JP2008148413A - 配電線故障箇所発見システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】配電系統における開閉器、変圧器及び計量器を監視することにより、故障箇所をより迅速に発見することができるシステムを提供する。
【解決手段】発電所で発電された電力を、変電所110と開閉器120と変圧器130と計量器140とを順に経由して各施設に配電する電力配電系統における故障箇所発見システム1であって、変電所に付設された制御部100は、制御部通信手段101を介して開閉器120及び変圧器130についての検知結果並びに計量器140からの返信の有無に係る情報を収集し、それらの情報に基づいて、開閉器120と変圧器130と計量器140とが正常であるか異常であるかを判定する制御部判定手段103と、その結果を記憶する制御部記憶手段102と、を備える。
【選択図】図1

Description

配電線に設置された開閉器、変圧器及び計量器の故障箇所を発見するシステム及び方法に関する。
一般に配電線系統には、配電自動化システムが導入されており、停電事故が発生しても事故発生区間(事故発生箇所を含む開閉器と開閉器の間の区間)を自動制御により配電線系統から切り離し、事故の発生していない健全区間へ通電することで、迅速に復旧できるようになっている。
しかしながら、従来の配電自動化システムは、配電線とは別に管理保安用の通信回線(以下、「保安線」)を変電所から開閉器まで架設し、開閉器を監視しているが、その先の配電線上にある変圧器や電力の最終需要地である各家屋や各事業所に取り付けられた電力使用量の計量器までは監視していない。したがって、事故発生区間については判定できても、事故発生区間の中のどの場所で事故が発生したかまでは特定できず、事故発生区間の通電復旧に時間がかかっている。
これに対して、特許文献1では、無線通信によって子局を監視する技術が開示されている。しかし、この技術では、各最終需要者のところに設置された計量器を監視することはできず、配電線系統の末端までは監視が行き届かないという課題が残る。
特開平10−243580号公報
本発明は、このような課題に対して、配電系統における開閉器、変圧器及び計量器を監視することにより、故障箇所をより迅速に発見することができるシステムを提供することを目的とする。
第1の発明は、発電所で発電された電力を、開閉器と変圧器と計量器の各機器をこの順に経由して各施設に配電する電力配電系統における故障箇所発見システムであって、
前記開閉器に付設され、前記電力配電系統上の他の機器と通信可能な開閉器通信手段と、前記開閉器の状態を検知する開閉器検知手段と、を有する開閉器監視部と、
前記変圧器に付設され、前記電力配電系統上の他の機器と通信可能な変圧器通信手段と、前記変圧器の状態を検知する変圧器検知手段と、を有する変圧器監視部と、
前記計量器に付設され、前記電力配電系統上の他の機器と通信可能な計量器通信手段を有する計量器監視部と、
前記電力配電系統上の各機器と通信可能な制御部通信手段と、前記制御部通信手段で取得した情報に基づいて開閉器、変圧器及び計量器がそれぞれ正常であるか異常であるかを判定する制御部判定手段と、前記制御部判定手段が判定した結果を記憶する制御部記憶手段と、を有する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記制御部通信手段を介して前記開閉器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その開閉器状態情報を受信できた場合はその開閉器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記開閉器が正常であるか異常であるかを前記制御部判定部で判定し、その判定結果を前記制御部記憶手段に記憶し、
前記制御部通信手段を介して前記変圧器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その変圧器状態情報を受信できた場合はその変圧器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記変圧器が正常であるか異常であるかを前記制御部判定部で判定し、その判定結果を前記制御部記憶手段に記憶し、
前記制御部通信手段を介して前記計量器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その計量器状態情報を受信できた場合はその計量器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記計量器が正常であるか異常であるかを前記制御部判定部で判定し、その判定結果を前記制御部記憶手段に記憶すること、
を特徴とする故障箇所発見システムである。
第2の発明は、第1の発明に記載の故障箇所発見システムであって、
前記開閉器監視部は、前記開閉器検知手段で検知した結果に基づいて前記開閉器が正常であるか異常であるかを判定する開閉器判定手段と、前記開閉器判定手段で判定した結果を記憶する開閉器記憶手段を有し、
前記開閉器監視部は、前記開閉器判定手段での判定結果を開閉器状態情報として前記制御部に送信することを特徴とする故障箇所発見システムである。
第3の発明は、第2の発明に記載の故障箇所発見システムであって、
前記開閉器監視部は、
前記開閉器通信手段を介して前記変圧器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その変圧器状態情報を受信できた場合はその変圧器状態情報を、受信できなかった場合はその旨を、変圧器状態情報として前記開閉器記憶手段で記憶し、
