JP2008145863A - 表示制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表示パネルに第1のウィンドウを表示させている表示領域を特定する表示領域算出部と、第1のウィンドウの表示領域を除く表示パネル上の表示画面の空き領域を検出する空き領域検出部と、空き領域検出部によって検出された空き領域の中から、同時表示要求がされた他のウィンドウが、前記第1のウィンドウが表示されている領域と重ならないように、他のウィンドウの表示位置と大きさとを決定する表示位置判断部と、第1のウィンドウの表示位置と表示位置判断部によって決定された他のウィンドウの表示位置に、それぞれ予め設定されている情報を、同時に表示させるパネル表示制御部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
たとえば、パソコンに接続された表示装置において、文書作成のソフトやインターネットブラウザを起動させたときに表示される画面(以下、PCウィンドウと呼ぶ)と、テレビ放送を表示させる画面(以下、PIPウィンドウと呼ぶ)とを、同じ表示装置の画面上に、同時に表示させることが行われている。
また、予め表示位置が設定されている複数のオンスクリーン情報を、同時に1つの表示装置に表示する際に、それらが重なって表示されないように表示位置の制御を行う映像表示装置も提案されている(特許文献1参照)。
図12に、従来のパソコンにおける2画面表示の概略説明図を示す。
ここで、表示装置100には、その画面全体に、パソコンのデスクトップの表示画面101が表示され、その中にあるアプリケーションソフトの表示画面(PCウィンドウ102)が表示されている状態を示している。
このような表示状態において、PIPウィンドウを表示装置100に表示させる場合、デスクトップの表示画面101の一部領域の上に重ねて、たとえばテレビ映像の画面(PIPウィンドウ103)を表示させていた。
PIPウィンドウ103によって隠された部分を見るためには、ユーザがリモコン,キーボードあるいはマウス等による何らかの手動操作をして、PIPウィンドウ103を消すか、図13に示すように、PCウィンドウ102のサイズを縮小し重ならない位置に移動させる必要があった。
この場合、PCウィンドウもPIPウィンドウも予め設定された位置に、予め設定されていたサイズで表示され、必ずしもユーザの希望する表示ではない場合があり、ユーザの希望する位置やサイズで表示し直すことは困難であった。
したがって、2つのオンスクリーン情報を同時に見たい場合でも再配置領域がない場合は、一方のオンスクリーン情報しか見ることができない。
また、自動的にオンスクリーン画面を再配置する場合でも、再配置可能な領域がない場合には、表示位置が重なっているオンスクリーン情報の一方が表示されない場合があり、ユーザの意図した表示とならない場合もあった。
これによれば、複数のウィンドウを1つの表示パネルに同時に表示させる場合、ユーザが同時表示要求の操作をするだけで、自動的に複数のウィンドウを表示パネル上で重ならないように表示させることができる。
すなわち、複数ウィンドウを重ならないように同時表示をさせる場合の、ユーザの操作の負担を軽減させることができる。
これによれば、たとえば、パソコンのウィンドウ画面(第1のウィンドウ)と、いわゆるPIP機能によるテレビ映像の画面(第2のウィンドウ)とを、重ならないように、ユーザに操作の負担をかけることなく、表示パネルに同時に表示させることができる。
これによれば、第2のウィンドウをできるだけ大きな長方形状領域に表示するので、第2のウィンドウに表示される情報を、見やすい状態で表示させることができる。
これによれば、第2のウィンドウに表示される情報を、ユーザが通常見ているのと同じ形状の画面で表示させることができ、ユーザにとってより見やすい状態でその情報を見ることができる。
入力部としては、マウス等の入力機器を用いることができる。現在の表示位置が適切(YES)又は不適切(NO)を選択する画面を表示させ、マウス等でどちらかを選択するようにすればよい。
<この発明の表示制御装置の構成の説明>
図1に、この発明の表示制御装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
この発明の表示制御装置1は、パソコン(PC)4からの指示入力により、アンテナを介して受信したデジタル放送番組などの映像信号と、パソコンPCのデスクトップ画面に表示すべき表示情報とを重ね合わせて、PCウィンドウ画面とPIPウィンドウ画面とからなる表示データを作成し、表示パネル(LCD)2に与えるものである。
