JP2008144988A - 部隊運用システム - Google Patents
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Abstract
【課題】運用上の便宜を図った部隊運用システムを低コストで提供すること。
【解決手段】部隊運用システムにより個々の防空システムが持っている目標情報や外部からの情報を一元化し、ばらばらになっている防空システム(火器)をまとめる。防空システムが備えるシステム自体のセンサだけでは限られた目標情報しか得ることができないが、分散していた防空システムを大規模な防空システムとして統合することにより、戦闘状況に応じ、効率的で確実な戦闘(防空)を実施することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】部隊運用システムにより個々の防空システムが持っている目標情報や外部からの情報を一元化し、ばらばらになっている防空システム(火器)をまとめる。防空システムが備えるシステム自体のセンサだけでは限られた目標情報しか得ることができないが、分散していた防空システムを大規模な防空システムとして統合することにより、戦闘状況に応じ、効率的で確実な戦闘(防空)を実施することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば近距離用の防空飛翔体システムなどに適用される部隊運用システムに関する。
部隊運用システムは、それぞれ独立して敵目標を要撃する複数の防空システムを取り纏め、更に外部からの目標情報も同時に取り込み、それらの目標情報について分析を行った上で、侵攻してくる要撃目標に対して最適な要撃方法を各防空システムに指示するシステムである(例えば特許文献1を参照)。部隊運用システムは、公共機関の一部のシステムにおいて研究または運用されているが、航空機の発着場にてSAMシステム及び防空火器(個人携帯型SAMシステム、GUNシステム等)を統制するシステムは未だ実現されていない。
また部隊運用システムは、専用操作卓または専用の複数画面(モニタ)にて構築されるのが一般的であるので、設備も大型になり、その構築・維持費用や開発の費用も大きかった。さらに、運用面では操作員の役割が決まっており、その役割に必要な操作卓構成、情報画面構成となっていて、その専用操作卓が故障した場合の運用方法についてはあまり検討されておらず、故障した場合の運用に対する影響は大きかった。
特開2002−228396号公報
以上述べたように既存の部隊運用システムには、さらなる改良の余地がある。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、運用上の便宜を図った部隊運用システムを低コストで提供することにある。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、運用上の便宜を図った部隊運用システムを低コストで提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一態様によれば、射撃装置およびレーダ装置を含む統制装置の部隊と、この部隊と通信回線を介して情報を授受し各部隊に対して射撃統制を行うセンター基地とを具備する部隊運用システムであって、前記センター基地は、前記統制装置に対する前記レーダ装置の覆域割当処理、目標情報の相関統合処理、目標の類別処理、前記目標の識別処理、前記目標の脅威評価処理、前記統制装置の割当処理、前記射撃装置の割当処理、誘導弾の割当処理、前記目標に対する射法の割当処理、および、前記統制装置への射撃指示(処理)の少なくとも1つの処理機能を備えるサーバコンピュータと、このサーバコンピュータに汎用通信回線を介して接続され当該サーバコンピュータと操作員とのマンマシンインタフェース機能を担う汎用コンピュータとを備えることを特徴とする部隊運用システムが提供される。
この発明によれば、運用上の便宜を図った部隊運用システムを低コストで提供することができる。
図1は、SAMシステムに適用される部隊運用システムを示す概要図である。このシステムは、前線に配備される部隊と、この部隊と通信回線を介して情報を授受し各部隊に対して射撃統制を行う、航空機の発着場などの指揮所とを備える。このうち前線の部隊は複数の発射装置1と、統制装置2と、インタフェース部3と、データ送受信機4と、レーダ装置10とを備える。インタフェース部3により処理されたデータはデータ送受信機4から外部アンテナ5を介して指揮所に伝達される。指揮所に伝達されたデータはアンテナ55を介してデータ無線機6からインタフェース部7により処理され、情報処理部8および表示・操作部9に取り込まれる。
情報処理部8はサーバとして統制の中核を担う部分であり、レーダの覆域割当、目標情報の相関統合、目標の類別、目標の識別、目標の脅威評価、統制装置2の割当、射撃装置の割当、誘導弾の割当、目標に対する射法の割当、統制装置2への射撃指示(処理)などの機能(処理)を備える。表示・操作部9は操作員が直接接するマンマシンインターフェース部分であり、情報入力と表示のみを行うものとする。すなわち目標情報に関する処理は情報処理部8で行うものとする。なお表示・操作部9はたとえばラップトップコンピュータのような小型かつ汎用のコンピュータとして実現される。
運用においては、役割の異なる操作員2名以上で運用可能であるが、操作員が使用する表示・操作部9は、役割/操作が異なるにも拘らず同じ内容の表示・操作機能(運用ソフト)を兼ね備える。各部の接続等は汎用品であるLANケーブルを使用し、汎用器材を用いて部隊運用システムを構築する。
図1は防空システムの一種類であるSAMシステムの2FU(SAM:Surface to Air Missile,FU:Fire Unit)に対し、統制を行う状況を示している。なおFU(射撃単位)とは個々に独立して目標を射撃するシステムである。
図1において、2つのFUが同じ敵目標を捕捉していたとしても、部隊運用システムからの指示された敵目標しか要撃しないのでオーバーキルのような状況は発生しない。また部隊運用システムを汎用パソコンを使用して2重化して構築することにより、統制運用中に一方の統制盤(PC)が不良になった場合でも他方の統制盤(PC)により統制を継続することが可能となっている。
図1において、2つのFUが同じ敵目標を捕捉していたとしても、部隊運用システムからの指示された敵目標しか要撃しないのでオーバーキルのような状況は発生しない。また部隊運用システムを汎用パソコンを使用して2重化して構築することにより、統制運用中に一方の統制盤(PC)が不良になった場合でも他方の統制盤(PC)により統制を継続することが可能となっている。
