JP2008145321A - 外周長測定装置および断面積測定装置 - Google Patents

外周長測定装置および断面積測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高い精度で手軽に物体の外周長または断面積を測定する装置を提供する。
【解決手段】外周長測定装置10は、被測定物18が内側に配置される枠体12と、枠体12に取り付けられ、複数の既知の位置と被測定物18の外周上の複数の被測定点との距離を非接触式で測定する光学式距離センサ14とを有する。外周長測定装置10の中央演算処理装置は、既知の位置および光学式距離センサ14で測定された距離に基づいて被測定点の各々の座標を算出し、被測定点の各々の座標に基づいて被測定点同士の距離を判定し、被測定点同士の距離を合計する。
【選択図】図1

Description

本発明は、外周長測定装置および断面積測定装置に関する。
円形、楕円形、または複雑な形状の物体の外周長を測定するには、巻き尺を用いるのが一般的である。また、例えば二重エネルギーX線吸収測定法(DXA)またはCT(Computed Tomography)スキャンのようなX線撮影で得られた画像の分析によって、外周長を測定することができる。
円形または楕円形の物体の断面積は、外周長、直径、長径、短径などから算出することができる。複雑な形状の断面積は、X線撮影装置で得られた画像の分析によって測定することができる。
さらに、生産工場では、外周長および断面積を測定することができる各種の装置が使用されている。
さらに、特許文献1の従来技術の説明に記載されているように、レーザセンサなどの距離センサを人体の周りに回転させ、あるいは距離センサを固定し人体を回転させて水平方向の人体輪切りのデータを取り込み、データ処理で体寸法を計測する技術もある。
特開2004−144727号公報
しかし、巻き尺を正確に所期の位置に巻き付けることは困難である。例えば、人体のウェストまたはヒップの外周長を測定する場合には、巻き尺は水平にする必要があるが、水平面に完全に一致するように巻き尺を巻き付けるのは難しい。また、軟らかい物体の外周長を測定する場合、巻き尺によって物体が変形して正確な測定ができないことがある。外周長の測定が不正確であると、それに基づいて算出される断面積も不正確になる。
X線撮影装置を利用する場合には、装置が大がかりで高価であるという問題がある。また、医師またはX線技師などの専門の測定者でなければ装置を操作することができない。生産工場の測定装置は、大がかりで高価であるという問題がある。
本発明は、高い精度で手軽に物体の外周長または断面積を測定する装置を提供する。
本発明に係る外周長測定装置は、被測定物が内側に配置される枠体と、前記枠体に取り付けられ、複数の既知の位置と前記被測定物の外周上の複数の被測定点との距離を非接触式で測定する距離測定装置と、前記既知の位置および前記距離測定装置で測定された距離に基づいて、前記被測定点の各々の座標を算出する座標算出部と、前記被測定点の各々の座標に基づいて、前記被測定点同士の距離を判定する被測定点距離判定部と、前記被測定点同士の距離を合計する合計部とを備える。
この外周長測定装置によれば、距離測定装置が既知の位置と被測定点の距離を非接触式で測定し、距離測定装置で測定された距離に基づいて、被測定点同士の距離を判定するので、高い精度で手軽に物体の外周長を測定することができる。被測定点同士の距離は、物体の輪郭に近似する多角形の辺の長さであるので、これらを合計することで、外周長が得られる。
一つの形態として、前記被測定点距離判定部は、複数の被測定点のうち一つの被測定点を基準点として選択する基準点選択部と、前記被測定点の各々の座標に基づいて、基準点と他の被測定点との距離を算出する被測定点距離算出部と、前記基準点と他の被測定点との距離のうち最小値を選択する最小値選択部と、前記基準点選択部で一旦選択された基準点の座標を、前記被測定点距離算出部で基準点からの距離を算出すべき被測定点から除外する除外部と、前記最小値選択部で選択された前記最小値に対応する被測定点を新たな基準点として選択する新基準点選択部とを備えてよい。この形態では、基準点と他の被測定点との距離のうち最小値が選択され、このような最小値の選択が繰り返されることによって、物体の輪郭に近似する多角形の辺の長さの測定が繰り返される。従って、物体の輪郭に近似する多角形の辺の長さの合計が正確に算出される。
さらに、前記新基準点選択部で選択された新たな基準点からの距離を算出すべき被測定点がないときに、前記被測定点距離算出部は、前記新たな基準点の座標と前記基準点選択部で最初に選択された基準点の座標に基づいて、前記新たな基準点と前記最初に選択された基準点の距離を算出すると好ましい。この形態では、最後に選択された基準点と最初に選択された基準点の距離を算出するので、物体の輪郭に近似する多角形の辺のうち、最後に算出すべき辺を容易に特定し、その長さを容易に算出することができる。
一つの形態として、前記被測定点の各々の座標を記憶する被測定点座標記憶部をさらに備え、前記被測定点距離判定部は、複数の被測定点のうち一つの被測定点を基準点として選択する基準点選択部と、前記被測定点座標記憶部から読み出された前記被測定点の各々の座標に基づいて、基準点と他の被測定点との距離を算出する被測定点距離算出部と、前記基準点と他の被測定点との距離のうち最小値を選択する最小値選択部と、前記基準点選択部で一旦選択された基準点の座標を、前記被測定点座標記憶部から消去する消去部と、前記最小値選択部で選択された前記最小値に対応する被測定点を新たな基準点として選択する新基準点選択部とを備えてよい。この形態では、基準点と他の被測定点との距離のうち最小値が選択され、このような最小値の選択が繰り返されることによって、物体の輪郭に近似する多角形の辺の長さの測定が繰り返される。従って、物体の輪郭に近似する多角形の辺の長さの合計が正確に算出される。
