JP2008143527A - パレット - Google Patents

パレット Download PDF

Info

Publication number
JP2008143527A
JP2008143527A JP2006329138A JP2006329138A JP2008143527A JP 2008143527 A JP2008143527 A JP 2008143527A JP 2006329138 A JP2006329138 A JP 2006329138A JP 2006329138 A JP2006329138 A JP 2006329138A JP 2008143527 A JP2008143527 A JP 2008143527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
unit
plate
plate portion
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006329138A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Koga
章彦 古閑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GIKEN SANGYO KK
Original Assignee
GIKEN SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GIKEN SANGYO KK filed Critical GIKEN SANGYO KK
Priority to JP2006329138A priority Critical patent/JP2008143527A/ja
Publication of JP2008143527A publication Critical patent/JP2008143527A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Landscapes

  • Pallets (AREA)

Abstract

【課題】合成樹脂を使用したプラスチック製のパレットでありながら、任意の寸法、任意の表面積、任意の形状等を有する有用なパレットを容易に且つ迅速に製造することが出来る合成樹脂製パレットを提供する。
【解決手段】合成樹脂からなるプラスチック製パレット1であって、少なくとも板部(天板部)2と桁部3とで構成されており、板部2は射出成型されたユニット板部6が複数本所定の間隔で互いに並列して配列されたものであり、桁部3は、合成樹脂が押し出成型若しくは射出成型されて構成されたユニット桁部8が複数本所定の間隔で互いに並列に且つ、当該ユニット板部6の配列方向とは直交する方向に互いに並列に配列されたものであり、当該ユニット板部6と当該ユニット桁部8とは、相互の交錯点に於いて適宜の固定手段9により相互に接合固定されており、且つ当該それぞれのユニット板部6の少なくとも一部には、トラス構造10が設けられているパレット1。
【選択図】図1

Description

本発明は、パレットに関するものであり、特に詳しくは、合成樹脂のみで構成された合成樹脂製のパレットに関するものである。
従来から、製品或いは原材料等の物品等を運搬、移送する物流システムにおいて当該物品等を搭載して車輌等に積み込に且つそのまま当該物品等を移送するためにパレットが使用されている事は周知である。
その場合、従来の物流システムに於いては、当該パレットは、主として薄板状の木材と角型の木材等を適宜の長さに切断した後、薄板状の木材をユニット板部及び角型の木材をユニット桁部としてそれぞれ使用し重ね合わせて一体的に固定して形成されている。
更に、当該木材を原料とする当該パレットは、ユーザーの要望に応じて、当該パレットの長さ、幅及び厚み等の寸法を自由に且つ容易に製造できる点で大きなメリットがある。
然しながら、当該木材を使用した当該パレットを使用することは、コストが低く押さえられる反面、当該パレットを長期間使用した場合には、その表面が傷つけられ変形したり、ささくれ立って来りする事が頻繁に発生する為、当該パレットに搭載される物品等の表面を傷つけたり、破損する危険が高いと言う欠点を有していると同時に、当該木材を長期間使用することによって、上記破損の他、腐りによる破壊等が発生し使用不能となることが多いと言う問題がある。