一方、PIPウィンドウ画面には、受信した映像信号によって生成される動画像等が表示される。ここで、PCウィンドウ画面が、第1のウィンドウに相当し、PIPウィンドウ画面が第2のウィンドウに相当する。
パソコンPC4は、表示制御装置1に対して表示制御情報を与えるものであり、さらに、パソコンPC4で起動されたアプリケーションソフト等の動作内容を示す表示情報を与えるものである。
ここで、表示制御情報とは、PIP表示をするかしないかの情報(PIP要求)や、ウィンドウサイズや表示位置の情報,解像度,明るさなど表示特性に関する情報を意味する。表示情報とは、いわゆるデスクトップの画面の表示内容,起動中のアプリケーションソフトのウィンドウ画面の表示内容を意味する。
また、パソコン4には、PCウィンドウ画面の位置やサイズを変更するための位置制御部25を設けてもよい。この位置制御部25は必須ではないが、たとえば、後述するように、PIP表示の解除要求があったときに、PCウィンドウを自動的にもとのサイズに戻す場合に使用される。
表示制御装置1は、1つのハードウェアとして構成することもできるが、プリント基板上に形成される回路のうち1つの機能ブロックとして構成することもでき、また、表示制御ソフトウェアを組み込んだ1つのLSIとして構成し、パソコンの一部品として提供してもよい。
また、表示制御装置1は、CPU,ROM,RAM,I/Oコントローラ,およびタイマー等からなるマイクロコンピュータを有し、ROMやRAMに格納されたプログラムに基づいて、CPUが各種ハードウェアを動作させることにより、各機能ブロック(11〜15)の動作を実現させることができる。
コマンド受信部12は、表示パネル2に表示すべき情報等についての指示,表示位置やサイズの制御または調整等するためのコマンドを、パソコンPCから受信する部分である。
表示情報受信部13は、パソコンPC4のモニタ出力端子から出力される表示信号(たとえばDVI出力信号)を受信する部分である。
パネル表示制御部15は、位置制御部14で表示位置が決定されたPCの表示情報や映像信号の表示ウィンドウを確定し、表示データ(たとえばLVDS信号)を生成し、表示パネル2に与える部分である。
PIP要求検出部21は、パソコンPC4から受信したコマンドのうち、特に、PIP表示をするかしないかを示すPIP要求コマンドを検出する部分である。
ここで、PIP表示とは、表示パネル2に、PIPウィンドウを表示することを意味する。PIPウィンドウには、たとえば、チューナにより選択受信された映像信号が表示される。たとえば、PIPウィンドウを表示する旨のPIP要求コマンドが受信された場合、パネル表示制御部15は、PIPウィンドウを表示するように作動する。
また、PIP要求コマンドには、PIPウィンドウに表示すべき内容や、表示位置,表示サイズなどの情報を含めてもよい。
また、PIPウィンドウの表示を解除する旨のPIP要求コマンドが受信された場合、PIPウィンドウを表示しないように作動する。
たとえば、図13の表示画面101の中で、PCウィンドウ102の表示領域を除いた部分が、空き領域であり、ここでは、空き領域のうち右下部分に、PIPウィンドウ103が表示されている。
空き領域検出部23は、後述するようにPCウィンドウ102の4すみの座標値をもとに、長方形状に分割したいくつかの表示領域の位置を特定する。
これにより、PCウィンドウ102に重ならないよう領域で、かつ最も大きな面積を持つ長方形領域に、PIPウィンドウ103を表示することができる。すなわち、ユーザは、PCウィンドウ102全体を見ることができる。また、PIPウィンドウをできるだけ大きな面積で表示することにより、ユーザは、できるだけ見やすい状態で、PIP映像を見ることができる。
このような表示制御装置1の具体的処理内容について、フローチャート等を用いて以下に説明する。
図2に、この発明の表示制御装置の表示制御処理の一実施例のフローチャートを示す。
まず、ステップS1において、PIP要求検出部21が、コマンド受信部12を介して、パソコン(PC)4からPIP要求コマンドが入力されていないか否かチェックする。
PIP要求コマンドが入力されていない時は、パソコン(PC)4から入力される表示情報のみが入力され、パソコンのデスクトップ画面や起動されたアプリケーションの動作画面を表示するPCウィンドウのみが、表示パネル2に表示される。PCウィンドウそのものの表示位置やサイズ、PCウィンドウの中に表示されるアプリケーションの動作画面の表示位置やサイズは、ユーザの手動操作により変更される。この変更は、従来と同様に、ユーザがマウス等のポインティングデバイスを用いて行うことができる。