前記開閉器通信手段を介して前記計量器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その計量器状態情報を受信できた場合はその計量器状態情報を、受信できなかった場合はその旨を、計量器状態情報として前記開閉器記憶手段に記憶すること
を特徴とする故障箇所発見システムである。
第4の発明は、第3の発明に記載の故障箇所発見システムであって、
前記開閉器監視部は、
変圧器状態情報を受信できた場合はその変圧器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記変圧器が正常であるか異常であるかを前記開閉器判定部で判定し、その判定結果を変圧器状態情報として前記開閉器記憶手段で記憶し、
計量器状態情報を受信できた場合はその計量器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記計量器が正常であるか異常であるかを前記開閉器判定部で判定し、その判定結果を計量器状態情報として前記開閉器記憶手段に記憶すること、
を特徴とする故障箇所発見システムである。
第5の発明は、第1〜4の発明の何れかに記載の故障箇所発見システムであって、
前記変圧器監視部は、前記変圧器検知手段で検知した結果に基づいて前記変圧器が正常であるか異常であるかを判定する変圧器判定手段と、前記変圧器判定手段で判定した結果を記憶する変圧器記憶手段と、を有し、
前記変圧器監視部は、前記変圧器判定手段での判定結果を変圧器状態情報として前記制御部に送信することを特徴とする故障箇所発見システムである。
第6の発明は、第5の発明に記載の故障箇所発見システムであって、
前記変圧器監視部は、
前記開閉器通信手段を介して前記計量器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その計量器状態情報を受信できた場合はその計量器状態情報を、受信できなかった場合はその旨を、計量器状態情報として前記開閉器記憶手段に記憶することを特徴とする故障箇所発見システムである。
第7の発明は、第6の発明に記載の故障箇所発見システムであって、
前記変圧器監視部は、
計量器状態情報を受信できた場合はその計量器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記計量器が正常であるか異常であるかを前記開閉器判定部で判定し、その判定結果を計量器状態情報として前記開閉器記憶手段に記憶することを特徴とする故障箇所発見システムである。
第8の発明は、第1〜7の発明の何れかに記載の故障箇所発見システムであって、
前記制御部記憶手段は、取得した開閉器状態情報と変圧器状態情報と計量器状態情報とをそれぞれの機器に係る判定結果に関連付けて記憶することを特徴とする故障箇所発見システムである。
第9の発明は、第1〜8の発明の何れかに記載の故障箇所発見システムであって、
前記制御部通信手段と前記開閉器通信手段と前記変圧器通信手段と前記計量器通信手段との間の通信は、電力配電線を介して行われることを特徴とする故障箇所発見システムである。
第10の発明は、第1〜8の発明の何れかに記載の故障箇所発見システムであって、
前記開閉器通信手段と前記変圧器通信手段と前記計量器通信手段との間の通信は、電力線を介して行われ、
前記制御部通信手段と前記開閉器通信手段との間の通信は、電力線とは異なる通信回線を介して行われることを特徴とする故障箇所発見システムである。
第11の発明は、第1〜10の発明の何れかに記載の故障箇所発見システムであって、
前記制御部は、前記変電所に敷設されていることを特徴とする故障箇所発見システムである。
本発明によれば、配電系統における開閉器、変圧器及び計量器を監視することにより、故障箇所をより迅速に発見することができるシステムを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態である故障箇所発見システム1の全体構成図である。同図に示すように、本実施形態の故障箇所発見システム1は、変電所110から開閉器120、変圧器130、計量器140を経て各需要者へと配電する配電系統において、制御部100、各開閉器120に付設された開閉器監視部121、各変圧器130に付設された変圧器監視部131、各計量器140に付設された計量器監視部141などを備えている。
図2は、制御部100の機能構成図である。制御部100は、変電所110に設置され、制御部通信手段101、制御部記憶手段102、制御部判定手段103、制御部入力手段104、制御部出力手段105等を備えている。
制御部100は、開閉器120に付設された開閉器監視部121、変圧器130に付設された変圧器監視部131及び計量器140に付設された計量器監視部141とへ各機器の状態に関する情報(以下、「状態情報」と言う)を送信するよう指示を送り、開閉器監視部121、変圧器監視部131及び計量器監視部141から開閉器120、変圧器130及び計量器140の状態情報を受信する。
こうした制御部100と、開閉器監視部121、変圧器監視部131及び計量器監視部141の通信は、制御部通信手段101を介して行われる。なお、この通信は、変電所110から開閉器120までは、配電系統を管理するための配電自動化システムの導入に伴って既に架設されている通信回線(保安線)を利用して行ってもよいし、配電線を利用した電力線搬送によってもよい。他方、開閉器120から計量器140までの通信は、配電線及び引込線を利用した電力線搬送によって行う。また、この通信は、例えばIP(Internet Protocol)を用いて行ってもよい。
