JP2008145317A - 半導体試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トータルの試験時間を短縮して試験全体の効率の向上を図るとともに、コストの低減を実現した半導体試験装置を提供する。
【解決手段】半導体試験装置100では、複数回実行されるうちの所定回目のファンクションテストにおいて、各DUTのマッチ時間を計測し、DUTの収量の分布を統計する処理を行い各マッチ時間ごとに試験効率値を算出する処理を行う。そして、各マッチ時間ごとの試験効率値のそれぞれを基準試験効率値と比較して基準試験効率値を超える数値の中で最適値となる試験効率値と、この試験効率値に対応するマッチ時間を検出し、マッチタイムアウト時間に設定する処理を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、メモリデバイスやICデバイス等の半導体デバイスを試験する半導体試験装置に係り、特に、半導体デバイスの試験を効率よく行う回路構成に関するものである。
従来より、メモリデバイスやICデバイス等の半導体デバイスである被試験対象(以下、DUTと称する。)に対して、試験信号を入力して動作を試験する半導体試験装置では、ウエハ上に形成された複数のDUTやパッケージ化された複数のDUTに対して、読み出し(Read)、書き込み(Write)、消去(Erase)等の機能を動作させる試験信号を出力し、個々のDUTについてページもしくはブロック単位で動作確認(マッチ)をとる機能試験が行われている。このような機能試験では、同時測定する全てのDUTに対してマッチがとれるまで進行を待ち、その上で正常にマッチがとれないページもしくはブロックを不良と判定する。そして、不良ページ又は不良ブロックがある一定数を超えたDUTは不良品と判断される。
以下の特許文献1に記載された半導体試験装置は、コマンドパターンマッチ回路と、タイマ回路と、試験中のデバイスの判定変化点を検知するべく良品判定信号の論理積をとるアンド回路を備えている。また、タイマ回路の出力信号とアンド回路との論理和をとるオア回路と、このオア回路の出力信号により、パターンシーケンス制御動作を変化させるパターンシーケンス制御回路を備えている。そして、被試験デバイスの特定のモード処理又は試験を実行する場合には、同時試験中の全被試験デバイスのピンの出力変化をモニタし、デバイスの良品信号を検出して最短時間で判定処理を終了する。同一判定処理が2回目以上繰り返される場合には、1回目の処理での既知の不良デバイスの判定を無効とし、判定処理時間を短縮して試験時間の短縮を図っている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−300812号公報(図1)
しかしながら、特許文献1に記載された半導体試験装置では、1回目の処理での既知の不良デバイスの判定が繰り返された場合にこれを無効としているが、不良デバイスと判定されていない場合に、デバイスの良品信号が検出されるまでの判定処理が遅くなって長時間が経過した場合には、判定処理時間が短縮されず試験時間の短縮が図れないという問題があった。
同時測定する複数のDUTに対して、読み出し(Read)、書き込み(Write)、消去(Erase)等の機能を動作させる試験信号を同時に出力してマッチをとるファンクション試験では、マッチがとれるまでのマッチ時間がDUTごとに異なっており、平均的な時間内ではマッチがとれないもの、つまり、最終的に良品(Pass)と判定されるまでのマッチ時間が比較的長くなったDUTが存在すると、複数のDUT間でのマッチ時間差が大きくなる場合がある。この場合、多くのDUTが平均的なマッチ時間内で試験が終了していても、マッチ時間が長くなったDUTでマッチがとれるまで待たなければならず、これを待っている間の時間が無駄になり、それだけファンクション試験全体の進行が遅延してしまう。
そこで、本発明は、マッチタイムアウト時間を短縮して試験全体の効率の向上を図るとともに、コストの低減を実現した半導体試験装置を提供することを課題とする。