さらに、前記基準点選択部で最初に選択された基準点の座標を記憶する最初基準点座標記憶部と、前記新基準点選択部で選択された新たな基準点のほかに前記被測定点座標記憶部に記憶された被測定点があるか否かを判断する判断部とをさらに備え、
前記新基準点選択部で選択された新たな基準点のほかに前記被測定点座標記憶部に記憶された被測定点がないと前記判断部が判断したときに、前記被測定点距離算出部は、前記最初基準点座標記憶部から前記最初に選択された基準点の座標を読み出して、前記新たな基準点の座標と前記最初に選択された基準点の座標に基づいて、前記新たな基準点と前記最初に選択された基準点の距離を算出すると好ましい。この形態では、最後に選択された基準点と最初に選択された基準点の距離を算出するので、物体の輪郭に近似する多角形の辺のうち、最後に算出すべき辺を容易に特定し、その長さを容易に算出することができる。
本発明に係る断面積測定装置は、被測定物が内側に配置される枠体と、前記枠体に取り付けられ、複数の既知の位置と前記被測定物の外周上の複数の被測定点との距離を非接触式で測定する距離測定装置と、前記既知の位置および前記距離測定装置で測定された距離に基づいて、前記被測定点の各々の座標を算出する座標算出部と、前記被測定点の各々の座標に基づいて、前記被測定点で画定される複数の多角形の面積を判定する部分面積判定部と、前記多角形の面積を合計する合計部とを備える。
この断面積測定装置によれば、距離測定装置が既知の位置と被測定点の距離を非接触式で測定し、距離測定装置で測定された距離に基づいて、被測定点で画定される多角形の面積を判定するので、高い精度で手軽に物体の断面積を測定することができる。部分面積判定部で面積が判定される多角形は、物体の輪郭に近似する多角形の一部であるので、これらを合計することで、断面積が得られる。
一つの形態として、前記座標算出部は、前記被測定点の各々の直交座標を算出し、前記部分面積判定部は、前記被測定点のうち直交座標の一方の座標の最大値または最小値を持つ二つの被測定点を基準点として選択する基準点選択部と、前記被測定点のうち直交座標の前記一方の座標が前記基準点の前記一方の座標に最も近い二つの被測定点を第2の基準点として選択する第2の基準点選択部と、二つの前記基準点および二つの前記第2の基準点で画定される台形の面積を、前記基準点および前記第2の基準点の直交座標に基づいて算出する台形面積算出部と、前記基準点選択部で一旦選択された基準点の座標を、前記基準点選択部が基準点を選択する被測定点から除外する除外部とを備えてよい。ここでいう「直交座標の一方の座標」とはx座標またはy座標である。この形態では、物体の輪郭に近似する多角形を構成する複数の台形が一方向において次々と選択されて、それらの面積が合計されることによって、物体の輪郭に近似する多角形の面積が正確に計算される。従って、物体の輪郭に近似する多角形の面積が正確に算出される。
一つの形態として、前記被測定点の各々の座標を記憶する被測定点座標記憶部をさらに備え、前記座標算出部は、前記被測定点の各々の直交座標を算出し、前記部分面積判定部は、前記被測定点のうち直交座標の一方の座標の最大値または最小値を持つ二つの被測定点を基準点として選択する基準点選択部と、前記被測定点のうち直交座標の前記一方の座標が前記基準点の前記一方の座標に最も近い二つの被測定点を第2の基準点として選択する第2の基準点選択部と、二つの前記基準点および二つの前記第2の基準点で画定される台形の面積を、前記基準点および前記第2の基準点の直交座標に基づいて算出する台形面積算出部と、前記基準点選択部で選択された基準点の座標を、前記被測定点座標記憶部から消去する消去部とを備えてよい。ここでいう「直交座標の一方の座標」とはx座標またはy座標である。この形態では、物体の輪郭に近似する多角形を構成する複数の台形が一方向において次々と選択されて、それらの面積が合計されることによって、物体の輪郭に近似する多角形の面積が正確に計算される。従って、物体の輪郭に近似する多角形の面積が正確に算出される。
以下、添付の図面を参照しながら本発明に係る様々な実施の形態を説明する。なお、図面においては、各部の寸法の比率は実際のものとは適宜に異なる。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る外周長測定装置10の概略を示す断面図である。この外周長測定装置10は、例えば人間のウェストまたはヒップの外周長を測定するために使用される。
図に例示された外周長測定装置10は、例えば人体のような被測定物18が内側に配置されるフレームすなわち枠体(筐体)12を有する。枠体12はこの実施の形態では矩形であるが、枠体12の形状は他の形状であってもよい。
枠体12には、複数の既知の位置と、被測定物18の外周上の複数の被測定点との距離を非接触式で測定する距離測定装置が取り付けられている。この実施の形態では、距離測定装置は、枠体12の内側に固定された複数の光学式距離センサ14を有する。光学式距離センサ14は図1の紙面に相当する同一平面に配置されている。図において、光学式距離センサ14の各々を識別するために添字1〜18を付ける。図の実施の形態では、18個の光学式距離センサ14〜1418が設けられているが、光学式距離センサ14の個数は実施の形態には限定されない。
図示しないが、光学式距離センサ14の各々は、例えば赤外線のような光を発光する発光素子と、被測定物18上の被測定点からの反射光を受けて電気信号を発する受光素子とを有する。受光素子は、受光状態に基づいて光学式距離センサ14と被測定物18上の被測定点との距離に相当する電気信号を発する。