更に、当該木材からなるパレットでは、原材料の木材内に予め害虫が住み着いているか、物流中に当該木材内に当該害虫が混入する場合が多く、特に食料品の場合には、当該食料品に害を及ぼすことがあるので、特定の国によっては、当該特定の害虫が当該国内に侵入しないように規制を設けている国もあり、更に当該木材そのものからなるパレットの使用も上記害虫の侵入に貢献することが多く、従って当該木材からなるパレットの使用を禁止する国もあり、更には、所定の食料品に対してその物流中に木材からなるパレットの使用を禁止する国も見られ、物品等の輸出、輸入に大きな制約がある。
従って、木材からなるパレットの使用はコスト面を除いては、物品等の物流面から見て大きな問題を抱えている事になる。
一方、最近では、木製パレットの需要が落ちており、その理由としては、例えば環境保護の観点より木材の使用を制限する動きと、木材の価格の高騰によりコスト面において不利になる点、更には上記した様に、長期使用の場合、木が崩壊してしまう点、使用済みパレットはリサイクル性が無い点、食品流通パレット又は、輸出パレットにおいては木製パレットの使用制限が有るなどという事が挙げられる。
一方、かかる木材を主体とするパレットの欠点を改良する為に、合成樹脂を原材料とするプラスチック製のパレットも使用されている。
処で、プラスチック製のパレットは確かに当該木材による上記欠点を解消するものではあるが、成型上の問題があるため、完全な解決には至っていないのが現状である。
即ち、木製パレットは自由にその大きさを変えて製作出来る点でプラスチック製のパレットには無いメリットが有り、オーダーに応じて自由に寸法を変更して作ることが可能であるのに対し、プラスチック製のパレットでは、それが出来ないと言う問題がある。
つまり、従来使用されているプラスチック製のパレットは、射出成型法によって成型されるものが殆どであり、係る射出成型法(インジェクション成型法)では基本形の1100mm×1100mmのパレットが主流であり大きさに限界の有る成型方法であった。
更には、従来におけるプラスチック製のパレットに於いては、通常射出成型方式(インジェクション成型方式)を採用して成型処理して得られるものであるが、射出成型の為、金型が固定されてしまうので、当該パレットの長さや形状、幅或いは厚み等のそれぞれの寸法の異なるプラスチック製パレットを製造するためには、それぞれ個別に金型を起こし、個別に射出成型することが必要であるため、製造時間や製造コストが増大する他、ユーザーが希望する多種多用なそれぞれ特定のディメンジョンを有するプラスチック製のパレットを容易に且つ迅速に製造することは不可能であった。
従って、本発明の目的は、これらの問題点を除くためになされたものであって、合成樹脂を使用したプラスチック製のパレットでありながら、当該パレットに関して、任意の寸法、任意の表面積、任意の形状等を有する有用なパレットを容易に且つ迅速に製造することが出来る合成樹脂製パレットを提供するものである。
即ち、本発明に於いては、ユーザーの希望する大きさ(例えば、経方向、横方向、厚み等の寸法)や表面積を有する合成樹脂製のパレットを低コストで且つ迅速に且つ大量に生産すると同時にそれらをユーザーに提供することが可能なパレットを提供するものである。
本発明に係る当該は、上記目的を達成するために、以下に示す様な基本的技術構成を採用するものである。
即ち、本発明に係る第1の態様は、適宜の合成樹脂からなるプラスチック製パレットであって、当該パレットは少なくとも板部と桁部とで構成されており、当該板部は射出成型された所定の幅と所定の長さを有する長尺状板状体を予め定められた単位長さに切断されて構成されたユニット板部が複数本所定の間隔で互いに並列して配列されたものであり、当該桁部は、適宜の合成樹脂が押し出成型或は射出成型されて構成された長尺状の棒状体が、予め定められた単位長さに切断されて構成されたユニット桁部が複数本所定の間隔で互いに並列に且つ、当該ユニット板部の配列方向とは直交する方向に互いに並列に配列されたものであり、当該ユニットと当該ユニット桁部とは、相互の交錯点に於いて適宜の固定手段により相互に接合固定されており、且つ当該それぞれのユニット板部の少なくとも一部には、トラス構造が設けられている事を特徴とするパレットである。
更に本発明の構成を具体的に説明するならば、本発明に係る当該合成樹脂製のプラスチック製のパレットであって、当該板部は適宜の合成樹脂を射出方式により成型された合成樹脂成型体で構成され、又当該桁部は、押し出成型方式或は射出成型方式により成型された合成樹脂成型体で中空状或は中実状に構成された所定の長さを有する長尺状棒体であって、断面が矩形型、角型、円筒型等のものであって、換言すれば、本発明では、当該射出方式により成型された合成樹脂成型体である板部と押し出し成型方式或は射出成型方式により成型された合成樹脂成型体である桁部との複合成型体からなるパレットである。