以上のような課題を達成するために、本発明に係る半導体試験装置は、複数の被試験対象に対してそれぞれ複数回実行されるうちの所定回目の試験について、予め定められたマッチタイムアウト時間内にマッチがとれるまでのマッチ時間を被試験対象ごとに計測する時間計測手段と、マッチがとれた被試験対象の数量と前記時間計測手段により計測されたマッチ時間とに基づいて、単位時間当たりにマッチがとれる被試験対象の数量を試験効率値として算出し、この試験効率値を最適とするマッチ時間を所定回目以降の試験におけるマッチタイムアウト時間に設定する時間設定手段とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、所定回目で計測したマッチ時間から試験効率値を予測的に算出し、この試験効率値が最適となるマッチ時間を所定回目以降のマッチタイムアウト時間に設定することにより、機能試験の全体時間に対して大きな割合を占めるマッチタイムアウト時間を短縮して試験全体の効率の向上を図ることができる。また、マッチタイムアウト時間が短縮されて試験全体の効率が向上するとともに、単位時間当たりにマッチがとれる被試験対象の数量を最適化できるため、試験コストの低減を実現できる。
また、本発明にかかる他の半導体試験装置は、複数の被試験対象に対してそれぞれ所定の試験を行い、予め定められたマッチタイムアウト時間内にマッチがとれたか否かによって被試験対象ごとの良否を判定する半導体試験装置において、複数回実行されるうちの所定回目の試験時に、前記マッチタイムアウト時間内にマッチがとれるまでのマッチ時間を被試験対象ごとに計測する時間計測手段と、前記時間計測手段により計測された被試験対象ごとのマッチ時間に基づいて、試験を複数回行った場合にマッチがとれる被試験対象の数量と各マッチ時間との関係から単位時間当たりにマッチがとれる被試験対象の数量を試験効率値として算出する効率算出手段と、前記効率算出手段により算出される試験効率値を最大にするマッチ時間を所定回目以降の試験におけるマッチタイムアウト時間として設定する時間設定手段とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、時間設定手段が試験効率値の最大値に対応するマッチ時間を所定回目以降のマッチタイムアウト時間に設定することにより、例えば全ての被試験対象のマッチがとれるまでに要する時間をマッチタイムアウト時間に設定した場合と比較して、マッチタイムアウト時間が短縮されて試験全体の効率の向上を図ることができる。この場合、マッチ時間が極端に長くなる傾向にある被試験対象については、所定回目以降の試験で切り捨てられる(マッチがとれない)ことになるものの、その分を補うだけの試験効率値が得られるため、結果的に単位時間あたりにマッチがとれる被試験対象の数量が高まることになる。また、所定回目以降はマッチタイムアウト時間が短縮されて試験全体の時間が短縮される結果、試験全体としてのコストの低減を実現できる。
さらに、本発明に係る他の半導体試験装置は、複数の被試験対象に対してそれぞれ所定の試験を行い、予め定められたマッチタイムアウト時間内にマッチがとれたか否かによって被試験対象ごとの良否を判定する半導体試験装置において、複数回実行されるうちの所定回目の試験時に、前記マッチタイムアウト時間内にマッチがとれるまでのマッチ時間を被試験対象ごとに計測する時間計測手段と、前記時間計測手段により計測された被試験対象ごとのマッチ時間に基づいて、試験を複数回行った場合にマッチがとれる被試験対象の数量と各マッチ時間との関係から単位時間当たりにマッチがとれる被試験対象の数量を試験効率値として算出する効率算出手段と、前記効率算出手段により算出される試験効率値を、予め最長に定められたマッチタイムアウト時間を用いて試験を行った場合に算出される値よりも上回らせるのに必要なマッチ時間を所定回目以降の試験におけるマッチタイムアウト時間に設定する時間設定手段とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、時間設定手段が試験効率値の最大値に対応するマッチ時間を所定回目以降のマッチタイムアウト時間に設定することにより、1回の試験でなるべく多くの被試験対象のマッチがとれる最長時間をマッチタイムアウト時間とした場合と比較して、マッチタイムアウト時間が短縮されて試験全体の効率の向上を図ることができる。この場合も同様に、マッチ時間が極端に長くなる傾向にある被試験対象については、所定回目以降の試験で切り捨てられる(マッチがとれない)ことになるものの、その分を補って最大の試験効率値が得られるため、結果的に単位時間あたりにマッチがとれる被試験対象の数量が最大になることになる。また同様に、所定回目以降はマッチタイムアウト時間が短縮されて試験全体の時間が短縮される結果、試験全体としてのコストの低減を実現できる。