各光学式距離センサ14の受光素子は、その光学式距離センサ14に直交する直線と被測定物18が交わる点からの反射光を受ける。その点が、その光学式距離センサ14が測定する被測定点である。例えば、光学式距離センサ14の受光素子は、光学式距離センサ14に直交する直線と被測定物18が交わる点からの光を受けて、この点と光学式距離センサ14自身との距離に相当する電気信号を発する。
枠体12には、コンソール16が取り付けられている。コンソール16には、図2に示すスイッチ20、アナログ/デジタル(A/D)変換器22、CPU(中央演算処理装置)24、表示装置26、ROM(read only memory)27およびメモリ28が設けられている。スイッチ20は、光学式距離センサ14〜1418の出力信号を次々とA/D変換器22に供給し、A/D変換器22は供給された信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器22からのデジタル信号は、CPU24に供給される。従って、CPU24には、光学式距離センサ14〜1418の出力信号に基づくデジタルの距離信号が次々と供給される。デジタルの距離信号の各々は、対応する光学式距離センサ14と、被測定物18上のその光学式距離センサ14に対応する被測定点との距離を示す。メモリ28は例えば揮発性のメモリであって、CPU24のワークエリアとして使用される。
CPU24は、ROM27に記憶されたコンピュータプログラムまたはプログラム要素に従って、メモリ28にこれらの距離信号の示す距離のデータを記憶する。また、CPU24は、このプログラムに従って、複数の既知の位置および光学式距離センサ14〜1418で測定された距離に基づいて被測定物18上の被測定点の各々の座標を算出する座標算出部と、被測定点の各々の座標に基づいて被測定点同士の距離を判定する被測定点距離判定部と、被測定点同士の距離を合計する合計部として機能する。被測定点同士の距離の合計は、被測定物18の外周長の近似値であり、CPU24は、この合計値を表示装置26に表示させる。
被測定点の各々の座標を算出するしくみを説明する。図3に示すように、この外周長測定装置では、直交座標系(x−y座標系)が使用される。枠体12の内側において、光学式距離センサ14〜14を結ぶ仮想線、光学式距離センサ14〜14を結ぶ仮想線、光学式距離センサ1410〜1413を結ぶ仮想線、および光学式距離センサ1414〜1418を結ぶ仮想線を図3に示す。これらの仮想線から矩形が構成される。この仮想線の矩形の図3での左下の点を原点O(0,0)と想定する。また、この仮想線の矩形の図3での右上の点を(Xmax,Ymax)と想定する。(Xmax,Ymax)は既知である。
このように座標系を想定すると、光学式距離センサ14の各々のx座標またはy座標が定まる。つまり、光学式距離センサ14〜14はy軸にあるので、それらのx座標は0である。光学式距離センサ14〜14のy座標は、Ymaxである。光学式距離センサ1410〜1413のx座標は、Xmaxである。光学式距離センサ1414〜1418はx軸にあるので、それらのy座標は0である。
また、光学式距離センサ14を既知の位置に取り付けることによって、光学式距離センサ14の各々のx座標およびy座標が既知になる。図4に、センサ14のx座標およびy座標、ならびに被測定点のx座標およびy座標を示す。大文字X,Yは既知の値を示し、小文字x,yは対応するセンサで測定された値を示す。光学式距離センサ14,1410のy座標はY1、光学式距離センサ14,1411のy座標はY2、光学式距離センサ14,1412のy座標はY3、光学式距離センサ14,1413のy座標はY4となるように、これらのセンサは配置される。
このようにセンサ14の各々のx座標およびy座標が既知なので、各センサ14が測定した距離から、被測定点の座標が簡単に算出される。y軸にある光学式距離センサ14(14〜14)が測定する被測定点のx座標は、そのセンサと被測定点の距離(そのセンサの測定値)xaなので、被測定点のx座標およびy座標は(xa,Ya)である。y座標がYmaxである光学式距離センサ14(14〜14)が測定する被測定点のy座標は、そのセンサと被測定点の距離(そのセンサの測定値)yaからYmax−yaで求められるので、被測定点のx座標およびy座標は(Xa,Ymax−ya)である。x座標がXmaxである光学式距離センサ14(1410〜1413)が測定する被測定点のx座標は、そのセンサと被測定点の距離(そのセンサの測定値)xaからXmax−xaで求められるので、被測定点のx座標およびy座標は(Xmax−xa、Ya)である(但し、Y10=Y4、Y11=Y3、Y12=Y2、Y11=Y1である)。x軸にある光学式距離センサ14(1414〜1418)が測定する被測定点のy座標は、そのセンサと被測定点の距離(そのセンサの測定値)yaなので、被測定点のx座標およびy座標は(Xa,ya)である。
図5に、光学式距離センサ14の各々に対応する被測定点を示す。最も近い被測定点同士を結んで得られる多角形は被測定物18の輪郭に近似する。従って、この多角形の辺の長さの合計、つまり最も近い被測定点同士の距離の合計は、被測定物18の外周長に近似する。
ある被測定点を基準点(xr,yr)と想定する。基準点(xr,yr)と他の被測定点(xn,yn)の距離Lrnは、ピタゴラスの定理から式(1)のように算出される。
Lrn={(yn−yr)+(xn−xr)1/2......(1)