本発明に於ける当該パレットは、上記した様な技術構成を採用しているので、強度が大きく、長期間使用可能な耐久性を具備し、表面が損傷を受けたり、少なくともその一部が腐ることもなく、コストが安く軽量で保管場所も室内に限定されると言う制約がなく、ユーザーの希望する任意の寸法、大きさ、厚み等を有するパレットが任意に大量に供給出来、害虫の侵入がなく、物品の搭載時の表面積を有効に活用出来、汎用性に富み、且つリサイクル性に優れ、又当該パレットを積み重ねた場合の安定性及び積層時の高さを低減する事が可能であると言う優れた作用効果を発揮するものである。
即ち、本発明に於ける当該パレットは、木製パレットの利点とプラスチック製パレットの利点とを生かした複合成形物組付け型パレットであり、その最大の利点は、木製パレットの最大の利点である大きさを自由に変更できる構成を有したプラスチック製パレットである。
本発明に係る当該プラスチック製パレットは、軽くて強いトラス構造を当該板部に採用しており、その利点としては、一般にパレットとして要求される強度とは、重さに耐えること、流通時に破損しない事が挙げられるが、当該板部をトラス構造にする事により動荷重及び静荷重を分散して当該桁部に伝える事が可能となる他、当該桁部は圧縮が掛かる為、中空状若しくは中実状の押出し成形或いは射出成型によるプラスチック製棒状体を使用するものである為、その長さは自由に成形可能であり、且つそれを所定の長さに切断して使用するものである事から、それによって2種類のプラスチックの成形方法に於ける利点つまり、射出成型の利点と押出し成型の利点の双方を同時に且つ最大限に生かせるという効果を有するものである。
本発明に於いては、木製パレットの利点である自由にその大きさを変える事が出来る点を可能としたものであり、トラス構造を有する当該板部を技術的に実施可能な最大の範囲の長さ(例えば、2.5m)で成型し、オーダーに応じて適宜の長さに(例えば1.35m)カットして使用するものである。
その為、本発明に於ける当該板部は下記する様な特殊の構造を有するトラス構造を有しており、当該板部のカット位置は、トラス構造の端部或はその中間部の位置でカットできる様に構成されているので、1トラス部を例えば50mmピッチで成型した場合、当該ユニット板部の長手方向の長さを20乃至25mmピッチの単位範囲で調整し任意の長さに対応出来るパレットを製作する事が出来る。
以下に、本発明にかかるパレットの具体例の構成を図面を参照しながら詳細に説明する。
即ち、図1は、本発明に係るパレット1の一具体例の構成を示す図であって、図中、適宜の合成樹脂からなるプラスチック製パレット1であって、当該パレット1は少なくとも板部2と桁部3とで構成されており、当該板部2は射出成型された所定の幅と所定の長さを有する長尺状板状体5を予め定められた単位長さに切断されて構成されたユニット板部6が複数本所定の間隔で互いに並列して配列されたものであり、当該桁部3は、適宜の合成樹脂が押し出成型されるか或は射出成型されて構成された長尺状の棒状体7が、予め定められた単位長さに切断されて構成されたユニット桁部8が複数本所定の間隔で互いに並列に且つ、当該ユニット板部6の配列方向とは直交する方向に互いに並列に配列されたものであり、当該ユニット板部6と当該ユニット桁部8とは、相互の交錯点に於いて適宜の固定手段9により相互に接合固定されており、且つ当該それぞれのユニット板部6の少なくとも一部には、トラス構造10が設けられている事を特徴とするパレット1が示されている。
本発明に於いて使用される当該合成樹脂は特に限定されるものではなく、従来一般的に工業用製品として使用されている例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセタール、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネートの他、PPS、PAI、PED、SPS等を含む通常エンプラと称されている樹脂成分を使用する事が可能である。
本発明に於ける当該パレット1に使用される当該板部2として使用される当該ユニット板部6は、図2に示されている様に且つ後述する様に、適宜の合成樹脂材料を射出成型方法により長尺状に一体成型して形成された長尺状板状体5であって、内部に空間部が形成された適宜の形状のトラス構造10を有する長尺状板状体5を適宜の長さに切断して形成したものである。
一方、本発明に於ける当該パレット1に使用される当該桁部3として使用される当該ユニット桁部8は、図3に示されている様に適宜の合成樹脂材料を押し出成型方法或いは射出成型方法により長尺状に形成された長尺状棒状体7を適宜の長さに切断して形成したものである。
