、第三者管理センター15等の第三者による認証又は与信を得て決済される。
遊技が終了すると遊技者(顧客)は遊技媒体以外の景品(遊技球を景品玉と称する場合もあるが、本明細書中の景品は遊技媒体以外の景品を示す)と交換し、現金と交換可能な特殊景品は古物商の許可を得た景品買取業者14aが買い取る。遊技媒体以外の特殊景品を含む景品は、景品卸業者14bが取り扱い、遊技ホール1に納品されるが、景品買取業者14aで買い取られた特殊景品は景品卸業者14bによって再び遊技ホール1に納品される。
本実施例によるシステムは、遊技ホール1の経営者、景品買取業者14a、景品卸業者14b、第三者管理センター14c、及び後述する製造業者、保守業者、流通業者、業界団体、監督機関、認証機関、金融機関等、遊技に関連する事業者や機関が管理するコンピュータ間を、暗号化された情報を送受信するサイファネットワーク12aで結び、ネットワーク内の全ての情報を、その管理目的別に共通鍵をグループ化し暗号化することで目的別に選択された必要な情報のみを共有できるように構成して不正防止と情報共有を図っている。これにより、遊技ホール1だけでなく、景品買取業者14aや景品卸業者14bを含む遊技関連業界全体の売上や消費税、地方税等を含めた統一的な業界の事業内容が把握できるようになる。
本発明はこのように従来の遊技ホールの経営に関する情報に加え、遊技ホールの経営から離れて古物商扱いとして売買される特殊景品の情報も含めた遊技関連情報を目的に応じて選択的に共有できるように構成したものであり、特殊景品に関する情報については第三者管理センター14cに蓄積し、所轄機関により課税等に必要な情報を取得できるようにすることで遊技業界全体のクリーン且つオープンなシステムの構築が実現できる。
なお、後述するように、遊技ホール1、景品買取業者14a、景品卸業者14bの、それぞれの事業体のコンピュータは、個別又はそれぞれの系列内が階層化されたネットワークにより接続されていることを想定しており、図1の遊技ホール1の経営者データベース13、景品買取業者14a、景品卸業者14bも個々の店舗や事業者又はそれぞれの系列内が階層化されたネットワークにより接続されてサーバ及びクライアント機能の双方の機能を備えるコンピュータシステムからなるサーバ/クライアントを示している。勿論サーバとクライアントとの各機能をそれぞれ単独で有するコンピュータを設けてもよく、本明細書では、これらを含めてサーバ/クライアントと記す。
遊技ホール1内は、図3に示すように、パチンコ(弾球式遊技機)やスロットマシン(回胴式遊技機)等の複数の遊技機2、遊技媒体貸機、遊技者の取得した遊技媒体の数を数える計数機、プリペイドカード発券機、監視カメラ等の遊技関連機器3(これらの遊技に関連する機器類を総称して遊技関連機器と記す)が、保守性や遊技者の通行等を考慮して数台から20台程度にグループ化されそれぞれの島4を形成して配置される。
各島には島内の遊技機2及び遊技関連機器3の稼動データや来歴及びアクセスデータを集積し暗号化して島情報を生成する島コンピュータ5が配置される。監視カメラは挙動不審者を監視するために遊技ホール内の天井等に適宜に配置されるが、本実施例では各遊技者の顔や手の動作が撮影できるように各遊技機に1台ずつ設置される。10は案内カウンタであり、来店受付機や景品交換機等が配置される。尚、図3に示す実施例では、遊技ホールの全景品関連機器(景品交換機及び後述する景品売買に伴い使用される機器類を含めて景品関連機器と記す)は物理的に島を構成せずに配線のみの島を構成し、特定島コンピュータで図1に示すサイファネットワーク12aに接続される。
全遊技機2及び遊技関連機器3に割り当てられたIPv6準拠のアドレス空間及び付帯データには書込み及び読み出し可能な各ID(識別子)が付与されており、固有の個別識別情報によりこれらの機器や装置が識別されるだけでなく後述する暗号化技術を組み合わせることにより目的別に選択された情報を共有するために使用される。遊技機2には固有の装置番号、認可条件等が記憶された無線ICタグ(本実施例では現在普及しつつあるRFID(Radio Frequency Identification)タグを用いる)(図示せず)等のID(識別子)が封印されて取付けてある。また、遊技機以外の遊技関連機器3にも固有の装置番号等が記憶された無線ICタグを取付けることが好ましい。無線ICタグ等の識別子は遊技機の所在、来歴を確認し、また不正改造を監視するために取付けるもので、無線IC(RFID)タグとしては、パッシブタイプのものでもよいが、より多くのデータを処理する場合等は電池を内蔵したアクティブタイプが好ましい。また、無線IC(RFID)タグ等を監視するための復号機能を有した読み取り機(受信機)(図示せず)は稼働中にも無線又は有線のUSB等の高機能シリアル通信で接続される。この場合、無線IC(RFID)タグ等の読取り機は島ネットワーク11に接続され、その機器及び読み取りデータは島情報として処理される。
遊技ホール内の全ての島情報を、グローバルネットワークを介して他の系列遊技ホール及び遊技ホール外のクライアントと接続するためのサーバやコンピュータとして、複数の島情報を生成するための島コンピュータ5と同一の機能を含んだ島コンピュータ5−5Tをクラスタ接続等により構成した特定島コンピュータ5Tを用いる。特定島コンピュータ5Tを構成する島コンピュータは島情報を生成するための島コンピュータ5を共用することも可能であるが、本実施例では3台の島コンピュータ5−5Tを3つクラスタ接続している。ここで、特定島コンピュータ5Tを構成する島コンピュータ5−5Tの配置、台数は限定されるものではない。また機種やそのハードウェア構成も必ずしも島情報を生成するための島コンピュータ5と同一でなくてもよいが、バックアップや冗長性、或いは後述する分散処理等を考慮するとコンピュータの管理上同一とし、少なくとも同一の機能を含むことが好ましい。