制御部記憶手段102は、変電所110の状態情報と、制御部通信手段101が受信した状態情報と、を記憶する。ここで、変電所110の状態情報とは、変電所の運転状態を示す情報であって、変電所110内に設けられた検知手段によって取得され制御部通信手段101を介して制御部100に送信されてもよく、後述する制御部入力手段104によって入力されてもよい。また、制御部記憶手段102は、後述する制御部判定手段103において判定された各機器の正常/異常の判定結果を、当該機器の状態情報と関連付けて記憶する。なお、開閉器120と変圧器130とにおいて各機器の正常/異常を判定した場合には、それらの判定結果を受取り、各機器の状態情報と共に、又は状態情報に代えて判定結果を記憶する。
制御部判定手段103は、制御部記憶手段102に記憶された状態情報に基づいて、夫々の機器が正常に作動しているか異常が発生しているかの判定を行う。なお、この判定において、電力の送配電経路の情報が必要となる場合があるが、こうした情報は、別途設けられている配電自動化システム等で把握されている電力送配電経路データに、制御部通信手段101を介してアクセスすることによって入手可能である。
制御部入力手段104は、キーボードやマウス等であって、変電所110や開閉器120、変圧器130、計量器140の状態確認に係る指示等を操作者から受け付ける。
制御部出力手段105は、ディスプレイやプリンタ等であって、制御部記憶手段102の状況データや制御部判定手段103の判定結果等を出力する。
図3は、開閉器120に付設された開閉器監視部121の機能構成図である。同図に示すように開閉器検知手段122や開閉器通信手段123等を有している。
開閉器検知手段122は、制御部100から指示を受けて開閉器120の設備状態を検知し、開閉器120の状態情報(以下、「開閉器状態情報」と言う)を提供する。開閉器状態情報は、図4に示すように、配電ルートや配電元の変電所、開閉器が設置された電柱を特定するための情報(以下、「電柱番号」と言う)、開閉器を特定するための情報(以下、「開閉器管理番号」と言う)、開閉器の開閉状態、開閉器の上流側と下流側の電流値と電圧値等によって構成される。
開閉器通信手段123は、制御部100から開閉器状態情報を送信すべき旨の指示を受信し、制御部100に開閉器状態情報を送信する。また、変圧器130に付設された変圧器監視部131に対して変圧器130の状態情報(以下、「変圧器状態情報」と言い、詳細は後述する)を送信するよう指示をし、変圧器状態情報を受信するようにしてもよい。さらに、開閉器通信手段123は、計量器140に付設された計量器監視部141に対しても計量器140の状態情報(以下、「計量器状態情報」と言い、詳細は後述する)を送信するよう指示をし、計量器状態情報を受信するようにしてもよい。
また、開閉器監視部121は、開閉器記憶手段124を備えていてもよい。開閉器記憶手段124は、開閉器検知手段122が検知した開閉器状態情報を記憶しておき、制御部100から情報送信指示を受けたときにその記憶した状態情報をまとめて制御部100に送信する。加えて、開閉器記憶手段124は、変圧器監視部131から変圧器状態情報を受信して記憶しておき、制御部100から情報送信指示を受けたときにその記憶した変圧器状態情報を開閉器状態情報と共に制御部100に送信してもよい。また、開閉器記憶手段124は、計量器監視部141から計量器状態情報を受信して記憶しておき、制御部100から情報送信指示を受けたときにその記憶した計量器状態情報を変圧器状態情報や開閉器状態情報と共に制御部100に送信してもよい。
さらに、開閉器監視部121は、開閉器判定手段125を備えていてもよい。開閉器判定手段125は、開閉器検知手段122が取得した開閉器状態情報を分析して、開閉器120の状態が正常であるか異常であるかの判定をする。加えて、開閉器監視部121の開閉器判定手段125は、開閉器通信手段123が変圧器監視部131から受信した変圧器状態情報を分析して変圧器130の状態が正常であるか異常であるかの判定をしてもよい。また、開閉器判定手段125は、開閉器通信手段123が計量器監視部141から受信した計量器状態情報を分析して、計量器140の状態が正常であるか異常であるかの判定をしてもよい。
変圧器130に付設された変圧器監視部131は、図5に示すように、変圧器検知手段132や変圧器通信手段133等を有している。変圧器検知手段132は、制御部100又は開閉器監視部121から指示を受けて変圧器130の設備状態を検知し、変圧器状態情報を送信する。変圧器状態情報は、図6に示すように、配電ルートや配電元の変電所名、配電元の開閉器管理番号、変圧器130が設置された電柱の電柱番号、変圧器を特定するための情報(以下、「変圧器管理番号」と言う)、変圧器130の一次側と二次側の電流値と電圧値等によって構成される。
変圧器通信手段133は、制御部100又は開閉器監視部121から変圧器状態情報を送信すべき旨の指示を受信し、変圧器状態情報を送信する。また、計量器140に付設された計量器監視部141に対して計量器状態情報を送信するよう指示をし、これらの状態情報を受信してもよい。
また、変圧器監視部131は、変圧器記憶手段134を備えていてもよい。変圧器記憶手段134は、変圧器検知手段132が検知した変圧器130の状態に係る変圧器状態情報を記憶しておき、制御部100又は開閉器監視部121から情報送信指示を受信したときにその記憶した状態情報を制御部100又は開閉器監視部121に返信する。加えて、変圧器記憶手段134は、計量器監視部141から計量器状態情報を受信して記憶しておき、制御部100又は開閉器監視部121から情報送信指示を受けたときにその計量器状態情報を変圧器状態情報と共に制御部100又は開閉器監視部121に返信してもよい。