他の被測定点(xn,yn)は多数ありうるので、多数のLrnが算出される。そのようなLrnのうち最小値が、基準点(xr,yr)とその基準点に最も近い被測定点の距離である。この後、その最も近い被測定点を基準点と想定し、その基準点とこれに最も近い被測定点(既に基準点として使用した点を除く)の距離を算出する。このような被測定点の距離の算出を繰り返し、最終的に最後の基準点と最初の基準点の距離を算出する。これらの被測定点の距離の合計が被測定物18の外周長とみなされる。
図6は、この外周長測定装置10の動作を示すフローチャートである。ROM27には、このフローチャートに相当するコンピュータプログラムまたはプログラム要素が記憶されており、このコンピュータプログラムまたはプログラム要素に従ってCPU24は動作する。この実施の形態では、コンピュータプログラムまたはプログラム要素を記憶した媒体としてROM27を使用するが、ハードディスク、コンパクトディスク、デジタルバーサタイルディスク、フレキシブルディスク、またはその他の適切な記憶媒体をコンピュータプログラムまたはプログラム要素を記憶するために使用してもよい。
まず、CPU24は、光学式距離センサ14〜1418に駆動指令信号を与えることによって光学式距離センサ14を駆動し、さらにA/D変換器22からのデジタルの距離信号が入力されると、メモリ28の距離データ記憶領域28a(図2参照)にこれらの距離信号の示す距離のデータを記憶する。このようにして、各センサから被測定点までの距離を測定する(ステップS1)。
次に、CPU24は、座標算出部として機能して、測定結果である距離のデータを距離データ記憶領域28aから読み出して、既知の位置(センサの位置)および測定結果(測定された距離)に基づいて、各被測定点のx座標およびy座標を算出する(ステップS2)。各センサ14が測定した距離から、被測定点の座標を算出する手法は上述の通りである。CPU24は、算出した各被測定点のx座標およびy座標をメモリ28の被測定点座標記憶領域28b(図2参照)つまり被測定点座標記憶部に記憶する。
さらにCPU24は、被測定点距離判定部および合計部として機能し、外周長演算処理を実行する(ステップS3)。図7は外周長演算処理を示すフローチャートである。
外周長演算処理では、CPU24は、まず基準点選択部として機能し、被測定点座標記憶領域28bに記憶された複数の被測定点のうち一つの被測定点を選択する(ステップS5)。この選択の手法は、例えば無作為選択でもよいし、特定のセンサ(例えば光学式距離センサ14)が測定した被測定点を選択するのでもよい。そして、CPU24は、選択された基準点の座標を最初の基準点の座標として、メモリ28の最初基準点座標記憶領域28c(図2参照)つまり最初基準点座標記憶部に記憶する(ステップS6)。
さらにCPU24は、被測定点距離算出部として機能し、被測定点座標記憶領域28bから被測定点の各々の座標を読み出し、被測定点の各々の座標に基づいて、選択された基準点から他の各被測定点までの距離を算出する(ステップS7)。算出の手法は、上述の通りピタゴラスの定理に従えばよい。次にCPU24は、最小値選択部として機能し、算出した距離のうち最小値を選択する(ステップS8)。
また、CPU24は、合計部として機能し、過去に得られた最小値の合計をメモリ28の合計値記憶領域28d(図2参照)から読み出して、ステップS8で選択した最小値を過去に得られた最小値の合計に加算する(ステップS9)。最初の基準点と他の被測定点との距離推定では、過去の最小値の合計はゼロなので、ステップS9で得られる合計値は、ステップS8で選択した最小値そのものである。CPU24は、得られた合計値をメモリ28の合計値記憶領域28dに記憶する。
次にCPU24は、除外部として機能し、基準点からの距離を算出すべき被測定点から既に選択した基準点を除外する(ステップS10)。より具体的には、CPU24は、消去部として機能し、既に選択した基準点の座標をメモリ28の被測定点座標記憶領域28b(図2参照)から消去する。
さらにCPU24は、新基準点選択部として機能し、ステップS8で選択された最小値に対応する被測定点を新たな基準点として選択する(ステップS11)。
次にCPU24は、判断部として機能し、ステップS11で選択した新たな基準点のほかに被測定点座標記憶領域28bに記憶された被測定点があるか否かを判断する(ステップS12)。この判断が肯定的である場合には、CPU24は処理をステップS7に戻す。従って、新たに選択された基準点から他の各被測定点までの距離を算出して(ステップS7)、算出した距離のうち最小値を選択して(ステップS8)、選択した最小値を過去に得られた最小値の合計に加算する(ステップS9)。このようにして、被測定物18の輪郭に近似する多角形の辺の長さが順次加算されてゆく。
他方、ステップS12の判断が否定的である場合には、CPU24は処理をステップS13に進める。この状態では、上記の多角形のすべての頂点が基準点としてすでに選択されている。そこで、ステップS13では、CPU24は、被測定点距離算出部として機能し、メモリ28の最初基準点座標記憶領域28c(図2参照)から最初に選択された基準点の座標を読み出して、新たな基準点(最後に選択された基準点)の座標と最初に選択された基準点の座標に基づいて、新たな基準点(最後に選択された基準点)と最初に選択された基準点の距離を算出する。
さらにCPU24は、合計部として機能し、過去に得られた最小値の合計をメモリ28の合計値記憶領域28d(図2参照)から読み出して、ステップS13での算出値を過去に得られた最小値の合計に加算する(ステップS14)。CPU24は、得られた合計値をメモリ28の合計値記憶領域28dに記憶する。ここで得られた合計値が、被測定物18の輪郭に近似する多角形の辺の長さの合計、つまり被測定物18の外周長の近似値である。このようにして外周長演算処理を終えて、処理は図6のステップS4に進む。