なお、遊技機2の電源は商用200V又は100Vをそのまま使用することを前提としており、一般的に使用される24V等への降圧トランスは配置されていない。
次に、図2を参照して、本発明の一実施例による遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステムの構成をより詳細に説明する。本実施例によるシステムは、ネットワークが階層化されており、第1階層の島ネットワーク11と第2階層のグローバルネットワーク12の2階層のネットワークで構成される。
経営対象の全系列遊技ホール1の全ての遊技機2及び全ての遊技関連機器3はIPv6準拠のアドレス空間及び付帯データが割り当てられ固有の個別識別情報(ID:識別子)が付与されており、その稼動データ及びRFIDタグ等の読み取りデータを含む各機器のIDが島情報等の遊技関連情報と共に経営者サーバ/クライアント13に集積されて管理される。
一方、特殊景品にもIPv6準拠のアドレス空間及び付帯データが割り当てられて固有の個別識別情報(ID:識別子)が付与されており、景品買取業者の景品買取レジ等の景品買取機(景品買取レジ等の景品買取に伴い使用される機器類を景品買取機と記す)で読み取られた特殊景品のIDと特殊景品に関する情報は第三者管理センターにより収集され必要に応じて解析されてデータベースサーバ14cに蓄積される。
図2において、島ネットワーク11を、島ネットワーク11aと島ネットワーク11bとに分けて示しているが、上述のように遊技ホールの経営者による管理対象の遊技関連情報と、第三者による管理対象の特殊景品等の景品関連情報とのそれぞれの目的に応じた代表的な島を抽出したもので、実際の島ネットワーク11を分離する必要はない。それぞれのブロックを説明すると、遊技ホールの経営者が取得する情報源として、遊技ホール1内には、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機2、プリペイドカード発券機、メダルや遊技球等の遊技媒体計数機、監視カメラ等の遊技関連機器3、及びこれらの機器に組み込まれたIDを読み取るRFIDタグ読取機6等があり、これらの機器は第1階層の島ネットワーク11aに接続されており、これらの機器から得られる情報は情報発信元となるフロントエンドサーバである島コンピュータ5によって集積され暗号化される。また、複数からなる島コンピュータ5−5Tの一部は複数台がクラスタ接続されてミッドティアサーバである特定島コンピュータ5Tを構成し、特定島コンピュータ5Tはインターネット等の第2階層のグローバルネットワーク12に接続される。
島コンピュータ5及び特定島コンピュータ5Tのシステム構成の一例を図4に示す。遊技機2及び遊技関連機器3の稼動データ等は島コンピュータ5の島情報生成手段41により集積され、それらの情報は必要に応じて処理されて暗号化され、島単位に暗号化された島情報が生成される。各島の島情報は特定島コンピュータ5Tのグロ−バルネットワーク接続手段42により第2階層のグローバルネットワーク12を介して経営者サーバ/クライアント13に送信される。経営者サーバ/クライアント13の機能については後述する。
複数の島コンピュータ5−5Tを接続して構成される特定島コンピュータ5Tは、特定島コンピュータ5Tを構成する各島コンピュータ5−5Tのうちのいずれかにクラスタ制御手段43等を備える。特定島コンピュータ5Tは、クラスタ制御手段43等の制御によりコンピュータの機能を拡大して高速分散及び並行処理をし、暗号化された全島の島情報の収集及び一時保管と、グローバルネットワーク12の接続とをグローバルネットワーク接続手段42により行う。グローバルネットワーク接続手段42は、各コンピュータとネットワーク接続するためのブリッジ機能及びゲートウェイ機能を備える。特定島コンピュータ5Tを構成する島コンピュータ5−5Tはそれぞれ島ネットワーク11に接続されており、例えいずれかのコンピュータに不具合が生じても、全体としてはシステムの稼動に支障が生じないような冗長機能を果す。また、特定島コンピュータ5Tは、遊技媒体情報及びプリペイカード情報生成手段44を備えており、顧客が購入するプリペイドカードに関する情報と現金又はプリペイドカードと交換した遊技媒体に関する情報とを集積して必要な情報を生成する。
島コンピュータ5で集積された遊技ホールの遊技機2及び遊技関連機器3の稼動データや来歴及びアクセスデータは後述する暗号化技術により識別され、遊技ホールの経営者が取得する遊技関連情報は、島ネットワーク11a、特定島コンピュータ5T、グローバルネットワーク12を介してミッドティアサーバである経営者サーバ/クライアント13によってオンデマンドで必要に応じて収集されて復号化され、それらのデータが解析され処理されて目的別に加工及び表示を行う仮想的なコンピュータ上の遊技ホールであるバーチャルサイファホールの生成等により業務管理が行われる。その際一定期間蓄積される情報は再び暗号化されて経営者サーバ/クライアント13のデータベースに保存される。経営者サーバ/クライアント13では、監視カメラによって撮影された遊技ホール内や遊技者の画像データをリアルタイムに取得でき、これにより遊技ホール内の不正を監視することもできる。