さらに、変圧器監視部131は、変圧器判定手段135を備えていてもよい。変圧器判定手段135は、変圧器検知手段132が取得した変圧器状態情報を分析して、変圧器130の状態が正常であるか異常であるかの判定をする。加えて、変圧器監視部131の変圧器判定手段135は、変圧器通信手段133が取得した計量器状態情報を分析して計量器140の状態が正常であるか異常であるかの判定をしてもよい。
計量器140に付設された計量器監視部141は、図7に示すように、計量器通信手段143と計量器記憶手段144とを有している。計量器記憶手段144には、図8に示すように、配電ルートや配電元の変電所名、配電元の開閉器の開閉器管理番号、配電元の変圧器の変圧器管理番号、計量器を特定するための情報(以下、「計量器管理番号」と言う)等によって構成される計量器データが記憶されている。
計量器通信手段143は、制御部100、開閉器監視部121又は変圧器監視部131から返信するよう指示(以下、「エコー要求」と言う)に対して、これに応じた返信(以下、「エコーバック」という)をする。なお、エコーバックには、計量器データを含めてもよく、エコーバック及び計量器データを含めた計量器の状態に係る情報を計量器状態情報と言う。
故障箇所発見システム1の構成は以上の通りであるが、以下では、故障箇所発見システム1の故障箇所発見の判定処理フローについて説明する。
図9は、故障箇所発見システム1の故障箇所発見の概略フローを示した図である。上記図1に示すように配電系統は、上流から下流の順に、変電所110、開閉器120、変圧器130、計量器140が連結されている。まず、開閉器120、変圧器130、計量器140の各機器の状態情報の収集は、上流側にある機器が下流側にある機器に状態情報の送信指示を行い(S902)、下流側にある機器が上流側にある機器に状態情報を送信することにより行われる(S904)。そして、各状態情報は、制御部100、開閉器監視部121、変圧器監視部131で各機器が正常であるか異常であるかの判定処理をし、その結果を記憶する(S906)。
以下では、各ステップについて詳述する。まず、図9のS902及びS904の処理により収集された開閉器120、変圧器130及び計量器140の状態情報は、最終的に制御部100に集められる。この状態情報及び返信情報の収集のフローは、具体的には、以下の4つのパターンがあり、いずれのパターンで行ってもよい。
第一のパターンは、図10に示すように、制御部100が、開閉器監視部121、変圧器監視部131及び計量器監視部141に対してそれぞれの状態情報を制御部100へ送信するよう指示をし、開閉器監視部121、変圧器監視部131及び計量器監視部141は、それぞれの監視対象の機器に係る状態情報を制御部100に送信する。
第二のパターンは、図11に示すように、開閉器監視部121が、変圧器監視部131及び計量器監視部141に対して変圧器状態情報及び計量器情報を開閉器監視部121へ送信するよう指示をし、変圧器監視部131及び計量器監視部141は、それぞれの監視対象の機器に係る状態情報を開閉器監視部121に送信する。また、制御部100が、開閉器監視部121に対して開閉器120、変圧器130及び計量器140に係る状態情報を制御部100へ送信するよう指示をし、開閉器監視部121は、制御部100にそれらの状態情報を送信する。
第三のパターンは、図12に示すように、変圧器監視部131が、計量器監視部141に対して計量器140に係る状態情報を返信するよう指示をし、計量器監視部141は、計量器140に係る状態情報を変圧器監視部131に返信する。また、制御部100が、変圧器監視部131に対して変圧器状態情報及び計量器状態情報を制御部100へ送信するよう指示をし、変圧器監視部131は、変圧器状態情報及び計量器状態情報を制御部100に送信する。また、制御部100が、開閉器監視部121に対して開閉器状態情報を返信するよう指示し、開閉器監視部121は制御部100に開閉器状態情報を返信する。
第四のパターンは、図13に示すように、変圧器監視部131が、計量器監視部141に対して計量器状態情報を送信するよう指示をし、計量器監視部141は、計量器状態情報を変圧器監視部131に返信する。また、開閉器監視部121が、変圧器監視部131に対して変圧器状態情報及び計量器状態情報を返信するよう指示をし、変圧器監視部131は、変圧器状態情報及び計量器状態情報を開閉器監視部121に返信する。さらに、制御部100が、開閉器監視部121に対して開閉器状態情報、変圧器状態情報及び計量器状態情報を返信するよう指示をし、開閉器監視部121は、制御部100に開閉器状態情報、変圧器状態情報及び計量器状態情報を返信する。
なお、後述するように、いずれのパターンにおいても開閉器監視部121及び変圧器監視部131が判定部を備え、開閉器監視部121及び変圧器監視部131において正常/異常の判定を行っている場合、開閉器監視部121及び変圧器監視部131は、状態情報と共に、又は状態情報に代えて、正常/異常の判定結果を送信する。
次に、図9のS906で行う開閉器120、変圧器130,計量器140が正常であるか異常であるかの判定について、機器毎に判定の手順を詳述する。