ステップS4で、CPU24は、表示装置26に演算結果を表示させる。具体的には、ステップS14で得られた合計値が被測定物18の外周長として表示装置26に表示される。
以上のようにこの実施の形態では、光学式の距離測定装置が既知の位置と被測定点の距離を非接触式で測定し、距離測定装置で測定された距離に基づいて、CPU24が被測定点同士の距離を判定するので、高い精度で手軽に被測定物18の外周長を測定することができる。被測定点同士の距離は、被測定物18の輪郭に近似する多角形の辺の長さであるので、これらを合計することで、外周長が得られる。
また、この実施の形態では、基準点と他の被測定点との距離のうち最小値が選択され、このような最小値の選択が繰り返されることによって、物体の輪郭に近似する多角形の辺の長さの測定が繰り返される。
別の形態として、センサの番号の順序に従って被測定点同士の距離を計測し、それらの距離を合計してゆく方法も考えられる。例えば、センサ14の被測定点とセンサ14の被測定点の距離を得て、次にセンサ14の被測定点とセンサ14の被測定点の距離を得る方法がある。しかし、図5に示すように、センサ14の被測定点(x1,Y1)とセンサ14の被測定点(x2,Y2)の距離よりも、センサ14の被測定点(x1,Y1)とセンサ1417の被測定点(X17,y17)の距離がはるかに小さいこともある。このような場合には、センサの番号の順序に従って被測定点同士の距離を計測する方法では、正確な外周長の算出が不可能である。
この実施の形態では、実際に基準点と他の被測定点との距離のうち最小値を選択するので、物体の輪郭に近似する多角形の辺の長さの合計が正確に算出される。
さらに、この実施の形態では、最終段階では、最後に選択された基準点と最初に選択された基準点の距離を算出するので、物体の輪郭に近似する多角形の辺のうち、最後に算出すべき辺を容易に特定し、その長さを容易に算出することができる。
この実施の形態では、被測定点の位置を示すのに直交座標系が使用されているが、他の座標系を使用してもよい。さらに、外周長演算処理において、本発明から逸脱しない範囲で、ステップの順序を適宜変更してもよい。例えば、ステップS10はステップS7の前に実行してもよい。また、上記の最小値を選択するたびに最小値を記憶し、記憶した最小値のすべてを最後に合計してもよい。
<第2の実施の形態>
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る断面積測定装置30の概略を示す断面図である。この断面積測定装置30は、例えば人間のウェストまたはヒップの断面積を測定するために使用される。断面積測定装置の機械的要素は、図1に示す第1の実施の形態に係る外周長測定装置10と同じでよい。但し、図1の横方向(x方向)に並んだ光学式距離センサ14〜14および光学式距離センサ1414〜1418は設けなくてよい。光学式距離センサ14の個数は実施の形態には限定されない。
図9は、第2の実施の形態に係る断面積測定装置30の制御系統を示す。枠体12に取り付けられたコンソール16(図8参照)には、図9に示すスイッチ20、A/D変換器22、CPU34、表示装置26、ROM27およびメモリ38が設けられている。スイッチ20およびA/D変換器22の機能は、第1の実施の形態でのそれらの機能と同じである。従って、CPU34には、光学式距離センサ14〜1418の出力信号に基づくデジタルの距離信号が次々と供給される。デジタルの距離信号の各々は、対応する光学式距離センサ14と、被測定物18上のその光学式距離センサ14に対応する被測定点との距離を示す。メモリ38は例えば揮発性のメモリであって、CPU34のワークエリアとして使用される。
CPU34は、ROM27に記憶されたコンピュータプログラムまたはプログラム要素に従って、メモリ38にこれらの距離信号の示す距離のデータを記憶する。また、CPU34は、このプログラムに従って、複数の既知の位置および光学式距離センサ14〜1418で測定された距離に基づいて被測定物18上の被測定点の各々の座標を算出する座標算出部と、被測定点の各々の座標に基づいて被測定点で画定される複数の多角形の面積を判定する部分面積判定部と、これらの多角形の面積を合計する合計部として機能する。これらの多角形の面積の合計は、被測定物18の断面積の近似値であり、CPU34は、この合計値を表示装置26に表示させる。
被測定点の各々の座標を算出するしくみは、第1の実施の形態に関して説明したものと同じである。センサ14の数は、第1の実施の形態より少ないが、センサ14のx座標およびy座標、ならびに被測定点のx座標およびy座標は図4に示す通りである。図10に、第2の実施の形態の光学式距離センサ14の各々に対応する被測定点を示す。最も近い被測定点同士を結んで得られる多角形は被測定物18の輪郭に近似する。従って、この多角形を構成する複数の多角形、例えば台形の面積の合計は、被測定物18の断面積に近似する。
同じy座標を持つ二つの被測定点を基準点(xm1,ym)および基準点(xm2,ym)と想定する。基準点(xm1,ym)および基準点(xm2,ym)と、これらの基準点に近いy座標を持つ二つの被測定点(xn1,yn)および(xn2,yn)で画定される台形の面積ΔSは、式(2)のように算出される。
ΔS=|{(xm2−xm1)+(xn2−xn1)}×(yn−ym)/2|......(2)
例えば、基準点を図5の(x1,Y1)および(Xmax−x13,Y1)とした場合、これらの基準点と、被測定点(x2、Y2)および(Xmax−x12,Y2)で画定される台形の面積ΔS1は、式(3)のように算出される。