このように本実施形態では、部隊運用システムにより個々の防空システムが持っている目標情報や外部からの情報を一元化し、ばらばらになっている防空システム(火器)をまとめるようにしている。防空システムが備えるシステム自体のセンサだけでは限られた目標情報しか得ることができないが、分散していた防空システムを大規模な防空システムとして統合することにより、戦闘状況に応じ、効率的で確実な戦闘(防空)を実施することができる。
また、既存の技術では専用操作卓で構築してきた統制装置において、汎用器材(PC等)を使用することにより、設置場所を省スペース化でき、場合によっては、日常執務で使用している器材(PC)でも統制可能となるため、かなりの設備費用の低減化が見込まれる。
一方、運用面においては操作・表示部分を2重化しているので、統制運用中に片方の操作・表示器材(PC)が不良になったとしても、もう一方の器材(PC)で、統制運用が可能となる。このため統制業務が中断することなく、運用可能なシステムとなる。さらに、本システムは可搬型の汎用器材で構成するため、システム構築も容易である。操作・表示器材(PC)が不良になった場合でも、日常執務で使用している器材(PC)でもシステム構築可能なため、不良品の代わりに日常執務で使用している器材を組み込むことが可能である。
SAM等のシステムにおいてFUが複数ある場合、各FUが個々に判断して敵目標を要撃するので、同じの敵目標に対し複数のFUからSAMを発射して、オーバーキル(1つの目標に対し、同時に複数の誘導弾で要撃する)して敵目標を要撃するといった状況が生じることがある。これに対しこの実施形態では、複数のFUに対して統制を行い、対処目標とFUにおいて1対1の関係でFUに目標対処を指示することができるようになるので、オーバーキルといった状況が発生しなくなる。また、このような部隊運用システムにおいて、統制部分に汎用器材を使用して表示操作部を2重化して構築することにより、安全性・信頼性が向上した安価な部隊運用システムを構築することが可能となる。
これらのことから、運用上の便宜を図った部隊運用システムを低コストで提供することが可能となる。すなわち、効率的な敵目標の要撃が可能となる。また、可搬型の汎用器材でシステムを構築するため、展開場所に左右されず、統制運用が可能なシステムとなる。さらに、表示操作部を汎用器材で2重化するため、万一の操作部器材の不良に事態においても統制業務が止まることなく運用可能なシステムとすることができ、場合によっては、日常業務等で使用している器材を統制器材として使用することが可能である。
図2は比較のため従来の部隊運用に用いられるシステムを示す図である。図示するように、このシステムは大型の筐体にすべての機能を盛り込んだもので、ブラウン管モニタ10−1〜10−4、操作パネルA11、操作パネルB12、ディスクドライブ(DD)13〜15、電源ユニット16,17、無停電電源(UPS)18、専用ボードラック19、インタフェース部20などを備える。従って装置全体が大きく、重く、取り回しなどに非常に難がある。このようなハードウェアを制御するソフトウェアは専用に開発されたものを使用せざるを得ず、その開発コストも大きくなる。
これに対し上記したようにこの実施形態によれば、システムとして軽く、汎用性があり、敷設や取り回しの容易なシステムを構築することが可能になる。
これに対し上記したようにこの実施形態によれば、システムとして軽く、汎用性があり、敷設や取り回しの容易なシステムを構築することが可能になる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1…発射装置、2…統制装置、3…インタフェース部、4…データ送受信機、5…アンテナ、6…データ送受信機、7…インタフェース部、8…情報処理部、9…表示・操作部、10…レーダ装置、55…アンテナ
Claims (2)
- 射撃装置およびレーダ装置を含む統制装置の部隊と、この部隊と通信回線を介して情報を授受し各部隊に対して射撃統制を行うセンター基地とを具備する部隊運用システムであって、
前記センター基地は、
前記統制装置に対する前記レーダ装置の覆域割当処理、目標情報の相関統合処理、目標の類別処理、前記目標の識別処理、前記目標の脅威評価処理、前記統制装置の割当処理、前記射撃装置の割当処理、誘導弾の割当処理、前記目標に対する射法の割当処理、および、前記統制装置への射撃指示(処理)の少なくとも1つの処理機能を備えるサーバコンピュータと、
このサーバコンピュータに汎用通信回線を介して接続され当該サーバコンピュータと操作員とのマンマシンインタフェース機能を担う汎用コンピュータとを備えることを特徴とする部隊運用システム。 - 前記汎用コンピュータは複数備えられ、冗長構成をなすことを特徴とする請求項1に記載の部隊運用システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006329517A JP2008144988A (ja) | 2006-12-06 | 2006-12-06 | 部隊運用システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2461843C1 (ru) * | 2011-04-29 | 2012-09-20 | Открытое акционерное общество "Федеральный научно-производственный центр "Нижегородский научно-исследовательский институт радиотехники" | Способ обработки радиолокационной информации в сетевой информационной структуре автоматизированной системы управления |
CN113947879A (zh) * | 2021-11-01 | 2022-01-18 | 中科华遥(广州)科技股份有限公司 | 4g远程传输开关控制防空警报器 |
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2006
- 2006-12-06 JP JP2006329517A patent/JP2008144988A/ja active Pending
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