経営者サーバ/クライアント13は、当該系列遊技ホールの経営者が経営対象の全遊技ホール1の遊技機2及び遊技関連機器3の稼動データを集積し、経営状況を判断する情報を生成すると共に、不正な遊技行為がないか、遊技機に故障はないか、電力に不足はないか等の監視を行う。経営者サーバ/クライアント13に集積される島情報には、例えば島コンピュータ5の営業指標管理情報生成手段44により生成された経営対象の全遊技ホールの遊技機の現在の稼動状況、所定の期間で集積した稼動状況を含む島営業指標管理情報と、設備機器管理情報生成手段45により生成された各遊技機の出玉率、各遊技関連機器の故障率、遊技関連機器の廃棄までの経緯を含む島設備機器管理情報が暗号化復号化手段46で暗号化された情報が含まれる。
島設備機器管理情報は、機器の管理及び不正監視に関する情報であり、例えば遊技機の出玉率、出玉率実績と設定した出玉率との乖離、各遊技機、遊技関連機器3の故障率等の他に、遊技機の動作に影響する消費電力や、内部CPUの電圧変動、或いは遊技機の履歴を示すRFIDタグ等の読取りデータ等、が含まれる。
尚、島情報に含まれる監視カメラの動画像データは一定時間保存した後で廃棄される。これは遊技者の肖像権を保護する目的で行われる。
次に、特殊景品を含む景品に関する情報について説明する。第三者管理センターのデータベースサーバ14cには景品関連情報が集積される。遊技ホールから得られる景品に関する情報源の遊技関連機器3としては、遊技媒体貸機3a、景品交換機3b等があり、これらは島ネットワーク11bに接続され、これらの遊技関連機器3から得られる景品関連情報は情報発信元となるフロントエンドサーバ機能を併せ持つミッドティアサーバの特定島コンピュータ5Tによって集積されてこの特定島コンピュータ5Tで暗号化され、グローバルネットワーク12を介してバックエンドサーバである第三者管理センターのコンピュータにより収集されて復号化され、それらの情報が集計され目的に応じて解析されてデータベースサーバ14cに蓄積される。
また、古物商の許可を得た景品買取業者の景品買取業者サーバ/クライアント14a及び景品卸業者の景品卸業者サーバ/クライアント14bでは、顧客から特殊景品を買い取る際に用いられる景品買取機等の景品関連機器(図示せず)で得られた特殊景品のID、買い取り金額、買い取り日時等、景品卸業者の遊技ホールへ納入される景品の関連情報が集積され、これらの情報も暗号化されてグローバルネットワーク12を介して第三者管理センターに集積されて復号化され、必要に応じて解析されてデータベースサーバ14cに蓄積される。景品買取業者サーバ/クライアント14a及び景品卸業者サーバ/クライアント14bは、各店舗や事業所の端末がネットワークで接続されて構成され、各店舗や事業所で取得した景品関連情報を集計処理するアプリケーションサーバでありミッドティアサーバとしての位置付けになる。
ここで再び図2を参照して説明する。暗号化された情報を送受信してサイファネットワークを構成するグローバルネットワーク12には、他にもミッドティアサーバとして複数の第三者のサーバ/クライアント14が接続されており、遊技機2及び遊技関連機器の製造業者や保守業者、或いは遊技業界団体の各サーバ/クライアント14e、遊技ホール及び遊技関連機器や遊技関連情報の監督官庁や監督機関の監督機関サーバ/クライアント14x、暗号化の際の認証を行う認証局の認証局サーバ/クライアント15等が接続され、暗号化により各情報が識別されて経営者以外の複数の第三者にも遊技ホールの島情報等の遊技関連情報や景品買取業者及び景品卸業者の景品関連情報を含むこれらの情報を必要に応じそれぞれ目的に応じて公開鍵及び暗号化共通鍵によって選択されて取得することができる。
このように本実施例によるシステムは、グローバルネットワーク12を介して重要且つ目的別に選択されて情報を送受信するため、情報を安全性の高い暗号方式で暗号化することが必須である。次に暗号化について述べる。本システで用いる暗号化方式は秘密鍵、公開鍵、共通鍵を用いた暗号化共通鍵暗号化方式(ハイブリッド方式)を基本とし、成りすまし防止のために認証局を設置したものである。
図5は、秘密鍵、公開鍵、共通鍵を用いた暗号化方式を説明するための情報と暗号鍵の流れを示す図である。図5に示すように、この暗号化方式は、最もセキュリティが高いハイブリッド方式(暗号化共通鍵暗号化方式)である。先ず、第三者管理センター等の情報受信側21は公開鍵22と秘密鍵23のペアを生成し、公開鍵22を遊技ホール或いは景品買取業者や景品卸業者等の情報送信側24へネットワーク等を介して送信する。
次に、遊技ホール或いは景品買取業者や景品卸業者等の情報送信側24は、受信した公開鍵22を基にハッシュ関数等で共通鍵25を生成し、この共通鍵25を公開鍵22でさらに暗号化する。暗号化された暗号化共通鍵26は情報受信側21で秘密鍵23を用いて復号化し共通鍵25を得ることができる。遊技関連情報や景品関連情報の平文情報27を、生成した共通鍵25で暗号化し暗号文情報28として情報受信側21に送信する。情報受信側21は、暗号化共通鍵26を秘密鍵23で復号化して得られた共通鍵25で、受信した暗号文情報28を復号化して元の平文情報27の遊技関連情報や景品関連情報を取得する。高度なセキュリティを確保するためには、情報送信側24は、公開鍵22を用いて生成された共通鍵25を基に暗号化共通鍵26を生成する際に、ブロック又はパケット単位に暗号化して暗号化共通鍵26を生成し、これを情報受信側21に送信することが望ましい。