ΔS1=|{(Xmax−x13−x1)+(Xmax−x12−x2)}×(Y2−Y1)/2|......(3)
このような台形の面積の算出を繰り返す。これらの台形の面積の合計が被測定物18の断面積とみなされる。
図11は、この断面積測定装置30の動作を示すフローチャートである。ROM27には、このフローチャートに相当するコンピュータプログラムまたはプログラム要素が記憶されており、このコンピュータプログラムまたはプログラム要素に従ってCPU34は動作する。この実施の形態では、コンピュータプログラムまたはプログラム要素を記憶した媒体としてROM27を使用するが、ハードディスク、コンパクトディスク、デジタルバーサタイルディスク、フレキシブルディスク、またはその他の適切な記憶媒体をコンピュータプログラムまたはプログラム要素を記憶するために使用してもよい。
まず、CPU34は、y方向に並ぶ光学式距離センサ14〜14、1410〜1413に駆動指令信号を与えることによって光学式距離センサ14を駆動し、さらにA/D変換器22からのデジタルの距離信号が入力されると、メモリ38の距離データ記憶領域38a(図9参照)にこれらの距離信号の示す距離のデータを記憶する。このようにして、各センサから被測定点までの距離を測定する(ステップS21)。
次に、CPU34は、座標算出部として機能して、測定結果である距離のデータを距離データ記憶領域38aから読み出して、既知の位置(センサの位置)および測定結果(測定された距離)に基づいて、各被測定点のx座標およびy座標を算出する(ステップS22)。各センサ14が測定した距離から、被測定点の座標を算出する手法は上述の通りである。CPU34は、算出した各被測定点のx座標およびy座標をメモリ38の被測定点座標記憶領域38b(図9参照)つまり被測定点座標記憶部に記憶する。
さらにCPU34は、部分面積判定部および合計部として機能し、断面積演算処理を実行する(ステップS23)。図12は断面積演算処理を示すフローチャートである。
断面積演算処理では、CPU34は、まず基準点選択部として機能し、被測定点座標記憶領域38bに記憶された複数の被測定点の座標を読み出し、これらの被測定点のうちy座標の最小値を持つ二つの被測定点を基準点(第1の基準点)として選択する(ステップS25)。そして、CPU34は、選択された基準点(第1の基準点)の座標をメモリ38の第1基準点座標記憶領域38e(図9参照)つまり第1基準点座標記憶部に記憶する(ステップS26)。
次にCPU34は、第2の基準点選択部として機能し、被測定点のうち次に小さいy座標を持つ二つの被測定点を第2の基準点として選択する(ステップS27)。そして、CPU34は、選択された第2の基準点の座標をメモリ38の第2基準点座標記憶領域38f(図9参照)つまり第2基準点座標記憶部に記憶する(ステップS28)。
さらにCPU34は、台形面積算出部として機能し、二つの第1の基準点および二つの第2の基準点で画定される台形の面積を、第1の基準点および第2の基準点の直交座標に基づいて算出する(ステップS29)。つまり四つの被測定点の座標に基づいて、四つの被測定点を頂点とする台形の面積(部分面積)を算出する。算出の手法は、上述の通り式(2)に従えばよい。
また、CPU34は、合計部として機能し、過去に得られた部分面積の合計をメモリ38の合計値記憶領域38g(図9参照)から読み出して、ステップS29で算出した部分面積を過去に得られた部分面積の合計に加算する(ステップS30)。最初の台形の面積推定では、過去の部分面積の合計はゼロなので、ステップS30で得られる合計値は、ステップS29で算出した部分面積そのものである。CPU34は、得られた合計値をメモリ38の合計値記憶領域38gに記憶する。
次にCPU34は、除外部として機能し、ステップS25で選択した第1の基準点(最小のy座標を持つ二つの被測定点)の座標を、この後に面積算出のために第1の基準点として選択される被測定点の候補から除外する(ステップS10)。より具体的には、CPU34は、消去部として機能し、ステップS25で選択した第1の基準点の座標をメモリ38の被測定点座標記憶領域38b(図9参照)から消去する。
さらにCPU34は、再び基準点選択部として機能し、被測定点座標記憶領域38bに記憶された複数の被測定点の座標を読み出し、これらの被測定点のうちy座標の最小値を持つ二つの被測定点を基準点(第1の基準点)として選択する(ステップS32)。そして、CPU34は、選択された基準点(第1の基準点)の座標をメモリ38の第1基準点座標記憶領域38e(図9参照)つまり第1基準点座標記憶部に記憶する(ステップS33)。ステップS32で選択される第1の基準点は、最後にステップS28で選択された第2の基準点と同じである。
次にCPU34は、判断部として機能し、ステップS32で選択した新たな基準点のほかに被測定点座標記憶領域38bに記憶された被測定点があるか否かを判断する(ステップS34)。この判断が肯定的である場合には、CPU34は処理をステップS27に戻す。従って、次に小さいy座標を持つ二つの被測定点を第2の基準点として選択および記憶して(ステップS27,S28)、四つの被測定点で画定される台形の部分面積を算出して(ステップS29)、算出した部分面積を過去に得られた部分面積の合計に加算する(ステップS30)。このようにして、被測定物18の輪郭に近似する多角形を構成する台形の部分面積が順次加算されてゆく。
他方、ステップS34の判断が否定的である場合には、断面積演算処理を終えて、処理は図11のステップS24に進む。ステップS24で、CPU34は、表示装置26に演算結果を表示させる。具体的には、ステップS30で得られた合計値が被測定物18の断面積として表示装置26に表示される。