開閉器120についての正常/異常の判定は、図14の処理フロー図で示すような手順で行う。制御部100は、開閉器監視部121に対して開閉器状態情報を返信するよう指示する(S1402)。制御部100は、開閉器監視部121から開閉器状態情報を受信すると(S1404:YES)、開閉器状態情報が異常値であるか正常値であるかを判定する(S1406)。このS1406での判定は、予め設定された開閉器正常値表に基づいて行われるが、この開閉器正常値表とは、図15に示すように、各開閉器120についての電流及び電圧の上限値及び下限値が記載されている表である。すなわち、開閉器120が「ON」の場合は、当該状態情報の電流及び電圧の値が開閉器正常値表の上限値と下限値の間の範囲にあれば開閉器120は正常であり、いずれかがその範囲になければ開閉器は異常であると判定される。また、開閉器120が「OFF」の場合は、当該状態情報の電流値がゼロであって電圧値が開閉器正常値表の上限値と下限値の間の範囲にあれば開閉器120は正常であり、その電流値がゼロでない又は電圧値がその範囲になければ開閉器120は異常であると判定される。なお、この判定処理は、制御部100において行ってもよく、また開閉器監視部121が制御部100からの指示を受ける前に予め行ってもよい。開閉器監視部121が正常/異常の判定を行った場合、開閉器監視部121は、状態情報に加えて判定結果も併せて制御部100に送信してもよく、また判定結果のみを制御部100に送信してもよい。
さて、制御部100は、開閉器監視部121から送信されてきた開閉器状態情報が異常値であり、開閉器120に異常ありと判定された場合、その旨を制御部記憶手段102に記憶する(S1408)。一方、開閉器状態情報が異常値でなく、開閉器120は正常と判定された場合、制御部100はその旨を制御部記憶手段102に記憶する(S1410)。
また、制御部100は、開閉器監視部121から開閉器状態情報を受信できなかった場合(S1404:NO)、当該開閉器120に電力を供給する変電所(以下、「上位変電所」と言う)110の変電所状態情報を制御部記憶手段102から検索する(S1412)。そして、変電所状態情報から当該上位変電所110が故障していると判断された場合(S1414:YES)、当該上位変電所110を影響箇所として制御部記憶手段102に記憶する(S1416)。一方、当該上位変電所110が故障していない場合(S1414:NO)、当該開閉器120を故障区間として制御部記憶手段102に記憶する(S1418)。なお、当該上位変電所110に故障がないにも関わらず当該開閉器120からの送信を受信できない理由として、当該開閉器監視部121が故障により送信できない場合と、制御部100と当該開閉器監視部121との間の通信回線の故障により送受信できない場合とが想定される。故障区間とは、これらのいずれかの場合が生じた区間を意味する。
なお、以上の説明では、上位に当たる制御部100から開閉器監視部121に対して開閉器状態情報を送信すべき旨を指示し、開閉器監視部121から上位に当たる制御部100に対して開閉器状態情報を送信することとしているが、指示内容は、開閉器状態情報の送信ではなくて、エコー要求であってもよい。また、これらを組み合わせて、例えば、エコー要求を1日6回行い、開閉器状態情報送信指示を1日1回としてもよい。
変圧器130についての正常/異常の判定は、図16の処理フロー図で示すような手順で行う。制御部100又は開閉器監視部121は、変圧器監視部131に変圧器状態情報を送信するよう指示する(S1602)。制御部100又は開閉器監視部121は、開閉器監視部121から変圧器状態情報を受信すると(S1604:YES)、当該変圧器状態情報が異常値であるか正常値であるかを判定する(S1606)。
この判定は、予め設定された変圧器正常値表に基づいて行われる。図17は、変圧器正常値表を示す。同図に示すように、変圧器正常値表には、各変圧器130についての電流及び電圧の上限値及び下限値並びに変圧器の定格容量が記載されている。S1606では、次の3つの条件を全て満たす場合に正常と判定し、何れか一つの条件でも満たさない場合には異常と判定する。
1)当該変圧器状態情報の電流及び電圧の値が変圧器正常値表の上限値と下限値の間の範囲にあること。
2)一次側電流値と一次側電圧値の積が、二次側電流値と二次側電圧値の積と等しいこと。
3)一次側電流値と一次側電圧値の積及び二次側電流値と二次側電圧値の積が定格容量以下であること。
次に制御部100、開閉器監視部121又は変圧器監視部131は、変圧器130の正常又は異常の判定結果を記憶する(S1608,S1610)。なお、この判定処理は、制御部100又は開閉器監視部121において行ってもよく、また変圧器監視部131が制御部100又は開閉器監視部121からの指示を受ける前に予め行ってもよい。変圧器監視部131が正常/異常の判定を行った場合、変圧器監視部131は、状態情報に加えて判定結果も併せて制御部100又は開閉器監視部121に送信してもよく、また判定結果のみを制御部100又は開閉器監視部121に送信してもよい。
また、制御部100又は開閉器監視部121は、変圧器監視部131から変圧器状態情報の送信がなかった場合(S1604:NO)、当該変圧器130に電力を供給する上位変電所110又は開閉器120(以下、「上位開閉器」と言う)を、配電自動化システムにアクセスすることなどにより電力送配電経路データを入手することによって特定し、当該上位変電所及び当該上位開閉器の開閉器状態情報を制御部記憶手段102又は開閉器記憶手段124から検索する(S1612)。そして、開閉器状態情報に基づき当該上位変電所110又は当該上位開閉器120が故障している場合(S1614:YES)、その故障している上位変電所又は開閉器を当該上位影響箇所として記憶する(S1616)。一方、当該上位変電所110及び当該上位開閉器120が故障していない場合(S1614:NO)、当該変圧器130を故障区間として記憶する(S1618)。なお、当該上位開閉器120に故障がないにも関わらず当該変圧器監視部131からの送信を受信できない理由として、当該変圧器監視部131の故障により返信できない場合と、制御部100又は当該上位開閉器監視部121と当該変圧器監視部131との間の通信回線の故障により返信できない場合とが想定される。故障区間とは、これらのいずれかの場合が生じた区間を意味する。