本発明の半導体試験装置において、時間設定手段は、ユーザにより指定された任意のマッチ時間を所定回目以降の試験におけるマッチタイムアウト時間として設定可能である。
このような構成によれば、時間設定手段がユーザにより指定されたマッチ時間を所定回目以降のマッチタイムアウト時間に設定することにより、そのときの試験効率値を任意に調整することができる。このため、例えば全ての被試験対象のマッチがとれるまでの時間をマッチタイムアウト時間とした場合と比較して短いマッチタイムアウト時間で試験を行うことができるため、全体の試験時間が短縮されて効率の向上を図ることができる。また、より試験効率値の良いマッチタイムアウト時間を用いることで単位時間当たりにマッチがとれる被試験対象の数量が向上する結果、全体としてコストの低減を実現できる。
また、上述の半導体試験装置において、時間計測手段は、複数回実行されるうちの初回目の試験において、被試験対象ごとのマッチ時間を計測することとしても良い。このような構成によれば、時間設定手段が設定したマッチタイムアウト時間で効率良く、かつコストの低減を図りながら2回目以降の試験を行うことができるため、可能な限りトータルでの試験時間を短縮化することができる。
本発明に係る半導体試験装置によれば、試験全体の時間短縮とともに試験効率の向上を図り、コストの低減を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本実施の形態における半導体試験装置100の全体構成を示す説明図である。半導体試験装置100は、1度のタッチダウンにより複数の被試験対象(以下、DUTと称する。)にテストヘッドを接続し、これらDUTに対して機能動作を試験するファンクションテストを複数回行い、各DUTからマッチをとって正常な動作確認を行うための装置である。DUTは、例えばウエハ上に形成されていてもよいし、あるいは、個々にパッケージ化された後のものであってもよい。
半導体試験装置100は、同時測定する複数のDUT1,DUT2,DUT3,DUT4,DUT5,・・・に対して同時に試験信号を出力する試験を複数回実行するテスト実行部101を備えている。このテスト実行部101は、例えばALPG回路(Algorithmic Pattern Generator)を内蔵し、読み出し(Read)、書き込み(Write)、消去(Erase)等の機能動作を試験する試験信号を複数のDUT1,DUT2,DUT3,DUT4,DUT5,・・・に対して出力するファンクションテストを複数回実行する機能を有する。
また、半導体試験装置100は、各DUTでのファンクションテストにおけるのマッチ時間を計測するマッチ時間計測部102を備えている。マッチ時間計測部102は、主として以下の3つの機能を有する。
(1)マッチ時間計測部102は、各DUTのブロックについて、マッチ時間の長い方から数えて「予備ブロック数+1個」分のマッチ時間を記憶する。例えば、DUTに予備ブロックがN個ある場合、ブロックごとのマッチ時間について、その長い方から数えて「N+1個」分のマッチ時間を記憶する。
(2)またマッチ時間計測部102は、マッチ時間の長い順でみて「予備ブロック数+1」番目のマッチ時間をPass/Fail境界のマッチタイムアウト時間として算出する。
例えば、あるDUTが合計10個のブロックを持ち、それらのマッチ時間が長い順でみて1番目のブロックで2000μsを超え、2番目に長いブロックで1500μsを超えており、3番目以降の8ブロックが概ね1000μs以下のマッチ時間であったとする。このDUTの予備ブロック数を2とすると、2ブロックまで不良でもこのDUTはPass(良品)と判定されるが、マッチ時間の長い順でみて「2+1」=3番目に長いマッチ時間を要したブロックがマッチタイムアウトした場合、このDUTはFail(不良品)とみなされる。したがってこの例では、3番目に長いマッチ時間を要したブロックのマッチ時間(1000μs付近)がPass/Fail境界のマッチタイムアウト時間として算出される。