以上のようにこの実施の形態では、光学式の距離測定装置が既知の位置と被測定点の距離を非接触式で測定し、距離測定装置で測定された距離に基づいて、CPU34が被測定点で画定される多角形の部分面積を判定するので、高い精度で手軽に物体の断面積を測定することができる。CPU34で部分面積が判定される多角形は、物体の輪郭に近似する多角形の一部であるので、これらを合計することで、断面積が得られる。
また、この実施の形態では、物体の輪郭に近似する多角形を構成する複数の台形がy方向において次々と選択されることによって、物体の輪郭に近似する多角形の面積が計算される。従って、物体の輪郭に近似する多角形の面積が正確に算出される。
この実施の形態では、最小のy座標を持つ被測定点を選択してその後に次に小さいy座標を持つ被測定点を選択するが、逆に、最大のy座標を持つ被測定点を選択してその後に次に大きいy座標を持つ被測定点を選択してもよい。また、この実施の形態では、図の縦方向(y方向)に並んだ光学式距離センサ14を使用するが、代替的な例として、図の横方向(x方向)に並んだ光学式距離センサ14を使用して、物体の輪郭に近似する多角形を構成する複数の台形をx方向において次々と選択してもよい。この代替的な例では、最小のx座標を持つ被測定点を選択してその後に次に小さいx座標を持つ被測定点を選択してもよいし、逆に、最大のx座標を持つ被測定点を選択してその後に次に大きいx座標を持つ被測定点を選択してもよい。
さらに、断面積演算処理において、本発明から逸脱しない範囲で、ステップの順序を適宜変更してもよい。例えば、ステップS31はステップS27の前に実行してもよい。また、上記の部分面積を算出するたびに部分面積を記憶し、記憶した部分面積のすべてを最後に合計してもよい。
<他の実施の形態>
以上、本発明に係る実施の形態を説明したが、以下のような変形も可能であり、このような変形は本発明の範囲にある。
上記の実施の形態では、複数のセンサ14が枠体12に固定されているが、枠体12における所望の辺に距離センサ14を移動可能に取り付けてもよい。図13はそのような変形の形態に係る外周長測定装置または断面積測定装置を示す。この形態では、可動式の距離センサ14y1,14y2が図の縦方向に延びる二つの辺にそれぞれ取り付けられ、可動式の距離センサ14x1,14x2が図の横方向に延びる二つの辺にそれぞれ取り付けられている。図中の矢印は、センサの移動方向を示す。
図13に示す各センサは、既知の位置で被測定物18上の被測定点までの距離を測定する。例えば、距離センサ14y1は、既知の位置Y1,Y2,Y3,Y4で被測定点までの距離を測定し、距離センサ14x1は、既知の位置X18,X17,X16,X15,X14で被測定点までの距離を測定する。このためには、各センサを既知の位置で停止させて距離測定を行ってもよいし、各センサを等速で移動させたまま既知の位置に相当する時期に距離測定を行ってもよい。このように、移動可能なセンサを利用することにより、センサの個数を削減することができる。
上記の実施の形態では、既知の位置と被測定物18の外周上の被測定点との距離を非接触式で測定する距離測定装置として、光学式距離センサ14が使用されているが、距離測定装置は他の非接触式距離測定装置であってもよい。
第1の実施の形態に係る外周長測定装置の機能と、第2の実施の形態に係る断面積測定装置の機能を両方とも、一つの装置で実行してもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る外周長測定装置の概略を示す断面図である。 図1の外周長測定装置の制御系統を示すブロック図である。 図1の外周長測定装置で被測定点の各々の座標を算出するしくみを示す図である。 図1の外周長測定装置のセンサのx座標およびy座標、ならびに被測定点のx座標およびy座標を示す表である。 図1の外周長測定装置のセンサの各々に対応する被測定点を示す図である。 図1の外周長測定装置の動作を示すフローチャートである。 図6の外周長演算処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る断面積測定装置の概略を示す断面図である。 図8の断面積測定装置の制御系統を示すブロック図である。 図8の断面積測定装置のセンサの各々に対応する被測定点を示す図である。 図8の断面積測定装置の動作を示すフローチャートである。 図11の断面積演算処理を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る外周長測定装置または断面積測定装置の概略を示す断面図である。
符号の説明
10…外周長測定装置、12…枠体、14…光学式距離センサ(距離測定装置)、16…コンソール、18…被測定物、24…CPU(座標算出部、被測定点距離判定部、合計部、基準点選択部、被測定点距離算出部、最小値選択部、除外部、新基準点選択部、消去部、判断部)、26…表示装置、28…メモリ(被測定点座標記憶部、最初基準点座標記憶部)、28a…距離データ記憶領域、28b…被測定点座標記憶領域(被測定点座標記憶部)、28c…最初基準点座標記憶領域(最初基準点座標記憶部)、28d…合計値記憶領域、30…断面積測定装置、34…CPU(座標算出部、部分面積判定部、合計部、基準点選択部、第2の基準点選択部、台形面積算出部、除外部、消去部)、38…メモリ(被測定点座標記憶部)、38a…距離データ記憶領域、38b…被測定点座標記憶領域(被測定点座標記憶部)、38e…第1基準点座標記憶領域、38f…第2基準点座標記憶領域、38g…合計値記憶領域。

Claims (8)