なお、以上の説明では、上位に当たる制御部100又は開閉器監視部121が変圧器監視部131に対して変圧器状態情報の送信を指示し、変圧器監視部131が上位に当たる制御部100又は開閉器監視部121に対して送信することとしているが、指示内容は、変圧器状態情報の送信ではなくて、エコー要求であってもよい。また、これらを組み合わせて、例えば、エコー要求を1日6回行い、変圧器状態情報送信指示を1日1回としてもよい。
計量器140についての正常/異常の判定は、図18の処理フロー図で示すような手順で行う。制御部100、開閉器監視部121又は変圧器監視部131は、計量器監視部141に計量器状態情報を送信するよう指示する(S1802)。制御部100、開閉器監視部121又は変圧器監視部131は、計量器監視部141から計量器状態情報を受信すると(S1804:YES)、当該計量器が正常であると判定し、その旨を記憶する(S1806)。
一方、制御部100、開閉器監視部121又は変圧器監視部131は、計量器監視部141から計量器状態情報を受信できなかった場合(S1804:NO)、当該計量器140に電力を供給する上位変電所110、上位開閉器120、又は変圧器130(以下、「上位変圧器」と言う)を、配電自動化システムにアクセスするなどにより電力送配電経路データを入手することによって特定し、当該上位変電所、当該上位開閉器及び当該上位変圧器の状態情報を制御部記憶手段102、開閉器記憶手段124又は変圧器記憶手段134から検索する(S1808)。そして、当該上位変電所110、当該上位開閉器120、又は当該上位変圧器130が故障している場合(S1810:YES)、その故障している当該上位機器を影響箇所として記憶する(S1812)。一方、当該上位変電所110、当該上位開閉器120、及び当該上位変圧器130が故障していない場合(S1810:NO)、当該計量器140を故障区間として記憶する(S1814)。なお、当該上位変電所110、当該上位開閉器120、又は当該上位変圧器130に故障がないにも関わらず当該計量器監視部140から計量器状態情報を受信できない理由として、当該計量器監視部141の故障により送信できない場合と、制御部100、開閉器監視部121又は変圧器監視部131と当該計量器監視部141との間の通信回線の故障により送受信できない場合とが想定される。故障区間とは、これらのいずれかの場合が生じた区間を意味する。
以上の通り、本実施形態の故障箇所発見システム1によれば、配電系統における開閉器、変圧器及び計量器を監視することにより、故障箇所をより迅速に発見することができる。
従来、自動配電化システムなどにより変電所から開閉器までは監視することが可能であったが、配電線上で開閉器の先にある変圧器や電力の最終需要地である各家屋や各事業所に取り付けられた電力使用量の計量器までは監視することができなかった。それゆえに事故発生区間については判定できても、事故発生区間の中のどの場所で事故が発生したかまでは特定できず、事故発生区間の通電復旧に時間がかかっていた。これに対して、故障箇所発見システム1によれば、開閉器120から変圧器130、計量器140までの区間で電力線搬送による通信を行うことで、これまで監視できなかった変圧器130から計量器140までの区間を監視することが可能となる。これにより、事故発生時には、事故発生区間の中のどの場所で事故が発生したかまでも特定できるようになる。
また、ある電力需要者において停電が発生した場合、配電側に事故原因があるのか、需要者側に事故原因があるのかは、現場で調査しなければ明らかにできなかったが、故障箇所発見システム1によれば、変電所110から開閉器120、変圧器130、計量器140までにおいて故障箇所があれば発見できることから、配電側に停電原因があるかないかについて迅速に把握することができる。
さらに、故障箇所発見システム1では、開閉器120及び変圧器130に判定手段及び記憶手段を備えることもできる。開閉器120が開閉器判定手段125及び開閉器記憶手段124を備えれば、開閉器120よりも下流側にある変圧器130及び計量器140の状況を把握できるので、ある開閉器120が含まれる配電区間が停電事故発生等により配電系統から切り離され、移動式発電機(例えば、発電車や発電船)等から電力供給を受けた場合であっても、当該開閉器120の開閉器判定手段125で判定され開閉器記憶手段124で記憶された情報を元に当該開閉器120の下流側の機器等の状況を移動式発電機から把握することができ、更に停電事故等発生しても故障箇所を迅速に発見することができる。変圧器130が変圧器判定手段135及び変圧器記憶手段134を備える場合も同様に、当該変圧器130の下流側の機器等の状況を移動式発電機から把握することができ、更に停電事故等発生しても故障箇所を迅速に発見することができる。