一方、このような指示入力がない場合、ステップS8へ進む。
また、ステップS1でPIP要求コマンドが入力されたことを確認した場合、ステップS3からS7までの処理が実行され、PCウィンドウの表示位置およびサイズ決めと共に、PIPウィンドウの表示位置とサイズの決定が自動的に行われる。
一方、ステップS2で、ユーザによる表示位置等の変更指示があった場合、その変更指示どおりに、PCウィンドウの位置等が変更される。たとえば、ユーザがマウスでPCウィンドウのサイズを小さくする指示をした場合、再度PCウィンドウの位置を算出する。
このステップS4により、表示パネル2の表示画面上におけるPIPウィンドウの表示位置が決定される。PIPウィンドウは、予め決められていたPCウィンドウと重ならない位置に表示されるように位置決めされる。
ステップS6において、PIP要求検出部12が、パソコン(PC)からPIP解除要求コマンドが入力されるか否かチェックする。解除要求がない場合は、ステップS5へ戻り、そのまま両ウィンドウの表示を継続する。
解除要求があった場合、ステップS7へ進み、PIP表示終了処理を行う。ここでは、たとえば、パネル表示制御部15が、PCウィンドウの表示は現在のまま継続し、PIPウィンドウを表示しない制御を行う。
以上の処理により、表示パネル2には、パソコンのデスクトップ全体とPCウィンドウ画面のみが表示された状態となる。
一方、電源OFF要求があった場合、ステップS9へ進み、表示制御装置1および表示パネル2への電源供給を停止する処理をする。
以上が、この発明の表示制御装置1の表示制御処理の全体的な処理フローである。
図3に、PIP位置決定処理(ステップS4)の一実施例のフローチャートを示す。
まず、ステップS41において、PC表示領域算出部22が、PCウィンドウの表示位置を特定する。具体的には、図6に示すように、現在のPCウィンドウの表示位置の長方形領域の4すみの座標を算出する(図5、ステップS21〜S24)。
これにより、PIPウィンドウを表示可能な領域の候補が抽出されたことになる。
図7の場合は、8つの領域(A1〜A8)の領域がPIPウィンドウの表示候補となり、次のステップS5によって、このうちのいずれか1つの領域にPIPウィンドウが表示される。
図7の場合は、抽出された8つの領域のうち、最も面積の大きい領域が、PIPウィンドウを表示する位置に決定される。領域の面積の大きさを判断基準とした場合の一実施例の処理フローを、図10に示している。
たとえば図7のような表示状態で、8つの領域(A1〜A8)のうち、空き領域A5の面積が最も大きかったとすると、領域A5が、PIPウィンドウの表示位置に決定される。
図11に、領域A5に、PIPウィンドウを表示した場合の一実施例の説明図を示す。
ここで、PIPウィンドウは、PCウィンドウに重ならないように表示される。また、PIPウィンドウは、領域A5全体を利用する大きさで表示するのではなく、通常のテレビ画面と同様に、たて横比が3対4となるようなサイズで表示することが好ましい。
図5に、上記したステップS41において、PCウィンドウの表示位置を算出する処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、図6に示したようなPCウィンドウの表示位置の長方形領域の左上位置と右下位置のXY座標が算出される。たとえば、XY座標値は、パソコン(PC)から与えられるコマンドに含まれるウィンドウの表示情報から取得することができる。
ステップS22において、PCウィンドウの左上位置のy座標(y0)を算出し、これを右上位置のy座標として記憶する。
同様に、ステップS23において、PCウィンドウの右下位置のx座標(x1)を算出し、ステップS24において、右下位置のy座標(y1)を算出し、記憶する。これにより、現在のPCウィンドウの位置が特定され、固定される。
図8に、表示画面の空き領域の検出処理(ステップS42)の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、表示パネル2の表面画面の中で、PCウィンドウ以外の空き領域を検出し、空き領域をいくつかの長方形領域(A1〜A8)に区切って、各長方形領域ごとの面積を求める処理を行う。
たとえば、図6に示すように、PCウィンドウの表示位置が決められた場合、表示画面全体の座標と、PCウィンドウの座標とからその周辺に空き領域があることがわかる。
また、図6のPCウィンドウの表示領域については、左上の点座標を(x0,y0)とし、右下の点座標を(x1,y1)であったとする。PCウィンドウの座標値は、ステップS41で求められる。