  1. 被測定物が内側に配置される枠体と、
    前記枠体に取り付けられ、複数の既知の位置と前記被測定物の外周上の複数の被測定点との距離を非接触式で測定する距離測定装置と、
    前記既知の位置および前記距離測定装置で測定された距離に基づいて、前記被測定点の各々の座標を算出する座標算出部と、
    前記被測定点の各々の座標に基づいて、前記被測定点同士の距離を判定する被測定点距離判定部と、
    前記被測定点同士の距離を合計する合計部とを備えることを特徴とする外周長測定装置。
  2. 前記被測定点距離判定部は、
    複数の被測定点のうち一つの被測定点を基準点として選択する基準点選択部と、
    前記被測定点の各々の座標に基づいて、基準点と他の被測定点との距離を算出する被測定点距離算出部と、
    前記基準点と他の被測定点との距離のうち最小値を選択する最小値選択部と、
    前記基準点選択部で一旦選択された基準点の座標を、前記被測定点距離算出部で基準点からの距離を算出すべき被測定点から除外する除外部と、
    前記最小値選択部で選択された前記最小値に対応する被測定点を新たな基準点として選択する新基準点選択部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の外周長測定装置。
  3. 前記新基準点選択部で選択された新たな基準点からの距離を算出すべき被測定点がないときに、前記被測定点距離算出部は、前記新たな基準点の座標と前記基準点選択部で最初に選択された基準点の座標に基づいて、前記新たな基準点と前記最初に選択された基準点の距離を算出することを特徴とする請求項2に記載の外周長測定装置。
  4. 前記被測定点の各々の座標を記憶する被測定点座標記憶部をさらに備え、
    前記被測定点距離判定部は、
    複数の被測定点のうち一つの被測定点を基準点として選択する基準点選択部と、
    前記被測定点座標記憶部から読み出された前記被測定点の各々の座標に基づいて、基準点と他の被測定点との距離を算出する被測定点距離算出部と、
    前記基準点と他の被測定点との距離のうち最小値を選択する最小値選択部と、
    前記基準点選択部で一旦選択された基準点の座標を、前記被測定点座標記憶部から消去する消去部と、
    前記最小値選択部で選択された前記最小値に対応する被測定点を新たな基準点として選択する新基準点選択部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の外周長測定装置。
  5. 前記基準点選択部で最初に選択された基準点の座標を記憶する最初基準点座標記憶部と、
    前記新基準点選択部で選択された新たな基準点のほかに前記被測定点座標記憶部に記憶された被測定点があるか否かを判断する判断部とをさらに備え、
    前記新基準点選択部で選択された新たな基準点のほかに前記被測定点座標記憶部に記憶された被測定点がないと前記判断部が判断したときに、前記被測定点距離算出部は、前記最初基準点座標記憶部から前記最初に選択された基準点の座標を読み出して、前記新たな基準点の座標と前記最初に選択された基準点の座標に基づいて、前記新たな基準点と前記最初に選択された基準点の距離を算出することを特徴とする請求項4に記載の外周長測定装置。
  6. 被測定物が内側に配置される枠体と、
    前記枠体に取り付けられ、複数の既知の位置と前記被測定物の外周上の複数の被測定点との距離を非接触式で測定する距離測定装置と、
    前記既知の位置および前記距離測定装置で測定された距離に基づいて、前記被測定点の各々の座標を算出する座標算出部と、
    前記被測定点の各々の座標に基づいて、前記被測定点で画定される複数の多角形の面積を判定する部分面積判定部と、
    前記多角形の面積を合計する合計部とを備えることを特徴とする断面積測定装置。
  7. 前記座標算出部は、前記被測定点の各々の直交座標を算出し、
    前記部分面積判定部は、
    前記被測定点のうち直交座標の一方の座標の最大値または最小値を持つ二つの被測定点を基準点として選択する基準点選択部と、
    前記被測定点のうち直交座標の前記一方の座標が前記基準点の前記一方の座標に最も近い二つの被測定点を第2の基準点として選択する第2の基準点選択部と、
    二つの前記基準点および二つの前記第2の基準点で画定される台形の面積を、前記基準点および前記第2の基準点の直交座標に基づいて算出する台形面積算出部と、
    前記基準点選択部で一旦選択された基準点の座標を、前記基準点選択部が基準点を選択する被測定点から除外する除外部とを備えることを特徴とする請求項6に記載の断面積測定装置。
  8. 前記被測定点の各々の座標を記憶する被測定点座標記憶部をさらに備え、
    前記座標算出部は、前記被測定点の各々の直交座標を算出し、
    前記部分面積判定部は、
    前記被測定点のうち直交座標の一方の座標の最大値または最小値を持つ二つの被測定点を基準点として選択する基準点選択部と、
    前記被測定点のうち直交座標の前記一方の座標が前記基準点の前記一方の座標に最も近い二つの被測定点を第2の基準点として選択する第2の基準点選択部と、
    二つの前記基準点および二つの前記第2の基準点で画定される台形の面積を、前記基準点および前記第2の基準点の直交座標に基づいて算出する台形面積算出部と、
    前記基準点選択部で選択された基準点の座標を、前記被測定点座標記憶部から消去する消去部とを備えることを特徴とする請求項6に記載の断面積測定装置。
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