図6のフロー図を参照して、情報と暗号化の流れの具体例を説明する。遊技ホール1や景品買取業者の情報送信側24は、遊技ホール1の景品交換機のIDや景品買取業者の景品買い取り情報(レジスタの読み取り情報等)を取得し(ステップS1)、情報受信側21から送信されて受信した公開鍵22を基に共通の鍵として共通鍵25を生成し、取得して収集されたこれらの必要情報を暗号化する(ステップS2)。その際、共通鍵25には後述するミリ秒単位で生成されるワンタイムキーを使用し、暗号化をパケット単位で行う。暗号文情報28は第三者管理センターのデータベースサーバ14c等に必要期間蓄積される。
情報受信側21(アクセス権者:第三者管理センター等)は、自分の持っている公開鍵22で暗号化された暗号化共通鍵26を受信する(ステップS3)。情報受信側21は、この暗号化共通鍵26を公開鍵22と一対をなす秘密鍵(復号鍵)23で復号化して共通鍵25を取得し、受信した暗号文情報28をこの共通鍵25で復号化して元の平文情報27を得る(ステップS4)。
目的別に必要な情報としての遠隔関連データは、ファイル(受信者側に送信するデータを選別して分類したファイル)単位で暗号化し、どの受信者が何時どの暗号ファイルを受信したかをロギングしてその情報を監視することにより認証することができる(ステップS5)。ロギング手法としては様々な方法があるが、例えば、暗号化共通鍵26を復号した受信時刻を用い、一連の送信(受信)ファイルのヘッダ情報として、容量やファイルの種類と共にこの時刻情報のデータを付加する。
次に、認証局とその役割について説明する。図5に示したように、公開鍵22で暗号化された暗号化共通鍵26は、公開鍵及び秘密鍵ペアの性質により、秘密鍵23のみによって復号できるので、例え暗号化共通鍵26と暗号文情報28が盗まれても、秘密鍵23を持たない者に解読されることはない。しかしながら、このままの暗号化システムでは、情報送信側24で公開鍵22が誰から送信されたかを確認する方法がない。即ち、本来、情報を受信すべき人になりすまして、別人が公開鍵/秘密鍵ペアを生成して公開鍵を送信して来ると、送信側はなりすました別人に情報を送信してしまうことになる。このなりすまし防止のために認証局が必要である。
認証局を使用する場合は次に説明するように、情報受信側21は公開鍵と送信者ID証明書を認証局に送り証明を依頼する。認証局は公開鍵と送信者ID証明書を確認して証明し、証明データを公開鍵に付加した公開鍵22aを情報受信側21に戻す。情報送信側は証明データを認証局に確認して保証を得る。
図7は、本システムに於けるデータ(情報)と暗号の流れを示す図で、一例としてデータの生成から経営者サーバ/クライアント13で目的別に加工及び表示を行う仮想的なコンピュータ上の遊技ホールであるバーチャルサイファホールを生成するまでの流れを示している。経営者サーバ/クライアント13が図5に示した情報受信側21、島コンピュータ5/特定島コンピュータ5Tが情報送信側24にそれぞれ対応する。
図7に示すように、経営者サーバ/クライアント13では公開鍵22と秘密鍵23のペアを生成する。公開鍵22はグローバルネットワーク12等を介して島コンピュータ5/特定島コンピュータ5Tに送信される。この時、公開鍵22が遊技ホールの経営者、或いは認証局で認証された第三者が送ったものであることを証明するために、認証局の認証を経るようにする。認証局は所定の方法で証明書類30を確認して公開鍵22を認証し、証明データを付加した公開鍵22aを、グローバルネットワーク12を介して情報受信側の経営者サーバ/クライアント13に戻す。経営者は認証局に証明データの確認をして保証を得る。認証局は業界団体や第三者機関或いは第三者事業者が担当する。
また、本発明の遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステムを実現するための第三者管理センターが情報受信側である場合は、図7に示した営業指標管理情報・機器設備管理情報34を不正管理情報・景品関連機器情報・景品買取業者及び景品卸業者情報に、バーチャルホール35生成を第三者管理情報生成に、バーチャルサイファホールデータベース54に保管を第三者管理センターデータベースに保管に、それぞれ置き換える。
各島4に配置された遊技機2及び遊技関連機器3の稼動データは平文データ31として島ネットワーク11を介して島コンピュータ5に送信され集積される。ここでID情報は予め暗号化されていることが好ましく、従ってその読み取りデータも暗号化されている場合があり、また、肖像権を守る立場から、監視カメラの画像データも特徴抽出により処理し監視カメラで暗号化される場合もある。RFIDタグや監視カメラ以外の機器類でも、例えば特殊景品内のID情報を暗号化する等、秘密度の高いデータはそれぞれの機器内で暗号化されるようにしてもよい。島コンピュータ5は平文データ31を処理して平文島情報32を生成する。島コンピュータ5は共通鍵25を生成し、共通鍵25を用いて平文島情報32を暗号化し暗号文島情報33とする。また、共通鍵25は公開鍵22、22aで暗号化して暗号化共通鍵26とする。各島の暗号文島情報33は、特定島コンピュータ5Tから暗号化共通鍵26と共にグローバルネットワーク12を介して、経営者サーバ/クライアント13へ送信される。暗号文島情報33と暗号化共通鍵26を受信した経営者サーバ/クライアント13では暗号化共通鍵26を秘密鍵23で復号して共通鍵25とし、この共通鍵25で暗号文島情報33を復号して平文島情報32を得る。