図7の8つの空き領域を検出した後、図8のステップS61において、まず空き領域A1の面積S1を算出する。領域A1は長方形状なので、PCウィンドウの左上の座標値(x0,y0)から、領域A1の横幅がx0,縦幅がy0となる。したがって、領域A1の面積S1は、x0×y0で求められる。
以下、同様に、各領域ごとに、その横幅と縦幅を求め、その領域の面積Sは、S=横幅×縦幅で算出される。
ステップS63では、空き領域A3の面積S3が、(1920−x1)×y0で求められる。
ステップS64では、空き領域A4の面積S4が、x0×(y1−y0)で求められる。
ステップS65では、空き領域A5の面積S5が、(1920−x1)×(y1−y0)で求められる。
ステップS66では、空き領域A6の面積S6が、x0×(1080−y1)で求められる。
ステップS67では、空き領域A7の面積S7が、(x1−x0)×(1080−y1)で求められる。
ステップS68では、空き領域A8の面積S8が、(1920−x1)×(1080−y1)で求められる。
ただし、PIPウィンドウにテレビ放送の映像を表示する場合を考えると、一般に、テレビ画面にはたて横比が3対4あるいは、9:16の画面サイズで表示される。
ところが、空き領域の形状は長方形状ではあるが、必ずしも3対4のたて横比になっているとは限らない。
そこで、空き領域の中に3対4のたて横比の長方形領域を確保したときに、最も大きな面積となる領域をPIPウィンドウの表示領域とするのが合理的である。
この場合、図8の各ステップ(S61〜S68)の処理として、図9に示したような表示領域の面積算出処理を利用することができる。
図9は、たて横比が3対4の表示領域の面積Sを求める処理のフローチャートである。
ステップS72において、対象の空き領域の縦幅Yを算出する。領域A2の場合は、Y=y0である。
ステップS73において、表示縦幅を調整したもの(Ya)を求める。すなわち、表示縦幅Ya=(X÷4)×3。
一方、YaがY以下である場合は、ステップS77へ進む。この場合、Yaが空き領域内の表示領域の縦幅に採用される。
そして、ステップS77において、表示領域の面積Sが次式で算出される。すなわち、面積S=X×Yaによって求められる。
ステップS76において、表示領域の横幅として、Xaを用いた面積Sを求める。すなわち、面積S=Xa×Yによって求められる。
このようにして求められた面積Sは、対象の空き領域に入れることができ、たて横比が3対4の長方形状の領域の面積である。
図10に、PIPウィンドウの表示位置の判断をする処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、図8のフローで求められた各空き領域の面積を用いて、PIPウィンドウを表示する位置として最も適切な領域を判断する。
図10では、その一例として、求められた8つの空き領域(A1〜A8)のうち、最も大きな面積を持つ領域を、PIPウィンドウの表示領域に決定する場合を示す。
ステップS82において、変数Maxと、領域A2の面積S2を比較する。面積S2の方が、変数Maxよりも大きい場合、ステップS83へ進み、変数Maxの値を面積S2に変更する。
ステップS83において、変数Maxと、領域A3の面積S3を比較する。面積S3の方が変数Maxよりも大きい場合、ステップS84へ進み、変数Maxの値を面積S3に変更する。
また、図10のフローには記載していないが、現在の変数Maxに代入されている領域の識別番号(A1〜A8)を、記憶しておく。
ステップS96において、面積最大値Maxに代入されている面積を持つ空き領域の識別番号を、PIPウィンドウの表示領域として決定し、面積最大値Maxに格納されている面積と同じサイズで、PIPウィンドウを表示する。以上の処理により、PIPウィンドウを表示する位置が決定され、かつPIPウィンドウの表示サイズが決定される。そして、図2のステップS5において、PCウィンドウにパソコンの情報が表示されると共に、PIPウィンドウに所定の映像が表示される。
図4に、PIP表示処理(ステップS5)のフローチャートを示す。
ステップS51において、表示情報受信部13が、PCウィンドウに表示すべき表示情報を取得する。たとえば、起動中のアプリケーションがあれば、そのアプリケーションの動作内容として表示すべき情報が、パソコンPCから取得される。
ステップS52において、チューナー11を介してPIPウィンドウに表示すべき映像信号を取得する。
ステップS54において、パネル表示制御部15は、作成された表示データを、表示パネル2へ出力する。これにより、重ならないように位置とサイズが決定されたPCウィンドウとPIPウィンドウに、それぞれ取得された情報が表示される。