(3)そしてマッチ時間計測部102は、DUTごとのファンクションテストに要した時間を記憶する。
さらに、半導体試験装置100は、これら以外にマッチ時間計測部102が計測した各DUTごとのマッチ時間を記憶するマッチ時間データメモリ103と、マッチ時間データメモリ103に記憶された各DUTごとのマッチ時間に基づいて演算を行い単位時間当たりのDUTの収量(マッチがとれた数量)を示す試験効率値を算出する試験効率演算部104を備えている。試験効率演算部104は、マッチ時間データメモリ103から各DUTごとのマッチ時間のデータを読み出し、図3に示すように、これらのデータに基づいて各マッチ時間ごとに収集されたDUTの収量をプロットする統計処理を行い、この統計処理結果のデータを用いて単位時間当たりのDUTの収量を示す試験効率値を算出する機能を有する。
半導体試験装置100は、マッチ時間の最大値とこの最大値に基づいて算出された試験効率値を検出する最大マッチ時間検出部105を備えている。最大マッチ時間検出部105は、試験効率演算部104が算出した各マッチ時間ごとの試験効率値のうち、マッチがとれた最後のDUTのマッチ時間、即ちマッチ時間の最大値と、この最大値に基づいて算出された試験効率値を示す基準試験効率値を検出する機能を有する。
半導体試験装置100は、最適な試験効率値に対応するマッチ時間をマッチタイムアウト時間に設定するマッチタイムアウト設定部106を備えている。マッチタイムアウト設定部106は、試験効率演算部104が算出した各マッチ時間ごとの試験効率値を、最大マッチ時間検出部105が検出した基準試験効率値と比較する処理を行い、基準試験効率値を超える試験効率値の最大値を最適な試験効率値として、この最大値に対応するマッチ時間をマッチタイムアウト時間に設定する機能を有する。ここで、マッチタイムアウト時間とはDUTでマッチをとる時間の上限を示す時間である。マッチ時間がマッチタイムアウト時間を超えるDUT、即ちマッチタイムアウト時間を経過してもマッチがとれないページあるいはブロックが一定数を超えるDUTはFail品として処理される。
また、マッチタイムアウト設定部106は、操作部108を用いたユーザの選択操作に応じて試験効率演算部104が算出した各マッチ時間ごとの試験効率値のうち、ユーザによって選択操作された試験効率値に対応するマッチ時間をマッチタイムアウト時間に設定する機能を有する。マッチタイムアウト設定部106が設定したマッチタイムアウト時間の情報は、図4に示すように、各DUTに出力され、例えば2回目等の所定回目以降のファンクションテストにおいてマッチをとる際に設定される。
半導体試験装置100は、マッチ時間や試験効率値等のデータを画面表示するディスプレイ画面等の画面表示部107と、ユーザが選択操作等を行うための操作部108(例えばキーボード、マウス等のユーザインタフェース)を備えている。
続いて、本実施の形態における半導体試験装置100の動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS201:半導体試験装置100は、テスト実行部101により同時測定する複数のDUTのファンクションテストを開始する。半導体試験装置100は、テスト実行部101(ALPG)によりDUT1〜DUT15に対して試験信号を出力する。各DUTでは、テスト実行部101からの試験信号がパターン回路を走行して、機能動作が行われる。
ステップS202:半導体試験装置100は、複数回実行されるうちの初回目のファンクションテストにおいて、マッチ時間計測部102によりDUT1〜DUT15のマッチ時間を計測する処理を行う。図2に示すように、半導体試験装置100は、マッチ時間計測部102により各DUTからマッチ開始信号が出力されたことに応じてマッチ時間の計測を開始し、各DUTからマッチがとれた後にマッチ完了信号が出力されたそれぞれの時点で各DUTごとのマッチ時間の計測を終了する。