当該系列遊技ホールの経営者が管理する経営者サーバ/クライアント13と、第三者管理センターのデータベースサーバ14cに送信される情報は異なり、第三者管理センターのデータベースサーバ14cに送信される情報は主に景品関連情報であり、経営者サーバ/クライアント13には管理経営対象の全ての遊技ホールの全ての島情報が集積される。それぞれの情報の提供先は予め島コンピュータ5に登録されており、提供先に応じた暗号鍵が用いられてその情報が選別され区別される。
平文島情報32は、営業指標管理情報、機器設備管理情報34として遊技ホール管理データベース51に保管される。また、復号化された平文島情報32を用いて生成されたバーチャルサイファホール35はバーチャルサイファホールデータベース54に保管される。平文島情報32の営業指標管理情報に含まれる監視カメラの遊技者の動画像は、遊技者の肖像権の保護の観点から、特徴抽出、性別、年齢、不正動作検出等の加工データ以外は、一定時間遊技ホール管理データベース51に保管された後廃棄される。遊技者の動画像は、例えば、遊技機2の出玉率に異常があり、不正に遊技が行われている疑いがある場合、動画像をチェックするために保管されるものであり、保管する時間はそのような観点から最短に決定される。
第三者管理センターや遊技ホールの経営者以外の第三者がグローバルネットワーク12を介してそのサーバ/クライアント14で島情報を受信する場合も、上記のように、遊技ホール経営者が経営者サーバ/クライアント13で島情報を受信する場合と基本的には同じである。しかし、第三者管理センターや関連機関には全ての情報が開示される必要はなく、第三者管理センターのデータベースサーバ14cには景品に関する情報を蓄積する等、それぞれのシステムの目的上必要な情報のみが送信されるようにすればよい。
このような送信情報の制限を実施するために、島コンピュータ5や景品買取業者及び景品卸業者のサーバ/クライアント14a、14b等の情報送信側は、認証局より遊技ホールの経営者、第三者管理センター、及び他の関連機関それぞれの身分と入手したい情報と認証された公開鍵とを入手する。一方、各情報は情報毎に異なる共通鍵で暗号化されている。従って、公開鍵で暗号化された暗号化共通鍵により情報受信側それぞれの情報を特定でき、これにより、情報送信側は、認証付きの公開鍵を受け取り、必要情報を情報受信側に暗号化して送信すると共に、どの情報を誰に何時送信したかの記録を残すことができる。
図8は、リアルタイム暗号システムによる暗号方式の一例を示すフロー図である。図8に示す暗号方式はTSW暗号の一つであり、データ送信側101で暗号化されるデータ(平文データ)102は、乱数発生部103、非可逆関数群104の処理を経て鍵生成/共用部105で暗号鍵を生成し、ストリーム暗号部106でリアルタイム暗号となって、暗号文データ108としてデータ受信側107へ送信される。
このシステムの共通鍵は、暗号化する情報の単位(パケット又はブロック)毎に変更できる暗号方式であり、情報単位毎にアクセスできる管理者(受信者)を特定することにも利用できる。また、共通鍵を1000回/秒以上変更できるので、事実上共通鍵が暗号化するデータ毎に異なる「One time key」であり、必要なところに必要十分なデータのみが送信できる選択復号ができることにより高速且つリアルタイム暗号処理が可能となる。復号の際の共通鍵はそのヘッダ情報等に含まれる。
各遊技機は当該遊技機の認可情報を含む固有の個別識別情報及び第三者機関により認証された遊技機認定機関及び関連機関の公開鍵により暗号化されて記録され更新されるRFIDタグ等のID(識別子)が封印され実装されて出荷される。RFIDタグ等に記録された管理情報は、島ネットワーク11に接続された公開鍵発行機関の秘密鍵を有するRFIDタグ等の読み取り機を用いて復号化され読み取られる。認可条件とは保通協で実施される型式試験の結果を含む、認可番号、ゲーム制御プログラムの総ステップ数、重要メモリのデータ等である。RFIDタグ等の読み取りの際にはゲーム制御プログラムのチェックが行われ、その情報も遊技機の設置、修理、移動情報と共に特定チェック情報として他の島情報と共に処理される。
RFIDタグ等の識別子に追記或いは書き換え可能なものを使用する場合には、RFIDタグ等に記録される設置、移動、修理、廃棄等の情報を島情報として扱うと共に、ゲーム制御プログラムのチェック結果をRFIDタグ等に書き込むようにしてもよい。これらの情報の一部又は全部を島情報として、遊技機認定機関、関連機関、関連団体の承認をとり、島情報として遊技ホール経営者が読み取り保管できる。遊技機認定機関及び関連機関、遊技ホール経営者、関連企業、業界団体等は該グローバルネットワーク12により島情報や景品交換に伴う情報を共有し、協同して不正改造、不正使用、脱税等を監視できる。
なお、遊技機監督機関が主体となって公開鍵を生成し、この公開鍵で暗号化した遊技機毎のRFIDタグ等が封印され実装されて出荷されるシステムとすることが可能である。遊技機メーカは監督機関の暗号化IDをつけたRFID等の供給をうけ、これを読み取るために遊技ホール経営者はUSBメモリやICカード等で交付された鍵により、RFIDタグ等の情報を復号化して経営者サーバ/クライアント13の設備機器データベース52に保管する。遊技機ホール経営者及び中古遊技機販売業者や修理業者による遊技機のライフサイクルを通した不正改造の発見、実行者の追跡が可能で、不正改造防止の対策になる。