言いかえれば、PCウィンドウに重ならないようにPIPウィンドウを表示させる場合に、ユーザは従来のような面倒な操作をする必要がなく、PIPウィンドウ表示の際のユーザの操作性を向上させることができる。
自動的に決めた位置に一旦PIPウィンドウを表示した後、ユーザにこの位置でよいかどうかの確認入力を求めてもよい。たとえば、「この位置でよいか」という旨の表示をし、よくない(不適切)という入力があった場合には、次の候補位置、たとえば、PIPウィンドウの表示位置を、2番目に広い面積の空き領域の位置に自動的に変更してもよい。
あるいは、さらにユーザに、希望する表示位置を、マウス等の入力機器を用いて直接入力してもらうようにしてもよい。
そのような場合は、重ならないようにPIPウィンドウを表示することをあきらめ、PCウィンドウに重ねて予め設定された初期位置に所定のサイズでPIPウィンドウを表示し、PIPウィンドウを重ならないように表示することができない旨を、表示してもよい。あるいは、PIPウィンドウを重ならないように表示するためには、PCウィンドウの位置やサイズを、ユーザが変更することが必要である旨の表示をしてもよい。
また、PIPウィンドウの位置を調整するのではなく、一旦決められていたPCウィンドウの表示位置とサイズを変更することにより、両ウィンドウが重ならないように表示してもよい。
一般に複数のウィンドウを、1つの表示パネルに同時に表示させる場合にも適用することができる。たとえば、2つのPCウィンドウを表示させている状態で、その空き領域に、1つのPIPウィンドウを表示させるようにしてもよい。
さらに、多数(2以上)のPCウィンドウと、多数(2以上)のPIPウィンドウとを互いに重ならないように、それぞれの相対的な表示位置とサイズを決定し、1つの表示パネルに同時に表示するようにしてもよい。
これは、たとえば、PCウィンドウを小さく表示させている場合にPIP表示要求をしたとき、PIPウィンドウを拡大表示すれば、PIPウィンドウに表示される映像が見やすくなる。
2 表示パネル(LCD)
3 映像受信制御部
4 パソコン(PC)
11 チューナ
12 コマンド受信部
13 表示情報受信部
14 位置制御部
15 パネル表示制御部
21 PIP要求検出部
22 PC表示領域算出部
23 空き領域検出部
24 PIP表示位置判断部
Claims (5)
- 表示パネルに、同時に複数のウィンドウを表示させることが可能な表示制御装置であって、第1のウィンドウを表示させている表示領域を特定する表示領域算出部と、
前記第1のウィンドウの表示領域を除く表示パネル上の表示画面の空き領域を検出する空き領域検出部と、
空き領域検出部によって検出された空き領域の中から、同時表示要求がされた他のウィンドウが、前記第1のウィンドウが表示されている領域と重ならないように、前記他のウィンドウの表示位置と大きさとを決定する表示位置判断部と、
前記第1のウィンドウの表示位置と前記表示位置判断部によって決定された他のウィンドウの表示位置に、それぞれ予め設定されている情報を、同時に表示させるパネル表示制御部とを備えたことを特徴とする表示制御装置。 - 前記表示パネルに同時に表示させるウィンドウが、2つのウィンドウであり、前記第1のウィンドウが、第1の処理装置から与えられた表示情報を表示するウィンドウであり、もう一つのウィンドウが、第2の処理装置から与えられた映像信号を表示する第2のウィンドウであることを特徴とする請求項1の表示制御装置。
- 前記空き領域検出部が検出した空き領域を、複数の長方形状の領域に分割した場合に、前記表示位置判断部が、最も大きな面積を持つ長方形状領域を、第2のウィンドウを表示すべき領域に決定することを特徴とする請求項2の表示制御装置。
- 前記第2のウィンドウの表示形状が長方形状であって所定のたて横比を持つように予め設定されている場合、前記表示位置判断部は、そのたて横幅比を持つ長方形のうち最も大きい面積Sを持つ長方形を入れることのできる空き領域を、前記第2のウィンドウを表示すべき領域に決定し、第2のウィンドウを、前記たて横幅比を持ちかつ前記面積Sの長方形状として表示することを特徴とする請求項3の表示制御装置。
- ユーザに表示位置の確認を求める入力部をさらに備え、
入力部によって前記パネル表示制御部によって表示された位置が不適切であるという旨の入力がされた場合、前記表示位置判断部が、前記他のウィンドウの表示位置を他の空き領域に変更することを特徴とする請求項1の表示制御装置。
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