例えば、DUT1からマッチ開始信号が出力されてマッチ完了信号が出力されるまでの時間をマッチごとに記憶しておき、その結果としてPass/Failの境界が1000μsと計測された場合には、DUT1のマッチ時間を1000μsとする。そして、このようにして計測した各DUTごとのマッチ時間をマッチ時間データメモリ103に記憶させる。マッチ時間データメモリ103では、各DUTに対応してマッチ時間がリスト形式で保存される。
ステップS203:半導体試験装置100は、試験効率演算部104により各DUTごとのマッチ時間のデータに基づいて、DUTの収量をプロットする統計処理を行う。図3に示すように、半導体試験装置100は、試験効率演算部104によりマッチ時間データメモリ103から各DUTごとのマッチ時間のデータを読み出し、それぞれのマッチ時間の時点でのDUTの収量をプロットして、各マッチ時間ごとのDUTの収量の分布を統計する処理を行う。
なお、半導体試験装置100は、統計処理によってプロットした各マッチ時間ごとのDUTの収量に基づいて、図8に示すように、収量を示すグラフを作成し画面表示部107に表示する。
ステップS204:半導体試験装置100は、試験効率演算部104により統計処理結果のデータを用いて、各マッチ時間ごとに試験効率値を算出する処理を行う。半導体試験装置100は、試験効率演算部104により統計処理によってプロットした各マッチ時間ごとのDUTの収量のデータに基づいて、以下の数式1(数1)で示す関係式によりマッチタイムアウト時間をTとした場合のDUTの収量の合計を算出する処理を行う。
Figure 2008145317
なお、ここで、Atはタイムアウト値tのときのDUTの収量を示す。
一方、各々のブロックでのマッチ時間を長い順にT,T,T,・・・とし、新規のマッチタイムアウト時間をTとして、そのうちm番目までがマッチタイムアウト時間Tを上回る場合、短縮できる時間は以下の数式2(数2)で表すことができる。
Figure 2008145317
これにより、元のテスト全体時間をSoriginalとすると、予想テスト時間は、以下の数式3(数3)で示す関係式により表される。
Figure 2008145317
したがって、試験効率演算部104は、マッチタイムアウト時間Tでの試験効率値(予想される単位時間あたりの収量)を以下の数式4(数4)で示す関係式により算出する処理を行う。
Figure 2008145317
ただし、ここでは複数のDUTについて同時測定であることから、予想テスト時間(数式3)はテスト時間の最も長いDUTについての値を使用する。
数式4のマッチタイムアウト時間Tの数値に、各マッチ時間を順次代入していくことで各マッチ時間ごとの試験効率値を算出することができる。そして、このようにして算出された試験効率値が各マッチ時間ごとに対応付けてマッチ時間データメモリ103に記憶される。
なお、半導体試験装置100は、数式4で示す関係式に各マッチ時間を順次代入して算出した各マッチ時間ごとの試験効率値に基づいて、図9に示すように、試験効率値を示すグラフを作成し、これを画面表示部107に表示する。
ステップS205:半導体試験装置100は、最大マッチ時間検出部105、マッチタイムアウト設定部106によりマッチ時間の最大値での基準試験効率値を上回る試験効率値に対応するマッチ時間を検出する処理を行う。半導体試験装置100は、最大マッチ時間検出部105によりマッチタイムアウト時間の初期値であるマッチ時間の最大値と、この最大値に基づいて算出された基準試験効率値をマッチ時間データメモリ103から読み出す。
そして、図3に示すように半導体試験装置100は、マッチタイムアウト設定部106によりマッチ時間データメモリ103に記憶された各マッチ時間ごとの試験効率値のそれぞれを基準試験効率値と比較する処理を行い、基準試験効率値を超える数値であり最大値となる試験効率値と、この試験効率値に対応するマッチ時間を検出してマッチ時間データメモリ103から読み出す処理を行う。
例えば、ユーザが指定した元のマッチタイムアウト時間の試験効率値を100とする。このときのマッチ時間の最大値が1000μs、基準試験効率値は100である。演算の結果、基準試験効率値を超えて最大値となる試験効率値が130、この試験効率値に対応するマッチ時間が600μsである場合には、これらの試験効率値130、マッチ時間600μsのデータをマッチ時間データメモリ103から読み出す。