最後に、IPv6に関して補足する。本システムにおける遊技機器2、遊技関連機器3、特殊景品のそれぞれに割り当てられたIPv6準拠のアドレス空間及び付帯データには固有の識別情報(ID:識別子)が付与され、各情報の送受信の際の識別データの一つ、及び暗号化の際の暗号化データの一部として用いられるが、現在インターネットで用いられているIPv4では、例えば、機器固有のMAC(Media Access Control)アドレスに基づいてアドレスを自動生成できないし、すべての機器に唯一絶対(無二)のグローバルアドレスを与えることもできず、オープン機能及びセキュリティ機能を導入する際の最大の障害でもある。IPv6の導入により、これらの問題点は次のように解決できる。
IPv4では、アドレス空間が32ビットであることから広域ネットワークの構築に制約があり、LAN−WAN−LANという構成をとることで、内部ネットワーク(LAN)にはプライベートIPアドレスを使用し、外部(WAN:Wide Area Network)へのアクセスが発生した場合にはグローバルIPアドレスを与える方式(NAT:Network Address Translation)を用いてアドレス枯渇問題に対応してきた。しかし、物理的には複数の端末(クライアント)で、ひとつのIPアドレスを共有することになる。IPv6では、アドレス空間が4倍の128ビットに広がったことと拡張ヘッダやMAC部利用により、唯一絶対といえる固有のグローバルIPアドレスを自動構成できる。例えば、MACアドレスに基づいて自動生成してもよいし、また毎時間或いは毎日等の頻度でランダムに生成し暗号化された番号を生成するようにしてもよい。
IPv4でもネットワーク層(ファイヤウォール)でのIPsec(IP security)の機能を付けることは可能であるが、IPv6のような端末対端末(クライアント対クライアント)のセキュリティは考慮されていない。従って、IPv4でセキュリティの高いネットワーク環境を構築するには、専用線を使って広域ネットワークから切り離すしかなかった。IPv6では、端末がIPsec機能を標準搭載するので機器を広域ネットワークに接続したとしてもセキュリティが維持でき、いわゆるインターネットVPN(Virtual Private Network)が安価で構築できる。また業界でのIPv4の普及が進んでいないことから既存の機器との整合の問題も起きない。
IPv6では、拡張ヘッダ(ESP:Encapsulated Security Payload)にデータの暗号化情報を組み込むことができる。またIPv6では、ルータによるパケット分割を禁止している。パケット分割は送信側に任されているのでパケット単位の暗号化の制約がなくなった。また、これらの特徴によりQoS(Quality of Service)やRTP(Real time Transport Protocol)の実装が容易になり、監視カメラの画像等のリアルタイムデータを、ネットワークを介して取得することも容易になる。
このようなIPv6準拠のグローバルアドレスを、遊技機組合コード、遊技機メーカ番号、遊技機2及び遊技関連機器3の機種番号、製造番号、特殊景品に割り当て、これにより製造〜遊技ホール設置〜修理〜中古販売〜破棄までのライフ情報だけでなく、景品売買を含む全ての遊技に関する必要な情報を遊技機メーカ、遊技ホール経営者、業界団体、財団法人、保安電子通信技術協会(保通協)等がそれぞれの目的に応じて共有し、これらの情報を監視或いは管理することで、不正改造、不正使用、不法破棄、リサイクル等における遊技業界全体に亘る不正防止等を図ることができる。
以上説明した本発明の実施形態は、本発明の技術的思想の範囲で様々に変更可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施例による遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステムを説明するための構成図である。 本発明の一実施例による遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステムの構成図である。 本発明を説明するための一実施例による遊技機及び遊技関連機器の配置図である。 島コンピュータ及び特定島コンピュータのシステムの一例を示す構成図である。 秘密鍵、公開鍵、共通鍵を用いた暗号化方式を説明するための情報と暗号鍵の流れを示す図である。 本発明の一実施例による情報と暗号化の流れを示すフロー図である。 本発明の一実施例による情報と暗号化の流れを示す詳細なフロー図である。 リアルタイム暗号システムによる暗号方式の一例を示すフロー図である。 従来の遊技ホールの管理システムの構成図であり、(a)は特許文献1、(b)は特許文献2で開示されたそれぞれの遊技ホールの管理システムの構成図である
符号の説明
1 遊技ホール
2 遊技機
3 遊技関連機器
4 島
5 島コンピュータ
5T 特定島コンピュータ
5−5T 特定島コンピュータを構成する島コンピュータ
6 無線IC(RFID)タグ読取機
11 島ネットワーク
12 グローバルネットワーク
13 経営者サーバ/クライアント
14a 景品買取業者サーバ/クライアント
14b 景品卸業者サーバ/クライアント