本発明に於いて使用される当該ユニット板部6の長さ、幅及び厚みは特に限定されるものではなく、ユーザーの要望に応じて任意に設定する事が可能であり、例えば、幅を70mm、厚みを10mmで長さを150mmの様に設定する事も出来る。
又、本発明に於いて使用される当該ユニット桁部8の断面形状は特に限定されるものではなく、中実状或は中空状の断面で、その形状は角型、矩形型、円形型、多角形型等、任意の断面形状のものが使用出来、その長さ、幅及び厚みも特に限定されるものではなく、ユーザーの要望に応じて任意に設定する事が可能であり、例えば、断面形状を矩形として、幅を30mm、厚みを40mmで長さを150mmの様に設定する事も出来る。
本発明に於ける当該パレット1にあっては、当該桁部3を構成する複数本のユニット桁部8が所定の間隔で互いに並列に配列されていると共に、当該複数本のユニット桁部8の上面に当該板部2を形成する複数本の当該ユニット板部6が所定の間隔で互いに並列に配列されていると共に、当該ユニット桁部8の配列方向とは直交する方向に互いに並列に配列されている。
当該複数本のユニット桁部8と当該ユニット板部6の本数は特に限定されるものではなく、又それぞれの配列間隔も特に限定されるものではなく、ユーザーの要望に応じて任意に設定する事が可能である。
従って、当該ユニット板部6は、例えば、相互の間隔を空けずに相互に密接して隣接配置しても良く、一方当該ユニット桁部8の配列間隔は、好ましくは当該ユニット板部6の配列間隔よりも大きくする事が望ましい。
次に、本発明に於ける当該パレット1にあっては、当該ユニット板部6と当該ユニット桁部8とは、相互の交錯点11に於いて適宜の固定手段9により相互に接合固定されているものであり、当該固定手段9としては特に限定されるものではないが、例えば、螺子13を使用する事が可能である。
当該固定手段9である当該螺子13は、当該ユニット板部6のトラス構造10に設けられた例えば螺子貫通孔120で構成された固定手段配置部12を介して当該ユニット板部6側から挿入されて当該ユニット桁部8にねじ込まれて当該ユニット板部6と当該ユニット桁部8とを固定する。
当該螺子13の使用本数も任意である。
本発明に於ける当該パレット1に於ける他の具体例としては、図1に示す様に、当該ユニット板部6が搭載される当該ユニット桁部8の第1の面14とは反対側の第2の面15に、当該板部2における当該ユニット板部6が配列されている方向と同一の方向に、複数の補強部材4が配置されているパレット1である。
本具体例では、前記具体例に於けるパレット1をより強固で且つ安定したパレットとする為に補強部材4が付加されたものであり、当該補強部材4は、上記したと同様の合成樹脂で構成されたものであることが望ましく、その厚みや幅は特に限定されるものではないが、その長さは、上記した当該ユニット板部6の長さと一致させる事が望ましい。
更に、当該補強部材4の使用本数及びその配置間隔は、特に限定されるものではないが、当該ユニット板部6の配列間隔よりも大きな配列間隔で配列されている事が好ましい。
当該補強部材は、好ましくは、当該ユニット板部6と同一の構造を有している事も望ましい具体例である。
上記具体例では、従って、当該補強部材4と当該ユニット桁部8との交差点での固定方法は、上記した当該ユニット板部6と当該ユニット桁部8との交差点に於ける固定方法と同一方法を採用する事が出来る。
次に、本発明に於いて使用される当該ユニット板部6の具体的な構成について説明する。
即ち、当該ユニット板部6は、上記した通り、図2或は図4に示す様なトラス構造10を持った細幅状の板部2を、可能な限り長く形成した金型を使用して射出成型方式で一体成型するものであり、成型後、ユーザーの要望に応じた寸法を有するパレット1を形成するために所定の長さに切断して複数のユニット板部6とするものである。
本発明に於ける当該ユニット板部6が有する当該トラス構造10の形態は特に限定されるものではないが、例えば、図2及び図4に示す様に、矩形状の外枠20の中に、複数本のリブ部21、22を配置して当該枠内部に複数個の三角形の空間部23、24を形成し、且つ当該外枠部20と当該リブ部21、22との間及び当該リブ部21、22との間に適宜の形状を有する連結部26を配置し、更に当該連結部26のそれぞれに、螺子等9の適宜の固定手段を貫通挿入させる適宜の穴部等からなる当該固定手段配置部12を設けたものである。