なお、半導体試験装置100は、図9に示すように、最大値となる試験効率値とこの試験効率値に対応するマッチ時間で示す点Pをプロットし画面表示部107に表示する。
ステップS206:半導体試験装置100は、マッチタイムアウト設定部106により試験効率値の最大値を最適な試験効率値として、この最大値に対応するマッチ時間をマッチタイムアウト時間に設定する処理を行う。図3、図4に示すように、半導体試験装置100は、マッチタイムアウト設定部106によりステップS205でマッチ時間データメモリ103から読み出した試験効率値の最大値に対応するマッチ時間を自動的にファンクションテストにおけるマッチタイムアウト時間に設定し、各DUTに出力する処理を行う。
例えば、最大値となる試験効率値130に対応するマッチ時間としてマッチ時間データメモリ103から読み出したマッチ時間600μsのデータをマッチタイムアウト時間に設定し、各DUTに出力する。
また、ここでユーザが図9に示すグラフ等を参照し、操作部108を用いてマッチ時間データメモリ103に記憶された試験効率値のうち、いずれかの数値を選択操作した場合には、半導体試験装置100は、マッチタイムアウト設定部106によりこの選択操作された試験効率値に対応するマッチ時間をマッチタイムアウト時間に設定し、各DUTに出力する処理を行う。
ステップS207:半導体試験装置100は、テスト実行部101によりマッチタイムアウト設定部106が設定したマッチタイムアウト時間で2回目以降のファンクションテストを続けて実行する。また2回目以降にも、必要に応じて再計算を行うことが可能である。
以上のように、本実施の形態における半導体試験装置100では、複数回実行されるうちの初回目のファンクションテストにおいて、各DUTのマッチ時間を計測し、DUTの収量の分布を統計する処理を行って各マッチ時間ごとに試験効率値を算出する処理を行う。そして、各マッチ時間ごとの試験効率値のそれぞれを基準試験効率値と比較して基準試験効率値を超える数値であり最大値となる試験効率値と、この試験効率値に対応するマッチ時間を検出し、マッチタイムアウト時間に設定する処理を行う。
このため、マッチタイムアウト時間の初期値よりも短く、かつ、基準試験効率値を超える数値であり最大値となる試験効率値に対応するマッチ時間を設定して、2回目以降のマッチタイムアウト時間を短縮することができる。これにより、図7に示すように、ファンクションテストの全体時間に対して大きな割合を占めるマッチタイムアウト時間を短縮してファンクションテスト全体の効率の向上を図ることができる。
なお、ユーザが操作部108を用いて選択操作した試験効率値に対応するマッチ時間を設定しても2回目以降のマッチタイムアウト時間を短縮することができ、ファンクションテスト全体の効率の向上を図ることができる。
また、マッチタイムアウト時間が短縮されてファンクションテスト全体の効率が向上するとともに、基準試験効率値を超えた試験効率値となって単位時間当たりのDUTの収量が向上し、その結果コストの低減を実現できる。
〔他の実施の形態〕
上述の実施の形態においては、図6に示すように、1回のファンクションテストごとにPassとなる全てのDUTについてマッチがとれるまで待機し、それからテスト実行部101がその回以降のファンクションテストを実行していたが、これに限られず、図10に示すように、1回のファンクションテストごとに全てのDUTでマッチがとれるまで待機せずに各DUTで個別に続けてその回以降のファンクションテストを実行していく場合にも、半導体試験装置100を用いることができる。このようにすることで、各DUTで個別にマッチタイムアウト設定部106が設定したマッチタイムアウト時間でテストを行っていき、各DUTで複数回全てのファンクションテストが終了した時の全体時間を短縮して効率の向上を図ることができる。
なお、一実施形態では半導体メモリをDUTの例として挙げているが、システムLSI(SOC)等のファンクションテストに本発明の半導体試験装置を適用することはもちろん可能である。