14c 第三者管理センターのデータベースサーバ
14e 業界団体サーバ/クライアント
14x 監督機関サーバ/クライアント
15 認証局サーバ/クライアント

Claims (6)

  1. 遊技ホールの遊技機と遊技媒体の貸し出し及び景品交換を含む遊技に伴い使用される遊技関連機器とに関する情報と、遊技媒体と交換され販売可能な特殊景品を含む遊技媒体以外の景品に関する情報と、遊技媒体以外の景品の売買及び流通業務に伴う情報と、を含む遊技に関して取得する全ての情報を暗号化し、全遊技機、遊技媒体の貸し出し及び景品交換に伴い使用される全遊技関連機器、及び前記特殊景品にIPv6準拠のアドレス空間及び付帯データを割り当て書き込み及び読み出し可能な各ID(識別子)を付与して固有の個別識別情報により各機器及び装置を識別し、遊技ホールの経営者と、経営者以外の遊技機及び遊技関連商品を含む遊技関連機器の製造、保守、流通、監督、認証、及び与信を担う各事業者又は各機関との複数からなるコンピュータ間を暗号化及び階層化ネットワーク技術により接続して不正防止と選択的且つ一元的なデータ共有化を図る階層化サーバ及び階層化ネットワークで構成されるネットワークシステムであって、
    前記階層化サーバ及び階層化ネットワークは、
    遊技ホールの遊技機と遊技ホール及び遊技者を撮影する監視カメラを含む遊技関連機器とから構成される複数組をグループ(島)化して分散配置し島ネットワークを介して島内の遊技機及び遊技関連機器のデータを集積し暗号化して島情報を生成する島情報生成手段を備える島コンピュータと、
    前記島コンピュータの機能を少なくとも含むコンピュータが複数接続されて構成され、該コンピュータそれぞれが島ネットワーク及びグローバルネットワークに接続されて島ネットワーク及びグローバルネットワーク間のゲートウェイ機能を有するグロ−バルネットワーク接続手段を備える特定島コンピュータと、
    経営対象の系列全遊技ホールの全ての前記特定島コンピュータに前記グローバルネットワークを介して接続し、前記特定島コンピュータ及びグローバルネットワークを介して全ての遊技機の異常データ及び遊技者映像データを含む前記島情報をオンデマンドで受信して収集し、復号化及び解析して一定期間暗号化された情報を蓄積するホール情報解析手段を備えるクライアント機能を含む経営者サーバ/クライアントと、
    前記グローバルネットワークに接続され、前記特殊景品を含む遊技媒体以外の景品の売買に関する情報を処理し暗号化してその情報を提供する景品買取業者の景品買取業者アプリケーションサーバと、
    前記グローバルネットワークに接続され、前記特殊景品を含む遊技媒体以外の景品の流通に関する情報を処理し暗号化してその情報を提供する景品卸業者の景品卸業者アプリケーションサーバと、
    前記遊技ホールの島コンピュータ及び特定島コンピュータ、前記景品買取業者アプリケーションサーバ、及び前記卸業者アプリケーションサーバに前記グローバルネットワークを介して接続し、前記特殊景品のIDを含む遊技に関する各暗号化データをリアルタイムに収集して復号化し、集計し、解析して蓄積するコンピュータシステムからなる第三者管理センターのデータベースサーバと、を少なくとも含み、
    前記特定島コンピュータ、経営者サーバ/クライアント、景品買取業者アプリケーションサーバ、景品卸業者アプリケーションサーバ、及び第三者管理センターのデータベースサーバの各サーバ又はコンピュータ間でグローバルネットワークを介して送受信される遊技に関する全ての情報の機密性、完全性、認証性、及び否認防止を保証し、データ源及び受信者の特定及び認定により目的別に選択された複数のネットワークを構築して接続するため、これらの情報を公開鍵、共通鍵及び秘密鍵を使用したハイブリッド方式で暗号化及び復号化する暗号化復号化手段を備えることを特徴とする遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステム。
  2. 前記階層化ネットワークは、前記第1階層の島ネットワークと前記第2階層のグローバルネットワークとの2階層で構成され、
    前記島ネットワークには、
    遊技ホールの全遊技機及び遊技媒体の貸出機と前記特殊景品の交換に伴い使用される機器を含む遊技関連機器より得られる前記島情報を集積し暗号化して送信する島コンピュータが接続され、
    前記グローバルネットワークには、
    前記島コンピュータの機能を少なくとも含むコンピュータに必要な機能及び装置が付加され複数台が接続されて構成され、前記島コンピュータで生成された全ての前記島情報の収集及び保存機能に加え前記グローバルネットワーク接続手段を分散して並行処理することにより前記島ネットワークに冗長機能を付与する特定島コンピュータと、
    経営対象の系列全遊技ホールの全ての遊技機及び遊技関連機器の前記暗号化された島情報をオンデマンドで受信して収集し復号化及び解析して一定期間暗号化された情報を蓄積する前記経営者サーバ/クライアントと、
    前記特殊景品を含む景品の売買に関する情報を処理し暗号化して提供する前記景品買取業者の景品買取業者アプリケーションサーバと、
    前記特殊景品を含む景品の流通に関する情報を処理し暗号化して提供する前記景品卸業者の景品卸業者アプリケーションサーバと、