本発明に於いて使用される当該トラス構造10を形成している当該外枠部20と当該リブ部21、22の少なくとも一部は、垂直方向に所定の幅を有する薄幅帯状体で構成されている事が望ましく、それによって軽量ながら当該ユニット板部6の長手方向に対する曲げ応力に対する抵抗力を増大させると同時に、当該ユニット板部6の表面に対して垂直に掛かる荷重にたいする強度を増大させる効果を有している。
又、本発明に於ける当該ユニット板部6に於ける当該トラス構造10に於いては、それぞれのトラス部を形成する当該外枠部の延長線上及び当該リブ部21、22の延長線上に当該ユニット板部と当該ユニット桁部とを接合固定させる為の適宜の固定手段9を配置する為の固定手段配置部12が設けられている事が好ましい。
本発明に於ける当該ユニット板部6は、上記した様な構造を有しているものであるから、当該固定手段配置部12は、当該ユニット板部6の外枠20内で略矩形状に縦方向及び横方向に規則的に配置されているものである。
尚、上記本発明に係る当該ユニット板部6の強度を更に増強させる必要がある場合には、例えば、図2の点線で示す様に、補助リブ部25を付加形成する事も可能である。
本発明に於ける当該ユニット板部6は、上記の様に構成された長尺状板状体2を適宜の長さに切断して形成するものであるが、その切断する長さは上記した通りユーザーの要望に応じて任意に設定されるものであり、その切断場所は、図2に示す様に、当該長尺状板状体2の長手方向中心軸線Lと直交する線Mに沿って切断することが可能であり、好ましくは、当該長尺状板状体2の長手方向中心軸線Lに平行する外枠部20に設けられた第1の当該連結部26に設けた固定手段配置部101とそれに隣接する第2の当該連結部26に設けた固定手段配置部102との間を1トラス構造とすると当該1トラス構造10の任意の位置Sを通る当該長手方向中心軸線Lと直交する線Mに沿って切断するものである。
当該任意の位置Sは当該第1の固定手段配置部101と当該第2の固定手段配置部102との中間であっても良く、或はその間の何れの位置で有っても良い。
つまり、本発明に於いては、当該長尺状板状体2は、当該トラス構造10に設けられている当該固定手段配置部12の中で、当該長尺状板状体2の長手方向と直交する方向に配置されている複数個の当該固定手段9が形成する配列線の間の適宜の部位Sで切断可能に構成されている。
従って、仮に、1トラス構造10が25mmと設定されている場合には、当該ユニット板部6の長さは25mm若しくはそれ以下の単位長さで例えば20mm或はそれ以下の単位長さで調整する事が可能となる。
従って、当該板部2も当該桁部3もその長さ方向に自由な長さで切断する事が可能であるから、ユーザーの要望に出来るだけ応じた長さ或は幅を持つパレット1を容易に且つ自由に製造することが可能である。
本発明に於ける当該板部2の長手方向に沿った少なくとも一方側の外枠部20の側縁部30に、当該板部2の当該第1の面32よりも上方に突出した側壁部31が当該板部2の本体部33と一体的に形成されている事も望ましい。
係る構成を採用する事によって、当該板部2の当該長手方向に沿って歪を受ける場合の耐久強度を一層向上させる事が可能であると同時に、当該ユニット板部6がパレット1に組み込まれた場合に、図5に示す様に、当該ユニット板部6の当該両側に設けられた当該側壁部31の間に適宜の厚みを有する補助支持板34を安定的に配置する事が可能となる。
本発明に於いて、当該ユニット板部6の物品搭載面である当該第1の面32は、上記したトラス構造9の為、表面の凹凸がかなり大きく、従って、物品の移送に際して当該パレット1に搭載される物品が、柔らかい物体である場合、例えば、野菜、果物類、繊維製品、フィルム、紙類等の場合には、当該物品を破損したり傷付けたり更には変形させてしまうと言う問題があるので、係る場合には、適宜の材料から構成された適宜の厚みを有する当該ユニット板部6と実質的に同じ幅と長さを有する表面が平面或は平面であるが適宜の溝或は凹凸35が形成された補助支持板34を併用する事が望ましい。
係る具体例に於いては、図5に示す様に、当該補助支持板34は、当該ユニット板部6の第2の面側37から当該ユニット板部6に設けられた当該固定手段配置部12を介して挿入される適宜の固定手段9によって固定されている事が望ましい。
更に、本発明に於いては、当該ユニット板部6の両側に当該側壁部31を設けることなく、例えば当該ユニット板部6の外枠部20や当該固定手段配置部101を構成する連結部26の上縁部の位置を同じ高さに設計しておけば、複数の当該ユニット板部6により形成される当該パレット1の上部表面は面一に形成されるので、当該パレット1の上面に適宜の厚みをもった一枚の板状体を配置する事も可能である。
又、上記した具体例では、当該補助支持板34は、木材でも合成樹脂でもよいが、破損或は腐食した場合には、容易に新しい補助支持板34と容易に交換することが可能である。