なお、以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本発明の実施形態である故障箇所発見システム1の全体構成図である。 制御部100の構成図である。 開閉器監視部121の構成図である。 開閉器状態情報のデータ構成である。 変圧器監視部131の構成図である。 変圧器状態情報のデータ構成である。 計量器監視部141の構成図である。 計量器データのデータ構成である。 故障箇所発見システム1の故障箇所発見の処理フローを示した図である。 各機器の状態情報及び返信情報の収集のパターンを示した図である。 各機器の状態情報及び返信情報の収集の別のパターンを示す図である。 各機器の状態情報及び返信情報の収集の別のパターンを示す図である。 各機器の状態情報及び返信情報の収集の別のパターンを示す図である。 開閉器120についての正常/異常を判定する処理フローを示す図である。 開閉器正常値表のデータ構成を示す図である。 変圧器130についての正常/異常を判定する処理フローを示す図である。 変圧器正常値表のデータ構成を示す図である。 計量器140についての正常/異常を判定する処理フローを示す図である。
符号の説明
1 故障箇所発見システム 100 制御部
101 制御部通信手段 102 制御部記憶手段
103 制御部判定手段 104 制御部入力手段
105 制御部出力手段 110 変電所
120 開閉器 121 開閉器監視部
122 開閉器検知手段 123 開閉器通信手段
124 開閉器記憶手段 125 開閉器判定手段
130 変圧器 131 変圧器監視部
132 変圧器検知手段 133 変圧器通信手段
134 変圧器記憶手段 135 変圧器判定手段
140 計量器 141 計量器監視部
143 計量器通信手段 144 計量器記憶手段

Claims (12)

  1. 発電所で発電された電力を、開閉器と変圧器と計量器の各機器をこの順に経由して各施設に配電する電力配電系統における故障箇所発見システムであって、
    前記開閉器に付設され、前記電力配電系統上の他の機器と通信可能な開閉器通信手段と、前記開閉器の状態を検知する開閉器検知手段と、を有する開閉器監視部と、
    前記変圧器に付設され、前記電力配電系統上の他の機器と通信可能な変圧器通信手段と、前記変圧器の状態を検知する変圧器検知手段と、を有する変圧器監視部と、
    前記計量器に付設され、前記電力配電系統上の他の機器と通信可能な計量器通信手段を有する計量器監視部と、
    前記電力配電系統上の各機器と通信可能な制御部通信手段と、前記制御部通信手段で取得した情報に基づいて開閉器、変圧器及び計量器がそれぞれ正常であるか異常であるかを判定する制御部判定手段と、前記制御部判定手段が判定した結果を記憶する制御部記憶手段と、を有する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記制御部通信手段を介して前記開閉器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その開閉器状態情報を受信できた場合はその開閉器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記開閉器が正常であるか異常であるかを前記制御部判定部で判定し、その判定結果を前記制御部記憶手段に記憶し、
    前記制御部通信手段を介して前記変圧器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その変圧器状態情報を受信できた場合はその変圧器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記変圧器が正常であるか異常であるかを前記制御部判定部で判定し、その判定結果を前記制御部記憶手段に記憶し、
    前記制御部通信手段を介して前記計量器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その計量器状態情報を受信できた場合はその計量器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記計量器が正常であるか異常であるかを前記制御部判定部で判定し、その判定結果を前記制御部記憶手段に記憶すること、
    を特徴とする故障箇所発見システム。
  2. 請求項1に記載の故障箇所発見システムであって、
    前記開閉器監視部は、前記開閉器検知手段で検知した結果に基づいて前記開閉器が正常であるか異常であるかを判定する開閉器判定手段と、前記開閉器判定手段で判定した結果を記憶する開閉器記憶手段を有し、
    前記開閉器監視部は、前記開閉器判定手段での判定結果を開閉器状態情報として前記制御部に送信することを特徴とする故障箇所発見システム。
  3. 請求項2に記載の故障箇所発見システムであって、
    前記開閉器監視部は、
    前記開閉器通信手段を介して前記変圧器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その変圧器状態情報を受信できた場合はその変圧器状態情報を、受信できなかった場合はその旨を、変圧器状態情報として前記開閉器記憶手段で記憶し、
    前記開閉器通信手段を介して前記計量器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その計量器状態情報を受信できた場合はその計量器状態情報を、受信できなかった場合はその旨を、計量器状態情報として前記開閉器記憶手段に記憶すること
    を特徴とする故障箇所発見システム。
  4. 請求項3に記載の故障箇所発見システムであって、
    前記開閉器監視部は、
    変圧器状態情報を受信できた場合はその変圧器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記変圧器が正常であるか異常であるかを前記開閉器判定部で判定し、その判定結果を変圧器状態情報として前記開閉器記憶手段で記憶し、