    前記特殊景品のIDを含む遊技に関する情報の各暗号化データを収集して復号化し、集計し、解析して蓄積する前記第三者管理センターのデータベースサーバと、が少なくとも接続されることを特徴とする請求項1に記載の遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステム。
  3. 前記階層化サーバは、情報発信元のフロントエンドサーバと、情報の一次蓄積とその処理を行うミッドティアサーバと、情報を収集し、解析して蓄積するバックエンドサーバと、から構成され、
    前記フロントエンドサーバには、
    遊技ホールの全遊技機及び遊技媒体の貸出機と前記特殊景品の交換に伴い使用される機器を含む遊技関連機器より得られる前記島情報を集積し暗号化して送信する前記島コンピュータが含まれ、
    前記ミッドティアサーバには、
    前記暗号化された島情報を一次蓄積しその情報を必要に応じて復号化して処理し再度暗号化して目的別に選択送信する遊技ホールの前記特定島コンピュータと、経営対象の系列遊技ホールの全ての遊技機及び遊技関連機器の前記暗号化された島情報をオンデマンドで受信して収集し復号化及び解析して一定期間暗号化された情報を蓄積する前記経営者サーバ/クライアントと、特殊景品を含む景品の売買に関する情報を処理し暗号化して提供する前記景品買取業者の景品買取業者アプリケーションサーバと、特殊景品を含む景品の流通に関する情報を処理し暗号化して提供する前記景品卸業者の景品卸業者アプリケーションサーバと、が含まれ、
    前記バックエンドサーバには、
    前記特殊景品のIDを含む遊技に関する情報の各暗号化データを収集して復号化し、集計し、解析して蓄積する前記第三者管理センターのデータベースサーバが含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステム。
  4. 前記島コンピュータから送信される前記島情報と前記景品買取業者アプリケーションサーバ及び景品卸業者アプリケーションサーバから取得する景品に関する情報との遊技関連情報の機密性、完全性、認証性、否認防止、及び前記経営者サーバ/クライアントと前記第三者管理センターのデータベースサーバを含む複数から成る第三者の管理するコンピュータとがそれぞれ受信できる目的別情報の選択受信を保証するため、当該サーバ又はコンピュータは、前記島情報及び景品に関する情報の遊技関連情報を公開鍵、共通鍵及び秘密鍵を使用したハイブリッド方式で暗号化及び復号化する暗号化復号化手段を備え、
    前記島情報及び景品に関する情報の遊技関連情報は、暗号化処理に用いる共通鍵を暗号化する情報の単位(パケット又はブロック)毎に変更できるワンタイム暗号化共通鍵暗号方式により情報の単位毎に暗号化及び復号化され、情報の単位により共通鍵が異なることを利用して、前記遊技機、遊技関連機器、及び特殊景品に付与されるIPv6準拠のアドレス空間及び付帯データの前記IDを変更せずにどの情報にどこからアクセスしたかが特定されることを特徴とする請求項3に記載の遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステム。
  5. 前記島コンピュータから送信される前記島情報と前記景品買取業者アプリケーションサーバ及び景品卸業者アプリケーションサーバから取得する景品に関する情報との遊技関連情報はリアルタイムデータ転送方式で送信され、遊技ホールの経営者、遊技機及び遊技関連機器の製造業者、保守業者、及び監督機関を含む複数からなる前記ミッドティアサーバ又はバックエンドサーバそれぞれに前記島情報をそれぞれの目的別に選択して制限し提供するため、前記島情報及び景品に関する情報の遊技関連情報を構成する個別のデータはブロック又はパケット毎に異なる暗号化共通鍵で暗号化され、遊技機及び遊技関連機器と特殊景品のそれぞれに付与されるIPv6準拠のアドレス空間及び付帯データの前記IDに前記ミッドティアサーバ又はバックエンドサーバの目的別に対応して選択復号される秘密鍵を用いることで、暗号化によるVPN(Virtual Private NetWork)を構成することを特徴とする請求項3に記載の遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステム。
  6. 遊技機の出荷、設置、移動、修理、及び廃棄の遊技機の履歴と遊技機の不正改造とを遊技ホールの経営責任者及び第三者が共に監視及び管理するため、各遊技機には、IPv6準拠のアドレス空間及び付帯データに付与される前記ID、当該遊技機の認可条件、及び番号を含むデータが第三者機関により認証された公開鍵により暗号化されて記録され、且つ出荷、設置、移動、修理、及び廃棄情報の追記を可能に構成し暗号化された固有の個別識別情報が記録された接触又は非接触による読み書き可能なICタグが封印されて組み込まれ、
    前記ICタグに記録された固有の個別識別情報及び当該遊技機の追記情報は、前記島ネットワークに接続されたICタグの読み取り機で読み取られて秘密鍵で復号化され、認可条件に対応する稼動データ及び監視カメラにより撮影された遊技ホールと遊技者のリアルタイム画像データと共に暗号化された前記島情報として前記島ネットワーク及びグローバルネットワークを介して前記経営者サーバ/クライアント又は前記第三者センターのデータベースサーバに送信されて復号化され解析されて保存されることを特徴とする請求項1に記載の遊技情報の選択的且つ一元的なデータ共有及び不正防止ネットワークシステム。
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