上記した本発明に係る当該パレット1は、全体が合成樹脂で構成されているので、当該パレット1の少なくとも一部が破損したり、磨耗したりして使用不能となった場合には、その部分だけ取り替えて補修する事が可能であると共に、全体が使用不能となった場合には溶融処理する事が可能であるのでリサイクル性に優れている。
図1は、本発明に於けるパレットの一具体例の構成を示す斜視図である。 図2は、本発明に於けるパレットに使用される板部の詳細な構成を説明するための平面図である。 図3は、本発明に於けるパレットに使用される桁部の斜視図である。 図4は、本発明に於けるパレットに使用される板部の詳細な構成を説明するための一部拡大斜視図である。 図5は、本発明に於けるパレットに使用される板部に使用される補助支持板の構成の具体例を説明する断面図である。
符号の説明
1.パレット
2.板部
3.桁部
4.補強部材
5.長尺状板状体
6.ユニット板部
7.長尺状の棒状体
8.ユニット桁部
9.固定手段
10.トラス構造
11.交錯点
12.固定手段配置部
13.螺子
14.第1の面
15.第2の面
31.側壁部
34.補助支持板
101.固定手段配置部
120.螺子貫通孔

Claims (10)

  1. 適宜の合成樹脂からなるプラスチック製パレットであって、当該パレットは少なくとも板部と桁部とで構成されており、
    当該板部は射出成型された所定の幅と所定の長さを有する長尺状板状体を予め定められた単位長さに切断されて構成されたユニット板部が複数本所定の間隔で互いに並列して配列されたものであり、
    当該桁部は、適宜の合成樹脂が押し出成型若しくは射出成型されて構成された長尺状の棒状体が、予め定められた単位長さに切断されて構成されたユニット桁部が複数本所定の間隔で互いに並列に且つ、当該ユニット板部の配列方向とは直交する方向に互いに並列に配列されたものであり、
    当該ユニット板部と当該ユニット桁部とは、相互の交錯点に於いて適宜の固定手段により相互に接合固定されており、
    且つ当該それぞれのユニット板部の少なくとも一部には、トラス構造が設けられている事を特徴とするパレット。
  2. 当該パレットに於ける当該ユニット板部が搭載される当該桁部の第1の面とは反対側の当該桁部の第2の面に、当該板部における当該ユニット板部が配列されている方向と同一の方向に、複数の補強部材が配置されている事を特徴とする請求項1に記載のパレット。
  3. 当該補強部材は、適宜の合成樹脂で構成され、又当該補強部材の少なくとも一部に、当該トラス構造が設けられている事を特徴とする請求項1又は2に記載のパレット。
  4. 当該トラス構造は、それぞれのトラス部を形成している外枠部或はリブ部の延長線上に当該ユニット板部と当該ユニット桁部とを接合固定させる為の適宜の固定手段を配置する為の固定手段配置部が設けられている事を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のパレット。
  5. 当該トラス構造の少なくとも一部は、垂直方向に所定の幅を有する薄幅帯状体で構成されている事を特徴とする請求項4に記載のパレット。
  6. 当該長尺状板状体は、当該トラス構造に設けられている当該固定手段配置部の中で、当該長尺状板状体の長手方向と直交する方向に配置されている複数個の当該固定手段が形成する配列線の間の適宜の部位で切断可能に構成されている事を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のパレット。
  7. 当該長尺状板状体は、当該長尺状板状体から個々の当該ユニット板部を切断して製造するに際し、当該各ユニット板部の長手方向の長さを少なくとも25mm単位で調整することが可能となる様に構成されている事を特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のパレット。
  8. 当該板部の長手方向に沿った少なくとも一方側の側縁部に、当該板部の当該第1の面よりも上方に突出した側壁部が当該板部の本体部と一体的に形成されている事を特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のパレット。
  9. 当該ユニット板部の当該両側に設けられた当該側壁部の間に適宜の厚みを有する補助支持板が設けられている事を特徴とする請求項8に記載のパレット。
  10. 当該補助支持板は、当該ユニット板部の第2の面側から当該ユニット板部に設けられた当該固定手段配置部を介して挿入される適宜の固定手段によって固定されている事を特徴とする請求項9に記載のパレット。