    計量器状態情報を受信できた場合はその計量器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記計量器が正常であるか異常であるかを前記開閉器判定部で判定し、その判定結果を計量器状態情報として前記開閉器記憶手段に記憶すること、
    を特徴とする故障箇所発見システム。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の故障箇所発見システムであって、
    前記変圧器監視部は、前記変圧器検知手段で検知した結果に基づいて前記変圧器が正常であるか異常であるかを判定する変圧器判定手段と、前記変圧器判定手段で判定した結果を記憶する変圧器記憶手段と、を有し、
    前記変圧器監視部は、前記変圧器判定手段での判定結果を変圧器状態情報として前記制御部に送信することを特徴とする故障箇所発見システム。
  6. 請求項5に記載の故障箇所発見システムであって、
    前記変圧器監視部は、
    前記開閉器通信手段を介して前記計量器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その計量器状態情報を受信できた場合はその計量器状態情報を、受信できなかった場合はその旨を、計量器状態情報として前記開閉器記憶手段に記憶することを特徴とする故障箇所発見システム。
  7. 請求項6に記載の故障箇所発見システムであって、
    前記変圧器監視部は、
    計量器状態情報を受信できた場合はその計量器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記計量器が正常であるか異常であるかを前記開閉器判定部で判定し、その判定結果を計量器状態情報として前記開閉器記憶手段に記憶することを特徴とする故障箇所発見システム。
  8. 請求項1〜7の何れかに記載の故障箇所発見システムであって、
    前記制御部記憶手段は、取得した開閉器状態情報と変圧器状態情報と計量器状態情報とをそれぞれの機器に係る判定結果に関連付けて記憶することを特徴とする故障箇所発見システム。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の故障箇所発見システムであって、
    前記制御部通信手段と前記開閉器通信手段と前記変圧器通信手段と前記計量器通信手段との間の通信は、電力線を介して行われることを特徴とする故障箇所発見システム。
  10. 請求項1〜8の何れかに記載の故障箇所発見システムであって、
    前記開閉器通信手段と前記変圧器通信手段と前記計量器通信手段との間の通信は、電力線を介して行われ、
    前記制御部通信手段と前記開閉器通信手段との間の通信は、電力線とは異なる通信回線を介して行われることを特徴とする故障箇所発見システム。
  11. 請求項1〜10の何れかに記載の故障箇所発見システムであって、
    前記制御部は、前記変電所に敷設されていることを特徴とする故障箇所発見システム。
  12. 発電所で発電された電力を、開閉器と変圧器と計量器の各機器をこの順に経由して各施設に配電する電力配電系統において
    前記開閉器に付設され、前記電力配電系統上の他の機器と通信可能な開閉器通信手段と、前記開閉器の状態を検知する開閉器検知手段と、を有する開閉器監視部と、
    前記変圧器に付設され、前記電力配電系統上の他の機器と通信可能な変圧器通信手段と、前記変圧器の状態を検知する変圧器検知手段と、を有する変圧器監視部と、
    前記計量器に付設され、前記電力配電系統上の他の機器と通信可能な計量器通信手段を有する計量器監視部と、
    前記電力配電系統上の各機器と通信可能な制御部通信手段と、前記制御部通信手段で取得した情報に基づいて開閉器、変圧器及び計量器がそれぞれ正常であるか異常であるかを判定する制御部判定手段と、前記制御部判定手段が判定した結果を記憶する制御部記憶手段と、を有するコンピュータ制御部と、を備える故障箇所発見システムを用いた故障箇所発見方法であって、
    前記コンピュータ制御部は、
    前記制御部通信手段を介して前記開閉器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その開閉器状態情報を受信できた場合はその開閉器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記開閉器が正常であるか異常であるかを前記制御部判定部で判定し、その判定結果を前記制御部記憶手段に記憶するステップと、
    前記制御部通信手段を介して前記変圧器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その変圧器状態情報を受信できた場合はその変圧器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記変圧器が正常であるか異常であるかを前記制御部判定部で判定し、その判定結果を前記制御部記憶手段に記憶するステップと、
    前記制御部通信手段を介して前記計量器の状態を示す情報を送信するよう指示をし、その計量器状態情報を受信できた場合はその計量器状態情報に基づいて、受信できなかった場合はそのことに基づいて、前記計量器が正常であるか異常であるかを前記制御部判定部で判定し、その判定結果を前記制御部記憶手段に記憶するステップと、
    を含むことを特徴とする故障箇所発見方法。
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