本実施形態における半導体試験装置の構成を示す説明図である。 本実施形態における半導体試験装置のマッチ時間を計測する様子を示す説明図である。 本実施形態における半導体試験装置の試験効率値を算出する様子を示す説明図である。 本実施形態における半導体試験装置のマッチタイムアウト時間を設定する様子を示す説明図である。 本実施形態における半導体試験装置の動作を示すフローチャートである。 本実施形態における半導体試験装置の各DUTのマッチ時間を示す説明図である。 本実施形態における半導体試験装置のテストの全体時間を示す説明図である。 本実施形態における半導体試験装置のDUT収量のグラフを示す説明図である。 本実施形態における半導体試験装置の試験効率値のグラフを示す説明図である。 他の実施形態における半導体試験装置の各DUTのマッチ時間を示す説明図である。
符号の説明
100 半導体試験装置
101 テスト実行部
102 マッチ時間計測部
103 マッチ時間データメモリ
104 試験効率演算部
105 最大マッチ時間検出部
106 マッチタイムアウト設定部
107 画面表示部
108 操作部

Claims (5)

  1. 複数の被試験対象に対してそれぞれ複数回実行されるうちの所定回目の試験について、予め定められたマッチタイムアウト時間内にマッチがとれるまでのマッチ時間を被試験対象ごとに計測する時間計測手段と、
    マッチがとれた被試験対象の数量と前記時間計測手段により計測されたマッチ時間とに基づいて、単位時間当たりにマッチがとれる被試験対象の数量を試験効率値として算出し、この試験効率値を最適とするマッチ時間を所定回目以降の試験におけるマッチタイムアウト時間に設定する時間設定手段とを備えたことを特徴とする半導体試験装置。
  2. 複数の被試験対象に対してそれぞれ所定の試験を行い、予め定められたマッチタイムアウト時間内にマッチがとれたか否かによって被試験対象ごとの良否を判定する半導体試験装置において、
    複数回実行されるうちの所定回目の試験時に、前記マッチタイムアウト時間内にマッチがとれるまでのマッチ時間を被試験対象ごとに計測する時間計測手段と、
    前記時間計測手段により計測された被試験対象ごとのマッチ時間に基づいて、試験を複数回行った場合にマッチがとれる被試験対象の数量と各マッチ時間との関係から単位時間当たりにマッチがとれる被試験対象の数量を試験効率値として算出する効率算出手段と、
    前記効率算出手段により算出される試験効率値を最大にするマッチ時間を所定回目以降の試験におけるマッチタイムアウト時間として設定する時間設定手段とを備えたことを特徴とする半導体試験装置。
  3. 複数の被試験対象に対してそれぞれ所定の試験を行い、予め定められたマッチタイムアウト時間内にマッチがとれたか否かによって被試験対象ごとの良否を判定する半導体試験装置において、
    複数回実行されるうちの所定回目の試験時に、前記マッチタイムアウト時間内にマッチがとれるまでのマッチ時間を被試験対象ごとに計測する時間計測手段と、
    前記時間計測手段により計測された被試験対象ごとのマッチ時間に基づいて、試験を複数回行った場合にマッチがとれる被試験対象の数量と各マッチ時間との関係から単位時間当たりにマッチがとれる被試験対象の数量を試験効率値として算出する効率算出手段と、
    前記効率算出手段により算出される試験効率値を、予め最長に定められたマッチタイムアウト時間を用いて試験を行った場合に算出される値よりも上回らせるのに必要なマッチ時間を所定回目以降の試験におけるマッチタイムアウト時間に設定する時間設定手段とを備えたことを特徴とする半導体試験装置。
  4. 請求項2又は3記載の半導体試験装置において、
    前記時間設定手段は、ユーザにより指定された任意のマッチ時間を所定回目以降の試験におけるマッチタイムアウト時間として設定可能であることを特徴とする半導体試験装置。
  5. 請求項2から4のいずれかに記載の半導体試験装置において、
    前記時間計測手段は、複数回実行されるうちの初回目の試験時に被試験対象ごとのマッチ時間を計測することを特徴とする半導体試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009291530A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Toshiba Corp 超音波プローブ及び超音波診断装置

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