JP2006329138A 2006-12-06 2006-12-06 パレット Pending JP2008143527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006329138A JP2008143527A (ja) 2006-12-06 2006-12-06 パレット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006329138A JP2008143527A (ja) 2006-12-06 2006-12-06 パレット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008143527A true JP2008143527A (ja) 2008-06-26

Family

ID=39604144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006329138A Pending JP2008143527A (ja) 2006-12-06 2006-12-06 パレット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008143527A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111016032A (zh) * 2019-11-27 2020-04-17 航天海鹰(镇江)特种材料有限公司 一种长桁零件压损实验制件的成型装置及其应用
JP7488461B2 (ja) 2020-07-14 2024-05-22 タイガー魔法瓶株式会社 圧力式調理器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111016032A (zh) * 2019-11-27 2020-04-17 航天海鹰(镇江)特种材料有限公司 一种长桁零件压损实验制件的成型装置及其应用
JP7488461B2 (ja) 2020-07-14 2024-05-22 タイガー魔法瓶株式会社 圧力式調理器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2015651B1 (en) Pallet
US7090911B2 (en) Composite articles formed from sheets having interconnecting ridges
US5845588A (en) Plastic pallet
US6820757B2 (en) Beam structures for shelving apparatus
US11697523B2 (en) Modular pallets
JPH0796940A (ja) 完全組立式プラスチックパレット及びその製造方法
US8042250B2 (en) Method for subsequent reinforcement of injection-molded transport means
KR20090025492A (ko) 물품적재용 조립식 파렛트
KR200142364Y1 (ko) 조립식 파렛트
US20130061784A1 (en) Pallet Support
JP2008143527A (ja) パレット
WO1997033798A1 (en) Pallet, and method for manufacturing such a pallet
KR101836046B1 (ko) 폐합성수지를 이용한 친환경 조립식 팔레트 킷
US6993879B1 (en) Molded plastic truss work
KR200480791Y1 (ko) 고강도 종이 팔레트
AU707915B2 (en) Lightweight plastic pallet
KR101575662B1 (ko) 조립식 파렛트
KR200441940Y1 (ko) 조립식 팔레트
WO2004069671A1 (en) Recyclable plastic pallet
KR200371137Y1 (ko) 합성수지제 파렛트
KR200476984Y1 (ko) 합판을 이용한 조립식 파렛트
KR200237906Y1 (ko) 지관을 이용한 팔레트
KR20230020729A (ko) 조립식 플라스틱 팔레트
KR200356715Y1 (ko) 열압착 합성수지 파렛트
KR100658176B1 (ko) 합성수지재 앵글